アイスココアが好きで良く飲んでいましたが、そろそろアイスではなくホットを楽しむ時期になってきました。
どうも、カフェ作業はドトール派の男、ctrainerです。
本日は、
NBA2019-2020シーズン:ヒューストン・ロケッツ×ミルウォーキー・バックス
の試合をレポートしたいと思います。
試合前情報
まずは、JAPAN GAMES2019でも日本のファンを楽しませてくれましたヒューストン・ロケッツ。
JAPAN GAMES GAME1の記事はこちらから。
ロケッツのプレシーズンゲームを見る限りでは、新加入、ラッセル・ウェストブルックとジェームズ・ハーデンの連携具合や、その他新加入選手のローテーションも含めてどのようにチームを運用していくかが注目です。
対するミルウォーキー・バックス。
昨シーズン60勝22敗でリーグ唯一の60勝を達成。
プレイオフでも堂々のパフォーマンスを見せますが、イースタンカンファレンス・ファイナルでその年のチャンピオンとなるラプターズに敗退。
エースのヤニス・アテトクンボがシーズンMVP、HCのマイク・ブーデンホルツァーもコーチオブザイヤーを獲得するなど、フランチャイズとしては決して悪くないシーズンでしたが、NBAチャンピオンを勝ち取るために更なる結果を求めて臨む今シーズン。
チームの3番目のプレイヤーで、プレイオフでも大事な場面で存在感を発揮していたマルコム・ブログドンがインディアナ・ペイサーズに移籍してしまいました。
新加入選手は、ウェスリー・マシューズ、ロビン・ロペス、カイル・コーバーと実績のあるベテラン選手を数名補強できているため、ヤニスがいる時点でもそうですが、間違いなく優勝候補の1チームです。
スターター
<ロケッツ>
ジェームズ・ハーデン
ラッセル・ウェストブルック
クリント・カペラ
PJ・タッカー
ダニュエル・ハウスJr
<バックス>
エリック・ブレッドソー
クリス・ミドルトン
ウェスリー・マシューズ
ヤニス・アデトクンボ
ブルック・ロペス
試合開始!!
ロケッツボールでスタート。
最初はハーデンのアシストからタッカーのコーナースリー。
スティールからハウスがトランジションでファウル獲得してフリースロー2本。
良い滑り出しです。
ブレッドソー、ハーデンのレイアップは落ちます。
カペラのゴール下をロペスが2連続でブロックショット。
残り10分、ハーデンがアタックしてファウルを獲得、フリースローで加点して7-0。
バックスは開始2分、スコアすることができていない状況。
ミドルトンのスリー、落ちる。
トランジションからブレッドソーがレイアップを決めて、やっと初得点。
ラスがスリーを決めて12-2。
ブレッドソーがスリーを決めて12-5のところでタイムアウト、残り8分半です。
まだまだ、昨シーズンのMVP、アデトクンボが沈黙しています。
タイムアウト明け、バックスはベテラン、ジョージ・ヒルがコートに。
昨シーズンのプレイオフでもベンチ出場ながら試合の流れを帰る素晴らしい活躍を見せていました。
ロケッツはハーデンからカペラへのお得意のアリウーププレイがでます。
アデトクンボのスティールからのドライブに対して、タッカーが待ち受けてチャージングを取ろうとしますが、ディフェンスファウルをコールされます。
これに対して、ロケッツのマイク・ダントーニHCがチャレンジ。
残り7分半、17-5でロケッツリードです。
タイムアウト明け、チャレンジは成功し、コールはオフェンスチャージに変わります。
ファウルが2つになったことで、アデトクンボは一旦ベンチに下がります。
代わって入ってきたのは、FIBAワールドカップ2019でも活躍していた、トルコ出身のアーサン・イリヤソバ。
試合の方は、ジョージヒルがスリーを決めます。
ロケッツも残り6分で選手交代、エリック・ゴードン、オースティン・リバースが入ります。
タッカーが得点した後、バックス新加入、ウェスリー・マシューズのレイアップが決まります。
バックスは続いて新加入、ブルック・ロペスの双子の兄弟のロビン・ロペスがコートに入ります。
続いてパット・カナトンもコートに。
ロケッツも新加入、タイソン・チャンドラーが入ります。
