この記事では、
NBA playoffs 2020 Western conference semi final:ロサンゼルス・クリッパーズ×デンバー・ナゲッツ
のシリーズをレポートしていきたいと思います。
記事作成開始:9/22~10/9執筆完了
各チームの紹介記事はこちらから!!
プレイオフレビュー:ロサンゼルス・クリッパーズ(ウェスト・2位)
ファーストラウンドはマーベリックスを4勝2敗で振り切って到達したクリッパーズ。
カワイ・レナード、ポール・ジョージを中心としてタレント能力の高さから優勝候補として見られる声が大きかったこのチーム。
しかし、完璧な人間などはやはりおらず、このチームにもほころびが見え隠れする部分がマブス戦でもありました。
またパトリック・ベバリーの復帰がいつになるかも、このシリーズを通じてのキーになるかもしれません。
プレイオフレビュー:デンバー・ナゲッツ(ウェスト・3位)
ユタ・ジャズとの激戦を制して登ってきたナゲッツ。
このジャズ戦で、エースのジャマール・マレー、そして大黒柱のニコラ・ヨキッチはまた一つ覚醒したような試合を見せてくれました。
サポートメンバーも、昨季のプレイオフでの接戦での経験も経て、若い選手が多いチームながらもこの大舞台で肝の据わったプレイを見ることができます。
勢いという面では勝っていること間違いなし、この流れをこのシリーズでも継続できるか、注目したいと思います。
注目のマッチアップ
クリッパーズ:ポール・ジョージ
ナゲッツ:ジャマール・マレー
前回のシリーズ、スタッツ的にも発言的にも何かと注目を集めてしまったジョージ。
このチーム状況であれば、彼一人に勝敗がかかるわけではないですが、ジョージの活躍も間違いなくチームにとって必要です。
また、レナードやルー・ウィリアムズが不調な時にファーストオプションになれる素質は十分なスーパースターなので、能力を十二分に発揮して楽しいバスケットを見せてほしいと思います。
スランプ気味なジョージに対してマレーは完全に今、旬の選手。
一度波に乗ったら止められないオフェンス能力は、レナードもしくはジョージとのマッチアップが多くなることが予想されます。
この優秀なウイングのディフェンダー達を乗り越えてナゲッツを勝利に導けるか注目したいと思います。
GAME1(9/4)
GAME1:ハイライト
GAME1レポート
クリッパーズはこの試合からパトリック・ベバリーが左ふくらはぎの怪我から復帰し早速スターターに入ります。
対するナゲッツは1stラウンドの途中から復帰したギャリー・ハリスがスターターに名を連ね、本来の形になってきています。
注目のマッチアップ、ナゲッツはカワイ・レナードにジェラミ・グラントを、ポール・ジョージにギャリー・ハリスを付けて対応。
クリッパーズも同様で、ジャマール・マレーにはビバリーを付けて始まります。
どちらのチームもセンター以外のところはスイッチをして対応しているため、ウイング陣は総力戦となりそうです。
出だしはベバリーがスリー好調、2/2でコーナーから決めます。
また速い展開でゲームを進める両チーム、少しターンオーバーが多い第1Q序盤となっています。
ジョージがきれいなバスケットカウントを獲得ししリードするクリッパーズ。
ナゲッツのニコラ・ヨキッチに対して、またクリッパーズのレナードに対して両チームミスマッチが発生したときはダブルチームで対応。
互いに強力なオフェンスをもっているからこそ、このディフェンスの戦略、対応というのは重要になりそうです。
残り5分で20-18とナゲッツがリードする中盤から終盤にかけての時間。
ヨキッチのコーストトゥコーストが決まって6点差。
クリッパーズはレナードがミドルを着実に決めて点差を詰めていく。
ナゲッツはグラントが前のシリーズからスリーの調子を上げてきていて、ここでも3/3と効率よく決める。
クリッパーズはレナードとともにマーカス・モリスも得点を多く重ねる。
ナゲッツはラストポゼッションで、マレーとヨキッチのツーメンゲームでヨキッチのダンクにつなぎ、第1Q終了。
31-31、互いに譲らずの内容で第2Qに入ります。
次の第2Qの出だしは互いにターンオーバーが多い展開からスタート。
マイケル・ポーターJrのボースハンドダンクをモントレズ・ハレルがクリアブロック。
さらにオフェンスではゴール下でファウルドローンからのフリースローを決めて第2Qを動かします。
クリッパーズは固いディフェンスから速攻、ジョージのリバースレイアップが決まって5点差。
まだこのクオーター得点ができていないナゲッツ、9分半にトーリー・クレッグのスリーでようやく得点します。
また1stラウンドではスターターに抜擢されたモリスも、この試合ではベンチからの出場で手堅いジャンパーを決めて後押しをします。
ナゲッツは控えビッグマンのメイソン・プラムリーが3つ目のファウルを取られたことでベンチに戻り、ヨキッチが戻ってきます。
ナゲッツは良いボールムーブで外からノーマークのシュートを打てていますが、確率はまだ上がってきていない状態。
ここまでフリースローを1本も打てていないので、リングへのアタックも欲しいところ。
クリッパーズはベバリーが自らのレイアップやアシストでオフェンスを活性化。
流れに乗れないナゲッツがタイムアウト、残り7分で7点をリードされる。
タイムアウト明けはヨキッチがファウルドローンからのフリースローを打ち6点差。
レナードのスリーで9点差、ワンハンドダンクで11点差と2桁に広がるクリッパーズのリード。
なんとかマレーもスリーで応戦しますが残り4分で10点差。
TO明けにはジョージのスリーで13点差。
ディフェンスで止めきれないことも修正はしたいですが、それよりもオフェンスの不調が良くないナゲッツ。
ベテラン、ポール・ミルサップがバスケットカウントで何とかつなぎますが、チーム全体でフリースローの確率もあまり良くない。
クリッパーズはレナードを中心にチーム全体でのオフェンスが好調、イビチャ・ズバッツの合わせのアリウープ、ルー・ウィリアムズの流れながらのフローター、モリスのコーナーでのキャッチ&シュート。
前半の終了間際、全てがうまく回ったクリッパーズは結局ナゲッツに18点の差をつけて後半へ。
69-51と大差がついて迎えた後半、開始早々に20点差に。
ナゲッツはシンプルに決める本数を増やす、そして止める本数を増やすという原則に乗っ取ってゲームを進めていくしかありません。
オフェンスの起点になったのはヨキッチ、自らペイントエリアからの得点を増やします。
オフェンスの流れは悪くなさそうなので、今度はディフェンスを頑張りたいところ。
ミルサップの連続得点で14点差。
クリッパーズはジョージやレナードがしっかり1on1で得点を決めてくる。
再びクリッパーズが突き放して最大21点差。
レナードが残り6分を残して25点を獲得、この試合もしっかりと仕事を果たしてきます。
クリッパーズは早めにビバリーを下げてランドリー・シャメットを投入、出場時間を制限しながらの起用かもしれません。
