古着屋で気に入った靴が買えて大満足、どうも、ctrainerです。
この記事では、
NBA playoffs 2020 Eastern conference 1st round:ミルウォーキー・バックス×オーランド・マジック
のシリーズをレポートしていきたいと思います。
記事作成開始:8/20~9/9執筆完了
各チームの紹介記事はこちらから!!
プレビュー:ミルウォーキー・バックス(イースト・1位)
昨年同様、東のシーズンを制しトップシードとしてプレイオフに参加するバックス。
カンファレンス・ファイナルでチャンピオンとなるトロント・ラプターズに敗れたリベンジを今年は果たすことができるか。
エースのヤニス・アデトクンボは外角シュートの確率も上げてきていよいよ止められない選手になってきました。
サポートメンバーも充実し、戦術もより浸透してきたこのポストシーズン、不安要素を挙げるとするならば、マルコム・ブログドン不在によるゲーム終盤のコントロールの部分くらいかと思います。
今年はヤニスがそこまでカバーできるようになってしまうのか、注目です。
プレビュー:オーランド・マジック(イースト・8位)
こちらはシーディングゲームでワシントン・ウィザーズが早々にプレイイントーナメント出場争いから脱落したことで、プレイオフ進出は早めに決められたマジック。
33勝40敗で勝率は決して高くなく、シーディングゲームでも連敗を喫してしまったこのチーム。
そして長らく怪我による欠場を余儀なくされていた期待の若手、ジョナサン・アイザックもバブルで膝を負傷、チームの顔の一人でもあるアーロン・ゴードンも負傷と流れは決して良くない中でのプレイオフとなります。
バックスに一矢報いることができるか、注目です。
注目のマッチアップ
バックス:ブルック・ロペス
マジック:ニコラ・ブチェビッチ
センターポジションとなるこの両選手、ロペスはオーランド入りしてから今シーズン少し不調だった得意のスリーポイントの確率が上がってきています。
ブチェビッチもオールスターセンターとして、ゴードン不在の中スコアリングやリムプロテクト等々、求められる役割は非常に大きいと思われます。
このインサイドの攻防がどのように試合に影響してくるか、互いに止めることができるか注目です。
GAME1(8/19)
GAME1:ハイライト
GAME1レポート
マジックはアイザック、ゴードン不在。
序盤は互いにイーブン、シュートをしっかり決め合います。
少しずつバックスがターンオーバーを重ねて、マジックが外のシュートを落とさずにリードを取ります。
対するバックス、ジョージ・ヒルやマービン・ウィリアムズなどベテランを投入し流れを引き戻します。
マジックはリードを取っている中、2-3ゾーンを披露したりしますが、バックスも上手く崩して得点を重ねる。
第1Q終わり際、マジックがポンポンと点を重ね33-23でマジックが10点をリードして終了。
以外にもマジックが先行、ヤニスはまだちょっと大人しい感じです。
第2Qはマジックはバックスの固いディフェンスに苦しみながらもターンオーバーやミスから得点を取っていきます。
バックスはヤニスとともにちょっとリズムが掴めてない感じ。
マジックはブチェビッチが活躍、得点を欲しい時に確実に決めてマジックが最大16点リードを奪う。
バックスのクリス・ミドルトンもなかなかシュートが決められない中、第2Q中盤にヤニスが帰ってくると一気に連続得点、1桁差まで持っていきます。
その後はバックスのフリースローのミスなどもあり最終、62-52でマジックが10点をリードして前半を終了。
すでにヤニスが17点10リバウンドの活躍を見せてますかまだ、ミドルトンが乗ってきてないバックス、後半はマジックの試合の入りが悪くターンオーバー連発しそこから得点を重ね一気に1点差。
しかしここでブチェビッチが再び得点を続けて、リードは奪わせず8点差まで再度リードを広げるマジック。
その後もブチェビッチがシュートを決め続け、3Qの中盤ですでに30得点に到達。
バックスはヤニスを休ませている間、ロペス、エリック・ブレッドソーがチームを牽引しますが点差はなかなか詰められず、92-79で13点差で第4Qへ。
