
2023年のNBAドラフト。
現実ではサンアントニオ・スパーズが全体1位指名権を獲得し、ビクター・ウェンバンヤマを指名しました。
しかし、もしドラフトロッタリーの結果が違っていたら。
ウェンバンヤマは別のチームで、どんなNBAキャリアをスタートさせていたのでしょうか。
ORVEO「NBAマルチバース」Universe 003では、2023年ドラフトロッタリーまで時間を戻し、ウェンバンヤマが別のチームへ向かう世界をサイコロによって観測しています。
003-1ではシャーロット・ホーネッツ。
003-2ではオーランド・マジック。
そして今回、再びドラフトロッタリーを行った結果、全体1位指名権を獲得したのはポートランド・トレイルブレイザーズ。
当時のPORには、まだダミアン・リラードが在籍していました。
現実ではこの夏にポートランドを離れたリラード。
しかし、もしそこへビクター・ウェンバンヤマが加入していたら。
リラードの決断そのものが変わっていた可能性もあります。
今回は、
「もしウェンバンヤマがポートランドにドラフトされていたら?」
という世界を観測していきます。
ウェンビーが別チームにドラフトされていたら?【NBAマルチバース #003-3】
現実世界で起きたこと
2023年。
ポートランド・トレイルブレイザーズはドラフトロッタリーで全体3位指名権を獲得した。
当時の中心選手はダミアン・リラード。
長年PORを支えてきたフランチャイズプレイヤーだったが、チームは優勝争いから遠ざかっていた。
リラードが求めていたのは、将来の成長を待つ再建ではなく、今すぐ勝つための補強。
一方でPORには、
- アンファニー・サイモンズ
- シェイドン・シャープ
- ジェラミ・グラント
- ユスフ・ヌルキッチ
らが在籍し、ドラフトでは全体3位という非常に価値の高い指名権を持っていた。
最終的にPORは3位指名権を使い、スクート・ヘンダーソンを指名。
若手を中心とした未来へ進む姿勢を示した。
その後、リラードはトレードを要求。
ミルウォーキー・バックスへ移籍し、PORは本格的な再建へ入った。
しかし今回の世界では、そのドラフト結果自体が変わる。
今回発生する最大の分岐点
Universe 003では、2023年ドラフトロッタリーを再抽選する。
すでに観測した、
- SAS
- CHA
- ORL
が1位になった場合は再抽選。
今回、1位指名権を獲得したのは、
ポートランド・トレイルブレイザーズ
だった。
PORは全体1位で、
ビクター・ウェンバンヤマ
を指名。
現実では全体3位で加入したスクート・ヘンダーソンは、この世界ではPORへやってこない。
代わりに加入するのがウェンバンヤマ。
そして、この世界で最初に観測しなければならないのが、
ダミアン・リラードの去就
となる。
現実ではPORを離れたリラード。
しかし今回は、NBA史上最大級の期待を受けるルーキーが加入している。
リラードはそれでも移籍するのか。
それとも、もう一度ポートランドに賭けるのか。
ここから世界線の観測を開始する。
サイコロ①|ダミアン・リラードの去就
最初に観測するのは、リラードの決断。
| 出目 | リラードの決断 |
|---|---|
| 1 | 完全残留。トレード要求を撤回 |
| 2 | 残留。まず1シーズン、ウェンビーとの共闘を試す |
| 3 | 残留+即戦力補強を要求 |
| 4 | 条件付き残留。勝てなければ再び移籍を検討 |
| 5 | トレード要求。ただし移籍先は広く検討 |
| 6 | 史実に近くMIAへの移籍を強く希望 |
観測結果、
「2」。
リラードはPOR残留を選択。
ただし、完全に将来までポートランドへ残ることを約束するわけではない。
まず2023-24シーズンを、ウェンバンヤマと一緒に戦ってみる。
その結果を見て、その後の未来を判断する。
この世界で、
デイミアン・リラード × ビクター・ウェンバンヤマ
という現実には存在しなかったデュオが誕生した。
サイコロ②|PORの補強方針
リラードが残る以上、PORは単純な再建チームではなくなる。
ウェンビーの成長を待つのか。
それとも、リラードの残された全盛期も生かすのか。
次にフロントの方針を観測する。
| 出目 | PORの方針 |
|---|---|
| 1 | ほぼ現状維持 |
| 2 | Nurkicを整理してWemby中心へ |
| 3 | Simonsを使ってロスターのバランス改善 |
