FIBAワールドカップ2019 決勝戦:アルゼンチン×スペイン

開幕からずっと追いかけていた大会が終わるというのは寂しいものですね。

すごく早かった感じがします。

どうも、時をかける男、ctrainerです。

本日は、

FIBAワールドカップ2019 決勝戦 アルゼンチン×スペイン

の試合のレポートを書いていきたいと思います。

試合前情報

スペインのスターターは

PG#9リッキー・ルビオ

SG#5ルディフェルナンデス

SF#18ピエル・オリオラ

PF#41フアンチョ・へルナンゴメス

C#13マルク・ガソル

PG#7 ファクンド・カンパッソ

SG#9 ニコラス・ホセ・ブルシノ

SF#29 パトリシオ・ガリノ

PF#4 ルイス・スコラ

C#12 マルコス・ニコラス・デリア

試合開始!!

ルビオのリバースレイアップが落ちてスタート。

アルゼンチンもスコラのスリーが落ちてスタート。

ファーストポイントはスペイン、オリオラのスリーからでした。

続けてルビオのジャンパーが決まり、ガソルのスリーが決まる。

スペイン、7-0のランに成功。

対するアルゼンチン、ブルシノのフローターで初得点。

フアンチョ・エルナンゴメスのバスケットカウントが決まったところで、アルゼンチンタイムアウト。

11-2、残り7分、今の所流れに乗れてはいません。

タイムアウト明け、フリースローが決まり、12-2の2桁得点差。

アルゼンチンはブルシノのスリーが決まり、久々の得点。

そして連続でスリーを沈めるブルシノ。

一気に点差を詰めます。

残り4分半で交代、スペインはセルジオ・リュルが入ってきます。

フアンチョエルナンゴメスのクリアブロックなどもありましたが、ここ数分はアルゼンチンが攻防をリード、4点差まで詰めます。

スオエインがタイムアウト、残り3分半で14-10。

ガリノが先ほどオフェンスファウルをコールされたため、個人2つ目で交代。

デックが交代で入ります。

タイムアウト明け、カンパッソのまた抜きドリブルなど見せ場はありましたが、アルゼンチンスコアできず。

交代で入ったデックがトランジションでバスケットカウント獲得。

1点差まで詰めます。

スペインは交代で入ったベテラン、リバスのスリーが決まりリードを広げる。

アルゼンチンは若干ファウルがかさんでます、ブルシノも2つ目のコールをされます。

アルゼンチンは第1クオーターだけでここまで5つのターンオーバーを犯し、スペインにトランジションでの得点を許します。

スペインはここまでの試合で頼りになるベンチプレイヤー、リュルの得点もあり、最終、23-14のスペイン9点リードで第1クオーターを終えます。

アルゼンチンがファウル多め、ターンオーバー多めの中、第2クオーターにどのように修正してくるか注目です。

第2クオーター開始!!

第2クオーターは開始してから1分経過してスコアなし。

アルゼンチンがスペインのガード陣にかなりプレッシャーをかけて行っています。

そこを交わすようにフェルナンデスのスリーがきます。

続けてフェルナンデスがスリーを決めて、アルゼンチンの第2クオーター初スコアは約2分半経過したところでやっとフローターが決まります。

ラプロビットラのスリーも決まり、残り6分半で12点差。

ここでアルゼンチンはブルシノが3つ目のファウルをコールされ、ファウルトラブル。

ルビオもオフェンスファウルを取られ、2つ目。

ラプロビットラが連続得点、と思いきやルビオの交代で入ったリュルが得点。

両チーム、ベンチも含めた総力戦になります。

残り5分を切って35-21、スペインが14点リードを奪っています。

トランジションのディフェンスでリバスがアンスポーツマンライクファウルをコールされ、アルゼンチンはフリースロー+ポゼッションで10点差に。

そしてさらにトランジションからデックのダンクで8点差、1桁まで差を埋めます。

ここでスペイン、フェルナンデスがドライブから得点再び10点差に広げます。

この男、大舞台でのパフォーマンスが昔から高い。

ルビオ&ガソルのコンビプレーでルビオのレイアップが決まって12点差。

残り1分を切ります。

アルゼンチンは1桁差で前半を終えたいところですが、ターンオーバー。

前半を終えて、43-31でスペイン12点のリードで前半終了。

チームとしては、若干アルゼンチンがターンオーバーが多いのと、スペインがオフェンスリバウンドを多く取れているところが差として出ているか。

また、アルゼンチンの方がファウルトラブルになりそうな雰囲気のある中で後半に入っていきます。

第3クオーター開始!!

アルゼンチンはフリースローで最初の得点を記録。

10点差。

スペインもガソルのフリースローで後半スタート。

12点差。

スコラがスリーを打ちますが外れます。

ここまでチームトップの平均得点をあげているこの男が前半無得点のままで終わるわけはないと思うので、この後の動きに注目です。

両チームとも後半はディフェンス合戦。

なかなかフィールドゴールが生まれません。

そしてガリノもファウルをコールされ、3ファウル目。

じわじわと、ファウルトラブルの重みがのしかかってきます。

アルゼンチンがタイムアウト取得。

残り7分半、47-33でスペインが14点リード。

タイムアウト明け、アルゼンチンはスコアできず、逆にガソルにゴール下を破られます。

50-33のこの試合最大リード、17点差まで広がります。

エルナンゴメスがゴール下でどフリーのダンクを決めて19点差。

再びガソル&ルビオでのギブ&ゴーでルビオバスケットカウント獲得。

点差が22点まで広がります。

アルゼンチンはデック、カンパッソの連続スリーで点差を詰めます。

スペイン、流れを渡さないようすぐにタイムアウトをとります。

残り5分、55-39でスペイン16点リードです。

タイムアウト明け、アルゼンチンは交代で入ったビルドーザも3つ目のファウル。

チームファウルはすでに4つを超え、ボーナスに入ります。

残り3分半、アルゼンチンはここでスコラがやっとフリースローで得点。

スペインのインサイド陣がアルゼンチンの侵入をことごとく阻み、簡単なスコアを許しません。

最終、66-47でスペイン大量リードを保ったまま、第4クオーターに入ります。

第4クオーター開始!!

