ピックアップラプターズ #020〜week17を振り返る〜




R.I.P

この記事は、毎年ランダムに選んだチームを1年間追いかけ、NBAをよりマルチな形で楽しもうと思っている男が、個人的に思ったことをレポートしていきます

本日のレポート内容

TORのweek17を振り返る

結果

GAME56 vs SAS 〇 112-98 25-30

試合はまずどちらもターンオーバーが多くロースコアな展開。

接戦のまま中盤へ、SASが少し点差を離しかけますがTORがしっかりと追随、シアカムがオフェンスを牽引してリードを奪い返す。

5点リードで終盤へ、SASの2ndユニットに対してディフェンスが機能しリードを広げる展開。

シアカムがシュートノーミスでドンドン得点を伸ばし個人で早くも18点をマーク。

バンブリートもキレのあるドライブでバスカンを奪い、最終34-24で10点リードして次のクォーターへ。

第2Qはフリン、バントンとプレイタイムを与え、ゾーンディフェンスを敷きますが、序盤はSASペースで追い上げをくらう。

5点リードで中盤へ、得点ペースは落ちてしまいましたが、ディフェンスの強度を落とさずにリードを何とか保つTOR。

我慢の時間が長くなり、SASについに追いつかれたところでTORタイムアウト。

TORはコロコがここで起用され、一時逆転を許しますがすぐにバーンズの連続得点で奪い返し、リードチェンジしながら終盤へ。

SASはこの時間帯パートルが起点となり追い上げ、自らのフックにポストからアシストを通し、良い活躍を見せます。

接戦のまま最終57-54でTOR3点リードで後半へ。

第3QはジワジワとTORがリードを広げ2桁リードに成功、そして前半よりも早めにゾーンディフェンスを仕掛け主導権を奪いにかかります。

中盤に入り、スリーの確率も上がってくるTOR、ペイントでも効果的にファウルを引き出しフリースローで得点を伸ばす。

18点リードで終盤へ、ルーズボールへのダイブ、オフェンスリバウンドとハッスルプレイで流れを引き寄せるTOR。

最終88-75でTORらしいバスケットを展開し、13点リードで最終クォーターへ。

第4QはSASの追い上げをくらってスタート、どちらもペイントからの得点を伸ばしていく展開。

中盤に入り、SASはかなりケルドンのフィニッシュが多くなり、パートルもゴール下で活躍、しかしTORがスリーを良いところで沈め、追い上げの勢いを削ぐ。

ブーシェイが得点を伸ばし、12点リードで終盤へ、ここからTORは得点が伸び悩みますがディフェンスで我慢。

そしてシアカムが要所でキッチリと得点し、最後はSASのプレスを冷静に対処。

最終112-98で勝利しました。

BOXスコア

GAME57 vs UTA × 122-116 26-30

TORはアヌノビーの欠場が続き、アチウワがスターター。

UTAはラスがまだ合流せず、セクストンがスターター、さらにルーキーのアバジも入ってきています。

序盤はイーブンな展開、アチウワのポスタライズダンクで勢いに乗るTOR、それをセクストンがオフェンスを牽引するUTAが追いかける展開。

シアカムの連続得点でさらにリードを広げて中盤へ、バンブリートのスリーも連続で決まり一気に2桁リードに成功。

ボールシェア上手いこと言っているTORが得点を伸ばし、UTAがそれにくらいつく形で試合が進行。

そして残り5分にパートルが出場、TORがリードを保ったまま終盤へ。

シアカムとのピック&ロールでバスカンを獲得するパートル、TORは2桁リードに成功。

細かな決まり事やディフェンスでのルールなどはまだ恐らく共有し切れていないと思うので、徐々に馴染んでいったら良いなと思います。

試合は最終34-28でTORが6点リードして次のクオーターへ。

第2Qも引き続きシアカムがTORオフェンスを引っ張り、UTAはペイントをガチガチに固めてきます。

フリンのスティールからブーシェイが強烈なダンクを決めたりと、派手なプレイが多いここまでの試合、対するUTAはトランジションから着実にペイントで得点を挙げていきます。

