バスケットボールのルールを学ぶ その2:試合に関わる人の数

この記事でわかること

①バスケットボールの試合に関わる人数について

②試合に出場する選手の流れ

③選手以外のスタッフの枠割

こんにちは。

最近、500ml缶のお酒から、350ml缶に移行中のctrainerです。

それでは、前回に引き続き急に思いついて始めようと思った新企画

「バスケットボールのルールを学ぶ」シリーズ

を始めていきたいと思います。

第2弾は試合に登録、出場できる選手のことから監督、コーチなどバスケに関わるスタッフについて。

主な引用元:日本バスケットボール協会

2020バスケットボール競技規則

http://www.japanbasketball.jp/referee/rule2020

「チーム」について

チームの構成

以下の通り、バスケの試合に出場するチームの構成メンバーはこのようになります。

選手:プレーする資格のある12名以内のメンバー

*FIBAで行われる国際大会の場合の人数。

他カテゴリになると、中学・高校・大学は15名を基本に大会主催者の移行などによって変動もあり。

ちなみにU12カテゴリーのミニバスについては、多くの選手がプレイする機会を得るために1試合で10名の選手を出場させるというルールがあります。

(10名に満たないチームは8名で成立)

Bリーグは1試合では1チーム10~12名が出場可能、試合ごとにベンチ登録をする必要があります。

NBAでは、12名がアクティブロスターとして試合に出場が可能、3名をインアクティブ(試合に出場できない選手枠)として合計15名、そこに2way契約選手などを含めて17名で試合が運営されます。

コーチ:1人のコーチとチームが必要とすれば1人のアシスタントコーチ

スタッフ: マネージャー・Dr・トレーナー・スタッツ担当者・通訳などを含めて最大7名まで

U12・中学・高校はコーチ1名、アシスタントコーチ1名、マネージャー1名、大会引率者に選手15名を含めて最大19名になるように編成。

(大会により変動あり)

大学は、選手15名+コーチなどを含めたスタッフが最大7名までで最大が 22名。

(その他2名をコンディショニングスタッフとして申請はできるが、ベンチには入れないため、ベンチ後方での活動)

Bリーグは選手最大12名+スタッフ9名までの登録となります。

NBAは選手12名以外にも、インアクティブの選手がユニフォームやジャージでなく、スーツや私服でベンチにはいっていたりします。

スタッフはヘッドコーチ、アシスタントコーチが最大3名、トレーナーという感じですが、規定が見つけられなかったので詳細は不明です。

「キャプテン」について

コーチによって指名されたその試合の代表者として認識される。

「礼儀正しく」であれば、試合中に(ボールが止まっている時)審判と会話ができるとありますが、そこまで礼儀正しくないパターンや、キャプテン以外の選手が話している姿はしょっちょうみかけます笑

試合結果に対しての抗議を行う際にキャプテンのサインが必要など、試合外の部分の役割もいくつかあるようです。

「コーチ」について

まずはコーチの資格について。

カテゴリによっては変わってきますが、JBA(日本バスケットボール協会)の公認ライセンスが一定のグレードに達した資格者がいない場合には、没収試合になることがあるそうです。

これは、資格の級は違えど、U12カテゴリから統一されています。

中学・高校に関しては、部活動としての活動の場合は、資格保持者がいなくても出場はできますが、資格保持者がいることが望ましいと表記されています。

全国大会に近づいていくと、ライセンスがおそらく必要になるという解釈でまちがっていないかなとおもいます。(詳細は下から)

http://www.japanbasketball.jp/coach/license/

その他にはあまり大きなトピックを見つけられませんでしたが、面白そうなのが一つ。

コーチとアシスタントコーチは一度にどちらか一人であれば立ち続けることができる。

両者が同時に立ち続けることはできない。

なんで?笑

また、アシスタントコーチは審判に話しかけてはいけないそうです。

気にして見ていなかったので意外なルールでした。

何か特別な事情が発生し、コーチが不在の際にはアシスタントコーチが権限を引き継ぐことができるので、そういった際には問題なさそうです。

アシスタントコーチも不在なケースが発生した場合は、キャプテンがコーチと兼任するという風に定められていて、そのキャプテンも退場や退場などでコーチの役目ができない場合はだれかプレイヤーに引き継ぐことができるそうです。

選手の試合出場について

交代について

バスケットボールは交代に制限はありません。

ですので、スターティングラインナップの5人が何回でもベンチに下がることができ、ベンチの選手も何度でも入れ替えることが可能です。

近年では「タイムシェア」という概念が徐々に生まれてきていて、強い5,6人だけでなく、10~12人を時間を分けて出場させて体力面の低下を防ぎながらハードに動く戦術をとるチームもあります。

選手が試合に出られなくなる時

一つ目は、個人ファウルを一定回数以上犯してしまっての退場があります。

ファウルもいくつもの種類があり、そのグレードと数によって退場するタイミングが変わります。

(ファウルについてはまた別の記事で紹介いたします)

二つ目は怪我によって、プレイが続行できない時。

最低何人で試合ができる?