またこの試合はモリスがキックアウトで受けたボールをことごとく沈めてレナード、モリスで得点を引っ張る。
ナゲッツは少しスリーポイントの試投数が増えてきましたが決まらず。
残り4分で最大25点差。
クリッパーズはナゲッツの起点になっているヨキッチに遠慮なくダブルチームを仕掛けてリズムを狂わせます。
第2Q以上に突き放されてしまったナゲッツ、91-67、24点差を追う第4Qが始まります。
このクオーター、2ndユニットが一矢報いる形で始めることができたナゲッツ。
モリスが連続でジャンパーを決めてオフェンスはリズムが戻ってきそうな気配がします。
しかしディフェンスはいまだ修正できず。
3分経過して24点差のまま、ナゲッツはPJ・ドジャーを投入しエナジーを注入しようとするが結果には反映されず。
クリッパーズも気を緩ませることなく、プレイを続けています。
残り6分で106-82、ベンチのマレー、ヨキッチの姿を見る限りでは今日の試合の出場はこれ以上なさそう。
両チームともにプレイ機会の少ない選手たちがどんどん入ってきました。
そのままガベージタイムは流れて行って最終的には120-97でクリッパーズが大勝、GAME1を取りました。
GAME1を大勝することができたクリッパーズですが、レナードが29点、ジョージが19点、モリスが18点、ベンチからハレル、ルーが2桁得点とバランスの良いオフェンスを展開。
敗れたナゲッツも5人が2桁得点をしますが、最終クオーターはガベージタイムになったため、あまり参考にならず。
第2Qに一気に点差を離された時についていけなかった部分が悔やまれるところ。
チームとしてシュート確率が高く決められ、ペイントでの得点も多く取られてしまったナゲッツがGAME2に修正することができるか注目です。
GAME1 スタッツ
GAME2(9/6)
GAME2:ハイライト
GAME2レポート
クリッパーズの完勝となったGAME1、続いてのこの試合もスターターは変わらず。
出だしはハリスのスリー、マレーの連続のペネトレイトでナゲッツが先行。
4分経過したところで12-2とナゲッツがリードします。
マレーがすでに2桁得点に乗せ、ナゲッツオフェンスを引っ張ります。
中盤でも14点のリードを保つナゲッツ、ポールミルサップがこの試合多くオフェンスリバウンドを確保しています。
さらにヨキッチのポストからの得点、スリーと続けて決まりリードを広げる。
クリッパーズも徐々にシュートの確率を上げてきて、レナードを中心にルー、ジョージと得点を重ねる。
ナゲッツは2ndユニットもオフェンスの流れを作り、MPJ、モリスとスリーを連続ヒット。
最大21点のリードを奪ったナゲッツ、マレーだけでなくヨキッチがスリーを3/3で沈め2桁得点。
最終44-25、ナゲッツのチームオフェンスが爆発し、19点リードの好発進。
第2Q、着実に巻き返していきたいクリッパーズ、第1Qからそうですがターンオーバーが多い展開となっているここまで。
ナゲッツもファウルが多くなってはいますが、結果的にはイーブンで進むこのクオーターの序盤。
残り7分弱、57-41でリードするナゲッツ。
点差を詰めていきたいクリッパーズはオールコートのゾーンディフェンスで仕掛け。
ここのタイミングをきっかけにディフェンスではしっかりナゲッツをスローダウンさせられているクリッパーズ。
あとはオフェンス、ハーフコートのオフェンスがキッチリできるというよりは、わりと個人技よりのクリッパーズがどう点数を取ってくるか。
ジョージのトランジションでのスリーが決まり、11点差、13-2mpランが出たところでナゲッツタイムアウト。
残り4分半で57-46、久々のナゲッツの得点はゴール下でヨキッチがリバウンドをティップイン。
レナードが割といつもどおりオフェンスしていますが、この時間帯はフィニッシュし切れず。
ナゲッツはマレーが技ありのステップを踏み、バスケットカウントをゲット。
ここまでレナードに対して、グラントやミルサップが上手く守っていましたが、徐々にレナードが上回り始め、バスケットカウントを獲得。
前半の終わり際には再びヨキッチが躍動、スリーあり、タフショットも決めて止められません。
最終72-56、ナゲッツが16点リードで後半へ入っていきます。
第2Qのみで見ると、少し上回ることのできたクリッパーズ、後半着実に点差を詰めていけるかどうか。
第3Qはズバッツのダンクからスタート。
ナゲッツはマレーに対してスクリーン&ポップからミルサップがスリーを2連続で成功。
ナゲッツ、調子を取り戻し20点をリード。
クリッパーズはジョージがハンドル役、ズバッツとのツーメンゲームをファーストオプションにして攻めているこのクオーターの序盤。
開始3分ではまだ互角の展開、クリッパーズはヨキッチに対して早めにダブルチームに寄るシフトに。
ナゲッツがオフェンスに手こずり出した中盤にはクリッパーズが7-0のラン。
この中でもレナードの調子が今ひとつ、フリースローを2本連続で外す場面も。
ナゲッツはベテラン、ミルサップのユーロステップで得点しまた点差を広げにかかる。
お互いのプラスマイナスがある中でスコア的には引き続きイーブンな展開。
しかし第1Q分の積み立てがあるナゲッツに対して、より点差を詰めなければならないクリッパーズ。
クリッパーズのインサイド陣がヨキッチの4つ目のファウルを引き出したところで残り3分半。
プラムリーに交代することで形勢の変化が生まれるかどうか。
さらにそのプラムリーも4つ目のファウル、そしてボーナスに。
点差よりもファウルトラブルが尾を引くかもしれない展開に。
さらにクリッパーズはディフェンスでダブルチームのトラップからターンオーバー誘発など自分たちの流れを掴みかけています。
ルーの得点で12点差、ズルズル行きかねない状況でMPJがリバウンドをティップインで得点につなげる。
さらにMPJ、ルーズボールのこぼれ球を拾い、得点にもつなげます。
しかし第3Qのクロージングではルーが存在感を発揮、直前の速攻をブロックで止め、次にはバスケットカウント。
最終第3Qは89-77、12点差で第4Qに入ります。
第3Qは21-17とロースコアな展開でしたが、近年のNBAで考えると12点はセーフティーリードとは言えないような点差。
しかもバブルではそういった逆転劇を多く見ているため点差以上にどうなるか分からないこの第4Q。
最初のクリッパーズのオフェンスはルーにディフェンダーが引っ張られハレルのレーンがガラ空き。
ダンクを叩き込まれ10点差。
残り9分半でも点差は変わらず10点差。
クリッパーズのディフレクションが増えて、ハレルのワンマン速攻で1桁差になるかと思いきや、MPJが後ろからブロックし得点を与えない。
しかしこぼれ球はジョージが確保、レイアップを決めて8点差になります。
さらにジョージが続けてコーナースリー、5点差に。
ナゲッツもヨキッチのリバースレイアップ、ハリスのスリーで再び10点差。
同じコンビでもう一本、ハリスのスリーが決まり13点差になったところでクリッパーズタイムアウト、99-86で残り6分弱、仕切り直します。