サドヤンが入ることでそれなりにトランジションのスムースさや、ボール回しが良い印象はありますが、UTAはコンセプトをブラさずペイントでの攻防を頑張ってきます。

終盤に入りUTAが少しずつ追い上げはじめ6点差に、TORも主導権を渡さぬよう、ディフェンスの強度を今一度高めて対抗。

しかしUTAが終わり際に9-0のランを見せ肉薄、UTAが少しずつペースを掴み最終61-58でTORが3点リードして後半へ。

第3Qはイーブンな展開、どちらもディフェンスが機能せずに得点のペースが高い序盤。

TORが5点リードして中盤へ、この均衡をどちらが先に崩すか、もしくは崩れていくかという状態。

先に仕掛けたのはTORの方で、ゾーンディフェンスをまた使っていきますが、これはUTAが上手く攻略し流れは変わらず。

再び投入されたパートルが攻守で存在感を示し、終盤に入るところで11点リード、UTAはこの時間にターンオーバーが目立ち始め勢いを失う。

最終96-83でTOR13点リードで最終クォーターへ。

第4QはまずUTAが1桁差に詰めてスタート、TORはファウルがかさみ残り9分残った状態でボーナスを与えてしまう。

しかしUTAも若さが出てしまい、ターンオーバーから失点をし、TOR11点リードに戻して中盤へ。

互いに数分間停滞しますが、トレントがスティールからダンクに繋ぎ、頼れるところを見せます。

さらにシアカムがミドルジャンパーを連続ヒット、着実にリードを維持して終盤へ入っていきます。

UTAも決して諦めることなく、残り4分を切って6点差に押し上げる。

タイムアウトを挟んだ後もオリニクのスリー、セクストンのバスカンとこのタイミングでステップアップせるUTA、14-1のランを見せ同点にして残り2分半。

次のポゼッションでマルカネンのバスカンでUTAが逆転、TORは追い上げをくらってリズムに乗れていない状況。

逆に勢いに任せてUTAが得点を重ね、TORは追いかけるものの思い通りに得点が伸びず、3点ビハインドで残り30秒。

UTAポゼッションから再開、時間を使って最後はセクストンがフリースローを獲得し1本成功。

TORは残り11秒で4点ビハインド、デザインしたプレイでバンブリートにスリーを打たせますが決まらず。

結局ファウルゲームで追いつくことができず、最終122-116で逆転負けとなってしまいました。

BOXスコア

GAME58 vs DET 〇 119-118 26-31

TORはトレントが欠場となりパートルがスターター。

そしてナースHC不在により、グリフィンACが指揮をとるこの試合。

まずはテンポ良く得点を伸ばすTOR、DETはスチュワートがスリーを続けて沈めて応戦。

パートルもうまいことオフェンスに絡み、バンブリートのスリーが3本目、スターターオールスコアと好調なTORオフェンス。

9点リードで中盤へ、TORはパートル、サドヤン、ブーシェイ、シアカムとビッグマンを並べる。

終盤にはタレントの欠場でフリンにローテーションが回り出場、TORはバンブリートが得点を伸ばし、DETはバークスが個人技でスコアを積み重ねる。

終わり際は点の取り合いになり、最終31-29でTOR2点リードで次のクォーターへ。

第2Qは前の時間帯を引き継ぎ接戦でスタート、TORがリードを広げ、DETがすぐ追いつく展開。

中盤に入りバントンが起用されるTOR、DETはルーズボール争いでデューレンが足首を捻挫し一度ベンチへ。

終盤に入ってもワンポゼッション前後の差は変わらず、何とか逆転だけは許さないTORでしたが、残り3分を切った所でリードを奪われる。

前半の終わり際に何とかリードを奪い返し53-52で1点リードして後半へ。

第3Qは序盤リードチェンジを繰り返し、両者相手のディフェンスをかわしながら得点を重ねる。

バンブリート&パートルのコンビで得点を伸ばし、6点リードで中盤へ、シアカムのスリーも決まり10-0のランで主導権を握るTOR。

