リアルタイムではカンファレンスファイナルが始まりました。
自粛期間中だったら見れたのになーと、ちょっと残念に思っています、ctrainerです。
この記事では、
NBA playoffs 2020 Eastern conference semi final:トロント・ラプターズ×ボストン・セルティックス
のシリーズをレポートしていきたいと思います。
記事作成開始:9/19~継続中
各チームの紹介記事はこちらから!!
プレイオフレビュー:トロント・ラプターズ(イースト・2位)
ラプターズの1st roundのレビューはこちらから。
ネッツを4戦で退け、順調にセカンドラウンドに上がってきた昨シーズンのチャンピオン、ラプターズ。
前の試合でカイル・ラウリーが捻挫で試合を途中退場していることもあり、このシリーズに影響が出ないかどうかが心配なところではあります。
が、それでも1stラウンドでキャリアハイの得点を残したフレッド・ヴァンブリート、ベンチから出場するサージ・イバカやノーマン・パウエルが好調を維持しているため、ウイング陣の活躍はセルティックスに対してアドバンテージを取るためには重要になりそうです。
パスカル・シアカム、マルク・ガソルのインサイド陣に関しては、1stラウンドではそこまで目立った活躍を見せませんでしたが、セルティックスに対応せざるを得ないような活躍を見せることができるかどうか、期待したいと思います。
プレイオフレビュー:ボストン・セルティックス(イースト・3位)
セルティックスの1st roundのレビューはこちらから。
こちらもシクサーズを4-0で退け、調子は悪くなさそうな状態。
ゴードン・ヘイワードがGAME1で負傷離脱してしまいましたが、代わりにスターターにスライドしたマーカス・スマートがしっかり穴を埋めてくれています。
ジェイソン・テイタム、ケンバ・ウォーカー、ジェイレン・ブラウンと加えてこのコアの4人の安定感は抜群です。
シクサーズのエンビードに得点を取られてはいましたが、同様にこのシリーズはガソルやシアカム、イバカなどインサイドに能力のある選手が多いラプターズ。
セルティックスがスモールラインナップで主導権を握るのか、それともインサイドに対してしっかりとビッグマン達が対応することができるか、注目です。
注目のマッチアップ
ラプターズ:フレッド・ヴァンブリート
セルティックス:マーカス・スマート
1stラウンドでも好調を維持、今季のシーズンでもレナードが抜けたことでスターターになりましたが、オフェンス面での貢献だけでなく、ディフェンスでもサイズ負けしないハートも持ち合わせた選手。
シアカムとともにオフェンスを引っ張っていく中でヴァンブリート外と中のバランスを取っていくためにも、ラプターズのウイング陣の中で重要な存在になりそうです。
一方セルティックスも、おそらくマッチアップになるであろうスマートのディフェンスがカギを握ることになるかと思います。
オールスイッチで守ることもあるとは思いますが、スマートのディフェンシブエナジーをチームに注入できるかどうか。
そしてオフェンスでもしっかりとスリーを沈められるかどうか、注目していきたいと思います。
GAME1(8/31)
GAME1:ハイライト
GAME1レポート
前のシリーズの最終戦で足首の捻挫をしていたラウリーがスターターに名を連ねます。
セミファイナルの開幕はスマートのスリーから。
開始して2分、セルティックスが5-0でリード。
ラプターズ は3分経過したところでシアカムがゴール下でバスケットカウント獲得。
序盤はセルティックスペース、ラプターズ はファウルが多くなってきている11-3の場面。
お互いにファウルが混んでいるガソル、タイスを下げてイバカ、ロバート・ウイリアムズ三世を投入。
二人とも出場直後から持ち味を発揮します。
ラプターズ はシアカムがまだ本調子にならず、ポストアップからの攻めもオフェンスファウルをコールされ個人2つ目。
残り5分を残してすでにラプターズのファウルが4つを超えているため、セルティックスがボーナスに。
スマートのこのクオーター2本目のスリーが決まって22-11と二桁リードになる終盤。
ラプターズもゾーンディフェンスを見せますが、そこでブラウンに4ptプレイを決められる。
しかもファウルをしたのが個人3つ目になるシアカム。
止まらないセルテックスの波状攻撃で残り3分、31-15。
最後は互いにタフなスリーを決めあって39-23、セルティックスが16点をリードして第2Qへ。
セルテックスの思い通りに進んだ第1Qを終えて、ラプターズが第2Qの頭で反撃、スコア後のゾーンディフェンスからのトランジションで一気に点差を9点差に。
逆にセルティックスの方が再開3分間でノーゴール。
この流れをこじ開けたのが、前のシリーズで好調だったテイタム。
スリーを決めて残り8分、セルツの第2Qのファーストスコアが生まれます。
ラプターズも展開は悪くないですが、シュートが入らない時間がまた続く。
残り6分で44-32、セルテックスが12点をリード。
ラプターズはアヌノビーのディフェンスの裏を欠いたダンクで流れを引き寄せようとします。
残り3分前後には両チーム合わせたブロック合戦、ディフェンスの集中力がともに高いです。
先ほどもそうでしたが、膠着状態を切り拓いてくれるのがセルテックスのテイタム。
バスケットカウント獲得で点差を広げにかかります。
さらに前半の終わり際にはスティールからのワンマンスラム。
この試合はスロースタートでしたが、きっちり存在感を出してきます。
そして最後はケンバのブザービーターが決まり前半終了。
59-42、第2Qはラプターズも良い時間がありましたが最後はセルティックスに締められ後半に入ります。
両チームスターターに戻す後半。
このクオーターの始めも、セルツのコーナースリーが連続で決まり最大リードの21点差。
残り8分ではタイスのダンクで早くも70点に到達。
ラプターズは前半、ヴァンブリートやシアカムの点が伸び悩み、後半でそれを取り返したいところ。
先にエンジンをかけたのがヴァンブリート、連続得点で点差を詰めます。
そろそろ点差をもう少し詰めていきたいラプターズですが、ターンオーバーからこのウインドミルを決められる悪い流れが切れない状態。
ラプターズもなんとかラウリーのフリースロー、アヌノビーのスリーで追いつこうとし、10-2のランを最後に出しますが、最後はテイタムにブザービーターを決められて、88-73、セルティックスが15点をリードして最終クオーターへ。
15点を追いかけるラプターズ 、第3Qの終わりからペネトレイトを積極的に行なっているラウリーのエンドワンからスタート。
シアカムもダンクで得点しますが、これでやっと10点目、今日は調子が上がってこない様子。
残り8分を切った頃には20点差、残り5分には24点差、セルティックスのオフェンスが勢い下がらず、ドンドン点差を離していきます。