アルゼンチンはこの試合好調のデックが得点。

この時間スペインはフアンチョ&ウィリーのヘルナンゴメス兄弟でインサイドを切り盛りします。

ここで大切なポイント!!

実況の「ニュージェネレーション」と言う言葉が入ってきてハッとしました。

ここまでスペインのゴール下を支えたマルク・ガソル&兄のパウ・ガソル。

その二人を継ぐようにエルナンゴメス兄弟が台頭してきたと思うと胸が熱くなります。

世代交代を上手くしつつも、まだまだ頑張れるベテランがいるという素晴らしい選手層を誇るスペインの恐ろしさを感じました。

点差が離れても諦めないアルゼンチン、ラプラビットラのスティールからのスリー、デックの得点と連続でディフェンスからの得点を海、14点差に詰め寄る。

スペイン、前半にもありましたが、流れを渡さないように、早めに対処をするようにタイムアウトをとります。

残り7分半、68-54。

タイムアウト明け、カンパッソのフリースロー、デックのプットバックダンクとアルゼンチンがエナジーのあるプレイを連発。

しかしスペイン、ルビオの冷静なジャンパー、リュルのバスケットカウントで追随を許しません。

残り5分弱でスコラにやっとこの試合初のフィールドゴールが生まれます。

ガンガンペースを上げて、インテンシティを上げてくるアルゼンチンに対し、ゆったりと上手くかわしながら着実に得点をするスペイン。

デックのバスケットカウントで、フアンチョエルナンゴメスが気がつけば5つ目のファウル。

退場を余儀なくされます。

この後のプレイ、アルゼンチンのプレスからデックに渡りボースハンドダンクを叩き込む。

点差がじわじわと詰まっていきますが、スペインも高い集中力を保ってフリースローを落としません。

ワールドカップ2019、決勝戦の大一番、両チームとも激しい攻防を見せます。

残り4分半を残し両チームともファウルボーナスに突入。

そして、ベンチ出場のスペイン、ベテランのリバスも5ファウルで退場。

14点差を追いかけるアルゼンチン、それに対して退場者を2人出しているスペイン。

最後まで気が抜けない試合となっています。

タイムアウトをとるアルゼンチン、明けてのフリースローを決めて12点差。

残り4分半まだまだ、追付ける時間はあります。

アルゼンチンもブルシノが5ファウルで退場。

アルゼンチンはプレッシャーをかけるディフェンスでオールスイッチ、ミスマッチができたところで早めにガソルにファウルを仕掛けます。

連続6本でフリースローを打つガソル、6/8の上々の確率で決めていきます。

スペインはリュルのドライブが決まって90-70の20点リードを再び確保。

残り2分です。

両チームここで試合を決したと認識、2nd、3rdユニットのメンバーをコートへ送り残りの時間はガベージタイムに入ります。

最終、95-75。

スペインがワールドカップ2019のタイトルを獲得しました。

MVPはリッキー・ルビオが獲得です。

試合を振り返って

スタッツを振り返ると、リバウンド、ブロックとスペインのフロントコート陣が躍動しスコラを中心に仕事をさせなかったことが効いたかなという印象です。

ルディ・フェルナンデスもここまでの試合に比べるとインパクトのある活躍も見せていました。

アルゼンチンは、序盤に広げられたリードを一度どこかで同点にすることができれば、あのエネルギー、プレッシャーでもっと競ったゲーム展開になったのではないかと思われます。

試合の入り、クオーターの入りというものの重要性を痛感しました。

スペインは若いエルナンゴメス兄弟、中堅どころのガソル&ルビオ、ベテランのクラベール、リュル、リバス、フェルナンデスといった世代と能力と経験が上手く混ざり合った素晴らしいチームだったと思います。

今回下馬評は高くないものの、優勝候補でありながら、敗退したアメリカ。

国内での期待度はかなり高かったものの、結果を残せなかった日本。

個人的にびっくりしたチェコの強さ。

ギリシャやセルビアなど大会前の優勝候補を破る古豪、スペインやアルゼンチン。

見てて楽しいバスケを展開していたオーストラリアやニュージーランド。

個人的に初日から追いかけて(追いきれていませんがw)、非常に楽しかった、自分のバスケ観を広げてもらえる最高な期間でした。

ここで大切なポイント!!その2

試合後に大会ベストファイブの発表。

セルビアのボグダン・ボグダノビッチ。

フランスのエバン・フォーニエ。

スペインのリッキー・ルビオ。

スペインのマルク・ガソル。

アルゼンチンのルイス・スコラ。

こぼれ話

まだまだ見切れていないワールドカップの試合を追うのと同時に、日本ではBリーグのアーリーカップが始まっていますので、それも見ていこうと思います。

今年はBリーグにNBAにバスケにどっぷり使ってやりますw

今日はこの辺で。ではまた。

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