NBA観戦レポートその23:ウェスト・カンファレンスファイナル(6/5)

職場で身長を測ってみたら、1cm伸びてました。

30歳で成長期を迎えた男、どうも、ctrainerです。

本日は、

ゴールデンステイト・ウォリアーズ×ポートランド・トレイルブレイザーズ GAME1@ゴールデンステイト

の試合を見た感想を書いていきたいと思います。

ハイライトをご覧になる前・なった後に読んで頂けるとより楽しんで頂けるかと思いますので良かったらご覧になっていって下さい。

試合前情報

お互いにGAME6で勝ち上がったウォリアーズ、GAME7で勝ち上がったブレイザーズというカードになったウェストのカンファレンスファイナル。

ウォリアーズはGAME5でデュラントを失い、GAME6はステフィン・カリークレイ・トンプソンの「スプラッシュ・ブラザーズ」の活躍が目立ち、その時の流れをこのシリーズでも見せていきたいところ。

対するブレイザーズは、2-3でリードされたところから連勝し、アウェイで貴重な勝利を収めてオークランドに乗り込んできました。

こちらも、デイミアン・リラードと、CJ・マッカラムの「レイン・ブラザーズ」がこのチームのメイン・ウェポンとして躍動し、バックコート陣同士の対決がこのシリーズの注目ポイントの一つになると思います。

また、カンファレンスファイナル史上初の兄弟マッチアップ、ステフィンカリー×セスカリーにも注目です。

GAME1スタート!!

ブレイザーズは、マッカラムのオフェンスリバウンドからの得点、リラードの3PTと仕事をして欲しい人がまずは得点をあげる。

対するカリーも得意のFTで得点を決める。

両者ともに静かな立ち上がり。

トンプソンが連続得点をして徐々に会場が温まってきます。

ディフェンスでもレイン・ブラザーズの侵入を捕まえることができています。

6分経過でウォリアーズタイムアウト。

タイムアウト明け、アンドリュー・ボガットに変えて、ケボン・ルーニー投入。

ブレイザーズはスターターを変えていません。

さらにアンドレ・イグダーラに変えて、アルフォンゾ・マッキニーを投入。

ウォリアーズの方がベンチワークが盛んになっています。

残り4分でザック・コリンズロドニー・フッドなどブレイザーズもメンバーを変えていきます。

タイムアウトをブレイザーズが取り、明けたメンバーをみると、セス・カリーが入ってきて、ステフィンとのマッチアップが実現します。

ここで大切なポイント!!

カリー兄弟のお父さんとお母さんの会場でのジャージーに注目が集まっています。

表はセス・裏はステフィンというようなオリジナルジャージーで奥様と一緒に観戦しているデル・カリー。

両親はどちらも応援しているというスタンスをしっかりと打ち出し、全世界に注目されるカリー一家となっています。

ちなみに、妹のシデル・カリーの夫はデミオン・リーというウォリアーズと2way契約を結んでいる選手で、ここにも家族の繋がりがあるということで、カリーファミリーはNBA歴代でもトップクラスのビッグファミリーとなりつつあります。

この試合、個人的注目マッチアップは、ザックコリンズとケボンルーニーの若手ビックマンのマッチアップ。

どちらがチームにエナジーを注げるか注目です。

ゲームの方は、終盤ファストブレイクが何本かで始めたウォリアーズに対し、フッドのブザービーター3PTで最後返したウォリアーズ。

最終、27-23の4点リードでウォリアーズリードで第1クオーター終わります。

第2クオーター開始!!