ここで次に躍動したのがグラント、ジョージのブロックから速攻の先頭を走りファウルドローン。
フリースロー2本決めて15点差。
クリッパーズでは伏兵グリーンがスリー、オフェンスリバウンドのティップインと連続得点、再び10点差。
残り3分弱で変わらず10点差。
ここから先にスコアしたのはクリッパーズ、モリスのスリーで7点差。
返しのオフェンスでマレーがステップバックスリーをヒット。
次のポゼッション、ルーの個人技で2点を獲得、8点差。
返しのオフェンス、ヨキッチがノーマークのハリスを見つけアシスト、コーナースリーが決まって11点差。
残り1分半で11点差、かなり厳しくなってきました。
タイムアウト明け、まずはモリスがスリーをヒット、8点差。
マレーのボールキャリーに対してベバリーが強烈なディフェンス。
ファウルを立て続けに取られますが、エナジーを注入する激しさでチームを鼓舞。
さらにそのままヒートアップしてしまい、テクニカルをコールされ退場となるベバリー。
テクニカルのフリースロー2本決まって10点差。
ファウルによるグラントのフリースロー1本で11点差。
これで勝負有り、最終110-101でナゲッツがGAME2に勝利シリーズタイの1-1となりました。
勝利したナゲッツ、トップスコアはマレーの27点、ヨキッチが26点18リバウンドのダブルダブル。
その他4人が二桁得点し援護。
敗れたクリッパーズは、ジョージの22点8リバウンドの活躍を筆頭に6人が2桁得点。
レナードは得点が伸びず13点、スリーポイントも成功なしではありましたが、その分リバウンド10、アシスト8と他で貢献。
ベンチ出場のジャマイカル・グリーンがハレルの代わりに出場時間が伸びて26分で10点11リバウンドのダブルダブルとコンスタントな活躍。
GAME2はとにかく出だしで差が付いてしまったので、GAME3ではどのような展開になるか注目です。
GAME2 スタッツ
GAME3(9/8)
GAME3:ハイライト
GAME3レポート
同じスターターで臨むタイで迎えたGAME3。
出だしはメインプレイヤー以外の得点からスタート。
ディフェンスがかなり両チームのエース達に向かってハードになっています。
結果、ズバッツが早くも2つ目のファウルとなりクリッパーズ的にはアジャストしないといけない展開に。
序盤はナゲッツがファストブレイクで得点を重ねる展開に。
クリッパーズはGAME2からジャマイカル・グリーンのプレイタイムが増加、ハレルよりもサイズ的な部分での対応かと思われます。
ナゲッツのヨキッチは右手首の捻挫というインジャリーレポートが入っていて、試合前のウォームアップではテーピングもしていたとのことですが、ここで柔らかいフローターを披露、影響を感じさせません。
半分を過ぎて19-18とナゲッツが1点リードですが、まだまだ互いに主導権は握れていない状態。
ナゲッツはヨキッチが積極的にシュートを放ち、すでに2桁得点に乗せる。
クリッパーズはジョージが効率の良いオフェンスを披露して、こちらも2桁10点を獲得。
さらにクリッパーズはフリースロー後にオールコートのゾーンでトラップをかけてきます。
仕掛けが早い今日のクリッパーズ、GAME2で第1Qに走られた経験を活かし、アジャストします。
そしてレナードが少しずつスコアを上げてきています。
終盤はヨキッチは配給役に回り、ポストやトップからモリスへのアシストを連続で通します。
最終33-32、クリッパーズが1点をリードして第2Qに入るます。
第2Qのスタートは共にベンチから出場のナゲッツ、MPJとプラムリーの美しいワンツーからMPJのダンクで先制。
さらにMPJのアシストでミルサップのバスケットを演出し、良いスタートですがそれをくじくようなジョージのスリー。
このクオーターもリードを奪い合う展開で始まりました。
マレーのスリーが決まって5点差になったところでクリッパーズタイムアウト。
明けて今度はプラムリーがテイクチャージにアリウープと連続して仕事をします。
ナゲッツはMPJのスリー2本でリードを広げにかかり、クリッパーズはレナードがジャンパーを確実に決めてくる。
またクリッパーズはズバッツとグリーンを同時起用しビッグラインナップに。
半分を経過して51-43、ナゲッツが8点をリード。
クリッパーズに徐々にターンオーバーや細かなミスが目立つようになってきています。
モリスのレイアップが決まって10点差に、クリッパーズが少しペースダウンしてきてしまいました。
このままズルズル行ってしまい、追いつけなかったのがGAME2だったのでそれは避けたいクリッパーズ。
タイムアウト明けもターンオーバーで良くない空気、残り3分半でナゲッツ11点リード。
ここで、踏ん張ったのがレナード、プルアップスリー、速攻からのレイアップで連続得点、6点差。
ナゲッツもオフェンスが停滞しだす時間、ヨキッチがポストで持つ時間が長くなったときにルーが死角からスティールし得点につなぐ。
やはりディフェンスからリズムを作り出してきたクリッパーズ。
最終59-57、一時二桁離れた点差をワンポゼッションまで詰めて、クリッパーズが2点を追う形で後半に入っていきます。
前半だけで17点と好調だったジョージが後半の頭にバスケットカウントで逆転に成功。
ナゲッツもミルサップがポストから連続で得点しリードを奪い返す。
この辺りからナゲッツがまた息を吹き返し、ここはヨキッチからの片手のタッチダウンパスでグラントが得点。
タイムアウトを取るクリッパーズ、残り9分半で仕切り直し、再度5点差を追いかけます。
明けてからはお互い良いディフェンスを見せていますが、それをオフェンスが上回る展開。
ヨキッチの連続スリーで再びリードを広げ始めるナゲッツ。
ジョージ、モリスの連続得点で6点差にし第3Qは残り6分弱。
クリッパーズは最初の立て続けのファウルから我慢できていたズバッツが4つ目のファウルで再びベンチ、このタイミングではハレルが交代しました。
クリッパーズはディフェンスをもう一度締め直すことに成功しナゲッツの点を一時的に押さえている間、ジョージのスリーが決まって3点差に。
ナゲッツタイムアウトを取り、立て直す残り4分半。
しかし、ナゲッツは今度ディフェンスで問題をかかえ、前半無得点にすることができていたルーにジャンパー、スリーと連続で決められ逆転を許す。
残り2分半でリードを奪えたクリッパーズ。
第3Qの最後にはMPJのとんでもないポスタライズダンクが炸裂、今日の調子の良さを伺わせます。
さらにグラントにも最後速攻からのダンクを決められ、クリッパーズは集中力のムラが見られるシーンが増えてきました。
最終88-84、ナゲッツが4点をリードしてラストクオーターに向かいます。
第4Qの入り、クリッパーズしっかり締め直してきて連続得点から早々に追いつきます。
MPJのプットバックダンクで応戦するナゲッツ、シーディングゲームで見せていた存在感を出していています。
クリッパーズもここは集中力高く、ベバリーのスティールからワンマン速攻に持ち込み得点、持ち味を見せます。
