またしてもバスケットライブの配信が終わって、天皇杯の続きが書けないやー。
と、落ち込んでいたら、JBAの公式がyoutubeに全部載せてくれていました。
天皇杯はyoutubeさんにお世話になろうと思います、どうも、ctrainerです。
本日は、
天皇杯2019-2020 2次ラウンド 5回戦 千葉ジェッツ×レバンガ北海道
の試合を見た感想を書いていきたいと思います。
そもそも、天皇杯とは?
オールジャパンとも呼ばれるこの大会は、1月に行われる決勝戦を目指して各都道府県代表、高校、大学、プロなど、あらゆるカテゴリーのチームが栄冠を目指して争われる、いわゆる1発勝負のトーナメントとなる。
各競技団体から定められたチーム数が出場することができ、地方予選を勝ち抜くことでアマチュアのチームも参戦が可能。
Bリーグからは、B1チーム全てと、B2のトップ5が2次ラウンドから出場。
その前の1次ラウンドに出場しているB3のチームや、高校、大学などは都道府県代表として出場し、今回も2次ラウンドに進んできています。
詳細はこちらから。
ゲームハイライト
(ハイライトというよりもゲームのフルムービーしかありませんでしたのでこちらに載せておきます)
試合前情報
千葉ジェッツの4回戦のレポートはこちらから。
レバンガ北海道の4回戦のレポートはこちらから。
共に危なげない形で進んだこの5回戦がどのような展開になるか注目です。
スターター
<千葉>
#1ジョシュ・ダンカン
#2冨樫 勇樹
#5田口 成浩
#21ギャビン・エドワーズ
#31原 修太
<北海道>
#1ケネディ・ミークス
#2マーキース・カミングス
#8多嶋 朝飛
#10市岡 ショーン
#32 松島 良豪
両チームとも、4回戦で出場していなかった、エドワーズ、カミングスがスタートに。
また北海道は市岡をスタートに抜擢したことでマッチアップがどのようになるか注目です。
試合開始!!
千葉ボールでスタート。
注目のマッチアップ、エドワーズに市岡、ダンカンにミークス、カミングスは原にマッチアップしています。
千葉は原がカミングスをフェイクでかわしてからのレイアップを放ちますがこれが落ちる。
対する千葉は最初のマッチアップがカミングスに田口が付く状況になっています。
これを続けていくかどうか。
北海道も多嶋がドライブからシュートを打ちますが外れます。
先制点は千葉、ダンカンがファーストゴール。
さらにエドワーズがスティールからのダンクで連続得点。
千葉はどうやら、北海道と同じマッチアップ、カミングスに対しては原を付けるようです。
千葉がピックプレイに対してトラップでダブルチームを仕掛けるなどしてボールの回りが良くない北海道、松島がスリーを放ちますが落ちる。
また千葉が連続でシュートを放ちそれをオフェンスリバウンドを何度も取られてしまい出だしの数ポゼッションは千葉ペース。
北海道は2分半経過したところで、ミークスがスリーを決めて初得点。
続いて北海道はカミングスが1on1から得点し連続得点。
千葉はエドワーズがバスケットカウントを獲得、ボーナスも決めて7-5。
北海道もディフェンスが徐々に機能し出し、ペースはイーブンになってきた印象。
北海道は多嶋がコーナースリーを決めて8-7。
カミングスにディフェンスが寄った所から上手くボールムーブできています。
5分経過したところでスコアは8-7で北海道1点リード。
千葉はエドワーズがローポストからスコア。
ここを市岡が止められるか、一つのキーポイントになりそうです。
北海道もカミングスがローポストからバックダウン。
ここは原のファウルで止まりましたが、こちらもこのマッチアップがキーになりそうです。
残り4分で選手交代、北海道は松島に変えて橋下を投入。
その橋本が早速フローターを決めて得点します。
3分半には千葉も選手交代、田口に変えて西村が入ります。
さらに北海道もこのタイミングで折茂、川邊を投入。
市岡が下がったことで外国籍同士のマッチアップとなっています。
北海道は千葉のエドワーズのピックプレイに橋本がチャージングを取ることに成功。
持ち味を発揮し、エドワーズが2つめのファウルを取られてベンチに下がります。
変わってパーカーが入ってきます。
北海道はカミングスからのアシストで川邊がコーナースリーをヒット。
さらにカミングスのスティールから折茂がレイアップを決めたところでジェッツタイムアウト。
残り2分半で14-9、北海道が5点リードです。
タイムアウト明け、千葉は小野が交代で入ってきています。
千葉はダンカンのスリーで反撃を開始。
千葉は次のディフェンスで西村がファウル、チームファウルが5つを超えてボーナスに入ります。
シューターは折茂、当然のように2本決めてきます。
千葉はパーカーがリバウンドを拾ってゴール下で得点。
北海道も折茂がファウル2つ目を取られたことで中野と交代。
川邊からのロングパスをミークスがゴール下で得点しします。
さらにミークスのジャンパーが決まって第1クオーターが終了。
20-14、北海道が6点をリードして第2クオーターへ。
スコア以上に、北海道がやりたいことをできている印象、千葉はノーマークの外のシュートが入ってくればまた展開は変わってくるかなと感じました。
第2クオーター開始!!
