FIBAワールドカップ2019グループE第2節:アメリカ×トルコ

今日は、1日遅れちゃったけど、日本戦の記事をかけたからいいかー。

と思っていたところ、アメリカ×トルコ戦がOTに入ったと言う情報を見て、もう一本レポート書いちゃいました。

どうも、仕事そっちのけでワールドカップ見てる男、ctrainerです。

本日は、

FIBAワールドカップ2019 グループE第2節:アメリカ×トルコ

の試合のレポートを書いていきたいと思います。

試合前情報

前回の第1節のそれぞれの記事はこちらから。

アメリカの第1節

トルコの第1節

アメリカはチェコ戦に関しては、危なげなくと言ったところ。

前評判の高いチームではありませんが、やはり自力の強さを見せつけました。

対するトルコ、日本戦では終始リード2桁リードを奪っていたこともありこちらもヨーロッパ強豪国の実力の高さを見せつけたゲームとなりました。

1勝ずつ出迎えた両チーム、ここで買ったほうがグループ突破を決めるため是が非でも勝ちを取りたいゲームになります。

試合開始!!

アメリカはジェイソンテイタムのシュートからスタートしますがミス。

続いてテイタムのドライブからマイルズ・ターナーが合わせて初得点。

トルコのジュディ・オスマンのシュートをテイタムがブロック。

そしてテイタムのアタックでファウル獲得。

前節、早々にファウルトラブルに陥った鬱憤を晴らすかのように存在感を見せます。

アメリカは良いディフェンスを続けて見せますが、アーサン・イリヤソバのトランジションで初失点。

出だしの数分はアメリカがペースを握っていると言って良いと思われます。

トルコはここで2-3のゾーンを見せます。

が、ターナーのポストからの1on1に対応できず、バスケットカウントを献上。

エンドワンも決め、10-2。

トルコはイリヤソバのジャンパーで反撃。

続けてミスマッチをついてイリヤソバが連続得点。

ドノバン・ミッチェルのスリーが決まり、13-6。

ここから数分お互いにディフェンスをしっかり行って両チームとも得点が生まれません。

5分切ったところで、アメリカは選手交代。

ジェイレン・ブラウン、ブルック・ロペス、マーカス・スマートがコートに入ります。

そしてテイタムに代わり、デリック・ホワイトもイン。

ロペスの得意のスリーが決まって16-8。

トルコはここから連続得点、#10マフムトルのバスケットカウントで16-12に。

アメリカ、グレッグ・ポポビッチHCここで1つ目のタイムアウトをとります。

残り3分弱。

イリヤソバのシグネイチャームーブ、オフェンスのテイクチャージが発動しますが、ここは残念ながらディフェンスファウルをコールされる。

アメリカは美しいボールムーブからシューターのジョー・ハリスのスリーが決まる。

対するトルコ、イリヤソバがローポストからミスマッチをついてバスケットカウント。

トルコは徐々に自分たちのリズムを作り出し、互角の展開に。

アメリカもトルコのゾーンプレスにうまく対応してフリーを作ってジェイレンブラウンのスリーを演出。

最後はクリス・ミドルトンのスリーが決まり、26-21でアメリカ5点リードで第1クオーター終了。

第2クオーター開始!!

デザインオフェンスからミドルトンのジャンパーで開始。

トルコもミドルシュートを決めてきます。

お互いにスコアを重ねますが、ターナーのスリーなどもあり、9点差まで広がる。

トルコは若干オフェンスのリズムが取れず、残り7分弱のところでタイムアウト。

開けたトルコオフェンスは、アメリカがターンオーバーを誘発。

ターナーが1本フリースローを決めたとこで点差は2桁に。

テイタムのユーロステップからバスケットカウント獲得。

13点差までリードが広がります。

さらにホワイトのFTで15点差。

トルコ苦しい時間帯が続きます。

トルコ、ここでやっと#1ウィルベキンのスリーで得点。

続けてイリヤソバもスリーを決めて一気に6点詰めます。

9点差になったところで、アメリカがタイムアウト。

残り5分弱です。

トルコは時折2-3のゾーンを見せチェンジングのディフェンスで対応。

アメリカは若干ファウルをコールされないことにフラストレーションをためている様子です。

そんな中でウィルベキンのスリーに対してスマートのファウルで4点プレイ。

41-36の5点差まで一気に詰めます。

トルコはさらにフルカン・コルクマズのドライブも決まり3点差。

その後ハリソン・バーンズの3PTでアメリカも応戦。

6点差で残り2分。

コルクマズのバスケットカウントで4点差まで詰めます。

ここで大切なポイント!!