早速、チャンドラーがハーデンのレイアップをプットバックで決めます。
バックスはジョージヒルが好調、このクオーター2本目のスリーを決めます。
続いてイリヤソバが、得意のテイクチャージを取ります。
スコアは離れていますが、徐々にリズムが出てきています。
残り3分半で24-13、ロケッツ11点リードです。
バックスはスターリング・ブラウンも入ってきて完全に2ndユニットで臨みます。
ロケッツは、引き続きハーデンがハンドルしながら、フリースローでの加点ももちろん、ビッグマンへのアリウープを供給します。
チャンドラーのバスケットカウントを演出し、自身はFGがないものの、この時間までに8本のフリースローを全て決めています。
残り2分半でハーデンがベンチに下り、ウェストブルックが入ってきます。
ハンドル役が変わるここからの時間が新しいロケッツの形。
カナトンのゴードンへのスリーのチェックがファウルを吹かれたことで、今度はバックスのHC、マイク・ブーデンホルツァーがチャレンジ。
ファウルはノーコールに変わりジャンプボールでバックスボールに変わります。
ロケッツはラスのトランジションでのアタックで加点。
残り1分半でアデトクンボがコートに戻ります。
ファウルをもらってフリースローを1本決めてこの試合初得点。
バックスは、そのままアドトクンボが次のポゼッションでもアタック。
レイアップを決めて3点目です。
ラストプレイは、バックス新戦力のベテランシューター、カイル・コーバーがスリーを決めて第1クオーター終了。
30-23で、7点ロケッツリードで第2クオーターに入ります。
第2クオーター開始!!
バックスはアデトクンボを引き続きコートに送ります。
ロケッツはラスがハンドラー役で、ハーデンはベンチへ。
ロケッツのファーストシュートはゴードンのスリーが決まります。
バックスもブレッドソーのスリーが決まる展開。
続いて、ラス→チャンドラーのアリウープが決まります。
バックスもアデトクンボがらしいドライブからフィニッシュ。
ゴードンもペネトレイトからのバスケットカウントを獲得し、両チームオフェンスのエンジンがかかってきました。
バックスはアデトクンボが徐々にゴールにアタックしファウルをもらう機会が増えてきました。
続いてアデトクンボが離されているの確認し、トップからスリーをヒット。
残り8分半でロケッツタイムアウト、40-33でロケッツ7点リードです。
タイムアウト明け、ハーデンが戻ってきます。
ラスはここで一旦下がります。
早速ハーデンのアシストから新加入、ベン・マクレモアのスリーが決まります。
10点差。
バックスもアデトクンボにロケッツがダブルチームいったところをさばいて、カナトンがスリーを決めます。
ハーデンは淡々とペネトレイト、ファウルを獲得、フリースローと加点していきます。
フリースローのみで10点稼いでいます。
タッカーが職人コーナースリーを決めて点差は12点差になります。
さらにロケッツはハウスがスリーを連続で決め、加点します。
バックスもカナトンが連続でフィールドゴールを決め、スリーも決めて離されないようついていきます。
残り5分で11点差。
ここでハーデンがオフェンスファウルを取られ、3つ目のファウルコール。
残り3分でタイムアウト、57-45で12点差。
ロケッツはチームでのスリーの成功率が上がってきてじわじわと点差を離してきています。
タイムアウト明け、コーバーがミドルを決めて10点差。
続けてミドルトンがスリーを決めて、ハーデンがレイアップを決めます。
ハーデンが前半の終わり際に徐々にギアを上げてきます。
得意のステップバックからのスリーも決まります。
しかしそんなハーデンの勢いをバックス、イリヤソバがテイクチャージで4つ目をハーデンに与えます。
ハーデンを下げざるをえませんが、今度はウェストブルックがチームを引っ張ります。
ラスのプッシュはハーデンとはまた違い、引きつけてからのタッカーのコーナースリーが再び決まります。
第2クオーターは最終、66-50でロケッツがチャージを見せて、16点差で後半に突入します。
第3クオーター開始!!
