NBAの見方 特別編|2026-27シーズン開幕!東西の優勝争いと今季注目したいチーム・選手たち




いよいよ、2026-27シーズンのNBAが開幕します。

昨シーズンはニューヨーク・ニックスがNBAチャンピオンに輝き、サンアントニオ・スパーズがウェスタン・カンファレンスを制覇するなど、リーグの勢力図にも変化が見られました。

そして今オフも、多くのチームで大型トレードや選手の入れ替えが行われています。

新しい顔ぶれとなったチーム。

主力選手が復帰するチーム。

昨シーズンの悔しさを晴らそうとするチーム。

それぞれが異なる状況で、新しいシーズンを迎えます。

今回の「NBAの見方」は、いつもの用語解説から少し離れた開幕特別編。

東西の優勝争いを中心に、個人的に気になっているチームや、これまでの「NBAの見方」で紹介してきた選手たちの今シーズンについて考えていきたいと思います。

イースタン・カンファレンス|王者ニックスを追うのは?

ニューヨーク・ニックス|連覇への挑戦

まず注目したいのは、昨シーズンのNBAチャンピオン、ニューヨーク・ニックスです。

ジェイレン・ブランソンを中心に、カール=アンソニー・タウンズ、OG・アヌノビーら、優勝メンバーの多くが残っています。

大きくメンバーを入れ替えることなく、新しいシーズンを迎える点は強みと言えるでしょう。

一方で、インサイドを支えてきたミッチェル・ロビンソンが退団。

リバウンドやゴール下のディフェンスに、どの程度影響が出るのかは気になるところです。

今シーズンはチャンピオンとして追われる立場になります。

昨シーズンの強さを維持し、連覇を成し遂げることができるのか。

東地区を見るうえで、まず注目したいチームです。

ボストン・セルティックス|新しい顔ぶれでの挑戦

そんなニックスの連覇を阻む存在として、気になるのがボストン・セルティックスです。

今オフはジェイレン・ブラウンを放出し、ポール・ジョージを獲得。

さらに、ニックスを退団したミッチェル・ロビンソンも加わりました。

ジェイソン・テイタムとポール・ジョージ。

ともに得点能力が高く、サイズとディフェンス能力も備えたフォワードです。

この2人がどのように役割を分担し、オフェンスを作っていくのか。

さらにロビンソンの加入によって、インサイドの守備やリバウンドがどう変わるのかにも注目です。

昨シーズンとは違う顔ぶれになったセルティックスが、再び東地区の頂点を目指します。

クリーブランド・キャバリアーズ|新戦力の融合

続いては、クリーブランド・キャバリアーズです。

昨シーズン途中にジェームズ・ハーデンを獲得したキャバリアーズ。

今シーズンは開幕から、ハーデンとドノバン・ミッチェルのコンビを見ることができます。

さらに、エバン・モブリーとジャレット・アレンというインサイドの戦力も健在です。

2人の優れたボールハンドラーと、強力なビッグマンをどのように組み合わせるのか。

昨シーズン途中から始まったチーム作りが、今シーズンどこまで完成度を高められるかに注目しています。

そして個人的に楽しみなのが、デンバー・ナゲッツから加入したペイトン・ワトソンです。

昨シーズンはデンバーの試合を継続して見ていましたが、ワトソンは身体能力を生かしたディフェンスや豪快なフィニッシュが魅力の選手です。

ハーデンやミッチェルがオフェンスを作る中で、ワトソンがどのような役割を担うのか。

スター選手を支える存在として、さらに成長することにも期待しています。

インディアナ・ペイサーズ|ハリバートンの復帰

そして、個人的に特に期待しているのがインディアナ・ペイサーズです。

2025年のNBAファイナルでは、オクラホマシティ・サンダーを相手に第7戦まで戦いました。

しかし、その第7戦でタイリース・ハリバートンがアキレス腱を断裂。

2025-26シーズンは全休となりました。

そのハリバートンが、いよいよ復帰します。

ハリバートンの大きな特徴は、自分が得点するだけでなく、パスによってチーム全体のオフェンスを動かせることです。

彼が戻ることで、パスカル・シアカムやアンドリュー・ネムハードらのプレーにも変化が生まれるはずです。

さらに、新たに加わったイビツァ・ズバッツとの連係にも期待しています。

もちろん、大きな怪我からの復帰なので、以前と同じようなパフォーマンスをすぐに発揮できるとは限りません。

それでも、ファイナルまで進んだチームが、再び東地区の強豪へ戻ってこられるのか。

今シーズンを通して追いかけたいポイントの一つです。

ウェスタン・カンファレンス|スパーズとサンダーの争い

サンアントニオ・スパーズ|ファイナルの経験を力に変えられるか

西地区でまず注目したいのは、昨シーズンのカンファレンス王者、サンアントニオ・スパーズです。

ビクター・ウェンバンヤマを中心に、ステフォン・キャッスル、ディラン・ハーパーといった若い選手が成長しています。

特にウェンバンヤマは、得点能力だけでなく、圧倒的なサイズと機動力を生かしたディフェンスも魅力です。

昨シーズンはNBAファイナルまで進みましたが、ニックスに敗退。

それでも、若い選手が多いチームにとって、ファイナルを経験したことは大きな財産になるはずです。

今シーズンは個々の選手がさらに成長し、チームとしてどこまで完成度を高められるのか。

再び西地区を制し、今度こそNBAチャンピオンに届くことができるのかに注目です。

オクラホマシティ・サンダー|選手層の変化に注目

そして、そのスパーズに西地区決勝で敗れたオクラホマシティ・サンダー。

昨シーズンは64勝を記録し、リーグ最高勝率を残しました。

シェイ・ギルジャス=アレクサンダー、チェット・ホルムグレン、ジェイレン・ウィリアムズという中心選手は健在です。

ただし、今オフにはルーゲンツ・ドート、アイザイア・ジョー、アーロン・ウィギンズらが退団しました。

これまでサンダーの強みとなっていたのが、主力だけに頼らない選手層の厚さです。

そのため、中心選手が残っていても、ローテーションの変更がチーム全体に影響する可能性があります。

新しい戦力をどのように組み込み、昨シーズンの強さを維持できるのか。

スパーズへのリベンジも含め、非常に楽しみなチームです。

デンバー・ナゲッツ|2強に割って入れるか

そして、スパーズとサンダーの争いに割って入る存在として気になるのが、デンバー・ナゲッツです。

ニコラ・ヨキッチ、ジャマール・マレーを中心としたオフェンスは今シーズンも強力です。

さらに、デマー・デローザンが加入しました。

ヨキッチを起点としたオフェンスに、デローザンのミドルレンジからの得点能力がどう組み合わさるのか。

新しい攻撃の形に期待できます。

一方で、守備や選手層については引き続き気になる部分もあります。

強力なオフェンスを維持しながら、チーム全体のバランスを改善できるのか。

西地区がスパーズとサンダーの2強になるのか、それともナゲッツをはじめとするチームが割って入るのか。

この争いも今シーズンの大きな楽しみです。

過去の「NBAの見方」で紹介した選手たち

ここからは、少し違う角度で今シーズンを見ていきます。

これまでの「NBAの見方」では、シックスマン、ロールプレイヤー、3&D、リムプロテクター、リムランナー、ストレッチビッグなど、選手がチームで担う役割について紹介してきました。

