Bリーグ観戦レポートその42:B1第13節 GAME1 大阪×SR渋谷

今回の視聴のお供は、サッポロポテトとハイボールです。

どうも、ストロングゼロの呪縛から脱却しつつある男、ctrainerです。

飲み過ぎには注意していきましょう。

本日は、

B1第13節 GAME1 大阪エヴェッサ×サンロッカーズ渋谷

の試合を見た感想を書いていきたいと思います。

GAMEハイライト

試合前情報

大阪エヴェッサは昨シーズン23勝37敗で西地区4位、全体でも12位と奮わず。

今季はbjリーグ時代にHCを務めていた天日HCが就任、また琉球からアイラ・ブラウン、京都から伊藤の加入など楽しみな要素も多く含んでいるため、どのような試合になるか注目です。

対する渋谷、今季のゲームレポートはこちらから。

スターター

<大阪>

#1今野 翔太

#2伊藤 達哉

#33アイラ・ブラウン

#54ショーン・オマラ

#55ジョシュ・ハレルソン

ポイント1:大阪の特別指定、中村 浩陸

大阪はBリーグ独自の特別指定選手というルールによって大東文化大学所属の中村が加入。

この特別指定によって多くの大学生が一時的ではありますが、Bリーグチーム各地に所属をしていきます。

大東文化大学は今年の関東1部のリーグ戦で、総部初優勝に輝く素晴らしい成績を残したチームで、そのチームのポイントガードの加入は楽しみな要素の一つです。

<渋谷>

#1関野 剛平

#2セバスチャン・サイズ

#9ベンドラメ 礼生

#24広瀬 健太

#34ライアン・ケリー

ポイント2:田渡が怪我により欠場

こちらは残念なお知らせ、田渡 修人が直前の試合での負傷により欠場が発表されています。

右膝内側側副靭帯の損傷との発表ですので、断裂でないと考えれば不幸中の幸いかと。

チームとしても、プレイタイムをシェアしてゲームマネジメントがされているチームのため、この欠場を選手全員でカバーできるかどうかが注目ポイントです。

試合開始!!