残り3分弱にはセルティックスはベンチメンバーを出場させてのガベージタイムに突入。
最終的には112-94でセルティックスが先勝に成功しました。
勝利したセルティックスは、ベンチ出場のRウィリアムズ含めて6人が二桁得点。
テイタムとスマートで21点、タイスが15リバウンド、ケンバが10アシストと素晴らしい出来でした。
一方敗れたラプターズは、こちらも6人が2桁得点を記録していますが、リーディングスコアラーがラウリーの17点。
チームとしてもFG%が37%、スリーが25%と不調に終わってしまいました。
GAME2にこの辺りをどのように修正してくるか注目したいと思います。
GAME1 スタッツ
GAME2(9/2)
GAME2:ハイライト
GAME2レポート
両チームGAME1と同じスターター。
序盤はテンポ良く互いに得点を重ねる。
残り6分のところでラプターズが7-0のランにより15-9、リードを広げて中盤へ。
ベンチメンバーも交代で出場し始め、まず良い動きをしているのがRウィリアムズ3世。
アリウープ、プットバックダンクと存在感見せます。
リバウンドからの彼の得点が伸びていて、ラプターズはブァンブリートが好調。
最後はRウィリアムズのジャンパーが決まって28-28、同点で第1Q終了。
第2Q開始早々、テイタムのスリーで逆転するセルティックス。
ラプターズはテレンス・デイビスや、クリス・ブーシェイなどGAME1あまり出場していなかった選手もローテーション入り。
得点のペースは若干下がっていっていますが、互いにディフェンスの強度は高くイージーシュートを許しません。
約6分経過して7-6とロースコアな展開、どちらが先に均衡を崩すことができるか。
少し差があるとすれば、ボストンは最後にファウルドローンによって得点する場面がありますが、トロントはまだフリースローがなし。
このコンタクトの結果のファウルの数は後半に影響を及ぼすかもしれません。
ラプターズもファストブレイクからブァンブリートがレイアップを決めて同点。
さらにタイムアウトを挟んでブァンブリートのスリーでラプターズがリード。
セルティックスもブラウンのスリー、テイタムのフローターで再逆転。
ブラウンがスリー好調、もう一本決めて点差を離しにかかる。
最後ラプターズもシアカムのスリーがブザービーターで決まり50-48、セルティックスが2点リードで後半に入ります。
ラプターズが最大で8点リードを取ったものの、その後はずっとワンポゼッション付近を行き来するシーソーゲームとなったGAME2。
第3Qの序盤はラプターズが優勢、アヌノビーがスリーノーミスで4/4の成功。
さらにシアカムのバスケットカウントもあり5点差。
ガソルが残り8分の段階で4つ目のファウルということは不安材料ではありますが、ラプターズが自分達のゲームを見せ始めているこの時間帯。
しかしテイタムがスリーとフリースローですぐに同点にします。
と思ったら今度はラウリーがエンドワン、お互いに意地を見せます。
しかしラプターズはRウィリアムズのアタックに対してガソルが5つ目のファウル。
第3Q残り7分のタイミングなので下げざるを得ません。
残り4分、ラプターズがイバカのスリーで4点をリード。
ラウリーの速攻からのレイアップも決まって6点差になったところでセルティックスタイムアウト。
タイムアウト明けもイバカのスリーが決まって9点差、この試合の最大リードとなります。
ラプターズはさらにこのタイミングでゾーンディフェンスからのトランジションでブァンブリートがレイアップ、12点差。
一気に点差をつけて流れを引き寄せようとします。
セルティックスはテイタムが奮闘、フリースロー、レイアップを決めて8点差。
この点差のまま第3Qは終了、ラプターズ30-セルティックス20とこのクオーターを制したラプターズリードで最終クオーターへ。
第4Q、まず初めにスパークしたのがスマート、3ptを3本連続で決めて一気に1点差に詰める。
タイムアウト明けにももう一度決めて4本連続。
ラプターズも負けじとアヌノビーのダンクでバスケットカウント、リードを許しません。
次のセルティックスの得点もスマート、スリーポイントでさらにファウルも獲得し4ptプレイ。
キャッチ&シュートばかりでなくプルアップで決めてるのがすごいところ。
セルティックスが逆転に成功します。
その後ケンバのフリースローで3点差にするセルティックス。
90-87、3点を追うラプターズはここでゾーンディフェンス。
最初のスマートのスリーは落ちますが、ロングリバウンドを抑えられ、テイタムがスリーをヒット。
ラプターズたまらずタイムアウト。
このクオーターここまで23-9と圧倒しているセルティックス。
ラプターズもフリーでシュートが打ててはいるんですが、ネットを揺らせず。
残り4分で6点を追いかけるラプターズ、タフなディフェンスからブァンブリートのスリーに繋げることができて、3点差。
リードしているセルティックスもこれは不味いとすぐにタイムアウト。
タイムアウト明け、テイタムのアタックにガソルがファウルしてしまい6ファウルで退場。
このボーナススローを2本決めて、テイタムはファーストラウンドで記録した自身のキャリアハイを更新、34点に到達します。
残り2分半、3点差を追いかけるラプターズに対してケンバのプルアップスリーが炸裂。
イバカのジャンパーで返して残り2分、スコアは100-96。
ラプターズはジャンプボール含め数ポゼッション決めるチャンスがありましたが得点できず。
たっぷり時間を使って攻めたセルティックスのオフェンスはテイタムのジャンパーが決まりましたが、オフェンスファウルのコール。
これに納得できなかったテイタムのリアクションでテクニカルをコールされる。
ワンスローをラウリーが決めて3点差、さらにラプターズボール。
そしてラウリーがアタックし、ファウルドローン成功、フリースロー再び打ちます。
2本成功し100-99、1点差残り1分でセルツボール。
ここでケンバのエグい角度のクロスオーバーからのジャンパーが決まりセルティックスが3点リード。
残り42秒、3点を追うラプターズ、シアカムがトップからアタック、スマートがマイボールにしたところ、アウトオブバウンズのコール。
微妙な判定になったこのコールはビデオチェックの結果、最初の判定通りラプターズボール。
残り35秒でエンドからラプターズのインバウンズ。
作ったセットプレイはシアカムがサイドラインを踏んでしまい、セルティックスボールに。
セルティックス、ショットクロックギリギリでブラウンがスリーを打つが外れる。
ラプターズはタイムアウトとらずにすぐにヴァンブリートに繋ぐ。
ギリギリで放たれたシュートは惜しくも外れて試合終了。
セルティックスが接戦となったGAME2を取り、シリーズ2-0とリードしました。
