NBA観戦レポートその26: NBA finals2019 ゴールデンステイト・ウォリアーズ×トロント・ラプターズ GAME4

最近お仕事立て込み気味で若干疲労しております。

しかし、NBAだけは寝落ちせずに見れるコンテンツの一つです。

ひどい時は寝落ちしちゃうけど。

ねむみに素直なオトコ、どうも、ctrainerです。

本日は、

ゴールデンステイト・ウォリアーズ×トロント・ラプターズ GAME4@ゴールデンステイト

の試合を見た感想を書いていきたいと思います。

ハイライトをご覧になる前・なった後に読んで頂けるとより楽しんで頂けるかと思いますので良かったらご覧になっていって下さい。

<GAME4レポート 目次>

ハイライト

試合前情報

GAME3の記事はこちらから。

怪我人続出のウォリアーズはこの試合でクレイ・トンプソンケボン・ルーニーの出場が決定しております。

GAME3ではステフィン・カリーの孤軍奮闘で自身のハイパフォーマンスの素晴らしさは世界に魅せることが出来ましたが、やはりチーム力で劣る形となってしまいホームで痛い一敗を喫しました。

対するラプターズはチーム全体でのバランスの良いオフェンス、ディフェンスが聞いてアウェイでの勝利を1つするという最大のミッションを初戦で達成します。当然ここで勝つことができればリーチをかけることができるので当然このゲームも激しい戦いになるかと思います。

<ウォリアーズスターター>

ステフィン・カリー

クレイ・トンプソン

アンドレ・イグダーラ

ドレイモンド・グリーン

デマーカス・カズンズ

<ラプターズスターター>

カイル・ラウリー

ダニー・グリーン

カワイ・レナード

パスカル・シアカム

マルク・ガソル

ラプターズは同じメンバーのまま。

ウォリアーズはトンプソンが復帰。

残念ながらケビン・デュラントはこの試合も戻ってくることは出来ていません。

GAME4スタート!!

試合の入りはどちらのチームもディフェンス入りが素晴らしいです。

気になるのはデマーカス・カズンズの3つを筆頭にどちらもターンオーバーが多いこと。

約2分半でようやくカリーの2PTでウォリアーズは得点。

3分でパスカル・シアカムのフリースローでラプターズは得点。

ラプターズのエース、カワイ・レナードも得点し、クレイにも得点が出てきて徐々にエンジンがかかってきそうな様子です。

ウォリアーズが約5分程度経ったところでタイムアウト。

両チームとも悪くはないけど、良くもないかなという印象です。

タイムアウト明け、ウォリアーズはルーニーを投入。

早速スコアし、ゲームの流れにスムーズに入っていきます。

ラプターズもフレッド・ヴァンブリードを入れています。

このシリーズベンチからの出場で素晴らしい活躍を見せています。

残り4分、ラプターズがタイムアウト。

ポイントその1

ウォリアーズのローテーションは、GAME3で欠場していたクレイとルーニーがすでに出場していることから、前回のゲームがどれだけ本来の自分たちのゲームではなかったかが分かります。

また、チームの心臓となっているドレイモンド・グリーンのアシストもターゲットになるスコアラーがカリーだけでなく、トンプソンがいるという選択肢が多い状況の方が当然さらなる活躍が期待されます。

欲をいえば、やはり両チームのベストメンバーでのゲームが見たいので早くデュラントの復帰を望みます。

しかし、ここで負けられないウォリアーズは前のゲームの鬱憤を晴らすかのようにオフェンス、ディフェンスで躍動します。

終始リードを奪い、25-17でウォリアーズリードで第1クオーター終了。

しかし、怖い存在なのはレナード。

チームのシュートの確率がGAME3ほど良くないところで積極的にシュートを売っていき、14ポイントを稼ぐ。

この後の活躍も注目です。

第2クオーター開始!!

