昨日のこの試合ですが、すでにTwitterでハイライトがバンバン上がってきていました。
どうも、先出ししますが、この試合の個人的マンオブザゲームは八村選手です、ctrainerです。
ネタバレ状態で見ますが、楽しみたいと思います。
この記事では
プレイオフ2021 1st round <EAST> フィラデルフィア・76ers×ワシントン・ウィザーズ GAME4
をレポートしていきます。
試合結果
ハイライト
スタッツ
https://www.espn.com/nba/game/_/gameId/401327894
76ers
<個人>
ベン・シモンズ 13点 12リバウンド
トバイアス・ハリス 21点 13リバウンド 5アシスト
ダニー・グリーン 11点 3ブロック
セス・カリー 10点
タイリース・マクシー(ベンチ出場) 15点
ジョージ・ヒル(ベンチ出場) 14点
<チーム>
3PT 12/38 31.6%
リバウンド 48(オフェンス12/ディフェンス36)
アシスト 21
ターンオーバー 11
ペイント内得点 40
ウィザーズ
<個人>
ブラッドリー・ビール 27点
ラッセル・ウエストブルック 19点 21リバウンド 14アシスト 2スティール
八村 塁 20点 13リバウンド
ダニエル・ギャフォード 12点 5ブロック
ダービス・ベルターンス 15点
ハウル・ネト(ベンチ出場) 11点
ロビン・ロペス(ベンチ出場) 16点 5リバウンド 2ブロック
<チーム>
3PT 9/24 37.5%
リバウンド 57(オフェンス13/ディフェンス44)
アシスト 24
ブロック 12
ターンオーバー 14
ファストブレイクポイント 21
ペイント内得点 48
スターター
ウィザーズ
八村 塁
ダニエル・ギャフォード
ラッセル・ウエストブルック
ダービス・ベルターンス
ブラッドリー・ビール
76ers
トバイアス・ハリス
ダニー・グリーン
ジョエル・エンビード
ベン・シモンズ
セス・カリー
インジャリー
ウィザーズ
デニ・アブディヤ:アウト
トーマス・ブライアント:アウト
76ers
なし
ゲームレポート
第1シードの76ersが3連勝、内容も大きく差をつけられてしまう試合が出始めてしまったウィザーズ。
ホームでここ1回勝っておきたいところですが、スターターをウィザーズは入れ替えてきて、ギャフォードがスタートに入っています。
ウエストブルックも膝の状態が時になるところですが、スターターに名を連ねています。
ウィザーズの八村はまずはシモンズとのマッチアップでスタート、早速連続得点を許してしまいます。
シクサーズはバランスの良いオフェンスを見せ序盤リードを広げていき、残り8分半で12-4、ウィザーズがまずはタイムアウトを取ります。
このタイムアウト明けにギャフォードとレンが交代、しかしそれを物ともせず、エンビードが良いシュートタッチでジャンパーを沈めます。
ウィザーズは追いかける展開ながらベルターンスのこの試合1本目のスリーが決まり、このあと続くことができるか。
残り7分でウィザーズはレンを下げて今度はロペスを投入、センターをどんどん入れ替えていきます。
残り6分にはスミスを投入、シクサーズもヒルを入れてきます。
点差は18-10でシクサーズが8点リード、このタイミングでサイブルを投入、早速ダンクを決めてシクサーズが10点リード。
残り4分半頃、ロペスのブロックから速攻に繋ぎ、ベルターンスの2本目のスリーが決まり勢いが出始めたところでシクサーズがタイムアウト。
しかも、このブロックの時にエンビードが腰から地面に落ちて、しんどそうにしています。
タイムアウト明けにネトが入り、トランジションから再びベルターンスのレイアップで連続得点、点差が詰まってきました。
残り3分にシクサーズはミルトン、マクシーを投入、2ndユニットの登場が少しタイミング早くなっているように思います。
トランジションからの得点が伸び始めて1点差まで詰めるウィザーズ、最終的には31-28で3点シクサーズリードで第1Qを終了。
第2Qは、シクサーズが頭からハワードを起用、サイブルの2本目のスリーでシクサーズがリードを広げにかかりますが、ウィザーズも八村がこのシリーズ好調のスリーをヒット。
インサイドでもやり合い、序盤は点の取り合いに、ロペスがインサイドからの得点を伸ばし、早くも2桁に到達。