接戦を物にし連勝したセルティックス、テイタムが34点8リバウンド6アシストでプレイオフキャリアハイの得点を更新する活躍。
スマートが5本連続含む、6本のスリーを沈めて19点、確率は低かったですがクラッチタイムでしっかり決めたケンバが17点。
ベンチから出場したRウィリアムズのFGノーミスでの11点も効果的な活躍でした。
一方、惜しくも敗れてしまったラプターズ、アヌノビーの20点を筆頭に5人が2桁得点、一時は12点リードまで広げられたところで、この試合はスマートにやられてしまったなという印象。
またチーム全体ではシュート%があまり上がってこず、苦戦してしまったこのGAME2。
GAME3ではディフェンスから速攻を増やして、リードを守り切るマネジメントがニック・ナースHCに求められるかと思います。
シアカム、ヴァンブリートあたりの爆発力もそろそろ欲しいかなと思われます。
GAME2 スタッツ
GAME3(9/4)
GAME3:ハイライト
GAME3レポート
両チームスターターの変更はなし。
2連敗は避けたいラプターズ、ラウリーのバスケットカウントでスタート。
トランジションでも持ち込み得点につなげるラウリー。
ラプターズディフェンスも集中力高くセルティックスを2点に抑え込む序盤。
さらにもう一本ラウリーのバスカットカウントでリードを広げる。
セルティックスも自分たちのディフェンスからの速攻で少しずつ得点を縮める。
14-12、ラプターズ2点リードで中盤へ。
残り6分にはシアカムが2つ目のファウルでベンチへ。
このファウルドローンでの得点でセルティックス同点。
ラプターズはヴァンブリート、シアカム以外の得点が伸びていてラウリーはすでに2桁、ガソルも得点を伸ばします。
フリースローの確率が上がらない両チーム、ファウルドローンが多いため、しっかりと決めていきたいところ。
セルティックスはケンバが得点を重ねすでに2桁得点。
第1Q残り3分、25-25で同点。
この試合ケンバが絶好調、ここではポンプフェイクからのバスカンジャンパーを決めてリードを広げる。
最後はケンバのブザービータースリーが決まりこのクオーターだけで17点をあげ、33-28でセルティックスが5点をリードして第2Qに入ります。
追いかけるラプターズは第2Qの頭、まずはゾーンディフェンスで守る。
さらにシューターのマット・トーマスを起用。
ここまでプレイしていなかった選手をGAME3で出してきました。
ディフェンスの強度が上がり、互いになかなか得点が生まれないこのクオーターの出足。
セルツで徐々に存在感を出してきたのがテイタム、得点を少しずつ重ねていきます。
ラプターズはアヌノビーがシリーズを通じてシュートタッチを維持していて、ここでも決めてきます。
ラプターズはシアカムがまだしばらく流れにのれず、オフェンスのチャージングをとられて個人ファウル3つ目。
そんな中ラウリーが1stクオーターに引き続きチームを引っ張り、コーストトゥコーストで得点し1点差に。
テイタムからタイスのアリウープが決まって残り6分弱、ラプターズがマンツーマンに戻したところでセルティックスのボールムーブがきれいに決まり始める。
44-37で最大リード7点差がついたところでラプターズタイムアウト、残り5分弱。
ブラウンもジワジワ得点を伸ばしてきて2桁得点に到達、セルツのリードもちょうど10点に。
ラプターズは戻ってきたガソルがゴール下でエンドワン獲得。
残り3分で50-41、ブラウンが良いところで沈めてきます。
ラプターズも前半の終了に向けてディフェンスからのトランジションでヴァンブリートがスリーをヒット。
また点差が縮まってきました。
テイタムも加点し2桁得点に載せた前半の終わり際。
ケンバがショットクロックギリギリでスリーを決めて、最終57-47、セルティックスが10点をリードして前半を終了。
両ポイントガードがリーディングスコアラーになり、また違った展開を見せているGAME3の後半、ファーストスコアはシアカムのレイアップから。
さらにローポストから得点し、連続得点によってリズムが生まれそうな気配。
しかしその後シアカムの得点はなかなか伸びず連続でフィールドゴールをミスします。
変わりにヴァンブリートが速攻からのレイアップを決めて6点差に詰める。
残り8分のタイムアウト明けにラプターズは再びゾーンディフェンス。
過去のゲームを見てもこのゾーンディフェンスが有効な気がするので、チームディフェンスとしてはしっかりと使い分けながら効果的に出していきたいところ。
ヴァンブリートの得点で4点差まで詰めてきたラプターズ。
残り6分、ラウリーのコーナースリーで1点差まで戻す。
この数ポゼッションはディフェンスも昨日し一気に流れを引きとせたいところ。
しかし大事なこの場面でセルツがボールをを上手く回しイージーバスケット。
ここでセルティックスもGAME3にして初めてエネス・カンターを投入。
早速ローポストからのフックシュートを成功させます。
残り3分半、ディフェンスからの速攻でシアカムがスリーをヒットさせラプターズがリードを奪う。
ラプターズは、今まで2-3もしくは1-3-1のような形でゾーンを敷いていましたが、カンター投入によってなのか、3-2気味に変化しています。
ラプターズもこのカンターのところを一つポイントにしてアタックしたり、ミスマッチを引き出そうとしているように見えます。
ディフェンスのガチガチの守り合いだったゲーム展開がカンター投入により少しオフェンシブに潮目が変わり始めました。
残り2分半、70-68でラプターズが2点リード。
ラウリーがジャンパーを決めてこのクオーター9点目をあげる。
お互いにシュートが入り始め、スコアがグッと伸び始めます。
セルツはGAME2でもインパクトを残したRウィリアムズのダンク+フレイグラントファウルでさらにボストンボール。
再度セルティックスがリードし、さらにブラッド・ワナメイカーもゴール下でのバスケットカウント獲得でリードを広げる。
最終、80-76、セルティックスが再逆転に成功して最終クオーターに入ります。
第4Qの頭、まずはヴァンブリートが連続でスリーを決めて早速逆転に成功します。
しかしセルツはケンバのバスケットカウントで追いつく。
このファウルでヴァンブリートがファウル5つ目、当り始めているだけに下げづらい展開。
リードチェンジが続くこの第4Qの序盤。
セルティックスはラプターズのダブルチームを掻い潜り、RウィリアムズからGウィリアムズへのパスが通って得点し4点差。
ラプターズはパウエルがペネトレイトからのレイアップでバスケットカウント獲得。
互いに譲らない展開のまま中盤へ。
ラプターズはラウリーのスリーで逆転に成功。
すぐさまテイタムが決め返す、その返しのオフェンスでパウエルがディープスリー。
お互いにワンポゼッションずつリードが移り変わる展開。
ここでラプターズが1歩抜け出て、4点をリード。
