上島珈琲店のコーヒーが美味しくて感動しています、どうも、ctrainerです。
この記事では、
NBA playoffs 2020 Eastern conference 1st round:ボストン・セルティックス×フィラデルフィア・76ers
のシリーズをレポートしていきたいと思います。
記事作成開始:8/20~9/7執筆完了
各チームの紹介記事はこちらから!!
プレビュー:ボストン・セルティックス(イースト・3位)
イースタンを48勝24敗、3位で通過したセルティックス。
チーム自体はここ数年プレイオフ常連と呼ばれるチームで、若い選手が多いものの、ブラッド・スティーブンスHCの手腕もあって強豪と認識されているかと思います。
ホーネッツから移籍してきたケンバ・ウォーカーが左膝の痛みを抱えているというネガティブな要因もありますが、そういった部分を払拭して勝ち抜くことができるか注目です。
プレビュー:フィラデルフィア・76ers(イースト・6位)
43勝30敗で東を6位で通過した76ersですが、前評判としてはもう少し上位進出が望まれていたと思われるこのチーム。
今回の対戦相手であるベテラン、アル・ホーフォードが加入し、よりベン・シモンズとジョエル・エンビードの若い選手たちを支えるラインナップになっているこのチーム。
そのシモンズがシーディングゲームで膝を負傷し、治療のためバブルを離脱しているためこのシリーズでの復帰は難しい状況となってしまっています。
エンビードにかかる負担、そして彼の健康状態が維持できるかどうか、それを支えるホーフォードやハリスのパフォーマンスなどポテンシャルは充分にあるチームだと思いますので、この4戦先勝シリーズを勝ち抜くことができるか注目です。
注目のマッチアップ
セルティックス:ジェイソン・テイタム
シクサーズ:トバイアス・ハリス
テイタムは、ルーキーの頃からプレイオフで存在感を示し、アンセルフィッシュなバスケットを展開するセルティックスでは見方によればケンバよりも役割は多いかもしれません。
オフェンスでチームを引っ張るのか、マッチアップするハリスを抑えて勝利に貢献するのか、クラッチで存在感を出すのか。
ハリスは昨シーズン、プレイオフでは中々奮わず、シュートの確率が上がって来なかった部分もありましたが、役割としてはシモンズ不在、そして昨シーズンのクローザー、ジミー・バトラーがいないこのシチュエーションでは、効率的に得点を重ねることが期待されます。
エンビードとともにシクサーズのオフェンスを引っ張れるかどうか。
他にも注目選手は多くいますが、このマッチアップに注目したいと思います。
GAME1(8/18)
GAME1:ハイライト
GAME1:レポート
シモンズ欠場に合わせて、ホーフォードがスタメンに入るシクサーズ。
立ち上がりはお互い良いところが出ていてイーブン。
シクサーズは強みの高さを活かしたハイロー、セルツはディフェンスからのトランジションで得点を重ねる。
シクサーズはエンビードがシュート高確率に決めるが、パスが集まっているのを読まれてターンオーバーが増えていく。
2ndユニット投入後も互いに譲らず第1Qは26-25でシクサーズがリード。
第2Qもピックアップした注目選手が互いにスコアを重ね高い集中力を保つ両チーム。
シクサーズにターンオーバーが連発し始め、7-0のランでセルティックスペースになってくる第2Q中盤。
ケンバ、テイタムが得点を重ねリードを広げていきます。
このクオーターで得点を重ねたテイタムが21点まで伸ばしセルティックスのオフェンスを牽引して前半は55-49、セルティックスが6点をリードして後半に入ります。
第3Q、テイタムが好調を維持、シクサーズはエンビードと共にミルトンが得点を重ねますが、追いつくには至らず。
マッチアップが少し変わり、ハリスではなくジョシュ・リチャードソンがテイタムに付きますが、そうすると今度は高さを活かして得点を重ねるテイタム。
エンビードにシクサーズはボールを集めますが、セルティックスディフェンスの寄りがさらに厚くなり思うようにプレイできません。
ハリスもトランジションやペイントでの得点を決めていますが、アウトサイドが不調。
シクサーズもディフェンスからのトランジションが増え始めて少しずつ点差を詰めて行っています。
リチャードソンのスリー、ホーフォードのミドル、そしてアレック・バークスのフリースローで残り2分で逆転に成功。
第3Qはシクサーズが主導権を奪い返し79-75、4点をリードして第4Qに入ることに成功します。
