プレイオフ2021 1st round<WEST>ブレイザーズ(6位)VSナゲッツ(3位)GAME5〜2OTの熱戦、デイムタイムを切り抜けナゲッツが王手〜




昨日もなんだか夜寝付けず、寝不足のまま電車に乗ったところ、見事降りる駅を通り過ぎました。

どうも、よく降りなきゃいけない駅の降車ドアが閉まった時に起きる男、ctrainerです。

あの、あと一瞬起きるのが早ければ降りれたのに、という瞬間が辛いです。

この記事では

プレイオフ2021 1st round <WEST> ポートランド・トレイルブレイザーズ×デンバー・ナゲッツ GAME5

をレポートしていきます。

試合結果

ハイライト

https://www.youtube.com/watch?v=tItX80nyX3s

スタッツ

https://www.espn.com/nba/game?gameId=401327901

ブレイザーズ

<個人>

デイミアン・リラード 55点 6リバウンド 10アシスト 3PT 7/10 3ブロック

CJ・マッカラム 18点 7リバウンド 7アシスト 2ブロック

ロバート・コビントン 19点 11リバウンド 2スティール

ユセフ・ヌルキッチ 13点 11リバウンド 2ブロック

ノーマン・パウエル 13点 2ブロック

<チーム>

3PT 21/48 43.8%

リバウンド 45(オフェンス10/ディフェンス35)

アシスト 25

ターンオーバー 14

ファストブレイクポイント 17

ペイント内得点 42

ナゲッツ

<個人>

ニコラ・ヨキッチ 38点 11リバウンド 9アシスト 4ブロック

マイケル・ポーターJr 26点 12リバウンド 2スティール

アーロン・ゴードン 14点 10リバウンド 4アシスト

オースティン・リバース 18点 7アシスト

モンテ・モリス(ベンチ出場) 28点 5アシスト

<チーム>

3PT 20/44 45.5%

リバウンド 52(オフェンス13/ディフェンス39)

アシスト 33

ターンオーバー 11

ペイント内得点 42

スターター

ブレイザーズ

デイミアン・リラード

CJ・マッカラム

ノーマン・パウエル

ロバート・コビントン

ユセフ・ヌルキッチ

https://twitter.com/trailblazers/status/1399892336931344386

ナゲッツ

ファクンド・カンパッソ

アーロン・ゴードン

ニコラ・ヨキッチ

マイケル・ポーターJr

オースティン・リバース

インジャリー

ブレイザーズ

ザック・コリンズ:アウト

ナゲッツ

PJ・ドジャー:アウト

ウィル・バートン:アウト

ジャマール・マレー:アウト

ゲームレポート

2-2のタイで迎えたGAME5、一昨年のGAME3、4度のオーバータイムにもつれたこの両チームのプレイオフでの激戦が思い出されるこのシチュエーション。

まずはホームのナゲッツ、リバースのスリーで先制します。

1本目のシュートの後はどちらも得点が決まらずに2分経過、先にナゲッツがヨキッチのジャンパー、リバースの2本目のスリーで8-0のランを見せる。

MPJのオフェンスリバウンドからの得点で10-0になりブレイザーズタイムアウト、残り8分。

出足つまづいてしまったブレイザーズは、タイムアウト明けにフリースローでこの試合のファーストスコア。

ゴードンの素晴らしいルーズボールダイブからマイボールに繋ぎ、MPJのスリーで加点するナゲッツ、序盤はハッスルプレイでもブレイザーズを圧倒。

中盤に入りようやくブレイザーズも得点で反撃を開始、残り6分で16-5でナゲッツがリード。

残り5分でブレイザーズはカーメロ、サイモンズ、ナゲッツはモリスが入り、残り4分にはナゲッツがグリーンを投入。

徐々にオフェンスのリズムが良くなってきたブレイザーズは、残り3分で10点差に。

残り2分を切ってナゲッツはハワードを投入、早速レイアップを成功させリードを広げにかかります。

モリスもスリーポイントにアシスト存在感を見せます。

ブレイザーズはヌルキッチの連続得点で追随、最終38-25でナゲッツが13点リードで第1Qを終了。

第2Qは前の試合と同様のローテーションを見せる両インサイド、ヨキッチ、ヌルキッチ共に下がり、ミルサップ、ジェファーソンが入ります。

どちらもスモールラインナップ気味で始まるこのクオーターは、MPJが得点を挙げ早くも2桁到達。

ブレイザーズも前の試合からシュートタッチが良くなってきているコビントンのスリーが決まり、両者スコアを伸ばす。

ブレイザーズはリラードが下がっている時間帯にCJを軸にして攻めますが、ナゲッツはハワードが連続でスリーをヒット、リードを18点差に広げたところでブレイザーズタイムアウト。