このクオーターは最初のポゼッションでカイル・コーバーの4点プレイですぐに9点差。
途中コーバーが出血するアクシデントもありましたが6点差まで詰めることに成功。
しかし、シックスマンのテレンス・ロス、ベンチ出場のDJ・オーガスティンのスリーが連続で決まり、追いつけない。
そこからマジックがさらに猛チャージ、一気な点差を15点差まで開けます。
第4Qはミドルトンも少しずつ復調しますし、ヤニスもポツポツと決めますが一気に追い上げるには至らず。
最終、122-110、マジックがGAME1を取りシリーズリードに成功しました。
勝利したマジックはブチェビッチが35点14リバウンド、スリーを5/8の高確率で決め貢献。
またサポートメンバーも5人が2桁得点を叩き出し、最高のスタートを切りました。
敗北したバックスは、ヤニスが31点17リバウンド、ベンチからヒルが16点、ブレッドソーが15点、ミドルトンが14点となりました。
シュート率は明らかにマジックが高く、その他ターンオーバーやリバウンドなどは割と近い数字に収束しました。
やはりゲームの入り、リードをどれだけ保つか、これは非常に重要な要素となりそうです。
GAME1 スタッツ
GAME2(8/21)
GAME2:ハイライト
GAME2レポート
序盤は互いにファーストオプション、ヤニスとブチェビッチが得点していきます。
GAME1と比べると先にバックスがリズムを失っていったイメージで、主導権がマジックに行った感じでしたが、この試合はまだまだディフェンシブか展開。
ジワジワと流れをつかみ出したのがバックス。
マジックの方がGAME1のバックスのようにシュート確率が上がってこない。
またバックスはスターター全員下げて2ndユニットを投入、バックスのマイク・ブーデンホルツァーHCはこっちの方が機能すると感じているのか、気になります。
このラインナップの時間帯をマジック攻略できず、25-13と12点の差で第2Qに入ります。
このクオーターは、GAME1そこまで目立った活躍のやかったパット・カナトンが連続でスリーをヒット。
マジックがスコアできない間に点差を広げていきます。
得点力のあるロスが積極的にジャンパーを放ちますが、なかなかネットを揺らせず。
このセーフティーリード下でバックスは余裕を持ってプレイ、シュートセレクションも堅実に見えます。
第2Qの半分を過ぎた所で23点差。
マジックはスターターに戻したて立て直しを図る。
しかしヤニスが前の試合同様前半だけでダブルダブルの手堅いかつやく。
そしてブチェビッチが10得点はしてますが、サポートメンバーのシュート率が上がってきません。
バックスは3PT%がかなり上がってきて、外が入るから中を攻められるという理想の形を作れています。
マジックは何とかファウルドローンからのフリースローで得点を重ねますが当然点差は縮まらず、前半は64-43、21点差で折り返します。
後半のスタートはブチェビッチの連続スリーから、前半の良くないイメージを捨てて切り替えられているかもしれません。
マジックが巻き返そうとする中、ベテランのウェスリー・マシューズが連続でスリー、そしてブレッドソーのテイクチャージ。
簡単に勢いには乗せさせません。
それでも第3Qの序盤マジック展開で進み、さらにタイムアウト明けには2-3のゾーンでエントリーのセットを崩したりと積極的に動く。
ジワジワと点差を詰めるマジック、12点差まで詰めてきたところですが、前半同様バックスはスターターを全て下げて2ndユニットで挑む。
ドンテ・ディビンチェンゾのスリーや、カナトンのスリーなど好調を維持し追撃を許しません。
結局は93-73、20点差とバックスがセーフティーリードを保って第4Qへ。
勝負の第4Q、マジックは控えのビッグマン、ケム・バーチの連続得点も合わせて15点差に。
良いムードになってきたときにヤニスの強烈なダンクが炸裂。
残り6分で15点差、さらに連続得点でマジックが11点差まで詰めていく。
しっかりと試合を作って逃げ切りたいバックスですが、ミドルトン、ブレッドソーとターンオーバーを出してしまう。
残り4分、マーケル・フルツのコーナースリーで1桁差まで持ってきました。