第4Qシクサーズは最大7点リードまで広げますが、セルティックスがケンバ、ブラウンの得点で追い上げ。
残り8分で同点に追いつき、その後逆転に成功。
エンビードが一旦ベンチに戻ったシクサーズは再度エンビードが戻ってくるまでの約2分間スコアできず。
その間セルティックスも得点はできていなかったため、差を詰めたかったシクサーズ。
ここからシクサーズはフリースローを中心にしか加点ができず、セルティックスのディフェンスに苦しみます。
セルティックスは各選手が欲しいところでシュートを沈めることができています。
特にブラウンがこの時間帯で活躍、オフェンスとディフェンス両方で存在感を見せます。
残り3分で10点差、しかしここでセルティックスにアクシデント。
ヘイワードが右足首を捻挫、足を引きずってベンチへ。
シクサーズは残り1分半で4点差、1分切って3点差まで詰めましたが、最後まで追いつけず。
109-101でセルティックスがこのまま逃げ切り、GAME1を取りますが、ヘイワードが負傷により戦線離脱が発表されました。
この試合もそうですし、シーディングゲームでの彼のプレイはセルティックス移籍前のキレのある姿を彷彿とさせていたため、非常に残念です。
試合の方は、セルティックスがテイタムが32点10リバウンドと素晴らしい活躍、ブラウンも後半の活躍で29点の活躍。
シクサーズはエンビードが26点16リバウンド、ついでリチャードソンとバークスが18点、ハリスが16点8リバウンド8アシストと続きましたが、最後セルティクスを捕まえきれませんでした。
チームスタッツで特徴的なのはターンオーバー、セルティックス7に対してシクサーズ18。
ここを減らしていくことが次の試合の課題、そしてエンビードに次ぐスコアラーの台頭が望まれるかと思います。
GAME1 スタッツ
GAME2(8/20)
GAME2:ハイライト
GAME2:レポート
スターターが両チーム変更。
シクサーズはホーフォードをシーズン通り6thマンに戻しマティース・サイブルを起用。
セルティックスは、ヘイワードが欠場のため、マーカス・スマートをスターターにしています。
シクサーズは前の試合、32点と活躍したテイタムに対して、ルーキーながら素晴らしいディフェンスを見せるサイブルをマッチアップさせる。
出だしはエンビードがギア上げてゴールを奪います。
リードを奪われるセルティックス、テイタムが決め返すも2つ目のファウルをコールされます。
テイタムに変えて、第1戦出番のなかったシェミ・オジェレイを投入。
このクオーターの序盤はシクサーズペース、フィールドゴールもだいぶ差がついた状態で10-2のラン。
シクサーズも第1戦出番のなかったハウル・ネトを起用。
互いに選手起用を変えて試合の流れを作ろうとしています。
最大で13点差、エンビードがオンファイアして15点をこのクオーターで獲得、セルティックスもブラウン、戻ってきたテイタムで得点を重ね最終、33-27。
シクサーズがしっかり修正してきています。
内容の良い第1Qを送れたシクサーズですが、第2Q、徐々にセルティックスに詰め寄られます。
21-6のランを、GAME1ではプレイタイムの少なかったエネス・カンター、そしてエーステイタムを中心に起こし逆転。
シクサーズもエンビード、リチャードソン、ミルトンと反撃しますが、徐々に離されていきます。
ここでもセルティックスはGAME1で出場していなかったロメオ・ラングフォードをコートに出しています。
スタッツに残ったり目立つわけではないですが、ちょっと選手ローテーションにもセルティックスの方が余裕が伺えます。
前半は、64-57でセルティックスが7点リードで終了、このクオーターの終盤にはリチャードソンの連続得点でシクサーズも若干復調の兆しを見せます。
第3Qの始め、セルティックスはスコア後に2-1-2のゾーンを敷いてディフェンスを変化させます。
シクサーズはゲームスタートからちょっとずつシュートが決まらなくなり、%が落ちていきます。最大15点差離れる時間もあり、結局GAME1と同じようなターンオーバーからの得点を許します。
ブラウンの派手な一発も飛び出して、ムードは一気にセルティックスが持っていきます。
エンビードが孤軍奮闘し点を返しはしますが、援護射撃がなく、点差が離れていき、残り4分にはこのクオーター最大20点差まで開いてしまいます。
シクサーズはハーフコート付近からのトラップディフェンスを仕掛けたりと策を打ってきますがセルティックスの勢いを止められず。
最終、98-75、第3クオーターはセルティックスが23点のリードをとって終わります。
