#27 MILの1st roundを振り返る




「バッドバッチ シーズン3」シリーズのフィナーレは最高のラストでした。

どうも、クロスヘアーに泣かされました、ctrainerです。

中々急に単発で見ても理解はしづらいかもしれませんが、おススメです。

この記事は、毎年ランダムに選んだチームを1年間追いかけ、NBAをよりマルチな形で楽しもうと思っている男が、個人的に思ったことをレポートしていきます

本日のレポート内容

MILの1st roundを振り返る

試合結果

GAME1 vs IND ○ 109-94 1-0

<スターター>

MIL

ポーティス、ミドルトン、ロペス、リラード、ベバリー

欠場:ヤニス

IND

シアカム、ネスミス、ターナー、ネムハード、ハリバートン

欠場:マサリン

<ゲームレポート>

ヤニスが不在のままスタートするこのシリーズ、MILはポーティスをスターターに入れます。

両チーム最初のショットが決まらずにいましたが先制したのはシアカム、MILはミドルトンのポストアップからのジャンパーで応戦。

ロースコアな展開で6-6の同点で中盤へ、リラードの連続得点でリードを広げにかかるMIL。

早々に2桁得点に乗せるリラード、INDもシアカムが得点を伸ばし始めますが全体的に硬さの見える両者。

ビーズリー、カナトンと順に交代させるMIL、INDが1点差に迫ってきたところをリラードのプルアップスリー、バスカンで突き放す。

INDもマッコネル、スミス、トッピン、シェパードと徐々に選手を入れ替え、終盤にはMILもグリーンを投入。

ここでビーズリーのスリー、さらにカナトンが4PTプレイを成功させ再度1点差に迫ってきたINDを突き放すことに成功。

そして最後もリラードがブザービーターでスリーを決めて早くも19点に到達し第1Qを終了、30-21で9点リードし次のクオーターへ。

第2Qは頭からクラウダーがイン、ポーティスがオフェンスを牽引、連続得点で15点リードまで広げていく。

INDは一瞬ジャクソンを投入しますがリズムが掴めずにタイムアウト、その後スターターに戻すものの失点が収まらずに連続でタイムアウトを取ります。

19点リードして中盤へ、INDがターンオーバー多く波に乗れない中でシアカムが孤軍奮闘し点差を詰める。

ただリラードも連続スリーでアンサーし、それに引っ張られ24点リードして終盤へ。

完全にプレイオフモード確変状態のリラード、またしてもスリーで得点を伸ばし27点に到達。

ようやくINDはターナーがチームとして1本目のスリーを決め、その後ネムハードも決めてきますが、前半最後のビッグプレイはリラードの4PTプレイ。

結局前半だけで35点を荒稼ぎし最大30点差をつけ、最終69-42で27点リードして後半へ。

第3QはINDの連続得点からスタート、MILもそれに追随する形でジワジワと点差が詰まる序盤。

19点リードで中盤へ、リズムに乗れないMILが後半は先にタイムアウト、この直前にリラードとネムハードがちょっと揉めますがここはお咎めなし。

ミドルトンがこのクオーターはスコアを繋ぎ、ロペスがリムプロテクトで存在感を発揮、21点リードで終盤へ。

終わり際はグリーンがオープンショットの機会を得るも決めきれず、最後9-0のランを出され最終83-71で12点リードで最終クオーターへ。

第4Qはミドルトンのスリー、ポーティスのバスカンからスタート、INDも応戦しスコアを伸ばす。

INDはマッコネル、シアカムが積極的にアタック、それに対しMILはビーズリーのスリーで突き放す。

20点リードで中盤へ、ここから互いにスコアが停滞してしまいますが折り返しのところまで点差を保ちゲームをコントロール。

時間がなくなってきたINDがスリー早撃ちになり始め17点差で終盤へ。

INDが積極的にアタックしミドルトン、ロペスがファウルトラブルに陥りますがロペスがポスタライズダンクを叩い込み会場を多いに沸かせます。

最後にポーティスはファウルアウトになってしまい、ちょっと追い上げられましたが最終109-94で勝利し大事な初戦をモノにしました。

<所感>

INDの硬さが取れる前にリラードが爆発して大量リードを奪い、それをキープして後半戦ってGAME1を取ったMIL。

リラードの前半35点のパフォーマンスは見事、後半無得点になったのは気になりましたがそこはポーティスとミドルトンでオフェンスを支えました。

要所でベテランらしい渋いプレイで若手INDプレイヤー達を抑え込んだMIL、後半は相手の追い上げに合い、また間違いなくアジャストしてくると思いますが、次のGAME2でも相手を上回る事ができるか楽しみです。

<その他気になったこと>

  • 前半だけで6本のスリーを含む35点をマークし、ポストシーズン前半の自身最多のパフォーマンスをここでぶつけてきたリラード、ヤニス不在で厳しそうに見えていた視線を払拭する活躍でした。この後のプレイオフリラードの躍動を期待したいと思います。
  • この試合ベンチ出場のビーズリーがスリーポイント3/7でまあまあの確率で決めました。シーズン終盤調子を落としていたのですが、この位の確率を維持して貰えるとめっちゃ助かります。あとはAJJが見たい。
  • モヒカンガロ、カムバック。
  • INDの若手ビッグマン達が本調子を出せていなかった様に見えたこの試合、プレイオフモードに誰が早くアジャストしてくるか、唯一シアカムがスコアをグングン伸ばしてきていたので警戒したい選手。MIL的にはその前に一気に主導権を握ってしまいたいところなので次の試合はも勝利して2-0としたいです。