大事な局面でボールを持つのはやはりエース、バックスはヤニスが連続得点、さらにロペスのコーナースリーなども決まり再び2桁差。
トランジションで早めに得点を狙いに行くマジックですが決めきれずに逆にカウンターをくらってしまいます。
最終的には、111-96、バックスがリベンジに成功して1-1のタイになりました。
勝ったバックスはヤニスが28点20リバウンド5アシストと素晴らしい活躍。
ロペスが20点、そしてベンチから出て素晴らしい活躍をしたカナトンが15点11リバウンドとインパクトを残しました。
マジックはブチェビッチが32点10リバウンド、少しシュート確率は下がってしまいましたが、エースとしてチームを引っ張りました。
とにかくこの試合では前半のシュート確率が全く上がらず、FG35%、3PT22%となってしまいました。
後半だけで言えば、53-47と充分に勝負ができていたため、前半のスロースタートが悔やまれるところ。
シリーズはまだまだ続いていきますので、モチベーションを落とさず切り替えて試合に臨むことができるか注目したいと思います。
GAME2 スタッツ
GAME3(8/23)
GAME3:ハイライト
GAME3レポート
互いにスターター変更なし。
好調のブチェビッチのスリーから試合はスタートし、マジックの最初の7得点を全て個人で決まる。
バックスはペイントからの得点を重ね、序盤のリードを奪う。
2ndユニットが徐々に交代で入る両チーム。
バックスはミドルトンがスリー、プルアップと決めてきて、過去2戦不調だった部分を修正できるか。
GAME2でもそうでしたが、この2ndラインナップで戦っている時間がバックスがリードしがちなため、ここは我慢したいマジック。
ブチェビッチのみそのまま残り、変わらず積極的にシュートを放つがネットを揺らせず。
このクオーター終盤にバックスは最大9点をリード。
ここからバックスはターンオーバーが多発、その間にマジックはロスを中心に得点を重ね点差を縮める。
最終的には31-23、戻ってきたヤニスの得点が加わってバックスが8点をリードして2ndクオーターへ。
第2Q、GAME2でも好調だったカナトンを中心にバックスは二桁リードを保つ。
ヤニスのスティールからのダンクで最大15点差。
ここで離されて前の試合の二の舞になるわけにはいかないマジック、すぐにブチェビッチが戻ってきます。
両チームともほぼスターターのメンバーになるなか、オーガスティンが連続得点で点差を縮めにかかる。
このクオーターの中盤にはミドルトンが連続得点で2桁に載せます。
最大19点まで離れた頃にはエニスとマービン・ウィリアムズが揉めてベンチからコーチ達が止めに入る。
ここはダブルテクニカルで両成敗、二人ともに退場です。
この間バックスは10-0のラン、その後も着実に点差を広げて最大で28点差。
マジック久々の得点はやはりブチェビッチ、頼りになります。
しかしバックスディフェンスもブチェビッチには早めのダブルチーム、なんあら3人寄ってるくらいです。
最終70-43、27点の大きな差を持ってバックスがリードしたまま後半へ。
後半、マジックはエニスが退場してしまっているため、イワンドゥがコートに立ちます。
開始早々のミドルトンのスリーで30点差。
バックスも若干ではありますが、オフェンスがスローダウンしている時間があるため、そこをつきたいマジックですが、付き合ってしまい点差が縮まらない。
マジックはブチェビッチ以外の攻めるポイントが欲しいところ。
残り7分を残してブチェビッチが一度ベンチへ、直前のタイムアウトではフラストレーションが溜まっている様子が映されていたのでクールダウンか。
この間にステップアップしたいマジックメンバーですが、残り5分にブチェビッチが戻るまでは大きなインパクトは残せず。
このクオーターだけの評価で言えば、そこまで差のない状態ですが、前半の大量に奪われたリードをまくらなければいけないマジック。
第3Qに入って少しずつ外のシュートが決まり、ファストブレイクもで始めたマジック。
終盤には19点様で詰めることができましたが、戻ってきたヤニスにバスケットカウントを決められる。
