#02 SASのプレシーズンを振り返る




河村勇輝選手、MEMとの2way契約おめでとうございます!

どうも、2way契約は流石に難しいって思ってしまっていた男、ctrainerです。

昨年のワールドカップ、そしてオリンピック、今回のNBA挑戦と驚かされてばっかりです。

開幕ベンチもいけそうとのことなので、記念すべき公式戦デビュー楽しみにしています。

この記事は、毎年ランダムに選んだチームを1年間追いかけ、NBAをよりマルチな形で楽しもうと思っている男が、個人的に思ったことをレポートしていきます

本日のレポート内容

SASのプレシーズンを振り返る

ロスター

0.ケルドン・ジョンソン

33.トレ・ジョーンズ

24.デビン・バッセル

23.ザック・コリンズ

10.ジェレミー・ソーハン

22.マラカイ・ブランナム

14.ブレイク・ウェスリー

28.チャールズ・バッシー

30.ジュリアン・シャンパニー

1.ビクター・ウェンバンヤマ

25.シディ・シソコ

5.ステフォン・キャッスル(ルーキー)

3.クリス・ポール(新加入)

54.サンドロ・マムケラシュビリ

40.ハリソン・バーンズ(新加入)

7.デイビッド・デュークJr(2way)

55.ハリソン・イングラム(ルーキー)(2way)

15人+2way契約2人 17人(空:2way1枠)


エグジビット10

ブランドン・ボストンJr

マラカイ・フリン

ライリー・ミニックス

ネイサン・メンサー

観戦前の注目ポイント

不勉強だったため知らない若手がたくさん

ピックアップチームに選ばれないでポストシーズンに進まないと中々試合を見る頻度が高くなってこないため、SASに関してはまだまだ昨シーズンの試合とかも見ないといけないなと思っています。

ウェンビーも含めてですが、3年目以下くらいの選手たちがどんな成長っぷりを見せてくれるのか、シーズン開幕までには知見を蓄えていきたいと思っています。

ベテラン二人の化学反応はいかに

クリポの加入はガード陣やウェンビーに対してポジティブに働くだろうなというのは想像つきますが、ここにハリバンが入ることでどうなるか。

優勝経験あり、ベテラン側ではあるもののまだバリバリ動けるフォワードなのでソーハン、ケルドン辺りにどんな影響を及ぼすか。

実はPOR時代の若きザッコリにも一時期待していたりもしてたので、彼の動きもしっかり追っていきたいと思います。

激戦必至のwestでどこまで食らいつけるか

ウェンビーが成長したり、期待のルーキーが入ったり、経験あるベテランが入ったとはいえ、まだまだ成長過程にあるチームだと思っています。

ベストシナリオはポストシーズン進出だと思いますが、仮にシーズンの後半とかにタンクモードに入っていったとしても、それでも充分に楽しめそうな要素がSASには多い様な気がしています。

