このシリーズを始めたとき、まさかここまで追いかけることができるとは思いませんでした。
どうも、縁あって素晴らしいシーズンを送れています、ctrainerです。
ほぼネタバレではありますが、このご縁に運命を感じています。
この記事では
プレイオフ2021 conference semi final <EAST> アトランタ・ホークス×フィラデルフィア・76ers GAME7
をレポートしていきます。
試合結果
ハイライト
スタッツ
https://www.espn.com/nba/game/_/gameId/401332958
ホークス
<個人>
トレイ・ヤング 21点 10アシスト
ジョン・コリンズ 14点 16リバウンド
クリント・カペラ 13点 6リバウンド
ケビン・ハーター 27点 7リバウンド 3アシスト
ダニーロ・ガリナーリ(ベンチ出場) 17点 5リバウンド
<チーム>
3PT 7/27 25.9%
リバウンド 44(オフェンス6/ディフェンス38)
アシスト 22
スティール 9
ターンオーバー 10
ターンオーバーからの得点 15
ペイント内得点 36
76ers
<個人>
ジョエル・エンビード 31点 11リバウンド
ベン・シモンズ 5点 8リバウンド 13アシスト
トバイアス・ハリス 24点 14リバウンド 4アシスト 2スティール
セス・カリー 16点
<チーム>
3PT 9/28 32.1%
リバウンド 48(オフェンス7/ディフェンス41)
アシスト 26
ターンオーバー 17
ファストブレイクポイント 23
ペイント内得点 42
スターター
ホークス
トレイ・ヤング
ボグダン・ボグダノビッチ
ジョン・コリンズ
クリント・カペラ
ケビン・ハーター
76ers
トバイアス・ハリス
ジョエル・エンビード
フルカン・コルクマズ
ベン・シモンズ
セス・カリー
インジャリー
ホークス
ディアンドレ・ハンター:アウト
キャム・レディッシュ:アウト
ブランドン・グッドウィン:アウト
76ers
ダニー・グリーン:アウト
ゲームレポート
運命のGAME7、まずアウェイのホークスはボグダノビッチが膝、ヤングが肩の怪我でステータスがアベイラブルになってはいますが、二人ともスターターに名を連ねます。
シクサーズも前の試合と同じラインナップ、ホームの声援を受けて接戦続きの今回のシリーズ、どんなフィナーレを迎えるか。
まずはコリンズのショートフックで先制するホークス、シクサーズはエンビードのジャンパーで加点してスタート。
続いてハーターのスリー、プルアップジャンパーと連続得点、エンビードのフリースローをスコアが動いていきます。
シクサーズはエンビードがノリノリ、さらにもう一本ジャンパー、そしてスイッチしてヤングにマッチアップした時には会場大盛り上がり、エアボールを誘発し、気合が入った動きを見せます。
残り7分で11-11と同点、ホークスはハーターが好調で得点を重ね、シクサーズはハリスやカリーの得点も出始めました。
残り5分半でタイムアウト、明けにホークスはガリナーリ、シクサーズはマクシーが投入されます。
大きく点差がつかないまま終盤に差し掛かり、残り4分半にシクサーズはハワード、ヒルが入ります。
残り3分にホークスはオコング、ルーが入り、シクサーズはサイブルを投入。
リードチェンジを繰り返しながら試合は進み、シクサーズが終盤にエンビードを戻してきたことで優位に試合を進める。
ヤングはフリースローのみでの得点となり、カペラは2つ目のファウルを取られる苦しい展開で第1Q終了。
最終28-25、ホームのシクサーズが3点リードで次のクオーターへ。
第2Qはホークスはヒルを投入、ガロのスリーで逆転に成功する序盤。
シクサーズは早い段階でほぼスターターが戻ってきますが、ホークスはハーターのみで他は2ndユニット。
シクサーズのターンオーバーに助けられリードを広げることに成功するホークス、残り9分で5点リード。
8分半にホークスはヤング、コリンズ、ボギーを戻してこちらもスターターが並び始めます。
