#03 MILのweek1を振り返る




途中でもちょっとだけ触れていますが、今週のFantasy NBAの報告。

対戦相手のATL、ヤングがブロックさえしなければギリギリ勝利という際どい状況でGAME2は観戦していました。

どうも、今年は2つのリーグでの優勝を目指しております、ctrainerです。

この活動を通じて、こまめにスタッツや選手、チームの動きを察知していけるようにしたいです。

この記事は、毎年ランダムに選んだチームを1年間追いかけ、NBAをよりマルチな形で楽しもうと思っている男が、個人的に思ったことをレポートしていきます

本日のレポート内容

MILのweek1を振り返る

試合結果

GAME1 vs PHI 118-117 〇 1-0

<スターター>

ヤニス、ミドルトン、ロペス、リラード、ビーズリー

欠場:なし

PHI

タッカー、ハリス、エンビード、マキシー、メルトン

欠場:ハーデン

<ゲームレポート>

ハーデン不在で騒がれるPHIをホームに迎えて開幕戦スタート。

ヤニスとリラードのピック&ロールでファーストバスケット、その後も自ら加点し、アシストしオフェンスを牽引。

中盤に入り選手交代、まずはクラウダーがヤニスと変わってコートイン、続いてミドルトンに変えてカナトン、ロペスからポーティスに変え起用。

PHIも新加入組を続けて投入、ウーブレの連続得点を筆頭にジワジワ点差を詰める。

MILは良いボールムーブを見せ2桁リードに成功する時間もありながら終盤へ。

リラード→ペインの交代と共にヤニスも戻り、デプスが結構厚いなと実感するここまでのMIL。

ショットクロックが全然残っていてもシュートまで持っていくポゼッションが多く、意図的にペースアップを狙っているかも。

最終30-23で7点リードして次のクオーターへ、PHIはここでようやくエンビードがベンチでお休み。

MILは序盤にボーチャンプが入りミドルトンもコートへ、そしてリラードもすぐに戻しBIG3が揃う。

PHIがマキシーを1stオプションにし始めたところで点差が詰まっていきましたが、MILがゴール下の攻防、そしてFTを決めていくことでまたリードを広げる。

リラードの4PTプレイも飛び出し、中盤は再び2桁リードに広げて試合を優位に進めていく。

MILがリラードの活躍で16-4のラン、ボーチャンプもトランジションで2本シュートを決めて良い動きを見せます。

最大で19点差をつけて終盤へ、ここからPHIが連続でスリーを決めてきて追い上げ、ヤニスが攻守で精細を欠きましたが、リラードが前半だけで21点をマークし63-54で後半へ。

第3Qはスターターに戻す両チーム、序盤はPHIがテンポ良く得点を重ね、MILは何とかリードを保つ状態。

点の取り合いになるこの時間帯、ヤニスとエンビードが互いにやり合い、どっちもヒートアップしてレフェリーに絡み出す。

チームとして流れに乗り始めたMIL、ディフェンスでもスティール、ブロック良いところで出て点差を少しずつ離していく。

10点リードで終盤に入っていきましたが、PHIのスリーがチームとして高確率で決まり始め一気にワンポゼッション差。

最終88-85で3点リードのまま最終クオーター突入。

序盤にタッカーが5つ目のファウルを取られ、ナースHCがコーチチャレンジを取りこれが成功、今季から成功した場合はもう一回コールできるようになるので、ナースは素晴らしい判断で上手くチャレンジ使いました。

接戦のまま中盤へ、リードを保ち続けていたMILですがついに逆転を許したまらずタイムアウト。

ATOもスティールからワンマン速攻をくらい6点ビハインド、オフェンスもチグハグな動きになってしまい8点ビハインド。

何とかロペス、クラウダーの連続スリーですぐにワンポゼッション差に戻すことに成功、試合はクラッチタイムに入っていきます。

MILはグリフィンHCが仕掛け、ATOでのワンポイントでゾーンディフェンス、そしてヤニスのフローターで同点に追いつくことに成功。

ここでリラード、ヤニスの二人のオフェンス力が際立ち、特にリラードがFTをノーミスで決め続け点差を再度開く。

グリフィンHCもコーチチャレンジを成功させ、次のポゼッションではリラードがバスカンを獲得。

移籍後一発目の試合でデイムタイムが発動、残り2分半で9点リードに成功。

PHIはマキシーのスリー、エンビードの連続ジャンパーで応戦し、また2点差に迫りますが、リラードのステップバックスリー、そしてヤニスがマキシーをブロック。

5点リードして残り1分を切り、ハリスのスリーで2点差、PHIもしぶとく追随してきますが、リラードがしっかりFTを2本成功させて4点リード。

ラストポゼッションはPHIが何度かシュートを放ちますが決めきれず、最終118-117でMILが接戦をモノにしました。

<所感>

開幕戦からデイムタイムをお披露目し39点、FT17本ノーミスの鮮烈なデビューを果たしたリラード。

ヤニスが若干精細を欠く時間があったり、ミドルトンはフル稼働できない中でリラードが入ったことでの恩恵が良く分かる試合内容となりました。

課題はディフェンスの連携の部分であったり、ターンオーバーがバタバタ続いたり、テンポを上げようとして無理なシュートになったりとありましたが、シーズンを戦っていく中で改善していけたら良いかと思います。

