#01 PHIのサマーリーグ2024を振り返る




どうも、ご無沙汰しております、ctraierです。

今年の夏はオリンピックみつつ、アニメみつつ、映画みつつでNBAのオフシーズンを堪能しつつ、サマーリーグもちょこちょこ見てたので、今回はそのレポートです。

オリンピックでの日本の戦い、次回に繋げていきたいですね。

https://twitter.com/JAPAN_JBA/status/1818335272410681584

この記事は、毎年ランダムに選んだチームを1年間追いかけ、NBAをよりマルチな形で楽しもうと思っている男が、個人的に思ったことをレポートしていきます

本日のレポート内容

PHIのサマーリーグ2024を振り返る

サマーリーグロスター

No/名前/プロ歴/最終チーム/国籍

契約選手

11.ジェフ・ダウティンJr/3年/76ers/アメリカ

16.リッキー・カウンシル4世/1年/76ers/アメリカ

18.デイビッド・ジョーンズ/R/メンフィス大/ドミニカ共和国

19.ジャスティン・エドワーズ/R/ケンタッキー大/アメリカ(2way契約)

20.ジャレッド・マッケイン/R/デューク大/アメリカ(ドラフト1巡目16位)

26.RJ・ハンプトン/4年/キャピタルシティ・GoGo/アメリカ

27.ケベ・アルマ/R/韓国リーグ/アメリカ

28.ダリウス・デイズ/1年/カナダリーグ/アメリカ

30.アデム・ボナ/R/UCLA/ナイジェリア(ドラフト2巡目41位)

31.トニー・ブラッドリー/6年/テキサス・レジェンズ/アメリカ

45.ロメオ・ラングフォード/4年/ソルトレイクシティ・スターズ/アメリカ

48.ジャスティン・パウエル/R/クリーブランド・チャージ/アメリカ

51.マックス・フィードラー/R/ライス大/アメリカ

52ジュダ・ミンツ/R/シラキュース大/アメリカ

55.ジョーダン・タッカー/R/フランスリーグ/アメリカ

56.ジェイレン・シムズ/R/グリーンズボロ・スウォーム

観戦前の所感

PHIのロスターは結構ガチガチになってきている

この記事を作成し、サマーリーグを観戦し始める段階ですでにレジジャクの契約が決まりました。

他にもすでにラウリー、エリゴー、ドラモンドとベテランが多く、かなり勝負をかけに来ている年と捉えて良いと思うので、今回のサマーリーグでは若手というよりはNBAキャリアが長い選手に注目した方が良い気もしています。

あまりプレイを観れていないですが、カウンシルの評価が昨シーズンの終わり頃に上がっていた記憶があるので、それも同時に確かめていきたいと思います。

ドラフト指名の2人、爪痕残せるか

1巡目16位指名のマッケインはどうやらシューター系のプレイヤーの様なので、秀でた武器をしっかりと使えるというアピールができるかどうか。

2巡目41位のボナはアフリカ系動けるビッグマンの様なプレイを勝手に期待してしまっていますが、長い目で見たときにPHIにマッチしていくのかという目線で見ていきたいなと思います。

ソルトレイクシティ・サマーリーグ

7/9 VS OKC(ソルトレイクシティ・サマーリーグ GAME1)

