NBAファイナルが終わり、一旦シーズンが終わってしまったことで若干過去試合のレポートを書く気持ちが弱まってしまいました。
が、ちゃんと書こうと思って決めたことなので、一旦気持ちを整えて、今日からまた、書いていこうと思います。
何度でも蘇るオトコ、どうも、ctrainerです。
本日は、
ゴールデンステイト・ウォリアーズ×ポートランド・トレイルブレイザーズ GAME2@ゴールデンステイト
の試合を見た感想を書いていきたいと思います。
ハイライトをご覧になる前・なった後に読んで頂けるとより楽しんで頂けるかと思いますので良かったらご覧になっていって下さい。
<GAME2レポート 目次>
ハイライト
試合前情報
GAME1の記事はこちらから。
GAME1ではウォリアーズが圧巻のパフォーマンスをみせ、危なげなく勝利。
ステフィン・カリー、クレイ・トンプソンがしっかり仕事をし、怪我で欠場している、ケビン・デュラントの影響を感じさせないゲーム展開でした。
対するブレイザーズのエースガード2人、デイミアン・リラードとCJ・マッカラムが両者20点越えできず、終始苦しい展開でした。
GAME1の結果を受けてブレイザーズがどのように巻き返してくるか、注目です。
GAME2スタート!!
開始そうそう、アンドリュー・ボガットの美しいバックドアパスからドレイモンド・グリーンのダンクで試合がスタート。
ブレイザーズはマッカラムが難しいステップバックを決めて得点。
ブレイザーズは序盤はマッカラム、ウォリアーズはクレイが積極的にポストアップしてオフェンスをリードします。
ウォリアーズは開始3分ほどでボガットに変えてケボン・ルーニーを投入。
マッカラムが3PTを連続して決めますが、すぐさまグリーンが得点。
グリーンが攻守で活躍、エネス・カンターのダンクをクリーンブロックし、オラクルアリーナが湧きます。
カリーの3PTも飛び出して、6分経過で18-15のブレイザーズリードのところでタイムアウト。
明けて、カンターに変えてマイヤーズ・レナードが投入。
ウォリアーズはターンオーバーが多く、そこから速攻を出されてリードを奪われている展開です。
今日の試合の注目選手のここまでの動きとしては、カリー、クレイはいつも通りの活躍。
マッカラムはGAME1でできていなかったアタックを積極的に行う。
リラードがまだエンジンがかかっていない状況かという感じです。
両チームとも、高確率でシュートを決めていき、第1クオーターはハイスコアな展開。
31-29、ブレイザーズ2点リードで終了。
第2クオーター開始!!
両チームともクレイと2ndユニット、マッカラムと2ndユニットという似た構成でのローテーション。
ヨナス・ジョレブコのおしゃれなパスでジョーダン・ベルのダンクが決まります。
ブレイザーズは、このポストシーズンで名を挙げたロドニー・フッドが3PTを決めます。
ブレイザーズのザック・コリンズがファウルを重ねてしまい残り9分弱ある中で3ファウル。
残り6分弱でウォリアーズタイムアウト、42-36でブレイザーズがリードしています。
タイムアウト明けは、両チームともほぼスターターに戻してきます。
マッカラムは調子を落とさず、ゴールを次々に決めていきます。
ブレイザーズのシュート確率が落ちず、ウォリアーズが少しずつ落とし始め、残り4分で11点差に。
そしてここでリラードが初めての3PTを決める。
リラード、セス・カリーが連続で3PTを決めて点差を離します。
65-50、ブレイザーズ15点にリードを広げて前半終了です。
GAME1の修正をしっかり行ってきたブレイザーズ。
オフェンスのリズムも相まって気持ちよくバスケットできているように見えます。
対するウォリアーズはやはり、カリー、クレイのところを対応されて、決してオフェンスは悪くないけど、ブレイザーズに高確率でシュートを決められているのが後半に向けて修正したいところ。
後半戦スタート!!