ミドルトンのプレイタイムが制限されている間、おそらく出場時間が増えそうなのがボーチャンプ。

彼がしっかりとプレイタイムを獲得できればクラウダー、ビーズリーに頼らないで済むようになるため、今シーズンいきなり重要なアピールポイントが周ってきているので、活躍を期待したいです。

<その他気になったこと>

  • MILのペース、昨年と比べて最初の数試合でどうなっていくか。この試合では意図的に早いタイミングでシュートまで持っていっていた印象。
  • 第3Qの序盤にPHIに点差を詰められた時に、MILも点の取り合いで応戦しディフェンスはイマイチな状態でした。ここを今季のスタイルとして、ディフェンスを高めていくのか、オフェンシブに戦っていくのか、経過を見ていきたいと思います。
  • PHIのエンビード、ちょっと集中力を欠いている様なシーンがあり、安易なターンオーバーが大事なシーンで出てしまったのはちょっと残念。チームの状況が状況なだけにまだ不安定な感じが続いてしまうかもしれませんが、昨季のMVPがどこまでチームを引っ張ることができるか。
  • PHIの新加入組、特にウーブレが素晴らしい活躍、ベテラン組もべバリー、ダニグリと良い補強できたっぽいので、ハーデンをそこまで強くは引き止めなくても良いのかもと思ってきました。
  • タイムアウト中の選手同士のイヤホンガンガンゲーム、おもろかった
  • MILのグリフィンHCは2019年にアシスタントコーチとして、対戦相手のニック・ナースHCとともにTORで優勝を経験、いわば師弟対決となったこの試合はグリフィンに軍配が上がりました。
  • 第4Qの序盤にタッカーが5つ目のファウルを取られ、ナースHCがコーチチャレンジを取りこれが成功、今季から成功した場合はもう一回コールできるようになるので、ナースは素晴らしい判断で上手くチャレンジ使いました。その後グリフィンもきっちりチャレンジ成功させました。