<スターター>

リッキー・カウンシル4世

ジャスティン・エドワーズ

アデム・ボナ

ジェフ・ダウティンJr

ジャレッド・マッケイン

ボナの強烈なダンクでスタート、OKCのスリーが良く決まりまずはビハインドの展開。

マッケインがシューターっぽいという情報だけ聞いてましたが普通に1番はできそうな動きを見せています。

早々にジョーンズを投入するPHI、続いてアルマを起用。

さらにハンプトンも入り両チームともNBAキャリアある選手が割と多い印象。

ミンツ、タッカーとルーキー組も起用され、接戦のまま終盤へ。

OKCが少し抜け出したところをゾーンディフェンスを交えながら追い上げていくPHI、最後はハンプトンの連続得点で同点に追いつき、26-26で次のクオーターへ。

第2Qはリッキーのバスカンで逆転スタート、前のクオーターから良いペネトレイトを見せています。

そしてここまでのハイライトプレイ、マッケインからのロブパスにボナがバスカンもらいながらアリウープ、素晴らしい連携を見せます。

マッケインはフィニッシュし切れないけどその直前まで持っていくペネトレイト力は良さげ、ディフェンスでもハッスルプレイを見せています。

OKCはフラグラーの連続スリーで追い上げてきますがアルマの連続得点、ジョーンズのキレのあるドライブで応戦。

最終58-51で7点リードして後半スタート、ボナがブロックにオフェンスリバウンドからのダンクと存在感を発揮。

その後もPHIは着実にFTを決めていき2桁リード、マッケインがトランジションでも良いアシスト、スコアを見せています。

OKCもミッチェルが存在感を見せますがPHIがリードを維持、最終76-69で7点リードして最終クオーターへ。

第4QはOKCが波に乗りかけますがリッキーの連続得点でシャットアウト。

折り返すところまで、PHIの17点全てをリッキーがスコアする活躍を見せ違いを見せつけます。

その後もマッケイン、ダウティンがしっかりゲームコントロールしながらリードを広げていくPHI。

終盤に一気に突き放し、最後少しバタつきましたが最終102-92で勝利しました。

スタッツ

7/10 VS MEM(ソルトレイクシティ・サマーリーグ GAME2)

<スターター>

リッキー・カウンシル4世

ジャスティン・エドワーズ

アデム・ボナ

ジェフ・ダウティンJr

ジャレッド・マッケイン

PHIは前の試合同様ゾーンディフェンス気味な守りでスタート。

エドワーズの連続得点、そして前の試合は1本も決まらなかったスリーをマッケインが連続でヒット。

ボナは前の試合でもちょっと危ないブロックの仕方してたので心配ですが、リッキー、ダウティン、そしてエドワーズの4PTプレイで2桁リード。

中盤でアルマ、ジョーンズ、タッカー、そして前の試合出ていなかったシムズがイン。

MEMはイディーが出場していませんが、スペンサーが好調で早くも2桁得点、PHIはダウティンがスコアを引っ張る。

終盤にミンツがイン、最終31-17で14点リードで次のクオーターへ。

第2Qはボナのグッドブロックでスタート、その後もゴール下で存在感を示す。

オフェンスが停滞気味なPHI、リッキーがちょっと無茶なペネトレイトでボールを続けて失ってしまう。

MEMに点差を詰められますがダウティンのスコアで応戦、マッケインもペイントへ良いパス出してます。

ただMEMがPHIのゾーンに慣れてきてスコアを詰められ最終49-49の同点で後半へ。

第3Qは逆転されてスタート、リードチェンジが繰り返される序盤。

接戦のまま中盤へ、ゲームはワンポゼッション差で推移、ゾーンを辞めないPHIはオフェンスリバウンドを多く取られ苦戦。

オフェンスはチームとしてバランスよく加点、ダウティンが好調を維持。

最終67-65でPHIが2点リードして最終クオーターへ。

第4Qはどちらも主導権を渡さず、アルマがブロックから自らスコアに繋げ良い動きを見せます。

ここでリッキーのステップバックスリーで2ポゼッション差、すぐにスペンサーにスリーを決め返される。

アルマも良い動き見せたと思ったらウェルズに4PTプレイを献上してしまい、まだ荒削りなシーンが随所に見られる。

2点ビハインドで残り2分、ここでマッケインのターンオーバー、さらにオープンスリーのミスと悪目立ちしてしまう。

残り45秒、ボナがファウルを獲得しFTを2本成功させて同点。

最初のMEMポゼッションはボナのブロックでしのぎ、残り15秒。

このまま試合終わりそうでしたが最後はウェルズがオフェンスリバウンドをフローターで投げ込みこれがブザービーター。

最終87-85でPHI敗退となりました。

スタッツ

7/11 VS UTA(ソルトレイクシティ・サマーリーグ GAME3)