しかし、同じ選手でも、所属チームや周囲のメンバーが変われば、求められる仕事も変化します。

今回は過去のシリーズで取り上げた選手の中から、2026-27シーズンに注目したい3人を紹介します。

KCP|新天地で再びスターを支えられるか

まずは、ケンテイビアス・コールドウェル=ポープ。

KCPです。

以前の「ロールプレイヤー」の回では、ロサンゼルス・レイカーズとデンバー・ナゲッツで優勝に貢献した選手として紹介しました。

KCPは大量に得点するタイプではありませんが、スリーポイントとディフェンスを中心にチームを支えてきました。

そんなKCPが、今シーズンからフィラデルフィア・76ersに加入します。

PHIには、ジョエル・エンビード、タイリース・マキシーに加えて、レブロン・ジェームズ、ジェイレン・ブラウンというスター選手もいます。

これだけ得点能力の高い選手が集まれば、それぞれがボールを持たない場面でどう貢献するかが重要になります。

そこで期待したいのがKCPです。

スター選手がドライブするためのスペースを作る。

外からのシュートで得点を補う。

相手の中心選手に対してディフェンスで貢献する。

かつて優勝に貢献したときのようなロールプレイヤーとしての仕事を、再び発揮できるのか。

レブロンとの再共闘も含め、今シーズン注目したい選手です。

ロールプレイヤーについては、以前の記事でも紹介しています。

ロールプレイヤーとは? スターを支える「もう一つの主役」たち

ジョン・コリンズ|リムランナーからストレッチ4へ

続いては、ジョン・コリンズです。

以前の「リムランナー」の回では、アトランタ・ホークス時代のトレイ・ヤングとの連係を紹介しました。

ピック&ロールからリングへ向かい、パスを受けて豪快なダンクを決める。

リムランナーの特徴が分かりやすい選手の一人です。

そのコリンズが、今シーズンからデトロイト・ピストンズでプレーします。

昨シーズン60勝を記録したデトロイトには、ケイド・カニングハムとジェイレン・デューレンがいます。

デューレンは長期契約での残留が決まり、今シーズンもインサイドを支える存在です。

そこでコリンズに求められそうなのが、ストレッチ4としての役割です。

例えば、ケイドとデューレンがピック&ロールを仕掛ける場面。

デューレンがリングへ向かう一方で、コリンズがアウトサイドに広がれば、相手のディフェンダーをゴール下から遠ざけられる可能性があります。

そうすることで、ケイドのドライブやデューレンへのパスを生かすスペースが生まれます。

もちろん、コリンズ自身にもリムランナーとしての能力があります。

状況に応じてリングへ向かうのか、それともアウトサイドに広がるのか。

今シーズンは、その使い分けが重要になるかもしれません。

以前紹介したリムランナーが、新しいチームでストレッチビッグとしての役割も担う。

これまでの「NBAの見方」の内容を実際の試合で確認できる、面白い例になりそうです。

関連する解説記事はこちらです。

リムランナーとは? ダンクだけじゃない「リングへ走る」役割

ストレッチビッグとは? スリーだけじゃない「守備を外へ引き出す」役割

ルディ・ゴベア|ラメロとの連係で攻撃に変化はあるか

最後は、ルディ・ゴベアです。

以前の「リムプロテクター」の回では、ゴール下を守るスペシャリストとして紹介しました。

ゴベアの大きな特徴は、相手のシュートをブロックするだけでなく、ゴール下にいることで相手の攻撃の選択肢を変えられることです。

ゴベアを警戒してドライブを諦める。

シュートの位置を変える。

外へパスを戻す。

こうした、スタッツには残りにくい守備の貢献もあります。

そんなゴベアが所属するミネソタ・ティンバーウルブズに、今シーズンはラメロ・ボールが加入しました。

ラメロは、優れたボールハンドリングとパス能力を持つガードです。

ゴベアがスクリーンをかけてリングへ向かい、ラメロからパスを受ける。

そうしたピック&ロールの連係が、新しい得点パターンになる可能性があります。

さらに、アンソニー・エドワーズとの役割分担にも注目です。

これまでディフェンスの大黒柱としてチームを支えてきたゴベアが、オフェンスでも存在感を高められるのか。