残り9分、リラードが戻ってきますがMPJのジャンパーで20点差にされ、さらにミルサップの速攻で22点差。

追いかけるブレイザーズはついにジェファーソンも下げてコビントンがセンターに入る布陣、さらにラインナップを小さくしてきました。

ここから得点ペースを上げていきたいところでしたが、ナゲッツがヨキッチを戻してきたことで、ヌルキッチも戻り、両チーム徐々にスターターがカムバックしてきます。

約20点の点差は変わらないまま残り6分、なかなか波に乗れないブレイザーズでしたがリラードが速攻で放ったスリーでファウルを獲得しバスケットカウント。

ボーナスも沈めたかったところですが決まらず、流れの悪さを象徴するような中盤。

それでも残り4分で15点差、ナゲッツはオフェンスリバウンドからのセカンドチャンスを多く奪い、ポゼッション数で勝るこの時間帯。

終盤にかけてはフリースローとCJの速攻でのプルアップスリーで点差を詰めたブレイザーズが、8点差まで追い上げてきて残り2分半。

ナゲッツがスコア仕切れないところでトランジションに持ち込むブレイザーズが、徐々にリズムを取り戻し始め、アウトサイドのシュートも決まり始めました。

いつもは後半の頭からでしたが、すでにゴードンがリラードにマッチアップを始めた前半の終わり際、一本ずつ着実に返していったブレイザーズがマッカラムのブザービーターフローターで、65-62の3点差に詰めて前半を終えます。

第3Qはしょっぱなからパウエルとカンパッソがバチバチで一触即発。

またマッチアップのところで言うと、いつもリラードについていたゴードンがこのクオーターからはCJにマッチアップ。

ヌルキッチのフリースロー1本で先制したブレイザーズ、ナゲッツはMPJ絡みで2本連続ターンオーバー、少し良くないゲームの入りをしてしまいます。

その間にブレイザーズは同点に追いつくことに成功、残り10分でナゲッツは早速タイムアウトをとって整えます。

タイムアウト明けはデザインしたプレイでゴードンがスコア、後半のファーストバスケットになります。

さらにヨキッチのプットバックで再逆転、調子を上げてきているブレイザーズですが、ここでヌルキッチが4つ目のファウルを取られる。

残り8分も残っているため、下げざるを得ず、カンターが変わりに入ります。

これによりその後のポゼッションでは明らかにヨキッチにローポストに立たせて、そこからオフェンスを展開し始めるナゲッツ。

ブレイザーズもなんとか得点を繋げて追いかけますが、残り6分半でナゲッツが6点リード。

ナゲッツの方はMPJがファウルトラブルに陥り、残り6分で4つ目のファウルでモリスと交代。

そのモリスが後半に入っても良いオフェンスを披露し、ベンチから得点を後押し。

ブレイザーズは粘って2ポゼッション前後の差で耐えていたところを、パウエルのレイアップ、リラードのスリー、そしてヨキッチのテクニカルのコールによるフリースローで残り4分に逆転に成功。

さらにリラード、サイモンズのスリーで突き放しにかかるブレイザーズ、ナゲッツがタイムアウトで流れを切りにかかります。

残り3分でブレイザーズが5点リード、ナゲッツはヨキッチを中心にオフェンスを構築していき、モリスのジャンパーで2点差までつめて最終94-92、ブレイザーズが2点リードして最終クオーターへ。

