FIBAワールドカップ2019準々決勝:アメリカ×フランス

本日はツイッターにて、DAZNのFIBA ワールドカップ2019の配信が期限ありということを知り、覗いてみたらファーストラウンドはほぼ全滅。

あー、2次ラウンドから見ようかなーと思ったら、とんでもないニュースが飛び込んできていたので、急遽予定を変えてこのカードを見ています。

どうも、ctrainerです。

本日は、

FIBAワールドカップ2019 準々決勝:アメリカ×フランス

の試合のレポートを書いていきたいと思います。

試合前情報

フランスのスターターは

#1 フランク・ニリキナ

#10 エヴァン・フォーニエ

#2 アマット・ウンバイ

#5 ニコラス・バトゥーム

#27 ルディ・ゴベア

ここで大切なポイント!!

NBA選手がスターターを務めるフランスのメンバーの中で、#2のアマット・ウンバイ。

どうやら、日本の三菱ダイヤモンドドルフィンズ名古屋に所属していたことがあるようです。

日本に馴染みのある選手がこうやって世界で活躍しているのをみると、現在のがBリーグの外国人選手のチェックも見逃せませんね。

試合開始!!

アメリカボールでスタート。

早速ニリキナがスティール。

フォーニエのミドルでフランスはスタート。

アメリカはミッチェルのミドルで得点。

続けてミッチェルのスリーで連続得点。

フランスもフォーニエがスリーを決めて、連続得点。

マッチアップ同士でやりあってます。

アメリカはトランジションから、ジョーハリスのスリー。

両チームここまでセンターのターナーとゴベアが良いディフェンスを見せてます。

ゴール下のイージーシュートを許しません。

しかしここで、ターナーが2つ目のファウルをしたところでブルック・ロペスに交代。

このファウルトラブルがどう影響を及ぼすか。

ニリキナのトランジションレイアップが決まり、フランスが10-8で逆転。

残り4分半で選手交代、フランスはニリキナが下がって、#21の選手が出てきますが、早速バックコートでケンバからスティールして得点。

アメリカは若干得点が止まってましたが、交代して入ってきたマーカス・スマートがフローターで得点。

残り3分弱、ケンバがフリースローを3本決めて再逆転。

両チームリードが入れ替わりながらゲームは進みます。

フランスはナンド・デ・コロが入ってきます。

この選手も元NBA選手です。

変わって入ってきて早速得点をします。

アメリカはスモールラインナップで臨みます。

センターのポジションにハリソンバーンズ。

やはりインサイドでのリバウンド争いはフランスのセンター、ゴベアに軍配が上がり、オフェンスリバウンドからのティップインを許します。

最終18-18、同点で第1クオーター終了します。

第2クオーター開始!!

第2クオーター、アメリカはスモールラインナップ継続。

フランスはゴベアを下げません。

ミスマッチが生まれたままゲームが進みます。

バーンズは、ゴール下でゴベアを前にシュートを落とす。

フランスはベンチメンバーも満遍なく得点。

アメリカはデリック・ホワイトの連続得点もありますが、22-27で5点リードを許します。

フランスは7分半のところでやっとゴベアがベンチに下がって休ませます。

その後すぐにゴール下でのバスケットカウントをジェイレン・ブラウンがとります。

そこでフランスは2-3のゾーンを敷きます。

ここで大切なポイント!!その2

アメリカの第2ラウンドの試合がまだ見れていませんが、第1ラウンド、そしてワールドカップ前の強化試合をみる限り、ゾーンディフェンスはある程度アメリカには有効な手段と考えられます。