ナゲッツはMPJが絶好調、9個目のディフェンスリバウンドから速攻、最後は自ら得点につないで18点に到達。
さらにグラントもそれに続きスリーをヒットで7点差。
8分半でクリッパーズ一度タイムアウト。
このタイムアウト後にクリッパーズもモリスの得点、ジョージのスリーとすぐに2点差に詰めることに成功。
ナゲッツはMPJのアタックを止められ逆速攻、最後はルーのコーナースリーに繋がり逆転を許す。
今度は立場が逆転、ナゲッツがタイムアウトを取り立て直しに入る残り7分。
明けて大事なポゼッション、ヨキッチがドライブに行きますがオフェンスファウルのコール。
しかし頼りになるこの男にボールが集まります。
マレーとのピックプレイでジャンパーを決めて再逆転に成功し第4Q半分経過。
99-98、ナゲッツ1点リードの場面。
互いにフリースローで加点し残り5分、ズバッツが5つ目のファウルを取られる。
逆にそのズバッツが強烈なダンクをたたきこみバスケットカウント。
レナードのジャンパーでさらにダメ押しし3点差にしますが、残り4分にズバッツがファウルアウト。
クリッパーズはレナードがアシスト役も担い、決定的場面を演出、ナゲッツはなんとかファウルで止めるポゼッションが続きます。
残り3分でクリッパーズ4点リード。
ナゲッツはヨキッチがダブルチームを受けることでノーマークを作り出せていますが、最後のシュートが決まらずスコアが止まる。
そしてチャンスと見るや否や、ルーがトップからペネトレイト、レイアップを沈めて6点差。
残り2分、追いかけるナゲッツはタイムアウト後、マレーがペネトレイトからシュートを狙いますがレナードがこのブロック。
指1本で押し返した渾身のブロックの後、ヨキッチがポストから攻めますが決められず。
ハレルのフリースロー2本、その後早めにヨキッチがフローターを決めて2点ずつ。
時間は残り1分、1回目のクリッパーズのオフェンスを止めましたがオフェンスリバウンドをクリッパーズが取り、時間を使ってレナードがシュート。
これが外れてナゲッツボールで残り30秒、点差は6点。
マレーがトランジションでレイアップ、カウントして4点差。
残り26秒、クリッパーズはタイムアウトを取って戦術を整えます。
サイドからのインバウンズ、レナードにファウル。
レナードがしっかり2つ決めて、ナゲッツは返しのオフェンスを決められず。
これで試合は終了、クリッパーズが接戦を制し、GAME3を取りました。
2-1とリードを取ることに成功したクリッパーズ、ジョージがチームハイの32点を獲得、レナードが23点14リバウンド6アシストとこのデュオが活躍。
モリス、ハレル、ルーと3人が2桁得点をマークし、オフェンスの形は良い感じでした。
一方連勝とはならなかったナゲッツ、ヨキッチがチームハイの32点12リバウンド8アシスト、2人目に来るのがこの試合はMPJ、ベンチ出場ながら18点10リバウンドのダブルダブルで存在感を見せました。
クリッパーズディフェンスを攻略するためには、ガード陣の爆発力とインサイドでの得点がデンバーにとっては重要になるかと思いますので、GAME4以降はどのような戦術を取ってくるか。
またクリッパーズもレナードが復調傾向にあるため、これがどのように影響するか注目です。
GAME3 スタッツ
GAME4(9/10)
GAME4:ハイライト
GAME4レポート
両チームスターターは変更なし、クリッパーズリードで迎えるGAME4。
GAME3でも活躍したクリッパーズのズバッツのフックシュートで試合はスタート。
お互いにスコアが伸ばせない序盤、残り9分半の段階でまだ5-1でクリッパーズがリード。
ナゲッツ始めてのフィールドゴールは残り8分半にヨキッチのポストからのターンシュート。
リードは保っていますが、クリッパーズも得点が伸ばせていない状態。
共に我慢の展開が続く両チーム、先に気持ちよくリズムに乗れるのはどちらのチームか。
タイムアウト明けにレナード、ヨキッチと得点し、次のポゼッションではジョージがジャンパー。
両チームの役者が得点を伸ばし始めました。
残り4分半で両チームセカンドユニットがコートに入ってき始めます。
どちらとも、6、7人目の活躍がそのままゲームの勝敗に影響しているなという印象があるので、どちらのベンチメンバーが先に活躍を見せるか。
残り3分弱で、ヨキッチが2つ目のファウル、そしてターンオーバーから得点を許し、20-7。
クリッパーズは徐々に自分たちのバスケットを展開していますが、ナゲッツがついて行けていない状態。
クリッパーズが9-0のランを見せている中で、なんとかチームでボールをシェアし、ヨキッチのダンクにつなげますが、それでも24-9。
ナゲッツは最後に前の試合でも活躍を見せたMPJの得点で第1クオーターを終える。
スコアは26-12、クリッパーズが14点をリードです。
第2Qはハレルのポストからのアタックでアンドワン獲得したところからスタート。
開始早々に17点差。
ナゲッツはマレーのブロックから、MPJのドライブで得点。
このバブルでのシーディングゲームで調子の良かった感覚を取り戻しているようです。
次のポイントもMPJスリーを決めて、クリッパーズもハレルのダンクで得点。
短いベンチでの休憩ののち戻ってきたヨキッチの得点で15点差。
ヨキッチはすでに2桁得点に載せています。
残り8分で37-21、16点差を追うナゲッツ。
ナゲッツはフリースローでの得点後に2-3のゾーンを採用。
ファウルも混んでいる、クリッパーズオフェンスを止められていない、流れを変えたい、色々な思惑がある中でのシステム変更かと思います。
しかし、クリッパーズの対応はシンプル、レナードのペネトレイトでジャンパーで得点。
しかしジョージに対しては有効、オフェンスチャージを引き出し個人3つ目のファウルを記録させます。
そしてマレー、ヨキッチと得点していき、残り7分で12点差。
少しずつ、ゲームの流れを呼び寄せてきているナゲッツ。
クリッパーズはヨキッチに対してのダブルチームを積極的にしてきていますが、ヨキッチが落ち着いてボールを配給、グラントのスリーをアシスト。
クリッパーズはレナードが落ち着いて得点を重ね、ディフェンスではクレッグのダンクをブロックするなど自身の持ち味を充分に発揮。
ナゲッツはMPJが連続スリーで絶好調、点差を1桁差に持っていくことに成功します。
しかしすぐさまモリスにスリーを決められ12点差、マレーのドライブで10点差。
リードはクリッパーズが以前握っていますが、ゲームの展開はかなり互角な展開になってきました。
残り3分を切って48-38、ここからは少しオフェンスのペースが互いに落ちますが、最後は48-40、8点差で折り返します。
少しロースコアな展開になってきたこのGAME4、後半先制したのはハリスのコーナースリー。
さらに後半開始1分でジョージが4つ目のファウルをとられる。
さらにマレーとヨキッチのツーメンゲームから最後はヨキッチのスリーがヒット、2点差。
ジョージは数分は出続けましたが、残り10分でベンチへ。