渋谷ボールでスタート。

まずはオフェンスリバウンドをつないで、ケリーがゴール下でのファーストスコア。

大阪は伊藤がドライブしますが、シュートは外れる。

渋谷はケリーがアウトサイドからペネトレイト、ワンハンドダンクをかまして連続得点。

大阪はアイラがミドルを撃ちますが、これも外れる。

次のオフェンスでは、フリーのスリーポイントをしっかりアイラが決めて3点を加点。

渋谷は試合経過3分ですぐさま選手交代、これが一つの特徴です。

コートに入って来たのは、杉浦と山内。

渋谷はもう一人の外国籍、サイズがゴール下で1on1で得点。

続いて渋谷は渡辺がベンドラメに変わりコートイン。

大阪はアイラが続けてシュートを撃ちますが、しばらくスコアが生まれません。

対する渋谷は杉浦がスリーをヒット。

シュートタッチ良さそうな雰囲気です。

渋谷は続いてトランジションからサイズがレイアップを決めたところで大阪がタイムアウト。

残り5分半で11-3、渋谷がまずはリードを広げます。

ポイントその3:エディオンアリーナ大阪のライティング

若干周り暗めの、センターあたりに強めのライトを当てていてかっこいい演出がされています。

選手目線としては、プレイしづらくないのかな?なんて思いましたが、タイムアウト後には通常の証明に戻りました。

他の会場では見られなかった演出だったため、ちょっと驚きでした。

タイムアウト明け、大阪は今野に変えて橋本がコートに入ります。

大阪は伊藤のフローターが決まらず、渋谷が速攻を出しますが、これも決まらずで残っていたアイラがイージーバスケットで得点。

さらに速攻からアイラが連続得点、個人で7点目を挙げます。

残り3分半で大阪は藤高、中村と入ります。

渋谷は早くも2巡目の選手交代、ベンドラメ、関野、広瀬とスターターが戻ります。

注目の中村のパスをベンドラメがスティール、ケリーがレイアップにつなげて得点。

大阪もハレルソンがスリーを決めて残り3分を残してやっとアイラ以外が得点。

ここで両チーム選手交代、アイラが下がってオマラ、渋谷はケリーを下げて野口が入ります。

渋谷はサイズが個人技で突破、ゴール下で得点を重ねます。

大阪はハレルソンがゴール下で得点、外国籍が1枚になっている渋谷のゴール下を攻めます。

さらに大阪はハレルソンがブロックから自らボールをプッシュ、レイアップまで持ち込み、残り1分半を残して15-14、1点差まで詰めます。

ここで渋谷は5人を一気に交代、このタイミングでの初出場はファイ・サンバのみですが、どんどん選手変えて来ます。

そして杉浦がジャンパーを決めて3点差に。

渋谷はさらにケリーがミドルジャンパーを決めて5点差。

このスコアを最後に試合は最終、19-14、渋谷が5点をリードして第2クオーターに入ります。

ポイント4:石井が出てこない

これだけ選手を交代しながら起用する渋谷ですが、シューターの石井がコートに出て来てません。

この入れ替えの中で出てこないということは試合出ないかもしれません。

どうやら石井も11月上旬の足関節捻挫からまだ復帰をしていないようでこの試合はでなさそうです。

田渡、石井と2名のシューターを欠く渋谷、杉浦が1本スリーを決めてたので彼のシュートにかかる期待はこの試合もしかしたら大きいものになるかもしれません。

第2クオーター開始!!

大阪ボールで再開。

最初のオフェンスはターンオーバーになります。

渋谷はサンバのオフェンスリバウンドからの得点でこのクオーター先制。

大阪は伊藤がファウルをしたところですぐに交代、中村が入ります。

渋谷は野口がオフェンスリバウンドからのファウルドローンでフリースロー獲得、2本沈めて9点差になります。

大阪は藤高に変わって入った畠山が最初のシュートでベースラインジャンパーを決め大阪のファーストゴールを決める。

続いて中村がトランジションからのプルアップスリーで3点を決める。

このシュートがBリーグ初得点になったようです。

渋谷は関野がオフェンスファウルをコールされ、個人2つ目となりベンチへ。

大阪はアウトサイドが好調、ハレルソンのスリーで3点差に。

すぐさま渋谷はケリーがスリーを決め返しますが、切り替えの早いペネトレイトで中村が得点。

渋谷はベテラン野口がスリーを決めて点差を簡単に詰め寄らせません。

大阪は早い展開でのオフェンスが続き、橋本がファウルドローンに成功。

フリースロー2本決めて3点差。

渋谷はサイズがミドルジャンパーを決めて両チームとも高いシュート確率を維持しています。

大阪はハレルソンがスリー、2点差に再び詰めます。

渋谷の渡辺のレイアップが決まったところでオフィシャルタイムアウト。

残り4分半で33-29、渋谷が4点をリードしています。

タイムアウト明け、大阪はハレルソンがオフェンスリバウンドからの粘りでゴール下で得点、2点差に。

大阪はここで少し変則的なゾーンを敷いているように見えます。

3-2気味の布陣に見えますが、ボールデッド後のタイミングで行うようなので引き続き注目します。

渋谷は山内がフローターを決めて4点差に。

大阪、アイラのステップバックのジャンパーが決まったところで渋谷がタイムアウト。

残り2分弱で35-33、大阪が2点差に詰めてます。

タイムアウト明け、両チームともなかなかスコアが決まらず。

大阪はやはり3-2のゾーンをやってるっぽいです。

残り30秒を切ってケリーがファウルドローン、フリースローを2本決めて4点差。

試合は両チームとも最後の数秒をタイムアウトを取って、しっかりとオフェンス組み立てますが、これ以降はスコアが決まらず。

最終、37-35、渋谷が2点をリードして後半に入ります。

ポイント5:渋谷の前半のスリーの確率

渋谷は前半、スリーの確率が3/17。

2PTが12/20なのでFG%全体としては悪くはなさそうですが、これが最終的には2点と3点の違いとして現れるかもしれません。

後半、渋谷のアウトサイド、要チェックです。

第3クオーター開始!!