北海道ボールでスタート。
川邊とミークスのピックプレイはターンオーバーになり千葉ボール。
千葉はダンカンがローポストからのフックシュートで得点に成功。
北海道は橋本のアシストで中野がバスケットカウント獲得。
北海道はこのタイミングで一度カミングスを下げ、市岡が入ります。
中野のボーナススローは落ちて千葉ボール。
スティールから、川邊が速攻でレイアップに持ち込みますが、田口がクリアブロック。
両チームともディフェンスでハッスルします。
千葉はダンカンがゴール下で得点し4点差。
北海道はスコアできないポゼッションが続きます。
この状況で北海道は多嶋を戻しオフェンスの流れを掴みにいきます。
千葉は原がスリーを決めて1点差。
北海道は多嶋のシュートが落ち、西村がアシストを通してパーカーのダンクが決まったところでタイムアウト。
残り6分弱、23-22で千葉が逆転に成功しています。
タイムアウト明け、千葉は藤永がコートに入り、西村とツーガードになります。
北海道はカミングスを戻してきています。
北海道は多嶋が連続でスリーを放ちますが、ネットを揺らすことはできず。
ここでその多嶋がディフェンスの際に足首を捻って交代。
代わって中野が入ります。
その間にダンカンがファウルドローンからのフリースローを2本決めて3点差。
北海道は24秒オーバータイムを取られてしまいオフェンスで苦しむ展開。
残り5分を切って25-22、千葉が3点をリード。
北海道はカミングスが強引にドライブを仕掛けますが、これは原がテイクチャージで止めます。
北海道はミークスを一度下げてパプを投入。
ダンカンはそれを物ともせず、ロールターンで上手く交わしながらフィニッシュ。
点差は5点差に。
さらに千葉は西村がピックプレイの逆サイドから飛び出してきてスティール。
パーカーにオフェンスリバウンドからの得点を許して7点差になったところで北海道2つ目のタイムアウト。
29-22、この間、15-2で千葉が一気に試合をまくりにかかります。
タイムアウト明け、北海道のオフェンスのエントリーはディフレクションによりバックパスでターンオーバー。
残り3分を残したところで、ミークスがジャンパーを沈めようやく2ゴール目。
そして北海道はここで2-3のゾーンを敷き、流れを変えにかかります。
千葉はそれに対して原がスリーを放ちますがこれは外れる。
千葉がこのタイミングで前半1回目のタイムアウト。
残り2分弱で29-24、千葉5点リードです。
タイムアウト明け、北海道はゾーン継続。
千葉は冨樫がコートに戻ってきています。
北海道のインサイドをダンカンがアタック、フローターを決めて2点を加点。
対する北海道はカミングスがペネトレイトから得点。
さらにミークスが得点を重ねて連続得点。
続いてパプがゴール下でファウルドローン。
2本決めて1点差まで詰めてきました。
終了間際にカミングスがスリーポイントでファウルをもらい、フリースロー3本。
そのうち2本を決めて最終的には32-31、北海道が1点をリードして前半を終了。
千葉は第2クオーターのリードを外のスリーが決まらなかったことでじわじわと点差が詰まっていったかなという感じ。
北海道は2-3のゾーンをきっかけにカミングス、ミークスがなんとか得点をつないでリードで終えることができました。
これが後半にどのように影響が出るか注目です。
第3クオーター開始!!