そしてこの間にもクリッパーズはディフェンスにてファウルを吹かれ続けて残り10分でボーナスに突入。
ミルサップのフリースローで48-48で同点に。
8-0のランで一気に追いついたナゲッツに対してレナードの得点でリードを奪うクリッパーズ。
さらにべバリーのドライブで4点差。
クリッパーズは後半に入って徐々にオフェンスのリズムを取り戻してきていますが、ディフェンスでは引き続きファウルコールを多く取られ、ナゲッツにフリースローを与えてしまっています。
ナゲッツにも同じような展開が起き始め、ハリスが4つ目のファウルでベンチへ。
クリッパーズがペネトレイトからのキックアウトを連続で決め、残ります7分で60-51。
さらにレナードのスリー、レナードのスティールからルーのダンクが決まって12点差になったところでナゲッツタイムアウト。
第3Qも半分経過、ナゲッツが徐々に前半のように攻めあぐねる時間が増えてきています。
67-53でクリッパーズ14点リード。
さらにナゲッツはターンオーバーが多くなってきてしまってオフェンスのリズムを取り戻せません。
さらにルーの技ありレイアップがバスケットカウントで決まり、残り2分で73-58。
ナゲッツは第3Qの最後にディフェンスからのトランジションでファウルドローンに成功しそのフリースローで点差を詰めて終えることができました。
最終、73-63、ナゲッツが10点を追いかける形で最終クオーターに入ります。
第4Qの始めはルーとハレルのシックスマン賞コンビのピックプレイからクリッパーズが得点。
クリッパーズがファウルドローンに多く成功していますが、フリースローの確率がこの時間帯少し下がっている状態。
クリッパーズはハレルを明らかにターゲットにして、インサイドにボールを集め得点を重ねる。
流れが良くないナゲッツ、一度タイムアウトを取って立て直します。
残り9分、ベンチで休んでいたヨキッチが戻ってきます。
継続してハレルのところからアタックし得点、15点差をつけます。
フラストレーションが溜まっている様子のヨキッチが、コモンファウルではありましたが、苛立ちを見せるファウル。
そしてコートに戻ってきたジョージがスリーポイントを決めてこの試合の最大リード、19点差になります。
この第4Qがここまで13-4と圧倒されているナゲッツ。
タイムアウト明け、一矢報いるナゲッツですが、ディフェンスの硬いクリッパーズを中々攻略することができず。
スティールからレナードに速攻を決められてしまいます。
残り6分を切って88-69、クリッパーズ19点リードのまま終盤に入ります。
ヨキッチがスリーを決めて点数を返しはしますが、この試合はレナードがここ数試合でのパフォーマンス不良を払拭するようなオフェンスショー。
ナゲッツはヨキッチが孤軍奮闘しシュートを決め続けますが、残りの点差と時間が迫ってきます。
残り3分弱で92-80、第4Qの頭に離された分は取り返してきましたがそれでも12点差。
ナゲッツはマレーのスリーで9点差、1桁まできました。
ここからクリッパーズはレナードのアシストでズバッツのダンク。
そしてヨキッチに対してダブルチームでターンオーバーを誘発にマイボールに。
次のナゲッツオフェンスもレナードのディフレクションによってかなり時間を遅らせることに成功。
この試合では抜群のクロージングを見せたレナードとクリッパーズ。
最終、96-85でクリッパーズが勝利、シリーズ突破に王手となる3-1の成績でナゲッツを追い込みました。
カンファレンスファイナルまであと1勝に迫ったクリッパーズ、レナードが30点11リバウンド9アシスト4スティール2ブロックと素晴らしい活躍。
ジョージのプレイタイムが少なかったため、得点は伸びませんでしたが、それは全員でフォローし、5人が二桁得点。
ハレル、ルーに関しては調子の良いクリッパーズの時の働き方をしていました。
一方、後がなくなったナゲッツ、ヨキッチが26点11リバウンド6アシスト、マレーが18点7アシスト、そしてベンチ出場のMPJが15点6リバウンド。
ヨキッチ意外にあとはもう一人点数を取ってくれると、流れが良くなりそうなナゲッツ。
ジャズとのファーストラウンドでもここから挽回した底力を持っているため、GAME5のパフォーマンスを期待してみたいと思います。
GAME4 スタッツ
GAME5(9/12)
GAME5:ハイライト
GAME5レポート
両チームスターターに変更はなし。
先制したのはクリッパーズ、レナードの得意の距離からのジャンパーが決まります。
さらにビバリーのスリーが決まり、ナゲッツは開始2分で得点できず。
ようやくマレーがスリーを決めて、この試合のファーストスコアを上げます。
第1Qの序盤は13-7でクリッパーズがリードする。
ここではレナードのスピンターンからのダンクが決まり、たまらずナゲッツタイムアウト。
ナゲッツはその後はファウルコールに苦しめられますが、ここはなんとか我慢、ディフェンスからの速攻でハリスがコーナースリーを沈める。
半分を過ぎて15-12と迫ってきたナゲッツ、次のポゼッションで1点差になったことでクリッパーズもドック・リバースHCがタイムアウト取得。
タイムアウト明けはクリッパーズが3ポイント攻勢でリードを広げる。
残り3分半で両チーム選手交代あり。
終盤にかけてリードを広げることに成功しているのはクリッパーズ。
レナードの得点で一時9点差。
ナゲッツはヨキッチとプラムリーが同時出場といういままで見たことのなかったパターンで試合を進める。
ナゲッツはモリスの突破で得点、クリッパーズはレナードがバスケットカウントを獲得しこれが互いのラストスコア。
最終、28-23でクリッパーズが5点をリード。
第2Q、追い掛けるナゲッツはプラムリーのフリースローから。
2本決めて3点差、しかしすぐさまレナードがお返しのスリー。
この試合、ベバリーが積極的にオフェンスに参加、クリッパーズリードを広げる原動力になります。
流れが来ないナゲッツ、再びタイムアウト、残り9分強で36-27、9点差になっています。
タイムアウト明け、クリッパーズはハレルの得点で2桁差に。
更にルーのフローターが2本連続で決まり11-0のラン、ナゲッツは再びタイムアウトを取ります。
後のないナゲッツにとって、相手に大量リードを握られる訳にはいきません。
まずはハリスのジャンパー、続いてミルサップのゴール下で得点しますが、クリッパーズも変わらず得点を返してきます。
点差が15点で残り5分、ナゲッツはマレーが3ポイントを決めて個人で10点に到達。
それにヨキッチも続いて10点差。
クリッパーズタイムアウト、残り4分で10点差。
タイムアウト明け、レナードの強烈なダンクで突き放す。
お互いにスコアをしたりしなかったりで残り2分、第1Qから好調だったビバリーがスリーを決めて13点差。
さらにモリスがバスケットカウントも取り、シリーズ突破に向けてチームの空気はエネルギーが高いです。
残り1分を切ったところで、ミルサップとモリスがゴール下で小競り合い。