ウォリアーズラインナップのローテーションは第2クオーターのはじめはだいたいカズンズとクレイに2ndユニットという感じになります。

対するラプターズもこの時間に一度レナードが下がります。

両チームとも2ndラインナップがしっかりと仕事をしている印象です。

31-27でウォリアーズがタイムアウト。残り7分です。

ウォリアーズはタイムアウト明けにアンドリュー・ボガットが入ります。

GAME3でもオフェンスでのボール捌き役としては良い配給をしていた印象があるので、ここでも活躍が期待されます。

ラプターズはレナードを戻します。

クレイの連続得点でウォリアーズが引き離しにかかります。

マッチアップがカイル・ラウリーになっている時に、ローポストからのポストアップも積極的に行っているように見えます。

ウォリアーズのディフェンスのローテーションやトラップディフェンスは今日は上手く聞いている印象ですが、少々ファウルがかさんでいることもあって、点差は少しずつ詰まって行っています。

46-42でウォリアーズ4点リードで前半終了。

リードは出来ているけど、ロースコア気味な展開の為、若干ラプターズのしたいゲーム展開のような気もしています。

両チームともスリーポイントが2本ずつしか決まっておらず、らしい試合展開ではないという印象です。

トップスコアラーはレナードとクレイの14点。

後半の展開が注目されます。

後半戦開始!!

ラプターズは後半のメンバーをスターターだったダニー・グリーンに変えてヴァンブリードを入れています。

以前にも数回この選手起用は行っていますので、流れを変えたい、追いつきたいというところからの起用と思われます。

早速のレナードの3PTが決まり1点差になります。

そしてレナードスティール→レナードの3PTで逆転。

恐ろしいことを後半開始からやってのけます。

しかしカリーにも3PTが出て、カズンズのバスケットカウントなどもあり、再びウォリアーズがリードを取り返します。

シアカムのバスケットカウント→クレイのスリーとリードチェンジが頻繁になり、会場のボルテージも一気に上がってきたところで一度ラプターズがタイムアウト。

残り6分、58-56でウォリアーズリードです。

タイムアウト中にクレイがハムストリングスにテーピングを巻き直すシーンが映され、若干脚を引きずっている仕草も見受けられます。

後半が始まってゲームのインテンシティが上がってきて、ラプターズの方は残り4分半でやっとメンバーチェンジをします。

ウォリアーズはカリー、クレイ、グリーンは出ずっぱり。

変わって出てきたイバカがブロックショットからのマイボールを3PTで収める。

ずーっとレフェリーに対して一言二言文句を行っていたグリーンがついにテクニカルファウルを吹かれる。

その後のラプターズオフェンスはレナードがトップからの1on1でスコア。

67-63でラプターズリード、残り3分でウォリアーズがタイムアウトとります。

タイムアウト明け、ここでラプターズはゾーンディフェンスを仕掛けます。

しかも、ヴァンブリードはカリーにぴったりつけたままのボックスワンを敷きます。

リードを奪いながらも積極的に流れを掴みに行きます。

GAME1でも見せた戦術をここで飛び道具的に披露してきます。

ウォリアーズはクレイを下げてしまったこの時間に奇策を仕掛けられ、これじゃあいかんとすぐにクレイをコートに戻しますが、この数ポゼッションをオフェンスではイバカが高確率で決めてきます。

そしてクロージングはレナードがしっかり決め切ります。

カリーもバスケットカウントをもぎ取ったりと反撃をしますが最終79-67でラプターズの12点リードで第3クオーター終了。

ラプターズのチームとしての強さ、ベンチプレイヤーがしっかりと自分の仕事をする、エースとしてのレナードの勝負強さなどを痛感させられたクオーターでした。

第4クオーター開始!!

