バスケアメリカ代表強化試合:USAホワイト×USAブルー

今現在、別進行で書いている書籍についてのブログが煮詰まってきています。

なかなか上手く伝えたいことを伝えられずにモヤモヤしていますが、その中でまた楽天さんがアメリア代表の強化試合を放送するということで早速書き始めました。

NBA大好き男、どうも、ctrainerです。

本日は、

アメリカ代表強化試合:USAホワイト×USAブルー

の試合のレポートを書いていきたいと思います。

このシリーズでこれまでのUSAバスケットボールのことなども触れていけたらと思っています。

FIBAワールドカップ2019について

8月の末に中国で行われるFIBA(国際バスケットボール連盟)主催の試合になります。

今年は、日本の出場も決まっており、なんとこのアメリカと1次予選で同組となっております。

NBAファンからすると、オールスターでは見られない組み合わせになるこのアメリア代表の試合は毎年楽しみにしていますが、今回は今年のフリーエージェントや、トレードの関係もあり辞退者が続出。

しかし、それでも実力のある選手や、これからが楽しみな若手も多く選ばれており、ここからさらに経験を積んで新たなスター選手が生まれるかもしれません。

そう考えるとトップのスター選手ばかりでないこういった選抜も楽しみになってきました。

試合前情報

この試合では欠場になっているカイル・ラウリーマーカス・スマートを含めた上記の17名の中から最終的に12名が選出されてワールドカップに臨むことになります。

今回の試合は代表候補の選手たちをホワイト、そしてセレクトチームということで若手選手を集めたアメリカ代表候補チームをブルーに分けての、いわゆる紅白戦のような形式で行われます。

スターターは

チームホワイト

ケンバ・ウォーカー

ドノバン・ミッチェル

ジェイレン・ブラウン

クリス・ミドルトン

マイルズ・ターナー

チームブルー

ジャレン・ブランソン

ミケル・ブリッジズ

マービン・バグレー3世

ジャレン・ジャクソンJr

ジョナサン・アイザック

試合開始!!

試合はチームホワイト、ブランソンのフローターからスタート。

ブルーはケンバ・ウォーカーのレイアップでスタート。

ここで大切なポイント!!

解説でも触れていましたが、今回の代表候補の中にはボストンセルティックスから選出されたメンバーが4名(ケンバ・ウォーカージェイレン・ブラウンジェイソン・テイタムマーカス・スマート)います。

新チームのコアとなるメンバーがここで一緒にプレイするということは次のシーズンに向けてのケミストリー構築にも良い影響を与えるかもしれません。

チームブルーはケンバが好調。

連続得点を重ねます。

チームホワイトはゾーンディフェンス気味に守っています。

国際試合でのシチュエーションを想定して行っていると考えられますが今のところは気持ちよくは攻めれていなさそうという印象です。

4分過ぎくらいからチームブルーはファーストブレイクも出始めて5分ほどでリードを奪います。

残り5分でタイムアウト。

チームホワイトは5名全てを交代させます。

デリック・ホワイトジャレッド・アレンパット・カナトンジョン・コリンズトーリー・クレッグがコートに立ちます。

対するブルーはカイル・クズマジェイソン・テイタムブルック・ロペスディアロン・フォックスとこちらも4名交代させます。

フォックスのスティールからのダンクが綺麗に決まり、テイタムが2本目のスリーを決め、最終的には29-20で第1クオーターを終了。

ブルーはフォックス8点、テイタム6点とチームをリードしています。

第2クオーター開始!!

ブルーはまだ出場していなかったメイソン・プラムリーPJ・タッカーなどがコートに立ちます。

そして、国際大会では非常に貴重な存在となるシューター、ジョー・ハリスが3PTを沈めます。

チームブルーが2桁リードを記録します。

ケンバのバスケットカウントも飛び出し良い流れでゲームが進んでいきます。

チームホワイトもリバウンドやルーズボールなどでは良い動きを見せていますが、シュートの確率がなかなか上がってきません。

PJ・タッカーのディフェンス、リバウンドと相変わらず良いです。

しっかり仕事しているなという印象です。

3分経過したところでタイムアウト。

残り5分で再度タイムアウトが取られますが、このクオーターの得点が14-4ということでスコアが離れて行っていきます。

チームホワイトはデリック・ホワイトが積極的にボールをプッシュしたり、コリンズとのアリウープを成功させたり、テイクチャージを取ったりして存在感を見せています。

徐々に良い雰囲気をチームホワイトも作っていきますが点差はそこまで大きく詰まらず、51-34の17点差でチームブルーがリードして前半終了です。

後半戦開始!!