ウォリアーズ後半はボガットではなく、ルーニーを投入してスタート。
マッカラムのミドル、カリーのスリーと決まり、カリーは20得点に載せます。
その後も連続でカリーが得点、69-58でブレイザーズが流れを渡さないために早めにタイムアウト。
残り9分弱です。
ここで大切なポイント!その1
ルーズボールを追いかけた際にリラードがルーニーとの接触の中で左の肋骨のあたりを痛めたようなジェスチャーを見せる。
この辺りがこの後のパフォーマンスに影響がでないかどうか不安なところです。
のちに第3戦を終えた辺りでリラード肋骨骨折のニュースが入ってきます。
【Basket Count】 追い詰められたブレイザーズに追い討ち、リラードは肋骨の負傷を抱えながら出場 https://t.co/fdJtBzNigL
— バスケニュース (@bbnews_jp_bot02) 2019年5月19日
負けられないシリーズで、厳しい状況の中、怪我を押して試合をしているのかと思うとやはりトップアスリートのメンタリティというものは素晴らしいものがあるなと感じます。
タイムアウト明けもウォリアーズのグッドディフェンスから、クレイの3PTが決まり、会場は大いに湧きます。
そのあとのオフェンスもクレイが3PTを沈め、一気に5点差に詰めます。
ついで、オフェンスリバウンド奪取から、グリーンのゴール下で3点差。
ウォリアーズらしい畳み掛けをみせてたまらずブレイザーズタイムアウト。
第3クオーターはここまで16-4でウォリアーズが素晴らしい巻き返しをみせています。
ブレイザーズはモリス・ハークレスのゴール下でやっと久しぶりの得点。
ウォリアーズはここで珍しいローテーション。
ここまであまり出場機会のない、デイミアン・ジョーンズをコートに入れます。
ブレイザーズは、交代してでてきたザックコリンズがすぐにファウルを吹かれてしまい7分間の出場ですでに4ファウル。
デンバーとのシリーズではカンターがいない時間帯に良い活躍をみせていただけに、ここで思い切りプレイできないのは不安材料となります。
対するウォリアーズもグリーンが4ファウルではありますがこちらはまだまだ余裕のありそうな状況。
残り4分でザックコリンズが5つ目のファウル。
クレイの3PTでついにウォリアーズは逆転に成功、残り3分。
ブレイザーズもなんとか、マッカラムの個人技、フッドのスリーでつなげていきます。
リラードがステップバックスリーなど打ってはいますが、なかなか確率は上がらず。
この時間帯、カンターも、コリンズもいない時間でアルファヌーク・アミヌが一番大きい選手というスモールラインナップでオフェンスリバウンドを何本も取られてしまい、セカンドチャンスを多く与えてしまっています。
第3クオーター最後のクロージングの時間は、リラードが連続でフリースローを獲得し、点差を離されないようにしていきます。
最終的には89-89の同点で最終第4クオーターへ。
第4クオーター開始!!
ウォリアーズは第2クオーターと似たラインナップで出場。
ブレイザーズは、リラードもコートに残し、勝負にでます。
リラードのロングスリーでブレイザーズ1点リード。
クイン・クックのミドルの後にセスカリーがスリー。
リードチェンジが繰り返されます。
どちらが先に抜け出るかというところで、レナードのダンクで3点差。
残り8分、ウォリアーズタイムアウト。
タイムアウト開け、リラードのバスケットカウントで6点差。
個人でもチームトップになり、グリーンのファウルも引き出す素晴らしいプレイ。
グリーンはファウル5つ目になりリーチがかかります。
レナードのミドルも決まり、102-94でブレイザーズがリードを広げます。
8点差にリードが広がったところで、ウォリアーズが再びタイムアウト。
タイムアウト明けは、まずカリーのミドル。6点差。
次のオフェンスは素晴らしいボールムーブでルーニーのダンク。4点差。
ウォリアーズの流れになりそうなところでセスカリーが3PTを決め、スティールを決める。
素晴らしいプレイの後に痛恨のターンオーバー。
次にカリーがレイアップを決めて5点差。
マイヤーズレナードが素晴らしい活躍、スリーを決めて8点差に。
ついでグリーンがレイアップ、6点差。
マッカラムのスリーが落ちたところでカリーのポゼッションをセスカリーがディフレクションで繋ぐ。
