第7戦をここまでしっかりシリーズを追ってみるのと、ハイライトだけ見るのとでは印象が全く変わるなと感じています。
楽天NBAに入ったことで、来シーズンも、その先もこれをきっかけにもっと楽しくNBAと付き合っていけそうです。
楽天さん、お仕事お待ちしています、どうも、ctrainerです。
本日は、
デンバー・ナゲッツ×ポートランド・トレイルブレイザーズ GAME7@ナゲッツ
の試合を見た感想を書いていきたいと思います。
ハイライトをご覧になる前・なった後に読んで頂けるとより楽しんで頂けるかと思いますので良かったらご覧になっていって下さい。
<GAME7レポート 目次>
このゲームのハイライト映像
試合前情報
GAME6の記事はこちらから。
このシリーズ、最終的にはブレイザーズが勝ちあがります。
そういったエンディングを迎えるまでのこの試合の経緯を、しっかり観察して追っていこうと思います。
ポイントその1
この試合の解説に北原さんが入られています。
個人的にどの解説者も色があってとっても好きなんですが、北原さんのディープ情報が個人的には推してますw
この記事の中でも少しずつ紹介していこうと思います。
GAME7スタート!!
ナゲッツはギャリー・ハリスのバスケットカウントからスタート。
ホームコートの熱狂的な声援が始めから飛んでいます。
ジャマール・マレーのブリブリなノールックパスも飛び出し、前の試合でパッとしなかったバックコート陣ですが、今日は気合が伺えます。
エースセンター、ニコラ・ヨキッチの3PTも早速飛び出します。
しかも2本。出だしはナゲッツが流れをつかみます。
ブレイザーズは良くもなく、悪くもなくというような感じ。
しかしこの試合はブレイザーズが勝ちます。
このあとどう展開していくのか楽しみです。
残り5分を切ってブレイザーズは早速GAME6のベストメンバー、ザック・コリンズとロドニー・フッドを入れてきます。
注目のバックコートコンビ、デイミアン・リラードとCJ・マッカラムについては前回のようなリラードの積極的アタックは少なめな印象で、GAME5までの試合のようにマッカラムが積極的にリムにアタックしてます。
ナゲッツも2ndユニットが出場。
マイケル・ビーズリー、ウィル・バートン、メイソン・プラムリーなどのメンバーがホームの後押しを受けてどこまで自分の仕事をこなせるか重要です。
第1クオーターは29-17でナゲッツリード。
ここまでは、過去にもあった流れでこのままナゲッツの勝ち試合になってもこの時点では全くおかしくありませんが、もう一度書きます。
この試合はブレイザーズが勝ちます。
どこで流れが、変わるのか、キープレイヤーは誰になるのか、よく注目して見ていきたいと思います。
第2クオーター開始!!
第2クオーター始め、出ずっぱりだったヨキッチを一度ベンチに下げます。
3分経過した時点ではゲーム展開はイーブン。
しかしここでのイーブンはブレイザーズにとっては良いことではないため、リラードを戻してきます。
ここまでブレイザーズはチームで3PTが決まっておらず、この時点までFG%が25%。
残り8分でようやくマッカラムが3PTをメイク。
しかし、流れはまだ、ナゲッツ。
ターンオーバーからの速攻を決めたところで39-22、リードが広がってしまいブレイザーズタイムアウト。
タイムアウト明けはマッカラムが2本ドライブを決めてつなぐ。
残り6分でようやくリラードが初得点。
残り4分で10点差。どちらのチームの少しファウルがかさんでいる印象です。
ブレイザーズはコリンズが3ファウル、ナゲッツはポール・ミルサップが3ファウルです。
ブレイザーズは前回の試合での活躍があったフッド、コリンズはなかなか活躍できず。
お互いに一進一退。
最終的には48-39で前半終了。
GAME6のハイスコアゲームとは一転し、ロースコアなゲーム展開、どちらかというと、重たい展開になります。
後半戦スタート!!
ブレイザーズのヘッドコーチ、テリー・ストッツは、スターターのモリス・ハークレス、アルファヌーク・アミヌを戻さず、フッド、コリンズを頭から起用し、動きを見せます。
コリンズはそうそうに4つ目のファウルをしてしまいますが、コートに残します。
両チームのこのクオーターの出だしはグッドディフェンスからのトランジションでペイントに積極的に入っていきます。
その中でマッカラムが気を吐き、オフェンスを引っ張ります。
7点差までいったところでナゲッツタイムアウト。
明けて、ブレイザーズはファウルギリッギリのディフェンスからオフェンスを2本決めて、5点差。
ここでアクシデント。ロドニーフッドが脚を痛めてベンチへ。
ブレイザーズのディフェンスはその後もナゲッツのシュートを落とし続けます。
ナゲッツのスコアが止まっている際に少しずつ詰め寄るブレイザーズ。
しかし意地を見せるナゲッツ。
マレーのドライブインダンク。点差をまた離しにかかります。
ブレイザーズはフッドと変わって出てきたハークレスが、連続得点。
両チームともアウトサイドが不調の為、インサイドでの死闘が目立ちます。
少しずつ詰まっていった点差がついにマッカラムのドライブで逆転。
その後ナゲッツのフリースローで第3クオーター終了。
ナゲッツのリードは1点まで詰まり、最終第4クオーターへ。
フィジカルなエネルギーのあるプレイオフらしい試合展開です。
第4クオーター開始!!