ようやくヤングの1本目のスリーが決まって5点差、ここから両チームにターンオーバーが目立ち始める展開に。
我慢が必要な時間帯、両チームともフラストレーションの溜まる展開でレフェリーに対して意識が向いてしまい、若干荒れた空気感に。
残り6分、少しずつ点差を詰めてきたシクサーズが同点に追いつきますが、ここからお互いにファウルコールが多くなっていきます。
共にボーナスに入り、フリースローアテンプトが増えていく中、スコアは一進一退、ホークスが何とか一歩抜け出している状態で終盤へ。
シクサーズはカリーが得点、ホークスは再びハーターが得点を牽引、最終48-46でホークスが2点リードで後半へ。
第3Qは共にスターターに戻し、ハリスの逆転スリーからスタート。
さらにエンビードのブロックから自らのファウルドローンでフリースロー、2点を加点し3点差。
しかし、シモンズがオフェンスファウルをコールされて4つ目のファウル、そしてハーターがバスケットカウントを獲得し3点を追加して同点。
まだまだ主導権はどちらにも偏らないイーブンな展開、このクオーターの序盤もリードチェンジが頻繁に起こる両者。
ヤングが得点ではなくカペラへのロブパス2本でオフェンスに貢献、シクサーズはエンビードがスリーを決めて逃さない。
中盤までずっとホークスがリードすると、シクサーズがすぐに追いつく展開、残り6分で60-60。
手に汗握る攻防、どちらが先に抜け出すか、もしくは遅れを取ってしまうか。
ブリッジズがタフなミドルジャンパーを決めれば、カリーがスリーをヒットし逆転。
と思えばハーターが今度はバスカンをもぎ取り、このシューター同士のやり合いが熱を帯びていきます。
終盤に差し掛かり、インテンシティがどんどん高くなり、激しさを増していくGAME7。
両選手、そして両コーチングスタッフが、激しさの中に冷静さを保つことが問われるこの時間帯。
ここでホークスがガロを起点にリードを広げることに成功、5点差にし第3Qのクロージングへ。
シクサーズはサイブルが素晴らしい動きで2本連続で得点に繋ぎますが、ホークスもルーがスティールからワンマン速攻でダンク。
最後にはヤングのフローターが決まり、最終76-71、ホークスが5点をリードして最終クオーターへ。
第4Qはシクサーズが頭からミルトンを起用しこの試合初出場。
まずはエンビードのジャンパーが決まり3点差、さらにエンビードがスリーをヒットさせ同点になったところでホークスタイムアウト。
残り10分半、ホークスはハーターがファウルを獲得し、フリースローを1本成功させ1点リード。
しかしタイムアウトを挟んでもエンビードが止まらず、カペラとの1on1を制しジャンパーを決めてきます。
ホークスは得点が決まらない時間が続きますが、その間にシクサーズも点差を離すきっかけをなかなか作れずにいましたが、ハリスのバスケットカウントで4点差に。
残り7分、ようやくトランジションからガロのスリーが決まって1点差、しかしベンチから戻ってきたカリーがいきなりスリーを決めて4点差。
ホークスはヤング、ハーターのジャンパーが連続で決まり、残り6分で同点に追いつく。
そしてヤングのフローターでホークスが2点リードして残り5分、シクサーズはエンビードのジャンパーで同点にして残り4分。
ホークスはハーターがこの試合再三決めている、ペイントからのジャンパーを決めて2点リード。
シクサーズはサイブルがフリースローを1本決めて、1点差にしたところでホークスがタイムアウト。
残り3分半、ヤングが攻めあぐねますが、最後はカペラへのアリウープを通して3点リード。
シクサーズはエンビードがアタックしますが決めきれず、そしてこのタイミングでヤングがディープスリーを沈め6点リードに成功。
シクサーズも時間を使わず、アーリーオフェンスでハリスが得点し4点差になって残り2分。
ホークスはヤングがターンオーバーしてしまいますが、ハーターが機転を効かせて、ボーナスに入っている状況でハンドラーのシモンズにすぐファウル。