GAME2 vs IND × 108-125 1-1

<スターター>

MIL

ポーティス、ミドルトン、ロペス、リラード、ベバリー

欠場:ヤニス

IND

シアカム、ネスミス、ターナー、ネムハード、ハリバートン

欠場:マサリン

<ゲームレポート>

初戦を取ったMIL、このGAME2はロペスのスリーでまず先制。

さらにリラードのプルアップスリーと最高の滑り出し、INDもターナー、ハリバートンで対抗。

その後順調に得点を重ねていくMIL、リラードが好調を維持しますがINDにオープンショットを与えてしまい3点リードで中盤へ。

ロペスがスリーにブロックと持ち味を発揮、しかしミドルトンが軽く足首を捻挫したっぽく、ビーズリーと交代後に一度ロッカーに下がる。

続いてクラウダーもイン、MILがリードを維持して4点リードで終盤へ。

INDはトッピン、シェパードと入り、ペースを上げて猛追、残り3分を切って逆転されてしまい一度タイムアウト。

カナトンと共にミドルトンがカムバック、トッピンに連続得点を許しMILはターンオーバーが目立ち始める。

INDがマッコネルを投入し、MILは終わり際にグリーンを起用、リラードがタフなスリーをねじ込み同点にしますがシアカムにバスカンを献上。

最終30-26で4点ビハインドで次のクオーターへ。

第2Qは頭からゾーンディフェンスを敷くMILですが、トッピンにスリーを決められてスタート。

グリーンがジャンパー+アンドワン、さらにリラードがFT、プルアプスリーで20点に乗せ追い上げを図る。

ミドルトンのジャンパーで逆転に成功、1点リードで中盤へ。

接戦の展開は続きハリバートンがスリーを決め、ミドルトンがジャンパーを決め返しリードチェンジを繰り返す。

ちょっとミスマッチが発生し、シアカムとカナトンのマッチアップになりますがそこをカナトンが守り切り逆に速攻で加点。

この直後にINDがタイムアウト、そしてリック・カーライルHCが激昂してレフェリーに文句をつける。

ATOにはクラウダーと変わりますがINDもアジャストしてくることでワンポゼッション以上開かず、同点で終盤へ。

一進一退の攻防で互いに引かず、両チームエースが加点しおオフェンスを牽引。

最後にシアカムの連続得点をくらってしまい、最終60-55でMILが5点ビハインドで後半へ。

第3Qはリラード26点、シアカム21点とどちらもしっかりと仕事をして迎える後半、MILは立ち上がりディフェンスの気の緩みが発生しイージーバスケットを与えてしまう。

一気に7-0のランで11点差にされてタイムアウト、一旦立て直すMILですが序盤はINDペース。

ポーティスやベバリーがコールに納得いかず、それをIND側も煽りプレイオフらしいヒートアップした展開、観客も声援を送りサポート。

なかなか波に乗れずに我慢の展開が続くMIL、一歩一歩詰めていき3点差にしたところでINDがタイムアウト。

終盤に入りリラードのアタックも入れて8-0のランで1点差、ここで捉え切りたかったところですがターナーにバスカンをねじ込まれ逆転には至らず。

MILも連続オフェンスリバウンドから粘りを見せますが、前半同様シアカムのところでミスマッチが発生しクラウダーを投入して対応するMIL。

ただ終わり際にまたズルズルと離されてしまったMIL、最終92-83で9点ビハインドとなり最終クオーターへ。

第4Qはロペスのブロックからカナトンが速攻に持ち込みアンドワン、流れを気にしたINDがすぐにタイムアウトを取ってきます。

ここでMILのアウトサイドが決まらずにまたジワジワと離され10点差、シアカムの連続得点で12点差にされたところで今度はMILがタイムアウト。

ATOはイーブンな展開となりますがちょっと押され気味なMIL、13点差で中盤に入り、INDがディフェンスの強度も上げてきたところでスコアが停滞。

ロペスを下げてスモールラインナップみたいにしますが、そこでターナーがアウトサイドから連続得点、リスクを負って仕掛けながらも相手に対応され20点ビハインドに。

チーム全体で調子が上がり、ノリノリになったINDはオフェンスがさらにスムーズに、MILは失点が収まらず、そして加点できず。

終盤に入るところでAJJをこのシリーズ初投入、その後順に出場していなかったメンツを起用する。

最終125-108で敗退となり、シリーズ1-1になりました。

<所感>

リラードが34点をマークし前回に続きリーディングスコアラー。

ただGAME1からくる硬さがあったように見えたINDの面々が伸び伸びプレイし始め、MILは要所でディフェンスのローテーションが遅れたり、後半の立ち上がりでランを作られたり、ちょっと気の緩みが見えたこの試合。

選手起用の部分でも、このまま同じパターンで行くとシアカムを止めるのに苦労しそうなのでそこをどう対応していくか。

ヤニスが戻って来れそうな情報がまだ届いてきていないため、現状の戦力でMILがどう戦っていくか、ここからアウェイ2戦大事になりそうです。

<その他気になったこと>

  • ベンチプレイヤーたちのプレイタイムはそこまで長くない試合でしたが19分のカナトンに続き、クラウダーとグリーンが15分、ビーズリーは10分しか出場できずに序列が変わってきました。特に前半はまずビーズリーが出てきたところを後半は先にグリーンを投入したMIL、ベンチからの得点がこの試合は伸びて来なかったので全体のステップアップを期待したいです。
  • ヤニス不在の影響の一つとしてビッグマンのローテーションが相手に対して1枚足りていない印象、シアカムに対してアンダーサイズのマッチアップになった時にアタックされて苦しめられたこの試合。カナトンよくやっているとも取れなくはないですが、GAME3以降ここにどう対応してくるか要チェックです。
  • INDはシアカムが37点、ターナーが22点、ネムハードが20点とINDらしいペースのゲーム展開に持ち込み一気に突き放しました。MILとしては第3Qの入りのところだったり、第4Qの相手が勢いに乗ったところで策を講じたかったですが後手に回ってしまいました。GAME3は場所を移してINDホームでの戦いとなるため、相手に圧倒されずに自分たちのペースを保てるかがポイントになりそうです。