それでもセルティックスも残り4分半で追いつく。
ラプターズは残り時間が減っていく中で、ファウルトラブルも発生。
先ほどのヴァンブリートに続いてラウリーも5つ目。
この二人が欠けては苦しくなるばかり。
セルティックスはタイスのダンクで2点リード。
さらにターンオーバーからブラウンの強烈なボースハンドダンク。
この数分、セルティックスが8-0のランを出して4点リード。
残り2分半、99-95で4点を追うラプターズ。
ラウリーのドライブからのレイアップが決まって2点差になったところで残り2分。
セルティックス、ブラウンの得点で4点差に戻す。
ラプターズ、ラウリーのレイアップが決まって2点差、残り1分。
テイタムのジャンパーが落ちて残り40秒。
ラプターズ、ヴァンブリートのスリーが落ちますがアヌノビーがオフェンスリバウンド確保。
今度はペネトレイトを選択するヴァンブリート、レイアップを成功させ同点、残り21秒。
ケンバにダブルチームを仕掛けるラプターズ、外で一人スマートがフリーになるがそれを囮にノールックパスがゴール下へ。
素晴らしいアシストが通ってタイスのダンクがカウント。
残り0.5秒、セルティックスが103-101が2点リード。
ラプターズの最後のオフェンスはサイドからのインバウンズ。
時間がない中で逆サイドのコーナーへ飛ばしたラウリーのパスはアヌノビーがすぐさまキャッチアンドシュート。
これが時間内のカウントとして認められラプターズが逆転勝利、シリーズを1-2とし、セルティックスの3連勝を阻みました。
↓この試合のラスト30秒のハイライト
逆転勝利したラプターズはラウリーがゲームハイの31点と8アシスト、次いでヴァンブリートが25点6アシストとけん引。
アヌノビー、ラウリー、ヴァンブリートの3人が40分超えの出場で、タフなゲームを勝ち切りました。
一方、あと一歩だったセルティックス、ケンバがチームハイの29点、ブラウンが19点12リバウンドと奮闘。
テイタムが15点と失速気味、前の試合で高確率でスリーを決めたスマートもスリーの確率が2/9。
ブザービーターでの敗退だったため、悔しい敗戦ではありますが、改善できるところはして、この試合をバネに次の試合に臨みたいところ。
GAME3 スタッツ
GAME4(9/6)
GAME4:ハイライト
GAME4レポート
劇的な勝利でまずは1勝リベンジすることができたラプターズ 、この試合でタイに持ち込めるか。
両チームスターターに変更はなし。
互いに固いディフェンスからスタート、点数は大きく伸びずに序盤進んでいきます。
シアカムのスリー、ラウリーの連続ファウルドローンでジワジワと点差を離していくラプターズ 。
ラウリーはすでにフリースロー6/6、積極的にアタックしています。
セルティックスもスマート、ケンバのスリーが続けて決まり調子が上がってきます。
残り6分で17-16とラプターズ が1点リード。
ラプターズ は良くスリーが入っているこの第1Q、ガソル以外が全員スリーを決めています。
さらにラプターズは過去の試合でもセルツに対して有効だったゾーンディフェンスを使用して自分たちのリズムを作ろうとします。
残り2分、セルティックスはトランジションからのアーリーオフェンスで、ゾーンが整う前にシュートに持ち込み得点を重ね、25-23。
最終的には31-27でラプターズが4点をリードして1stクオーターは終了、前のゲームと同様、ラウリーが2桁得点でチームを引っ張ります。
第2Q、開始してすぐにイバカのスリーが決まり7点差。
セルティックスはシュートがしばらく決まりませんでしたがタイスがプットバックダンクを叩き込み、このクオーターのファーストスコア。
そこから連続得点で2点差、セルティックスもしっかりと離されずに付いて行きます。
セルティックスは前の試合で抑えられ気味だったテイタムが2桁得点、ラプターズはベンチから出場出場高確率でスリーを決めているイバカも2桁得点。
残り6分を切って40-35、以前ラプターズがリードを保っていますが、ここ3分半でスコアができていないラプターズ。
終盤にかけて、セルティックスはケンバのスリー、スマートのバスケットカウントで同点に追いつく。
ラプターズはシェミ・オジェレイのフリースローで逆転されてしまいます。
最後はヴァンブリートのブザーギリギリのスリーが決まり同点で前半を終えます。
後半は先制したのはセルツ、ケンバのロブパスをタイスがアリウープで決めてスタート。
ラプターズ はラウリーのスリーで再びリード、リードチェンジが頻繁になってきました。
セルティックスはブラウンがまだイマイチ波に乗り切れず、オフェンスファウルもコールされて個人4つ目。
セルティックスが今度は得点が伸び悩んでいるうちにシアカムのスリーが決まってラプターズ が8点をリード。
残り4分を切り68-62、ラプターズはシアカムのファストブレイクが決まって6点差。
シアカムが過去のシリーズの中でもここまで一番ポテンシャルを発揮しているGAME4。
得点が伸び悩むセルティックスですが、ケンバがファウルドローンからのフリースローで繋ぐ。
この後、ラプターズが一気に点差をつける、ブァンブリート、イバカ、ヴァンブリートとスリーが3本連続で決まりこの試合最大リードの11点差。
テイタムが何とかスリーを返して第3Q終了、81-73、ラプターズが8点リードで最終クオーターにはあります。
第4Qの序盤もラプターズが10点差にしますが、セルティックスも簡単には離されません。
残り9分で85-79ラプターズ6点リード。
お互いに得点を重ね合い点差が変わらないまま残り7分。
セルティックスはブラウンのスリーがヒットせず、テイタムが何とかつないでいる状況。
残り5分弱のところで、ブラウンがようやくアテンプト10本目にしてスリーを決めて5点差。
残り4分半、ラウリーのスリーで再び8点差にするラプターズ 。
ラプターズのディフェンスに苦しめられているセルティックス、ここもターンオーバーでポゼッションを失う。
残り3分で9点差、ラプターズ はラウリーのファウルドローンでフリースローで加点、セルティックスはブラウンがスリーを決める。
残り2分で98-90、ラプターズ が8点リード。
互いにスコアできずにゲームクロックは残り1分。
テイタムがオフェンスリバウンドからのエンドワンで3点を加点、5点差。
時間いっぱい使ってのヴァンブリートのスリーが落ちて残り35秒、セルティックスボール。
ここでテイタムにオフェンスファウルがコールされてしまいラプターズボール。
セルティックスはファウルゲームに入りますが、追いつききれず、最終100-93、ラプターズが連勝し2-2のタイになりました。
勝利したセルティックスはシアカムがチームハイの23点11リバウンド、ラウリーがオールラウンドな活躍で22点11リバウンド7アシスト、ベンチからイバカが18点(3P4/4)とラプターズらしい良い勝ち方。