また1シーズンかけてグレッグ・ポポビッチHCの采配を見ていくことも結構楽しみです。

ゲームレポート

10/8 GAME1 vs OKC

<スターター>

ジュリアン・シャンパニー

ジェレミー・ソーハン

ハリソン・バーンズ

ケルドン・ジョンソン

トレ・ジョーンズ

<ゲームレポート>

SASのプレシーズン1戦目、ウェンビー、クリポ、バッセル、ザッコリは出場せず。

相手は今季に向けて良い補強しているOKC、SGAはお休み。

第1Q、まずはジョーンズのフローターでSASが先制、さらにケルドンもタフショットをねじ込む。

ソーハンもファーストスリーを沈め、続いてハリバンのキックアウトからシャンパニーのスリーと好調なSAS。

OKCがイマイチ乗り切れないままSASがリードして中盤へ、ミスが続くOKCが先にタイムアウト。

ATOにSASがウェスリー、ブランナムを投入、OKCも新加入組のカルーソ、はーテンシュタインを入れてきています。

SASのオフェンスが停滞しOKCに逆転されて終盤へ、共にロースコアな中チェットが連続スコアし調子を上げてきます。

スリーの確率が上がらずにジリジリと点差をつけられてしまうSASがタイムアウト、ATOにマム、シソコ、そしてルーキーのキャッスルがイン。

キャッスルのFT、マムの連続スリーで追い上げ、最終27-22でSASが5点ビハインドで次のクオーターへ。

第2Qはウェスリーのスリー、キャッスルのレイアップとテンポが良くなってくるSAS。

同点にすぐ追いついたことでOKCがタイムアウト、その後もトランジションを積極的に仕掛け食らいつくSAS。

中盤に入ったところでジョーンズ、シャンパニー、ケルドンが戻りローテが1巡。

終盤にバーンズ、ソーハンも戻ってスターターになるSAS、シャンパニーが外を積極的に放ち追い上げを図るものの、OKCをかわすには至らず。

OKCは前半の終わり際にJダブが連続スリーにアンドワン獲得で存在感を発揮。

最終58-45で13点ビハインドで後半へ。

第3QはSASがスターターなのに対してOKCは2ndユニットを中心に並べる。

序盤はイーブンな展開の中で徐々にSASが点差を詰め、早い展開に持ち込む。

5点差まで迫り中盤へ、OKCも連続スリーで応戦し殴り合いの展開が続く。

両チームともスモールラインナップで仕掛け合い互いのディフェンスを攻略、OKCは各選手のシュート力が光り個人技で突破、SASはペイントへのアタックが印象的。

9点ビハインドで終盤へ、OKCがゾーンになったのに対してバタついてしまいますが、OKCのショットも落ち始めたことで点差を保つ。

ここでブランナムの連続スリーによって一気に同点に、10-0のランを見せたSASに対しOKCのルーキー、ディリオン・ジョーンズが個人技で応戦。

さらにキャッスルの強烈なワンハンドスラムに会場もベンチも大盛り上がり、このクオーターの終わり際はSASが勢いに乗って最終87-85で2点差まで詰めて最終クオーターへ。

第4Qは開始2回のオフェンスが往年のSASを思い出させる様なボールムーブで会場も沸きますがシュートが決まらず。

残り10分のところでこの試合初出場のイングラムとミニックス、ボストンがイン。

4点ビハインドで中盤へ、SASはさらにメンさーとフリンを起用。

OKCのルーキー達がスリーを決めてきますが、SASもミニックスが連続でシュートをメイク。

ちょっとターンオーバーが多いSASはミニックスの2本目のスリーで8点差にして終盤へ。

フリン、イングラムが単発で加点し追い上げを図るものの両チーム全体的にバタつく。

終わり際にフリンのスリー、さらにスティールからのワンマン速攻で3点差にするものの、最後は追いつけず。

最終112-107で敗退となりました。

<所感>

SASのプレシーズン初戦は各選手が良い面も見せれば若さが出てしまったシーンもあったなという印象。

チームハイの得点をしたのはシャンパニーで22点、スリーを積極的に放ってました。

スターターに入るであろう選手が4名欠場していたため、2ndユニットスタートみたいなものだったSAS、この後のプレシーズンでどんな戦い、そして選手起用を見せるか楽しみです。

<その他気になったこと>

  • オフェンスが停滞気味になる時間をどう解消していくか不安になった前半でしたが後半は逆サイドからのカットがあったりしてハーフコートで動きが出てきました。クリポ、ウェンビーがいたらまた話は変わりそうでしたが、前半の修正ポイントを後半アジャストしてたのは好印象です。
  • OKCのカルーソ、ハーテンシュタインの補強は素晴らしいムーブだとオフの動きを見て思っていたましたが、さらにチェットやJダブの成長に加え、ルーキーのディリオン・ジョーンズも良さそうだったので、今季もすごそうです。