GAME3 @ IND × 118-121(OT) 1-2

<スターター>

MIL

ポーティス、ミドルトン、ロペス、リラード、ベバリー

欠場:ヤニス、リビングストン

IND

シアカム、ネスミス、ターナー、ネムハード、ハリバートン

欠場:マサリン

<ゲームレポート>

ヤニスの欠場が続くMIL、1-1のタイでINDホームに場所を移してのGAME3。

序盤はイーブンな展開、ターナーの2本のスリーでINDがリード、MILはミドルトンのスコアで追随し4点ビハインドで中盤へ。

ハリバートンの2本のペネトレイトでINDファンの大声援が飛び、MILがタイムアウトで流れを切る。

ATOにMILはビーズリー、INDはトッピン、シェパードを投入。

ゲームのテンポが上がり始め、INDペースに傾き始めるこの時間帯。

MILはカナトンを投入、INDもマッコネルが入り得点が停滞するMILを尻目にINDはトランジションで加点、10点差になったところでMILがこのクオーター2回目のタイムアウト。

ATOにゾーンディフェンスを敷き早めの仕掛けをするMILですがターナーにオフェンスリバウンドからのスコアを許し、ペースを掴めず。

両チームローテが2巡目に入り、INDはシアカムがカムバック、MILもリラードを戻すもここでリラードがシュートの着地で左膝を負傷、すぐにベンチに戻すことに。

代わりにグリーンが入るMIL、この間INDがさらに勢いに乗りリードを広げられるMIL。

終わり際にMILはAJJを投入、ゾーンを攻略されて19点ビハインドに。

最後にFTで何とか挽回、最終39-22で17点ビハインドで次のクオーターへ。

第2QはINDが頭からスミスを投入、リラードも戻ってきています。

MILはミドルトンがこの緊急事態に連続スコアを見せオフェンスを牽引。

INDが早めのタイムアウト、MILはリラードへの負担軽減のためかミドルトンがハンドルする時間が長くなる。

AJJがINDの早いペースに順応、オフェンスではプットバックダンク、ディフェンスではトッピンをチェイスダウンブロック。

ただ点差は変わらず、16点ビハインドで中盤へ。

ここでクラウダーがこの試合初出場、MILが連続得点し10点差まで詰めますが、ディフェンスのローテーションが遅れ、トランジションで押し込まれ点差をまた広げられる。

3PTが入らずに2点ずつでしか詰められないMIL、ようやくミドルトンのスリーが決まり9点差になったところでINDがタイムアウト。

ミドルトンがアタックモードに入りスコアを重ねますが、INDもハリバートンのプットバックダンクなどで良い流れを継続。

最終67-55で12点ビハインドで後半へ。

第3Qは一度マンツーマンに戻すMIL、ネムハードに連続得点を許しますが何とか食らいつく序盤。

INDのディフェンスが崩れかかったタイミングがありましたがINDはすぐにタイムアウトで対応、13点ビハインドで中盤へ。

ここでグリーンを投入するMIL、GAME2と同じようなローテーションを見せます。

リラードがタフなスリーを続けて成功させ何とか追随しますが、だいぶ脚引きずってしんどそうな印象。

折り返しのところでAJJを起用、両チームスコアが伸び悩む時間になり12点ビハインドで終盤へ。

粘りを見せるMIL、INDのミスも重なり1桁差に押し込む。

最後はミドルトンのジャンパーがブザビで決まり、90-83で7点ビハインドまで何とか漕ぎ着け最終クオーターへ。

第4QはMILがリラードのスリーで一気に詰め2点差に、INDにタイムアウトを取らせます。

ATOもリラードのステップバックスリーがヒット、逆転に成功するMIL。

1点リードで中盤へ、両チームスターターにし、ハリバートンのアシストからシアカムが加点、再逆転されたMILがタイムアウト。

ATOからはプレイオフらしい重たい展開、互いに譲らずに接戦が続くこの時間帯。

MILが2点ビハインドでクラッチタイムに突入、ハリバートンが決めればリラードがお返し、ポーティスがコーナースリーを決めればターナーがコーナースリーを決め返す。

104-104の同点で終盤へ、ミドルトンがジャンパーをねじ込み30点に到達、INDはハリバートンがアシストを通しゲームをコントロール。

残り3分、どちらもスコアできずに約2分経過、残り1分でネムハードがFTを1本成功させてようやくスコアが動く。

返しのオフェンスでMILはリラードがコンタクト受けながらショットを放つもこれはノーコール、INDはハリバートンのシュートをリバウンドしたシアカムがそのままスコア、バスカンの判定。