| 4 | 若手を残して中規模補強 |
| 5 | Simons+資産で先発級スター獲得 |
| 6 | 完全Win Now。若手・指名権まで大量投入 |
観測結果、
「5」。
PORは勝負へ出る。
ウェンビーの成長だけを待つのではなく、
リラードの残された全盛期も無駄にしない
という判断。
アンファニー・サイモンズを中心に、即戦力獲得のトレードを模索することになった。
サイコロ②-B|大型補強ターゲット
リラードとウェンビーの間を埋める、第3の主力を決定する。
| 出目 | ターゲット |
|---|---|
| 1 | OG・アヌノビー |
| 2 | パスカル・シアカム |
| 3 | ザック・ラビーン |
| 4 | ジェームズ・ハーデン |
| 5 | ブラッドリー・ビール |
| 6 | クリスタプス・ポルジンギス |
観測結果、
「1」。
PORが獲得するのは、
OG・アヌノビー
となった。
OGアヌノビー獲得
今回の世界線では、PORとTORの間で次のトレードが成立したと設定する。
POR獲得
- OG・アヌノビー
TOR獲得
- アンファニー・サイモンズ
- 2023年1巡目23位指名権
現実ではPORが23位で指名したクリス・マレーは、この世界ではPORに加入しない。
これでPORの主軸は、
- デイミアン・リラード
- シェイドン・シャープ
- OG・アヌノビー
- ジェレミー・グラント
- ビクター・ウェンバンヤマ
という形になる。
リラードが攻撃を牽引。
OGが相手の主力ウイングを守る。
そして、その後ろにはウェンバンヤマが待っている。
リラードの守備負担を軽減しながら、ウェンビーのリムプロテクションを生かせる構成となった。
サイコロ③|シーズン前半戦
新チームがどこまで機能するのか。
2023-24シーズン前半戦を観測する。
| 出目 | 前半戦順位 |
|---|---|
| 1 | 西6位前後 |
| 2 | 西5位前後 |
| 3 | 西4位前後 |
| 4 | 西3位前後 |
| 5 | 西2位前後 |
| 6 | 西1位前後 |
観測結果、
「2」。
PORは、
西5位前後
でシーズンを折り返す。
リラード、OG、グラント、ウェンビーを中心とした形は機能。
しかし、圧倒的な優勝候補になるところまでは届かない。
ウェンビーはまだルーキー。
OGも新加入。
さらにサイモンズを放出したことで、リラード以外のボールハンドラーが薄くなっている。
大型補強を行ったにもかかわらず、前半戦は西5位。
PORはここで、もう一度大きな判断を迫られる。
サイコロ④|トレードデッドライン
ここで様子を見るのか。
それとも、リラードが残ったこの1年へさらに賭けるのか。
| 出目 | デッドライン方針 |
|---|---|
| 1 | 現状維持 |
| 2 | 控えPG補強 |
| 3 | 3&Dウイング追加 |
| 4 | ベンチスコアラー補強 |
| 5 | 先発級ガード獲得 |
| 6 | さらに大型Win Now補強 |
観測結果、
「6」。
PORはさらに勝負へ出る。
リラード。
OG。
ウェンビー。
この3人をキープし、残っている選手と資産を使い、もう一人即戦力を追加する。
サイコロ④-B|追加大型補強
| 出目 | ターゲット |
|---|---|
| 1 | デジャンテ・マレー |
| 2 | パスカル・シアカム |
| 3 | デマー・デローザン |
| 4 | テリー・ロジアー |
| 5 | アレックス・カルーソ |
| 6 | ゴードン・ヘイワード |
観測結果、
「」。
PORが追加したのは、
ゴードン・ヘイワード
だった。
ゴードン・ヘイワード獲得
今回の世界では、PORとCHAの間で次のトレードが成立したと設定する。
POR獲得
- ゴードン・ヘイワード
CHA獲得
- ユスフ・ヌルキッチ
- ナシール・リトル
- キーオン・ジョンソン
- 2巡目指名権 ×2
ウェンビー加入によって役割が重なっていたヌルキッチを整理。
代わりに、
- 得点
- シュート
- ウイングサイズ
- パス
- セカンダリーハンドラー
を提供できるヘイワードを加えた。
ヘイワードをスターターへ固定するのではなく、6thマン級の役割で起用。
リラード不在時間の攻撃にも参加できるウイングとして使う。
デッドライン後のPOR
想定スターターは以下。
| POS | 選手 |
|---|---|
