ラジオ好きでよく聞いてます。
数週間前の「佐久間宣行のオールナイトニッポン0」にて、NBAの話題が少し出て、ウスマン・ルーバがめっちゃいじられてました。
↓きっかけの動画
どうも、たけのこの里派の男、ctrainerです。
放送はこちらから。
本日のレポート内容
PHXのプレシーズンを振り返る
試合結果
GAME1 @ DET 130-126(OT) 〇
PHXはBIG3にヌルキッチ、オコギーというラインナップ。
期待通りにビール、ブッカー、KDと加点し続け、その間を突くオコギー、良い感じでボール回ってます。
一応ブッカーがPG役をまず担っている中で、最初のローテはアレン、エリゴーの2人がイン、続いてユーバンクスが入りKD、ブッカーは長めに出場。
終盤にKDと交代で渡邊雄太がイン、アレンが連続得点を見せ、渡邊もファーストタッチでスリーをヒット、チームで高いオフェンス能力を披露。
ブッカーと交代でビールが戻り、その時間帯はエリゴーが1番を担当。
最終17点リードで第1Qを終了、次のクォーターはBIG3にアレン、ユーバンクスという布陣でスタート。
続いて出てきたヌルキッチ、リバウンド後に自分で運んでKDにバックドアパスを見せ、器用なビッグマンであることを証明。
中盤から3巡目ローテでジョップが入り、BIG3が全員下がっている時間帯はオフェンスに苦戦し点差を詰められ始める。
最終70-58、12点リードで後半へ。
第3Qはスターターお休みでセイベン・リー、アレン、渡邊、ジョップ、ユーバンクスのラインナップでスタート。
良いディフェンスからトランジションに繋ぎリードを広げ、新加入組ばかりの中で連携取れている印象。
終盤にはリトル、メトゥ、ボル・ボル、ジョンソンが登場、このクォーターはアレンが効果的にシュートを決めて20点リードに広げて最終クォーターへ。
第4Qは出足バタついてしまいましたが、渡邊を主体にしたセットから入ったりと信頼度の高さが伺えます。
DETのガード陣がアグレッシブにアタックしてくることに苦戦し、1桁差まで詰められます。
しかしメトゥの連続スリーで立ち直ったPHX、オンコートもロスター当落線上のメンツになってきたことで何とか点差を維持。
ホームのDETの猛攻に何とか耐えてましたが、最後にアサーのスリーで同点に追いつかれて延長。
OTは何とかPHXがリードを守り切り、プレシーズン初戦は130-126で勝利となりました。
GAME2 vs DEN 107-115 ×
BIG3がお休みのPHX、セイベン・リー、アレン、そしてメトゥが代わりにスターターに。
序盤はPHXがちょっとだけリード、徐々にDENがリズムに乗り始め、PHXはオフェンスが停滞し始める。
最初のローテではエリゴーがイン、続いて終盤に渡邊雄太、ユーバンクス、ジョップが入るPHX。
渡邊、エリゴーの連続スリーでリードを奪い返し、ここからは接戦に。
最終2点ビハインドで次のクォータースタート、ユーバンクスの献身的な動き、エリゴーのコントロールのみならず自らスコアするメリハリが目立つ序盤。
ジョップ、セイベン・リー辺りがちょっと空回り気味、スターターが戻ってきつつあるDENにジワジワ離され始める。
しかし、今日の試合でのベストメンバーであろうラインナップで追い上げを開始、アレンが3本連続で決めてワンポゼッション差。
一度同点に追いつくもののそこからリードを奪い切れず、やはりマレー&ヨキッチが要所を締めてきます。
最終55-48で7点ビハインドで前半終了。
後半はDENも2ndラインナップでスタート、ヌルキッチもお休みです。
アレンとメトゥがオフェンス好調を維持、中盤に入ったところでリトルが登場。
オコギーの連続得点で点差を詰めるPHX、終盤にはボル・ボルも入りワンポゼッション差までは何とか迫る。
しかし終わり際にはDENのルーキー達が良い動きを見せ、10点ビハインドで最終クォータースタート。
序盤はボル・ボルの連続得点でスタートし会場も盛り上がる。
そこにリトル、ジョップのスリーも続いて接戦に持ち込むPHX、中盤には出ずっぱりだったセイベン・リーを休ませてジョンソンが1番ポジションに。
荒い部分はあるものの全員が頑張る姿は好印象、ジョンソンは短いプレイタイムで存在感ありました。
DENのナージが結局中々止められず、最終115-107で敗退となりました。
GAME3 @ POR 122-111 〇
この試合はビール、アレン、オコギーがお休み、スターターにはエリゴー、そしてリトルが選ばれています。
序盤はPORがリードを広げ、追いかけるPHXはアイソも織り交ぜながらミドルで加点。
またエリゴーも連続得点を見せ逆転、その後はリードチェンジを繰り返す展開。
ここからPHXはスリーを連発、得点を伸ばしますがPORのペイントアタックを止められず。