第4Qは前半と似た形のラインナップ、どちらもスモールで始めます。

点の取り合いになる形で、序盤はナゲッツがリードを奪う時間が長くなります。

残り9分でリラードが戻り、2点を追うブレイザーズ。

ここでグリーンのコーナースリーが決まって5点差になったところで、ブレイザーズがタイムアウト。

明けてからもまだ流れは変わらずに、ナゲッツがジワジワリードを広げ始める。

それでも、リラードが簡単には点差を開かせずにロングスリーをヒット、さらに速攻でコビントンも決めて、2点差にして残り6分。

そしてCJのプルアップジャンパーでついに同点、ナゲッツは7-0のランを出されてタイムアウト。

残り6分、105-105の同点、まずはナゲッツがMPJのジャンパーで加点しますが、ブレイザーズはリラードのタフなスリーで逆転。

リードチェンジも激しくなってくるこの時間帯、クラッチタイムに入っていきます。

残り4分でヌルキッチが5つ目のファウルコールでピンチになりますが、交代せず。

もうファウルできないなと思っていたら、すぐその後のゴードンのダンクにファウルをしてしまい、ファウルアウト。

ヌルキッチ不在により、ブレイザーズはカーメロを入れてスモールラインナップを選択。

ヨキッチにマッチアップするのはコビントン、当然ディフェンスがヘルプにいきますがこれはナゲッツの得意パターン、MPJがキックアウトのスリーを沈め5点リード、ブレイザーズはすぐにタイムアウトをとります。

残り3分半、まずはリラードのレイアップで3点差、そしてコビントンのフリースローで1点差。

一本返された後にコビントンがもう一本スリーをヒット、同点に追いつき残り2分。

しかしナゲッツはヨキッチの得点で2点リード、試合時間は残り1分を切る。

ペイントに侵入するヨキッチをファウルで止めるブレイザーズ、ここで得たフリースローを2本成功させナゲッツ4点リード。

ブレイザーズのオフェンスは失敗し、ナゲッツが時間を使ってボールコントロールに入ろうとしますが、ここでターンオーバー。

リラードのスティールから一気に駆け上がったCJのコーナースリーで1点差、残り13秒。

ファウルゲームに入るナゲッツ、ファウルを取ったモリスのフリースロー、2本成功で3点差。

タイムアウト後のブレイザーズの最後のセットは当然リラードに打たせる形に。

一度カンパッソのディフェンスファウルがコールされ、フリースロー3本になりかけましたが、ここはチャレンジが成功し、インバウンズし直し。

残り約10秒、やり直しとなったこの最後のオフェンスは、リラードのステップバックスリーにより3点を加点して試合を振り出しに。

最終121-121、試合はオーバータイムに入りました。

オーバータイムですがブレイザーズは再びカンターを投入してヨキッチに対策、早速アタックしてきたヨキッチのキックアウトで、モリスがスリーを決め先制。

ブレイザーズはカンターがオフェンスリバウンドを拾い得点し、1点差。

2巡目はゴードンのエルボージャンパーでナゲッツが得点、ブレイザーズはCJのシュートが落ちて3点差で残り3分半。

そこにさらにモリスがプルアップスリーを決めて6点差。

ブレイザーズはリラードへのマークが厳しく、コビントンがスリーを放ちますが決まらず。

リラードもなんとかコーナーで流れながらのスリーを放ちますが決まらず。

残り2分半、ナゲッツ6点リード、ここでヨキッチから逆サイドのコーナーでフリーになっているリバースにパスが渡り、スリーをヒット。

ブレイザーズは流石にタイムアウト、残り2分弱で9点差をつけられてしまいました。

追い上げを図るブレイザーズはまずリラードが、時間をかけずにトップからペネトレイト、バスケットカウントを獲得し3点を加点。

ヨキッチにボールを集めるナゲッツ、ブレイザーズはこのタイムアウト明けにカンターを下げたため、再びコビントンがマッチアップ。

ヨキッチが身長差を活かしたフックで得点し8点差で2分を切る。

ブレイザーズはメロのスリー、そしてコビントンのプットバックダンクのミスが続き得点できない。

しかしここからデイムタイムが発動、まずはディープスリーを1本決めて残り1分で5点差。

時間をたっぷり使ってヨキッチに1on1をさせるナゲッツ、最後はモリスがレイアップに持ち込みますがこれが外れブレイザーズボールになるのが残り約30秒。

ここでリラードのステップバックスリーが決まって2点差にして残り22秒。

ナゲッツは2点リードの状況ですが、しっかりとタイムアウトを取ってクロージングの確認をします。

タイムアウト明け、モリスに対してファウルゲームに入るブレイザーズ、モリスがこのフリースローを1本成功し3点差。

この時間帯に4点差にできなかったことが痛かったナゲッツ、残り15秒を切り、トップから持ち上がったリラードが再びステップバックスリーを今度はロールターンをした後に決めると言う難しいプレイをやってのけ、135-135の同点に。

