会場の映像に映った日本人ファンの中に元カノみたいな人がいてビビりました。
どうも、あの頃は若かったctrainerです。
本日は、
NBA JAPAN GAME 2019:ヒューストン・ロケッツ×トロント・ラプターズ
の試合をレポートしていきます。
試合前情報
昨シーズン53勝29敗でサウスウエスト地区1位、プレイオフではセミファイナルでゴールデンステイト・ウォリアーズに敗れてしまったヒューストン・ロケッツ。
昨シーズンまで、エース、ジェームズ・ハーデンとコンビを組んでいたクリス・ポールをトレードに出して、MVP受賞歴のあるオクラホマシティ・サンダーのスーパースター、ラッセル・ウエストブルックが加入しました。
その他、FA選手の補強、そして、ウォリアーズからのケビン・デュラント移籍もあり、混沌としたウェスタン・カンファレンスを制することができるかどうか、要チェックです。
一方、対するトロント・ラプターズは昨シーズン58勝24敗でアトランティック地区1位、プレイオフを第2シードから勝ち上がり、ファイナルではエース、カワイ・レナードが素晴らしい活躍を見せ、カナダチーム初のNBAチャンピオンに輝いたラプターズ。
エースのレナードは、残念ながらクリッパーズに移籍したことで、優勝候補でないような見られ方をしておりますが、まだまだイーストの強豪、プレイオフ上位、そして十分優勝も狙える戦力を要したラプターズの今シーズンの活躍も要チェックです。
ここで大切なポイント!!その1
NBA JAPAN GAMEが行われるのは、16年振り。
16年前は2003年の当時シアトル・スーパーソニックスとロサンゼルス・クリッパーズが来日して、レギュラーシーズンを戦いました。
当時は、まだVHSの時代。
確かテレビ東京で放送されたこの試合を録画して本当に擦り切れるほど見たのを覚えています。
ラシャード・ルイスが50点取ったり、ロナルド・マレーがなんだか活躍したり、エルトン・ブランドが出たり、クエンティン・リチャードソンのルーティーンに感動したり。
今年も生観戦は叶いませんでしたが、配信越しで存分に楽しみたいと思います。
スターター
<ロケッツ>
ジェームズ・ハーデン
ラッセル・ウェストブルック
エリック・ゴードン
PJ・タッカー
クリント・カペラ
<ラプターズ>
フレッド・ヴァンブリード
ノーマン・パウエル
OG・アヌノビー
パスカル・シアカム
サージ・イバカ
スターターが予想されたカイル・ラウリーは怪我の影響で出場はなさそう、また、マルク・ガソルはワールドカップ出場の疲労の影響もあってか、スターターには名を連ねていません。
試合開始!!
ラプターズボールでスタート。
ファーストシュートはイバカのミドルが決まります。
ロケッツはハーデンのスリーが最初から決まり会場は盛り上がります。
続けてロケッツはラスがボールをプッシュ、最後はカペラにつないでバスケットカウント獲得です。
フリースローは落としてしまい、そのボールをヴァンブリードがタフなレイアップにつなぎます。
ロケッツはカペラが再びバスケットカウント、今度はフリースローしっかり決めます。
ラプターズはイバカのスリーが決まり、ロケッツはラスのスリーが落ちます。
ロケッツはハーデンが1on1からフリースローを獲得、これももう、一つのシグネイチャームーブとなっています。
ラプターズはボールムーブからイバカがフリーになりダンクを演出。
両チームとも、ハイペースなオフェンスを展開しているので、一つ一つ書いているとものすごい分量になりそうなので少し自重しますw
残り8分弱で16-11、ロケッツがリードをしています。
ラプターズは早めに選手交代、アヌノビーに変えて、パトリック・マコーが入ります。
シアカムのローポストからのバスケットカウント、イバカのフックで2点差に詰めます。
ラスは個人2つ目のファウルをコールされていています。
イバカが好調、ミドルを決めて逆転。
すぐさま、ハーデンが決めて同点。
残り6分を切ったところでラプターズタイムアウト。
22-20でロケッツリードです。
タイムアウト明けは、ロケッツ、オースティン・リバースがコートに。
ウエストブルックは一度ベンチに下がります。
そして少し遅れて今期新加入のベン・マクレモアも入ります。
ハーデンのドライブが好調、トップからヘジテーションのドライブからのフローターを決めて得点を重ねます。
両チーム徐々に2ndユニットがコートに登場。
残り2分で再びタイムアウト。
得点は35-33でラプターズが2点リード。
非常にハイスコアな展開になっています。
タイムアウト明け、ラプターズはルーキーや若手が多くコートに経ちますが、ロケッツは割とメインメンバーをコートに引き続き立たせています。
両チームともにノーガードの殴り合い、スコアはともに伸びており最終、44-40で第1クオーター終了。
ハーデンはこのクオーター出ずっぱりで、12分間で21得点を稼いでいます。
第2クオーター開始!!