終盤にメトゥとともにグッドウィンがプレシーズン初出場、アズブーキーも早いタイミングでローテ回ってきます。
最後までペイントからの得点を収められず、最終40-37のハイスコアで3点ビハインド。
第2Qは少しオフェンスが停滞しますが、ヌルキッチから決定的なアシストが何本か通り器用さを見せます。
グッドウィンやエリゴーがいる時間帯も、割とブッカーが1番ポジションにいることが多く、今季は本格的にPGやらせようとしている意図が伺えます。
エリゴーがシュート好調でその勢いに乗り、トランジションも増えたPHXが10点リードに成功する終盤。
さらに今度はヌルキッチがロールからの連続得点で多彩なオフェンスを見せることができているPHX。
最終76-55でリードを21点まで広げて後半へ。
第3QはKD、ブッカー、ヌルキッチがお休みでセイベン・リー、そして渡邊雄太がこの試合初出場。
このメンツだと若干の手詰まり感はありますが、ボールシェアがよく出来ている印象。
ボル・ボル、ジョンソンが中盤から入り、PORがイケイケなテンションになってくると点差がジワジワと縮まりだす。
グッドウィンが再び起用されますが流れを止められず、91-88の3点差まで詰められて最終クォーターへ。
第4Qは相手も3rdユニットになったことでここからイーブンな展開に。
グッドウィン、アズブーキーが存在感を見せて再び2桁リード。
前の試合も短い出場時間で活躍したジョンソン、ジョップもトランジションで良いところを見せます。
スクート、シャープが戻ってくるとまたディフェンスが崩れ出しますが、渡邊が連続得点で繋ぎ、メトゥとのコンビネーションの良さを見せます。
試合は最終122-111で勝利となりました。
GAME4 vs POR 117-106 〇
場所を変えて同じ相手とのリマッチ、ビール、アレンが復帰しヌルキッチはお休みでユーバンクス、アレンがスターター。
PORが初手からゾーンを敷いてきます。
この試合は渡邊、エリゴーも欠場のようなので、どんなローテを見せるか。
くらいついてくるPORを引き離すほどのオフェンスの着火はなく、ずっと接戦の状態に持ち込まれる。
ビールに代わりオコギーがイン、ここからブッカーの連続スリーでPHXが流れに乗りかける中盤。
そこにKDの連続ジャンパーも加わって波状攻撃を見せるPHX、終盤にジョップ、メトゥが加わりちょっとスモールサイズに。
それでもPORの2ndユニットを攻略し、36-23で13点リードで第1Q終了。
次のクォーターはグッドウィンとビールが並び、KDもいる新たなラインナップ。
ビールが連続得点しオフェンスを牽引、ビールのエグいクロスオーバーからのメトゥへのダイムが炸裂。
さらにグッドウィンもスティールを中心にハッスルプレイで存在感を発揮、そしてブッカー、ビールがベンチで休んでいる間はKDがちゃんとスコア。
あっという間に20点リードに成功、PHXの強みが良く出ている中盤。
再びゾーンに戻したPORディフェンスを圧倒、アレンも良いフィニッシャーとしての活躍を見せる。
終盤リトルが登場、76-54で22点リードで後半へ。
第3QはBIG3は欠場、リトル、ジョップ、グッドウィンが入ります。
序盤はイーブンな展開、グッドウィンのディフェンスでの集中力が素晴らしく、中盤に入っても点差を維持するPHX。
中盤からはセイベンリーがイン、続いてアズブーキーも入り最終99-79で20点リードして最終クォーターへ。
第4Qはジョンソンが入るPHX、アズブーキーの強烈なブロックからスタート。
続いてボルボルがイン、PORの若手陣が思い切りの良いプレイを披露し押し込まれる中盤。
ここからは両チームともバタバタ、PHXはこのタイミングでゾーンも試したりと、有効活用していきます。
結局点差は終盤にPORが詰め、117-106で勝利となりました。
GAME5 vs LAL 123-100 〇
この試合はビール、ブッカーがお休み、LALはほぼフルメンバー。
KDがシュートを放ちますが決まらず、その間にペイントを連続で攻略されてすぐにタイムアウト。
LALのディフェンスが硬くこじ開けられないPHX、ADにゴール下阻まれ続けます。
中盤の選手交代で1番役だったエリゴーからグッドウィンへ、次に渡邊、ユーバンクスが入り八村との日本人対決が実現。
徐々に点差を詰めるPHX、KDに代わりリトルが入って2ndラインナップで逆転に成功。
ジョンソンもいつもより早めにローテ入り、最後には渡邊のスリーも決まり24-20で4点リードで次のクォーターへ。
第2Qはレブロン、KDが互いにチームのオフェンスを牽引しクロスゲームに。
中盤はジワジワとLALがリードを広げ、PHXはKDがアイソから得点を積む。
PHXはディフェンスで特にペイントの守りを厚くしたいですが、LALがうまく付け込み終盤もLALペース。