ウォリアーズはカリー、ドレイモンド・グリーン、ブレイザーズはリラードが一時ベンチにいる中でトンプソンが連続得点。

対するブレイザーズの1stオプションはマッカラムになりますが、中々リズムに乗れていない状況。

ナゲッツとのセミファイナル、GAME7ではコリンズやフッド、エバン・ターナーなどの得点もチームの勝利に貢献した部分ですので、この試合ではまだそれが発揮できず。

7点差ウォリアーズリードになったところでブレイザーズタイムアウト。

ここで離されると苦しいブレイザーズ。

タイムアウト明けにマッカラムがらしい、バスケットカウントをフローターで取る。

ディフェンスも良いプレーが何本か続き、2点差まで詰める。

ウォリアーズは2ndユニットのヨナス・ジェレブコが3PT、ファストブレイクと得点を重ねます。

残り6分で徐々にスターターメンバーが戻ってきます。

変わってできてきたステフィンカリーの3PT、エネス・カンターのゴール下、ジェレブコのミドルとお互いにスコアを重ねます。

残り4分からはお互いにシュートがあまり確率が上がらず、すぐにウォリアーズがタイムアウトを取ります。

ラスト1分にはカリーの連続3ポイントが決まり、9点リード。

最終54-45で前半を終えます。

前半をみると、やはりスプラッシュブラザーズの活躍が目立ち、どちらかというとレインブラザーズの活躍はいまいち。

ここから挽回できるかどうか、注目です。

第3クオーター開始!!

お互いにスコアできない時間が続きましたが、ボガットのオフェンスリバウンドで得点。

ブレイザーズのターンオーバーからカリーのトランジションスリー。

4分半経過してスコアが、8-3で中々ブレイザーズはリズムが作れず、タイムアウトを取る。

ステフィンカリーが前のゲームの後半の好調さを維持し、この時間までですでに25得点。

そして3クオーター中盤からクレイも決めてきます。

マッカラムも少しずつ得点を重ねますが、中々追いつけず。

点差は10点差で、残り4分。

ブレイザーズは2ndユニット中心の時間に徐々にリズムを作っていきます。

セスカリーの3PTも飛び出し、終わり際にはリラードが難しいレイアップを決めます。

最終、第3クオーターは77-71の6点差まで詰めてウォリアーズリードで終了。

すでにステフィンカリーは33得点、クレイが14得点の上にディフェンスで存在感を見せます。

マッカラムが15点、リラード14得点でまだまだ活躍が見込める状況で最終クオーターに入ります。

第4クオーター開始!!

2ndユニット中心のブレイザーズ悪くない展開を見せています。

エバン・ターナーがボールコントロールをしていると、パスがうまく周り、オフェンスの展開がスムーズに行っているように見えます。

GAME7でも良い活躍を見せていたので、ここでも重要性が上がってきている印象です。

クレイの3PTが決まったところでブレイザーズタイムアウト。

残り8分半、11点差を追いかけるブレイザーズ。

しかしウォリアーズはカリー不在の中で、クレイが良いところでシュートを沈めて、集まってくるとアシスト捌きます。

点差が中々詰められない状態です。

残り5分で今日の試合の中での、ほぼベストメンバーでのラインナップで終盤に差し掛かります。

この時間のウォリアーズの3PTの確率が下がりません。

カリー、ドレイモンドグリーンと続いてきっちり決めてきます。

残り3分で17点差。

両チームともここで2nd、3rdユニットに変えてこの試合はガベージタイムに入ります。

そのまま試合終了。

ウォリアーズはホームで大事な初戦をほぼ完璧に終えることができました。

GAME1を振り返って

ウォリアーズからすると申し分ないスタートを切れたシリーズ。

カリーの得点、クレイの3&D、ベンチプレイヤーも含めて満遍なくスコアをして強い時のウォリアーズがしっかり出ていました。

対するブレイザーズは、ディフェンスの部分でバックコート陣に自由にやりたいスペースを与え過ぎてしまっていたかもしれません。

2戦目以降のディフェンスの修正が余儀なくされます。

レインブラザーズは、得点面では後半徐々にスコアを重ねていましたが、その状態でやっとウォリアーズとトントンなので、他のメンバーでしっかり繋ぐ時間を作っていく必要がありそうです。

GAME2に向けて

ウォリアーズは

リードされた展開がこの試合では発生しなかったので、次のGAMEからも

ゲームの入りを安定させる

ことで今日のような展開を継続できそうです。

ブレイザーズは、

ディフェンスの修正

エバン・ターナーの起用

をうまく活用して、第2/第4クオーターの頭をリードした展開で迎えて、ターナーのいる時間につないで、クラッチタイムはレインブラザーズにお願いする。

というような展開が良いのではないかと思いました。

こぼれ話

途中にご紹介したカリー一家の大黒柱、デル・カリー。

現役中の活躍のハイライトを見つけましたので、ご覧ください。

個人的にはラプターズに在籍していた2001年シーズン。

76ers×ラプターズでのシリーズで要所でシュートを決めていたのを覚えています。

今日はこの辺で。ではまた。

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