アメリカのオフェンス時に会場内で大きなブーイングが聞こえます。

熱狂的トルコバスケファンが集まっているのか、世界のファンがそうしているのか、会場が若干トルコホームのような状態になっています。

アメリカにとっては若干プレイしづらい、もしくはプレッシャーを受けるシチュエーションになっているかもしれません。

試合の方は、ケンバ・ウォーカーの美しいドライブからダブルクラッチ。

試合終盤にアメリカが得点をして、最後はトルコのイリヤソバがフリースローを1本決めて前半終了。

47-42、アメリカのリードは5点で第3クオーターに入ります。

第3クオーター開始!!

後半初めのトルコのオフェンスはミス。

アメリカはバーンズがオフェンスリバウンドからバスケットカウント獲得。

点差を8点に広げるとともに、元NBA選手のトルコビッグマン、セミー・エルデンを3ファウルにします。

続いてアメリカのトランジションでイリヤソバがテイクチャージ。

持ち味を見せます。

トルコは#マハムトルがスクリーンをもらいながらフリーになろうとコートを走ります。

アメリカディフェンスはそれに気を取られて裏を取られます。

イリヤソバに簡単にダンクを許し、4点差。

トルコのオフェンスはこのクオーター、マハムトルが牽引。

ピックアンドロールから綺麗にレイアップを決めます。

PGの#バルベイもバックビハインドで綺麗にテイタムを交わします。

トルコチーム、ガードが粒ぞろいで侮れません。

残り5分でアメリカ3点リード。

会場はかなりトルコ陣営を後押ししています。

オスマンのレイアップはゴールテンディングとなり、ついに1点差まで。

しかしここでトルコはエルデンが4つめのファウルをコールされてベンチへ。

そしてアメリカはミドルトンのスリーが決まり、5点差。

トルコ、タイムアウトをとります、残り3分半。

タイムアウト明け、オスマンがタフなジャンプシュートを決めて再び3点差+会場大盛り上がり。

アメリカはこの辺りからディフェンスがオールコートでのマンツーマンになります。

リードが広げられない中で自分たちから試合を決定づけようと動いてきます。

トルコもオールコートのゾーンプレスからのゾーンでオスマンがブロック、そこからコルクマズの同点3PTを演出します。

第3クオーターは残り2分、アメリカはジョー・ハリスのオフェンスリバウンドからのエンドワンで両チーム火がつきます。

乱闘まではいきませんが小競り合いが発生。

アツくなってきました。

終盤、ドノバン・ミッチェルがドライブの際に負傷?

すぐにベンチに下がります。

トルコのクオーター最後のオフェンスはイリヤソバをテイタムが守りきり24秒オーバータイム。

アメリカのラストは、ケンバ・ウォーカーがロングスリーを決めて終了。

最終、65-61の4点差で最終クオーターへ。

第4クオーター開始!!

アメリカ最初のオフェンスはターンオーバー。

トルコはエルデンの代わりに長時間出場しているサンリがジャンパーを決める。

第4クオーター1分経過したところで、ミッチェルがコートに戻ります。

テイタムが個人技でトルコディフェンスを突破、レイアップを決めます。

6点差、トルコはさらにオフェンスファウルをコールされます。

流れを作りたいアメリカ、今度はターナーがイリーガルスクリーンでファウル。

両チームとも一時オフェンスが停滞。

ディフェンスのギアが上がります。

先に抜け出たのは、トルコ。コルクマズがコーナースリーを沈めます。

残り7分弱、3点差。

その後マハムトルの連続得点、スティールからのドライブで再度同点。

71-71で残り5分半。

アメリカは、先にチームファウルのボーナスをもらい、ここからのファウルはフリースローに。

そしてトルコもエルデンを戻してきます。

ジョー・ハリスのスティールからの速攻が決まったところでトルコタイムアウト。

74-71でアメリカ3点リード。残り4分半です。

エルデンのポストアタックにバーンズがファウル、4つ目をコールされます。

そしてトルコはターナーが入ってきたのを見て、エルデンを下げスモールラインナップに。

そしてコルクマズの3PTで再び同点。

残り3分半。

ポポビッチもそれを見てすぐにターナーを下げて、スモールラインナップに対応します。

ドノバンミッチェルのコーナースリーで再び3点差に広げる。

トルコ、ここで返しのオフェンスを失敗し、連続でアメリカにスリーを打たれ、オフェンスリバウンドも何本も取られます。

最後はミドルトンが押し込んで79-74。

当然対応するトルコ陣営、エルデンを戻します。

アメリカもターナーを戻します。

次のオフェンスでウィルベキンが3PTを沈め2点差に詰め寄ります。

ケンバのコーナースリーが落ち、時間は残り1分半。

アメリカはターナーを下げ、エルデンがいる中で、再度スモールラインナップに。

イリヤソバのドライブが決まり、79-79の同点で1分切ります。

次のアメリカオフェンス、ミッチェルのターンオーバーからトルコボール。

オスマンのタフショットは落ちますが、イリヤソバがティップイン。

ついにトルコがアメリカからリードを奪い、しかも残り時間は12秒。

アメリカタイムアウト、最後のオフェンスコールを確認します。

会場は割れんばかりのディフェンスコール。

ボールイン。

ミドルトンのスリーが外れた時間が、7秒。

ミッチェル、ケンバでルーズボールを確保し、ボールはテイタムへ。

テイタムのシュートは外れますが、なんとここでファウルコール。

ビデオチェック入ります。

結果、オスマンのファウル、シュートは3PTの判定でスリーショット。

大ブーイングの中、1本目成功。

2本目、ミス。

3本目、成功。

時間は0.1秒しか残っていませんがトルコタイムアウト。

最後のティップインサインを確認しますが、決まらず試合は延長へ。

延長戦開始!!

