やって参りましたNBA Finals 2021。
今年はフレッシュなマッチアップとなり、歴史がまた動き始めている予感がします。
どうも、イレギュラーな今季を追いかけられて、本当に楽しかったかなと早くもまとめモードのctrainerです。
そして、現在ファイナルが終わってからのことも色々と準備中です。
この記事では
ファイナル2021 <EAST>バックス(3位)×サンズ(2位)<WEST> GAME1
をレポートしていきます。
試合結果
ハイライト
スタッツ
https://www.espn.com/nba/game/_/gameId/401344135
バックス
<個人>
ヤニス・アデトクンボ 20点 17リバウンド 4アシスト 2スティール
クリス・ミドルトン 29点 7リバウンド 4アシスト
ドリュー・ホリデー 10点 7リバウンド 9アシスト
ブルック・ロペス 17点 6リバウンド
<チーム>
3PT 16/36 44.4%
FT 9/16 56.3%
リバウンド 47(オフェンス9/ディフェンス38)
アシスト 21
ターンオーバー 14
ファストブレイクポイント 17
ペイント内得点 42
サンズ
<個人>
クリス・ポール 32点 9アシスト
デビン・ブッカー 27点 6アシスト 3スティール
ディアンドレ・エイトン 22点 19リバウンド
ミカル・ブリッジズ 14点
キャメロン・ジョンソン(ベンチ出場) 10点 2スティール
キャメロン・ペイン(ベンチ出場) 10点
<チーム>
3PT 12/32 37.5%
FT 25/26 96.2%
リバウンド 43(オフェンス6/ディフェンス37)
アシスト 18
スティール 9
ターンオーバー 9
ターンオーバーからの得点 16
ファストブレイクポイント 20
ペイント内得点 44
スターター
バックス
ヤニス・アデトクンボ
クリス・ミドルトン
ドリュー・ホリデー
ブルック・ロペス
PJ・タッカー
サンズ
クリス・ポール
デビン・ブッカー
ミカル・ブリッジズ
ジェイ・クラウダー
ディアンドレ・エイトン
インジャリー
バックス
ドンテ・ディビンチェンゾ:アウト
サンズ
なし
ゲームレポート
ヤニスが復帰してきたバックス、そして欠場者なしでファイナルの舞台に到達することができたサンズ。
どちらも両カンファレンスから、厳しい戦いをくぐり抜けてこの最終決戦に臨みます。
注目のマッチアップはヤニスに対してエイトン、ロペスにクラウダーとディフェンスにつくサンズ。
バックスはデザインプレイからヤニスのアリウープを狙いますが、これはフリースローになり、1本決まってまずは先制。
バックスはポールにタッカー、ブッカーにホリデーがマッチアップし、互いにストレートにポジションごとではなく、意図的にマッチアップをずらしてきています。
クラウダーのミスマッチをついてロペスがゴール下で得点、そしてすぐさまサンズはブッカーがミドルを決めてこの試合のファーストスコアを挙げる。
そこから序盤はイーブンな立ち上がり、残り9分にエイトンのフックが決まってずっとリードしていたバックスを逆転するサンズ。
現状、ヤニスの膝の影響は大きくは見られず、コートを駆け回れています。
残り8分で先に選手交代に動きたのがバックス、ポーティスを起用します。
タイムアウト明けにバックスはヤニスを下げて、ロペスを戻し、前の試合のスターターになります。
サンズは選手交代なし、スターターのまま進み、残り6分で12-12の同点。
バックスはロペスのスリーでリードを奪い返し、リードチェンジが繰り返されるこの中盤、サンズはペインが入ってきます。
試合は接戦のまま終盤へ、残り4分にバックスはフォーブス、サンズはジョンソン、シャリッチが入ります。
ベンチプレイヤーが先に活躍し始めたのがサンズ、ジョンソン、ペインのスリーで4点差にし少しリードを離したところで、バックスはすぐさまタイムアウト。
残り3分にバックスもカナトンを起用、サンズは残り2分を切りアクシデント、シャリッチが脚を引きずりながらロッカーに下がります。
少し心配ではありますが、このタイミングでクレッグとエイトンを入れて対応するサンズ。
試合は接戦のまましまった展開で進み、最終30-26、サンズが4点をリードして第1Qを終了。
第2Q、バックスは前のクオーターの終わり際から入ったティーグがそのまま出場、ペイントの得点やスリーなど大きく差はなく、まさに接戦の状態でスタート。
バックスがタッカーのコーナースリー、サンズがハイローで最後エイトンと、このクオーターもイーブンな展開。
しかしジョンソンのスリーで6点差、少し離れたポイントになりましたが、すぐさまバックスはミドルトンがプルアップをヒット。
さらにティーグのスリーですぐさま1点差、どちらも主導権を握れず、渡さずの拮抗した序盤を終え、サンズが3点リードで残り8分半。
ここでサンズは負傷したシャリッチに代わりセンターの控え、カミンスキーが入ります。
この状況下で存在感を出し始めるのがポールとブッカー、着実に2点を加えていき、残り7分を切りサンズが7点リード、バックスが1度タイムアウトで立て直します。
タイムアウト明けはデザインプレイでロペスのアリウープで5点差、さらにミドルトンのトランジションでのスリーで2点差、サンズを逃しません。
そしてむしろバックスがここからラン、ミドルトンがフローターを沈め7-0にしますが、今度はポールがスリーを沈め、どちらも締まった内容のバスケットを見せています。
終盤に入りかけたところでは互いにディフェンスのインテンシティが上がり、今度は得点が伸び悩み始めます。