ジワジワとリードを広げる10点差にしますが、終盤はDETが追い上げを開始。

TORはブーシェイのスティール→コーストトゥコースト→ユーロステップからのバスカンと素晴らしいプレイを披露し、その勢いでまたリードを広げる。

最終84-77でTORが7点リードして最終クォーターへ。

第4Qはシアカムがトランジションを牽引しスコアをメイク、ファンブルしたボールも上手いことアシストに繋がり運も味方に。

その後もシアカムが中心となり2桁リードを維持して中盤へ、DETはボグダノビッチやディアロの得点で応戦しますが波に乗れず。

11点リードで終盤へ、残り2分半でパートルは退場となってしまいますが、スクリーンアシストにブロックにと持ち味を発揮してくれました。

DETがジワジワ点差を詰めてきますが、バンブリート、シアカムの2人がしっかりと継続してスコアを伸ばしリードを保つ。

終わり際に3点差まで詰められてしまい、危なっかしいクロージングになりましたが、最終119-118で勝利しました。

BOXスコア

所感

トレードでパートルがやってきました

SASからトレードで加入したヤコブ・パートル、元TOR出身の選手が2018年のカワイ・レナードとのトレードで移籍して以来、舞い戻ってきた形に。

TORに以前在籍していたときから大幅に出場時間、スタッツを増やしてTORの補強ポイントの一つであったインサイドの要としてこれから活躍することを楽しみにしています。

ニック・ナースHC体制になったタイミングでSASへ行ったため、戦術的なフィットの部分が気になるところ。

そして放出されてしまったのがバーチ、インサイドの一人として欠場者が多かった時期にはスポットで出場し、身体を張ってプレイしていました。

カナダ出身のため、母国から離れるのは辛いかもしれませんが、彼の今後のキャリアが良き方向に進んでいくことを期待したいと思います。

噂されていた解体はされず

KDのPHX移籍により、デッドライン直前にアヌノビーの噂がかなり聞こえてきましたが結果、バンブリート、シアカム、トレントといった下手すれば一気に解体という事態は免れました。

実際はどこまで話が進んでいたかは分かりませんが、結果的にメンツを残し、むしろ補強をすることができたため、ここからさらに勝ち星を挙げていって欲しいと思います。

バイアウト関連の出入りはそこまで発生しなさそうかなと思うので、あとはGリーグなど含めた10日間契約などの動向を気にしておこうと思います。

シアカムが繰り上がりでオールスターに選出

2回目の選出となったシアカム、今季は出場時間もリーグ最多、そして得点やアシストでキャリアハイを残すなど、昨シーズンオールNBA3rdチームに選ばれた時よりも成績を残しているため、納得の選出です。

身体に負担のかからない程度に楽しんできて貰えたらと思います。

https://twitter.com/Raptors/status/1624111429094715393

スケジュール:week18~19

2/14:GAME59 vs ORL

~オールスターブレイク~

2/23:GAME60 vs NOP

2/25:GAME61 @ DET

2/26:GAME62 @ CLE

結局オールスターブレイク前に5割復帰はならず。

さらにコンディションを上げ、ケミストリーが構築されていくためにも、このオールスターブレイクで一休みして、また翌週から調子を上げていって欲しいです。

最後に

Hi-STANDARDのドラム、恒岡 章氏が亡くなったとの情報が入り、著名人の訃報がメンタルに響くようになってきたここ数年。

人生辛いなと感じる瞬間やタイミングで元気づけられた、私の青春時代を支えてくれたバンドでした。

どうか安らかにお休みください。

最後まで読んで頂きありがとうございました!!

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