スターターに戻った両チーム。
ファウル4つのハーデンも、3つのブレッドソーもコートに立っています。
アデトクンボのシュートをカペラがクリアブロック。
今度はカペラのシュートをロペスがブロック。
後半最初の得点はブレッドソーのレイアップでバスケットカウント。
フリースローも決めて13点差。
続いてマシューズのスリーも決まって10点差。
負けじとロケッツもボールムーブから最後はカペラのダンクで得点。
アデトクンボがハーデンの速攻をチェイスダウンブロックからのコーストトゥコースト。
能力の高さを見せつけます。
残り8分でタイムアウト、73-57、ロケッツ変わらず16点リードです。
タイムアウト明け、マシューズがスティールからのダンクで加点。
ロケッツもハウスのドライブに合わせてカペラがダンク。
残り7分でラスが一度ベンチへ、ゴードンが代わりに入ります。
バックスはブレッドソーに変わりヒルが入ります。
アデトクンボが2本目のスリー、トランジションからのバスケットカウントとギアを上げてきます。
残り6分で10点差。
点数差はロケッツに軍配が上がっていますが、残り5分半で、タッカーもファウル4つ目をコールされます。
アデトクンボの得点、マシューズのレイアップとバックスがじわじわ近づいてきます。
残り4分半で8点差。
アデトクンボがトップからドライブでダンク。
このクオーターだけでここまで11得点。
ロケッツも頼れる6thman、ゴードンのスリーが入ります。
残り4分で9点差。
ここで、ハーデンのアタックに対して、アデトクンボがファウル4つ目。
残り3分でベンチに下がります。
バックスの速攻でのヒルのレイアップが決まったところで、ロケッツタイムアウト。
残り2分弱でタイムアウト、82-74、ロケッツ8点リードです。
タイムアウト明け、ハーデンは一度ベンチに下がります。
この時間ロケッツはラスがコントロール、スリーも決めて点差を離しにかかります。
バックスは最後にイリヤソバがオフェンスリバウンドからのジャンパーがブザービーター。
87-78、9点差の1桁差までつめたところで第3クオーター終了。
第4クオーター開始!!
ハーデンは引き続きベンチ。
バックスはアデトクンボを戻し、早速ドライブから得点。
しかし直後にルーズボールファウルで5つ目を取られてしまいます。
それでも止まらないアデトクンボ、速攻からのダンクが決まって5点差。
ロケッツは少しオフェンスのリズムが良くない状況。
アデトクンボは御構い無しにミドルで加点。
3点差になります。
残り10分でロケッツはハーデンをコートに戻します。
バックスはアデトクンボがオンファイア。
1on1からの得点で点差を詰めます。
ロケッツもラスがスティール、オフェンスリバウンド、フリースローを続けて決めるなどして存在感を示します。
バックスはアデトクンボがロケッツディフェンスを十分に引きつけているので、外のプレイヤーがノーマークに。
イリヤソバのコーナースリーで1点差。
そして、次のポゼッションでもイリヤソバがオフェンスリバウンドから得点し、ついにバックス逆転。
ロケッツも負けじとウェストブルックが速攻からバスケットカウント獲得。
再びリードを奪い返します。
残り8分、93-91でロケッツ2点リード。
続いてハーデンからラスへのアシストが通って、ダンク。
4点リードとしたところでバックスがタイムアウト。
残り7分半、95-91でロケッツ4点リードです。
タイムアウト明け、バックスは一旦アデトクンボを下げます。
エース不在の中、ブルックロペスがローポストから得点。
続いてバックスもう一人のエース、ミドルトンのスリーが決まり再逆転。
1分弱の休憩を挟んで、アデトクンボはすぐにコートに戻ります。
バックスはアデトクンボがアシストを連発、マシューズのレイアップで得点し3点差。
アデトクンボはすでにトリプルダブルを達成です。
残り5分半で98-95、3点バックスリード。
ブルックロペスのスリーが決まったところでロケッツタイムアウト。