一方2連敗を喫したセルティックスは、テイタムが24点10リバウンド、ケンバが15点8アシスト、ブラウンとスマートの得点が伸びなかったところが痛いところでした。
また数多く仕掛けを作っているラプターズディフェンスに対してセルティックスがGAME5以降、どんなアンサーをしていくのかが注目となりそうです。
GAME4 スタッツ
GAME5(9/8)
GAME5:ハイライト
2連勝からの2連敗で迎えるセルティックス、2連敗からの2連勝で迎えるヒート。
4戦先勝シリーズでは重要になるGAME5、ともにGAME4までとスターターに変更ありません。
セルティックスは前のGAME4でスリーの確率が低かったブラウンのスリーが決まり、幸先の良いスタート。
このスリーが決まった以降、互いに外のシュートは序盤は決まらず。
ラプターズは2分経過したところでアヌノビーのスリーでファーストスコア。
ラプターズはヴァンブリートが3分経過時点で2ファウル目。
両チーム固い展開が続く中、セルツはファストブレイクでタイスのダンクをケンバがアシスト。
それに対してアヌノビーがオフェンスリバウンドから加点するラプターズ、残り6分弱で、11-5、ラプターズ6点を追いかける展開。
タイムアウト明け、ラプターズはさっそくここまでのシリーズ、セルティックスに有効なゾーンディフェンスを敷く。
それに対してここまでスマートがスリーを決めてアンサーを出す。
逆にラプターズ、セルティックスのオフェンスをスローダウンさせられていますが、自分達のオフェンスがテンポ上がらず。
約4分間得点の産めていないラプターズに対して、セルティックスはブラウンが速攻から豪快なダンク。
残り3分でイバカのシュートでようやく11点差まで詰めて残り3分。
最終的には25-11、セルティックスが14点をリードして第2Qに入っていきます。
シュートの確率が全く上がらなかったラプターズ、ここは切り替えて第2Qに臨みたいところ。
このクオーターも出だしはセルティックスペース。
ファーストポゼッションは互いにスリーが決まりましたが、ラプターズは何とか食い下がっている序盤。
第1Qほどではないにせよ、じわじわと離されていきます。
さらにヴァンブリート3つ目のファウルコールという追い打ち、交代はさせていませんがハードなディフェンスがしづらくなるという負のリズムに陥っています。
一時12点差まで詰めますが、セルティックスにペイントを割られ、得点を許してしまうラプターズ。
残り6分で41-25の16点差。
少しでも点差を詰めて後半に行きたいラプターズ、1本ずつやっていくしかありませんが、点差はさらに広がっていく。
第1Qと同じような形で約3分間スコアの止まってしまうラプターズ、に対してシンプルなオフェンスで決めるべきシュートをきっちり決めてくるセルティックス。
テイタムが3ファウルでベンチに下がりますが、その影響も感じさせず。
残り4分の場面でようやくヴァンブリートがファウルドローン、フリースローで加点できました。
しかしアヌノビーをブロックされ、逆速攻でスマートにコーナースリーを決められるという苦しい展開。
ラプターズはエースシアカムに託しますが決められず、その返しのオフェンスをセルティックスが全員で効率よくシュートにつなげる。
しかしセルティックスはさらにタイスが3つ目のファウルを取られて後半に向けての不安要素としてファウルトラブルが起こるかもしれません。
最終的には最後、ケンバのブザービーターでのシュートが決まって、セルティックス大量リード。
62-35、27点差で後半に入ります。
大きな点差を抱えたまま後半に入ることになったラプターズに取っては、もう切り替えて試合を始めていくしかありません。
最初のシュートはシアカムがミドルを決めて後半を先制。
さらにシアカムがオフェンスリバウンドから加点し連続スコア。
セルティックスは連続でファウルを重ねてしまい、シアカムのアタックに対して少しソフトな対応に。
そこをしっかり突いてシアカムが3連続バスケット、21点差に。
ケンバがレイアップを決めてボストンが後半最初をの得点を入れたのが残り9分の場面。
そこにブラウンのスリーも加わってセルティックスもペースが出てきました。
残り8分で67-45、セルツのリードは22点。
前半沈黙気味だったラプターズのヴァンブリートもエンジンがかかり始めていますが、今日はセルティックスのオフェンスも好調で点差が縮まらず。
そして残り6分を切ったところではシアカムが5つ目の個人ファウルをコールされてベンチに下がらざるを得ません。
ラプターズが徐々にリズムを失いターンオーバーも増え始めます。
その間もセルティックスは攻めの姿勢を一切崩さず、残り4分には30点差に。
ラプターズはこのクオーターにパウエルが得点を重ねていきますが、リードを広げるボストンに追いつくことはできず。
ヴァンブリート、ラウリーの連続スリーで24点差までいきますが、ケンバのスリーで再び27点差。
第3Qの終盤には良いトラップからターンオーバーを誘発でヴァンブリートのスリーなどもありましたが、最終87-63、24点をセルティックスがリードして第4Qへ。
第3Qだけで見たら28-25とリードするこのできたラプターズ。
この流れを維持しどこかで爆発させたいところ。
ディフェンスの精度をもう少し上げていきたいところですが、GAME4で不調だったブラウンやケンバがしっかりと調子を上げてきているため簡単にはいきません。
残り9分には89-68の21点差まできたラプターズ。
しかしここからはあまり無理をしない展開を選んだか、テレンス・デイビスやクリス・ブーシェーなどプレイタイムの少なかったメンバーを起用していきます。
フレッシュなメンバーで思い切りやらせるという意味合いもあるかもしれませんが、それでも残り7分には19点差に詰めてきました。
さらにはおそらくこのシリーズ初登場であろうロンデイ・ホリス・ジェファーソンも投入しているラプターズ。
チームとしては次のゲームにしっかり繋がるようにインテンシティ高くゲームを行っているラプターズ。
セルティックスはコアのメンバーをしっかりと残し、20点差ついている中でもスターターが5人そのまま出場している時間帯もありました。
残り4分で103-82、セルティックスが21点をリード。
ここでセルティックスも2nd、3rdユニットの選手を起用しゲームを進める。
最終、111-89、セルティックスが2連敗からの立ち直りで勝利、シリーズ突破に王手をかけました。
勝利したセルティックス、ブラウンが27点6リバウンド1アシストと素晴らしい活躍。
ケンバも21点17アシスト、そして残り4人が2桁得点で続く。
一方、大事なゲームで大敗を喫してしまったラプターズ。
ヴァンブリートの18点がチームハイ、全体的に奮わない数字となってしまいました。