22点差、さらにベテラン、カイル・コーバーのスリーも突き刺さりますが、マジックもロスの4点プレイが飛び出す。
最終99-77、バックスが22点をリードして最終クオーターへ。
マジックが最大12点差まで第4Qの序盤で詰めることができ、まだまだチャンスがあるこのクオーター。
ロスやオーガスティンが存在感を見せる活躍で、残り半分を迎える。
この間15-10とバックスを上回っているマジック、しかしバックスもここから再度エンジンがかかり、ヤニスを中心に得点。
このポスタライズダンクで35点目。
このタイミングでヤニスはベンチへ、点差も19点に戻ってしまう。
残りのクロージングもブレッドソーが中心となり、ボールコントロールしたい、スリーを沈めます。
残り3分、23点差となったところでバックスは出場機会のないメンバーがコートに入ってきます。
最終的には14点差、バックスが121-107でシリーズ連勝を飾り2-1のバックスリードとなりました。
連勝に成功したバックス、ヤニスが35点11リバウンド7アシスト、ミドルトンが17点8リバウンド6アシストと復調気味。
ロペス、ブレッドソーなども2桁得点を獲得しました。
敗れたマジックは、ブチェビッチが20点と奮わず、ベンチから出場のオーガスティンが24点、ロスが20点。
ファーストオプションのブチェビッチが決まらない中、2人目、3人目が出てきているのは明るい材料ではありますが、点差が離れたことによるオフェンスの戦術変化によるものに感じます。
試合の序盤から、ブチェビッチとオーガスティン、ロスの3人のオフェンスのバランスが整ってくるとバックスディフェンスを苦しめられるのかなと思います。
ブチェビッチの復調に期待です。
マジックはペイントでの得点に苦慮しているため、外から打って行きますがこの確率も上がってこないと勝利は難しくなってくるため、シューター陣の奮起にも期待です。
GAME3 スタッツ
GAME4(8/25)
GAME4:ハイライト
GAME4レポート
前のゲームで退場になってエニスとマービン・ウィリアムズは出場停止なしで、この試合エニスがスターターに入り今までと同じラインナップ。
マジックにとってシリーズタイに戻すために重要な試合の立ち上がり。
序盤は静かな展開、ディフェンスともに頑張っています。
開始約4分で5-0とバックスリード、ブチェビッチがシュート入らず、フルツやフォーニエがペネトレイトから崩そうとしますが、バックスのディフェンスが揺らがない。
やっとスティールからフルツのダンクが飛び出してこの試合初得点、ここから流れが変わるか。
逆にバックスもディフェンスからのトランジションでヤニスのアリウープが炸裂。
第1Q中盤はイーブンな展開。
バックスはここまであまり出場していなかったアーサン・イリヤソバがローテーション入り、早速スリーを沈めてリードを広げます。
シュートがバカスカ決まるというよりは守り合いのようなしまった展開で進んだ第1Qはヤニスのダンクで締めくくり、22-18、バックスが4点リード。
第2Q、ビハインドを背負ったマジックがディフェンスで仕掛け、ショートコーナーのところにダブルチームを仕掛けバックスオフェンスを狂わせます。
これが功を奏し、序盤に逆転に成功。
しかしバックスをすぐに修正して対応、スリーを連続で決めてリードを奪い返す。
マジックはブチェビッチ不在の時間はロスが完全にアタックモード、シュートバンバン打ってリードをまた奪う。
中盤はずっとシーソーゲーム、ワンポゼッション差で互いにつかず離れず。
しかし中身としてはマジックのディフェンスに対応し始めたバックスと、オフェンスの調子が上がってきたマジック。
過去のゲームでは、マジックのシュート確率が落ち始めたときに離されてしまうので、ディフェンスでもう一踏ん張りできるか。
また一つ気になるところはヤニスがいない時間の方がマジック点を取られているというところ。
48-41と、バックスが7点リードしたこのクオーターの終盤、そこからマジックも連続得点で1点様で詰めますが、最後にマシューズのディープスリーが決まり、58-52、バックスが6点リードで折り返します。
後半はどちらも前半から好調を維持しているマシューズ、ギャリー・クラークのスリーで互いに得点を重ねる両チーム。