10/10 GAME2 vs ORL

<スターター>

ジュリアン・シャンパニー

ジェレミー・ソーハン

ハリソン・バーンズ

ビクター・ウェンバンヤマ

クリス・ポール

<ゲームレポート>

プレシーズン2試合目、ケルドンとジョーンズがお休みになり、代わりにウェンビーとクリポの期待のコンビが初登場。

前の試合も存在感を示したシャンパニーのスリーからスタート、さらにウェンビーがポストからキックしシャンパニーの2本目のスリーを演出。

ORLも好調を維持し序盤はリード、4点ビハインドで中盤へ。

ORLのスリーと速攻をSASは止められず、流れが掴めないところでタイムアウト。

ATOにSASはマム、ウェスリー、ブランナムがイン、ウェスリーが1番ポジションに入りクリポとウェンビーは一旦ベンチへ。

ディフェンスの乱れをハワードに突破され苦戦するSAS、続いてシソコがイン、ファーストスリーを沈めます。

その後キャッスルが入りマムのスリーをアシスト、ちょっと動きが出始めたところで終盤へ。

ORLはバンケロ、フランツといった面々がしっかりとオフェンスをクリエイト、存在感を見せます。

残り3分を切ってウェンビーとクリポが戻るSAS、2桁ビハインドを背負う中、この試合一発目のクリポ→ウェンビーのピックからのアリウープが炸裂。

観客も待ってましたと言わんばかりの歓声、勢いに乗ったウェンビーがトップから鋭いアシストを通しブランナムのスコアを演出。

最終34-20で14点ビハインドで次のクオーターへ。

第2QはSASが2-3のゾーンディフェンスを見せてスタート、キャッスルが連続得点し、さらにウェンビーもジャンパーにトップからドライブしダブルポンプ気味のダンクを叩き込む。

トランジションでウェスリーのスリーが決まり徐々に流れを引き寄せつつ中盤へ。

1桁差にしたSAS攻守ともに脚が動き始めエネルギッシュなプレイを見せる。

6点ビハインドで終盤へ、ORLが崩れずにしっかりと攻守にゲームを展開、SASの方がどうしても粗いシーンが目立ちます。

ただ素晴らしいボールムーブを見せるシーンもいくつかあり、最終56-49で7点ビハインドで後半へ。

第3Qは同じスターターで挑むSAS、ORLはバンケロ、ワグナー、サグスがお休みで2ndユニットで戦います。

シャンパニー、クリポのスリーでジワジワと追い上げるSAS、さらにシャンパニーのスティールからソーハンのダンクでワンポゼッション差に迫る。

ただこの後も雑なシーンが出てしまい逆転には至らず、2点を追いかける形で中盤へ。

ソーハンがこのクオーターはチームを引っ張りオフェンスリバウンドのティップインで同点に追いつく。

ここから一進一退、流れを掴みたいSASは前半にちょっと見せた2-3のゾーンを敷きます。

ウェンビー、クリポが下がって若手陣とハリバンでのスモールラインナップ、5点ビハインドで終盤へ。

接戦状態はずっと続くこのクオーター、キャッスルのアタックとマムのスリーでついに逆転に成功。

リードチェンジを繰り返し最終79-79の同点にして最終クオーターへ。

第4QはORLが先に3rdユニットを起用、SASはキャッスルのスリーでリードしてスタート。

ブランナムも2桁得点に到達、ORLも食い下がり点差が離れないまま中盤へ。

ここでイングラムがこの試合初出場、続いてボストン、ミニックスとSASも3rdユニットが入ってきます。

ミニックスがしよのポゼッションでコーナースリーを沈め良い入りを見せ、ロースコアな展開の中ORLはカルバーが得点を伸ばす。

続いてフリンがイン、ボストンのバスカン、ミニックスのFTでジワジワリードを広げていくSAS。

しかしORLもちょっとばたつきながらもスコアをなんとか繋げ、SAS2点リードで終盤へ。

ミニックスのペネトレイト、イングラムのオフェンスリバウンドからのスコア、シソコのトランジションとそれぞれが良いところを見せてリードを8点差にし相手にタイムアウトを取らせます。

その後はフリンがしっかりとゲームをコントロールしクロージングもバッチリ。

最終107-97で勝利しました。

<所感>

前半の出来はイマイチでしたが、第3Qにソーハンのハッスル、マムのスリー、キャッスルのアタックで流れを掴んだSAS、第4Qは若手陣が奮起し勝ち切りました。

チームハイのスコアを見せたのはキャッスル、FTを中心に17点をマーク、リムまで到達できるサイズ、スキルがとても良いです。

ソーハンのハッスルプレイも素晴らしかったし、マムの外、ミニックスのスコア、フリンのクロージングなど見ていて楽しい試合でした。

これでプレシーズンゲーム初勝利を飾りました。

<その他気になったこと>

  • ディフェンスとリバウンドの課題が見受けられたこの試合、リムプロテクトはウェンビーがいるとはいえ、チーム全体で頑張れるかどうか。ディフェンスはウェスリーがバンケロやフランツに押し込まれずに立ち塞がったり、キャッスルも良い動きを見せ対人の動きは優れている選手がいるので、こちらもチーム全体でどれだけ精度を上げていけるかがポイントになりそうです。
  • ゴガがウェンビーに対して良いディフェンス見せてました。ORLは若手が昨季からどれだけ伸びるか、そして新たに加わったKCPがどんな影響をもたらせるか楽しみです。