| PG | デイミアン・リラード |
| SG | シェイドン・シャープ |
| SF | OG・アヌノビー |
| PF | ジェレミー・グラント |
| C | ビクター・ウェンバンヤマ |
主なセカンドユニットには、
- ゴードン・ヘイワード
- マティース・サイブル
- ジャバリ・ウォーカー
- ライアン・ルペア
- ドゥオプ・リース
- スカイラー・メイズ
が入る。
ウイングのサイズと厚みは大きく向上。
一方で、
リラード以外の純粋なPG層が薄い
という弱点は残る。
それでもPORは、このロスターでシーズン後半戦へ向かう。
サイコロ⑤|レギュラーシーズン最終順位
前半戦は西5位。
ヘイワードを加え、さらにWin Nowへ進んだPORの最終順位を観測する。
| 出目 | 最終順位 |
|---|---|
| 1 | 西7位 |
| 2 | 西6位 |
| 3 | 西5位 |
| 4 | 西4位 |
| 5 | 西3位 |
| 6 | 西2位 |
観測結果、
「6」。
PORは、
ウエスタンカンファレンス2位
まで順位を上げた。
前半戦の西5位から、最終的に西2位。
ウェンビーの成長。
OGの守備。
ヘイワード加入によるローテーションの厚み。
リラードを残し、積極的に勝負へ出たPORの判断は、少なくともレギュラーシーズンでは成功した。
しかし、ここからはプレーオフ。
2024 NBA Playoffs
First Round|POR vs LAL
西2位PORの1回戦の相手は、
ロサンゼルス・レイカーズ
レブロン・ジェームズ
アンソニー・デイビス
経験ではPORを大きく上回るチーム。
ただし、この世界のPORは西2位。
PORをやや優勢と設定する。
| 出目 | 結果 |
|---|---|
| 1 | POR勝利 |
| 2 | POR勝利 |
| 3 | POR勝利 |
| 4 | POR勝利 |
| 5 | LAL勝利 |
| 6 | LAL勝利 |
POR勝利4枠。
LAL勝利2枠。
観測結果、
「1」。
ポートランドがレイカーズを突破。
ウェンバンヤマはルーキーシーズンから、プレーオフシリーズ勝利を経験する。
Western Conference Semifinals|POR vs MIN
次に待っていたのは、
ミネソタ・ティンバーウルブズ
アンソニー・エドワーズ
カール・アンソニー・タウンズ
ルディ・ゴベア
ジェイデン・幕ダニエルズ
サイズ、守備、フィジカルを兼ね備え、現実の2024年プレーオフでも西決勝まで進んだチーム。
この世界のPORは西2位まで上昇しているため、PORやや有利として設定する。
| 出目 | 結果 |
|---|---|
| 1 | POR勝利 |
| 2 | POR勝利 |
| 3 | POR勝利 |
| 4 | POR勝利 |
| 5 | MIN勝利 |
| 6 | MIN勝利 |
POR勝利4枠。
MIN勝利2枠。
観測結果、
「2」。
PORはMINも突破。
ウェンバンヤマはNBA1年目から、
ウエスタンカンファレンスファイナルへ進出する。
NBA Finalsまで、あと一つ。
Western Conference Finals|POR vs DAL
最後に待っていたのは、
ダラス・マーベリックス
ルカ・ドンチッチ
カイリー・アービング
現実でも2024年NBA Finalsまで進んだ強力なバックコートを持つチーム。
この世界のPORは西2位。
さらにLALとMINを突破している。
そのため、ここでもPORをやや有利として設定する。
| 出目 | 結果 |
|---|---|
| 1 | POR勝利 |
| 2 | POR勝利 |
| 3 | POR勝利 |
| 4 | POR勝利 |
| 5 | DAL勝利 |
| 6 | DAL勝利 |
POR勝利4枠。
DAL勝利2枠。
観測結果、
「5」。
DALが勝利し、PORのシーズンはここで終了。
最終結果は、
ウエスタンカンファレンスファイナル敗退
となった。
今回確定した世界線
| 観測項目 | 結果 |
|---|---|
| 2023 Draft Lottery | PORが1位指名権獲得 |
| ドラフト | Victor Wembanyama |
| Dice 1 | Lillard残留。まず1シーズン共闘 |
| Dice 2 | Simons+資産で大型補強 |
| Dice 2-B | OG Anunoby獲得 |
