NBA観戦レポートその46:プレシーズンゲーム2019 ニューオリンズ・ペリカンズ×アトランタ・ホークス

選手名鑑を買いました。

おかげで捗っております。

どうも、発売を知って雨の中チャリで行った男、ctrainerです。

本日は、

NBAプレシーズンゲーム2019:ニューオリンズ・ペリカンズ×アトランタ・ホークス

の試合をレポートしていきます。

試合前情報

昨シーズン、33勝49敗のサウスウェスト地区3位タイ。

シーズン中のアンソニー・デイビスのトレード話に振り回されてしまった翌シーズンを明るくした最初の材料はドラフトNo.1ピックを引き当てたこと。

ザイオン・ウィリアムソンをチームに加えることができたことでフランチャイズの方向性を確固たるものとしました。

そしてそこから、新シーズンが始まるまでにチームは、デイビスをレイカーズに放出することを決断。

ジョシュ・ハート、ロンゾ・ボール、ブランドン・イングラムなどと指名権を獲得することに成功。

また、JJ・レディックやデリック・フェイバーズなどのFAも加入しほぼ新たなチームとして注目されています。

対するアトランタ・ホークスは昨シーズン、29勝53敗に終わり、サウスイースト地区最下位に沈み、平均失点リーグ30位、すなわち最下位になってしまいました。

数年前まではカンファレンス1位の座にいたホークスですが、こちらも昨シーズンより若手を積極的に起用し始め、新人王候補にも残ったトレイ・ヤングを筆頭にジョン・コリンズ、ケビン・ハンターなど面白そうな若手も台頭してきました。

ホークスもドラフトでの上位指名権でディアンドレ・ハンター、キャム・レディッシュなど楽しみな選手が増えてきています。

そして、私世代での注目は、御年42歳、大ベテランとなったヴィンス・カーター。

こちらも合わせて注目していきたいと思います。

スターター

<ペリカンズ>

デリック・フェイバーズ

ザイオン・ウィリアムソン

ブランドン・イングラム

ロンゾ・ボール

ドリュー・ホリデー

<ホークス>

ディアンドレ・ハンター

ジョン・コリンズ

デイミアン・ジョーンズ

ディアンドレ・ベンブリー

トレイ・ヤング

試合開始!!