上記のような理由で、選手が退場してしまい、仮にコートに最初いた人数よりも減ってしまったとしても(5人以下になっても)試合は可能です。

5人対4人、5人対3人、5人対2人までは行われますが、残り1名になった場合はその時点で試合は終了となります。

一応理由としては、ボールが外に出て自分たちボールになったときに、外から投げ入れる1人に対して受け取り手がいない状態になってしまうからです。

まあ、そうでなくてもその状況で勝つことは難しいとは思いますが…笑

下の映像は実際に国際大会で乱闘が発生し、選手が大量に退場した結果、5対3になった試合。

5 vs 3 basketball | FIBA world cup | Philippines vs Australia brawl aftermath full

スタッフの役割について

ここからは競技規則に書いてある部分もあれば、他から調べてきた情報などをまとめて、ベンチ周辺のスタッフ陣がどんなことをしているのかをまとめてみました。

「ヘッドコーチ」について

ヘッドコーチはいわゆる監督、指揮官に当たり、戦術・戦略・選手起用を駆使しチームを勝利に導く人です。

役割の大部分は試合に勝つことになるかと思いますが、そのチームやクラブの将来設計から育成までを見越して目先の勝利だけに拘らないスタイルの方もいらっしゃいます。

「アシスタントコーチ」について

読んで字のごとく、ヘッドコーチの補佐としての役割を持ち、各チームやカテゴリで求められる技術や知識は幅広いかとおもいます。

ヘッドコーチがどんな役割をもっているかというところも、細かく見ていけば全てのチームが同じ仕事をしているとは限らず、アシスタントコーチと分業していたりするケースもあります。

また近年では

「アソシエイトコーチ」

という役職の方も増えてきました。

アシスタントコーチと明確に何が違うかと言われると定義はないかもしれません。

ニュアンスとしては、アソシエイト自体が 「准」・「準」 という意味を持つため、指揮を執るヘッドコーチに一番近い存在だったりするのかなと思っています。

チームによっては、GMが兼任をしていたりもしますので、アソシエイトコーチは並列もしくは準ヘッドコーチ、そしてアシスタントコーチはヘッドコーチ補佐みたいなイメージでしょうか…。

こういった英語の役職名ってむずかしいですね笑

「マネージャー」について

「一言で言えば何でも屋」というインタビューを見つけました。

https://basketballking.jp/news/japan/20170307/8879.html

実際に求人も出ていて、職務内容を見ると本当に多岐にわたります。

「スカウティングもお願いするかも」「トレーナーの手伝いもする」となると本当にオールマイティーな才能が求められそうです。

https://basket-count.com/article/detail/22994

「チームドクター」について

競技規則に載っているスタッフの中では割と明確にルールを決められているスポーツドクター。

普段のチームとの関わりはメディカルチェックや選手の健康管理などになるかと思いますが、試合中の動きについて明言化されていました。

条文:プレーヤーが怪我をするか怪我をしたと見られて、コーチ、アシスタントコーチ、交代要員、あるいはそのチームの関係者がコートに入った場合、実際に治療が施されているかどうか
にかかわらず、当該プレーヤーは治療を受けたとみなされる。

http://www.japanbasketball.jp/files/referee/rule/2018rule.pdf

もしかしたら、実際にはドクターよりもトレーナーが該当するかな?とも思われますが、何にせよ怪我の有無や続行の過負荷に限らず、スタッフがコートに入ってきただけで治療行為が行われたと判断されるそうです。

結果、その選手が問題何もなかったとしてもそのタイミングでは一度交代をしなければならないそうです。

この辺りの動きは競技によってだいぶ変わってきますし、この動きによって一度コートから離れる選手の影響が試合に出てしまうことも考えられます。

一見、選手ファーストでないような気がするルールですが、知っておかなきゃいけない内容ですね。

「トレーナー」について

ここは私の本職の領域にはいりますので、しっかり解説しますw

チーム状況にもよると思いますが、トレーナーと一言で言っても役割が微妙に変わってきます。

試合に帯同してテーピングを行ったりすることが多いのは「アスレティックトレーナー」や「柔道整復師」などが多いかと思います。

選手のウォーミングアップを一緒に行っていることが多いのは「ストレングス&コンディショニングコーチ」などかもしれません。

また、試合には帯同しない形で「スポーツサイエンスディレクター」みたいな科学的な視点でサポートをするトレーナーさんもいるところがあります。

アシスタントコーチと似ているかもしれませんが、この辺りは一概にトレーナーの一言で語れない部分が大きいかと思います。

何にせよ、どういったバックボーンでトレーナー活動をしていようとも、選手のフィジカルな面を支えるスタッフであるということ、そしてこの部分のスタッフの人数が手厚いチームはそういった面を重要視しているんだなと思います。

「スタッツ担当者」について

ここについては明確な役職としてになると「アナリスト」という名前になっている方が多いのではと思われます。

近年のIT関連の技術や環境の向上でリアルタイムでのスタッツ分析やビデオチェックなどがハーフタイムやタイムアウトで行われています。

試合中にそう言ったデータ解析をする人もいれば、ゲーム後に次の試合に向けてのチームミーティングのために数字や映像を用意する人もいるでしょうし、両方行っている人もいると思います。

こちらもアシスタントコーチが兼任しているチームも多いのではないかと考えられます。

「通訳」について

こちらは外国籍選手、外国籍コーチなどとコミュニケーションを取るために必要不可欠な存在となります。

昔からそうですが、日本人選手の中でも英語が堪能で、外国籍選手と英語で喋れる選手はいます。

しかし、全員がそうとはいかず、タイムアウトの指示中や試合後のインタビューなど通訳の方が活躍する機会は多くあります。

当然試合だけでなく、普段の練習や日常生活においても日本の生活にまだ慣れない外国人の場合は通訳の方が頼りになっていると思います。

この通訳もトレーナーやコーチ、マネージャーの方が兼任で行われているケースを良く見ます。

それこそこの通訳というポジションに関しては選手が兼任しているケースもいくつかあります。

最後に

いかがでしたでしょうか。

今回は試合に関わる人をピックアップしてみました。

それぞれもっと掘り下げることもできるとおもいますので、気になったと所があった方はぜひさらに調べてみてください。

この後も引き続き、ルールについての記事を書いていこうかなと思っております。

複雑な部分も出てくるかも知れませんが、ぜひ知って頂くとよりバスケ観戦が楽しくなると思いますので、お楽しみに。

今日はこの辺で。ではまた。

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