10/13 GAME3 vs UTA

<スターター>

ザック・コリンズ

ジュリアン・シャンパニー

ジェレミー・ソーハン

ハリソン・バーンズ

クリス・ポール

<ゲームレポート>

ウェンビーがお休みとなったところにザッコリが今季のプレシーズン初出場。

UTAがセクストンの連続得点で先制、SASはハリバンのスリーで応戦。

その後はUTAがエナジー高いプレイを見せてリード、4点ビハインドで中盤へ。

SASが早速2-3のゾーンディフェンスを敷き仕掛けるこの時間帯、スリーが決まらずに特典が停滞する中でソーハンとジョーンズを入れ替えツーガードにする。

さらにケルドン、マムも入り、ジョーンズのペネトレイトで逆転しますがUTAにすぐにリードを奪われ接戦の状態に。

終盤に入るところでキャッスル、ウェスリーがイン、1点ビハインドで終盤へ。

ケルドンのカッティングからの合わせ、キャッスルのFTで繋ぎ、マムのスリーで終わり際に再度逆転。

ただラストポゼッションでターンオーバー、そしてコリアーにレイアップをねじ込まれ最終29-27で2点ビハインドで次のクオーターへ。

第2Qはスターター4人にケルドンという布陣にするSAS、ケルドン、ソーハンの連続トランジションでリードを奪う。

そしてまた2-3のゾーンを敷くSAS、UTAも若干ばたつきながらも食らいつき接戦のまま中盤へ。

クリポも良いところでアシストを出しゲームを牽引、前半に見せたツーガードをまた試すSAS。

2点ビハインドで終盤へ、両チームとも相手を引き離せずに我慢の展開が続く中、SASはケルドンが引っ張り、UTAはペイントからの得点を伸ばす。

最終53-52で1点ビハインドで後半へ。

第3Qはスターターに戻すSAS、前半3本のスリーで貢献したシャンパニーのFTでまず逆転。

UTAはセクストンのスリーで反撃、このクオーターもワンポゼッション差の攻防が続く。

SASはクリポからのアシスト、さらにソーハンもそこから捌くなど、ボールの周りが良くなる。

そしてソーハンの強烈なワンハンドスラムで4点リード、ここから引き離せるかと思いきやUTAが粘り腰を見せ中盤へ。

UTAはセクストンが3ポゼッションくらい連続でスコアしオフェンスをリード、SASもザッコリが得点を繋ぐ。

クリポのハーフコートでのゲームメイクがより際立つこのクオーター、点差は変わらずクロスゲームの展開のまま終盤へ。

ここからSASがスコア伸び悩み、UTAに7点差をつけられてしまいますがマム、キャッスル、ウェスリーと良いスコアを続けて挽回。

ケルドンの速攻でのバスカンで締めくくり、最終91-88で3点ビハインドで最終クオーターへ。

第4Qはソーハンとケルドンのスモールラインナップでスタート、トランジションから流れを掴みそうなポゼッションが続く。