<スターター>

リッキー・カウンシル4世

ジャスティン・エドワーズ

アデム・ボナ

ジェフ・ダウティンJr

ジャレッド・マッケイン

ソルトレイクシティ・サマーリーグ最終日、全て同じスターターのPHI、相手はNBAキャリアが多い選手が多数。

序盤はUTAペースで進行、あまりシュートが決まらないPHI。

ボナが早々に交代、このサマーリーグ初登場のブラッドリーがイン。

続いてミンツ、ジョーンズと入り、リッキーのトランジションダンクなどもありリズムを掴み始めるPHI。

中盤に入ってシムズ、ハンプトン、アルマがイン、UTAを徐々に追い詰めていき同点にするも最終19-18で1点ビハインドで次のクオーターへ。

第2Qはボナ、アルマとビッグマンを並べるPHI、早々に逆転に成功。

ヘンドリックス、ケスラーのリムプロテクトに苦戦するもなんとかリードを維持。

UTAはキヨンテが存在感を見せ始め、PHIはチームでバランス良くスコア。

終わり際はリッキーの連続スリーがヒット、チームで高確率で沈めるPHIは2桁リード。

最終44-34で10点リードして後半へ。

第3Qはダウティンがしっかりゲームコントロールしている印象、トランジションでリッキーの強烈なダンクも決まりここまで存在感を見せています。

マッケインがちょっと大人しい状況ではありますがリードを保って折り返し。

2ndユニットになったところでミスが目立ち、UTAに流れを渡してしまい追い上げられるPHI、ジョーンズが身体能力を生かして踏ん張るも劣勢。

キヨンテがこのクオーターだけで2桁を稼ぎ、さらにペイントからの失点も増えてしまうPHI、最終67-66で1点ビハインドで最終クオーターへ。

第4Qはリードチェンジを繰り返す展開でスタート、ダウティンが良い感じでPGとしてゲームメイク。

マッケインがちょっと空回り気味、6点ビハインドで折り返し。

キヨンテとリッキーの二人が点を取り合い、ダウティン、ジョーンズも持ち味を発揮してワンポゼッション差まで迫る。

4点ビハインドで残り1分を切りPHIはスコアできず、逆速攻でキヨンテにアリウープを決められる。

そのまま追いつくことはできず、最終93-85で敗退となりました。

スタッツ

振り返り

ドラフト指名の2人、良さそう

まずマッケイン、もっとがっつりシューター(JJ・レディックみたいな)と思っていたら割としっかりPGをやっていて、パス、ゲームメイクも思ってた以上に良さそうでした。

当然サイズの部分で苦戦することはあるでしょうし、若干波もありそうな感じはしますが、ルーキーとしてフレッシュな風を吹き込むことができるか。

ボナもブロックやリバウンド、プットバックのダンクといったゴール下のパフォーマンスは非常に高そうでした。

エンビード、ドラモンドに次いで第3ビッグマンとしてシーズンであればプレイタイムちょっと任せて良さそうに思えるくらいでした。

若干バスケットIQ的なところや、ファウルの多さといったこまごましたことをクリアできれば`PHIの未来を託せる一人になるかもしれません。

PHIのこのサマーリーグにかける思いとは?

ちょっと気になったのがPHIがこのサマーリーグをどう捉えているかというところ。

スターターも最初の3試合は固定、ディフェンスはほぼずっとゾーンディフェンス。

他のチームよりもしっかりとチームを作って、チームで戦っている印象を選手のローテーションなどからも感じます。

試合中に流れたニック・ナースHCのインタビューの記事を見ましたが、サマーリーグでの選手の評価ポイントをエネルギーを持って取り組んでいるか、役割を理解して貢献できるかといったところを見ている様です。

TOR時代からの付き合いのダウティン、このロスターの中でひと際能力の高さが目立つリッキー、RJ・ハンプトンやブラッドリーといったNBAキャリア長い組、そしてエドワーズ、ジョーンズ、ミンツ、アルマといったルーキー組も、どこから誰がアピールしてくるかを楽しみにして後半見ていきたいと思います。

ラスベガス・サマーリーグ

7/14 VS DET(ラスベガス・サマーリーグ GAME1)