まだ1試合の猶予があると捉え、残りの2試合を2連勝で勝ち抜くための布石と捉えて、次のGAME6に力を注いでくるかと思われます。
まずはディフェンスから修正が必要なラプターズ、次は前半で離されてしまわないか、気にしながら観戦します。
GAME5 スタッツ
GAME6(9/10)
GAME6:ハイライト
GAME6レポート
後がなくなったラプターズと、あと一勝まで追い詰めたセルティックスのこの一戦。
トロントがいきなりゾーンディフェンスから入りますが、セルティックスは落ち着いてスマートがコーナースリーを決めます。
ラプターズは積極的にバスケットにアタックすることで、フリースローでの得点を挙げる。
その影響もあったのか、スマートが開始2分で2つファウルをコールされます。
しかしオフェンスでは連続で3本のコーナースリーを沈める活躍でセルティックスオフェンスを引っ張る。
セルティックスは外が好調、ラプターズはアヌノビーが得点を重ねて、序盤は14-9でセルティックスがリード。
残り5分でラプターズが2ndユニット投入、左足首の怪我で出場が不安視されていたイバカが出場、早速2連続ブロックで仕事をします。
セルティックスはブラウンがスリーを決めて前の試合の好調さを維持、残り3分で23-15で8点をリード。
終盤にはラプターズがスコアを重ね、最終25-21、セルティックスが4点をリードして第1Q終了。
第2Qはセルティックス、Rウィリアムズの強烈なプットバックからスタート。
ラプターズはパウエル、アヌノビーの連続得点で加点。
第1Qから好調なのがブラウン、このクオーター8分半の段階で17点を挙げる。
そしてセルティックスのワナメイカーのスリーが決まって11点差、ニックナースHCタイムアウトを取得します。
この後もワナメイカーが躍動、2本目のスリー、ペネトレイトからのRウィリアムズのダンクをアシストと、存在感を見せます。
ラプターズも苦しいオフェンスの展開になってしまっている中、イバカがスリーを決め残り6分を切り、41-32、セルティックスが9点をリード。
次のポゼッションでももう一本沈め6点差、このシリーズベンチポイントを支えてくれています。
残り3分互いに得点を重ね47-38でセルツが9点リード。
そのままお互いにテイタム、ラウリーのスリーなどで残り1分半50-43。
さらにラウリーのジャンパーで個人15点目、ラプターズのオフェンスを引っ張ります。
そこにパウエルのコーナースリーも合わさって2点差に。
最後はセルツもフリースローを2本決めて最終、52-48で4点をセルティックスがリードしたまま後半に入ります。
後半のスタートはガソルのスリーから、このシリーズ最初のスリー成功になります。
セルツもスマートがトランジションでスリーを決め返す。
ラプターズもヴァンブリートがこの試合の1本目のスリーをヒットさせ、いい流れで後半入れています。
お互いにオフェンスのクオリティがグッと上がりそれに対応するようにディフェンスもギアが上がってきた様子。
残り7分半で62-61、ラプターズが1点を追いかける場面で、ヴァンブリートのコーナースリーが決まり逆転。
さらに次のポゼッションでももう一本スリーを決めてオンファイア。
セルティックスはブラウンが4つ目のファウルでベンチに下がります。
さらにガソルももう一本スリーが決まり70-64、ラプターズが6点リードの場面でセルティックスタイムアウト。
第3Q残り6分。
12-2のランで劣勢になるセルティックスですが、タイムアウト明け、ブラウンの代わりに入っているGウィリアムズがコーナースリーを決めて反撃。
しかしラプターズがラウリーのスリー、シアカムのエンドワンでリードを広げていく。
残り3分、76-70でラプターズ リードで迎える終盤。
タイムアウト明けにセルツがゾーン気味にディフェンスをシフトしてきましたが、イバカがゴール下を決めて得点。
セルティックスはテイタムがフローター、コーナースリーをアシストと躍動し2点差に。
終わり際には、アヌノビーのスティール、テイタムのブロックとディフェンスでのビッグプレイが連発し、最終、81-77でラプターズが4点をリードして最終クオーターへ。
最後にガソルが5つ目のファウルを取られてしまい、不安な要素はありますが、ラプターズがこのまま逃げ切れるか。
第4Qはラウリーのディープスリー、ブラウンの後半最初のスリーと互いに譲らず得点。
得点を重ねる両チームですが、セルツがスリーを3連続で決めたことで、残り9分2点差。
そしてテイタムがスリーを決めてセルティックス逆転、ラプターズはたまらずタイムアウト。
明けてラプターズのディフェンス、セルティックスにタフなショットを打たせ、ラウリーがスリーを決めて再度逆転。
さらにラウリーがもう一本スリーを沈め、ここまで6/8で決めてきます。
第4Qも残り半分、テイタムのフリースローで94-91のラプターズ3点リード。
ヴァンブリートのレイアップ、スマートのバスカンでともにスコア。
ラプターズはガソルもイバカもいないスモールラインナップでゲームを進めていきます。
残り4分、98-94でラプターズ4点リード。
互いにディフェンスでのファウルコールも多くなってきている中で、タイスがオフェンスリバウンドからの得点で残り2半、2点差に詰め寄る。
さらにもう一本、トランジションからタイスが裏を取り、ダンクで同点に。
ラプターズのスモールラインナップの影響があるかも知れません。
セルティックスはケンバがペネトレイトからフローターを放つが決められず。
この試合トロントのボックスワン気味にマンマークされているケンバ、まだ3点しかスコアできておらずリズムが掴めていない様子。
ラプターズもヴァンブリートのスリーが落ちて残り1分、同点でセルティックスボール。
テイタムがコーナーに捌いたボールがターンオーバーになりラプターズボール。
ラプターズはシアカムがアタックしますが、この試合ずっとシアカムを抑えていたブラウンがここでもシュートを落とさせノーゴール。
残り23.7秒。
ケンバがキートップからペネトレイト、ヴァンブリート、アヌノビーが必死のディフェンスで止めてラプターズボール。
ラプターズのサイドからのインバウンズはゴールに繋げられず、98-98で試合はオーバータイムに入ります。
残り2分から互いにスコアを許さないタイトなゲームになって第4Qの終盤。
延長戦はセルティックスはスターターで、ラプターズはガソルに代えてパウエルを入れて引き続きスモールで対応。
テイタムのドライブでアヌノビーの顔に肘が当たり、フレグラントファウルの判定でまずはラプターズがフリースローで1点先制。
セルティックスはブラウンがトップからドライブで得点、100-99でリードし残り4分。
ラプターズはラウリーがバックダウンからのジャンパーで得点、101-100で逆転。
