#07 PHXのweek5を振り返る




先日、新たなランニングコースを開拓しようといつもと違うルートを走っていました。

どうも、10kmで終わるつもりがなんやかんやで12km走っちゃいました、ctrainerです。

何気なく距離が増え、走力がアップしてきていることを実感でき、またモチベーション上がってます。

この記事は、毎年ランダムに選んだチームを1年間追いかけ、NBAをよりマルチな形で楽しもうと思っている男が、個人的に思ったことをレポートしていきます

本日のレポート内容

PHXのweek5を振り返る

試合結果

GAME15 vs GSW 123-115 ○ 9-6

<スターター>

KD、ヌルキッチ、ブッカー、アレン、エリゴー

欠場:ビール、デイミオン・リー、渡邊雄太

GSW

ルーニー、ウィギンズ、クリポ、カリー、クレイ

欠場:ペイトン2世、グリーン

<ゲームレポート>

バックトゥバックになる4連勝中のPHXと、なかなか波に乗れていないGSWとの1戦。

クレイのスリーからゲームスタート、PHXはKDのスリーでお返し。

その後どちらも得点は伸びず序盤はロースコア、5-6で中盤へ。

クレイが積極的でテンポ良く加点し、PHXはヌルキッチの所で得点を伸ばす。

アレンに代わってオコギーがイン、続いてリトルも入り追いかける展開のPHX。

そのリトルが連続得点し、点差を詰めていきますが、GSWも良い形でスリーをチームでメイクしていく。

6点ビハインドで終盤へ、ユーバンクスが入っていくるPHX、続いてジョップが入り、ブッカーと代わってKDがお休み。

シャリッチが3つ目のファウルを取られてしまいベンチへ、若手が増えてきたGSWはファウルがかさむ。

ジワジワ点差を詰めるPHX、最終31-26で5点ビハインドで次のクオーターへ。

第2Qはブッカーがガンガン攻めて流れを引き寄せようとするPHX、さらにリトルのコーストトゥコーストで逆転。

リードを奪い返して中盤へ、GSWも追い上げてきてリードチェンジを繰り返す。

終盤に入る所で44-42、ちょっとロースコアな展開になり、ミスも多い両チームですが接戦の中でPHXが少しずつリズムを掴み始めます。

PHXがKDのスリーなども含めて14-0のラン、一気に2桁リードを握るPHX、対してGSWがゾーンディフェンスに切り替えて流れを変えにかかります。

終わり際にはオコギーがタフショットを連発、さらにオフェンスリバウンドから良い勢いを産むPHX。

そして終了間際にアクシデント、クリポとスコット・フォスターが言い合いになり、そこでテクニカルを連発、クリポは退場となってしまいました。

最後に連続FTで加点したPHX、最終最終63-47となり16点リードで後半へ。

第3QはGSWがスターターを変えざるを得ず、クミンガが起用されます。

PHXが連続スリーでグッと勢いを引き込み、一気に20点差まで広げた所でGSWがタイムアウト。

PHXは早めにヌルキッチからユーバンクスに交代、GSWはペイントへの侵入が増えていく中で、外が入らず得点が伸び悩み。

中盤に入ってもPHXが主導権を握り、GSWはウィギンズがスコアを重ね点差を縮めにかかる。

しかしファウルを多く取られてしまっているGSWは、FTを多く与えてしまいフラストレーション溜まっている様子。

終盤に入り20点差を保つPHX、GSWはここまで出場していなかったジョセフ、サントスが投入されます。

このメンツで点差を縮め始め、PHXはこの若手ラインナップの速攻にちょっと押され気味。

PHXも終わり側にメトゥをこの試合初起用、最終91-75で点差は16点と変わらないまま最終クオーターへ。

第4Qは立ち上がりGSWの連続トランジションで点差をグッと詰めてスタート。

一気に10点差まで詰めてPHXタイムアウト、この追い上げられている時間帯はターンオーバーが増えてきています。

カリー、クレイを戻し、さらにボックスワンを敷いて守るPHX、トランジションでペイントにアタックしファウルを稼ぐ。

17点リードで中盤へ、ここから点の取り合いになり、ペースが上がってくる中、この時間帯はエリゴーがスリーでオフェンスを牽引。

残り5分を切って14点リード、ここでGSWはスターターメンツを下げて若手陣で戦います。

試合内容としてはここからPHXがグッドウィンを投入しコントロールに入ろうとしている状況、両チームファウル、ターンオーバーが頻発する。

残り2分を切って8点差まで詰められてしまい、KD、ブッカーを戻さざるを得ないPHX。

GSWはもうベンチユニットを中心に最後まで戦おうとしている雰囲気、残り1分を切って6点差にされてしまい、しかも安易なターンオーバーでポゼッションを渡してしまうPHX。