両チームスターターに戻してのゲーム再開。

渋谷ボールでスタート。

ケリーのコーナースリーが決まらず大阪ボール。

渋谷はローポストのオマラのボールをスティールに成功。

そしてトランジションからケリーが得点し後半先制。

大阪はオマラがリベンジ、今度は確実にゴール下で得点します。

渋谷は今日の試合を象徴するかのような、関野のアタックからのキックアウトで広瀬がどフリーのコーナースリーを落とす。

大阪は3ポゼッション続けてローポストのオマラにボールを預け、期待に答えます。

オマラの連続得点で、大阪同点に追いつく。

オマラの活躍はディフェンスでも発揮され、サイズのアタックを阻止。

そこからアイラのトランジションからのダンクで大阪逆転。

渋谷もすぐさまケリーが決め返して得点。

大阪もオマラがギアアップ、インサイドへスムーズに進入しダンク。

渋谷はサイズがやり返し、ダンクを決めて同点。

大阪はオマラが引き付けてハレルソンのミドルを演出し2点差。

渋谷はベンドラメのレイアップのこぼれ球をサイズがティップイン。

大阪は続いて伊藤が得点、渋谷はベンドラメがファウルドローン。

残り5分半で両チーム選手交代、大阪は橋本イン、渋谷は杉浦、渡辺が入ります。

大阪はオマラが止まりません。

ゴール下でのバスケットカウントを獲得、さらにサイズから3つ目のファウルを引き出し、交代を余儀なくされます。

ファイ・サンバが交代で入ります。

オマラのボーナスが決まって大阪4点リード。

流れの悪い中で、渋谷はベンドラメがしっかりとミドルを決めて得点を繋ぎます。

渋谷はさらにベンドラメのアシストでサンバが得点し同点にします。

試合は残り4分半、50-50-の同点。

大阪はオマラにボールを預けてペネトレイト、ベンドラメのファウルを誘い、個人3つ目でこちらも交代、山内と代わります。

ボーナス2本決めて大阪2点リード。

さらにこのタイミングで、中村、畠山と入れてくる大阪。

渋谷はすでにチームファウルが5つを超えてボーナスになってしまい、オマラが再びフリースローを獲得。

高確率にフリースローを決めるオマラ、ここも2本決めて4点差。

渋谷は杉浦のスリーが決まらず、渡辺のレイアップもこぼれてしまいます。

しかし、ケリーがスリーポイントシュート時にアイラからファウルをもらいフリースロー3本。

この3本をしっかり全て決めて1点差。

フリースロー後に野口と交代します。

残り3分弱、54-53で大阪1点リード。

大阪はハレルソンがミドルを成功、3点差。

渋谷はケリーをすぐさまコートに戻す。

ポイント6:フリースロー打つ人が違う…?

今直前のプレイは渡辺がファウルドローン、そしてその渡辺と変わってケリーが入って来ますが、ケリーがフリースローラインへ。

これって渡辺が打ってから交代のはずでは?

この謎のプレイの後に大阪は橋本がビッグプレイ。

スリーポイントをカウント、そしてさらにファウルドローンでボーナススローを獲得。

これも決めて4点を加点、大阪5点リードです。

さらに橋本のアタックのこぼれ球をハレルソンがフォロー。

7点差になったところで渋谷がタイムアウト。

残り1分半で62-55、大阪7点リードで第3クオーターは終盤へ。

タイムアウト明け、大阪は前半でも時折見せていた3-2のゾーンを見せます。

渋谷はそれに対して杉浦のスリーを撃ちますが、外れます。

そして大阪はハレルソンがしっかりとターンアラウンドジャンパーを決めて9点差に。

渋谷は野口のコーナースリーが外れ、大阪はハレルソンのスリーが外れ、試合時間は残り数十秒。

最後渋谷は渡辺がレイアップを決めたところで第3クオーター終了。

このクオーター渋谷29-20大阪とランを見せて、逆転し7点リードをして、第4クオーターに入ります。

第4クオーター開始!!