第4Q、テイタムが小気味よく点を重ねそれにチームも乗っかっていく。
シクサーズはエンビードが頑張りますが、残り6分半でベンチに下げて、この試合はガベージタイムへ。
この後からは両チーム2nd、3rdユニットでこなしていき、最終、128-101、セルティックス27点の大差を着けて連勝します。
セルティックスはGAME1同様テイタムが33点5リバウンド5アシストのオールラウンドな活躍、ケンバが22点、ブラウン20点と続きます。
またロスター全員出場、ロバート・ウィリアムズ3世全員得点するなどもう盛り上がりは最高潮。
対するシクサーズはエンビードの34点10リバウンド、リチャードソン18点、ミルトン14点と続きましたが、残念な結果に。
最初の2試合を落としましたが、GAME3は切り替えていきたいところ。
ハリス、ホーフォードの奮起が必要だと思うので、そこを頑張って欲しいところです。
GAME2 スタッツ
GAME3(8/22)
GAME3:ハイライト
GAME3:レポート
76ersはスターターを再び変更、サイブルに変えてホーフォードを入れて臨みます。
序盤はセルティックスがリードを握り、9-4でリードしますが、GAME1、2共にチームを引っ張ったテイタムが開始4分でファウル2つ目。
アグレッシブにプレイを継続できるかどうか。
一度ベンチに下がり、ウィリアムズと交代します。
シクサーズはエンビードがしっかりとゴール下で存在感を出し、オフェンスリバウンドで特に活躍を見せます。
第1Qを引っ張ったのはセルティックスのケンバ。
外のシュートも高確率に沈め、ジャンパーも冷静に決めます。
互いにオフェンスが停滞気味になる時間帯がありましたが、24-18でセルティックスリードのまま第1Qの終盤へ。
シクサーズはエンビードが下がっている間、ハリスがペイント内で積極的にプレイ、オフェンスリバウンドからのシュートやファウルドローンにつなげます。
7-0のシクサーズのランで2点差に詰め寄られたセルティックス。
互いにシュートが気持ちよく決まらない我慢の展開は最終的に26-24でセルティックスリードで終了。
しかしルーズボールファウルで、テイタムが3つ目のファウルを取られて、ファウルトラブル。
これが後々どのような影響を及ぼすか。
第1クオーターのシクサーズの得点は全て、フロントコート陣のもので、ガード陣が0点となりました。
第2クオーターは、エンビードのミドルですぐに同点に追いつく。
そしてシクサーズ待望のこの試合初めてのリードを奪うことに成功します。
がセルティックスは、エネス・カンターのミドルが2本連続で決まり再逆転。
ここからリードチェンジを繰り返します。
特にエンビードが一気にチャージ。
セルティックスもスマートのバスカンで反撃。
残り6分、41-38でセルティックスが4点リード。
ジワジワとセルティックスの外のシュートが入り出して点差は少しずつ開いていってます。
シクサーズも離されまいと、リチャードソンのスリー、ホーフォードと連続で得点。
残り2分で49-46、3点を追いかけるシクサーズ、勢いが徐々に出てきました。
良い流れの時にシクサーズにミスが出てしまい、それをスマートは見逃さない。
最後はブラウンのダンクを演出し、勢いを失わせます。
シクサーズもエンビードがミドルシュートを沈めながらのバスケットカウントで加点。
最終的にはセルティックス51-49シクサーズ、GAME3勝利のため、どちらも重い展開を我慢してクロスゲームになっています。
エンビードが前半だけで22点、素晴らしい活躍です。
後半は今までもそうですが、当然エンビードにディフェンスのヘルプが早く寄って好き勝手させないよう守ります。
シュート確率は再び落ち込んでしまいますが、ファウルドローンから得たフリースローを着実に決めてシクサーズが逆転に成功。
セルティックスはすぐさまケンバが3連続得点でリードを取り戻す。
さらにケンバがビッグプレイ、エンビードからファウルを引き出しファウルが4つ目、一度ベンチに下がります。
GAME1、2はセルティックスはテイタムがチームをスコア的には引っ張っていましたが、まだ波に乗れていないテイタムに変わってケンバが大奮起。
テイタムは再びファウルを取られ、過去2試合のような成績はまだ残していません
ケンバがすでにこのクオーター10点を挙げ、セルティックスを先導する。
第3Qの終盤は互いにオープンのシュートを決めきれない時間帯がある中、セルティックスが4点をリード。
最終、76-72互いに寄れず、離れずでがっぷり四つな展開。