ホークスボールでスタート。

ヤングのビューティフルクロスオーバーからのスリーで始まりましたが、これは外れます。

ペリカンズも、ボールのコーナースリーがまずは外れます。

ホークスのファーストポイントは、今年のドラフト4位指名、ディアンドレ・ハンターのミドルから。

ペリカンズは、ザイオンがアンドワンを獲得して初得点。

フリースローも決まり、3-2です。

ホークスもジョーンズのゴール下でのバスケットカウントを獲得。

アシストしたヤングのパスも見事でした。

フリースローは落ちますが、ジョンコリンズがオフェンスリバウンド、そこからハンターのスリーに繋げます。

会場の盛り上がるエナジー溢れるプレイでしたが、すぐさまザイオンがドライブからの右手でのトマホーク炸裂。

ざわつく会場を尻目にヤングがトランジションからベンブリーにアシスト。

続いて、ジョンコリンズのダンクもアシストします。

ペリカンズは、まだチームでのオフェンスがなんとなく個人技頼りな印象、ホークスはヤングが上手くコントロールしているなという印象です。

残り8分半、13-9のところでホークス選手交代、ドラフト10位指名、ザイオンとデューク大学でのチームメイトのレディッシュがコートに。

レディッシュのファーストシュートはホリデーがブロック、ここから両チームシュートが決まらず、残り7分半でホークスタイムアウト。

若干ターンオーバーも多く、落ち着かない出だしではありますが、13-9でホークスリード。

タイムアウト明け、今シーズンでの引退を表明しているヴィンス・カーターがコートに。

トランジションからザイオンのダンクでペリカンズ追加点。

続けて、ホリデーのスリーで逆転します。

ホークスは続けて、ジャバリ・パーカー、アレックス・レンが交代で試合に入ります。

続けてペリカンズはボールがスリーをヒット、ホリデーの得点で連続スコア。

14−0のランを見せます。

ホークスはレンがバスケットカウント。反撃にでます。

ずっとスターターでプレイしていたペリカンズは残り5分半でイートワン・モアがコートに。

ホークスはここから連続得点で同点に追いつきます。

トランジションの展開では上手くオフェンスができているので、この辺りが一つの見所になりそうです。

残り4分半からは両チーム2ndユニットが続々とコートに。

注目のザイオンは残り3分半で一度ベンチに下がります。

ホークスはレンのダンクから12-0のランを見せ逆転に成功。

ヤングがベンチに下がってからは、SGだったベンブリーが1番にスライド。

ここまで上手く引っ張って行っています。

ペリカンズは残り3分半でタイムアウト、26-21でホークスリードです。

タイムアウト明けはペリカンズ、ベンチから出場のジャリル・オカフォーがオフェンスリバウンドのティップインを2本連続で成功。

オフェンスリバウンドもさらに取っていて、存在感を見せます。

試合は最終、34-29でホークスが5点リードして第1クオーターを終了しています。

ここで大切なポイント!!その1

本日の両チームの中にNCAAの名門、デューク大学出身の選手が合計で7名います。

ホークスは、レディッシュ、14年ドラフト2位のジャバリ・パーカー。

ペリカンズはザイオン、イングラム、JJレディック、15年ドラフト3位のオカフォー、フランク・ジャクソン。

近年のドラフト上位組が指名されたチームに定着できず、トレードされここに集結しているというのをみると改めてNBAの厳しさを感じます。

今回のドラフト上位組もこのあとどのようなキャリアを重ねていくのか楽しみです。

第2クオーター開始!!

ペリカンズ、ベンチから出場のジョシュ・ハートのスリーからスタート。

対するホークスはジョンコリンズのダンクで応戦。

続けてノーマークになっていたハンターが2本目のスリーを成功。

ルーキーらしからぬ落ち着きでしっかりとシュートを決めています。

このクオーターもオカフォーがオフェンスリバウンドからのダンクで得点。

短い出場時間でのこのパフォーマンスは素晴らしい活躍です。

また、今シーズン76ersから移ってきたレディックのミドルもここで決まります。

若手の多いペリカンズではホリデーとともにチームを支えるメンター的な役割も必要になるかと思います。

試合の方は、ヤングがレディックの股を抜いてのトランジションからレイアップで得点。

しかしレディック、お返しと言わんばかりのスリーをしっかりと決めます。

点差が1点差まで詰まりました、残り8分半、ザイオンがコートに戻ります。

ロンゾボールのステップバックスリーで逆転します。

ホークスも期待のルーキー、レディッシュにスリーが飛び出し、ベンチ大盛り上がり。

残り6分半で50-46、ペリカンズが逆転した勢いそのまま、リードを保ちます。

タイムアウト明け、レディッシュが2本目のスリーをヒット。

グッドシューターらしく、ここから波に乗りそうな雰囲気を出してます。

ペリカンズはモア、ホリデーの連続スリーでリードを2桁まで広げます。

両チームともに言えますが、一度流れが切れた時に安定させることのできる選手、もしくはチームケミストリー(というか、文化というか)がこれから上位進出していくためには必要になるかと思われます。

ペリカンズはイングラムが連続で得点、点差は63-51の12点差まで開いたところでホークスタイムアウト、残り3分です。

タイムアウト明けも、イングラムがフリースローを獲得し得点。

現在のチームでは2nd、もしくは3rdオプション的な使われ方になるかなと思われますが、この選手が安定して活躍してくれるようになるとチームとしてはありがたいかと思われます。

ザイオンはまだまだルーキーですし、ホリデーだけに頼るようなことにならないようステップアップが若手全体に求められます。

ここからオカフォーのダンク、レンのスリー、ハンターのダンク、ロンゾのコーナースリーなど両チームとも得点を重ね、ハイスコアゲームの様相を見せています。

試合終了間際にはザイオンの身体能力抜群なダブルクラッチが決まって前半終了。

75-61、ペリカンズ14点リードで後半に入ります。

第3クオーター開始!!