千葉ボールでスタート。
千葉はスターターそのまま、北海道は負傷した多嶋、市岡に変えて中野、川邊を起用しています。
早速川邊がスティールからの速攻でレイアップを決めて3点差。
千葉は田口がスリーをヒット。
前半確率の低かったこのシュートが入るかどうか、後半の注目点です。
同点に追いつかれた北海道、カミングスがレイアップを決めて再び2点リード。
北海道、今度は中野がスティールに成功し、ファウルドローンでフリースロー獲得。
1本成功し、3点をリードします。
千葉は前半ファウルトラブルによりプレイタイムの少なかったエドワーズがゴール下でファウルを獲得、フリースローをもらい1本成功。
千葉ターンオーバーがこのクオーター多く、そこからカミングスが速攻でレイアップ。
4点を追いかける千葉はエドワーズがゴール下で得点、2点差。
北海道は千葉のピック後のダブルチームに苦しみ、ボールが回らず24秒バイオレーション。
千葉も冨樫のペネトレイトがディフレクションされターンオーバー。
そしてミークスが45°からのバンクショットを沈め再び4点差。
千葉は原がドライブからのレイアップで2点差。
北海道は再びミークス、オフェンスリバウンドから得点します。
気がつけば、第3クオーター残り5分を切り、43-39で北海道4点リード。
ここで中野のコーナースリーが決まって北海道が7点差をつけたところで千葉タイムアウト。
なかなか波に乗れない千葉はタイムアウト明け、メンバーを変えずに挑みます。
北海道はカミングスのスリーでファウルをもらいフリースローを3本獲得。
千葉はここでエドワーズに変えてパーカーを投入。
カミングスは3本中、2本を成功させ、9点差。
ここで千葉は若干調子の上がっていなかった冨樫がプルアップからのスリーをヒット。
ここから流れに乗れるかどうか。
6点差の場面でカミングスに対してパーカーが良いディフェンスを見せますが、こぼれ球をミークスが押し込んで得点、8点差。
千葉はダンカンがゴール下へアタック、ファウルドローンに成功。
残り2分半で千葉は西村、小野、北海道は橋本そして前半プレイしていなかったベテラン桜井をここで投入。
フリースローをダンカンが2本決めて6点差。
さらに冨樫がフローターを決めて4点差。
北海道はカミングスが1on1から得点、6点差。
千葉はダンカンがフリースローを獲得。
このタイミングで北海道はミークスを一度下げてパプ、それを見て千葉はダンカンのフリースロー後にエドワーズを準備させますが、2本目が外れて交代できず。
残り1分でエドワーズがコートに入り、クロージングタイムに入ります。
北海道は中野がペイントエリアからのシュートで8点差に。
千葉はエドワーズがオフェンスリバウンドからの得点で6点差に戻す。
次の千葉ディフェンスでは小野が桜井からオフェンスファウルを引き出しターンオーバーを誘発。
そしてそのポゼッションを冨樫がプルアップスリーで得点し3点差。
最後のカミングスのアタックもパーカーがブロックして第3クオーター終了。
最終54-51、北海道3点リードで第4クオーターに入ります。
冨樫が自身の仕事を遂行し始め得点を伸ばしてきましたが、千葉はターンオーバーが気になるところ。
北海道は選手起用がピタっとはまりましたが、終盤までパフォーマンスを維持できるかどうか。
第4クオーター開始!!