おとがめなしにはなりましたが、一触即発のムード。
そんななか連続でマレーがファウルコールからフリースロー獲得。
これが最後にしっかり決まって56-44、クリッパーズ12点リードして後半へ。
前半は両チームともにエースが得点を重ね、それにチームが付いていく形に。
後半は、どのようになっていくか。
ヨキッチが過去の試合に比べて少しおとなしい印象です。
12点を追いかける後半がスタート。
互いにディフェンスの寄りが早い最初にスコアしたのは約2分経過したところでのジョージのコーナースリー。
ナゲッツもハリスのフローターで後半のファーストスコアを上げる。
クリッパーズはレナードがオフェンス・ディフェンスともに存在感を見せ得点に、ディフレクションに集中力高く取り組んでいます。
しかしナゲッツも連続得点を挟んで10点差にしますが、その後ターンオーバーからの得点を許してしまう。
残り7分、67-53クリッパーズ14点リードの場面でナゲッツタイムアウト、この得点でレナードは個人で20点に到達。
ナゲッツはタイムアウト明け、クレッグのレイアップ、ミルサップのゴール下で連続得点し10点差。
第3Qも残り半分、ミルサップの3ポイントでようやく1桁差に。
残り5分を切って69-61、クリッパーズが8点をリード。
さらにナゲッツの流れは続く、ヨキッチのタッチダウンパスからミルサップの得点。
クリッパーズはモリスがその流れを断ち切るかのようなスリーをヒット。
更にモリスにもう一本スリーを決められ、ゴール下を攻略され、残り2分、77-65でクリッパーズがリード。
更に、レナードのダメ押しのスリーで13点差。
ナゲッツはオフェンスに関しては悪くない動きをしていますが、ディフェンスでクリッパーズを止められず。
しかし最後にはベテランのミルサップが躍動、フリースローにスリーポイントに存在感を出し、最終的には80-73、ナゲッツが7点を追う形で最終クオーターに入ります。
第4Q、マレーとともにここまでのチームトップタイスコアを上げているミルサップとともに、ナゲッツが先制。
スティールからモリスのレイアップで5点差。
クリッパーズもやられっぱなしでいるわけはなく、ハレルがゴール下でバスケットカウント獲得。
更に乗っているミルサップからハレルがテイクチャージを取り、相手の勢いを抑えます。
しかしここにマレーも加わって、残り10分、82-78の4点差。
さらにナゲッツに勢いの出るプレー、GAME3でも効いていたMPJとプラムリーのコンビが速攻でアリウープを見せて2点差。
たまらずクリッパーズタイムアウト、一度落ち着かせた後ハレルがゴール下で得点を取ります。
更に速攻からジョージが得点を取って、個人20点に到達。
ディフェンスではマレーのレイアップをハレルがクリアブロック。
再び点差はクリッパーズが6点をリード。
さらにフリースローもクリッパーズは決めますが、そこにナゲッツはマレーが果敢にスコアリングに行く。
ここではバンクでスリーが決まり、1点差に。
そして次のポゼッションでヨキッチがスリーをヒットさせ逆転に成功。
89-88、さらにヨキッチは次のディフェンスでブロックショット、そしてその返しのオフェンスでジャンパーをメイク。
恐ろしく存在感を出してきたヨキッチとともに、マレーのステップサイドのスリーが決まり、6点をリード。
流石のクリッパーズもタイムアウト、このクオーター21-8でクリッパーズは大きくナゲッツにリードを許す。
残り5分で逆に3点のリードを握ったナゲッツ、グラントのふりーすろーで5点差。
クリッパーズはレナードがしっかり仕事をしスリーを決めたかと思えば、グラントがお返しのコーナースリー。
残り4分を切った場面で再びヨキッチがスリーをヒット、点差は8点差に。
クリッパーズは残り3分、レナードがファウルドローンからのフリースロー2本沈めて6点差。
更にトランジションからジョージのジャンパーが決まって4点差。
残り2分でナゲッツはアウトサイドディフェンスの要の一人、ハリスがファウルアウトで退場します。
代わりに入るのがクレッグ。
クリッパーズはレナードがフリースローを確実に決めて2点差に。
残り時間1分に近づく大事な場面でMPJがスリーを放ちこれが見事に決まる。
残り1分弱で105-100、ナゲッツが5点をリード。
クリッパーズ得点できずに残り1分を切る。
スティールしてポゼッションを奪ったあと、オフェンスリバウンドを拾った後、どちらも得点に繋げられなかったクリッパーズ。
残り30秒でファウルゲームに入る。
ナゲッツがしっかり逃げ切り、最終111-105、ナゲッツがまずは首の皮一枚つなぎ対戦成績を2勝3敗としました。
首の皮1枚でつながったナゲッツ、リーディングスコアラーはマレーの26点、さらに8リバウンド7アシストの活躍。
第4Qのクラッチタイムに活躍したヨキッチは、22点14リバウンド、そして第3Qの終わりから追い上げのきっかけになったミルサップは17点を獲得。
一方、次のステージへ進出を一時阻まれた形となったクリッパーズ、レナードが36点9リバウンド4アシスト3スティールとエースらしい活躍。
ジョージも26点を挙げましたが、この試合はベンチスコアリングが上がってこず。
29-18とベンチスコアリングがナゲッツに軍配、ルーやハレルなどの得点と、スタートで出ているズバッツなどこの辺りの得点があと少しあれば良かったのかなと感じました。
GAME5 スタッツ
GAME6(9/14)
GAME6:ハイライト
GAME6レポート
シリーズ敗退を逃れたナゲッツがタイに持ち込めるか、クリッパーズが逃げ切り、チーム史上初のカンファレンスファイナル進出ができるか、注目の第6戦。
スターターはGAME5と同じになっています。
序盤はナゲッツペース、6-0で出だし好調。
クリッパーズはモリスのフリースローでこの試合のファーストスコア。
そこからレナードのスリー、ジョージのジャンパーと決まっていき、残り8分にはクリッパーズが11-8とリード。
レナードのスティールからのダンクで追加点、残り7分でナゲッツがタイムアウトを取得します。
11-0のランで13-8としたクリッパーズ、ジョージがオフェンスファウルを取られて2つ目を記録。
ナゲッツはミルサップも2つ目のファウル、ベンチに下がります。
ここからテンポ良く得点を重ねるクリッパーズ、残り5分で20-12。
ナゲッツはヨキッチが徐々に点数を重ねていくが、クリッパーズも好調。
ヨキッチとマレーだけで得点をあげているここまでのナゲッツ、対してGAME5で奮わなかったルーがここはバスケットカウントで10点差。
ナゲッツは3人目のスコアラーMPJが得点し、追い上げますが最終34-26、クリッパーズが8点をリードして第1Qを終えます。
クリッパーズのグリーンのコーナースリーで最大リード11点差にしたところから第2Qがスタート。
さらにジョージのスリーで早々に40点に到達。
ナゲッツはベンチから出場のモリスが連続得点し追いかける。
さらにマレーのレイアップで7点差にしたところでクリッパーズのドックリバースHCが早めのタイムアウト。