次のスコアはセルツ、ケンバのペネトレイトからアシストを通しタイスがゴール下を決めて102-101で再逆転。
さらにケンバのステップバックジャンパーで3点のリード。
しかしラプターズもパウエルのコーナースリーで同点にし残り2分。
さらにパウエルがもう一本、今度はフリースローを獲得し2本沈めて2点リード。
ラプターズさらに次のディフェンスでケンバのキックアウトのボールをスティール。
ヴァンブリートがトップからスリーを放ちますが決まらず、残り1分2点差でセルツボール。
ケンバがトップからプルアップのスリーをチョイスしますが外れてラプターズボール。
ラプターズはヴァンブリートのスクープシュートが落ちてセルティックスボール。
一度ファウルで止めて残り20秒。
サイドからのインバウンズでブラウンがゴール下でファウル獲得。
2本決めて同点、残り18秒でタイムアウト明けてからのラプターズボール。
パウエルがトップからプルアップスリーを放ちますが決まらずにダブルオーバータイムに入ります。
両チームともメンバーを変えずに臨みます。
2回目の延長、先制はセルティックス、テイタムのダンクで2点をリード。
さらにテイタムからのパスでタイスがアリウープダンクを決めて4点リード。
残り4分、110-106で4点を追うラプターズ。
ラウリーがドライブからの得点でまずは2点差。
お互いにファウルやターンオーバーがあった後にパウエルがフリースロー2本を決めてラプターズが追いつく。
両チームとも5ファウルの選手が多くいる中、セルティックスはゴール下をターゲットにタイスのアリウープで得点。
残り2分弱、セルティックスが2点リード。
ラプターズはシアカムがベースラインジャンパーを決めてまた同点。
セルティックスはスマートがコーナーからフェイクで冷静に交わし、スリーをヒット。
残り1分半、今度はラプターズ、パウエルのキャッチ&シュートでスリーが決まり再び同点に。
セルティックスも慌てない強さがあります、狙うのは再三得点に繋がっているタイスのアリウープ。
これでまた2点をリードして残り1分弱。
しかしラプターズもオフェンスでやり返す、ものすごくシンプルなピック&ポップでアヌノビーがスリーをヒット。
残り1分を切り、1点を追いかけるセルツはテイタムがターンオーバー、そのボールをパウエルが速攻で持ち込みバスケットカウント獲得。
ボーナスも決めて3点プレイ、ここでラプターズが2ポゼッション差にリードを広げることに成功。
残り38秒、セルティックスボール、まずはテイタムがフローターを決めて2点差。
ラプターズは時間をたっぷり使って、シュートクロックを進めて最後はラウリーが難しいフェイダウェイを沈めて再び点差に。
残り12秒、サイドからボールを入れるセルティックスはテイタムがスリーをヒット。
残り6秒、ファウルゲームに入るこの延長戦2回目、ラプターズはパウエルがしっかりフリースローを2本決め、その後セルツは得点できずに試合終了。
125-122、ラプターズが2OTにもつれた接戦を制し、GAME7につなぎました。
勝利したラプターズは、終始チームをリードしていたラウリーが33点8リバウンド6アシスト、そして終盤に存在感を出したパウエルが23点。
ヴァンブリートも21点9リバウンド7アシストの活躍を見せました。
一方、あと一歩でカンファレンスファイナル進出を決められたセルティックス、ブラウンが31点16リバウンド、テイタムが29点14リバウンド9アシスト。
そしてスマートが23点11リバウンド10アシストのトリプルダブルで結果を残しましたが、ケンバが5点と奮わず、ラプターズディフェンスに苦しみました。
ラプターズの10スティール、8ブロックはともにセルティックスの倍を記録し、この試合にかけるエネルギーが伝わってくるような試合でした。
セルティックスも、ラプターズのスモールラインナップに対してオフェンスではタイスを中心にすることでゴールは挙げられていましたが、追い上げるときやワンポゼッション差の時にスリーが決まらなかったのが大きい要因か。
最後の1戦、選手のパフォーマンスもそうですが、両チームの戦術やローテーションなどにも注目です。
GAME6 スタッツ
GAME7(9/12)
GAME7:ハイライト
GAME7レポート
すでに勝ち上がってきているヒートと対戦するのはどちらになるか、注目のGAME7。
スターターはどちらも変更なし。
先制はラプターズ、ラウリーのスリーでスタート。
セルティックスはテイタムのフローターから。
序盤は6-5でセルツが少しリード、ラプターズはターンオーバーが少し目立つ展開。
セルティックスが早い段階で選手交代、Rウィリアムズを投入しています。
残り6分で16-7、セルティックスがジワジワと点差を開いている状況。
約2分間得点のなかったラプターズですがヴァンブリートがスリーを決めてなんとか食らいつく。
さらにイバカ、パウエルの投入で流れを引き戻したいラプターズ 、早速パウエルが速攻からダンクで勢いをつける。
残り2分半弱で、最大12点差になっていたところを盛り返してきたラプターズ 、スコアは21-16でセルツがリード。
さらにタイムアウト明けにはルーキーのマット・トーマスがすぐに出場してスリーをヒット。
続いてイバカのスリーでラプターズが逆転。
ここ4分で15-2のランに成功。
セルティックスも第1Q終了間際にオジェレイのスリーで点差を詰めますが、最終27-26でラプターズが1点差をつけて次に行きます。
第2Q、先制したのはセルティックス、速攻でブラウンがレイアップを決めてリードを奪う。
すぐに決め返すラプターズ、そしてディフェンスではケンバに対してボックスワン気味につき、リズムを崩させます。
第2Qの序盤も主導権を握るラプターズ、残り8分で35-29と6点をリード。
残り6分の段階でもイバカがフリースローで加点をし、40-33とラプターズが7点リード。
セルティックスはディフェンスから速攻、テイタムのアリウープで5点差。
スマートがスティール、テイクチャージとディフェンスからリズムを生み出そうとしています。
ターンオーバーが増えてきたラプターズ、それに対してケンバのプルアップジャンパーで1点差まで追い上げたセルティックス。
そして速攻からスマートのレイアップで逆転に成功。
さらにブラウンのコーナースリーも決まり、11-0のランでリードを広げにかかるセルティックス。
そのまま第2Qはセルティックスペースで進み、最終50-46、逆転して4点リードまで持っていって後半に入ります。
後半のスタートはテイタムのステップバックのスリーから開始。
ブラウンも得点し点差を広げますが、ケンバがフリースロー2本連続で外す珍しいシーンも。
ラプターズのディフェンスに苦しんでいる印象です。
ラプターズは2分経過して得点がありませんでしたが、オフェンスリバウンドからシアカムが加点し後半のファーストスコア。