残り8分でシクサーズが4点リード、ショットクロックギリギリでマクシーにスリーを決められ、7点差になったところでウィザーズがタイムアウト。
ウィザーズがビール、ラスの得点が思ったように伸びて来ず、ロペスが得点を繋ぐこの中盤、残り6分でシクサーズが3点リード。
ここからの中盤数分間は互いに得点を重ね合い、速攻から八村のダンクでこの時間帯に最大で2点差まで迫ります。
残り3分半にハワードが下がってエンビードではなくスコットを投入、エンビードは温存している状態になっています。
残り2分半にベルターンスのスリーで2点差、さらに八村のスリーのこぼれ球をラスが強烈なプットバックダンクで同点に追いつきます。
そして終盤には速攻から八村のダンクで逆転に成功したウィザーズ、ブロックやスティールからファストブレイクにつなぐ展開を見せて良い前半の終わり方。
最後はシクサーズのグリーンにスリーを決められて61-60、シクサーズが1点リードして前半を折り返し。
第3Q、シクサーズはスコットを継続して起用し、この試合はエンビードは戻らないとのこと。
怪我が重症でないことを祈るばかりですが、ウィザーズ にとっては一つ勝利に向けてのチャンスが回ってきた状態。
ビールのスリーで逆転し2点リードのウィザーズ 、さらにトランジションから八村のスリーが決まって5点リードになったところでシクサーズがタイムアウト。
残り9分頃に今度はウィザーズにアクシデント、ベルターンスが脚を引きずりながらロッカーに下がります。
このクオーターオフェンスリバウンドをシクサーズに多くとられ、残り8分半には再びリードを奪われてしまいます。
ここから互いに得点を奪い合う度にリードが入れ替わるクロスゲームに。
残り6分を切ってウィザーズが3点リード、このフリースローを決めたラスがこの段階でトリプルダブルを達成。
ここで八村がトランジションのこぼれ球を拾い、ダンクを叩き込み咆哮、テクニカルを取られてはしまいますが、チームに勢いを注入します。
この時間帯はディフェンシブアンカーとしてギャフォードがブロックを良いところで見せて、ツーポゼッション差までウィザーズがリードを持っていきます。
シクサーズはエンビードという1stオプションを失ってしまったことで、オフェンスのリズムがなかなか取れずにこの時間帯苦戦します。
残り4分を切ったところで観客がコートに乱入し一時ゲームが止まります。
残り3分でウィザーズが6点をリード、終盤のこの時間帯はビールがオフェンス力を爆発させてアンストッパブルに。
ギャフォードのフリースローで10点差にして残り2分、シクサーズはウィザーズの勢いの出てき始めたディフェンスに苦戦し、ウィザーズが13-4のラン。
第1/2Qとワンポゼッション差だったこの試合、第3Qを32-19と大きくリードしてウィザーズが最終92-80で12点のリードを奪って最終クオーターへ。
第4Qはまず八村がファウルを貰い、フリースローを1本成功。
シクサーズも巻き返しを図り、コルクマズのスリーで6点差に縮めてきたところでウィザーズは早めにタイムアウト。
タイムアウト明けもコルクマズ、マクシーのフリースローでシクサーズが追い上げを開始、残り9分半で3点差。
少し劣勢になり始めたウィザーズ、踏ん張りところですがシクサーズのコルクマズがこの時間帯に存在感を示し連続得点。
さらにマクシーのダンクで1点差、16-3のランを出し一気に追い上げるシクサーズ。
残り8分でウィザーズが5点リード、シクサーズの追い上げを何とかリードを保って序盤を乗り切りました。
ヒルのスリーで2点差に詰められますが、ウィザーズの強みでもあるトランジションから、ビールがファウルドローンでフリースローを2本成功し100点に到達。
さらにビールのシュートのこぼれ球をギャフォードがプットバックダンクで4点差にしますが、今度はマクシーが存在感を出し、スリーを決めて1点差。
ウィザーズはネトのスリーで何とかリードを広げて4点差、シクサーズがここでタイムアウトを取得。
残り5分、ハリスのレイアップでシクサーズが2点差、さらに次のポゼッションではオフェンスリバウンドをグリーンが押し込み同点に。
残り4分で同点になったこの試合、シクサーズはハリスがアタックしますが、ここはギャフォードがテイクチャージ。
オフェンスではネトのレイアップが決まりますが、シクサーズはカリーのプルアップジャンパーですぐさま同点。