| 前半戦 | 西5位 |
| Dice 4 | さらに大型Win Now |
| Dice 4-B | Gordon Hayward獲得 |
| 最終順位 | 西2位 |
| PO 1回戦 | LAL撃破 |
| 西準決勝 | MIN撃破 |
| 西決勝 | DALに敗退 |
| 最終結果 | Western Conference Finals敗退 |
ウェンビーが変えたのはPORだけではない
今回の世界線の最大の変化は、PORの勝敗そのものではない。
ウェンビーの存在によって、リラードがPORを去るという現実の歴史まで変わったこと。
現実では、リラードは2023年の夏にポートランドを離れた。
しかし今回、PORは全体1位でウェンバンヤマを獲得。
それを見たリラードは、もう1シーズンPORで戦うことを選択した。
PORもその決断に応える。
サイモンズと23位指名権を使ってOGアヌノビーを獲得。
前半戦は西5位。
それでも止まらず、ヌルキッチらを放出してゴードン・ヘイワードまで追加。
結果、西5位 → 西2位まで順位を上げた。
プレーオフではLALを突破。
MINも突破。
ウェンビーはルーキーイヤーから西決勝へ到達した。
しかし最後に待っていたルカ・ドンチッチとカイリー・アービングを越えることはできなかった。
ウェンビーを獲得しても、初年度からNBA Finalsへは届かなかった。
それでも、この世界ではポートランドの2023-24シーズンそのものが、現実とはまったく違うものになった。
もう一つの世界線|003-3 Prototype
ここまでが正式なUniverse 003-3。
しかし、このエピソードを制作する前には、本番サイコロを振る前のPrototypeも存在した。
Prototypeでもスタート地点は同じ。
PORが全体1位指名権を獲得し、ビクター・ウェンバンヤマを指名する。
ただし、本番とは異なるサイコロ結果によって、まったく別のPORが誕生した。
Prototype Dice 1|Lillardの去就
| 出目 | 方針 |
|---|---|
| 1 | 完全残留 |
| 2 | 残留して1年間様子を見る |
| 3 | 残留+即戦力補強を要求 |
| 4 | 条件付き残留 |
| 5 | トレード要求、移籍先は広く検討 |
| 6 | 史実に近くMIA移籍を強く希望 |
観測結果、
「1」。
本番では「まず1シーズン共闘」だったが、Prototypeではリラードがトレード要求を完全に取り下げた。
Prototype Dice 2|補強方針
| 出目 | 方針 |
|---|---|
| 1 | ほぼ現状維持 |
| 2 | Nurkic整理型 |
| 3 | Simonsを使ってバランス改善 |
| 4 | 若手を残して中規模補強 |
| 5 | Simons+資産で先発級スター獲得 |
| 6 | 完全Win Now |
観測結果、
「5」。
ここは本番と同じ。
Simonsを中心に大型補強へ動いた。
Prototype Dice 2-B|大型補強
| 出目 | 選手 |
|---|---|
| 1 | OG・アヌノビー |
| 2 | パスカル・シアカム |
| 3 | ザック・ラビーン |
| 4 | ジェームズ・ハーデン |
| 5 | ブラッドリー・ビール |
| 6 | クリスタプス・ポルジンギス |
観測結果、
「6」。
Prototypeで加入したのは、
クリスタプス・ポルジンギス
だった。
これによってビッグラインナップが誕生。
ウェンビーとポルジンギスという、サイズとシュート力を持った超大型フロントコートが形成された。
Prototype前半戦
| 出目 | 順位 |
|---|---|
| 1 | 西6位前後 |
| 2 | 西5位前後 |
| 3 | 西4位前後 |
| 4 | 西3位前後 |
| 5 | 西2位前後 |
| 6 | 西1位前後 |
観測結果、
「4」。
前半戦は西3位。
本番世界線よりも早い段階から西上位へ進んだ。
Prototypeデッドライン
| 出目 | 方針 |
|---|---|
| 1 | 現状維持 |
| 2 | ベンチガード補強 |
| 3 | 3&Dウイング補強 |
| 4 | 控えビッグ補強 |
| 5 | 先発級ウイング追加 |
| 6 | さらに大型Win Now |
観測結果、
「2」。
課題となったのは、サイモンズ放出後のリラード不在時間。
