FIBAワールドカップ2019 2次ラウンドグループK 第1節:ブラジル×チェコ

最近徐々に涼しくなってきて、以前まで行っていたランニングを再開しました。

身体の動きが鈍くなっているのは悲しいですが、ここからさらに良くなって行くと思うとワクワクします。

どうも、ポジティブシンキングランナー、ctrainerです。

本日は、

FIBAワールドカップ2019 2次ラウンドグループK第1節:ブラジル×チェコ

の試合のレポートを書いていきたいと思います。

試合前情報

1次ラウンドの結果、

チェコは2勝1敗で、アメリカには敗退したものの、日本、そして、アメリカをあと一歩まで追い詰めたトルコに勝っての進出。

対するブラジルは3戦全勝でグループリーグを突破。

優勝候補の一つのギリシャ、日本が順位決定戦で苦戦したニュージーランド、モンテネグロを倒しての進出となります。

現NBAプレイヤーのカボクロやフェリシオ、元NBAプレイヤーのバルボサ、バレジャオ、ガルシアなど個人で注目な選手が多くいます。

試合開始!!

チェコボールでスタート。

バルヴィンのロングツーでスタート。

そしてブラジルの突破をバルヴィンがクリアブロック。

ブラジルはひるまず、ガードのルズのレイアップでスタート。

チェコのエース、サトランスキーもフリースローを獲得し2本成功。

ブラジルはカボクロがビッグマンらしからぬトップからのドライブで得点。

チェコはボハチックのミドルも決まり、トランジションからのレイアップも成功。

ここまでチェコはスターター全員が得点するというバランスの取れたスタート。

すでにアシストも3つついていることから、チームでボールシェアをして連携したオフェンスを見せています。

対するブラジルは個人能力を生かして1on1を中心に得点。

両チーム特色の出た第1クオーターとなっています。

試合は途中から両チームシュートが決まらない時間帯があり、残り4分半で10-6でチェコのリード。

均衡した状態をサトランスキーが裏をつくバックドアへのパスで得点を演出。

ブラジルはこの試合初めてのスリーが決まる。

サトランスキーのレイアップをカボクロがブロック、流れに乗るかと思いきや、即サトランスキーがスリーを決めてお返し。

残り3分の場面でブラジルは、バルボサを投入。

チェコのボールムーブが素晴らしく、バルヴィンがバレジャオからバスケットカウント獲得。

18-11でじわじわリードを広げます。

バレジャオがお返し、バルヴィンの前でフローターを沈めます。

ブラジルはターンオーバー0のミスのないオフェンスを展開、バルボサのスリーが決まり2点差にまで詰めます。

残り1分弱でチェコがタイムアウト。

タイムアウト明けのオフェンスサトランスキーがフローターを決めて再度4点差。

最終、20-16でチェコ4点リードで第1クオーター終了です。

第2クオーター開始!!

チェコは第2クオーターゾーンディフェンスからスタート。

バルヴィンのターンシュートで得点、6点差。

チェコは次のディフェンスがマンツーマン。

チェンジングで相手の目先を変えていきながら試合を進めます。

ブラジルはボールの扱いが丁寧でパスも綺麗につながります。

当然シュートまでこぎつけることができているので、確率が上がっていけば徐々に点差が詰まっていきます。

しかしディフェンスで苦戦中、バルヴィンにゴール下を破られ、ダンクを決められ第2 クオーターは得点の入れ合いになります。

ブラジルのディフェンスが悪いと言うよりはチェコのオフェンスが調子良いというべきか、カッティングやそこへのパスが綺麗に決まり、両チームともオフェンスのギアがぐっと上がってます。

ミスらしいミスが生まれない締まったゲームです。

久々にバルボサにミスが出てターンオーバー、そこに漬け込むチェコ。

確実に2点を決めてこのクオーターずっと2〜4点差を保っていたのを6点差に広げることに成功。

ここでチェコタイムアウト、残り5分半で32-26です。

チェコのゾーンディフェンスは2-3で立ち位置を限定するというよりも、マンツーマンでついていくところ、引き渡すところを約束事で行うマッチアップゾーンのような形で行っています。