さらにこちらも前半抑えられ気味だったラウリーがエンドワン獲得、ここからペースを上げられるか。
第3Qも半分を経過し60-57、セルティックスが以前リードしていますが、接戦になっています。
ここからの数分間は互いにゴールが遠い展開に。
点数が伸び辛くなってきた中、ワンポゼッション差で追いかけ続けるラプターズ、そして逃げ続けるセルティックス。
残り2分半、スマートがゴール下でバスケットカウントを獲得、4点差にします。
しかしここからラウリーのレイアップ、ヴァンブリートのスリーで逆転に成功したトロント。
しかしボストンもケンバのステップバックジャンパーでリードを奪い返す。
テイタムのスリー、パウエルのコーナースリーとお互いにスコアをして第3Q終了。
72-71でセルツが1点リードで第4Qに入ります。
泣いても笑っても最後のこのクオーター。
まずはセルティックス、ケンバのスリー、タイスのゴール下でリードを広げる。
ラプターズは連続でターンオーバーを犯し、そこからセルティックスにつけ込まれ、立ち上がりはイマイチ。
さらにセルティックスは速攻でブラウンがダンクを決めて9-2のランに成功をしますが、ブラウンが着地で脚を痛めたかしばらクオーター立ち上がれません。
しかしタイムアウト後にはコートに戻ってきています。
プレイしている姿を見る限りでは大きな影響は無さそうです。
残り7分で82-76、セルティックスが6点をリード。
ラプターズはシアカムがゴール下で粘ってティップイン、4点差。
セルティックスはケンバがプルアップジャンパーでバスケットカウント獲得。
ちょうどぴったり残り6分で、タイムアウト、85-78でセルティックスが7点をリード。
第4Qも残り半分。
セルティックスはシアカムのターンオーバーを誘発、そこからテイタムがレイアップを決め9点差。
更に次のポゼッションでもラプターズターンオーバーが少し焦っているような印象を受けます。
更にテイタムのフリースローで1点を加点し残り5分を切って10点をリードするセルティックス。
パウエルの2点でなんとか反撃するラプターズですが、この残り4分半で逆転まで持ち込めるか。
まずはシアカムがドライブで得点して6点差。
お互いにハードなプレイをしている中、ラウリーが5つ目のファウル+スマートにボーナススローを与えてしまう。
しかし、セルティックスも勝負ところでのフリースローの確率が上がらず、ここでは1本成功。
ここまで93%で決めているラプターズに対してセルティックスは59%。
この後の確率も気になる残り3分弱、7点差の場面。
ラプターズはシアカムがファウルドローンに成功し、フリースロー。
ここも成功は1本のみ、互いにプレッシャーがかかっています。
89-83で6点差。
ラプターズはパウエルがアタックしますが決めきれず。
セルティックスはスマートがペネトレイト、ラウリーがリスクを冒しながらもテイクチャージでポゼッションを奪います。
残り2分、ラウリーがレイアップを成功し、4点差。
セルティックスはテイタムのスリーが決まらず。
ラプターズは再びラウリーがアタックし、ファウルドローン。
シュートファウルを与えてしまったタイスは6つ目のファウルで退場となります。
このフリースローをラウリーが2本決めて2点差まで来ました。
テイタムがペネトレイト、これは得点につながらず、ラプターズ速攻に駆け上がる。
パウエルのシュートはスマートに止められてセルティックスボール。
ゲームタイムは残り1分。
89-87でセルティックスリードの場面でセルティックスボール。
時間をたっぷり使ってケンバがアタック、それにGウィリアムズが合わせてファウルを獲得。
このファウルコールがラウリー、6つ目のファウルで退場となります。
しかしここで獲得したフリースローをGウィリアムズ2本外してしまう。
外したボールをリバウンドしたのがテイタム。
このフリースロー1本目成功、2本目失敗しラプターズボール。
スコアは90-87、残り時間は30秒と少し。
ラプターズはヴァンブリートがスリーを放ちますがタフショットとなり決まらず。
その後すぐにファウルゲームに入り、ケンバがシューターに。
ここでケンバ、2本しっかりと決めて5点差。
残り7秒で5点差、この2ポゼッション差を詰め切ることができずセルティックスが92-87で勝利しカンファレンスファイナル進出を決定させました。
勝利したセティックスはテイタムがチーム最長44分の出場で29点12リバウンド7アシストの活躍。
ブラウンも21点、スマートが16点、ケンバが14点とこのコアとなる4人が40分以上の出場時間でこのGAME7をモノにしました。
一方、惜敗のラプターズ、ヴァンブリートの20点を筆頭に5人が二桁得点しましたが全体として得点はロースコアな展開に。
スリーポイントの確率がなかなか上がりませんでしたが、そこはセルティックスも同様で、さらにセルツの方はフリースローも56%と低調でした。
チームスタッツ的にはセルティックスとそん色ないものが多いですが、スティールからのファストブレイクを多く出されていたところ、そして最後のクロージングでスコアできなかったところくらいかと思われます。
GAME7 スタッツ
シリーズを振り返って
本当に最後まで、どちらが勝ってもおかしくなかったこのシリーズ。
先に、勝利したセルティックスについては、コアメンバーの4人のパフォーマンスが4人で安定していることが大きかったと思います。
日替わりでテイタムやケンバが活躍したと思えば、スマート、ブラウンがスコアリングリーダーになる展開はチームとして素晴らしいと思います。
ブラッド・スティーブンスHCの采配も見事、エネス・カンターのプレイタイムを減らして、若いR・ウィリアムズやG・ウィリアムズをプレイに絡ませて出場させていたのは上手くラプターズにアジャストできた結果だったかなと思います。
日替わりでの活躍という点では、ラプターズも同様で、ラウリーやヴァンブリート、ベンチからイバカやパウエルの活躍が勝ちにつながったゲームがあり、そして印象的なのはアヌノビーのブザービーター。
GAME7のラスト数分までもつれる展開はそれだけ戦力差がなかったということになると思われるので、そこにもう少しシアカムの活躍があれば展開は違ったのかなとも考えられます。
ゾーンディフェンスでボストンを苦しめていたり、イバカの後半の失速に合わせて、シアカムをセンターに据えたスモールラインナップの方がセルティックスに効いてた部分を見ると、そこのアジャストもニック・ナースHCの手腕の素晴らしい点だったと思いました。
カンファレンスファイナルではヒートとのマッチアップとなるセルティックスは、バトラーやドラギッチなどのクローザーや若手シューター陣などに対してどのようにプレイするのか注目したいと思います。
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