何とか追い上げてワンポゼッション差、最終58-54で4点ビハインドで後半へ。
第3QはKD、エリゴーが下がってリトル、グッドウィンがコートへ、LALはスターターが戻ってきています。
ディフェンス→速攻の意識が高まり、ボールシェアもよく、LALのミスが増えたこともあり接戦に持ち込む。
オコギー、リトル、グッドウィンのディフェンスに長けた3人が良い流れを持ち込み、そこにユーバンクスが合流。
チーム全体でハッスルプレイを連発、リードしたまま終盤に入り、渡邊、そしてセイベン・リーがイン。
続いてメトゥ、ジョップが入り前のメンツの良い流れを継続。
最終89-73で16点リードにして最終クォーターへ。
一気にまくったPHX、第4Qはすでに何本かあったユーバンクスのバックドアから渡邊がバスカンダンク。
そしてユーバンクスのポスタライズダンクで20点差、ここでボル・ボルと交代します。
中盤まで試合を優位に進めるPHX、LALの3rdユニットを押さえ込み、最後にアズブーキーも出場。
そのまま試合は123-100で終了し、PHXは良い形でプレシーズンを終えました。
所感
想像以上のロスターの厚さ
新規加入選手が多く、もっとプレシーズンは連携取るのに苦戦するかと思いきや。
ブッカー、KD、ビールの3人以外のポジションに似ているようでちょっと違う個性的な選手が多く、それぞれの良いところが発揮されればかなり良いところまで行けるのではと期待してしまう内容でした。
ガード陣はエリゴーが1番を任されるシーンもありつつしっかりとスコアを重ね、アレンは4番目の得点源として期待できそうなくらい調子良かったです。
そしてグッドウィン、ディフェンス、ハッスルプレイ、繋ぎのPGポジション、とても良かったです。
ウイング・ビッグもスリーが打てて、ディフェンス頑張って、トランジションで走るタイプで括られているかと思いきや、それぞれ存在感を発揮。
個人的にはユーバンクスが最高、ヌルキッチよりも運動量多く、SAS時代に磨いたのか、妙にバックドアへのアシストが上手い。
フルロスター揃って、どんなローテーションを見せるか楽しみです。
VS ビッグマンにどう戦っていくか
昨季プレイオフで敗退し、優勝も果たしたDEN、その他優勝候補チームに生息するビッグマンたち。
このプレシーズンでもDENだけでなく、ADを中心にビッグラインナップ組めるLALとの戦いで一つ課題が見えた感があります。
それはペイントのディフェンス、ヌルキッチ、ユーバンクスの2人は悪くはなさそうですが、リムプロテクターとしてディフェンシブに支配するタイプではありません。
そのポテンシャルを秘めていたエイトンを放出し、違う道を歩むことになったPHXですが、ペイントのディフェンス、リバウンド、ピックの守り方など、どう取り組んでいくのかしっかりと見ていこうと思います。
オフェンスは放っておいても上手くいきそうな感じがするので。
マット・イシュビアオーナーのこの後の動向に注目
思っていたよりも書くことがまとまってしまったので、無理やりトピック3つ目。
昨季サンズのオーナーに加わったマット・イシュビア、KDをトレードで引っ張ってくるパワームーブを見せました。
そして開幕前にビールを加えて、選手を集め、積極的にリング獲得に向けて動いています。
最近ではWNBAチーム、フェニックス・マーキュリーでもORLのアシスタントコーチ、ネイト・チベットをWNBA史上最高額で雇用するなど、気合の入った動きを継続しています。
昨プレイオフでヨキッチとトラブルもあり、良くも悪くも人の目に留まりやすいオーナー。
良いパターンも悪いパターンもあるため、今後の動向要チェックです。
最後に
あまりがっつりは触れませんでしたが、今季は渡邊雄太が1シーズン追えることができて、しかもプレシーズンで早速八村との日本人対決がありました。
二人が試合に出始めた数シーズン前に比べて、もう当たり前にNBAのコートで観ても違和感なくなってきました。
それでも大変貴重で、追いかけて応援していきたい2人なので、そういうとこもカバーしていきたいなと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました!!
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2021-2022
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イースト:トロント・ラプターズ
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この記事は、毎年ランダムに選んだチームを1年間追いかけ、NBAをよりマルチな形で楽しもうと思っている男が、個人的に思ったことをレポートしていきます