どちらも優勝に向けて、気持ちの入った質の高いシーソーゲームを演ましたが、前半の終わり側にサンズが少しだけ先んじて、最終57-49、8点をリードして終了します。
第3Qはスターターに戻して臨む両チーム、前のクオーターの終了間際に大きなスリーを突き刺したポールが、この後半のファーストスコアもメイクします。
バックスはフリーのスリーポイントをヤニスがしっかり決めて追いかける。
さらにポールが4PTプレイを成功させて、フレイグラントも獲得しポゼッションも確保。
残り10分を切り、サンズがこの試合最大の11点リードを握る序盤、さらにターンオーバー誘発からの速攻で13点差にすることに成功、バックスたまらずタイムアウトをとります。
ここで一気に流れを引き込んだサンズと、もう一度均衡を取り戻したいバックス、ロペスがフリースローを2本獲得するも共に失敗。
タッカーが一本ペイントから決めますが、ブリッジズがスリーを決め14点差、ロペスもコーナースリーを返しますが、その裏のオフェンスはエイトンのダンク。
また均衡した展開に近づいてきましたが、直前に大きく点差を離されたバックスは、どこかで挽回をしていかなければいけません。
残り6分、ロペスのスリーで12点差、サンズは少し得点ペースが落ちはするものの、基本的には2桁リードを守りながら終盤へ。
残り4分を切り、ブッカーのキックアウトでポールがコーナースリーを決めて16点差、さらに自らのペネトレイトからのレイアップで18点差。
ポールが試合を支配し始め、エイトンのフリースローが決まり、この試合最大の20点差に。
バックスはまだ時間がある中で少しずつでも第4Qに繋ぐために、得点を重ねておきたいところ。
この苦しい時間帯にミドルトンが連続得点、なんとか食らいつきますが、今度はブッカーがお返しのジャンパーをヒット。
このクオーターは最後にミドルトンがスリーを決めて92-75、ポールのこのクオーターだけで16点の活躍に引っ張られてサンズが17点リードで最終クオーターへ。
第4Qはカナトンのスリーからスタート、サンズはペインのレイアップで反撃し、しっかりとリードを保つ。
ペイントへのアタックを増やすことで、フリースローを獲得し始めるバックス、残り9分で11点差に迫る。
しかしこの序盤はペインが素晴らしいプレイを披露、点差が縮まり出した時間にスリーをヒット。
バックスもこの時間は維持を見せ、フォーブスのスリーも決まって点差を一気に詰めて残り7分半で9点差、ついに1桁が見えてきました。
さらにヤニスのオフェンスリバウンドからの得点、流れを手繰り寄せて7-0のランを見せます。
サンズはブッカーがスリーを決めて再び10点差、残り6分を切り、バックスとしては早めに1桁差でスコアを推移させたいところ。
残り5分にフォーブスのスリーで9点差に詰めるバックス、一本良いディフェンスを見せましたが、その裏のオフェンスではヤニスがターンオーバー。
そしてブッカーが冷静にステップバックジャンパーをヒット、バックスに簡単に点を詰めさせません。
さらに今度はポールが仕事をし、ヤニスからバスケットカウントをゲット、ボーナスも沈めて残り3分半で14点差。
ヤニスが正面突破を見せファウルを獲得しますが、この試合はここでフリースローをを連続で決めることができずに苦戦。
残り3分を切り12点差、まだ諦めるには早い時間ですが、要所をしっかりと締めているサンズが一枚上手な試合を見せています。
残り2分で14点差、サンズがコントロールに入り、時間も使いながら得点に繋ぎ、残り1分で15点差。
試合はそのまま終了し、最終118-105、まずはサンズが本拠地でGAME1を取りました。
まず先勝したサンズ、ポールが32点9アシスト、ブッカーが27点、エイトンが22点19リバウンドとBIG3が素晴らしい活躍。
ベンチからキャメロンコンビも2人共2桁得点をマーク、良いシリーズの入りができました。
終始接戦でしたが、第3Qのラン以降はしっかりとリードを保ち、硬いバスケットを見せたサンズ、シャリッチの負傷がどの程度のものかが気になるところです。
敗れたバックスは復帰してきたヤニスが20点、17リバウンドと悪くない動きをみせはしましたが、本調子とまでは行かなかったかなという結果。
チームトップはミドルトン、苦しいタイミングで個人技で打開するところはさすがでした。
バックスはディフェンスでスイッチをしてしまうと、ビッグマン相手にポールやブッカーが1on1を制し得点に繋ぐパターンを引き出されてしまうため、そこをどう対処するか。
まだまだシリーズは始まったばかり、アジャストしてもらって、次の試合どんなパフォーマンスを見せるか楽しみです。
個人的マンオブザゲーム
クリス・ポール
抜群のゲームコントロールを見せたポール、試合を通じて32点4リバウンド9アシストをマーク。
第3Qだけで16点を記録しましたが、その前後の前半の終わり際、そして第4Qも素晴らしい活躍を見せてオフェンスを牽引していました。
ホリデーとの純正ポイントガード対決も面白そうですし、このマッチアップがこのシリーズどんなものになっていくかも楽しみです。
おまけ
湿度の高い日が続いています。
水曜、土曜の勤務地は基本室内に入れるんですが、感染予防のための換気で空調の効きが悪くなり、またデスクの位置的に熱が篭ります。
熱中症にだけならないよう気をつけていきたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました!!
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