第4Qに入ります。
セルティックスはまだ沈黙しているテイタムにボールを集め、シクサーズもそれに対応してダブルチームで守ります。
シクサーズはミルトン、バークスの連続ペネトレイトで同点に追いつく。
しかしハードに守られている中でもテイタムがスリーをヒット。
そしてスコア後にマッチアップゾーン気味にディフェンスのシステムを変えて仕掛けてくるセルティックス。
そしてテイタムが連続得点、焦っているシクサーズの若手達に完璧に作戦がハマりました。
残り8分で8点差、まだまだ時間はありますが先手を取られてしまったシクサーズ。
セルティックスもその後にターンオーバーやファウルなどで点差を詰められる場面を作ってしまいます。
シクサーズもそこをしっかりついて、1点差まで詰める。
そして若き司令塔、ミルトンのペネトレイトでシクサーズが逆転に成功。
このシクサーズの14-2のランにセルティックスの面々も若干焦りがある様子。
セルティックスは残り3分でエンビードを身体を張って守ってたタイスがファウルアウト。
ここでシクサーズの強みが活きて、ビッグラインナップによるリバウンドやファウルドローンでフリースローで加点、というパターンに入ってきています。
エンビードのフリースローで残り2分、セルティックスに2点差を付けます。
セルティックスもここでビッグプレイ、エンビードにダブルチーム→アウトレットパスをブラウンがスティールからワンマン速攻、バスケットカウント獲得で3点プレイにし逆転。
シクサーズはエンビードがアタック、コンタクトがあったためファウルの笛が鳴るかと思いきや、ノーコール。
速攻でテイタムが持ち込み、リチャードソンがファウルで止めますが、これがテクニカルになる。
テイタムがフリースローを1/2で決めて2点差、残り1分半。
そして、セルティックスポゼッションでのオフェンス、ケンバがらしいステップバックジャンパーで加点。
残り1分、4点を追うシクサーズはリチャードソンのスリーが外れてセルツボール。
ここから追いつくまでには至らず、セルティックスがカンファレンスセミファイナル進出に王手をかけました。
勝ったセルティックスは、ケンバが24点8リバウンド4アシスト、ブラウンがそれに続き21点という活躍。
敗れたシクサーズはエンビードが30点13リバウンド、ミルトン、リチャードソンがそれぞれ17点。
チームスタッツ的には、シクサーズがリバウンドを圧倒しているのですが、ペイント内スコアはセルティックスの方が多く、シュート確率もシクサーズは下回ってしまいました。
インサイド起点でのオフェンスは、トレンド的ではないにせよ、充分効果的でGAME1、2に比べてチャンスの大きかった試合かと思います。
この結果を受けて次戦、シクサーズがどのようにしかけてくるか注目です。
GAME3 スタッツ
GAME4(8/24)
GAME4:ハイライト
GAME4:レポート
両チーム、スターターに変更はなし。
ミルトン、リチャードソンがアタックしフリースローで得点します。
GAME3ではバックコート陣の得点が最初しばらくなかったので、良い入り。
セルティックは開始30秒でタイスを下げてカンター投入。
こんなに早い交代は珍しいです。
セルティックスはブラウンが2本、ケンバ1本とスリーを決め徐々にエンジンかかってきます。
第1Q序盤は互いに集中力の高い、エナジー溢れるプレイで締まった展開になっています。
流れも自分たちのものにしたいシクサーズは2-3のゾーンディフェンスを採用、変化をつけてきます。
これが功を奏してか、シクサーズが9-0のランでリードを奪う。
セルティックスもテイタムが果敢に得点を重ねますが、さらに果敢にリムアタックを繰り返すシクサーズ。
フリースローを大量に獲得し、32-27でシクサーズが5点リードして第2Qに突入。
第1Qの終わりから約6分間フィールドゴールのなかったセルティックス、ケンバがプルアップジャンパーを決めて久々にフリースロー以外の得点。
さらにタイス、もう一度ケンバと続けてスリーを沈め一気に同点に。
その後もタイスとケンバが1本ずつスリーを決めて、逆転に成功するセルティックス。
その後リードチェンジを繰り返す展開。
このやり合いをシクサーズはエンビードがベンチに下がっている時間に行えていることが好材料に思います。
残り2分弱、ハリスのスリーでシクサーズが5点リード。
セルティックスはGAME3でファウルトラブルに陥り少しリズムが崩れたテイタムがここまであまり目立たない展開。
変わりに前半を引っ張ったのはケンバ、前半だけで20点を獲得。