ポジェムスキーに連続得点を許し、しかもKDのテクニカルも吹かれて3点差、ワンポゼッション差まで追い上げをくらいます。

何とかこのバタバタな試合展開を制し、最終123-115で勝利しPHXは一応5連勝を達成しました。

<所感>

最後バタついて何とか勝てたという印象のPHX、KD32点、ブッカーが25点10アシスト。

トピックとしてはリトルが好調を維持、そしてメトゥがプレイタイムを得て存在感を見せました。

ヒヤヒヤな試合展開となってしまい、負けてもおかしくない試合でしたが、そこを勝ち切れたのは好材料としておいて、次に切り替えて行って欲しいです。

<その他気になったこと>

  • 移籍後PHX初凱旋となったクリポ、残念ながらスコット・フォスターとのやり合いにより前半でいなくなってしまうことに。外側から見るとこのスター選手とレフェリーの因縁があるということだけ見れば面白いですが、あまりにも試合に影響が及び過ぎるのは良くないと思うので、ちょっとフォスターには自重して貰いたいです。
  • リトルがパッション溢れるプレイでチームを牽引する姿がここ数試合見られます。渡邊が怪我で出れていない中で、タイプの違うフォワードとしてはお互いが補完し合ってローテーションできたら良いなと思います。ジョップも対人ディフェンダーとして期待しているので、競争しながら高めあって行って欲しいです。
  • GSWのカリーとクレイ、なかなか調子が上がらない中で今季ここまで苦戦気味な状態。グリーン不在によるオフェンスのパッシングが停滞してしまうなどあるかもしれませんが、次にステップアップする若手が必要になってくると思います。クミンガ、ムーディー辺りがそろそろ化ける片鱗を見せてくれたら良いなと思います。
  • メトゥが起用される時間が長かったこの試合、どうやらユーバンクスが負傷してしまった見たいなのでヌルキッチと共に出場時間増加が今後予想されます。スリーを結構打つビッグマンなので新たなオフェンスオプションになることを期待したいと思います。