<スターター>

リッキー・カウンシル4世

ジャスティン・エドワーズ

アデム・ボナ

ジェフ・ダウティンJr

ジャレッド・マッケイン

ラスベガスでのサマーリーグ1試合目、PHIがディフェンスをマンツーマンにしてスタート。

序盤はDETペース、PHIは攻守共に波に乗れず、結局3分経過したところでゾーン気味に切り替える。

リッキーのスティールからのリバースダンクが決まりリズムがよくなりかけるPHI、折り返しのところでアルマ、ミンツがイン。

続いてタッカー、ジョーンズ、ハンプトンが入りゾーンを継続するPHI、タッカーのスリーで同点に追いつく。

終わり際にダウティンのレイアップで逆転し最終18-16で2点リードして次のクオーターへ。

第2QはDETが逆転しますが速攻でジョーンズが素晴らしいブロックを見せ存在感を発揮。

両チームちょっとばたつく時間が続きますがリッキー、ダウティンのスコアでリードを広げる中盤のPHI。

点の取り合いになるこの時間帯、リードチェンジを繰り返す中でマッケインがトランジションからプルアップで良いスリーを決める。

最終41-37でPHI4点リードで後半へ。

第3Qはリッキーの強烈なプットバックダンクが飛び出し身体能力の高さを見せ、ダウティンも素晴らしいスピンムーブでスコアに繋ぐ。

DETのオフェンスが停滞している間にリードを広げるPHI、ミンツも速攻でワンハンドスラムを叩き込み2桁リード。

ただサマーリーグらしくPHI側も若干バタついてしまい終盤に同点に追いつかれる。

14-2のランをくらって終わり際に逆転され、何とかアルマのスリーで応戦し、最終64-63で1点リードで最終クオーターへ。

第4Qはリードチェンジを繰り返す接戦の展開、そこをDETが一歩先に抜け出す。

中盤にリッキー、アルマのスコアで再度リードを奪い返し、DET側にターンオーバーが増え主導権を握るPHI。

アルマが今度はクローズアウトディフェンダーを交わしバスカンをヒット、この時間帯存在感を見せます。

リッキーもファウルを受けながらジャンパーを沈め、個人技が光るPHI。

DETのホランドが運動能力の高いポスタライズダンク未遂を見せますが、ダウティンがしっかりとクロージング。

ラストは速攻でダウティンのアシストからリッキーのダンクでフィニッシュ。

最終94-81でPHIが勝利しました。

スタッツ

7/16 VS POR(ラスベガス・サマーリーグ GAME2)

<スターター>

リッキー・カウンシル4世

ジャスティン・エドワーズ

アデム・ボナ

ジェフ・ダウティンJr

ジャレッド・マッケイン

立ち上がりミスが続くPHI、ファーストスコアはマッケインのコーナースリー。

PORペースで中盤へ、PHIはミスが減らず流れを引き寄せられないままタイムアウト。

ミンツ、ブラッドリーを投入するPHI、続いてアルマ、ジョーンズがイン。

2桁点差まで広げられることはないもののPORのリズムを崩せず、最後にマッケインのディープスリー、そしてダウティンのスリーも決まって何とか25-24と逆転して第1Q終了。

第2QはPORの中国籍の選手、チェ・ヨンヒが連続でスリーを沈めリードを奪われてスタート。

一気にリードを広げられてPHIがタイムアウト、リッキーのトランジションで追い上げを図るも劣勢のまま折り返し。

エドワーズが存在感を発揮しコーナースリーに後ろからクリンガンをブロックしたりと良いプレイを見せますが、チームでFTの確率が低いPHIはいつまで経っても追いつけず。

ようやくリッキーのFTで同点、そしてマッケインのスリーで逆転に成功、ボナもタフなオフェンスリバウンドからの加点で後押し。

マッケインからの素晴らしいパスをボナがフィニッシュ、リッキーが速攻で自らぶち抜いてタフフィニッシュと素晴らしい動きを見せます。

ただ最後はPORのマギャウウェンズの活躍を許し、最終51-48で3点ビハインドで後半へ。

第3Qはクリンガンのレイアップをボナが素晴らしいブロックで阻み、その後にポスタライズダンクで逆襲を受け、そのお返しにまたボナがドライブからダンクを叩き込み、ビッグマンがバチバチにやり合います。

