本日は朝から出勤してのお仕事、デスクワーク中にチラチラ試合を見ています。
どうも、この試合リアタイで最初から見たかったなと思っている男、ctrainerです。
午前休とか有給取ってでもという意味が、この一年で分かったような気がしました。
この記事では
プレイイントーナメント2021 GAME3 <WEST> メンフィス・グリズリーズ×ゴールデンステイト・ウォリアーズの試合
をレポートしていきます。
試合結果
ハイライト
スタッツ
https://www.espn.com/nba/boxscore?gameId=401326994
グリズリーズ
<個人>
ジャ・モラント 35点 6リバウンド 6アシスト 4スティール
ディロン・ブルックス 14点
ジャレン・ジャクソンJr 10点
ヨナス・バランチュナス 9点 12リバウンド
カイル・アンダーソン 9点 10リバウンド 6アシスト 2ブロック
ゼイビア・ティルマン(ベンチ出場) 11点 7リバンド 3スティール
グレイソン・アレン(ベンチ出場) 12点 4リバウンド 4スティール
デズモンド・ベイン(ベンチ出場) 10点
<チーム>
3PT 15/35 42.9%
リバウンド 47(オフェンス16/ディフェンス31)
スティール 14
ターンオーバー 15
ペイント内得点 48
ウォリアーズ
<個人>
ステフィン・カリー 39点 5アシスト 3スティール
アンドリュー・ウィギンズ 22点 10リバウンド
ドレイモンド・グリーン 11点 16リバウンド 10アシスト
ケント・ベイズモア 10点
ジョーダン・プール(ベンチ出場) 19点 4アシスト
<チーム>
12/34 35.3%
リバウンド 48(オフェンス11/ディフェンス37)
アシスト 30
ターンオーバー 21
ペイント内得点 48
スターター
グリズリーズ
ジャ・モラント
ディロン・ブルックス
カイル・アンダーソン
ジャレン・ジャクソンJr
ヨナス・バランチュナス
ウォリアーズ
ステフィン・カリー
ケント・ベイズモア
アンドリュー・ウィギンズ
ドレイモンド・グリーン
ケボン・ルーニー
インジャリー
グリズリーズ
ショーン・マクダーモット:アウト
ウォリアーズ
ケリー・ウーブレJr:アウト
ジェームズ・ワイズマン:アウト
クレイ・トンプソン:アウト
ゲームレポート
前日に終了したイーストのプレイイントーナメント、残るプレイオフへの座席は後ひとつ。
グリズリーズとウォリアーズ、シーズン最終戦で直接8、9位を争った相手との再戦です。
ウォリアーズは連勝なるか、グリズリーズはリベンジなるか。
お互いにゲームの入りはスムーズ、テンポ良く得点していますが、一発勝負の独特な緊張感があります。
ウォリアーズのターンオーバーからの得点を稼ぎ、グリズリーズが少しずつリードを広げる。
モラントのスリーが2本決まったところでウォリアーズタイムアウト、16-6でグリズが10点リードし残り8分半。
グリズはその後も連続バスケットで12-0のランに成功、スコア上はリードしますが、大黒柱のバランチュナスが2つ目のファウルをコールされベンチへ。
ベインと交代します。
残り6分でモラントが早くも2桁得点を決めて、ウォリアーズはベンチから出てきたアンダーソンがマッチアップしています。
このJTAの強烈なプットバックダンクで流れをつかもうとするウォリアーズ、グリズリーズは残り5分でティルマンが交代で入ります。
終盤に入り、ペースダウンしてきたグリズリーズを追い上げていくウォリアーズ。
カリーが連続のバスケットカウントで3PTプレイ、4PTプレイと連発し残り2分で5点差。
まずいと思った時はもう遅い、カリーのディープスリー、プールのスリーで残り1分に逆転。
なんとかトリプルJのフリースロー、ベインのジャンパーで再逆転。
最終30-29、グリズリーズが1点リードで第1Qを終了。
第2Qはメルトン、ジョーンズ、アレンと2ndユニットを多く起用するグリズ。
ウォリアーズもカリー、グリーンと不在の布陣ですが、この時間帯をリードしたのはグリズ。
チュナス、アレンで序盤を制したかと思えば、プールの連続攻撃で反撃に合う。
グリズがまた調子を取り戻し始めたと気にチュナスの3つ目のファウルをコールされて8分を切った頃に交代。
攻守の軸のプレイタイムが制限され苦しいグリズですが、なんとかリードを保ち中盤へ。
残り6分半にはトリプルJも3つ目のファウルで、インサイド陣のファウルトラブルに苦しむグリズ。
ここから両チームスターターが多く戻り、前半のクロージング。
チュナス、トリプルJ不在の中、クラークは出場せずにティルマンがペイントで奮起、ディフレクションやルーズボールへのダイブなど良い動きしていたと思います。