GAME16 @ MEM 110-89 ○ 10-6

<スターター>

ジョップ、ヌルキッチ、ブッカー、アレン、エリゴー

欠場:KD、ビール、デイミオン・リー、渡邊雄太、ユーバンクス

MEM

JJJ、アルダマ、ビヨンボ、ベイン、ギルヤード

欠場:モラント、ラレイビア、ティルマン、ケナード、スマート、アダムズ、クラーク

<ゲームレポート>

KDが初めて欠場となったこの試合、序盤はPHXがブッカー中心に追いかける展開。

スリーが入らず5点ビハインドで中盤へ、ブッカーが下がりオコギーがイン、めっちゃバタついたオフェンスになってしまいますが、ディフェンス頑張り徐々に追いつく。

1点ビハインドで終盤へ、ここでメトゥ、リトルが入りブッカーもすぐ戻ってきます。

この時間帯に逆転に成功、グッドウィンも投入されリードチェンジしながら最終29-27でPHXが2点リードで次のクォーターへ。

第2Qは序盤イーブンな展開、JJJのところをメトゥとリトルで頑張って守るPHX、5点リードで中盤へ。

MEMがファウル多く、FTで点を繋ぐPHXでしたがロディーのバスカンで逆転を許す。

ここからまたリードを奪い合う展開、1点ビハインドで終盤へ。

ここでブッカーが流石のミッドレンジ2本連続スコア、そしてエリゴーのスリーでリードを大きく広げるPHX。

終わり際もブッカー、そしてアレンのスリーで加点し最終62-49で12点リードにして後半へ。

第3Qはブッカーが素晴らしいスティールとハンドリングを見せチームを引っ張りますが、両チーム停滞気味で点差は大きく変わらず中盤へ。

この時間帯はMEMがちょっと抜け出し、トランジションから加点していきますが、ブッカーが下がったことでさらに追い上げをくらい10点差で終盤へ。

遂に1桁差まで詰められブッカーを戻さざるを得ないPHX、6点差になりタイムアウト。

ブッカーの得点、さらにブッカーへダブルチーム気味に寄ったディフェンスをかわし加点、最終81-73で8点リードして最終クォーターへ。

第4Qはまずブッカーのプルアップスリーからスタート、MEMはローズが起点となり点差を詰めてくる。

9点リードで中盤へ、またブッカーを休ませてスターター+オコギーで戦うPHX、ちょっと重たいオフェンスになってしまいますがヌルキッチがペイントで攻守ともち存在感を見せ繋ぐ。

残り5分にブッカーが戻り、エリゴーのスリーをアシスト、16点リードになりMEM堪らずタイムアウト。

その後もブッカーがキッチリ連続ジャンパーをヒット、そしてダブルチームに来ればアシストとほぼ完璧なクロージング。

終わり際にMEMが3rdユニットに切り替え、最終110-89でPHXが終盤で突き放し6連勝を達成。

<所感>

ブッカーが40点をマークしましたが、スタッツ以上に存在感が際立った試合内容となりました。

ベンチからはグッドウィンが2桁得点、ハッスルプレイでも貢献、またブッカー不在の時間帯はエリゴーが得点を伸ばしました。

これで6連勝、対戦相手に恵まれていたり、結構危ない内容の時もありましたが、勝ち星を積んで貯金できるうちにしておいて貰いたいです。

<その他気になったこと>

  • KD不在の中でブッカーも下がった時間がこの試合長くなり、MEMのフィジカルな展開もあってか全然オフェンスを組み立てられず。エリゴー、アレン、グッドウィンの3人で何とかして欲しいところを結構バタバタしてしまったのでここがシーズン通して大崩れせずに耐えられるか。
  • 第4Q失速気味になるPHX、この試合はブッカーが一個ギア挙げたパフォーマンスでアタックモードに入っていたこともあり、乗り切ることができました。やっぱりブッカーともう一人2ndユニットからコントロールできるPGいたらありがたいなと思います。
  • ベインが不調、MEMは怪我人がい過ぎて大変そうでしたが、ベンチから出場のローズが安定したパフォーマンスを見せました。早くフルロスター揃ったMEMを見てみたいです。

GAME17 @ NYK 116-113 ○ 11-6

<スターター>

ジョップ、ヌルキッチ、ブッカー、オコギー、エリゴー

欠場:KD、ビール、デイミオン・リー、アレン

NYK

ランドル、ロビンソン、ブランソン、バレット、グライムズ

欠場:ワシントンJr、ブラウン

<ゲームレポート>

KDが続けて不在のPHX、またアレンもお休みのためオコギー、エリゴーがスターター。

まずはブッカーのジャンパーからスタート、その後もテンポ良く加点。

さらにエリゴーの3本のスリー、トランジションで早くも個人で2桁得点、良いゲームの入りを見せます。

中盤に入り9点リード、NYKはブランソンのところから得点を伸ばし、PHXは一旦ブッカーを下げてリトル、グッドウィンを投入。

さらにヌルキッチの連続得点で2桁リードに成功し終盤へ、ここでユーバンクスが復帰しコートイン、同時にメトゥも入ってきます。

このクォーターは終始主導権を握ったPHX、最終34-22で12点リードで次のクォーターへ。

第2Qは頭からこの試合から復帰の渡邊雄太が登場、PHXはメトゥな連続得点でリードを維持、渡邊もファーストタッチでスリーを沈める。

15点リードで中盤へ、ここからNYKがグッと詰めてき始めPHXはタイムアウト。

ATOでは渡邊が2本目のスリーを沈め流れを切る働き、さらにエリゴーが好調を維持し4本目のスリー。

終盤に入りNYKも意地を見せ1桁差に押し上げてくる。

PHXはブッカー、エリゴーの2人がオフェンスを牽引、NYKもブランソン、ランドルで詰め最終64-56で8点リードで前半終了。

第3Qは立ち上がりNYKがトランジションで加点、流れがNYKに傾きかけるところをブッカーのミドル、そしてスリーが良く決まるエリゴーのシュートで押さえ込む。

中盤に入り10点リード、ここからNYKが反撃を開始、ランドルのポストを織り交ぜながらジワジワと点差を詰めてくる。

エリゴーが膝を強打し、動きが鈍くなり始めたところで休ませていたブッカーを戻すPHX、ワンポゼッション差まで迫られて終盤へ。

ランドルのジャンパーで同点に追いつかれ、次のポゼッションではポストから得点を許し逆転されますが、このクォーター攻守に良い繋ぎを見せていたリトルのスリーでリードを奪い返す。