ミナヤのプットバックダンク、リッキーのディープスリーと派手なシーンが増えてきているこのクオーター、大きく点差は開かずに接戦。

終わり際はアルマが連続得点を見せアピール、そしてダウティンも素晴らしいクロージングで連続スコア。

最終77-77で同点で最終クオーターへ。

第4Qはワンポゼッション差の攻防を繰り広げる両者、同点で折り返し。

ここからPHIが連続得点して4点リード、すぐにPORも反撃に転じリードチェンジを繰り返す。

残り1分を切りPHIが1点リード、ダウティンのステップバックスリーが決まらず、2ndポゼッションでマッケインがジャンパーを放ちますがクリンガンにブロックされる。

そしてマギャウウェンズがFTを獲得、2本成功させてPHIが2点ビハインドに。

残り7秒、ここでPHIはインバウンズできずにバイオレーションと痛恨のミス。

ファウルゲームを仕掛け、最後マッケインのスリーが決まれば逆転というシチュエーションまで持ち込みましたが決まらず。

最終97-95で敗退となりました。

スタッツ

7/17 VS MIN(ラスベガス・サマーリーグ GAME3)

<スターター>

リッキー・カウンシル4世

ジャスティン・エドワーズ

アデム・ボナ

ジェフ・ダウティンJr

ジャレッド・マッケイン

どちらもターンオーバーが多い立ち上がり、まずMINがリードを広げてPHIが追いかけていく展開。

PHIは相変わらずディフェンスではゾーンを展開、突破されてしまうシーンも多いですが止めた後のトランジションは良い形でフィニッシュできるポゼッションが多い。

同点で折り返し、ミンツ、ブラッドリー、アルマが、マッケインのトランジションスリーで逆転。

終盤にシムズがイン、広げたリードを溶かしてしまいますがミンツが連続得点し最終25-22でPHIが3点リードして次のクオーターへ。

第2Qは頭からタッカーがイン、どちらも序盤はスコアを伸ばせずに停滞、各選手若干セルフィッシュな動きに見えます。

PHIは多くのFTを与えてしまい逆転されて折り返し、押し込まれている状況でボールを落ち着かせたり、確実にスコアに繋げられるオプションがなく苦戦。

ここからリードチェンジを繰り返す展開、ミンツがゲームメイクを試みているところは好印象。

前半の終わり際までチームとしてオフェンスの形が整わず、ハンドラーが無理に突っ込むのが多過ぎるのでそこを後半修正できるか。

MINはミラーが活躍し、最終48-46でPHIが2点リードで後半へ。

第3Qはマッケインが積極的にアタックするも得点が伸びず、逆に速攻を出されてビハインドが広がる。

ただMINもリードを広げることはできずにPHIが折り返しのところで逆転、この時間帯はリッキーが得点を伸ばしてきます。

終わり際にはマッケインも活躍し2桁リードに成功、最終76-60で16点リードで最終クオーターへ。

第4QはMINがニックスの連続得点で反撃を開始、ペースが上がってきて若干押され気味なPHI。

MINがエナジー溢れるプレイで1桁差に詰め、またタフショットが多くなり始めるPHI。

スリーが決まらないPHIが若干焦りが見えますがなんとかリードを維持して折り返し。

ここでスティールからリッキーのワンマン速攻でのダンクに繋ぎ、ちょっと流れを変えるきっかけにしたいところ。

MINはマイノットが身体能力を活かしペイントにアタック、さらにディリングハムのスリーで3点差に迫られる。

そしてミラーのスリーで同点に、PHIはタイムアウトをとって立て直し。

残り2分で逆転されたあと、ダウティンのペネトレイトで再度逆転。

さらにもう一本速攻でダウティンが加点、その後はMINの猛攻をなんとか凌ぎ最終92-90で勝利しました。

スタッツ

7/20 VS SAS(ラスベガス・サマーリーグ GAME4)