相手のターンオーバーから一気に5点差に広げることに成功、たまらずUTAがタイムアウト。

タイムアウト明けもSASが相手のミスを誘発、速攻からケルドンがトマホークを叩き込み会場もベンチも大沸き。

UTAもこの後踏み留まりSASが3点リードで中盤へ、ここでSASがシソコを入れてローテ3巡目に入っていきます。

セクストンがキレのあるステップバックジャンパーを見せUTAが再度逆転、ただマッチアップしていたキャッスルがリベンジのスリーをヒット。

さらにもう一本美しいクロスオーバーからボースハンドスラムに持ち込むキャッスル、能力の高さを見せます。

さらにハリバンのスリー、マムのトランジションとチーム全体で素晴らしいスコアを続けUTAがタイムアウト、SAS7点リード。

残り5分を切りイングラム、ミニックスがイン、ミニックスが早速技ありなバスカンを奪い良い入りを見せます。

5点リードで終盤へ、UTAもテンポを上げてくる中でウェスリーのカットにイングラムがバックドアパスを通し素晴らしい連携を見せてダンク。

さらにキャッスルのスコア、シソコの速攻でのダンクでリードを広げるSAS。

残り1分弱でボストン、フリンが登場、最後はミニックスがステップバックスリーを見せFGノーミスのアピール。

最終126-120でSASが接戦をモノにし、勝利を飾りました。

<所感>

ベンチから出場のケルドンがリーディングスコアラーになり20点をマーク、その他6人が2桁得点を記録しバランスの良いオフェンスを見せました。

ザッコリ、ハリバンのスリーの確率が低調でしたが速攻を主体とする中でジョーンズが10点4リバウンド6アシスト5スティールとオールラウンドな活躍、ウェスリーも短い出場時間ながら5リバウンド4アシストとガード陣が良い牽引してくれました。

早くフルメンバー揃ったSASが見たいなと更にワクワクさせてくれるゲームでした。

<その他気になったこと>

  • トランジション、アーリーオフェンスのポゼッションでのケルドンの存在感が際立ったこの試合、プレシーズンでちょっと停滞しがちだった時間帯があったので、そういった時に彼が貴重なベンチからの得点源として引っ張って行ってくれたら良いなと思いました。
  • クリポの存在感が前の試合よりも増したように思えたこの試合、彼の影響でソーハン、ザッコリ、シャンパニーと得点を伸ばしていき、さらにはジョーンズとのダブルPGでサイズを失ったとしてもボールムーブを良くさせにいくシーンがあったりとシーズンを通しての成長が楽しみになる内容でした。
  • 第4Qの頭に見せたソーハン、ケルドン、キャッスル、ジョーンズ、クリポのスモールラインナップが非常に見ていてワクワクする布陣でした。シーズンでスモールをどれくらいやってくるのか、ここも楽しみです。
  • UTAのルーキーのコリアー、スコアは伸びませんでしたが良いペネトレイト見せていたのが印象的でした。