フリースローを打たせ、シモンズがこれを1本成功し3点差。
激しいシクサーズのディフェンスの前に苦戦するホークス、最後はイリーガルスクリーンを取られてターンオーバー、シクサーズボール。
残り1分半、3点を追うシクサーズはハリスがペネトレイトからフローターを決めて1点差に。
1点リードのホークスは、ハーターがハンドルし、プルアップスリーに入りここでサイブルがシュートファウルを犯してしまう。
3本のフリースローをハーターが全て成功させて4点差になったところでシクサーズがタイムアウト。
残り54秒、4点を追うシクサーズはエンビードがトップからペネトレイトを仕掛けますがターンオーバー、そのボールがそのままホークスの速攻に繋がりガロがダンク。
痛い1本になってしまったシクサーズは、もう一度タイムアウト。
残り41秒、6点差をつけられたシクサーズはミルトンがゴール下を決めて4点差。
そしてすぐにファウルゲームに入り、ヤングフリースローを1本成功し5点差。
残り32秒、すでにタイムアウトがなくなったシクサーズはすぐに駆け上がり、エンビードがスリーを放ちますが決まらず。
リバウンドを抑えたガロがファウルを受けフリースロー、2本成功で7点差。
残り25秒、最後まで懸命にファウルゲームで追いかけるシクサーズですが最後はコートにペットボトルが投げ込まれる後味悪い形で試合が終了。
最終103-96、ホークスがシリーズを4-3で勝ち抜けカンファレンスファイナル進出を決定しました。
厳しいGAME7を勝ち抜けた一つの要素はプレイオフキャリアハイの得点を、この大事な試合で記録したハーター。
ボギーが復調せずに、さらにヤングも得点が思ったように伸びないことで停滞していたアウトサイドからの得点をハーターが見事に担いました。
またベンチから17点を援護したガロも見事、欲しいところで、オフェンスの流れが悪いところでしっかりと得点につないでくれました。
コリンズもディフェンスやリバウンド、テイクチャージなど泥臭い仕事をやり切り、この接戦を勝ち抜きました。
次のシリーズも楽しみです。
第1シードながら、カンファレンスセミファイナルで敗退となってしまった76ers。
エンビードが31点、11リバウンド、ハリスが24点、スタッツは残しましたが、エンビードはターンオーバーが多く、ハリスはなかなかシュートの確率が上がらず。
カリーが要所で勝負強いシュートを沈めチームを引っ張りましたが、シモンズもピリッとせずに、少し自滅してしまった感のある敗退となってしまいました。
自分たちのバスケットをしている時の強さと、相手の勢いに飲まれてしまった時の内容が全然違ってしまったような印象を受けました。
この結果を受けて、シクサーズが来季どんなチームを作って巻き返しを図るか、注目したいと思います。
個人的マンオブザゲーム
ケビン・ハーター
ハーターがこのGAME7で躍動、27点7リバウンド、FGを10-18で決めてボギー、ガロのポイントをカバーして余りある活躍を見せました。
ヤングとボギーのエース二人、そしてルーのベテランパワーの影に隠れてしまう試合が多いですが、シーズンでは怪我人がでた時のスターター、そしてベンチから出場しても安定した活躍を見せる試合がいくつかありました。
シーズンを通じてハーターの良かったところが濃縮還元されたエッセンスが爆発したパフォーマンスを、このエリミネーションゲームで発揮できるというのは素晴らしいの一言。
次のシリーズ、バックスとの戦いもどんな活躍を見せるか楽しみです。
おまけ
まじで結構驚いています。
ホークスが今季、楽しみなチームになりそうだとは思いましたが、まさかカンファレンスファイナルまで進むなんて思いもしませんでした。
次はバックスとのシリーズ、もうファイナルまでいって優勝しちゃってください。
最後まで読んで頂きありがとうございました!!
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