バックスはヤニスのペネトレイトからのダンクで追加点。
しかしマジックもこの時間帯12-2のランで追い上げ、逆転に成功。
リードチェンジを繰り返す中で、互いにシュート確率は上がらず。
どちらが先に爆発し、引き離せるか、それともこのまま接戦でいくか。
この試合、フルツが存在感を発揮、ここでは速攻からのバスケットカウント獲得でリードを広げる。
互いにディフェンスでのファウルがかさみ、4分弱を残して両チームともボーナスに入る。
このような接戦だと、フリースロー1本1本も重要になります。
終盤には共にミドルでの得点を重ねて行き、最終84-81、バックスが3点をリードして最終クオーターへ。
第4Q、早々にコーバーのスリーが決まり6点差。
ここはちゃんとついて行きたいマジック、しかしミドルトンにもスリーを決められ9点差に。
すぐにタイムアウト、そして休んでいたブチェビッチもすぐに戻します。
しかしすぐさまミドルトン、ヤニスに連続でジャンパーを決められあっという間に13点差。
そして最後はミドルトンのスリー+バスケットカウント、この3分くらいで16点まで離れてしまいます。
さらに感覚をほぼ取り戻しているであろうミドルトンのスリーで19点差、ここまでかなり早かったなという印象です。
マジックもブチェビッチ、ロスの連続スリーで追い上げ。
第4Q中盤には再び7点差まで詰めるマジックですが、バックスも対応は抜かりない状態。
ゲームのペースをコントロールするところと、躊躇わず打つところの緩急が決まっています。
ここはブレッドソーのコントロールよりも、ジョージ・ヒルの方が安心して見られるなと感じます。
オフェンスリバウンド確保から時間をしっかり使ってのバスケットカウントなど、マジックからすれば一番やられたくない展開。
残り2分、114-102、一時の19点差から見れば詰めているほうですが、これが第3Qまではずっとワンポゼッションで競っていたと考えるとバックスの爆発力は恐ろしいものがあります。
最終的には121-106、バックスがシリーズ突破に王手をかけました。
勝利したバックスはヤニスが31点15リバウンド8アシスト、ミドルトンが21点10リバウンドと二人がきっちりと活躍。
スリーポイントもチームでしっかりと4割決めています。
一方マジックは、大黒柱のブチェビッチが31点11リバウンド7アシストとオールラウンドな活躍。
他にもロスの19点を筆頭に、4人が2桁得点とバランスよく、パーセンテージもそこまで悪くない。
ただ、とにかく第4Qの入りの部分で一気に点差を付けられたときに、流れを立ちきれなかった所、もしくはついて行けなかったところが悔やまれる1戦となりました。
決して悪い内容ではなかったので、これを次の試合でも出せるかどうか、注目です。
GAME4 スタッツ
GAME5(8/30)
GAME5:ハイライト
GAME5レポート
スターターは過去の試合と同様。
負けられないマジックが先制、ブチェビッチにボールを集めます。
前のゲーム同様、試合の立ち上がりは割と締まった展開、互いに少しずつスコアを積み上げて行きます。
中盤にかけてバックスが徐々にペイントエリアからの得点を伸ばし、7点差。
完全にスターターを下げて2ndユニットのみの構成をしているバックスの方が苦手にしているマジック、ここで点差が離れます。
またマジックはここまでスリーが決まっておらず、10点の差が離れる。
マジックの2つ目の型である、2ndユニット中心のメンバーからロスやオーガスティンが積極的にシュートを打つスタイルで臨みますが、それでも得点が伸びない。
最終的には26-21、バックス5点リードで第1Qを終えますが、流れ的にはバックスが得点以上に優勢に見える展開。
第2Q、こちらも静かな立ち上がりですが、オーガスティンが連続得点で追いつく。
ヤニスに対してダブルチーム、ときには3人が一気に寄ってヤニスを止めようとしますが、それでも止まらないヤニス。
そこにロペスのスリーも決まり、中盤で再び8点差に広がる。
マジックはこのシリーズのリーディングスコアラーのブチェビッチの得点が伸びてこないところが気になるポイント。