これをMILがチャレンジ、判定は覆りませんでしたがシアカムがボーナススローを落としMIL3点ビハインドでエントリー。

ミドルトンが時間を残した状態でレイアップに持ち込みスコア、1点差にして残り10秒を切る。

ネスミスにファウルをしてFT2本決められて3点ビハインド、MILがタイムアウト取得。

残り7秒弱、タイムアウトも使い切ったMILのラストチョイスはミドルトン、サイドに身体が流れながらもプルアップスリーを突き刺し会場を鎮める。

同点のラストポゼッションをINDが決められずにこの試合はオーバータイムに突入。

111-111で始まるOT、まずは最初のポゼッションどちらもスコアできず。

先制したのはMIL、ミドルトンが決めるとINDはターナーが決め返し同点。

残り3分、ここでINDが連続でオフェンスリバウンドを確保しポゼッションが奪えないMIL。

この波状攻撃を何とか掻い潜ったMIL、逆にトランジションに一気に持ち込みミドルトンがファウル獲得。

FTを2本成功させ2点リード、残り1分半、INDは再び2ndチャンスから最後はネムハードがジャンパー、また同点にされて残り1分。

ミドルトンはちょっと無理なショットに追い込まれ、その返しはINDがネスミスのコーナースリー、オープンで打たせてしまい決められて3点ビハインド。

タイムアウトを取るMIL、残り15秒でサイドからインバウンズ、ボールを受け取ったミドルトンは正面からスリーをバンクショットでねじ込み同点に追いつく。

INDがタイムアウト、 この同点で迎えたポゼッションはサイドからインバウンズ。

残り6.7秒、ハリバートンがバックコートから勢いをつけてペネトレイト、スクープショットはコンタクトを受けながらもネットを揺らし3点プレイ。

ボーナスも決めて121点、3点ビハインドにまたされたMILは時間がなく、最後のATOでのセットは振り向きざまに放ったミドルトンのスリーが落ちここで試合終了。

最終121-118で延長にもつれた試合を後一歩のところで落としてしまいました。

<所感>

ミドルトンが42点とオフェンスを引っ張り、延長に持ち込むタフショットも決める大活躍を見せましたがあと一歩及ばず。

リラードも後半にスコアを伸ばし最終的には28点に到達させましたが、INDがハリバートンのトリプルダブルの活躍でバランスの良いオフェンスを展開し2連敗を喫しました。

両チームとも選手の入れ替えが減りスターターのプレイ時間が伸びてきた中でこの延長の激闘、シリーズが長引くとコンディションの差も出てきそうなのでMILが踏ん張れるかどうか、次の試合落とすと相手にリーチがかかるので2-2にしてホームに戻ってきたいです。

<その他気になったこと>

  • ミドルトンが42点をドロップ、今季はシーズン中怪我に悩まされ、トップフォームから遠い状況が続きましたがこの試合で今季一番のパフォーマンスを見せました。この次の試合も同様の活躍が求められると思うので期待したいです。
  • この試合のシアカムへのマッチアップ、ポーティスとロペスの出場時間が伸びこの二人が基本的には対応、そしてゾーンディフェンスも織り交ぜながら何とか対応したという印象。スターターのプレイタイムが伸び、ベンチからクラウダー、ビーズリーのプレイタイムが減りました。グリーンとAJJの活躍が期待される状況なので、GAME4では得点面でも貢献してくれたら嬉しいなと思っています。
  • INDはハリバートンが18点10リバウンド16アシストの活躍、スターターに加えベンチ出場のトッピンも含めて6人が2桁得点。個人的にはハリバートンのシュートタッチがそこまで良くない状況の中でオフェンスリバウンドからのプットバックだったりアシストで貢献されるのはしょうがない気もしています。もし外が決まり始めてしまうとシーズンの序盤のように手がつけられなくなってしまうため、MIL的には本調子にさせてしまう前に良い流れを掴みたいので、GAME4はこの試合のように出だしやられないよう頑張ってもらいたいです。

GAME4 @ IND × 113-126 1-3

<スターター>

MIL

ポーティス、ミドルトン、ロペス、ビーズリー、ベバリー

欠場:ヤニス、リラード、リビングストン

IND

シアカム、ネスミス、ターナー、ネムハード、ハリバートン

欠場:マサリン

<ゲームレポート>

ヤニスを欠くMIL、前の試合の激闘でリラードも負傷してしまいこの試合欠場、スターターにはビーズリーが入ってきています。

ネムハードのスリーでINDが先制、MILはポーティスのジャンパーでお返し。

互いにスコアを伸ばす中でシアカムが完全にディフェンダーのポーティスを置き去りにしてワンハンドスラム、スコア後にジッと相手を見つめていたところをレフェリーにテクニカルをコールされる。