大型スターではなく、控えガードを補強する。
Prototype追加補強
| 出目 | 選手 |
|---|---|
| 1 | モンテ・モリス |
| 2 | パトリック・ベバリー |
| 3 | アレック・バークス |
| 4 | デニス・シュルーダー |
| 5 | コーリー・ジョセフ |
| 6 | タイアス・ジョーンズ |
観測結果、
「6」。
タイアス・ジョーンズを獲得。
セカンドユニットの司令塔として起用する。
Prototype最終順位
| 出目 | 順位 |
|---|---|
| 1 | 西6位 |
| 2 | 西5位 |
| 3 | 西4位 |
| 4 | 西3位 |
| 5 | 西2位 |
| 6 | 西1位 |
観測結果、
「4」。
前半戦の順位を維持してプレーオフへ進んだ。
Prototype Playoffs
1回戦の相手は、
フェニックス・サンズ
ケビン・デュラント
デビン・ブッカー
ブラッドリー・ビール
POR優勢ながら危険な相手として設定。
サイコロの結果、POR勝利となった。
続く西準決勝。
相手は前年王者、
デンバー・ナゲッツ
PrototypeではDENを優勢と設定。
観測結果は、
DEN勝利
PORは西準決勝で敗退。
Prototypeの最終結果
| 観測項目 | Prototype結果 |
|---|---|
| Lillard | 完全残留 |
| 大型補強 | Kristaps Porzingis |
| 前半戦 | 西3位 |
| デッドライン | ベンチガード補強 |
| 追加補強 | Tyus Jones |
| 最終順位 | 西3位 |
| PO 1回戦 | PHX撃破 |
| 西準決勝 | DENに敗退 |
Prototypeでもウェンビーの存在によってリラードの退団は消えた。
しかし、正式世界線とはまったく違う形でPORが構築された。
本番では、
OG・アヌノビー+ゴードン・ヘイワード
というウイング中心の補強。
Prototypeでは、
クリスタプス・ポルジンギス+タイアス・ジョーンズ
というサイズとゲームメイクを補う構築。
同じ「ウェンビーがPORへ」というスタート地点でも、サイコロ次第でチームの性格は大きく変わった。
さらに存在した、もう一つのPOR案
003-3の制作過程では、現在の「毎回ドラフトロッタリーを再抽選する」という形式へ固まる以前に、別のUniverse 003案も存在した。
その案では、シリーズ全体で一つのドラフト順位を継続。
それまでの指名結果を引き継ぎながら、次の順位へ進む方式だった。
この旧案では、
1位 CHA|ビクター・ウェンバンヤマ
2位 DET|スクート・ヘンダーソン
3位 NOP|ブランドン・ミラー
と進み、
PORは、全体4位指名権を持つ設定だった。
最上位3人はすでに指名済み。
4位の最有力として残っていたのが、
アメン・トンプソンだった。
旧案でのPORのテーマ
この世界で最大のテーマは、
「未来と現在、どちらを選ぶのか」
だった。
4位指名権を使えばアメン・トンプソン。
しかし、当時のPORにはリラードがいる。
そこで、
- 4位でアメンを指名する
- 4位指名権を使って即戦力を獲得する
という二択から世界線を進める設計だった。
旧案の正式シミュレーションで起きたこと
この旧バージョンでは、PORは4位指名権を使用。
アメン・トンプソンを指名した。
しかし、リラードは残留せず、トレードを要求。
移籍先のサイコロでは、史実通りミルウォーキー・バックスが選ばれた。
さらにPORが受け取る対価も、現実と同じ主要パッケージとなった。
シーズン順位の観測結果も、西15位だった。
つまりこの世界では、指名選手だけがスクートからアメンへ変化。
それ以外は再び現実と同じ方向へ収束した。
旧案で確定していた結果
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| PORのドラフト順位 | 全体4位 |
| 指名選手 | Amen Thompson |
| Lillard | トレード要求 |
| 移籍先 | MIL |
| PORの獲得アセット | 史実と同じ主要パッケージ |
| 最終順位 | 西15位 |
テーマは、
「違う道を選びながら、同じ結末へ収束した世界線」
だった。
旧案にはさらに別のPrototypeも存在した
4位指名権をトレードへ使うルートも練習した。