北海道ボールで再開。
両チーム外国籍は、カミングスとエドワーズ。
ミークス、ダンカンはベンチにいます。
もう一人のビッグマンはパーカーとパプ。
この二人のパフォーマンスも注目です。
千葉は冨樫のアシストでパーカーが得点し1点差。
北海道はカミングスがペネトレイトからの得点に成功し3点差。
さらに北海道は橋本がスティールからスリーポイントを沈めて6点差に。
残り8分で北海道は松島、折茂、川邊のラインナップ。
前半見せた2-3のゾーンを敷き、見事にエドワーズのオフェンスファウルを引き出すことに成功。
千葉も負けじとパーカーがスティールに、ライン側のルーズボールを確保するダイブを見せるなど素晴らしい活躍を見せる。
残り6分半で北海道はミークスを戻します。
そして北海道はゾーンをやめてマンツーに。
どこかでスイッチしてくるかもしれません。
千葉はここで西村にもスリーが出て3点差。
対する北海道はカミングスがスリーを沈める。6点差。
続いて千葉はパーカーが得点して4点差。
北海道はカミングスがパーカーを交わしてダンク。
このタイミングで千葉がタイムアウト。
残り5分を切って64-58、6点北海道がリードです。
タイムアウト明け、ルーズボールにダイブした中野のファウルが取られてチームファウルが5つ。
ボーナスショットを原が2本決めて4点差。
ここで北海道にビッグプレイ、中野がコーナースリーを沈めてさらにファウルももらってバスケットカウント。
ボーナスも決めて4点プレイを成功、8点差になります。
千葉もパーカーがオフェンスリバウンドをティップイン、食らいつきます。
残り3分半には、千葉もチームファウル5つ目をコールされて北海道もボーナスに入ります。
ミークスがこのボーナススローを1本決めて7点差。
千葉はダンカンがゴール下にアタック、スコアして5点差。
北海道はカミングスが落ち着いて逆サイドのフリーになった橋本にアシスト。
この橋本のスリーが決まって8点差。
試合は残り3分を切ります。
北海道、気合の入った良いディフェンスで千葉オフェンスを苦しめます。
ルーズボールを確保した橋本にファウルをしてしまい、ボーナススロー。
このフリースローを2本しっかり決めて残り2分半で10点差。
千葉タイムアウトを取得、74-64。
苦しくなってきた千葉は、まず西村がスリーを放ちますがこれが外れる。
北海道は川邊がゴールへのドライブでファウルを獲得。
ボーナス2本しっかり決めてきます。12点差。
千葉は冨樫のドライブからのキックアウトがターンオーバーになり北海道ボール。
北海道はここでベテラン、橋本がしっかりボールをコントロール。
シュートは最終的に落ちますが、時間を使ってオフェンスをし残り時間が無くなってきます。
千葉はパーカーがファウルをもらってフリースロー。
ボーナスを2本決めて10点差。
千葉はトラップを仕掛けますが、慌てずにボールを回す北海道。
残り1分を切ってリードしている北海道がタイムアウト。
クランチタイムの最後の締めを確認します。
タイムアウト明け、ボールを回して北海道は最後にミークスのダンクで12点差。
最後まで千葉はボールを追いかけますが、北海道はボールを失わずに時間を経過させることに成功。
そのまま試合は終了。
北海道が天皇杯のディフェンディングチャンピオン、千葉を下して準々決勝にコマを進めました。
第95回 #天皇杯 男子5回戦 vs千葉ジェッツ
GAMEEND
レバンガ北海道78-66千葉ジェッツ
レバンガ北海道WIN!!!!!!!!!!!— レバンガ北海道 (@levangakousiki) December 1, 2019
試合を振り返って
北海道が多嶋の負傷退場というアクシデントを乗り越えて、素晴らしいゲームを見せました。
カミングス、ミークスの活躍はもちろん、中盤でのゾーンを使ったところや、橋本のコントロールなど素晴らしかったです。
中野、松島、川邊のラインナップもかなり長い時間起用されていてそこでゲームをしっかりとリードできたことは大きかったと思います。
千葉は、後半に外のシュートを決め始め、良い流れも生んでいましたが、要所でターンオーバーが出たり、少しずつズレが出たところで追いつききれなかったゲームとなってしまいました。
一発勝負の戦いの妙が出た試合になったかと思います。
こぼれ話
ちょうどこの記事を書き終えたところで、youtubeライブで滋賀対三河の接戦が配信されています。
この試合も面白そうなので、しっかりと後日レポートしようと思います。
今日はこの辺で。ではまた。
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