ピュアシューターがあまりいない、今回のメンバー。

ここまでも、身体能力やドライブの速さでゴール近くでのバスケットを産んでいましたが、この試合ではどのような展開が生まれるか注目です。

このフランスのゾーンを見てか、元々のプランだったかはわかりませんが、アメリカはマイルズ・ターナーが戻ってきます。

このあたりの攻防はアメリカが若干リード。

一時逆転をし、フランスもゴベアを戻してきます。

ゴベアを戻してマンツーマンディフェンスに戻ったフランス。

再度リードをとります。

アメリカもマンツーマンのディフェンスは悪くはありませんが、数ポゼッションフランスに上回られます。

フォーニエのスリーが決まりこの試合の最大リードを5点、フランスが先行します。

続けてフリースローも2本決め7点差。

対するアメリカ、ミッチェルのえぐいクロスオーバーから得点。

その後グッドディフェンスからブラウンの速攻、3点差まで詰めます。

しかし、フランスはフォーニエが絶好調、スリーポイントを再度決めて6点差。

アメリカタイムアウトを取ります、残り時間は2分。

ゴベアのゴール下のアタックにターナーがファウル、3つ目です。

アメリカ、交代せざるを得ません、メイソン・プラムリーと交代します。

この試合ここまで、アメリカのオフェンスを引っ張るミッチェル。

うまいチェンジオブペースでレイアップを決めます。

フランスはやはりストロングポイントのゴベアのところにボールを集めます。

ゴベアはここまでフリースローも高確率で決めているため、ジワジワとアメリカにプレッシャーをかけていきます。

アメリカは最後のオフェンスでミッチェルがドライビングフックで得点。

最終、

アメリカはミッチェルが15点でスコアリングリーダー、フランスもゴベアとフォーニエが13点ずつ決めています。

第3クオーター開始!!

アメリカはターナーのロングツーからスタート。

対するフランス、お返しとばかりにゴベアのダンク。

それに苛立ったか、ゴベアがうまかったか、ターナーがオフェンスファウルをコールされ3つ目のファウル。

そしてバトゥームがジョーハリスからファウルをもらいながらのスリーポイントをメイク。

この4点プレイでついに10点差、フランスが1桁リードを取ります。

アメリカは前半好調のミッチェルがミドルを決めて繋げる。

そしてターナーを下げて、ジェイレンブラウンを投入、アメリカ再びスモールラインナップで挑みます。

やはりフランスはファーストオプションをゴベアに、ディフェンスがヘルプにきた時に外にさばく効果的なオフェンスで引き離しにかかります。

ゴベアのオフェンスリバウンドからフォーニエのレイアップが決まって再び10点差。

アメリカポポビッチHC、タイムアウトを取ります。

残り7分半、アメリカ劣勢をはね返せるか。

ここでフランスはさらに2-3ゾーンを敷き、引き離しにかかります。

アメリカにさらなる追い打ち、ジョーハリスも3つ目のファウルをコールされ、チームファウルもすでに4つ。

苦しい状況の中、ミッチェルがロングスリーを決めつなぐ。

そこにミドルトンもスリーを決めて連続得点。

フォーニエのタフショットメイクのあとはスマートがバスケットカウント獲得。

両チームとも、集中力の高いプレイの連発させます。

残り5分を切って、2桁あった点差はアメリカの個人技が若干上回り、5点差まで詰めます。

ここまで大活躍のミッチェルの得点、そしてフォーニエの得点、ブラウンの技ありレイアップと得点を重ね続けます。

そしてミッチェルがペネトレイトでフランスディフェンスを突破、レイアップを決めて2点差まで詰め寄ります。

フランスたまらずタイムアウト。残り3分半。

アメリカはついにセンターだけでなく4番ポジションのバーンズすら下げます。

スマートやブラウンなどNBAでもグッドディフェンダーと呼ばれるプレイヤーが必死にゴベアを抑えにかかります。

このクオーターのリーディングスコアラー、ミッチェルのダンクが決まり、ついに追いついたアメリカ。

しかし、やはりリバウンド争いになるとゴベアに簡単にティップインを許してしまいます。

平面で勝負していきたいアメリカ、このスモールラインナップの利点としては早い展開に全員が絡めることと、ゴベアを外に引きずり出せること。

ゴベアもそこに苦しみ、3PTのファウルを犯してしまうなど、アメリカは追いついたことを考えると悪い戦略ではないかもしれません。

しかし、ゴベアだけでなくとも、フランスビッグマンたちはどんどんローポストからアタックしていきます。

しかし、ミッチェルがオンファイア。

残り1分を切ってスリーを沈め逆転に成功。

最終、66-63でアメリカ、劣勢を跳ね返しリードを奪い返して第4クオーターへ。

このクオーターだけで、14得点のミッチェル、すでに29得点の活躍です。

第4クオーター開始!!