点の取り合いになる序盤、今度はベバリーがレイアップを決めてトゥースモールのジェスチャーをし、これもテクニカル。

MIL4点リードで中盤へ、ハリバートンにオープンスリーを決められたところでMILが先にタイムアウト。

ATOにターナー、ネスミスに連続でコーナースリーを決められて逆転されるMIL、さらに残り5分でポーティスが着火しネムハードと軽く小突き合う。

先にパンチを放ったと判定され、ポーティスが退場処分、MILはビッグマンが足りてない中でさらに厳しい戦いに。

このタイミングでカナトン、そしてAJJを投入するMIL、そして2-3のゾーンを敷きますが交代で入ったトッピンに連続得点を許す。

3点ビハインドで終盤へ、シェパード、マッコネルと入れてきたINDはさらにトランジションを増やしていく。

MILはグリーンがイン、AJJがトランジションでスリーを沈め際逆転、今度はINDがタイムアウトを取ります。

ATOにMILはクラウダー、INDはマクダーモットを投入、リードチェンジを繰り返しながらMILはINDの速いペースに対応。

最終33-33で同点で次のクオーターへ。

第2QはMILが頭からガロを投入、INDが相変わらずペースを上げてバスケットを展開、MILはそれに食らいつき点の取り合いは続く。

バンバンリードが入れ替わる中で3点ビハインドで中盤へ、ターンオーバーからターナーに速攻でダンクを決められてMILがタイムアウト。

ATOはさらにターナーが得点を伸ばしジワジワと離され始めるMIL、AJJのスリー、ビーズリーのジャンパーで応戦し粘りを見せる。

得点源を失っているMILはロペスが頑張り2桁得点に到達、2点ビハインドで終盤へ。

ターナーがこのクオーターだけで2桁得点の活躍を見せる中ロペスが攻守に存在感を発揮、さらにガロもポストからのジャンパーで得点を繋ぐ。

最後はミドルトンもしっかりとフェイダウェイジャンパーを沈め、最終67-64で3点ビハインドで後半へ。

第3Qはポーティスの代わりにAJJを投入するMIL、ただ最初のプレイでミドルトンが足首を捻挫、一度タイムアウトを取ります。

ATOにコートに戻りますが怪我人続出の中で更に不安要素が出てきたこの試合、INDがハリバートンの連続スリーで2桁リードに持ち込み、MILは堪らずこのクオーター2回目のタイムアウトをコール。

9点ビハインドで中盤へ、ミドルトンが明らかにディフェンスでも脚が動いておらずに4つ目のファウル、ただグリーン、ロペスとスコアを繋げ、我慢できているMIL。

終盤に差し掛かるところではターナーがエグいトマホークスラムを叩き込みINDファンが大声援を送る。

次のポゼッションでもターナーのコーナースリーが決まり、MILはタイムアウトで流れを切りにかかります。

12点ビハインドで終盤へ、ガロを1ビッグにして機動力のあるラインナップで対抗するMILですが、INDがガンガン押し込んできて最大で17点差をつけられる。

ベバリーが最後得点を繋ぎ、最終98-85で13点ビハインドで最終クオーターへ。

第4QはMILが連続得点し1桁に詰め寄ってスタート、ロペスの思い切りの良いスリーも決まって6点差にしINDにタイムアウトを取らせます。

ここからINDが立ち直り、MILのスコアが停滞し始め11点差で中盤へ。

ターナーのスリーが好調でネムハードも存在感を見せる中、MILは必死にスコアをして粘りを見せますが徐々にディフェンスでの集中力が低下し始める。

FGが生まれずにFTでしか点を繋げない時間が約4分間続き、11点ビハインドで終盤へ。

INDはこの試合はそこまで目立っていなかったシアカムが連続得点、そしてターナーにこの試合7本目のスリーを決められてタイムアウト。

ATOは互いに3rdユニットを投入、INDは結局この試合フランチャイズのプレイオフ史上最多の23本のスリーを決めてきました。

最終126-113で敗退しシリーズ1-3、MILは王手をかけられました。

<所感>

ポーティス退場というアクシデントも加わり、メインの得点源になり得る選手を3人失ったMILはこの試合ロペスが27点、ミドルトンが25点を獲得、ビーズリーも20点マークしてベンチからも得点が伸びました。

オフェンシブな速い展開にある程度ついていけたのは好材料だと思いますが、INDに大量にスリーを決められ相手のやりたいバスケットをガッツリされてしまったのはこの後の試合的に結構痛いんじゃないかなと思っています。

後がなくなったMILが、まずホームに戻ってのGAME5でどんな戦いを見せるのか楽しみです。

<その他気になったこと>

  • 第1Qだけで3つのテクニカルが飛び交い荒れたスタートになったこの試合、完全にペースはINDの得意な形になってしまいMILは前半良く食らいつきましたが第3Qで離されてしまいました。その他のクオーターは2つで同点、1つは3点ビハインドで終了できていたので悪くはない戦いだったと思います。ただ懸念材料はミドルトンも試合中に足首を負傷したこと。そしてINDらしいペースで1試合戦ったことでハリバートンが調子を掴みつつあるように見えること。この後の試合で更に厄介な存在になりそうな気配を出してきています。