トルコボールで延長戦スタート。

ウィルベキンのドライブでトルコ2点リード。

トルコゾーンディフェンス継続。

ジョーハリスのスリーでアメリカ1点リード。

オスマンのスリーでトルコ2点リード。

テイタムからハリスへのボールがそれてターンオーバー。

エルデンのピックアンドロールからのダイブをターナーがブロック。

トランジションのテイタムのシュートが外れ、トルコが逆速攻。

マハムトルの3PTが決まってトルコ一気に5点リード。

ケンバの3PTでアメリカ応戦、再び2点差。

トルコはエルデンのスクリーンでファウルを取られ、5ファウルで退場。

アメリカはケンバが続けてジャンパーをメイク。同点。

テイタムがボールマンの死角からのスティールに成功。

トランジションでレイアップを決めてアメリカ逆転、2点リード。

オスマンのスリー、イリヤソバのオフェンスリバウンドからのシュートも外れ、アメリカしのぐ。

残り1分半。

ウィルベキンのスリーが外れてアメリカボール。

ケンバのスリーが外れて残り1分。

オスマンがドライブからのバスケットカウントをもぎ取る。

同点にし、逆転のチャンス。

オスマンのフリースローにMVPコールが起こります。

1本決めてトルコ逆転、1点リード。

続いてアメリカのオフェンスはミッチェルがリングを触ってしまいゴールテンディング。

トルコは1点リードの中、ショットクロックギリギリまで待って、ウィルベキンがドライブするも、ケンバがオフェンスチャージを取る。

残り14秒、アメリカ1点ビハインドでポゼッション。

当然、アメリカはタイムアウト。

最後のオフェンスのセットを確認。

ボールはターナーの手に渡りますが、ここでバルベイがスティール。

アメリカは急いでファウルゲームに入ります。

ジョーハリスのファウルはビデオレビューの結果、アンスポーツマンライクファウルに。

トルコに2FTと、ボールポゼッションが与えられます。

バルベイ、1本目落とす。

そして2本目もミス。

最大3点リードまで広げるチャンスがありましたが、1点リードのまま。

続けてファウルゲームに入るアメリカ。

スマートのファウルは通常通り処理され、オスマンのツースロー。

1本目、落とす。

2本目も落ちて、ボールはテイタムが確保。

5.7秒。まだ、自分たちのゴールまで3/4の距離。

アメリカのトランジションは最後、ミドルトンがファウルをもらいます。

大ブーイングの中、ミドルトンは2本決めます。

トルコタイムアウトをとります。

アメリカはここで手痛いアクシデント。

リバウンドポジションにいたテイタムが脚を負傷退場。

今回のメンバーの中でも重要なピースの一人をここで失います。

最後のトルコオフェンスは、イリヤソバのスリーが外れてアメリカ辛勝。

トルコは歴史的勝利を目前に終盤のミスで惜しい1敗を喫します。

試合を振り返って

この試合のトップパフォーマーはイリヤソバだったと言っても過言ではありません。

そして、強化試合でオーストラリアに黒星を喫したアメリカ代表チームは、この試合も含めてもはや他のチームにとって全く歯が立たない、敵わないチームでないと印象づいたと思います。

世界との差が縮まった2006年の敗退から、カムバックを印象付けたその後のUSA Bsketballですが、このワールドカップは簡単なものではなく、予選突破は決めはしましたが、決勝トーナメントでは当然苦しい試合がこの後予想されると思います。

ここで大切なポイント!!その2

アメリカ代表の今回のメンバー選出に対して不満の声も聞きますし、トッププレイヤーたちが出ていないことに関して懐疑的な声も聞きますが、これはバスケファンからするともの凄く楽しみな展開。

負けて欲しいわけではありませんが、アメリカを破って優勝するチームが出てきても面白いですし、なんとかこのTEAM USAが勝っていく姿も楽しみですし、勝とうが負けようが、来年のオリンピックのメンバー選考に少なからず影響を及ぼすであろう今大会。

ここでアメリカが苦戦すると言う文脈がこの後の世界バスケットボールに対して悪い影響を与えるイメージが一切つきません。

どんな展開になろうとも、これから各国がオリンピックに向けてさらにヒートアップするこの時代の流れをしっかりとこのブログで追いかけていきたいと思います!!

今日はこの辺で。ではまた。

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