101-95でバックス6点リードです。
オフェンスのペースが落ちてきてしまっているロケッツ。
タイムアウト明けにカペラのゴール下を狙いましたが、それに対してアデトクンボがファウルを犯してしまい、ファウルアウト。
残り5分弱、バックスはリードを保てるかどうか。
カペラのフリースローが1本決まり5点差。
ウェストブルックのスリーが決まり、2点差。
時間は残り4分半。
スコアができないバックス。
ミドルトンがシュートを打っていきますが、ゴールを通過しません。
ラスがこの時間、積極的にアタックしフリースローを獲得。
1本成功し、1点差。
ミドルトンがここでスリーを沈めて4点差に広げます。
ここまであまり波に乗れていないハーデンが、マシューズに対してのオフェンスファウルをコールされ、ファウル5つ目。
ここでタイムアウト、残り3分半で104-100、バックス4点リードです。
タイムアウト明け、バックスはブルックロペスがフックシュートを決めて6点差。
ロケッツはラスがゴール下に侵入、ロペスがファウルで止めます。
フリースローは2本決まって4点差。
残り2分弱。
バックスはここでベテラン、イリヤソバがジャンパーを決めます。
ロケッツも負けじとタッカーがコーナースリー。
両チームとも、ベテランが良い仕事をします。
バックスはさらにマシューズがスリーをヒット。
スリーの確率が下がってきているロケッツに対して、徐々に上げてきたバックス。
ハーデンがフリースローを2本決めて4点差。
残り1分弱。
バックスは強みであるインサイドをしっかりとせめて行って、ロペスがフリースローを獲得し、2本成功。
すぐさまロケッツはラスがドライブで追撃。
残り1分を切ります。
バックスはロペスがターンアラウンドジャンパーを決めて加点。
ロケッツはハーデンがフリースローを決めて4点差。
残り30秒で、ロケッツタイムアウト。
115-111。
タイムアウト明け、ロケッツはファウルゲームでなくスティールを狙いにトラップにいきますが、ボールを繋がれて、最後はイリヤソバのジャンパー。
点差を6点に広げられ、ロケッツタイムアウト。
残り15秒、117-111でバックス6点リード。
タイムアウト明け、ゴードンのスリーが外れてバックスボールで勝負あり。
バックス、開幕戦を逆転勝利で飾ります。
FEAR. THE. DEER.
— Milwaukee Bucks (@Bucks) October 25, 2019
試合を振り返って
両チームのスター選手たち、それぞれ強みを見せハーデン、ウェストブルック、アデトクンボと3人がトリプルダブルに近いスタッツを残しました。
チーム状況としてアデトクンボが退場した後も、点差をリードし慌てずにゲームを展開させたバックス。
特にロペスやイリヤソバなどベテランがチームをしっかり支えていたなという印象です。
ロケッツは、後半に入って若干失速したところをウェストブルックが気を吐いてプレイしていましたが、ハーデンは若干不調のままこの試合は終わってしまいました。
1試合を通じて、クロージングの時間帯、どちらがボールを持ってどう運用していくのかを残り81試合でどう作っていくかが、ロケッツの課題となりそうです。
こぼれ話
バックスやっぱり強いなーという印象。
ラプターズがレナード移籍によって戦力ダウンが予想される中、バックスと76ersあたりが優勝候補に入ってきそうな感じがあります。
ロケッツは、シーズン通じてプレイオフでどう戦っていくかのパターンが作り切れれば、十分優勝のチャンスがある気もしています。
が、西はクリッパーズ、ナゲッツ、ウォリアーズと強豪ぞろいの中でシーズンの順位がプレイオフ順位に、それがウェストを勝ち上がっていくために重要な要素となるため、こちらも目が離せません。
あー。時間が足りないw
今日はこの辺で。ではまた。
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