NBA観戦レポートその3:プレイオフ2019 イースト・セミファイナル トロント・ラプターズ×フィラデルフィア・76ers GAME3

3日目となるNBA観戦レポート。

アイキャッチ作成や、記事の構成など徐々にスムーズになってきた気がします。

もっとよくできるところはアップデートしていきます!!

と、まあ。

意気込みから入ってみました、どうも、ctrainerです。

本日はNBA PLAYOFF イーストのセミファイナル

トロント・ラプターズ×フィラデルフィア・76ers GAME3@フィラデルフィア

の試合を観た感想を書いていきたいと思います。

ハイライトをご覧になる前・なった後に読んで頂けるとより楽しんで頂けるかと思いますので良かったらご覧になっていって下さい。



<GAME2レポート 目次>

このゲームのハイライト映像



試合前情報

GAME2までを終えて、1勝1敗のタイ。

GAME1は108-95でラプターズの勝利。

カワイ・レナードがプレイオフでの球団記録2位となる45点を記録して、プレイオフに向けてシーズン始まる前に電撃トレードを敢行した成果が実を結びます。

GAME2は94-89で76ersが勝利。

76ersはディフェンスのマッチアップを変更し、ディフェンスの強度を上げて抑えることに成功。

ジミー・バトラーが35特典の活躍もありリベンジを果たしました。

ここで大切なポイント!!

NBAプレイオフの試合フォーマットを解説しますと

上位シードのホームコートで2試合(今回はラプターズ)

下位シードのホームコートで2試合(76ers)

その後必要に応じて交互に1試合ずつ行います。

4勝先勝で勝ち抜けとなるため、1-1のシリーズタイというのは、ラプターズにとっては良い状況ではありません。

1試合多くホームで行えるということは、ホームの試合を全部勝って、アウェイですべて負けたとしても4勝3敗で勝ち抜けとなるためホームでの試合を落としたということは、アウェイで1勝してこないといけないということ。

そしてフィラデルフィアの会場というのはファンの声援がとても大きく、ラプターズにとっては、この先2試合を落とすと1-3でリードされてしまうためしっかり1勝もぎ取ってホームに帰りたいところという感じだと思います。

そんな前情報を入れた上でGAME3スタート!!

GAME3スタート!!

出だしは76ersはオールスター・センターのジョエル・エンビードが積極的にシュートしメイクする。

ラプターズはレナードを中心に速攻を多く出してシュートをメイク。

どちらもオフェンスは好調な様子でスタートしました。

余談ですが、チラッと写ったベンチでJJ・レディックがフォームローラーを使ってコンディショニングしてましたね。

交代が頻繁に起こるバスケットボールでは試合に出ていない時間のリカバリー、コンディショニングはとても重要です。

そして、今シーズンからだと思うんですが、NBAではハチマキを巻く選手が増えましたね。

トバイアス・ハリスはヘッドバンド、マイク・スコットはハチマキをつけています。

ヘッドバンドは昔から着用している選手多かったですが、ハチマキは初めてです。

テニスの選手もよく着用してますよねー。

余談が長くなりましたw

1クオーターはどちらのチームもショットがよく決まっています。

ボールムーブは両チームともディフェンスが良いのでお互い苦しい瞬間多いですがなんとかつないでいけています。

シュートが落ち始めた時に、どうマネジメントするのか、ヘッドコーチの選手起用や流れを読む力が試される状況になってきます。

少し気になったのは、ラプターズのパスカル・シアカムに対してのディフェンス。

GAME2からエンビードが多くマッチアップしているという解説入っていました。

ラプターズのスクリーンに対し、スイッチしローテーションする中でシアカムがポストアップしようとするとスッとエンビードが寄ってくる。

そして、シアカムの3Pのシュートはエンビードはそこまで無理にチェックにいかない。(もしくはいけない?)