ブラジルはフリースローを獲得し2本成功。

追いつきたいとこですが、ここでターンオーバー、チェコはこのボールをスリーポイントに繋げて7点差に広げる。

このクオーター集中力の高かったチェコ、ここで久しぶりのターンオーバー。

しかし次のディフェンスもストップ、そしてここでスリーを決めるのがベテランのシルブ。

残り3分半でついに2桁リードチェコがとります。

そしてチェコのアウダがオフェンスリバウンドの飛び込みでバスケットカウントをとる素晴らしいプレイ。

ブラジル、たまらずタイムアウト。

点差は12点まで広がり残り3分。

フリースローで得点、そのあともゴール下でアウダが連続得点をして点差は15点に。

ノリノリのアウダ、勢い余ってオフェンスファウルをコールされます。

ブラジルはルズのフローターで久々の得点、残り1分半で13点差。

ブラジルは最後にインテンシティの高いマンツーマンディフェンスでチェコのターンオーバーを誘い速攻で得点に成功。

残り時間は10秒切ってますがチェコはタイムアウト、最後のオフェンスコールの確認をします。

チェコのラストプレイはブラジルがファウルを取られ、フリースロー。

良いディフェンスを見せていたアレックス・ガルシアが3つ目のファウルです。

最終、この2本のフリースローを両方落とし、45-32、13点チェコがリードして後半に入ります。

第3クオーター開始!!

チェコはサトランスキーのジャンパーからスタート。

ブラジルは若干チェコディフェンスに対して攻めあぐねている印象。

少しタフショットを強いられています。

対するチェコはサトランスキーがコーナースリー。

16点差まで広がります。

チェコはグッドディフェンスからのトランジションに繋げ、ついに20点差。

残り7分です。

ブラジル、タイムアウトで流れを切ります。

ブラジルはタイムアウト開け、おそらくこの試合初出場、マテウスがコートに。

小さい選手ですが、ボールをプッシュしてファウルを獲得。

こういったことで流れを変えることができるか。

徐々にではありますが、確率の高かったチェコのオフェンスもシュートが少しずつ落ちてきています。

バルボサの速攻が決まって、54-38、若干上手くいっていないチェコがタイムアウト。

残り4分半。

タイムアウト開け、サトランスキーのターンオーバーからブラジルのトランジションのスリー、13点差に。

しかし、お返しとばかりにサトランスキーがスリーを決める。

ブラジルもここは食らいついていきます、スリーを決めて13点差をキープ。

チェコはここでボハチックがバスケットカウントを獲得。

フリースローを落ちますが、流れを相手に渡さないように質の高いプレイを継続します。

バルボサのダブルドリブルギリギリのドライブで得点、15点差。

ここでアクシデント、シウブのバスケットカウントで、バルボサのファウルになりますが、左足首をひねって着地。

シルブは一旦ロッカールームに下がります。

試合の方は最終、65-46の19点差で終了。第4クオーターに入ります。

第4クオーター開始!!

チェコはボハチックのスリーポイントでスタート。

開始そうそうこの試合の最大リード22点差をつけます。

対するブラジル、この試合好調のベニテがスリーを決めて追いかけます。

両チーム点差が離れてきたこと、若手が出てき始めたことによってプレッシャーのかかる試合というよりは若干大味な試合内容になってきました。

残り6分サトランスキーのバスケットカウントで81-54、27点の大量リードになります。

そしてサトランスキーからバルヴィンの完璧なアリウープが決まったところで残り5分。

ここからはあまり語ることもなく。

最終93-71でチェコの勝利です。

試合を振り返って

同じグループが残念ながら他国に比べて強豪ではない日本、ランキング1位のアメリカとの試合ではなかなか強さがわかりづらく、トルコに勝った時にもしかしてかなり強いのか?と感じていたチェコ。

この試合でさらに強さを再認識しました。

サトランスキーを中心にシュートの確率、ディフェンスでのハッスル、リバウンドに絡む姿、そして組織としての連携度が今まで見ているチームの中では群を抜いているなと感じます。

ネームバリューでいえば、ブラジルの方がNBA選手も多いですし、1on1だけをしているのであれば個人技もブラジルの方が上です。

ただ5人でやる、FIBAルールでやる、大舞台での経験など踏まえた時にチェコのチームの強さというのが伺えました。

ブラジルは1stラウンドでギリシャを破ったという結果だけを知っていたため、どんなチームか、どんなバスケを見せるのか期待していましたが、この試合では持ち味があまり出なかったのか。

次の試合に期待したいと思います

こぼれ話

特になし!!

今日はこの辺で。ではまた。

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