
アベンジャーズエンドゲーム:アンコールを見てきました。
改めて良い作品だなという思いと、新たに追加された映像踏まえて次へのステップが出来ていてワクワクしてます。
SNSでの意見を見ると、追加映像に怒っている人もいて個人的にはちょっと驚いています。
私もドゥームズデイを映画館で見て、仮にめっちゃ好きになって、何年後かに追加映像入ったとしたらどう思うのか、実感してみたいです。
本日のレポート内容
LACのここまでの動きを振り返る
カワイを放出し、新たなフェーズへ
LAC獲得
- ブランドン・イングラム
- グレイディ・ディック
- 2031年1巡目指名権
- 2033年1巡目指名権
- 2027年1巡目スワップ権
- 2030年2巡目指名権
- 2033年2巡目指名権
TOR獲得
- カワイ・レナード
2019年の加入からLACの中心にいたカワイ・レナードをTORへ放出。
これによって、ジェームズ・ハーデン、イビツァ・ズバッツ、そしてカワイと、ここ数年のLACを支えてきた中心選手たちがほぼ全員チームを離れることになった。
カワイは昨季65試合に出場し、キャリアハイとなる平均27.9得点、6.4リバウンド、3.6アシスト。
健康にプレイ出来た時の実力に関してはまだまだリーグトップクラスだっただけに、戦力として考えれば当然かなり大きな放出。
一方で、35歳となったカワイを放出して、ブランドン・イングラム、グレイディ・ディックに加えて複数のドラフト資産を回収。
昨季途中にハーデンを26歳のダリアス・ガーランドへ変えていたことも含めて考えると、LACがここから数年先を見たチーム作りへ切り替えたことはかなり分かりやすくなった。
個人的にはカワイをもう少しLACで見たかった気持ちもありますが、昨季途中から始まっていたロスター再編を考えると、このタイミングで区切りをつけたこと自体はそこまで意外ではなかった印象。
問題は、カワイとのトレードで加入したイングラムがすぐにはプレイ出来ないこと。
昨季TORでは平均21.5得点、5.6リバウンド、3.7アシストを記録したが、右かかとの手術時にアキレス腱の部分断裂も確認されており、現時点では復帰時期未定。
少なくともシーズン開幕には間に合わない見込み。
新しいLACの中心候補を獲得した一方で、まずはイングラム抜きでシーズンをスタートしなければならない。
プレシーズン、そして開幕序盤では、その穴を誰が埋めるのかも重要なポイントになりそう。
選手の出入りまとめ
キートン・ワグラーを全体5位で指名
- 2026年ドラフト全体5位
- イリノイ大
- 6フィート5の大型ガード
- 大学1年目平均17.9得点
- 5.1リバウンド
- 4.2アシスト
- FG45%/3P40%/FT80%
今季のLACを追ううえで、個人的に一番楽しみにしている選手の一人がキートン・ワグラー。
昨季途中にズバッツをINDへ放出して獲得した1巡目指名権がロッタリーで5位となり、その指名権からワグラーを獲得。
大学ではサイズのあるコンボガードとして得点だけでなくゲームメイクも見せており、キャッチ&シュート、プルアップ、ピック&ロールでの判断力などが評価されていた。
サマーリーグ初戦では7得点と苦戦しましたが、その後は23得点、16得点、最終戦のMIN戦では26得点、試合を重ねるごとに徐々に自分のプレイを出せるようになっていった。
個人的には、1年目からバシバシ活躍するというより、NBAのフィジカルやスピードに慣れながら徐々に成長していくルートで見ていくと楽しそうな選手。
ガーランドがいることで、いきなり全てのゲームメイクを背負わせる必要もなく、逆にNBAレベルの選手と一緒にプレイすることで、サマーリーグでは見えなかった良さが出てくる可能性に期待。
ババ・ミラーを36位で指名
- 2026年ドラフト36位
- 6フィート11
- シンシナティ大
- 平均13.0得点
- 10.3リバウンド
- 3.7アシスト
- 1.2ブロック
サマーリーグを通して個人的にかなりお気に入りになったのがババ・ミラー。
6フィート11というサイズがありながら、単純なインサイドプレイヤーではなく、ボールを持ったりパスを出したりとプレイエリアが広いのが面白いところ。
サマーリーグでもUTA戦で15得点、SAC戦では12得点に3ブロックを記録しています。
現時点で即戦力として完成された選手というよりも、サイズとスキルを活かしてどこまで伸びていくかを楽しみにしたいタイプ。
大化けした時にかなり面白そうな選手なので、LACの中でしっかりチャンスを掴んでもらいたい。
八村 塁を獲得
- LALからFA加入
- 2年2800万ドル