このPrototypeでは、
PORが4位指名権をトレード資産にすることを選択。
ターゲットとして、
ジェイレン・ブラウンを引き当てた。
4位指名権。
アンファニー・サイモンズ。
23位指名権。
サラリー調整要員。
これらを使った大型トレードが成立した想定。
その結果、
デイミアン・リラード ×ジェイレン・ブラウン
というコンビが誕生。
PORは、西8位でシーズンを終了した。
Universe 003初の「クロスオーバー」案
この旧Prototypeが面白かったのは、PORが西8位になったことだった。
当時、別のUniverse 003世界ではNOPが西7位に入る想定が存在。
そのため、
西7位 NOP vs 西8位 POR
という、別々に進めていた世界線同士がプレーインでぶつかる可能性が生まれた。
これがUniverse 003で最初に検討された、クロスオーバー回だった。
そのブログ記事がこちら
クロスオーバーPrototype
西7位決定戦
NOP vs POR。
観測結果は、NOP勝利。
NOPが7位シードを獲得。
PORは8位決定戦へ。
ブランドン・ミラーが加わったNOPとの対戦で敗退し、次の8シードゲームに回ることに。
9位対10位
LAL vs SAC。
観測結果は、SAC勝利。
PORの次の相手はSACとなった。
8位決定戦
POR vs SAC。
観測結果は、POR勝利。
PORは西8位シードを獲得。
Playoffs First Round
西1位OKC。
西8位POR。
観測結果は、OKC勝利。
さらにシリーズスコアは、OKC 4勝0敗となった。
PrototypeにおけるPORの最終結果は、
西8位でプレーオフ進出
→ 1回戦でOKCに0勝4敗
だった。
一方、7位を獲得したNOPもDENに0勝4敗。
両チームともプレーオフ1回戦で姿を消す結果となった。
同じPORから生まれた、いくつもの世界
003-3の制作過程だけでも、PORには複数の未来が存在した。
正式世界線
ウェンビー加入
→ リラード残留
→ OG・アヌノビー
→ ゴードン・ヘイワード
→ 西2位
→ 西決勝敗退
Prototype
ウェンビー加入
→ リラード完全残留
→クリスタプス・ポルジンギス
→ タイアス・ジョーンズ
→ 西3位
→ 西準決勝敗退
旧Universe 003案
全体4位
→ アメン・トンプソン
→ リラード移籍
→ MIL
→ 西15位
旧Prototype派生
全体4位をトレード
→ジェイレン・ブラウン獲得
→ 西8位
→ NOPとのクロスオーバー
→ OKCに1回戦敗退
同じ「2023年のPOR」というチームでも、最初の前提を一つ変えるだけで、その先にはまったく異なる未来が存在していた。
そして最終的に正式採用されたのが、
「PORが全体1位でウェンバンヤマを獲得する世界」
だった。
最後に
Universe 003-3、いかがだったでしょうか?
このエピソード作成で発生したアイディアがクロスオーバー。
アメコミ映画やドラマでよく使われる手法で、各シリーズのキャラクターが集まって一つのお話を盛り上げます。
前提知識がない状態で見ると面白味が減るし、それが敬遠材料になったりすることもあるのが悲しいところですが、私はとっても好きです。
今回は紹介だけになりましたが、今後はクロスオーバーあるかもしれません。
もしくはインカ-ジョンも?
インカ-ジョンが何か気になった方はぜひ今度のアベンジャーズ見てみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ORVEOでは、NBAの歴史、戦術、チーム運営、サラリー、もしもの世界などを動画と記事で発信しています。
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ウエスト:メンフィス・グリズリーズ
2021-2022
イースト:シカゴ・ブルズ
ウエスト:ダラス・マーベリックス
2022-2023
イースト:トロント・ラプターズ
ウエスト:ミネソタ・ティンバーウルブズ
2023-2024
イースト:ミルウォーキー・バックス
ウエスト:フェニックス・サンズ
2024-2025
イースト:フィラデルフィア・76ers
ウエスト:サンアントニオ・スパーズ
2025-2026
イースト:デトロイト・ピストンズ
ウエスト:デンバー・ナゲッツ













2020-2021