終わり際は激しくリードが入れ替わり、最後はグッドウィンがスリーをヒット、最終95-92でPHX3点リードで最終クォーターへ。

第4Qは互いにディフェンスのインテンシティが上がり得点ペースは落ちるもののイーブンな展開。

リトルの強烈なダンクが決まり5点差になったところでNYKが流れを嫌いタイムアウト。

4点リードで中盤へ、ブッカーが休んでいる間グッドウィンが存在感を発揮し連続スコア。

NYKも離されずに追随、徐々に両チームスターターにメンツを戻していく。

3点リードでクラッチタイムに突入、ブランソンのステップバックスリーでいきなり同点に。

PHXもディフェンスで一踏ん張り、ブランソン、ランドルと止めブッカーがレイアップを決めて2点リード。

残り3分、エリゴーの得点で4点差、ここから互いに得点できずにいましたが、ランドルのダンクで2点差にされて残り1分半。

ブッカーがFT獲得し4点リード、NYKはクイックリーのFTで2点返して残り1分切る。

ここでPHXはショットクロックバイオレーション、そしてその返しのポゼッションでブランソンにプルアップジャンパーを決められて同点に。

残り21秒弱、ATOでのインバウンズ、ブッカーが時間をしっかり使ってからのプルアップジャンパーが見事に決まりPHXが再度3点リード。

残り約1秒、NYKのインバウンズは得点につながらず、最終116-113でPHXがブッカーの素晴らしいクロージングで勝利をもぎ取りました。

<所感>

ラストショットを決めたブッカーが28点11アシスト、そしてエリゴーが25点、ベンチからリトル、グッドウィンが2桁得点し、メトゥ、渡邊も2本ずつスリーを沈めました。

ネガティブなポイントがあまり見られなかった、チームでの素晴らしい勝利で7連勝を達成。

徐々にエンジンがかかってきたPHX、このまま突っ走っていって貰いたいです。

<その他気になったこと>

  • エリゴーが前半素晴らしいスコアリングパフォーマンスを見せブッカーの負担を軽減、KDいない間は得点でステップアップする選手が必要なので、この調子を維持していって欲しいです。
  • 改善できたら良かったポイントとしてはランドルのディフェンスの部分。ヌルキッチだと横についていけず、ユーバンクスは悪くなかったですが後半勢いづいたランドルを止めるのは難しかったです。オフェンシブなビッグマンをどう止めていくのか、更なるステップアップを期待したいです。
  • ブランソンの活躍がPHXで言うブッカーと被る様な活躍、すっかりランドルからエースの座を譲り受けた印象。DALで見ていた時よりも支配力が年々増してます。しかし第3Qのランドルの活躍もPHXの弱いところをしっかりと突き厄介な存在でした。

スケジュール:week6

11/30:GAME18 @ TOR

12/2:GAME19 vs DEN

12/3:GAME20 vs MEM

連勝を7まで伸ばすことができた今週でしたが、来週はディフェンディングチャンピオンDENとの対決が控えています。

ここが序盤戦の一つのマイルストーンとなると思うので、今の調子で思い切りぶつかっていって欲しいです。

そしてインシーズントーナメントの方も2位通過の可能性があるため、ノックアウトラウンドへの出場期待しています。

最後に

この記事を作成したタイミングでPHX、そしてもう一方のピックアップチーム、MILのインシーズントーナメント準々決勝進出が決定。

ぜひトーナメント特有の一発勝負でおもろい試合を見せて貰いたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました!!

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最近の投稿はこんな感じ

過去のシリーズはこちらから

2020-2021

イースト:アトランタ・ホークス

ウエスト:メンフィス・グリズリーズ

2021-2022

イースト:シカゴ・ブルズ

ウエスト:ダラス・マーベリックス

2022-2023

イースト:トロント・ラプターズ

ウエスト:ミネソタ・ティンバーウルブズ