大阪ボールで始まった第4クオーター。

まずはハレルソンがゴール下で得点し9点差。

渋谷は広瀬、ベンドラメと続けてスリーを放つが決まらず。

しかしオフェンスリバウンドを連続で取得、死後はケリーがスリーをヒットし、6点差。

大阪はハレルソンがギアアップ、簡単にミドルジャンパーを決めて8点差。

渋谷はケリーがスリーを積極的に放ちますが、決まらず。

しかし決まらないだけでは終わらず、第4クオーター渋谷はオフェンスリバウンドを何本も確保しています。

そしてエンドラインからのインバウンズでベンドラメがスリーを決める。

点差は5点差。

さらにディフェンスからのトランジションで山内が得点し3点差。

スコア後のオールコートディフェンスで大阪のボールキャリーを苦しめ、リズムを作ろうとします。

対する大阪はその包囲網を突破し、伊藤がレイアップ。5点差。

渋谷はケリーがゴール下でファウルドローン、フリースロー2本決めて3点差。

大阪は伊藤が再び渋谷のプレスを突破からコーナーに鋭いパスを通し、橋本のスリーを演出。

6点差にします。

さらに次のオフェンスでは伊藤が左手でのフローターを沈め、8点差。

負けじとベンドラメがレイアップでやり返します。6点差。

大阪はハレルソンが絶好調、ターンアラウンドからのフェイダウェイを決めて8点差。

渋谷はサイズがペイントエリアから攻めますが、ハレルソンが素晴らしいディフェンス、3秒オーバータイムを取ったところでオフィシャルタイムアウト。

残り4分半、77-69で大阪が8点をリードです。

タイムアウト明け、大阪は伊藤が再びフローターを決めて10点差、2桁リードに成功。

渋谷はケリーがスティールからのコーストトゥコースト、レイアップを決めて8点差。

続いてサイズがゴール下で得点に成功し6点差になったところで大阪タイムアウト。

残り3分、79-73で大阪6点リードです。

タイムアウト明け、渋谷はオールコートのディフェンスでガード陣にボールを渡させません。

ハレルソンが一気にアイラにつないで、そこに走り込んだ中村がファウルドローン。

フリースロー1本を決めて7点差。

渋谷はベンドラメがコーナーにキックアウト、杉浦がスリーを撃ちますが決まらず。

逆速攻でアイラがワンハンドのダンクに行きますが、これも失敗。

もったいないプレイでしたが、流れ的には悪くない展開でした。

渋谷はベンドラメが自らミドルを撃ち、そのこぼれ球をサイズがリバウンド。

その間にアイラがファウルを取られ、個人4つ目。

次の渋谷オフェンスはベンドラメがスリーを撃ちますが、決まらず。

大阪はハレルソンとアイラのハイローで得点したところで渋谷がタイムアウト。

残り2分、82-73で大阪が9点リードです。

ポイント7:アイラブラウンBリーグ通算2,000得点達成

B1での経歴は琉球ゴールデンキングスで2年、今年大阪での3年目というキャリアの中で、日本国籍を獲得したことも相まって、出場時間を伸ばすことができたことも要員の一つなのではないかと思います。

アイラブラウン選手、おめでとうございます!!

タイムアウト明け、渋谷はサイドのインバウンズからすぐさま杉浦がスリーを撃ちますが、これが入らず。

大阪は伊藤、ハレルソンとシュートを撃ちますがここは決まらず、スコアを伸ばせない。

すぐに追いつきたい渋谷はベンドラメがスリーを決めて6点差。

試合時間は残り1分、大阪は伊藤のパスがアイラに繋がらずターンオーバー。

渋谷はベンドラメのフローターが決まらず大阪ボールに。

大阪は橋本のドライブから伊藤につないでスリーポイント。

これが決まって渋谷がタイムアウト。

残り23秒、85-76で9点差。

タイムアウト明け、渋谷はサイズがゴール下でシュートを撃ちますが、決まらず。

ルーズボールでベンドラメがファウルを取られ、個人5つ目で退場。

第4クオーター終盤での得点やチームを引っ張る姿は素晴らしかったですが、今日の試合はシュート確率が全体でも上がらず。

その後はハレルソンのフリースロー2本決まって11点差。

これで試合終了、大阪がホームでGAME1を取り、西地区首位をキープに成功です。

試合を振り返って

大阪はゲームを通じて活躍したハレルソンが31得点13リバウンドの活躍。

第1クオーターの出だしはアイラ、第2クオーターは新加入中村が繋ぎ、第3クオーターはオマラが仕事をして、第4クオーターは伊藤が絞める。

天日HCもおっしゃっていたように、チームで勝ち取った試合だったかと思います。

渋谷はこちらもゲームを通じて活躍したケリーが29得点、サイズが14点14リバウンド。

ベンドラメも11点7アシストと仕事をしていましたが、とにかくチームとして差になってしまったのが、スリーポイントの確率。

大阪は8/16で50%、渋谷は6/33で18.2%。

石井、田渡不在の影響はこういったところに出ているかと思いますので、早く復帰されることが望まれます。

こぼれ話

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