<スターター>

リッキー・カウンシル4世

ジャスティン・エドワーズ

アデム・ボナ

ジェフ・ダウティンJr

ジャレッド・マッケイン

ピックアップチーム同士の対戦、どちらもシュートが決まらない立ち上がり。

リッキーのFTでようやくファーストスコア、続いてマッケインのスリー、エドワーズの速攻でリードを広げる。

リードを保つPHIはブラッドリー、ミンツ、ジョーンズがイン、2桁リードに成功。

終盤アルマが入り、SASのガード陣にジワジワと攻略され始めるPHIはミンツの得点で繋ぐ。

さらに今まであまり出場機会のなかったフィールダーがインサイドに入り早速スコア。

最終25-12で13点リードして次のクオーターへ。

第2Qは頭からシムズを起用するPHI、アルマが素晴らしいアシストにバスカンで存在感を発揮。

ジワジワとSASに詰められますが、リッキーのスコアやミンツの得点で踏ん張るPHI。

しかし残り3分を切って同点に追いつかれるPHI、SASも終わり際にゾーンディフェンスを敷いてきてそこにも苦戦。

最後はなんとか持ち直し、最終42-37で5点リードして後半へ。

第3Qはリッキー、エドワーズのスコアでまずはリードするPHI、SASに1点差まで詰められますがリッキーのスリーでかわす。

ここでジョーンズの連続スリーも飛び出し10点差まで一気に開く事に成功するPHI。

ただブイェにスコア、スティールで流れを持っていかれて逆転を許し、ここからリードチェンジをくり返す。

ここでジョーンズが存在感を発揮、リードを広げにかかりますがウィリアムズにも活躍を許し接戦。

最終64-63でPHI1点リードで最終クオーターへ。

第4Qはどちらも譲らずに点を取り合ってスタート、PHIがディフェンスを頑張りジワジワと点差を広げて中盤へ。

ダウティンを筆頭に得点を伸ばしていき2桁リード、リッキーが強烈なダンクを連続で決めて流れを引き寄せにかかります。

ダウティンがしっかり時間を使ってスコア、さらにダウティンがスリーも沈めこの試合最大の17点リード。

残り2分でSASが出場していなかったメンバーに切り替えてこのまま試合終了。

最終96-80でPHIが勝利しました。

スタッツ

7/22 VS BOS(ラスベガス・サマーリーグ GAME5)

<スターター>

デイビッド・ジョーンズ

ジャスティン・エドワーズ

アデム・ボナ

ジュダ・ミンツ

ジャレッド・マッケイン

最終戦はリッキー、ダウティンがおやすみでジョーンズ、ミンツがスターターに。

これまでの1stオプションがいない中でまずはマッケインがレイアップを決めてファーストスコア。

その後もバランスよく加点、ジョーンズが割と1番っぽい動きを見せこれまでとちょっと印象違います。

中盤でアルマ、シムズ、タッカーがイン、BOSもトランジションが出始め逆転。

BOSはエディー・ハウスの息子のジェイレン・ハウスが存在感を見せ、ゲームは接戦に。

どちらも高確率でスリーを沈め点の取り合いになり、最終33-30でPHIが3点ビハインドで次のクオーターへ。

第2Qは序盤得点が停滞するPHIに対しBOSが好調を維持し点差が離れていく。

このサマーリーグで何回かみているマッケイン→ボナのアリウープで流れを変えたいところでしたが劣勢は続く。

9点ビハインドで折り返しましたが、ジワジワと追い上げて最後は8-0のラン。

最終52-49で3点ビハインドのまま後半へ。

第3Qは頭からボナではなくアルマ、マッケインではなくタッカーが起用される。

このメンツでボールシェアしながら良いボールムーブを見せるPHI、中盤で追いつく。

折り返しのところでフィードラーがこの試合初出場、ジョーンズのスリーで逆転に成功しその後はリードチェンジが続く。

さらにこれまで出番のなかったモハメドも投入され、タッカーの連続スリーでリードを広げる。

結局4連続スリーのおかげで10点差をつけて83-73で最終クオーターへ。

第4QはBOSにちょっと詰められますがリードをなんとか維持するPHI。

しかしBOSがディフェンスから良いトランジションに繋げてワンポゼッション差にされて折り返し。

ゲームの展開としては互いにバタバタしてしまい、PHIはなんとか逆転を許すことはなく終盤を迎える。

タッカーがリーディングスコアラーになり、ジョーンズの強烈なトマホークダンクもあり主導権を掴みつつあるPHI。

ただ残り1分半にシャイアーマンにスリーを決められて同点、ただここでジョーンズもステップバックスリーを突き刺し再度3点リード。

最後はミンツがターンアラウンドジャンパーをねじ込み5点リードで残り7秒。

ファウルゲームを最後かわし、最終103-98で勝利、PHIはサマーリーグを4勝1敗で終えました。

スタッツ

振り返り

予想外の活躍みたいなのは少なかった

ソルトレイクシティのサマーリーグから特にステップアップを大きくしたみたいなのは少なかったです。

事前情報に割と沿った形でドラフトされた2人、すでに契約のあるリッキーやジョーンズ、2wayでのプレイ経験も豊富なダウティンといった面々はそれぞれに期待させてくれそうなプレイを見せてくれました。