GAME5 vs IND 〇 115-92 2-3

<スターター>

MIL

ポーティス、ミドルトン、ロペス、ビーズリー、ベバリー

欠場:ヤニス、リラード、リビングストン

IND

シアカム、ネスミス、ターナー、ネムハード、ハリバートン

欠場:マサリン

<ゲームレポート>

王手をかけられたMIL、この試合も引き続きヤニス、リラードが欠場。

ロペスのワンハンドダンクで最高のスタートを切ったMIL、ネムハードがジャンパーで冷静に返す。

INDがハリバートン、ターナーと外が好調な中、ミドルトンの連続特典で追撃、追い込まれた状況のMILのファンが大声援で後押しをするこの試合。

ポーティスのジャンパーで4点リードにして中盤へ、MILはミドルトンがかなりボールキープする時間が長く、2桁得点に早々に到達する。

2点ビハインドのところでMILがタイムアウト、ATOにはAJJとカナトンが入り、INDはシェパード、トッピンが入ってきます。

INDがタイムアウトを挟んで12-0のラン、MILはターンオーバーが目立ち始め7点ビハインドで終盤へ。

終盤に入りグリーンがイン、INDもマッコネル、マクダーモットを起用、INDのスリーがよく決まりリードを許す。

MILはガロが入り2-3のゾーンを敷き、すぐにマンツーに戻しますが、ここからINDのリズムが崩れる。

目まぐるしく選手を入れ替え、最終31-23で8点ビハインドで次のクオーターへ。

第2Qはガロがポストからショットをねじ込んでスタート、INDのショット確率が落ち始めジワジワと点差を詰めるMILに対しINDが早々にタイムアウト。

ATOはポーティスが連続得点し2桁到達、人気者ボビーの活躍に会場大盛り上がり。

1点ビハインドで中盤へ、INDがMILファンの作った波に飲まれ始めシュートの確率が低調のまま。

ミドルトンのスリーで逆転に成功、苛立ちの募ったINDはトッピンがバイオレーションでデッドになったボールを奪いにきたベバリーを突き飛ばしテクニカル、ベバリーの狡猾さが際立ったワンシーン。

さらに応援の熱が上がるMILファン、その後のベバリーのアンドワンからトゥースモールムーブ、ポーティスも一緒にやってファンを盛り上げます。

INDはここでハリバートンが連続得点し追い上げて2桁得点に到達、ちょっと乗せたくない選手がここで存在感を示してきます。

5点リードで終盤へ、MILはあまり楽にスコアはできていないですが観客と選手たちのエナジーでリードを渡さないままこの時間戦う。

カナトンのスリーで7点差、たまらずINDがタイムアウト、このクオーターは相手を手玉に取ります。

最後はINDも意地を見せ点差を詰めて、最終53-48で5点リードして後半へ。

第3Qはビーズリーの速攻からスタート、さらにミドルトンのプルアップスリー、ポーティスのフローターと7点を一気にスコア、12点差になりINDがタイムアウト。

最高の後半の立ち上がりを見せたMIL、ATOもミドルトンがバスカンをもぎ取りネスミスに4つ目のファウルをコールさせベンチへ追いやる。

12点リードで中盤へ、ここでINDもステップアップしMILは嫌なターンオーバー、ファウルが続き流れを失いかける。

1桁差に押し込まれたところでMILはロペスが3連続得点し踏みとどまる。

さらにポーティスが速攻でレイアップ、15点差になりINDこのクオーター2回目のタイムアウト、ボビーがかわいいダンスで観客を沸かせます。

INDはここでアイザイア・ジャクソンを投入、これまでのシリーズではあまりこのタイミングでは出てきていなかった様に思います。

終盤に入るところでミドルトンも4つ目のファウルを取られて気をつけていきたいこの時間帯。

一度ベンチに下げ、代わりに入ってきたビーズリーがスリーを決めてさらに会場は大盛り上がり、次のポゼッションでも速攻でビーズリーが3PTをヒット、INDはまたタイムアウトを取る事になります。

19点リードしたMIL、ハイエナジーでのプレイを最後まで継続し最後はカナトンがブロックで第3Qを終了。

87-67の20点リードで始まる第4Q、ビーズリーのスリーで開幕しこのクオーターも最高の入りを見せます。

その後もMILペースで試合は進行、INDがちょっと追い上げて20点代を割りますがMILは慢心せず、タイムアウトを取ってちゃんと修正かけています。

ビーズリーが4本目のスリーを決め、21点リードで中盤へ、INDはペースを上げて自分たちのバスケットにしようとしますがMILがそれに対応。

相手のシュートタッチがイマイチ上がってこないまま、MILはワンマン速攻なんかもで初めてこの試合最大の25点差つける事に成功。

先にINDが3rdユニットに切り替えてMILも少しずつつ点差を離したことで3rdユニットに切り替え。

最終115-92で23点差をつけて勝利し、シリーズ2-3としました。

<所感>

試合を通じてエナジー高めのプレイで泥臭く加点し勝利し切ったMIL、第2、第3Qを圧倒し大勝に繋げました。

ポーティスとミドルトンが共に29点、ベバリーは12アシストをマーク、スターターに入っているビーズリーはスリーを4/6と高い確率で沈めてくれました。

ホームの観客の大声援もかなり後押しになったように思います。

またカナトン、ガロのプレイタイムが長くなりほぼ7人ローテーションに絞っていたMIL、ヤニスとリラードの復帰を待ちつつも、とにかくもう負けられない状況なのでまずはGAME6を敵地でしっかりと奪ってきて貰いたいです。

リーチをかけられている状況は変わらないため、次のINDでのGAME6がマストウィンなハードなゲームになると思うので選手たちには頑張って貰いたいです。

<その他気になったこと>

  • クラウダーのプレイタイムが0分、これはコンディションが悪いのか、それともAJJやガロのプレイタイム増加の影響もあるのか、この後のゲームでの起用具合も含めて要チェックです。
  • ポーティスがプレイオフキャリアハイの29点を獲得、前の試合キレて相手を殴って退場してしまっているため、ここでしっかりと借りを返そうという類の気合いを感じました。
  • INDはシュートの確率が全体として上がってこず、得意な早い展開にも持ち込めずでした。だが次のGAME6はこの試合の逆な現象が起こることは十分にあり得るため、MILの面々にはさらにこの試合以上にエナジーを持って戦いに挑んで貰いたいです。
  • 過去シリーズの中で一番観客の後押しがすごかったこの試合、2-3とまだリードされている状態ではありますが次の試合に勝利し、ホームに第7戦で戻ってくることができればもっと盛り上がりそうです。ヤニス、リラードの復帰なんかも後押しした日には逆転十分あり得そうです。

