ファイナル2021 <WEST>サンズ(2位)VSバックス(3位)<EAST>GAME6〜ヤニスが50点オーバーを記録、50年ぶり2回目の優勝をホームで飾る〜




前半までリアタイ、お仕事を挟んで最後の優勝の瞬間に間に合い、生で見ることができました。

どうも、ヤニスの姿にうるっと来た男、ctrainerです。

そのあと急にバタバタしてしまい、記事のアップが翌日になってしまいました。

この記事では

ファイナル2021 <WEST>サンズ(2位)×バックス(3位)<EAST> GAME6

をレポートしていきます。

試合結果

ハイライト

https://www.youtube.com/watch?v=08UBCMsYJIQ

スタッツ

https://www.espn.com/nba/game/_/gameId/401344140

サンズ

<個人>

クリス・ポール 26点 5アシスト

デビン・ブッカー 19点 5アシスト

ディアンドレ・エイトン 12点 6リバウンド 2ブロック

ジェイ・クラウダー 15点 13リバウンド 4スティール

キャメロン・ペイン(ベンチ出場) 10点

<チーム>

3PT 6/25 24.0%

リバウンド 37(オフェンス6/ディフェンス31)

アシスト 14

スティール 11

ターンオーバー 15

ターンオーバーからの得点 16

ペイント内得点 44

バックス

<個人>

ヤニス・アデトクンボ 50点 14リバウンド 5ブロック

クリス・ミドルトン 17点 5リバウンド 5アシスト 4スティール

ドリュー・ホリデー 12点 9リバウンド 11アシスト 4スティール

ブルック・ロペス 10点 8リバウンド

ボビー・ポーティス(ベンチ出場) 16点

<チーム>

3PT 6/27 22.2%

FT 25/29 86.2%

リバウンド 53(オフェンス11/ディフェンス42)

アシスト 20

スティール 10

ターンオーバー 19

ペイント内得点 50

スターター

サンズ

クリス・ポール

デビン・ブッカー

ミカル・ブリッジズ

ジェイ・クラウダー

ディアンドレ・エイトン

バックス

ヤニス・アデトクンボ

クリス・ミドルトン

ドリュー・ホリデー

ブルック・ロペス

PJ・タッカー

インジャリー

バックス

ドンテ・ディビンチェンゾ:アウト

サンズ

ダリオ・シャリッチ:アウト

ゲームレポート

王手をかけてホームに帰って来たバックス、この試合で決めきることができるか。

一方サンズ、崖っぷちに追い込まれたこの試合でどんなパフォーマンスを見せるか。

先制点はバックス、ヤニスが速攻でブリッジズをブロックし、その返しのトランジションでヤニスが得点。

サンズはここ2試合続けて40点オーバーの活躍を見せるブッカーの得点から入ります。

互いにミスが目立ち、テンポが上がらない序盤、FG%が上がらない時間を過ごします。

ディフェンスが機能しているバックスが、サンズのターンオーバーからトランジションを連発し、徐々にペースを握り始めます。

残り7分で6-5、バックスがリードをしている状況の中、バックスが先にタイムアウト。

タイムアウト明けはバックスが2本続けて得点しリードを広げ中盤へ、ミドルトンのシュートタッチが少しずつ上向きになり、中間距離も、スリーもしっかりと決めて来ます。

残り5分で選手交代、バックスはカナトン、ポーティスがイン、サンズはエイトン、クラウダーの連続得点で追い上げ始めます。

残り4分、クラウダーがルーズボールファウルを吹かれて2つ目、サンズはここでカミンスキー、ジョンソンを起用します。

バックスはポーティスのスリーが決まって18-11の7点差にしたところでサンズがタイムアウト、明けには早々にエイトンを戻し、ペインも起用、早速ペインのスリーが決まります。