開始早々にヴァンブリードの3点で15点差。

クレイも懸命に3PTを返します。

レナードがいったんベンチで休んでいる間にどうにかしたいウォリアーズですが、決めてがなかなか見当たりません。

しかしここでアクシデント。

カリーにずっとマッチアップをしていたヴァンブリードがコンタクトで肘が入り、目の下を出血。治療のためにいったん下がります。

結果的には出血のみの裂傷で骨折や脳震盪などはなかったそうなので安心しました。

その後をイバカのバスケットカウント、レナードのスリーとオフェンスの好調さを維持し続ける。

残り約8分でラプターズタイムアウト。

このクオーターだけでは現時点で8-8なのでタイゲーム。

第3クオーター分を取り戻すためにはウォリアーズエンジンをかけてテンポアップを図らないといけません。

タイムアウト明けはダニー・グリーンがこの試合初の3PTをここで沈める。

ポイントその2

昨日、仕事を終えて移動の電車の中で見始めたところに追いつきました。

その時の私のツイートがこちら。

映像を見て、「エッ!?」ってなってボックススコアを見終えた時のツイートです。

この時の答えが今分かりました。

レナードのエゲツなさで逆転し、ボックスワンを敷いてそのリードを広げ、イバカがそれを維持するということが起きていました。

GAME3でのラプターズの落ち着きのあるゲーム展開もそうですが、なんだか本当にラプターズに王者らしい風格が見えるようなオラクルでのゲームでした。

ウォリアーズは10点差のところでルーニーがフリースローを2本連続で落としてしまったり、ディフェンスのローテーションが崩れてシアカムに簡単にゴール下を許したりと、ちょっと追いつく空気感がなくなってきます。

残り3分でカリーの3PTが入り、8点差までに追いつきますが、ラプターズは返しのオフェンスをちゃんと決めてきます。

105-92。ラプターズ勝利でNBAチャンピオンまであと1勝に迫りました。

試合を振り返って

ラプターズがもしNBAチャンピオンになったとしたら、ここまでの3勝の中で一番強さを見せつけたゲームだったと思いますし、これがハイライトゲームになりそうな予感がするほど、強いチームだなと感じさせられました。

レナード、イバカ、ヴァンブリードが目立ってはいましたが、そこに至るまでのシアカム、ガソル、グリーン、シアカムのつなぎは素晴らしいものがあります。

ウォリアーズはGAME3のリベンジを前半はしっかりできていて、このまま後半が進めば取れたゲームではあったと思いますがラプターズにそうさせてもらえませんでした。

カリーが止められて、クレイが止められてスタッツ上はそれなりの得点を残しているのにリズムが生まれずに何か歯車が噛み合っていないというような印象です。

ルーニーの活躍などはありましたが、やはり2ndユニットが活躍しきれなかったという印象です。

GAME5に向けて

ウォリアーズはここから3連勝することが優勝への条件です。

ここまで厳しいシチュエーションに追い詰められたウォリアーズを観るのも初めてなのでこれからのパフォーマンスはまだ未知数ではありますがデュラントが復帰してもしなくても

イグダーラ、グリーンのパフォーマンス

が重要となりそうです。

デュラントが復帰してローテーションがいつも通りに戻った場合はまた、ベテラン達が活躍しだすかもしれないですが、不安要素は多くあるため

スプラッシュブラザーズの爆発

も欲しい要素になりそうです。

ラプターズはこの試合のローテーションや試合展開、戦術など全てはまっていたのでこれが残り3試合の中でもう一回できれば良いかと思われます。

この状況で慢心をするようなチーム、選手、コーチではないのでウォリアーズのタレント軍団のスター性がもう一度輝きだした時に

チームとして一丸となって勝ちを取りにいく

だけだと思います。

こぼれ話

このあとのスケジュールは

GAME5:6/11(火):午後から仕事

GAME6:6/14(金)夜から仕事

GAME7:6/17(月)午前中仕事

となっています。

リアルタイムで優勝を見れるチャンスがあるとしたらラプターズの優勝のみとなりました。

それは歴史的な瞬間となると思いますので、最高の展開はGAME6での勝利です。

GAME7まで行ったら一番アツい展開ですが、それが唯一見れないパターンになるので複雑な心境です。

この観戦レポートシリーズもクライマックスを迎えそうで悲しい気持ちもありますが、オフも話題はたくさんありますのでまた記事は書いて行こうと思います。

今日はこの辺で。ではまた。

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