シクサーズをGAME3まで引っ張ってきたエンビードは11点とまだまだ余力がありそうな展開で前半は58-57でシクサーズリード。
ハイスコアな展開になってきています。
後半のスタートも互いにリードチェンジをしながらクロスゲームになっています。
徐々にセルティックスがジワジワとリードを広げて、第3Qの残り半分で5点をリード。
この辺りから前半もそうでしたが、シクサーズ側にフラストレーションが溜まっているのかテクニカルファウルが少し増えてきています。
しかし集中力を切らさないシクサーズ、ホーフォードのバスカン、バークスのフローターで再び同点にします。
しかしここでシクサーズにひやっとする場面が。
ハリスが空中で他の選手に脚が引っかかってバランスを崩し床に顔面を強打。
しばらく起き上がれませんでしたが、少ししてから自ら立ち上がって歩いてロッカーまで行けていたので一旦は安心。
この一連の流れで勢いを失い気味のシクサーズに対して、セルティックスが猛攻、この試合最大リードの7点差になります。
そしてクロージングの時間に活躍したのがテイタム、ジャンパーを決めて9点差、そして最後はロングスリーを突き刺して12点差で第3Q終了。
テイタムもパフォーマンスを上げてきました。
第4Qもテイタムを中心にシクサーズを攻め上げるセルティックス。
勝負を決するこの時間、セルティックスはケンバ&テイタムで得点、シクサーズはエンビードが果敢にアタック。
第3Qの終わりに12-0で走られたシクサーズも7-0のランを見せ点差を詰める。
残り6分で12点差。
そして残り5分にはハリスがカムバック。
しかし流れはセルティックス、硬い守りからのトランジションで点差を離す。
残り3分、追いつくためにシクサーズはオールコートでのトラップを仕掛けてきます。
しかしプレッシャーをかけてきたディフェンスを交わしながら得点するセルティックス。
シクサーズが10点差につめ寄れたのが残り1分。
シクサーズも懸命のファウルゲームで追い上げますが、最終的には110-106、4点差でセルティックスがシリーズ勝ち抜けを決めました。
シリーズスイープを達成したセルティックス、GAME3に続いてケンバが32点と存在感を示し、それにテイタムが28点15リバウンドと続く。
シクサーズはエンビードの30点10リバウンドを筆頭に他の5人が2桁得点。
勝ってもおかしくないような個人スタッツに見えますが、チームスタッツ的にはスリーポイントの差、そしてスタッツには乗らない部分で試合の勝負ところでのセルティックスの強さが目立った試合、そしてシリーズとなりました。
GAME4 スタッツ
シリーズを振り返って
結果的にはセルティックスの4-0となりましたが、4-2くらいにはなる可能性のあったシリーズだったと思います。
シクサーズがGAME3、4とセルティックスを追い詰める場面を作れていたので、そこでエネルギーを集中できなかったのは、シモンズ不在による影響か、はたまた選手層的な部分か。
何にせよ、プレイオフとはいえ、かなり少ない人数でローテーションしていたことも影響したと思います。
ハリスもあまり当たらず、ホーフォードもインパクトを残しきれなかった中で、シェイク・ミルトンの度胸強さというか、能力はシリーズ追うごとに徐々に頭角を現していたのではないかと思います。
まだ若いガードですので、これからの成長に期待です。
シクサーズの今後の注目ポイントは、ロスターをどのようにしていくか。
シモンズ、エンビードの2枚看板を残すのか、周りのロスターはそれに応じてどのように変化させるのか。
プレイオフ終了後にブレッド・ブラウンHCの解任も発表されたため、シクサーズがどのように動いてくるのかしっかりチェックしようと思います。
一方、勝ったセルティックスは、前年や今年のシーズン同様、完成度が高いなという印象。
ヘイワードを欠いたしまった後も大崩れすることなく、ゲームプランを遂行できているのは素晴らしいと思います。
また、GAME1、2でのテイタムの活躍、そしてGAME3、4でのケンバの活躍を見ると接戦でのクロージングは問題なさそうに見えます。
少ない選手でのローテーションやインサイドへの負担など不安要素がないわけではありませんが、戦術やフィロソフィーの徹底というのがチームにもたらす強さ、そこに選手の個の力が合わさったゲームがこの次のシリーズでも見れるのを期待します。
最後までご覧頂きありがとうございました!
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