兄弟だからこそわかるものがあるのか、良いディフェンスをみせています。
残り3分半、108-102の場面でブレイザーズがタイムアウト。
勝負はクラッチタイムに入っていきます。
タイムアウト明けはルーニーがフリースローを決めて5点差。
マッカラムのスリーが落ちたところでウォリアーズボールムーブが炸裂。
イグダーラのダンクで3点差。
マッカラムのアタックは止められてウォリアーズのオフェンス。
グリーンがアシストをこの数ポゼッション連続で決めて、ルーニーの2点。
1点差に詰めたところでカリーの3PTにリラードがファウル。
フリースロー3本をしっかり決めて、ついにウォリアーズが逆転します。
残り2分。2点ウォリアーズがリードします。
マッカラムのスリーが落ちます。
カリーのスリーはグッドディフェンスで落とさせます。
セスカリーの値千金の3PTで逆転。
その後のオフェンス、またしても、グリーンのアシストでルーニーがアリウープで再度逆転。
残り1分切って112-111のウォリアーズリード。
マッカラムのフローターは決まらず、ウォリアーズオフェンスへ。
カリーのアシストでグリーンのレイアップを導く、114-111で残り12秒、3点差。
ブレイザーズのラストオフェンスはイグダーラがリラードからボールをスティールし勝利。
ベテランが最後のポゼッションで素晴らしい働きをしました。
最終Q序盤の劣勢を跳ね返したウォリアーズがブレイザーズに逆転勝利を飾り2連勝。ステフィン・カリーはゲーム最多37点、トンプソン24点。ブレイザーズはリラード23点、マッカラム22点#RipCity111#StrengthInNumbers 114
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— NBA Japan (@NBAJPN) 2019年5月17日
試合を振り返って
ゲームを通じて目立っていたのは、間違いなく両チームのエースガード達。
逆転を一度した際に、ブレイザーズはセスカリーの働きでなんとか試合をものにしようとしましたが、そこで立ちはだかったのがドレイモンド・グリーン。
素晴らしいパスの供給をし、ディフェンスでストップをし、ラストの得点を沈めました。
若干気になったのは、最後にマッカラムがシュートを数ポゼッション決めきれずにスコアが止まってしまいました。
リラードもここでオフェンスにあまり積極的に参加しなかったのは怪我の影響があったのか。
しかしデンバーのシリーズでも、ファーストオプションマッカラムという試合は何度もあったため、どうした方が良かったのか悩ましいところです。
このあたりのゲームの締め方などが次の試合での課題になりそうです。
GAME3に向けて
ウォリアーズはアウェイでも今日のようなゲーム展開ができるかどうか、
ドレイモンド・グリーンのパフォーマンス
にかかっているかと思います。
アシスト、ディフェンス、リバウンドとカリー、クレイの活躍が光るように他の部分の仕事をかなり高いパフォーマンスで行っているため、この先のシリーズでも注目となりそうです。
ブレイザーズは、リバウンドをしっかり取りきれなかった部分が相手のオフェンスを調子に載せてしまっていたため、
カンター、レナード、コリンズのゴール下での活躍
と
クラッチタイムをリラード、マッカラムでどう進めていくか
にかかってきそうです。
こぼれ話
今シーズンのNBAファイナルがすでに終了してから書いている記事ではありますが、結果を知っているからという視点よりも来シーズンに向けての課題などを気にしながら見ていくとまた違った見え方ができます。
ブレイザーズは、コアメンバーの変更はないと思いますが、ベンチプレイヤー達をどれだけ維持することができるか。
ここに今シリーズ出場できていないユセフ・ヌルキッチがいたらどうなるんだろうと、ブレイザーズはワクワクさせるチームになりそうです。
対するウォリアーズは、クレイ、デュラントの契約がどうなるか、再契約できたとしても怪我で出場できなくなるため、それまでのシーズンをどんなラインナップで進めていくのか。
トレードやドラフトが両チームとも楽しみです。
今日はこの辺で。ではまた。
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