ジェイレン・ブラウンが2連続チャージングをしてしまい、ジョー・ハリスと交代させられて始まったこのクオーター。

後半に入ってフィジカルコンタクトの強さが目立ってきています。

ファウルコールが明らかに多くなってきていますが、この辺りが国際ルールの中で上手くアジャストしていかなければいけない部分になります。

ここで大切なポイント!!その2

FIBAのルールで行われるワールドカップやオリンピックではNBAのルールに慣れている選手たちはいくつか気をつけなければいけないことが増えてきます。

特に楽天NBAの放送の解説でもしきりに言われていたのが、ディフェンスの立ち位置について。

NBAでは、ディフェンスの3秒バイオレーション(ゴール下の台形エリアに3秒以上マークマンが近くにいない場合に留まっていけないというルール)が適応される状況で、FIBAルールではそれが取られません。

ゾーンなどを行った場合でも、ゴール下にずっとビッグマンが待ち構えている状況でのオフェンスではアウトサイドのシュートのクオリティが求められます。

この試合では、外のシュートが入っていないチームホワイトがドライブを繰り返し、ブロックをされる、シュートを決められないということが起き、この点差につながっていると思われます。

アメリカ代表もこれがワールドカップやオリンピックで起こる可能性は十分にあるのでしっかりと対策を建てていけるかが今後の強化試合でも注目ポイントになりそうです。

試合の方は残り6分でタイムアウト。

ここまでのスコアは58-40でリードはそこまで変わらずです。

選手交代が多く行われた直後、コーナーで待ち構えていたPJ・タッカーがしっかり3PTを決めます。

前半でも触れましたが、しっかりとロケッツでもこなしている自分の仕事をしっかり行っているなという印象です。

テイタムがスキルフルなドライブからのレイアップを沈め点差が29点差。

ここまでのリーディングスコアラーになっているテイタム。

チームメイトのケンバ・ウォーカーとともにオフェンスを引っ張ります。

連続得点でここまで15点を記録します。

点差が少し大きく離れたこともあって、少したんぱくなプレイが続いてしまいましたが、最終的には78-48の30点差で終了です。

第4クオーター開始!!

カイル・クズマのドライブからのハイライトダンクが飛び出した第4クオーター。

ディアロン・フォックスもキレの良いドライブからダンクを見せます。

ファストブレイクでのスピードもかなりのものを見せています。

早々に点差が大きく離れてしまったため、終盤は無理のないように試合が展開しガベージタイムの雰囲気で終わって行ったこの試合。

最終的には94-78でチームブルーの勝利。

試合を振り返って

個人的に今回の試合で気になった部分としては、やはり例年の選出メンバーに比べると少しネームバリューに劣る今回のメンバー。

スタッツ的にはケンバ・ウォーカーは比較的仕事をしたなという印象。

ジェイソン・テイタムも17点でアピールをしていて、フォックスも12得点。

個人的にはフォックスの試合をちゃんと見たことがなかったので、こんなに早く動くのかとびっくりしました。

キングスの試合もチェックしなきゃと思いました。

チームブルーからのお気に入り選手としてはPJ・タッカー。

違うユニフォームを着てもしっかり自分の仕事をこなしているなと感じました。

12人の少ないロスターに残るのはもしかしたら難しいのかもと思いますが、個人的には推しですw

チームホワイトからは、デリック・ホワイトが試合を通じて見ていると印象的なプレーを引き出していたなと感じました。

こぼれ話

久しぶりにNBAのレポートの記事を書きましたが、やっぱりバスケは楽しいですね。

まだ残しているサマーリーグのレポートや、ゴンザガの試合や、プレイオフのファーストラウンドなど見れていない試合、選手が多過ぎて時間がいくらあっても足りませんが、楽しんでいきたいと思います。

今日はこの辺で。ではまた。

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