さらにバックスのオフェンスが止まらず、ヤニスもこのアリウープで前半だけで20点に到達。
その後は常に2桁リードを保ったままバックスが優位に試合を進め、最終的には67-50、バックスが17点をリードして前半を終了。
前半の終わりにはミドルトンの4点プレイも飛び出し、バックスのペースで後半に入ります。
この点差をひっくり返すためにも、後半の出だしから勢いを付けたいマジック。
しかし良い入りをしたのはむしろバックス、落ち着いたボールムーブで最大21点差まで広げて行きます。
特にこの試合では、ブルック・ロペスがピックプレイのダイバーとなってペイントからの得点を伸ばしています。
中盤にかけてはバックスもバンバンシュートが入るというわけでは無くなりますが、2桁差を縮めるほどのエネルギーはマジックにはなく。
フルツのコーストトゥコーストでこのクオーターの得点はリードするマジックですが、前半分をどこかで巻き返したいところ。
このクオーターの途中には、ミドルトンとロスが若干揉めてヒートアップしているところもありました。
残り3分には再びバックスが20点のリードを握る。
お互いシュート確率がそこまで上がってこない中、バックスがセーフティーリードを保ち、最後にはマジックの10-1のランなどもあり、90-79、11点をバックスがリードして最終クオーターへ。
前半の終わりよりは点差を詰めることができたマジック、2桁リードをまくることができるか注目の第4Q。
バックスもこのクオーターの立ち上がりは調子が上向きではなかったため、追いつくチャンスがありますが、マジックも決めきれず。
そんな中、マジックはオーガスティンの連続スリー、ブチェビッチのスリー、ロスのミドルで6点差に。
そしてフォーニエのスリーでついに3点差に。
前のクオーターの終わりからここまで、この24-7のランを成功させたことで射程圏内に入ってきたマジック。
バックスはヤニスが5つファールをコールされていてファウルトラブルのため、すぐにはコートに戻さず。
しかしそれでも底力を見せるバックス、このタイミングから8-0のランでバックスが再びリードを広げる。
残り6分を切って11点差、ここから約2分間、互いにシュートが決まらずそのまま4分をきる。
バックスがリードを2桁リードを保ったまま、試合時間は残り1分半。
マジックは残り1分弱からファウルゲームに入ります。
バックスは着実にフリースローを沈め逃げ切り、最終スコアは118-104、バックスがカンファレンスセミファイナルに進出です。
シリーズ突破を決めた試合となったこのGAME5、バックスは、ヤニスが28点17リバウンド、この試合はファウルトラブルでベンチに座る時間が長かったですがそれでもこのスタッツ。
そしてミドルトンが21点10リバウンド、その他2桁得点が4人とバランスの良い攻撃。
敗れたマジックは、このシリーズを引っ張ったブチェビッチが22点15リバウンド、そして4人が2桁得点。
シリーズを振り返って
バックスは初戦を落としたあとは、4連勝と盤石な試合内容でした。
特に調子を落としていたミドルトンがこのシリーズの中で復調して行ったことは次のラウンドにも期待が持てます。
ヤニスの活躍は相変わらずでしたが、マジックに取ってはその対策をしっかりしていたため、以外とヤニスがトップからペネトレイトしない時の方がボール回ったり絞りきれずに失点していたので、ヤニスを長く引っ張ることは得策では内容な気がします。
敗れたマジックはブチェビッチのシリーズを通じての活躍は良かったですが、ゲーム展開的に勝ったGAME1以外は、どうしても途中で点差を大きくつけられ、それに追いつけずに終わって行った印象。
そういったゲーム展開をしっかりとコントロールできるガードの存在が来季必要になるかもしれません。
フルツや、フォーニエ、オーガスティンはそれぞれの特徴があって良いと思いますが、スローダウンさせるためにボールを預けられるガードがいると良いなと感じました。
またアイザックやゴードンがいる状態で、フロントコートのより充実したスタイルの中でどうオフェンスを展開させるのか注目です。
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