- 昨季平均11.5得点
- 3.3リバウンド
- 3P 44.3%
日本からLACを追いかけるうえでも大きな補強となったのが八村塁。
LALからFAとなり2年2800万ドルで契約、ロサンゼルスに残りたいという八村自身の意向もかなり反映された契約だった模様。
さらに2年目がチームオプションという点まで考えると、LACにとってかなりチームフレンドリーな契約になった印象。
昨季は3Pを44.3%という高確率で成功、ガーランドがボールを持つことを考えると、外で待ちながらフィニッシュ出来る八村との組み合わせは悪くなさそう。
一方でイングラムが復帰すればフォワードポジションの競争も激化、スターターとして固定されるのか、ベンチからサイズと得点力を加える役割になるのか。
個人的にはLALでのプレイスタイルよりもボールを持つ機会が増えてくれたら良いなと思っていて、イングラム不在の序盤は特に大きな役割が与えられる可能性もあるので、まずはシーズン序盤の起用法を見てみたいところ。
マックス・ストゥルースを獲得
- CLEからトレードで加入
- ガーランドと再びチームメイトに
- 昨季終盤3P 40.2%
5チームトレードでCLEからマックス・ストゥルースも獲得。
昨季は足の骨折によって最初の67試合を欠場しましたが、復帰後は3P%が40.2%。
何よりガーランドとはCLE時代にすでに一緒にプレイしているため、新しいロスターの中でも比較的フィットを想像しやすい選手。
ガーランドのドライブやピック&ロールに対してスペースを作ることができるシューターとして、かなり重要な存在になる可能性がある。
八村、ストゥルース、ワグラー、コービー・サンダースなどを見ても、ガーランドの周りにシュートを打てる選手を置こうとしている意図は感じる。
ブラッドリー・ビールは残留
- 2年1320万ドル
- 2年目プレイヤーオプション
- 昨季は6試合出場
- 股関節の手術から復帰途中
ビールはFAになりましたが、2年1320万ドルでLACと再契約。
昨季は股関節の負傷によって6試合しか出場出来なかったため、現時点では戦力としてどのくらい計算出来るのか分かりにくいところ。
さらにキャンプ開始時点では右膝にも炎症があり、トレーニングキャンプ序盤は欠場予定とのこと。
健康であればベンチから得点を作れる選手として面白い存在だが、まずはコンディションがどこまで戻っているか。
ワグラーやサンダースなど若いガードも増えているため、プレイタイムの振り分けに加え、若手の多いチームにベテランとしてどんな影響を与えてくれるかにも注目。
KD、ブッカーと並んだPHXでのシーズンを見ていたのですが、ビールのゲームに対するアグレッシブさは好きなので、元気にプレイする姿を見たいところ。
サンダーズ・ミラーも残留
コービー・サンダーズ
- 4年1120万ドル
- 昨季平均7.3得点
- 3P 40.8%
- 68試合出場
昨季ルーキーながらローテーションに入ったコービー・サンダースとは4年契約。
サイズのあるガード/ウイングで、3Pも40%を超えているため、新しいLACでも使いやすそうな存在。
ワグラーと合わせて、長期的にどこまで成長するのか楽しみにしたい選手。
ジョーダン・ミラー
- 3年1530万ドル
- 昨季平均10.0得点
- 3.0リバウンド
- 2.3アシスト
ジョーダン・ミラーも3年契約で残留。
ただし、オフのピックアップゲームで左肩の腱板を断裂し手術。
5か月後に再評価予定となっているため、シーズン序盤は不在。
主な退団選手
- カワイ・レナード → TOR
- ベネディクト・マサリン → NOP
- ジョン・コリンズ → DET
- ボグダン・ボグダノビッチ → HOU
- ニコラス・バトゥーム→ 現役引退
カワイだけではなく、マサリン、コリンズ、ボグダノビッチもチームを離れています。
さらにニコラス・バトゥームも現役引退を発表。
LACで多くの役割をこなしてきたベテランだっただけに、カワイの退団と合わせて一つの時代が終わった印象。
それぞれ実績のある選手たちだっただけに、その枠が今後楽しみな若手へと入れ替わり、まさに新しいチームへ一気に切り替わるシーズンになりそうな予感。
26-27シーズンのシステムがどうなるか
ポジティブ
- ガーランドという明確なPGがいる
- ウイングのサイズ
- シュート力
- 若手の増加
- ガーランドを中心としたピック&ロール
- ダン、DJJなど守備型選手も残っている
- ラインナップの組み合わせが多い
これまでのLACはカワイやハーデンが1on1からオフェンスを作る場面がかなり多かった印象。