オフェンスは好調なため、ディフェンスについての修正と思われます。
タイムアウト明けもナゲッツベンチ陣が躍動、モリス、MPJと続けて得点し4点差。
この2分間で10-2のランを見せチームを勢いづけます。
さらにディフェンスでハッスルしたのがハリス、連続でスティールに成功しクリッパーズの攻撃機会を奪う。
残り半分を経過し流れはナゲッツ、ヨキッチのタフなスリーもこういう時は入ってしまうもの、47-45で2点差。
しかしクリッパーズも二人のエースが存在感を見せる。
ここではレナードのスティールから速攻、ジョージがバスカン獲得で点差を広げる。
残り4分切って7点差を追うナゲッツ、ターンオーバーが続き、得点のチャンスを失う。
フラストレーションの溜まるシチュエーションでさらにナゲッツはマイケルマローンHCがテクニカルをコールされる。
目の前のヨキッチのファウルを貰ったプレイに対してコートに入ってきてレフェリーに抗議しています。
このテクニカルのボーナススローを決めて、クリッパーズ再び2桁リードに。
ここ4分間で8-0のランを出されているナゲッツ。
マレーが得点をしますがそれを上回るようにベバリーのレイアップ、レナードのスリーと決まってこの試合の最大点差、13点差に。
そこにさらに追い討ちのルーのディープスリーで16点差。
クリッパーズの怒涛の攻撃で一気に点差をつけられたナゲッツ。
後半巻き返したいところで、ここ数試合第3Qを引っ張っているベテラン、ミルサップの得点でまずは返します。
しかし立ちはだかったのはクリッパーズのジョージ、マレーのレイアップをクリアブロック、そこから速攻に参加しスリーをヒット。
残り10分で19点差、さらにこのタイミングでマレーが接触から立ち上がれず。
劣勢のナゲッツ、タイムアウトを取って戦局を整える。
タイムアウト明けもコートに戻るマレー。
ナゲッツはヨキッチ、ミルサップと連続でペイントで得点、点差は以前13点差ですがリバースHCが早い対応を前半同様見せ、タイムアウト。
残り9分で68-55クリッパーズが13点をリードして中盤へ。
タイムアウト後もクリッパーズに得点を許すナゲッツ、なんとかヨキッチのサーカスショットでアンドワンを獲得はしますがまだ点差が縮まらない。
残り7分にクリッパーズはベバリーが5つ目のファウルをされて退場にリーチが
かかる。
第3Qまだ7分残っているのでさすがにここは交代。
点差は14点差、ナゲッツはここからクリッパーズの猛攻を防ぎ切り、フリースローで加点と地道ながら大事な過程を踏んで12点差。
ワンポゼッション毎に確実にこなしてきたことで、残り5分にはマレーのアンドワンで7点差に。
さらにもう一度、マレーのフェイダウェイジャンパーが決まり5点差。
クリッパーズたまらずタイムアウト、流れを持っていかれる寸前です。
ここ3分半で13-0のランをを見せたナゲッツ、このGAME6は一方的な展開が交互にやってきています。
ミルサップがファウルドローン成功、フリースロー本決めて3点差。
さらにハリスの得点で1点差。
クリッパーズはオフェンスのリズムが取り戻せませんでしたがようやくルーのジャンパーが決まって2点を加点。
ここ5分以上、得点できないながらもまだリードを保つクリッパーズ。
さらに速攻でルーが加点して流れを変えにかかる。
ナゲッツもマレーがトップからジョージを交わしてダンクフィニッシュ。
しかしその後第3Qの終わり際には一度ロッカーに下がる場面も。
最終79-77、ナゲッツが点差に詰めて第3Qを終了しました。
30-16と圧倒し勢いを持って第4Qに入るナゲッツ。
早速クレッグのゴール下で同点に。
さらに速攻からクレッグのスリーで逆転に成功。
クリッパーズはタイムアウト後、満を辞して5ファウルのベバリーをコートに送りますが、モリスにファウルをしてしまい退場、さらにこれがバスケットカウントの判定で勢い付くナゲッツ。
ディフェンスの名手を一人失ったクリッパーズ、ナゲッツがマレー、ヨキッチを共に休ませている間に流れを取り戻したいところ。
レナードのスリーで1点差になり、ナゲッツはすぐタイムアウト、残り9分でヨキッチをまず戻します。
そのヨキッチが早速スリーを沈めてリードを広げる。
さらにもう1本連続で決めて7点差、恐ろしいことを簡単にやってのけます。
ジョージのスリー、レナードのフリースローで1点差にした後、クリッパーズは今日まだ出場していなかったレジー・ジャクソンが入ります。
繰り返しオフェンスリバウンドをもぎ取り続けるナゲッツ、残り4分半で99-91と8点をリード。
クリッパーズのタイムアウト明けにヨキッチがフェイダウェイジャンパーを沈め、ついに2桁差、10点のリード。
ルーのジャンパーで返すもその後が続かないクリッパーズ、残り2分半にはマレーのダブルクラッチの後のヨキッチのスリーで13点差に。
その後ハリスの連続得点もあり、点差が離れていきます。
最終、111-98とナゲッツが逆転勝利、シリーズを3-3.のタイに持ち込みました。
なんとか最終戦に持ち込むことができたナゲッツ、ヨキッチが 34点14リバウンド7アシストとチームを牽引。
そこにマレーが21点、ハリスが16点に4スティールと続きます。
一方、タイまで持ち込まれてしまったクリッパーズ、ジョージが33点6リバウンド、レナードが 25点8リバウンド、ベンチからグリーンが11点、ルーが14点という成績を残しました。
ゲームの流れが行ったり来たりする中で、最後はナゲッツが締めた印象。
ベバリーのファウルトラブル、そして退場が響いたかもしれません。
クリッパーズも十分チャンスがあったと思いますが、切り替えてGAME7に臨めるかどうかがポイントになりそうです。
GAME6 スタッツ
GAME67(9/16)
GAME7:ハイライト
GAME7レポート
2シリーズ連続での1-3からの逆転がかかるナゲッツ、そして敗退したらカンファレンスファイナル王手をかけた試合で0-7の記録が更新してしまうクリッパーズ。
勝った方がレイカーズとカンファレンスファイナルで戦うことになる勝負のGAME7。
スターターは変更ありません。
この試合ならファーストスコアはGAME6で悔しいファウルアウトとなったクリッパーズのベバリー。
マレーからチャージングも取り、自身の良さを発揮している立ち上がり。
ナゲッツはマレーが次のポゼッションでレイアップを決めて得点します。
そこから先はヨキッチが良い配球役となりナゲッツがスコアを伸ばす。
クリッパーズも得点を重ね離されまいとする。
さらにヨキッチへのダブルチームから次のパスをスティールすることに成功し、ディフェンスで活路を見出しつつある状態。
残り7分半で9-6とクリッパーズがリード。
このGAME7の第1Q序盤、アグレッシブさに勝るクリッパーズ、オフェンスチャージングも巧妙に取れていて、グラントが2つ目をコールされる。
しかし残り6分、マレーのスリーで11-11の同点にすると、ヨキッチがズバッツのファウルドローンに成功しこちらも2つ目。