ロケッツは、ハーデンの代わりにラスが出場。
ラプターズは昨年からコアメンバーの入れ替わりは多くないので、昨シーズンのチームに誰が加入できるかと言うところを見ている印象。
ロケッツはコアメンバーが昨シーズンから変わっているので、この試合も含めてプレシーズンでしっかり連携やタイミングを合わせる作業も含まれているかと思います。
しかし、ヤングラプターズここまでロケッツを相手に悪くない展開を見せていましたが、長い時間になってくるとじわじわと点差が離れるかもしれません。
現状は、ラスを中心にターンオーバーが出ているため、そこからの速攻を効率よくラプターズは決めています。
ラプターズは残り7分半でヴァンブリード、パウエルがコートに戻ります。
この辺りから徐々にロケッツが個人技での打開を開始。
点差が63-54と9点差に広がっています。
ラプターズは若手陣でいうと、ルーキーのマット・トーマスがポイントを重ねています。
スペイン、バレンシアでプレイしていたと言うことで、単純な大学卒ルーキーよりも、経験値は高いような雰囲気あります。
残り6分半でタイムアウト、スコアは63-57でロケッツが6点リードです。
タイムアウト明け、ロケッツはハーデンが戻って大歓声。
そして、個人的に注目選手のクリス・クレモンズがコートに立ちます。
アンダーサイズなガードではありますが、得点力に期待です。
残り5分を切って、ラプターズはシアカムを戻し、今シーズンネッツから加入したロンデイ・ホリス・ジェファーソンがコートに立ちます。
ロケッツは私の推しの選手、クレモンズがファーストショットのスリーを確実に決めます。
残り3分でハーデンがスキルフルな、股抜きで抜いてドライブを見せます。
🚨 BEARD NUTMEG 🚨#NBAJapanGames pic.twitter.com/dakVbihwWV
— NBA TV (@NBATV) October 8, 2019
惜しくも得点にはつながりませんでしたが、会場大いに湧きます。
クレモンズはこのクオーター2本目のスリーをヒット。
しっかりとこの注目された場でアピールできるのは素晴らしいです。
残り2分半でタイムアウト、78-63でロケッツが15点リードをしています。
タイムアウト明けは、クレモンズが2本スリーを落とした後、トランジションからのレイアップを決めてこのクオーター8点。
クオーター終了間際はハーデンのシグネイチャームーブのステップバックスリーが決まって、両チームかなりのハイスコアリングなゲーム展開。
最終、85-73でロケッツが12点リードです。
第3クオーター開始!!
両チームともスターターに戻して望む後半戦。
後半最初のシュートはヴァンブリードのレイアップから。
続けてトップからヴァンブリードがペネトレイトでレイアップを連続でヒット。
PJ・タッカーが4つ目のファウルをコールされたところで、タボ・セフォローシャと交代。
ロケッツがスコアできない間にシアカムのバスケットカウントも決まって85-79。
ここでロケッツ、マイク・ダントーニがチャレンジ。
おそらくセフォローシャのファウルがシュート前だという講義が通り、スコアはノーカウント。
その後残り9分半頃にエリック・ゴードンのスリーが決まってようやくロケッツ後半初得点。
この後、ロケッツはセフォローシャがドライブ、スリーと連続で得点し、点差を13点差まで広げます。
ロケッツはファウルが5つ目のタッカーに変えて、アイザイア・ハーテンスタインをコートに。
残り4分半でラプターズもまだ試合に出場していない選手たちがコートへ。
ペリカンズから移籍のスタンリー・ジョンソンが入ります。
ロケッツもこの試合初出場、ゲイリー・クラークがコートへ。
残り3分半、ハーデンの得点はどんどん積み重なってフリースローが決まって33点。
残り3分でハーデンとウエストブルックが交代。
そしてタイムアウト、104-89で15点リードを保ちます。
ラプターズ、ディフェンスからのトランジションで連続得点、9点差まで詰めます。
やはりまだ、ラスがコントロールしている時間にターンオーバーが多かったり、トランジションの展開でリズムがチームとあっていない瞬間もあったかと思います。
プレシーズンなので、むしろそれを試す場でもありはしますが、この辺りはシーズンに向けての不安材料の一つになりそうな気がします。
最終106-99でラプターズ7点差まで得点を詰めて最終クオーターに入ります。
第4クオーター開始!!