GAME2 vs ATL 110-127 × 1-1

<スターター>

ヤニス、クラウダー、ロペス、リラード、ビーズリー

欠場:ミドルトン

ATL

ハンター、ジョンソン、カペラ、ヤング、マレー

欠場:マシューズ

<ゲームレポート>

ミドルトンが休みのMIL、スターターにはクラウダーがイン。

立ち上がりターンオーバーが続き劣勢のMIL、ATLのピックプレイに対してオープン作り過ぎて早々にタイムアウト。

スリーの確率も上がらずロースコアなまま中盤へ、ヤニスに代わりカナトンがイン。

トランジションでの失点も抑えられず、2桁ビハインドで終盤へ、ここでロペスに変えてポーティスがイン。

ディフェンスが緩いMIL、このクォーター2回目のタイムアウトを取得。

ボーチャンプ、ペイン、そしてヤニスが戻りオフェンスのリズムは取り戻しつつあるMIL。

ヤングに対してボーチャンプがマッチアップし良い流れを引き込みそうでしたが、早々に2つファウル取られる。

オフェンスではポーティスが繋ぎ、点差を縮めていくMILでしたが終わり際にボーチャンプが3つ目のファウルを取られる。

最終31-25で6点ビハインドで次のクォーターへ。

第2Qはペインも早々に3つ目のファウルを取られて苦しい状況のMIL。

何とか得点を抑え、ポーティスが好調を維持し、ワンポゼッション差に迫ったところでATLがタイムアウト。

ATOにリラードが戻ったことでATLもマレーを戻し、この中盤にまた2桁ビハインドを背負わされるMIL。

開幕戦に比べてここまでリラードがピリッとせずターンオーバーが連発、ATLは良いボールムーブとスリーの確率でジワジワと点差を離す。

MILはスターターに戻し、15点リードのATLもスターターに。

ATLのディフェンスがヤニス、リラードに引っ張られ崩すことはできますがシュートは決まらず、何とかロペスが得点を繋ぐ形で得点はイマイチ伸びずに終盤へ。

MILはリラードとペインを並べて改善を図りますがそれも状況を打破するには至らず、最終68-47で21点ビハインドで後半へ。

第3Qは良い入りを見せ、相手のターンオーバーから連続得点、ビーズリーがディフェンスで存在感を示します。

ジョンソンが4つ目のファウルでベンチへ、このまま勢いに乗りたいところでしたがここでハンターの活躍を許し、また20点差以上つけられる。

中盤もズルズル離され、ヤニスもリラードもあまり判断の良くないタフショットが増えてしまっている状況。

早めに相手のファウルが溜まってボーナスに入れているのが好材料、さらにビーズリーがオフェンスでも連続でスリーを決めて奮起。

ようやくリラードらしいプルアップスリーが決まってこの試合ファーストスコアを挙げたのが終盤。

最終101-80で21点ビハインドで最終クォーターへ。

第4Qは頭からAJJを起用し流れを変えにかかるMIL、ヤニスがPG役となりAJJはヤングとマッチアップ。

良さそうな雰囲気はありましたがそれをボクダノビッチの連続得点で打ち破られ、さらにゾーンディフェンスも試しますがヤングがここでキッチリスリーを決めてくる。

リラードを戻して中盤に入りますがATLの積極的なプレイの前に30点ビハインド。

ここでヤニスは下がり代わりにタナシスがイン、その後出ていなかったロロ、グリーン、タイタイが入ってきて3rdユニットに移行。

ATLも同様に徐々にメンバーを変えそのまま試合は進行、最終127-110でMILは敗退となり開幕連勝スタートとはなりませんでした。

<所感>

前半の出来がイマイチでATLのオフェンスを止められず、さらに自分たちのオフェンスもチグハグになってしまい、最大で31点差をつけられ敗退。

ATLにトランジションで多く加点され、自分たちは速攻を上手くクリエイトできず。

ミドルトン不在の影響もあったと思いますが、こういったタイミングでステップアップできる人材がベンチから出てきて欲しいところ。

個人的にはボーチャンプがディフェンスでヤングを止めて、さらにスポットでスリーを何本か決められれば最高な展開、ファウルがかさんで出場時間制限されてしまったのが残念なところ。

ATLがスターター5人に加え、ベンチから3人が2桁得点をし、素晴らしい試合をみせました。

<その他気になったこと>

  • チームとしての完成度は主要メンバーがほぼ昨季と変わってないATLに上回られ、MILはディフェンスでのローテーションが噛み合わずコミュニケーション不足が露呈。その後の施策も後手に周ってしまい、対人でディフェンスできそうな選手は多いけど失点を止められない展開になってしまいました。この辺りはこれから向上していくことを期待。
  • AJJ、グリーンは未来を感じさせるところ見受けられたので、チーム内での序列を上げて出場時間獲得することができるか、シーズン通じて見守っていきたいです。
  • ジョンコリの代わりに今季スターターに入るジョンソン、身体能力も良く、スリーも高確率で沈めていたため、この試合を見る限りは彼の存在があるからジョンコリ放出に舵を切れたと納得のいく活躍でした。
  • グリフィンHCの息子、AJ・グリフィンが所属する相手のATL、昨季TORでアシスタントコーチをしていた時には劇的な逆転シュートを決められ複雑な思いをしたと思われます。この試合は後半の点差が離れている時間の出場だったのでホッとしたかも。
  • このタイミングで見たFantasy NBA、色々あってSGAが怪我して途中から欠場してしまったのかと思うくらいのパフォーマンス、DEN強い。そして対戦相手のトレイ・ヤングがブロックをしなければギリ勝てるという謎の状況で観戦してました。