ジワジワと流れがナゲッツに傾きかける終盤、クリッパーズはシャメットが足首を捻挫し、一度コートから出ます。
残り2分を切り22-18でナゲッツが4点リード。
クリッパーズは最後、ルーのフローターで追いつき、最終24ー24で第1Qを終えます。
少しロースコアな立ち上がりのGAME7はイーブンな展開で第2Qに入ります。
このクオーターはハレルがバスケットカウントのダンクを、決めるところからスタート。
さらにハレルのフリースロー、ルーのジャンパーと続いたところでナゲッツタイムアウト。
まずは5点リードするクリッパーズ、さらにタイムアウト明けもレナードのスリー、グリーンのスリーで9点をリードし残り10分。
その後もディフェンスが崩壊してしまったナゲッツ、ハレルにダンクを決められ、マイクマローンHCがすぐにこのクオーター2つ目のタイムアウトを取得。
ヨキッチがコートに戻りリズムを取り戻すナゲッツ、マレーのスリーとフローターで5点差に。
残り7分でクリッパーズはズバッツが3つ目を取られてファウルトラブルに。
しかし第1Qからヨキッチへのダブルダブルチームからスティールを上手く取れているクリッパーズ、速攻で加点します。
残り6分の段階でターンオーバー9を記録しているナゲッツ、それに対してクリッパーズはレナードのダンク、ジョージのアンドワンで点差を離す。
しかしファウルコールには苦しんでいるクリッパーズ、ジョージもオフェンスファウルも取られて3つ目。
クリッパーズは9点をリードして残り5分、残されたスターターの中でレナードが奮闘、スリーの後はレイアップを決めて12点差に。
ナゲッツはマレーがなんとか個人技で得点をつないで残り2分半、8点差。
クリッパーズはシャメットがコートに戻ってきたので大事には至ってない模様。
ナゲッツは終わり際にマレー、ハリスと連続でペネトレイトからのスコアを上げ4点差に。
クリッパーズはハレルがシュート好調でここまで4/4でFGを決めてきています。
最後はマレーがタフなショットを沈め、前半だけで25点を獲得しナゲッツを引っ張ります。
最終56-54、クリッパーズが一時点差を離しましたが粘るナゲッツが追いつき2点差で後半へ。
後半のファーストスコアはクリッパーズ、綺麗なボールムーブでズバッツがダンク、さらにベバリーのスリーで7点差にする。
ナゲッツは2分経過してようやくグラントのスリーが決まる。
そこからハリスのカットイン、グラントがスリーをもう一本決めてナゲッツ逆転。
残り9分、8-0のランによって62-61にしたナゲッツ。
対するクリッパーズは少し点が伸び悩む時間帯がやってきます。
対してナゲッツはマレー、ハリス、ミルサップとスリーを決めてチームとして前半低かった3PT%が上がってきました。
グリーン、レナードのミドルジャンパーでやっと得点したクリッパーズ、残り4分半で73-67、6点を追いかけます。
クリッパーズもジョージがチームで作ったボールムーブでのノーマークでスリーを沈め反撃をします。
残り2分半の段階でヨキッチがトリプルダブルを達成、派手さはこの試合ではマレーの方がありますが、しっかりと活躍を見せています。
ナゲッツも徐々にファウルトラブルが目立ち始め、ヨキッチ、グラントが4つずつとなりますが、勢いを止めるには至らず、最終的にはモリスのブザービーターでナゲッツが加点し、82-74、ナゲッツが8点をリードし最終第4Qに入ります。
熱戦が続いたこのシリーズも残り12分で雌雄を決します。
第4Qの序盤は互いに堅い展開、ミドルが決まりません。
お互いにターンオーバーも増えてきている状況の中、このクオーター最初の得点は2分経過したところでマレーのフェイダウェイ。
マレーが30点に到達し10点差で残り10分。
レナード、ルーがシュートを落としている間にMPJのフリースローとマレーのディープスリーで15点差にするナゲッツ、たまらずクリッパーズタイムアウト。
明けて残り8分半でようやくクリッパーズはグリーンのフリースローでこのクオーター初得点。
ベバリーがスティールにブロックとディフェンスでエナジーを見せて、流れを掴もうとしますがその後のフィールドゴールが決まらず。
クリッパーズはディフェンスでば中盤、ナゲッツを止められていますが、クローザーになる選手がシュートを決められず点差が詰まらない。
その間にナゲッツはハリスのスティールからのレイアップで加点。
残り5分を切り、グリーンのプットバックダンクで加点するクリッパーズですが、91-78と13点差をつけられている状態。
残り4分の段階でこのクオーターのスコアが11-4とロースコアな展開の中、追い上げたいクリッパーズはタイムアウト明けにセットオフェンスからハレルが得点。
外の確率が上がらないクリッパーズはハレルを起点にオフェンスをクリエイトしていますが、キックアウトした外のシュートがまだ決まらず。
ナゲッツは時間を使いながら落ち着いついてボールを回し最後はマレーのタフなフェイダウェイでのスリー。
さらにスティールからのグラントのダンクで20点差。
クリッパーズタイムアウトを取りますが、これで勝負アリという空気になります。
残り1分半にはレナード、ジョージを下げてそのまま試合は終了。
104-89でナゲッツが勝利し、カンファレンスファイナル進出を決めました。
2シリーズ連続での1-3からの逆転に成功したナゲッツは、マレーが40点、ヨキッチが16点22リバウンド13アシスト2スティール3ブロックとモンスタースタッツをたたき出す活躍。
一方敗れたクリッパーズはチームトップはハレルの20点。
レナード、ジョージ、ルーと後半やクラッチタイムに活躍が期待されていた選手達が軒並みシュートの確率が上がらず、後半に捲られてしまいました。
GAME7 スタッツ
シリーズを振り返って
劇的な展開が多くなっているこのプレイオフでのナゲッツ。
マレーの得点が目立って勝利につながった試合もありましたが、キーになったのは明らかにヨキッチ。
ペイント内だけでなく、スリーポイントも高い確率で沈めたことでこのシリーズでの主導権を、最後の方の試合になればなるほど握っていました。
チーム全体としての成熟度がこのシリーズ中にどんどん上がっていくような、試合数の多さや、疲労感を感じさせないエナジー溢れる3連勝でした。
一方、多くの期待を受けていた中で、1-3からの敗退を喫したクリッパーズ。
最後のGAME7でことごとくシュートが入らなくなってしまったことはもうしょうがないことと捉えて、3-1になったところでGAME5/6で仕留めきれなかったことの方が大きかったように思います。
特にリードを握っておきながらも、後半に一気に逆転を許すシーンも多かったため、そういったところはチームとしてのマネジメント次第では来季以降も十分優勝を狙える布陣だと思われるため、要チェックです。
FAも多く、来季はクリッパーズがこのプレイオフでのリベンジをどのように果たしてくるのか、注目したいと思います。
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