そしてディフェンスではサンズがゾーンディフェンスを敷きますが、ポーティスのスリーで攻略されてしまう。

さらにヤニスの2本のアタックでゾーンを切り裂き7-0のラン、さらにヤニスはフリースローの確率が高くファウル獲得から着実に得点を伸ばし早くも2桁到達。

最終29-16、バックスが13点リードで第1Qを終了。

第2Q先制はペイン、ペネトレイトからの得点、ステップバックスリーでベンチから早くも10天を加点し、流れを変えにかかります。

前のクオーター好調だったバックスのオフェンスが少し低調なスタート、サンズが8-0のランを見せて残り9分に5点差に迫る。

流れを切るためにタイムアウトを取るバックス、クラウダーのフリースローで3点差になるもののポーティスのスリーが決まり6点差。

このクオーターのファーストスコアがようやく決まり、ここから接戦になりそうな、重たい空気の漂う中盤。

残り6分半でサンズが2点差、バックスはヤニスもロペスも休ませている時間帯、サンズは再びカミンスキーを起用。

さらにポールのレイアップで残り5分半に33-33、同点に追いつきます。

終盤に差し掛かり、ヤニス、エイトンと共に戻してくる中で、ミドルトンが3つ目のファウルをコールされてしまい嫌な流れが途切れず。

そのままサンズが逆転に成功、この残り4分弱を迎えるまでにチームで4点しか取れていないバックスは、ようやく久々にヤニスがフリースローで得点。

ポールのプルアップジャンパー、そしてエイトンのフリースローで5点差にするサンズ、そこから終盤にかけてはサンズペース。

前のクオーターで苦戦したバックスのディフェンスをボールムーブで交わせるようになって来ました。

ポールのジャンパーも決まりだし、今度はバックスが何とか食らいついていくこの時間帯。

サンズは終盤になってクレッグを起用、スターターの出場時間がかなり長くなって来てはいますが、シリーズ敗退がかかっている試合ではなりふり構ってはいられません。

最終47-42、サンズが5点リードで前半を折り返します。

第1Qはバックス、第2Qはサンズと大きく流れが入れ替わった前半、第3Qの立ち上がりもシュートは小気味良く決まらずに、重たい展開。

バックスがヤニスのフリースローにスリーポイントで連続得点し1点差に迫る序盤、サンズも簡単にはやらせず、エイトン、ブッカーが連続得点。

徐々にテンポアップし始めるこのクオーター、残り8分にヤニスのフリースローでバックスが逆転に成功します。

さらにもう一本ローポストからこじ開けて得点をしたところで、サンズがタイムアウト。

残り7分半、タイムアウト明けのプレイはクラウダーがスリーに加えてアンドワン獲得、すぐに再逆転してみせます。

両チームワンポゼッション差で毎回リードが入れ替わる時間帯を過ごす中で、ロペスがフローターに強烈なワンハンドスラムにと連続得点、流れを引き寄せます。

この勢いに乗りバックスが5点リードに広げて残り4分半、ポールがミドルを決めて何とか繋ぎますが、エイトンが4つ目のファウルをコールされて残り4分。

サンズはカミンスキー&ジョンソンを起用し、サンズはゾーン気味な対応を見せますが、バックスに崩されてしまう。

何とか踏ん張るサンズ、トランジションでの得点を伸ばしていき、最後はブッカーのフリースローで同点に追いついて第3Qを終了。

77-77で始まる第4Q、バックスはヤニス、ロペス不在の中でポーティスがジャンパーを沈めて先制、サンズは逆にカミンスキーのところからアタックし、ミスマッチを突く。