トニー・ブラッドリーとRJ・ハンプトンはちょっと残念な感じになってしまいました。

特にブラッドリーはビッグマンがあまり豊富ではないラインナップの中で存在感を発揮し切れずといった印象。

ハンプトンはラスベガスでは1試合しかプレーせず、怪我とかあったのかもしれません。

他のチームと比較した訳ではありませんが、やはりラスベガスの方でも割とローテーションは絞っていた印象だったので、ここで積んだ経験が若手にどう影響してくるのか、ちょっと長い目で見ると面白いかもと思いました。

サマーリーグ後の契約状況

パリオリンピックからまさかのヤブセレ合流

8月末に今年のパリオリンピックでの活躍も記憶に新しいフランスのヤブセレがPHIに加入。

4番ポジションは確かに層の薄いところで、そこにまさかの人材を投入してきたPHI、ロスターの盤石感すごいです。

これにより若手がプレイタイムを貰うチャンスがさらに減ってしまったかもしれません。

ニック・ナースHCがどうプレイタイムをシェアさせていくのか、采配楽しみです。

2wayの残り二席はダウティンとジョーンズが獲得

サマーリーグ前に2way契約を結んでいたのがエドワーズ、残りの2枠の一人目はダウティン。

最終戦は出場しませんでしたがコンスタントな活躍を見せNBAプレイ歴の長さを感じさせた活躍でした。

もう一つはサマーリーグ終了後にデイビッド・ジョーンズと契約。

ダウティン、リッキーのいる状況であまりボール持てませんでしたが最終戦にハンドルしているところを見るとガードもできそうという感じ。

アスレティック能力高くてディフェンダーとしても良さげな感じしましたが、ガードのポジションがちょっと渋滞気味、あまりプレイタイムを長く取れなさそうですがPHIとしてはGリーグチームで抱えておきたい人材なんだと思います。

もしかしたら他のチームでロスター貰っちゃう可能性もあるなと思うくらいの選手でした。

個人的に今後楽しみな選手

PHIが9月に入りサマーリーグロスターからミンツとフィードラーと10日間契約を結びました。

ミンツは確かに運動量も多く、突破力ある系のアンダーサイズだけどオーソドックスなPGという感じ、フィードラーは正直プレイタイムがあまりなかったんですが、サマーリーグ最終戦ではちょっと活躍してました。

キャンプとプレシーズンで首脳陣にアピールがどれくらいできるのか、楽しみです。

このサマーリーグでPHIの中でインパクトを残した選手の一人としてアルマが挙げられますが彼は今年は日本のBリーグ、琉球ゴールデンキングスでプレイするそうなのでそっちでどれくらい活躍できるか。

元々日本でのプレイ経験のある選手なので今後海外挑戦の目があるのかどうか気になりますが、楽しみな選手の一人です。

最後に

先日、映画「ラストマイル」を見てきました。

最高でした、またドラマの2作品も復習で見ておいて良かったです。

Youtubeで何かしらの企画をやりそうでしたが延期になってしまいお預け中です。

この映像、最高でした。

https://twitter.com/last_mile_movie/status/1834155028451656052

最後まで読んで頂きありがとうございました!!

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2020-2021

イースト:アトランタ・ホークス

ウエスト:メンフィス・グリズリーズ

2021-2022

イースト:シカゴ・ブルズ

ウエスト:ダラス・マーベリックス

2022-2023

イースト:トロント・ラプターズ

ウエスト:ミネソタ・ティンバーウルブズ

2023-2024

イースト:ミルウォーキー・バックス

ウエスト:フェニックス・サンズ