今季はガーランドという純粋なPGを中心に、ピック&ロールからボールを動かしていく形が増えるのではないかと予想。
NBA公式も新しいLACについて、ガーランドのプレイメイクとイングラムのショットメイクをオフェンスの中心として挙げている。
気になるところ
- イングラムの復帰時期
- ビールのコンディション
- ズバッツ放出後のセンター
- ブルロペの年齢
- クラッチタイムの得点源
- 大幅に変わったロスターのケミストリー
- ガーランドと小さいガードを並べた時の守備
- 若手育成と勝利をどこまで両立するか
一番気になるのは、やはりカワイを失った影響。
昨季LACは、カワイがコートにいる時といない時で100ポゼッションあたり13.8点もの差があった。
単純にイングラムを入れれば埋まる穴ではなく、さらに、そのイングラムも開幕には間に合わない。
プレシーズンからシーズン序盤にかけて、ガーランド以外の選手がどれだけオフェンスを作れるのかはかなり重要になりそう。
ガーランドの周りにシュート力を増やしている
- マックス・ストゥルース
- 八村 塁
- グレイディ・ディック
- コービー・サンダーズ
- キートン・ワグラー
新しいロスターを見ると、ガーランドの周囲にシュートを打てるウイングを増やしているのは分かりやすいところ。
特にストゥルースはCLE時代からガーランドとの連携経験があり、八村も昨季3P44.3%、サンダースも40.8%、ワグラーも大学では40%。
イングラムがミドルレンジを得意としていることまで考えると、ガーランドのドライブやピック&ロールから外へ展開する形は一つの軸になりそう。
その他
河村 勇輝がエグジビット10契約
河村 勇輝もエグジビット10契約でトレーニングキャンプに参加、最終ロスター入りを争う形となる。
八村も加入しているため、日本人2人がLACのキャンプに参加することに。
河村本人もLACの施設を含めた環境に好印象を持っていることを語っており、この環境での更なる成長に期待したい。
昨季時点でCHIで2way契約し、Gリーグではかなりゲームをコントロール出来ていると思うので、一点気になることがあるとすればLACのガードポジションが決して手薄ではないところ。
ファンとすればガードのポジションが手薄で、河村の出場機会が多そうに思えるチームに行ってくれた方がそれはそれでワクワクしますが、プレシーズンで河村にどの程度出場機会があるか非常に楽しみ。
カワイを巡る問題による処分
ロスターとは別ですが、今オフのLACを振り返るうえでは避けられない出来事。
NBAはLACとカワイがサラリーキャップ回避規定に違反したと認定し、
- 2029〜2033年の1巡目指名権5本を剥奪
- 3000万ドルの罰金
- スティーブ・バルマーの1年間活動停止
- ローレンス・フランクの6か月職務停止
などの処分を科した。
若返りへ方向転換した直後に将来の1巡目指名権を大量に失ったのは非常に大きな問題。
逆に言えば、カワイのトレードでTORから1巡目指名権を回収出来たことの重要性はさらに高くなった。
長期的なチーム作りに大きな痛手になることは間違いないが、その分LACという球団が少ないアセットでどう組み立てていくのかが重要なポイント。
これはピックアップチームでの1年間食い付いての観戦が終わった後でも、注目していきたい要素である。
現時点のロスターを見てみる
ガード
- ダリアス・ガーランド
- ブラッドリー・ビール
- クリス・ダン
- キートン・ワグラー
- コービー・サンダーズ
- ジョーダン・ミラー
- キャム・クリスティー
- ジェイレン・ピケット(2way契約)
ウイング/フォワード
- ブランドン・イングラム
- 八村 塁
- マックス・ストゥルース
- デリック・ジョーンズJr
- グレイディ・ディック
- ババ・ミラー
- ニック・マルティネッリ(2way契約)
フロントコート
- ブルック・ロペス
- アイザイア・ジャクソン
- ヤニック・コナン・ニーダーハウザー
エグジビット10組
- 河村 勇輝
- ブレイク・ウェスリー
- フレッチャー・ロイヤー
現時点ではイングラムが開幕に間に合わず、ビールもキャンプ序盤を欠場。
ジョーダン・ミラーも長期離脱、ニーダーハウザーも昨季負った足の靱帯損傷からの復帰途中で開幕戦には間に合わない見込み。
そのため、プレシーズンで見るラインナップとシーズン中盤以降の完成形はかなり違う可能性がある。
とにかく現時点ではフロントコートが最も層の薄いポジションなので、LACが補強に動くのか、それともスモールラインナップを使って運用をしていくのかが注目したいポイント。
今オフのLACをどう評価する?