守備での役割は変わらなくても、一緒にプレーする選手の変化によって、攻撃での仕事が広がるかもしれません。

今シーズンのミネソタを見るうえで、楽しみにしているポイントです。

リムプロテクターについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。

リムプロテクターとは? ブロックだけじゃないゴール下の守備

今シーズン個人的に追いかけたい2チーム

ここまで東西の注目チームや選手を紹介してきましたが、最後に個人的にシーズンを通して追いかけたい2チームについて触れておきます。

それが、マイアミ・ヒートとロサンゼルス・クリッパーズです。

マイアミ・ヒート|ヤニスとバムの共存

マイアミの最大の注目ポイントは、ヤニス・アデトクンボの加入です。

バム・アデバヨとヤニスという、ディフェンス能力が高く、リング周辺で強さを発揮する2人のビッグマンがそろいました。

プレシーズンを見ていても、ディフェンスから速攻へつなげる形には大きな期待を感じました。

一方で気になるのが、ハーフコートオフェンスです。

ヤニスとバムをどのように共存させるのか。

相手の守備が整った状況で、どうやって得点を生み出すのか。

このあたりが、今シーズンのマイアミを見るうえで特に注目したい部分です。

エリック・スポールストラHCが、2人の強みをどのように組み合わせていくのか楽しみです。

ロサンゼルス・クリッパーズ|新体制での再出発

一方のロサンゼルス・クリッパーズは、大きなロスター変更を経て新しいシーズンを迎えます。

カワイ・レナードが退団し、ダリアス・ガーランドやブランドン・イングラムを中心としたチーム作りが進んでいます。

さらに、八村塁やドラフト5位のキートン・ワグラーなど、新しい戦力も加わりました。

プレシーズンでは、ガーランドとアイザイア・ジャクソンのピック&ロールや、八村の積極的なオフェンスなど、楽しみな場面が見られました。

一方で、ガーランドにプレッシャーがかかったときのオフェンスや、イングラム合流後の役割分担には注目が必要です。

今すぐ優勝を狙うというよりも、若手選手の成長や新しいチームの形がどのように作られていくのか。

シーズンを通して、その変化を追いかけていきたいと思います。

この2チームについては、ORVEOブログの「ピックアップチーム」企画で、試合レポートやチームの動向を継続して紹介していく予定です。

今シーズンのNBAを見るときに注目したいこと

今回取り上げたチームや選手を見ても分かるように、NBAの面白さは優勝争いやスター選手の得点だけではありません。

例えば、新しいチームに加入した選手は、以前と同じ役割を任されているのか。

主力選手が復帰したことで、周囲の選手のプレーはどう変わったのか。

新しいコンビが生まれたことで、チームのオフェンスやディフェンスにどんな変化が起きているのか。

こうした部分にも注目すると、試合を見る楽しみが増えてきます。

特に、以前紹介した選手が別のチームで新しい役割を担っている場合、過去のプレーと比較してみるのも面白いと思います。

これまでの「NBAの見方」で扱ってきた知識を、実際の2026-27シーズンの観戦につなげていきたいところです。

最後に

NBAの見方シリーズの特別編、開幕特集です。

本当は全チーム触れたいくらいに語りたいことがあったんですが、残念ながら取り組み出すのが遅過ぎました。

来季は全ちーむに言及するくらいの大作を作りたいなって思いました。

早速開幕3試合が面白かったみたいですが、まだ今季のチームページが更新終わってないので、そっちの作業をしながら片目に見たいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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2020-2021

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2022-2023

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