アレンのスリーで残り5分を切り12点差、さらにティルマンのスリーで15点差にしたところでウォリアーズタイムアウト。
グリズの14-2のランにより残り3分で17点差。
しかしウォリアーズはカリーやプールの得点で7-0のランでお返し。
最終62-49、グリズリーズが13点をリードして前半を折り返します。
後半はグリズリーズが優勢、綺麗なオフェンスではないにせよ、泥臭い形でフリースローやリバウンドからの得点で加点していく。
残り10分弱のことろでトリプルJが4つ目のファウル、しかし変えないジェンキンスHC。
スコア上では2桁リードしているがまだまだ油断ができないこの序盤の時間帯。
ウォリアーズは変化をつけ始め、タイムアウト明けのディフェンスでゾーンを披露、このゾーンをきっかけに互いのスコアが動いていく。
残り6分、点差は10点差、ここでさらにチュナスに4つ目のファウルがコールされ苦しい展開。
ゲームの途中で気になる数字が紹介されました。
カリーのこの試合の得点とFG%、ブルックスがマッチアップすると6点(2/10)でその他の場合は15点(5/10)という結果。
前のシーズン最終戦ではブルックスがファウルアウトしたことで最後にカリーに捲られての敗退、果たしてこの試合は。
早速そのカリーのスリーが決まって1桁差に詰められるグリズ、しかしこの試合はめられずもスリーをしっかりと決め返しています。
残り4分でグリズが12点リード、ウォリアーズも離されず、すぐに1桁に戻すの、その繰り返しが数回。
終わり際にウォリアーズの追い上げをくらって最終78-73の5点差で最終クオーターに入ります。
クオーターの終わり際に追い上げをくらって、次のクオーターの頭に引き離すという展開を何回か行っているこの試合。
第4Qは共にオフェンスが停滞気味、そして残り10分には主要メンバーをどちらも戻してきます。
グリズ5点リード、カリーのバスカンで2点差にされるグリズですが、チュナスのオフェンスリバウンドから得点し加点。
返しのオフェンスはカリーのタフなスリーが決まり、その返しはモラントがスリー。
スターターメンバーが、というよりは両エースガードが、一気に試合をオフェンシブな展開に塗り替え点の取り合いに。
ターンオーバーも互いに増えている時間ではありますが、ポストシーズンらしい重たい緊張感があります。
グリズが7-0のランで再びリードを広げて8点差とし残り6分。
どちらも気持ち良くオフェンスできるところはなく、ディフェンスもかなりインテンシティ上がってきています。
残り3分半でグリズが10点リード、ここでプールがアタックしバスケットカウントを獲得、チュナスはファウル5つ目となりました。
ボーナススローも決まり再び1桁差に詰めてきたウォリアーズに対し、モラントがペネトレイトからの得点で突き放し。
ハンズアップのみになったチュナスのいるペイントを、グリーンが連続でアタックし得点を重ねて残り2分で5点差。
さらにウォリアーズは速攻でプールがスリーポイントのファウルを獲得し3本。
これを全て決めて2点差になり残り1分半。
グリズボール、モラントがアタックしますが決めきれずにウォリアーズボール。
ウォリアーズはカリーのペネトレイト、レイアップまで持ち込んだときにチュナスのファウルをコールされてファウルアアウト。
そしてこのフリースローで同点に追いつかれたグリズ、時間は残り1分弱。
9-0のランを出されてしばらくスコアできていなかったグリズですが、ようやくスローモーのフリースローで2点をリード。
ウォリアーズは厚めにカリーに付いたディフェンスの裏を取り、アウトナンバーをきっちりと攻めて最後はウィギンズが得点し再び同点。
残り30秒、グリズはミスマッチになっていたスローモーのところからアタックしキックアウト、最後はティルマンのスリーになりますが外れる。
ウォリアーズはタイムアウト取らずにラストポゼッションに、残り9秒でカリーからボールを受け取ったグリーンがフローターに持ち込みますがこれが決まらず。
最終99-99、プレイオフ第8シードを決めるプレイイントーナメントは、延長戦に入りました。
オーバータイムはグリズリーズはチュナスがファウルアウト、ティルマンが入っています。
ウォリアーズもレギュレーション最後のラインナップで臨みます。
先制はグリズ、ティルマンがオフェンスリバウンドを押し込んで2点を加点。
ウォリアーズは再びカリーのダブルチームのズレからのボールムーブでゴール下でウィギンズが得点し同点。
2巡目はブルックスのレイアップに繋ぎますがミスするグリズ、ウォリアーズはカリーのミドルで得点し2点をリード。