10/16 GAME4 @MIA

<スターター>

ジュリアン・シャンパニー

ジェレミー・ソーハン

ハリソン・バーンズ

ビクター・ウェンバンヤマ

クリス・ポール

<ゲームレポート>

ウェンビーが2試合目のプレシーズン出場となったこの試合。

そのウェンビーがリバウンドからプルアップスリーを沈めファーストスコア、さらに速攻でソーハンにロブパスを上げアリウープを演出。

両チームターンオーバーがチラホラ見え、MIAがリードする序盤の展開、5点ビハインドでSASがタイムアウト。

ATOもターンオーバーからMIAに速攻でアリウープをくらい流れを引き込めず。

SASは2-3のゾーンディフェンスを選択、そしてクリポのスリーでリードを奪い返す。

すぐさまヒーローにスリーを決め返され再逆転、ポポビッチHCがすぐに2回目のタイムアウトをとります。

明けにはケルドン、ザッコリが入り、ケルドンが速攻でねじ込み同点にするも、すぐヒーローにスコアを許す。

4点ビハインドで終盤へ、ジョーンズ、キャッスルがイン。

続いてウェスリーの起用で5人全員入れ替わるSAS、キャッスルが積極的にショットを放つも決まらず。

ウェンビーが終わり際にカムバック、最終27-21で6点ビハインドで次のクオーターへ。

第2Qはクリポとジョーンズのツーガード体制でスタート、ケルドンが速攻、オフェンスリバウンドのティップインと連続得点しMIAが早々にタイムアウトを取ります。

その後もSASが何度か同点にしますが逆転には至らず、SASは中盤に入る前にスターターに戻ります。

ハーフコートオフェンスがパッとしない6点ビハインドで中盤へ。

MIAがSASの停滞中にジワジワと点差を離し一時10点差に、劣勢ではありながらも5点差に押し戻して終盤へ。

キャッスルが中央突破してダンクを叩き込み、一瞬勢いを引き込んだ方思いきや、アデバヨに連続得点を許す。

最後にジョーンズのハイアーチバンクレイアップがブザビで決まり、59-49で10点ビハインドになり後半へ。

第3Qはスターターに戻すMIAに対し、SASはウェンビーではなくザッコリを投入。

シャンパニー、ソーハンが中心となり点の取り合いになる中で10点差のまま中盤へ。

ここからジワジワと追い上げクリポも良いところで点を繋いでくれます。

折り返しの所でバッシーがこの試合初出場、SASはちょっとスモール気味なラインナップに。

6点ビハインドで終盤へ、ここでMIAが一気に5枚替えして2ndユニットへ移行する。

ハリバンのスリー、ケルドンのゴール下で1点差に迫り、速攻でケルドンのアシストでバッシーがアリウープダンクを叩き込み逆転するSAS。

終わり際にブランナムがこの試合初出場、SASはなんとかリードを守り切り、最終84-82で2点リードにして最終クオーターへ。

第4Qは最初のスリーポゼッションでMIAにリードを奪われてしまうSAS、すぐにポポビッチHCがタイムアウトをコール。

追いかけるSAS、ワンポゼッション差まで迫るものの追い抜けずに中盤へ。

ここで連続で速攻が出て、ウェスリーが連続得点、SASが逆転に成功しMIAがタイムアウト。

ここからリードチェンジを繰り返し両者譲らない展開が継続。

折り返しの所まで接戦が続きますが、そんな展開の中で残り5分にマムがこの試合初出場、MIAも今季のドラフト指名、ルーキーのウェアを起用し早速ゴール下捩じ込んできます。

1点ビハインドで終盤へ、MIAは3rdユニット、SASは2ndユニットの延長でこの時間を戦う。

MIAの思い切りの良いプレイにジワジワ話されていくSAS、フルコートのディフェンスを見せ追い上げを図ります。

ただここでMIAのスリーがよく決まり、8点ビハインドで残り1分。

キャッスルが良いスティールからワンマン速攻を演出シーンなんかもあり、次のポゼッションではブランナムのスリーで1点差に迫り残り4秒弱。

MIAはラーソンがしっかりFTを二本沈め、SASは最後ウェスリーがトランジションでスリーを放ちますが決まらず。

最終120-117で敗退となりました。

<所感>

敗れたSAS、ソーハンがペイントからの得点を頑張り18点と11リバウンドでダブルダブルをマーク、ベンチからケルドンとブランナムが15点をそれぞれ記録しました。

ウェンビーは出場時間も抑え目でパッとせず、クリポもちょっとミスが多くてパッとせずという感じ。

この試合で出てきた課題をどう改善してシーズンに活かしてくるか、楽しみにしたいと思います。

<その他気になったこと>

  • MIAに力の差を見せつけられた前半、ファウルが多くなり、ターンオーバーも増えてしまいリズムを作れず。ディフェンスでぽっかりオープンができたりリム周りでイージーバスケットを献上したり、まだまだ課題はあるなという試合内容でした。
  • MIA側で印象的だったのはロジアーがすっかりMIAのシステムの中で良くも悪くも馴染んでいたこと。BOSやCHAの時よりも我を通している感じが減り、ロールプレイヤーっぽい感じになっていくのか、たまたまこの試合がそうだっただけで、レギュラーシーズンでは存在感をバッチリ出していくのか、この辺り個人的に注目していきたいです。