スマートがフリースローを2分ミスし、デ・コロのレイアップでフランス1点差に詰めてスタート。

バーンズのスリーで5点差にリードを広げるアメリカ。

ケンバのロングツーが決まり7点差としたところでフランスタイムアウト。

72-65、残り8分弱です。

フランスはこの勝負どころの場面で、スターターにデ・コロを加えた全員現&元NBAプレイヤーで固めます。

アメリカはここでジョーハリスが4つ目となるオフェンスファウルをコールされ、交代。

ニリキナのレイアップで3点差まで詰め寄ります。

そしてデ・コロのレイアップに対してファウルが吹かれますが、これはシュート前のコールでノーカウント。

フランスベンチが総立ちで抗議、会場もブーイングが聞こえます。

この雰囲気は以前、1次ラウンドでアメリカとトルコがオーバータイムになった時と同じ現象が起きてます。

絶対王者アメリカを追い詰めているフランスを応援したい気持ちはなんとなく分かります。

アメリカはそんな逆風にも負けず、残り5分を切ったところでも3点リードを保ちます。

しかし、均衡を破ったのは、ニックスに所属するニリキナ。

スリーを決めて、同点にします。

ケンバの1on1の際には会場かなりのブーイングが聞こえます。

ケンバもルーズボールでファウルを吹かれ4つ目。

そして返しのオフェンスでフォーニエのドライブが決まりフランス再逆転。

バーンズのローポストアタックはトラベリングコール。

フランスリードで残り3分。

ゴベアのダンクが決まり、4点リードに広がったところでアメリカタイムアウト。

相変わらず、アメリカオフェンスの時はブーイングが大きく起こる会場。

その影響があるかどうかが分かりませんが、スマートがもらったフリースローを2本外す。

そしてニリキナが再びスリーを決めて6点リードに広げる。

試合は残り1:48でフランスの6点リード。

ケンバのレイアップで4点差。

フォーニエのドライブは失敗。

ミッチェルのドライブはゴベアにブロックされ、ルーズボールでジョーハリスがファウルアウト。

デ・コロがフリースローをしっかり決めて、6点差。

残り53秒。

ここでさすがのケンバのプレイ。

ステップバックからスリーのフェイント。

飛んできたゴベアがファウルを犯し、フリースロー3本。

会場のブーイングが後押ししたか、敗退のプレッシャーからか、1本目をミス。

2本目を決めて、3本目をミス。

この大事な場面で1/3しか決められなかったのは痛い。

ルーズボールはジャンプボールシチュエーションになり、アメリカボールでスローイン。

ジェイレンブラウンがドライブしますが外れ、フランスボール。

ファウルゲームに入るアメリカ。

デ・コロは1本目を外し、2本目を決めて、85-79。

ミドルトンのコーナースリーはラインを踏んでバイオレーション。

その後アメリカはファウルゲーム、タイムアウトと手は尽くしましたが、追いつけずに試合終了。

89-79でフランスが歴史的な勝利を収めます。

試合を振り返って

素晴らしいプレイをしたフランス代表。

ゴベアのディフェンス、フォーニエの爆発、デ・コロのつなぎ、ニリキナの勝負強さなどフランスの強みが多く出た試合になったと思います。

アメリカは直前の強化試合でもオーストラリアに敗退したことで、パワーランキングでも2位。

前評判は高くはなかったですが、準々決勝での敗退を予想した人はさすがにいなかったでしょう。

アメリカの選手たちは、この敗退をどのように受け止めることができるのか。

この後のNBAシーズンにも影響があるかもしれない、そして来年のオリンピックでは再び頂点を奪い返すために、さらなるスーパースターを招聘するのか。

フランスのこの後のワールドカップの活躍、そしてアメリカのこの後の選手たちをしっかりとチェックして追いかけていこうと思います。

こぼれ話

冒頭の話に戻りますが、DAZNの試合フル視聴の期限が以外と短いことに今更気づき、他の準々決勝や、2次ラウンドの試合を急いで見なければと焦ってます。

しかも優勝候補アメリカが敗退したことで、どの国にも優勝のチャンスがあるということはチェックしなきゃいけないチームが増えたということになりますので、もうワールドカップが終わるまではDAZNに張り付こうと思います。

(昨日、楽天TVのアメリカの強化試合を見るんじゃなかったと後悔していますw)

今日はこの辺で。ではまた。

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