GAME3 vs MIA 122-114 〇 2-1

<スターター>

ヤニス、ミドルトン、ロペス、リラード、ビーズリー

欠場:ボーチャンプ

ATL

ラブ、ジミー、トマブラ、ラウリー、ヒーロー

欠場:アデバヨ、ケイレブ、ハイスミス

<ゲームレポート>

バックトゥバックを戦うMIL、この試合はミドルトンが復帰。

序盤はイーブンな展開、ヤニスが得点を伸ばし一人で10点を早速稼ぐ。

MIAがゾーンディフェンスにしてきたタイミングでリラードがスリーをヒット、良い入りを見せました。

中盤に差し掛かったところでヤニス→クラウダーへ交代、続いてミドルトン→カナトンと代わり、リラードが引っ張る時間帯。

MIAはリラードの所がミスマッチになるようターゲットにしてきている印象、MILはヘルプディフェンスで対応しますが、ジミーがそのズレを逃さずに加点。

そして終盤に入るところでポーティス、ボーチャンプがお休みしていることもあってか、かなり早いタイミングでグリーンにチャンスが周ってきます。

ポーティスがトランジションにおいてプッシュし勢いを注入、MILはリラードを下げてペインを投入、ちょっとしてからヤニスが戻ってきます。

ほぼイーブンな状態で進んでいた試合、最終28-26でMILが2点リードで次のクオーターへ。

第2Qも最初のMIAゾーンをペインのスリー、さらにポーティスが連続スティールを見せベンチメンバーがエナジーを見せる出足。

ボビーコールが巻き起こる序盤、この勢いがチームに伝播し2桁リードに成功。

中盤からはミドルトン、リラードを中心としたラインナップ、MIAもスターターが戻り食い下がりますが、リラードからの良いアシスト、ボールムーブが見られるこの時間帯。

終盤はMIAがヒーローを中心に反撃し始め点差を詰められますが、この試合はオフェンスで良い流れを継続することができ、最終62-52で10点リードで後半へ。

第3Qはイーブンな展開でスタートしましたが、リラードが純正PGっぽい動きを見せジワジワと点差を広げることに成功。

中盤に入りヤニスも得点を伸ばし始めて20点リード、MIAも黙っておらずスリーで対抗してきます。

ヒーローが1stオプションになっているこの時間帯、躊躇なく思い切り放つシュートが良く決まる。

終盤もリラードのところから崩れたMIAディフェンスに対してしっかりノーマークを探してシュート打てているMIL、そこにさらにリラードがタフショットを決めて点差を再度開いていく。

最終97-73で24点リードして最終クォーターへ。

第4Qはまたグリーンが投入されますがシュートチャンスを活かせず、しかしヤニスが得点を伸ばしリードを保つ。

MIAはハケスが存在感を見せて連続得点、ヒーロー以外2ndユニットですが良い流れを生みそうな気配。

ダンロビもスリーを決めてジワジワ点差を詰めてくる中盤、最大で9点差まで押し込まれ、MIL的にはしっかりクロージングしたいところ。

慌ててメインローテのメンツに戻すMIL、流石にここからはリラード、ヤニスがオフェンスでは存在感を見せますが、MIAのスリーを止められていない課題をゆくゆくはちゃんと解消したいと思わされる終盤。

ヤニスの強烈なトランジションでのブロックで会場は湧きますが残り1分半で6点差、ヤニスのバスカン、アシストによって何とか主導権を保つ。

最後もバタついて一瞬ヒヤッとさせられましたが、最終122-114で勝利しました。

<所感>

リラードがバウンスバックし、ヤニスも変わらずの活躍を見せ、何とかスターパワーで勝てた感じの試合。

終わり方がヒヤヒヤする内容で、チームとしての成熟度はMIAに劣ってしまった印象。

ヒーロー、ダンロビの2人をキッチリ止める術をこれから作っていきたいですが、オフェンスは良いボールムーブも増え、ベンチからの得点も伸び、何とかバックトゥバックを連敗しなかったということで、次に切り替えて頑張って貰いたいです。

<その他気になったこと>

  • リラードがスイッチで引っ張り出されてミスマッチを突かれるあのパターン、そして最終クォーターで41点取られるディフェンス、まだまだ守備面で構築していかなくてはいけないことが多そう。
  • ヤニスとのマッチアップする時間が長かったロビンソン、オフェンスは良い動き見せてましたがヤニスを止めるのはそう簡単にはいきませんでした。しかしボディフレーム的には今後期待できそうな感じ。
  • 純正PGっぽい動きでリラードがターンオーバーを抑えて安定感のある活躍を見せたこの試合、仮説としては相手がバムのいない、新加入組も多くまだ成熟していないMIAなので、やっぱりリラードにこじ開けて欲しい瞬間も出てくると予想されるため、このしっかりPGやるリラードと、デイムタイムで試合を支配するリラードが上手く出されたら良いなと思いました。
  • ハロウィンに合わせ、ハルクの格好で会場入りしたヤニス、似合い過ぎ

スケジュール:week2

11/2:GAME4 @ TOR

11/4:GAME5 vs NYK

11/7:GAME6 @ BKN

イーストとの試合が続くMIL、まだまだチームとして組み立てて行かなければ行けないことが多そうなので、着実にステップアップしていって貰いたいです。

最後に

ハロウィンヤニス。

https://twitter.com/NBA/status/1719197325111746856

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最近の投稿はこんな感じ

過去のシリーズはこちらから

2020-2021

イースト:アトランタ・ホークス

ウエスト:メンフィス・グリズリーズ

2021-2022

イースト:シカゴ・ブルズ

ウエスト:ダラス・マーベリックス

2022-2023

イースト:トロント・ラプターズ

ウエスト:ミネソタ・ティンバーウルブズ