第4クオーター始めの1手はブレイザーズ、ザックコリンズの3PTでスタート。
しばらく同点で続くこのゲーム。ワンポゼッション差でリードが入れ替わりながら進んでいきます。
ブレイザーズ2点リードの場面で、リラードが両チーム全く決められなかった3PTを「ここで」決める。
ブレイザーズの最大得点差5点リードにして、ナゲッツタイムアウト。
ブレイザーズはここで伏兵、エバン・ターナーがバスケットカウント。
この試合ここまでで8得点。GAME3のフッドのようにベンチからの活躍がチームにアドバンテージをもたらします。
一方、ナゲッツ。第4クオーター中盤あたりまでヨキッチしかスコアできません。
バックコート陣がここでシュートを決めることができません。
残り4分弱。ブレイザーズ4点リード。ナゲッツタイムアウト。
ここでリラードがまた仕事をする。
リラードのスティールからパスが回りリラードが3PTを沈める。
残り2分、ナゲッツは3点差を追いかける展開でヨキッチがフローターを決めて1点差。
返しのオフェンス、マッカラムが個人技でスコアを返す。3点差。
マレーがジャンパーを沈めて1点差。ブレイザーズタイムアウト。残り30秒。
ブレイザーズオフェンス、ハンドラーはマッカラム。
トップからの1on1で、しっかりジャンパーを決める。3点差。
リラードが本来する役割を引き受けしっかりこなすマッカラム。
そしてその役目をしっかり今日のヒーロー、マッカラムに任せられるリラード。
このプレイオフ、全ての試合を見ていくと、ブレイザーズを好きにならざるをえませんw
ナゲッツは、残り11秒でヨキッチがファウルをもらいフリースロー。
ヨキッチ、1本目を落とす。2本目を決めて2点差。
ファウルゲーム。
ナゲッツは追いつけずにシリーズ敗退が決まってしまう。
CJ・マッカラムが37得点、ブレイザーズがナゲッツに逆転勝利でカンファレンス決勝へ#NBA #NBAjphttps://t.co/OEXwmxULJa
— NBA Japan (@NBAJPN) 2019年5月13日
シリーズを振り返って
ナゲッツはシーズン2位の実力があるにもかかわらず、プレイオフでの下馬評は低かったです。
理由は、チームの若さと経験を指摘されていました。
確かに最終戦だけをみると、その指摘は間違っていなかったようにも思えます。ナゲッツの若いガード陣達は第4クオーターにFG%が下がり、粗を探すようですが、ヨキッチもこの試合や、GAME3でのオーバータイムでもFTを落としてしまいました。
ですが、勢いに乗っている時のナゲッツバスケットの躍動感は見ている人を楽しませる、面白いバスケットだったと思います。
また、素晴らしかったのは、4OTの延長戦にて負けてしまった試合の後にしっかり敵地で勝ちを取ったり、プレイオフファーストラウンドでスパーズとのGAME7までもつれたシリーズでも成長を感じさせる試合を見せてくれました。
ナゲッツ、来シーズン楽しみです。
そして、ブレイザーズですが、チーム一丸、エースを支える枠割をするロールプレイヤー達とそれに答えるエースというヌルキッチがいない中でのカンファレンス大なる出場は見事。
そして、コリンズ、フッド、ターナーとこちらもシリーズを通じてアジャスト、成長した選手の活躍が見れ、マッカラムとリラードという二人のスターの関係性も素晴らしく、このチーム、好きになりましたw
こぼれ話
残念なことに、ブレイザーズは次のシリーズでウォリアーズに破れます。
このシリーズを観るのは心苦しそうではありますが、しっかり見届けようと思います。
ナゲッツは実は昔好きなチームで、カーメロ・アンソニー、チャウンシー・ビラップスなどが揃ったメンツでの華のある試合は今でも覚えています。
カーメロは来年どこかのチームでプレイするんでしょうか。
カムバックに期待です。
そしてナゲッツというチーム自体も来年若い選手達がどのようなステップアップを見せるかも注目です!!
今日はこの辺で。ではまた。
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