GAME6 @ IND × 98-120 2-3

<スターター>

MIL

ポーティス、ミドルトン、ロペス、リラード、ベバリー

欠場:ヤニス、リビングストン

IND

シアカム、ネスミス、ターナー、ネムハード、ハリバートン

欠場:マサリン

<ゲームレポート>

リラードが戦列に復帰、後が無くなったMILが1試合ホームで粘ったことで迎えたこのGAME6。

まずはミドルトンがジャンパーを決めて先制、INDのファーストショットはハリバートンのスリー、ここはとにかくリズムに乗せたくないところ。

スターターがバランス良くスコアするMIL、リラードもジャンパーを決めて良い感じでしたがハリバートンに2歩目のスリーを決められて4点リードで中盤へ。

リラードのスリーが決まって復帰戦としてはシュートタッチ良さそうで安心、MILは選手交代を急がず、INDはトッピン、マッコネルの二人がイン。

MILの最初の選手交代はガロ、このシリーズ徐々に存在感を増してきています。

トッピンの連続得点で追い上げられるMILですがロペスのダンクでお返しし、逆転は許さないMIL。

しかし終盤に入るところでハリバートン、トッピンと連続得点を許しリードを奪われ終盤へ。

ビーズリーを投入し2点ビハインドを追いかけるMIL、さらにマッコネルの速攻もくらったところでタイムアウト。

これまでのIND戦でやられてしまったトッピンに活躍されるパターンと、マッコネルに好き放題やられてしまうパターンの両方が垣間見え、ここで堪えたいMIL。

ですがマッコネルのスティールからハリバートンのダンク、トッピンのプッシュと、ワイルイパターンに入り8点ビハインド。

カナトン、グリーンが入り流れを変えたいところですがしアカムにスコアを許し10点差。

INDは終わり際にシェパード、ジャクソンを投入しこちらも細かなローテーションを見せ丁寧に試合を進める。

最終33-24でMILが9点ビハインドで次のクオーターへ。

第2Qはロペスのレイアップからスタート、さらにリラードのスリーで追撃、リラードは2桁に乗せます。

ミドルトンもランニングジャンパーでアンドワン獲得、ワンポゼッション差に迫ります。

ただINDもタダでは引き下がらず、ネスミスやシアカムなどペイントで得点を伸ばしていき、まずはMILがタイムアウトを取って修正をかけます。

8点ビハインドで中盤へ、ネムハードのスリーを被弾しここまでの最大11点差をつけられるMIL、その後のポーティスのスコアで詰めますが、またネムハードが得点してきます。

どちらもチームもシュートの確率が上がらないまま終盤へ、プレイオフらしい重たい展開の中9点を追うMIL。

MILがここで見応えのあるディフェンスを続け、あとは得点できれば流れを掴めそうな状況なんですが、そこはINDもディフェンスで身体を張り、ホームの声援の後押しを受けスコアを伸ばす。

また10点差にされるMILですがターナーが3つ目のファウルをコールされちょっとファウルトラブル気味に。

ちょっと悪い流れになりかけたところをハリバートンが自身のバスカンにトッピンへのアリウープアシストで14点差にしてきます。

オフェンスの流れが悪いMILは何とかFTで得点を繋ぎ、最終59-47で12点ビハインドで後半へ。

第3Qはポーティスのターンアラウンドジャンパーからスタート、同じくシアカムも同じムーブで加点。

リラードのコーナースリーで1桁差、さらにターナーが4つ目のファウルでベンチに下がりトッピンと交代。

追い上げのチャンスが来つつあるMIL、ジワジワと追い上げできそうでしたがシアカムがここで連続得点、また2桁に押し戻される。

MILがタイムアウトを取得、その移行中にポーティスが突っ掛かり一瞬揉めそうになりますが、ベンチから仲裁に入ったINDのジェームズ・ジョンソンとポーティスがダブルテクニカルという裁定。

12点ビハインドで中盤へ、MILにちょっと変なターンオーバーが続きもう一回締め直したいところ。

スリーポイントの決め合いになり、際どい判定が続くこの時間帯はチャレンジの応酬、互いに重要な局面と捉えているからこその両軍の判断かと思います。

MIlがチャレンジを成功させて1つを残し、INDはチャレンジ失敗で失ってしまうという状況、ただゲームの流れはトッピンの活躍でINDが優位に進め、シアカムもジャンパーを決めてくる。

ジワジワ離されそうになるのをベバリー、ポーティスのスコアで我慢し食らいつくMIL。

トッピンが3本目のスリーを沈めプレイオフキャリアハイの21点に到達、ただMILもずっとペイントからスコアは重ねていることで点差をキープ、むしろカナトンのスリーが決まって9点差に。

ロペスがジャクソンからバスカンをもぎ取り7点差にして残り1分を切る。

ただネムハードがスティールからのバスカンをお返し、1桁差にして終わりたかったMILですが最後にマッコネルにスリーを決められ最終93-78で15点差にされて最終クオーターへ。