10/18 GAME5 @HOU

<スターター>

ザック・コリンズ

ジュリアン・シャンパニー

ハリソン・バーンズ

トレ・ジョーンズ

マラカイ・ブランナム

<ゲームレポート>

プレシーズン最終戦、クリポとウェンビー、ソーハン、ケルドンはお休み。

まずはHOUが良いスタートを切りそれを追いかけるSAS。

9-9の同点にして中盤へ、折り返しの所でウェスリー、キャッスルを起用、HOUが一方で抜け出したところに食らいつくSAS。

終盤に差し掛かるところでシソコとマムを起用、早速マムがスリーを沈め、次のポゼッションでジョーンズ→キャッスルのアリウープで逆転。

しかしアメンの連続速攻でリードを奪われ接戦が続くこの時間帯。

グリーンやアメンが得点を伸ばしてくる中でキャッスルとマムが応戦、最終31-31で同点で第1Qを終了。

第2Qはマムの3本目のスリーでスタートしますが、シェングンを起点にされディフェンス苦戦してしまうSAS。

速攻でシソコがアリウープを決め3点差にして中盤へ。

HOUもターンオーバーが目立つ時間があり大きくは離されずにいたSASですがアメンとバンブリートの連続スリーで14点差になって終盤へ。

一度タイムアウトで流れを切りますがATOのオフェンスは上手くいかず、むしろその後も失点が続き19-0のランに繋げられてしまう。

グリーンの外も好調であっという間に21点差、何とか前のクオーター同様キャッスルが1on1からスコアに繋いでくれます。

SASはこのクオーター37-18と圧倒され、最終68-49で19点差で後半へ。

第3Qはジョーンズのキックアウトからハリバンがスリーを決め、速攻でザッコリがフィニッシュ、良いスタートを切るSAS。

ザッコリからバックドアにパスが出てブランナムがダンク、オフェンス悪くないですがディフェンスでHOUを止められず点の取り合いに。

ザッコリ→ブランナムの別パターンバックドアが決まったり速攻の先頭をザッコリが走ったりと存在感を見せ15点差で中盤へ。

グリーンが絶好調でスリーを沈めればカッティングで合わせてスコア、SASがチームでボールシェアしてオフェンスを組み立てるのに対し個人技で応戦してきます。

15点ビハインドで終盤へ、ここでSASはバッシーを起用。

なかなか波に乗れないSASはHOUのオフェンスをこのクオーターも止めることができずに再び20点差つけられる。

終わり際にもグリーンに連続でスリーを決められ最終105-81で24点差をつけられ最終クオーターへ。

第4Qはマムからバッシーへのアリウープが綺麗に決まり良いポゼッションでスタート、そのままテンポ良くオフェンスは展開できていますがHOUのスコアを抑えられず。

残り9分でSASはボストン、そしておそらくプレシーズン初登場のデュークを起用。

続いてフリンも投入され22点ビハインドで中盤へ。

シソコがこのクオーター積極性を見せアタックしアピール、HOUはシェングンが存在感を発揮しゴール下でタフショットをねじ込んできます。

ここから徐々にHOUも出場していなかった選手たちを起用、SASはこれまでなかなかプレイタイムが貰えてなかったシソコやバッシーがスコアを伸ばしていきます。

18点ビハインドで終盤へ、ゲームのインテンシティもちょっと低下し大味な展開。

試合は最終129-107でSASが大敗を喫しました。

<所感>

ベンチから出場のキャッスルがチームトップの16点をマーク、その他5人が2桁得点をマークしボールシェアの意識の高さがよく見えた試合でした。

ディフェンスでリムプロテクトが厳しいこと、ノーマークを潰すローテーションが乱れてオープンを作ってしまうこと、簡単なミスで相手にイージーバスケットを献上してしまうことなど課題はまだ見えてくる状況。

プレシーズンは2-3の負け越しとなりましたが、新たに加わった選手との連携や若手陣の成長に繋がるようなものになったと信じてレギュラーシーズンの開幕を待ちたいと思います。

<その他気になったこと>

  • プレシーズンで見れなかったバッセルがどんな感じでチームに合流できるか。彼の能力を考えるとハーフコートで停滞した時に個人で打開してくれたり、ウェンビーとのピックプレイとかでオフェンスを展開してくれたりするかなと妄想してます。キャッスルも非常に良いものを持っているのをすでに証明してきているので二人で切磋琢磨しながら能力を伸ばしていって貰いたいです。
  • HOUはグリーンがこの試合の様なスコアリングを継続してシーズンでも見せてきたら昨季よりも良い成績に繋がりそうな感じがします。大きな戦力流出もなく、アダムズが加わっただけでなくルーキーのシェパードも落ち着いた感じでバックアップPGとして良さそうな雰囲気出てます。ウエストの競争も激しいのでSASも負けじと良いところをシーズンで見せていって貰いたいです。

振り返り

ウェンビーとクリポのコンビはただただ楽しみ

二人が揃って出場したプレシーズン戦は2試合、この二人による最初のピックプレイはSNSでよく出回っていました。

ただウェンビーを成長させるためのプランの一つでもあると思うんですが、ウェンビー自身にハンドラーをさせたり、1on1させたりがあって単純にスクリーナーになる頻度が少ないなと思いました。