両チームともメインメンバーたちはベンチに下がり始めています。
そんな中、このクオーターの初めの得点はラプターズ、ルーキーのテレンス・デイビスのダンクからスタート。
OK @TerenceDavisJr! 🔨#NBAJapanGames pic.twitter.com/EZboXq72G2
— NBA TV (@NBATV) October 8, 2019
トロントはジャーニーマンのキャメロン・ペインもコートに立っています。
ラプターズがトランジションで得点を連続で決められています。
残り9分半で109-104の5点差。
ライアンアンダーソンがこのクオーター2本目のスリーが決まっていますがロケッツはその他のポイントが伸びていない状態。
このクオーター、テレンス・デイビスが積極的なアタックで目立っています。
フローターを決めて2点差まで詰めます。
RHJのローポストからの得点で残り7分弱で同点に追いつきます。
ロケッツ、タイムアウトをとります。
タイムアウト明けはオースティンリバースのレイアップで得点。
続けてフローターでも得点をして4点リードにします。
ラプターズはルーキー、オシェー・ブリセットがプットバックダンクを決めます。
ラプターズの若手には運動能力の高い選手が多いなという印象です。
そしてRHJのトランジションからのダンクでラプターズ逆転。
ロケッツタイムアウト、残り4分で121-118でラプターズが3点リードです。
ロケッツはクレモンズから2way契約選手のブロッサムゲームのダンクで1点差に。
ラプターズも、マルコム・ミラーのバスケットカウントで点差を広げにかかります。
4点差。
残り3分でラプターズ、ブリセットのフリースロー1本で加点。
ロケッツはハーテンスタインが得点。
残り2分半で125-123でラプターズ2点リード。
ブリセットのフリースロー2本決まってロケッツ4点リード。
ロケッツはブロサッムゲームにクレモンズが良いアシストを通して得点を演出。
ラプターズ、ミラーのスリーが決まって5点差。
ハーテンスタインの得点で3点差。
残り1分、130-127でラプターズ3点リード。
この時間帯、ブリセットがアスレティックな活躍を見せてフリースローを身体を張って獲得します。
1本フリースローを決めて加点。
ロケッツはルーキーのシャモリー・ポンズのユーロステップからのレイアップで得点。
残り22秒、131-129でラプターズボール。
ペインがファウルをもらって、これを2本決めます。
133-129。
ブロッサムゲームのスリーが外れて、ファウルゲーム。
16年ぶりのジャパンゲームはラプターズが若い選手たちの力で逆転勝利。
最後まで日本のファンを楽しませてくれました。
Warning… It’s great to be back. #WeTheNorth pic.twitter.com/3zUycgdcXj
— Toronto Raptors (@Raptors) October 8, 2019
試合を振り返って
大いに盛り上がったJAPAN GAMEの第1戦。
プレシーズンらしい展開ではありましたが、それでもハーデンのプレイタイムも長く、みんなが見たいプレイをしっかり見せてくれたなという印象です。
ラプターズは2nd、3rdユニットの残り枠に対して運動能力の高い選手がしのぎを削ってアピールをする姿は迫力のあるものでした。
ロケッツは、新戦力を試しながらも今日出場していないジェラルド・グリーンやタイソン・チャンドラー、ダニュエル・ハウスJrなど厳しいロスター争いになることが予想されます。
ラスのチームとのフィットと言う部分もまだまだ改善の余地がありそうです。
ルーキーたちはこの優勝候補でもあるロケッツに残りのプレシーズンで爪痕を残せるかどうか注目です。
こぼれ話
私の押しルーキー、クリス・クレモンズの大学時代のハイライトを貼っておきます。
昨シーズンはキャンベル大学で平均30得点とっていたそうです。
今日はこの辺で。ではまた。
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