第4Qはいきなりターンオーバーしてマッコネルにスリーを決められる一番良くない形でスタート。

何とかポーティスのスリーでお返ししましたが、15点を追いかける展開の中で若干脚が動いていない印象を受けるMIL。

リラードへのダブルチームをチームでうまく捌けずにターンオーバー、さらにマッコネルに連続得点され、ミドルトンは5つ目のファウル。

ちょっと厳しい空気になってきたこの試合、マッコネルがトッピンと同じくプレイオフキャリアハイの20点、そしてシェパードのスリーで20点差にされてタイムアウト。

中盤に入りここでゾーンディフェンスを敷くIML、オフェンスではリラードにスペースを与えてアイソに振り切り、それに答えリラードが連続得点。

ただディフェンスでINDを止められず思った通りに点差は縮まらず。

残り5分、ここでAJJを投入するMIL、ただ攻守ともにエナジーを発揮できずにいるMILは勢いを生み出せず。

終盤に入り19点ビハインド、MILはリラード、ミドルトンを下げ、グリーンを投入。

そしてその後3rdユニットに入れ替えて残りの時間はINDのウイニングラン。

最終120-98で敗退しMILは1stラウンド敗退、INDは2014シーズン以来の1stラウンド突破となりました。

<所感>

シリーズ3-3のタイに持ち込めばまだ分からないと期待させたGAME5、この試合もそのエネルギーが持ち込まれるのを期待しましたがINDがベンチのトッピン、マッコネルの活躍で勝利しシリーズ2-4でプレイオフを去ることになりました。

復帰してきたリラード、ここまでのゲームを支えたミドルトン、どちらもコンディションが上がらずに最後は脚が止まってしまいました。

INDベンチと比較してしまうとMILのベンチがこの試合はインパクトを残せず、シーズン中はベンチ出場することができていたポーティス、ベバリーをスターターに回さなきゃいけない状況になってしまったのも痛かったところ。

期待されたMILの新体制のシーズンは消化不良に終わり、新興勢力のINDがネクストラウンドに進みます。

<その他気になったこと>

  • 第3Qに互いに得点が伸びていった時間帯、MILはハーフコートであまりスリーは多投せずにペイントから着実に加点していきましたが、INDはベンチから出場のトッピン、マッコネルが大活躍。ターナーのファウルトラブルにより優位に立てそうなポイントがありながらもディフェンスが改善できずに追い上げるのに時間がかかってしまいました。MILホームだったら当然後押しを受けられたのでしょうがINDホームで自分たちでブーストをかけることは叶わなかったようです。
  • 第4Qの入りのところ、MILはコンディション的に相当追い込まれていたのか、ディフェンスでも脚が動かず、オフェンスもオフボールの動きが消失しベテランたちのエナジーが発揮されませんでした。この試合リラードが戻ってきたことで彼に賭ける選択をしたんだと思いますが、大量のベンチポイント差を見せつけられたこの試合を見ると、グリーン、AJJにもうちょっとプレイタイムを割いても良かったのではないかと思っちゃいました。
  • どうしても悔やまれるのはヤニスが復帰していたらどうなっていたかなということ、シーズンの対戦成績はイマイチでしたがヤニス個人では相性が良かった相手だと思うのでプレイオフシリーズになった鬼神の如くアタックしまくった勝利に導く姿も見たかったところです。
  • IND側はとにかくマッコネルがこの勝負の試合で存在感を発揮、トッピンもすごかったですが、私の性癖的にはマッコネルがドンズバ、相手ながら素晴らしい活躍でした。

振り返り

昨年のプレイオフ1st round敗退を受けて大きく動いた今季のMIL、結果としては同じところで今年も終わってしまいました。

リラードが加入したことによるメリット、デメリットは色々ありそうですがそれより影響大きかったのはエイドリアン・グリフィンHCからドック・リバースHCに代わりチーム作りが思ったより進まなかったんじゃないかなと思います。

ローテーションも色々変わり、ミドルトンの怪我が結構長引いてしまったり、そして最後にはヤニス不在と色んなことが起きた今季のMIL。

ヤニスの活躍はシーズン通して申し分なかったと思いますし、リラードとのコンビも悪くなかったように思います。

ブルック・ロペスはまだまだやっていけそうな選手ではありますが、昨季に比べるとオフェンス部分がちょっと低調な感じがしたのでそこをまた戻してくることができるか。

ベンチユニットとしてはベバリーは流石の存在感でしたし、ガロもプレイオフではなんだかんだいってプレイタイムを繋いでくれていましたが、この二人に関しては来季残ってくれるかどうか。

ポーティスはスターターに昇格したことで好不調の波の激しさが目立ってしまった印象、クラウダー、カナトンも本来ならもう少し存在感出せた選手だったんじゃなかったかなって思いました。

ルーキーのAJJの活躍は個人的に最高で、シーズン後半ドックが使わなかったのは勿体無いことをしたなとしか思いません。

グリーンは逆に出場機会がドックになってから増えて、高いシュート力は光るものがあったように思います。

来季、MILには若手の選手を加えて行かないとシーズン同じ感じで過ごしていって、プレイオフで停滞しちゃうみたいな感じになってしまいそうな印象を受けました。

ボーチャンプ、リビングストンがその構想に乗って行けるかどうか、新たに加わってくる選手の具合は来季も見ていきたいなと思いました。

最後に

先に西のピックアップチームPHXのシリーズも終わってしまったので、今季のこのシリーズはこの記事で終了です。

今シーズンも色々と作業が増えてきている中で走り抜けられました。

来季も今のところはやる予定です。

MILお疲れ様でした!

最後まで読んで頂きありがとうございました!!

ぜひTwitterフォロー、いいね、コメントお待ちしております!!

最近の投稿はこんな感じ

過去のシリーズはこちらから

2020-2021

イースト:アトランタ・ホークス

ウエスト:メンフィス・グリズリーズ

2021-2022

イースト:シカゴ・ブルズ

ウエスト:ダラス・マーベリックス

2022-2023

イースト:トロント・ラプターズ

ウエスト:ミネソタ・ティンバーウルブズ