3巡目、モラントのアタックから無理な体勢のパスをティルマンが繋ぎ、それをコーナーへキック、最後はアレンがスリーを沈めてグリズ1点リード。
返しのウォリアーズオフェンス、カリーのパスがターンオーバーになり、グリズは駆け上がったアレンがもう一本スリーを沈め連続で成功。
4点リードになったところでウォリアーズはグリーンがスリー、完全ノーマークで捨てられていたところですが、見事成功させて再び1点差。
時間はもう半分、ショットクロックギリギリのモラントのプルアップスリーは決まらず。
1点を追うウォリアーズボール、カリーのスリーは外れますが2ndチャンスはウォリアーズの手に、そしてプールがスリーを沈めて逆転に成功。
残り2分を切り2点を追うグリズ、モラントがアタックしますが、フローターを読まれて待ち構えられている状態。
苦し紛れ気味なコーナーへのキックはティルマンが受け取り、スリーを放ちこれが決まる。
再び逆転グリズリーズ、時間は1分半、追いかけるウォリアーズはウィギンズのスリーで早めにシュートを放つが決まらず。
残り1分、モラントが再びアタック、今度のマッチアップは5つファウルをしているカリー、先ほどよりは余裕を持ってフローターを放ちしっかり成功させ3点リード。
残り48秒、カリーも止めつつ、そこからのアウトナンバーのローテーション。
この試合一番の出来の動きを見せてウォリアーズはシュートまで持ち込めずターンオーバー。
ショットクロックの方が少し早い残りのゲームタイム、モラントが再度アタック、ロールターンからのフローターはヘルプに来ていたグリーンを飛ばせずに見事ネットに吸い込まれる。
5点をリードされたウォリアーズのポゼッション、カリーを囮にしたサイドからのインバウンズでプールがタフなスリーをヒットさせ2点差。
残り2.2秒、ファウルゲームを何度か落としたことのあるグリズは慎重に行きたいところ。
インバウンズが上手くいかずにタイムアウトを取りますが、最後はベインに渡りファウルを受けながらのダンクを成功させこれで試合終了。
最終117-112、シーズン9位のグリズリーズが見事アウェイで接戦を制し、8位のウォリアーズを破ってプレイオフ選出を決定させました。
グリズリーズは、チュナス、トリプルJの2人がファウルトラブルによりプレイタイムが全然伸びず。
ティルマンが繋ぎ、オフェンスでもアレンやベインがベンチから援護、前の試合とはまた違った形で接戦に持ち込み、苦手なファウルゲームも乗り越えて下克上を果たしました。
この試合はグリズリーズが調子良かった頃を彷彿とさせる、モラント1stオプションの周りでカバーという良いパターンが出ていました。
次の対戦相手のジャズはペイントでの攻防は難しいことが想定され、2ndユニットの時間にどれだけ相手を圧倒できるかがポイントになる気がします。
ウォリアーズはカリーが39点とこの試合も期待に違わぬ活躍を見せ、ウィギンズも22点、そしてベンチからプールが19点と今できる形としては最高のパターンを見せたのではないかと思います。
終盤は結果的にスモールラインナップになっていましたが、少ない人数でのローテーション、直前のレイカーズとの接戦などもありちょっと集中力に欠けるようなプレイがポロポロ見えました。
ほとんどのチームスタッツが差がない中、唯一大きかったのはターンオーバーの差。
一人ボールを落ち着かせられる選手がいたらと思うのと、このチームでボールシェアをしながら構築するのがウォリアーズのオフェンスのスタイルだと思うので、気持ちは半々です。
ですが、シーズン終盤のカリーの怒涛のパフォーマンス、レイカーズとの接戦、そしてこの試合とNBAを十二分に盛り上げてくれました。
来季、クレイが戻って来たらまたそれだけで恐ろしいチームになりそうです。
個人的マンオブザゲーム
ジャ・モラント
35点6リバウンド6アシスト4スティールの大活躍。
試合を見終わった後は、チュナス、トリプルJの穴を埋めたティルマンを選出しようか最後まで悩みましたが、ここはモラントの最後のクラッチパフォーマンスに敬意を評して、モラントの選出にしました。
この試合スリーもよく沈めていて、スローモー、ブルックスのスリーが入らなかった分をカバーしたのも大きかったと思います。
次の相手はジャズ、ペイントにはゴベア、そして以前まで所属していたMr.グリズリーズ、マイク・コンリーとプレイオフでマッチアップするとは激アツな展開。
楽しみにしたいと思います。
おまけ
明日からプレイオフ、めちゃめちゃ楽しみです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!!
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