残り3分弱、熱戦を繰り広げる両チーム、この同点でのウィザーズのオフェンスはシクサーズの集中力の高いディフェンスの前に、ショットクロックバイオレーションで加点できず。
ここでウィザーズはシモンズにハックに行き、フリースローを打たせる展開に持ち込みます。
このフリースローは1本成功でシクサーズが1点リード、ウィザーズはビールのフェイダウェイジャンパーで逆転し、すぐその後にシモンズにファウル。
このフリースローも1本成功で、返しのオフェンスではラスのアシストでギャフォードが豪快なダンクを決めて2点リード。
そして3回目のハック、このフリースローも1本成功で、このハックに入ってからシモンズのフリースローは3/6。
さらにウィザーズはギャフォードがフリースローを獲得し1本成功して2点差。
シクサーズはハリスがペイントから放ったフローターが落ちますが、グリーンがオフェンスリバウンドを確保。
シクサーズは何度もオフェンスリバウンドからシュートにつなげますがここは決めきれず、逆にディフェンスリバウンドをとったラスからアシストが一気にゴール下に通り、八村のダンクで2点を加点。
4点リードのウィザーズ、シモンズがピックアンドロールからダイブしてきますが、ここをファウルで止める。
この場面もシモンズのフリースローは1/2、3点差で残り1分を切ります。
時間を使ってアタックしたビールのキックアウトした先には八村、この大事な場面でのスリーを沈めて6点差にリードを広げることに成功。
残り45秒、シクサーズはハリスがスリーを放ちますが決まらずにウィザーズボールで残り30秒。
ラスがファウルを獲得し2本成功して8点差、シクサーズはすぐにマクシーがレイアップに持ち込み6点差にして残り22秒。
シクサーズがファウルゲームに持ち込んできますが、最後まで追いつくことができずに試合は終了。
最終122-114、崖っぷちのウィザーズが1勝をホームで挙げ、連敗をストップしシリーズをGAME5に持ち越しました。
ホームで連敗をストップし、何とか1勝をもぎ取ったウィザーズ。
ラスのトリプルダブル、ビールの27点に加え、スターター含めチームで7人が2桁得点。
前半を何とか接戦で持ち越して第3Qにリードを広げ、第4Qに逃げ切り、エンビードがいなくなった影響も間違いなくありましが、八村、ギャフォードもペイントを支てホームの声援の後押しも受けながら久々にプレイオフでの勝利につなげました。
ベルターンスの怪我の状況も気になるところ、この試合は負傷退場するまでに15点を挙げていたため、調子が上向きになり始めていたところのように見えます。
とにかくGAME5がどんな展開になるか注目です。
一方カンファレンスセミファイナル進出を決めきれなかったシクサーズ、エンビードの負傷が大きなものでないことを祈るばかり。
後半はウィザーズに走られましたが、第4Qの接戦にもちこんだのがコルクマズとマクシーの2人。
特にマクシーはこのシリーズで経験を積み、シリーズが進むにつれてどんどんプレイタイムを伸ばしてきています。
シモンズがハックされた時にどう対処するか、エンビードがもし戻って来れなかったらハワードとスコットの2人でどう回していくか。
何にせよ、GAME5でシクサーズがホームで決められるか、注目です。
個人的マンオブザゲーム
八村 塁
42分間の出場で20点13リバウンド、スリーは3/6で成功させ、ウィザーズのスウィープ負けを阻止するのに充分に貢献しました。
当然ラスとビールの活躍、そしてギャフォードの献身的なプレイのおかげもありますが、八村がダンクの後の雄叫びでテクニカル取られる、ゲームの重要な場面でスリーを決める、そして日本人選手初のプレイオフ出場だけでなく、1勝を取ったというのは個人的マンオブザゲームに選出せざるを得ません。
シリーズを通じてで言うと、八村に求められる物として、シモンズやハリスに対してのディフェンスも求められる部分になるかと思います。
次のGAME5でも勝利に貢献するパフォーマンスを期待したいと思います。
おまけ
NBA Rakutenさんがグッドプレイ、ウィザーズ戦を無料放送に切り替えています。
ぜひNBAに馴染みのない方、バスケットまだあまりがっつり見てない方にも八村の活躍みて欲しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!!
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