レギュラーシーズンが始まり、接戦の大事なポゼッションなど重要度が上がったタイミングで増えてくる可能性もありますが、大ベテランと共にコートに立ち、一緒にバスケすることでIQが上がっていったりしたら良いなと思いました。

ウェンビーだけでなくここまでの試合で結構ディフェンスのローテーションミスったり、若さゆえのミスもあった様に思えたので1シーズンでここがどれだけ向上してくるのか、楽しみです。

思ってたより良かったボールムーブ、課題はディフェンス

オフェンスについて、ウェンビー不在時、また2ndユニットでジョーンズなんかがいる状況で往年のSASを彷彿とさせる様なボールムーブがありました。

クリポ、ウェンビーがフラッシーなアシストを通せる中でジョーンズ、ウェスリー、あとマムがストレッチできるのも良くて、アイソする場面と速攻とハーフコートオフェンスと全部が良い具合にハマれば見てて楽しいオフェンスやりそうだなと思いました。

トランジションもケルドンがめっちゃフィニッシャーとして有効だし、キャッスルはすでに通用するレベルでハンドルしてリムまで持ち込みます。

勢いが途切れた後のハーフコートオフェンスがたまに誰かが突っ込んで自爆してターンオーバーみたいなことは多いのでそこも勉強していってくれればと思います。

ディフェンスはリムプロテクトがちょっと不安、そしてディフェンスのローテーションが崩れるとぽっかりワイドオープン、ゴール下のイージーバスケットみたいなシーンがいくつかありました。

ここも若さ故の対応遅れというか、個人的な身体能力ではなく理解度の高さが求められる部分だと思うので、クリポ、ハリバンに教わりながらポポビッチHCがどうマネジメントするか要チェックです。

2way契約のラスト1枠はミニックスが獲得

サマーリーグの時から結構好きだったライリー・ミニックスがエグジビット10から2way契約に更新されました。

マッチアップがNBAのメインローテの選手たちになるとどうなるか分かりませんが、高いシュート確率を活かしてまずは貰ったプレイタイムで積極的に打ちに行って貰いたいです。

早く見たいぜバッセル

オフシーズンの手術から現在回復に向かっていると報道されるバッセル、11月の頭に再検査、その頃に復帰見込みとのことなので彼がどうチームに合流してくるかが楽しみです。

プレシーズン見ててウェスリーも良い選手だなと思ったんですが、一人でクリエイトできる系の選手が足りてない印象だったので、キャッスルに未来を期待する部分もありますが、まずは先輩の意地を見せてくれる様な活躍を見せて相乗効果で良くなっていく未来を妄想しています。

week1のスケジュール

10/25:GAME1 @ DAL

10/27:GAME2 @ HOU

開幕戦はウエストの覇者、DALのホームに乗り込んでの戦いとなります。

昨季も同じカードで、ウェンビーのデビュー戦にライブリーが活躍を見せるというシーンがあった気がするので、リベンジとは言いませんが今年は更なるインパクトを残して2年目を華々しくスタートしていって貰いたいです。

その後、GAME2、3は早速HOUとの2連戦、こちらも同じ様な立ち位置だったところから昨季HOUがあわやプレイイン入りというところまで上がっていきました。

SASも負けじと食らいついていって貰いたいです。

最後に

先日、結婚式の1.5次会で映像撮影してその場で編集、エンドロールで流すというお仕事をしました。

事前に打ち合わせてシミュレーションはしてましたが想定外のこともたくさんあり、とにかく汗かいて焦りまくって、何とか形にすることはできました。

まだまだ自分の経験不足を感じたのと同時に、一緒に動いてくれた友人への感謝、そして新郎新婦とその仲間たちの暖かさのおかげで何とか乗り切れました。

次やってと言われたらちょっと躊躇してしまいそうですが、良い経験積ませて貰いました。

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最近の投稿はこんな感じ

過去のシリーズはこちらから

2020-2021

イースト:アトランタ・ホークス

ウエスト:メンフィス・グリズリーズ

2021-2022

イースト:シカゴ・ブルズ

ウエスト:ダラス・マーベリックス

2022-2023

イースト:トロント・ラプターズ

ウエスト:ミネソタ・ティンバーウルブズ

2023-2024

イースト:ミルウォーキー・バックス

ウエスト:フェニックス・サンズ