試合はダブルオーバータイムに入ります。

2回目の延長はブレイザーズが再びカンターを起用、最初のヨキッチのポストからのアタックをなんとか守り切りました。

続いてブレイザーズはリラードが速攻でレイアップに持ち込みカウント、2点リード。

返しのオフェンスではナゲッツがヨキッチの得点、カンターにマッチアップが変わったためそれを活かして、スリーをメイクし逆転。

残り4分、次のポゼッションでもリラードがプルアップスリーを放ちますが、これがバックボードに当たってカウント。

再び逆転、ブレイザーズ2点リード、ナゲッツはヨキッチがレイアップを決めて残り3分で同点。

前のオーバータイムの終了間際から5品連続でシュートを成功させたリラード、ついにここで1本外れます。

ナゲッツはヨキッチのシュートも外れ、140-140、ブレイザーズは次のオフェンスでCJがレイアップに持ち込むものの決まらず。

2ndチャンスも活かせず、再び放ったCJのエルボージャンパーはネットを通らず。

残り2分、ナゲッツは変わらずにヨキッチにボールを預け、ブレイザーズはそれに対しダブルチームを仕掛けます。

ナゲッツ、モリスのレイアップが外れてしまいましたが、オフェンスリバウンドを確保、ヨキッチに繋ぎ、ダブルチームで引き付けて最後はMPJのコーナースリーに繋ぎこれがカウント。

残り1分半で3点リードに成功、ブレイザーズはタイムアウトをとります。

タイムアウト明け、ブレイザーズはリラードへのダブルチームでできたズレを活かして、最後はパウエルのコーナースリーに繋げますが決まらず。

残り1分弱、またカンターを下げたブレイザーズは、ここはカーメロがヨキッチにマッチアップ。

完全アイソレーションのポストからヨキッチの10n1、このジャンパーは落ちます。

ブレイザーズはリラードがキックアウトしたボールに合わせた飛び込んだコビントンのダンクが失敗。

その次のオフェンスポゼッションでもCJがサイドラインを踏んでしまい、ターンオーバーでナゲッツボール。

残り9秒で3点リードのナゲッツボール、ブレイザーズはファウルゲームに入りますが、ここから追いつくことはできず。

最終147-140、ナゲッツが粘るブレイザーズをダブルオーバータイムの末に振り切り、ホームで勝利してシリーズ王手をかけました。

粘るブレイザーズをなんとか振り切ったナゲッツ、2OTまでいった試合のため、軒並み各選手の得点は高くなっていますが、3PTが45%と高確率。

またオフェンスリバウンドからのセカンドチャンスポイントも素晴らしく、チームでの総力戦となりました。

結果的にマッチアップの部分でブレイザーズに後手を踏ませることができたのが、一つの要因であると思われます。

カンター、コビントンのマッチアップになれば、ヨキッチが自ら決めるか、そこから捌くかオフェンスが一気にスムーズになります。

GAME6ではどんな展開になるか楽しみです。

後少しで勝てそうだったブレイザーズ、リラードの55点と言う素晴らしい得点パフォーマンスだけでなく、ここ最近のプレイオフ名物のデイムタイムが発動しました。

第4Q、そして1度目のオーバータイムでの確率、そして体勢の崩れ方はえげつなかったです。

ナゲッツに勝利を奪われた要因は、ナゲッツはヨキッチを起点にしてオフェンスができたこと、ブレイザーズはリラードからのパスで得点が生まれずに苦戦してしまいました。

そして試合を通じてで言うと、ヌルキッチのファウルアウトが非常に痛かったところ。

GAME6では非常に重要なマッチアップになるため、ヌルキッチのパフォーマンスに次の試合も注目したいと思います。

個人的マンオブザゲーム

マイケル・ポーターJr

この試合ヨキッチよりも長い48分間の出場を記録、26点12リバウンド3アシスト2スティールでチームに貢献。

今回の選出理由は動画にもある決勝のスリーを決めたこと。

両チームのエース対決になっていった時にブレイザーズが、リラード以外のシュートが入らなかったこと、それをナゲッツが決めることができたことが大きな違いを生んだと思われます。

また、MPJはこの試合もヨキッチが休んでいる時間の1stオプションを担い、マレーやバートンがいないウイング陣でステップアップを見せていっています。

今後の希望的観測も含めて選出しました。

おまけ

雲がかかって、じめっとした暑さになっている本日のお昼。

素麺食べたい。

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