これは76ersがシアカムのポストアップを警戒しているということなのかと思います。

1クオーターは32-29で76ersリード。

FG%も高く、ターンオーバーも少ない締まった内容です。

第2クオーターは、開始2分で76ersがプチラッシュ。6-0のランで少しリードを広げる。

そして、また余談ですが、76ersのホームコートでのフリースローを決めた後の鐘の音のSEはまだ続いていたんですね。

自分がよくNBAを見ていた10年くらい前もやっていたかと思います。(うろ覚えですがw)

76ersはエンビードがオフェンスもディフェンスもチームを牽引してます。

3Pも2/2、グッドブロックもありで良いエンジンになっています。

リードは大きくは変わらずですが、ここでレナードのエグいダンク。

何がエグいかというと、左脚で踏み切って左手でダンク。

持ち手と逆脚で踏み切らないと大きくは伸び上がれないので、伸び上がらなくてもダンク届くくらいの跳躍をドライブからするのは簡単ではありません。

そしてお返しのベン・シモンズ→バトラーラインのアリウープ。

ここで大切なポイント!!その2

佐々木クリスさん情報です。

エンビードは現在、試合前のシュートアラウンドをサンダル履いて行っているそうです。

アフリカの長距離ランナー達がサンダル履いてトレーニングしているのからインスパイアされてるとのこと。

エビデンスも出ているそうなので、これは自分でちゃんと調べてみますw

なんや菅やありまして、レナードがスコアを伸ばしていきますが、76ersのスターターが戻ってきた時間帯に良いオフェンスを連続し、最終的には64-53で76ersリードで前半終了。

レナードが17点、エンビードが18点で両者役者は仕事をしているなという感じ。

他にも76ersはスターターの特典バランスが満遍なく散っていて素晴らしい。

後半も楽しみです。

後半戦スタート!!

後半始まってすぐレディックがスパーク。

フリースロー、ジャンパー、3Pと連続でメイク。

ラプターズはレナードが奮起。

つかず離れずの展開ですがラプターズはもう一人誰か引っ張ってくれる存在が欲しいところ。

シクサーズはエンビードのプレイタイムがそこまで長くないのでベンチにいる時間に追いつかれないようにしたいところ。

後半の終わり際にはレナードが4、5ポゼッションくらいすべて決めて集中力を見せる。

3クオーターまでで31点稼いでいるのは驚異的。

最終的に8点差までラプターズが詰めて第4クオーターへ。

第4クオーター出だし、レナードを休ませている間にスコアできないラプターズ。

エンビードが3Pをメイク(ここまで落としてません)→エンビードブロック→バトラーのスティールからのダンク→観客席のアイバーソンが盛り上がるw

というところで最大18点差。

試合を通じて、ジミー・バトラーのリーダーシップを感じるシーンが多かったです。

スタッツ的にもほぼトリプルダブル。

このベテランが機能することでエンビード、シモンズと若いスターが躍動できているのかなと。

残り5分、エンビードのウインドミルダンク炸裂でほぼもう試合は決まった感じ。

GAME4に向けて

76ersの今日の試合はもう心配がほぼない状況だったと思います。

シンプルに今日みたいな試合を次も目指すということが次に向けて取り組んでいくことかなと思います。

健康状態を維持することも引き続き注意しなければいけない

ということもしていく必要があります。

ラプターズは修正しなければならないことが多いとは思いますが、

マルク・ガソルとカイル・ラウリーのステップアップが必要

と思われます。

シアカムの活躍を頼りにするのは悪くはないですが、スターターの豪華さに勝る76ersに対して二人だけで立ち向かうのは難しい。

試合を決する大切な場面でレナードにファイトしてもらうためにも、そこまでの試合を他のメンバーで作れる場面を作らなければと思います。

こぼれ話

76ers×ラプターズのシリーズといえば思い出されるのが2000-2001年のプレイオフ。

第7戦までもつれる熱い展開で、当時のエース、アレン・アイバーソンとビンス・カーターの50点ゲームのやり合いも今でも鮮明に覚えています。

もう、今の若いNBAファンからすると昔話のように聞こえてしまうかもしれませんが、先日、ビンスカーターが来年もプレイすると表明しています。

若いエースが、ロールプレイヤーになり、ベテランとなっていく過程でここまで見事に自分の仕事を受け入れて、息の長い選手はそういないでしょう。

私がNBAを見始めた時からずっと続けているわけですからw

もうリスペクトしかありません。

ビンスカーターの素晴らしさを語っている私の好きなYoutube発信者の動画を最後に紹介して終わりにしたいと思います。

今日はこの辺で。ではまた。

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