良かったと思うところ
- カワイ・レナードからイングラム+若手+ドラフト資産を回収
- ワグラーを5位で獲得
- 八村、ストゥルースなど使いやすいウイングを補強
- サンダーズ、ミラーなど自前の若手を残した
- ベテランベースだったここ数年から若手の成長を楽しめるロスターになった
昨季から進めてきた若返りを、このオフでさらに加速させたLAC。
ズバッツのトレードで獲得した指名権が最終的に全体5位になったこともあり、ここからフランチャイズを背負う選手が誰になっていくのかを数年かけて見ていけるのは、ファンとして楽しみなところ。
そのチーム作りの1年目を今季から見ていけるのが楽しみ。
気になるところ
- イングラムが開幕から不在
- ビールをどこまで戦力として計算出来るか
- カワイの穴
- ズバッツ不在のセンター
- ドラフト指名権剥奪
- 若手育成とプレーオフ争いのバランス
- 選手の入れ替わりが多くケミストリーは未知数
このロスター、そしてカワイに関する罰則を受けたLACは優勝候補筆頭とはなかなか言い難い状況。
シーズン序盤の結果次第では、後半戦に若手育成を優先する方向へ舵を切る可能性もある。
ただ昨今のあからさまなタンクムーブがNBA全体で問題となり、2027年ドラフトからタンク対策としてロッタリー制度自体も変更されるため、指名権欲しさに負けをただ重ねるのは先を見据えた強化にならないため、その辺りの戦い方も注目したい。
新シーズンで個人的に見たいポイント
- ガーランド中心のオフェンス
- ワグラーの成長
- ババ・ミラーがNBAレベルで通用するか
- 八村の役割
- センターローテーション
- ティロン・ルーHCが大量の新戦力をどう組み合わせるか
- 若手にどの程度出場機会を与えるのか
- 新しいLACがプレーオフ争いにどこまで入れるのか
個人的には、まずワグラー。
サマーリーグでは試合を重ねるごとに良くなっていたので、周りのレベルが上がった時にどんなプレイをするのかを見てみたい。
そしてババ・ミラー。
サイズ感とプレイエリアの広さはかなり面白く感じたので、プレシーズンでも引き続き注目。
もちろんガーランドを中心とした新しいLACそのものが、どういうバスケットボールをするのかも楽しみにしています。
またその他の部分としてはダン、DJJといった渋いディフェンスに重きを置いたプレイヤーの活躍を見るのも好きなので、ベテランと若手の融合に期待。
まとめ
オフシーズンはカワイを巡る問題とLACへの処分に関する報道が目立ったものの、チームとしては昨季途中から進めていた再編をさらに進める夏となった。
まずは新たな司令塔となるガーランドがどんなチームを作るのか、そしてイングラム復帰後にどこまで完成度を高められるのか。
八村の新天地での活躍はもちろん、ワグラーやババ・ミラーをはじめ、ここからNBAで存在感を高めていきそうな若手も多い。
これまでとは大きく姿を変えたLACがどんなチームになっていくのか、今季はその成長過程を楽しみながら追いかけていきたい。
最後に
まだトレーニングキャンプ時点ではありますが、日本人が2人同じチームに所属して戦うのは史上初めてのことです。
このタイミングでランダムでLACを見ることになって、我ながら持ってるなと思います。
仮に河村がウェイブされたとしても、その後はGリーグのサンディエゴ・クリッパーズ所属となるため、コールアップも十分あると思います。
理想は八村と河村がレギュラーシーズンで同じチームで一緒にプレイすること。
それを見届けられる様に、しっかりと追いかけていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ORVEOでは、NBAの歴史、戦術、チーム運営、サラリー、もしもの世界などを動画と記事で発信しています。
YouTubeチャンネルでは、ブログとは異なる映像形式のNBA分析・考察を公開しています。
過去のシリーズはこちらから
2020-2021
イースト:アトランタ・ホークス
ウエスト:メンフィス・グリズリーズ
2021-2022
イースト:シカゴ・ブルズ
ウエスト:ダラス・マーベリックス
2022-2023
イースト:トロント・ラプターズ
ウエスト:ミネソタ・ティンバーウルブズ
2023-2024
イースト:ミルウォーキー・バックス
ウエスト:フェニックス・サンズ
2024-2025
イースト:フィラデルフィア・76ers
ウエスト:サンアントニオ・スパーズ
2025-2026
イースト:デトロイト・ピストンズ
ウエスト:デンバー・ナゲッツ












この記事は、毎年ランダムに選んだチームを1年間追いかけ、NBAをよりマルチな形で楽しもうと思っている男が、個人的に思ったことをレポートしていきます