両チームとも、スターターで望む後半。

かと思いきや、ペリカンズはフェイバーズに変えてオカフォーがコートに立っています。

ファーストスコアはホリデーのジャンパー。

ホークスはベンブリーがレイアップで得点。

続けてリバースレイアップで連続得点します。

ペリカンズ残り9分半でタイムアウト、スコアは80-68でペリカンズ12点リードです。

タイムアウト明けはペリカンズ、イングラムのスリーが決まります。

ホークスはベンブリーがスリー。

このクオーター、ベンブリーがオフェンスを引っ張っています。

ホークスはジョンコリンズもスリーをヒット。

ホークスはレディッシュ、ペリカンズはイタリア人ルーキー、ニコロ・メッリをコートに送ります。

ヨーロッパ出身ストレッチ4でハンドリングもしっかりしてる感じあります。

ホークスは残り6分で徐々に2ndユニットに変えていきます。

ペリカンズはイングラムが2本目のスリーをヒット。

また、ホリデーも地味ながら、スティールやヤングのユーロステップを読んだりとオールディフェンシブ2ndチームに選ばれた実力を見せます。

得点でもしっかり貢献し、ボールを扱っている姿も若い選手達よりはやはり落ち着いて見えます。

ホークスは、カーターの美しいバックビハインドパスからレディッシュのスリーが決まる。

ペリカンズはイングラムのジャンパーで残り3分弱で100点到達。

ホークスタイムアウトをとります。

ホークスはタイムアウト後に、アンゴラ初のドラフト選手のルーキー、ブルーノ・フェルナンドがコートに。

指名順位の違いはあれど、日本で言えば八村と同じその国初のドラフト選手ということで注目されていることでしょう。

ペリカンズも今年のドラフト17位ニッケル・アレキサンダー・ウォーカーがコートに立ちます。

サンダーのシャイ・ギルジャス・アレキサンダーの従兄弟だそうです。

早速フェルナンドがペリカンズのメッリのダンクをブロックしたところでファウルコール。

ホークスのロイド・ピアースHCはここで今シーズンから採用されているチャレンジを発動。

結果はチャレンジ成功でコールが代わり、ディフェンスファウルからジャンプボールへ変更。

このボールを確保したホークスはチャーリー・ブラウンJrがレイアップで得点。

ペリカンズ、アレキサンダーがゴール下で得点を決めます。

メッリもオフェンスリバウンドからのバスケットカウント獲得でアピールします。

試合終了間際にはアレキサンダーのスリーが決まります。

そして、トレイヤングのビーザービーターのレイアップが決まってタイムアップ。

このクオーター、点差は開き、最終、110-87のペリカンズ23点リードで最終クオーターに入ります。

第4クオーター開始!!

ホークスはベテラン、カーターのフェイダウェイでこのクオーターをスタート。

続けてスリーをヒット、良い活躍を見せます。

ペリカンズはアレキサンダーがフローター、ジャンパーと続けて決めます。

短い出場時間ながら得点を稼いでいます。

ホークスは、タージャー・マッコールがコートに立ちます。

過去2シーズンはGリーグでのプレイが多かったようで、ここで定着を目指せるか。

続けてホークスはルーキーのアーマニー・ブルックスをコートに。

ドラフト外のルーキーPGでマッコールとポジション争いすることになります。

残り6分半でホークスタイムアウト、126-98で大量リードをペリカンズ保ちます。

ペリカンズは、昨シーズンから在籍しているケンリッチ・ウィリアムズやフランク・ジャクソンなども攻めますが、メッリやアレキサンダーほどのインパクトは残せず。

そして、残り4分半で、もう一人のドラフト指名8位のルーキー、ジャクソン・ヘイズがコートに立ちます。

早速オフェンスリバウンドからの得点をあげます。

残り2分半で再びタイムアウト。

ペリカンズは2way契約選手のジーラン・チータムがコートに。

DUNKSHOT選手名鑑に着用ブランドがあのバレンシアガと書いてあったので調べてみたらこんなツイートが。

どうやらメディアデーに履いてきたようです。

実際の試合では違うちゃんとしたバッシュっぽいものを履いているとは思いますが、なかなか新しいアプローチで名前覚えちゃいました。

試合は最終、ペリカンズが133-109でプレシーズン開幕を勝利で収めます。

試合を振り返って

新しい顔が多く見れた試合でこれからの活躍が楽しみな選手ばかりでした。

チームとしては、もともとの戦力の差もさほどないチーム同士だと思いますので、お互いに相手が強豪チームだった時にどんな試合展開になるのか楽しみです。

また、互いにベンチにいるドラフト上位選手達のカムバックも期待したいところです。

ホークスは、なんとなくですが、ベテランポイントガード、もしくは、ヤングと違う役割のできるガードが入るとチームとして面白くなるんじゃないかなと感じました。

ペリカンズは、ザイオンはもちろん、ヘイズ、ウォーカーなどと、若い選手達が伸びてきたら面白いなと感じるので長期的な目線で見ていこうと思いました。

こぼれ話

冒頭にも書いた、DUNKSHOT名鑑。

これがあるだけで、随分と情報の整理がスムーズに行きました。

タイムアウト中に読みふけって気がついたら、試合が進んでいて巻き戻しなんていうタイムロスもあったので、次回から修正します。

今日はこの辺で。ではまた。

Twitterはこちらから。→https://twitter.com/ContextTrainer