ブーデンホルツァーHC、早くもアジャストしロペスを残り11分で投入、カミンスキーとマッチアップさせます。

ホリデーのプルアップスリー、ポールのバスケットカウントでまだまだ点差はつかずにやり合う両者。

残り9分半にエイトンを戻してくるサンズですが、ブッカーが決めきれずに、逆にバックスはミドルトンがタフなショットを決めてリード、4点差。

サンズはスイッチしたヤニス越しにポールがジャンパーをメイク、意地を見せます。

しかし残り8分、エイトンが5つ目のファウルコールをされたことで情勢はバックス側に傾き始める。

カミンスキーが投入され、ヤニスがフリースローを落とさずに個人で40点を突破、次のポゼッションでもブッカーをブロックしてからトランジションに持ち込みファウル獲得。

残り7分半で6点差、ポーティスがサンズのディフェンスをくぐり抜けて得点し、サンズはブッカーがタフなジャンパーを沈める。

残り6分で6点差、バックスはカナトンも要所で存在感を見せ、テイクチャージ、オフェンスリバウンドと渋い活躍。

サンズはエイトンが戻り中盤を迎え、クラウダーの体勢崩れながらのフローターで4点差。

しかしミドルトンが冷静に2点を加点、さらにバックスのディフェンスにサンズは少し停滞し始めます。

そしてエイトンに対しヤニスが果敢にアタック、レイアップを決めて8点差。

残り3分半、エイトンも負けじとレイアップを決めて6点差にしますがまたヤニスが立ちはだかり、フックショットを沈め8点差。

何とかトランジションからブッカーが得点し、6点差にして残り2分を切る。

サンズにとって大事なディフェンスシチュエーションでハンドルするのはミドルトン、ブッカーの必死のチェックによりターンオーバーを誘発。

1分半、6点を追うサンズポゼッション、ブッカーにマッチアップするホリデーが素晴らしいディフェンス、最後はクラウダーがペイントに持ち込みファウルを獲得。

ベテランがここをしっかりと決め切り4点差、バックスはしっかりと時間を使いながら最後はハンドオフからミドルトンのジャンパーが決まり6点差。

時間は1分を切りサンズがタイムアウト、明けてのプレイはブッカーにスリーを打たせるセットでしたが、このキャッチ&スリーはリングに嫌われる。

サンズはブリッジズがミドルトンにファウル、2本フリースローを決めて8点差。

サンズはポールが早めにプルアップスリーを放ちますが決まらず。

バックスは時間を使って最後はカナトンがファウルを受けますが、このフリースローを2本失敗。

残り20秒で8点差、ポールが一気に駆け上がり得点し6点差、そしてヤニスにファウル。

ここはフリースロー1本成功に留まり、サンズがタイムアウト。

残り10秒で7点差を追うサンズのスローインで再開、ブッカーにスリーを打たせますが決まらずにここで勝負あり。

これにてNBA finals2021は幕を閉じ、最終105-98でバックスが勝利、50年ぶりの優勝を果たしました。

4連勝で一気に頂点を駆け上ったバックス、ヤニスが50点14リバウンド5ブロックの活躍を見せ、勝負ところでのミドルトン、ホリデー、ロペスが良い動きを見せていました。

ベンチからもポーティスがエナジーを注入し、このゲームだけでなくタッカーやカナトンといったサポートメンバーも仕事をし、少ないローテーションで見事勝ち切りました。

このシリーズではクラッチタイムでのバックスのディフェンスの強さが際立ったシリーズになった印象があり、ホリデー、ヤニス、タッカーなどのディフェンス能力がチームに良い勝利を導いたように思います。

来季、ロスターがどのように変わってくるか、2連覇を達成できるか、ディフェンディングチャンピオンとしてのバックス、楽しみです。

サンズは2連勝からの4連敗という悔しい敗戦になってしまいました。

ポールが26点と奮起しましたが、ブッカー、エイトンが続けず、チームとしてもGAME6のようなシュートタッチが取り戻せずに苦戦。

そしてシリーズに大きく影響を与えたであろうシャリッチの負傷、それによってエイトンがファウルトラブルに陥った時に苦しい展開になったり、ブッカーも少し波がある活躍になってしまったりと来季に向けての反省材料は出てきたように思います。

ポールはもう一度この舞台に舞い戻ってくることができるかどうか、ロスター的には若い選手たちに良いプレイオフでの経験を積んでもらうことができたため、早期返り咲きが狙えるかどうか、来季も楽しみです。

個人的マンオブザゲーム

ヤニス・アデトクンボ

ファイナルMVPに輝いたヤニス、この試合は50点14リバウンド5ブロックを記録。

他のシリーズではある程度アシストも稼いでいましたが、この試合は一転アタックモード、そしてフリースローを17/19とこの大一番で高確率で沈める集中力を見せて、文句なしのこの試合、そしてこのシリーズのMVP選出だったと思います。

言われないと思い出せなかったカンファレンスファイナルでの膝の負傷、セミファイナルではデュラント率いるネッツとのバチバチの戦いを制し、ここまで到達してから振り返ると非常にドラマチックなプレイオフ、そしてファイナルになったなという印象です。

ここ数年のファイナルの中でもかなり面白かったし、その中でのヤニスの存在感は一時期のシャックを彷彿とさせるもので、わくわくさせてもらいました。

来シーズン、さらなるパフォーマンスアップに期待したいと思います。

おまけ

2020-2021シーズンが終了、今年も昨年に続きイレギュラーなシーズンでしたが、選手たち、そしてNBAに関わる全ての人たちに感謝をお伝えしたいと思います。

最高に楽しかったです、ありがとうございました!!

そして、今季の終了とともに、来季のピックアップチームの抽選をすでに終えています。

それに向けてただいま準備中です、おたのしみにw

最後まで読んで頂きありがとうございました!!
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