
NBAの歴史には、一つの移籍が変わるだけで、その後のリーグ全体へ影響が広がっていく瞬間があります。
ORVEOの「NBAマルチバース」Universe 002では、
「2019年夏、カワイ・レナードがトロント・ラプターズに残留していたら」
という世界を観測しています。
カワイがトロントに残留したことで、ポール・ジョージはクリッパーズへ移籍せず、オクラホマシティ・サンダーに残留。
さらにラッセル・ウェストブルックもOKCに残ったことで、史実で成立したクリス・ポールとの大型トレードが消滅しました。
つまり、この世界のヒューストン・ロケッツにはクリス・ポールが残っています。
ジェームズ・ハーデンとクリス・ポール。
このバックコートを維持したヒューストンは、もう一度優勝を目指すのでしょうか。
それとも、史実とは違う方法でチームを変えるのでしょうか。
今回は、ラッセル・ウェストブルックを獲得しなかった2019-20ヒューストン・ロケッツを、サイコロによって観測します。
※この記事は、実際のNBAの出来事や当時の契約状況、ロスターをもとにした仮想考察です。
002-5|ラス移籍消滅でクリポ残留。カペラを放出し、ケビン・ラブ獲得に動くHOU
前回までの世界線
Universe 002の分岐点は、2019年夏。
現実世界では、トロント・ラプターズをNBAチャンピオンへ導いたカワイ・レナードが、ロサンゼルス・クリッパーズへ移籍した。
さらにクリッパーズは、オクラホマシティ・サンダーからポール・ジョージを獲得。
この大型トレードをきっかけに、OKCは再編へと向かっていった。
しかし、このUniverseではカワイがトロントに残留。
ポール・ジョージとラッセル・ウェストブルックは、OKCに残ることとなった。
そして002-3では、OKCがスティーブン・アダムズを放出し、ゴードン・ヘイワードを獲得。
002-4では、アダムズを獲得したボストンが、さらにマーカス・モリスやジョアキム・ノアを加える展開となった。
こうして広がってきた世界線の変化。
その影響は、ヒューストンにも届いている。
史実で成立したクリス・ポールとラッセル・ウェストブルックの大型トレード。
この取引が消滅したことで、ヒューストンはクリス・ポールを残したまま2019年のオフシーズンを迎えることとなった。
クリス・ポールが残ったヒューストン
この世界のヒューストンには、
- ジェームズ・ハーデン
- クリス・ポール
- エリック・ゴードン
- PJ・タッカー
- クリント・カペラ
- ダニュエル・ハウスJr.
- アイザイア・ハーテンシュタイン
- ベン・マクレモア
- オースティン・リバース
などの戦力が残っている。
ハーデンとクリス・ポールは、2017-18シーズンにチームをウェスタン・カンファレンス決勝まで導いたコンビ。
しかし、その後は両者の関係やクリス・ポールの大型契約などが問題となっていた。
史実ではウェストブルックとのトレードによって、その関係は解消された。
この世界では、どうなるのか。
サイコロ①|クリス・ポールをどうする?
| 出目 | 選択肢 |
|---|---|
| 1 | 完全残留 |
| 2 | 関係修復+Win Now継続 |
| 3 | 若返り型トレード |
| 4 | 別のスターとの交換を模索 |
| 5 | 市場には出すが成立せず残留 |
| 6 | クリポ残留+保有資産を積極投入 |
観測結果、
「5」
ヒューストンはクリス・ポールの放出を模索。
しかし、大型契約もあり、納得できるトレードは成立しなかった。
結果としてクリス・ポールは残留。
ハーデンとのバックコートを維持し、別の方法でチームを強化することとなった。
サイコロ②|次にどこを強化する?
| 出目 | 選択肢 |
|---|---|
| 1 | 大型ウイング |
| 2 | ストレッチ4 |
| 3 | 第3のスコアラー |
| 4 | センターのアップグレード |
| 5 | ベンチ層の強化 |
| 6 | 市場に出たスターへ全力 |
観測結果、
「4」
センターのアップグレードを検討。
トレードの軸となるのは、クリント・カペラ。
ハーデンとのピックアンドロールを支え、リバウンドやゴール下の守備でも貢献してきたセンター。
しかし、ヒューストンは攻撃の形を変えるため、カペラを使った補強へ動くこととなった。
サイコロ③|カペラを軸に狙うビッグマン
| 出目 | 選択肢 |
|---|---|
| 1 | マイルズ・ターナー |
| 2 | アンドレ・ドラモンド |
| 3 | デリック・フェイバーズ |
| 4 | ニコラ・ブーチェビッチ |
| 5 | ケビン・ラブ |
| 6 | 取引が見つからずカペラ残留 |
観測結果、
「5」
ターゲットは、クリーブランド・キャバリアーズのケビン・ラブ。
ラブはスリーポイント、リバウンド、アウトレットパスを得意とするビッグマン。
カペラとは異なり、外へ広がることでハーデンやクリス・ポールのためのスペースを作ることができる。
一方で、カペラを失えばリムプロテクトや機動力は低下する。
単なる上位互換ではなく、チームのスタイルそのものを変える補強となる。
サイコロ④|CLEが求める対価
| 出目 | 選択肢 |
|---|---|
| 1 | カペラ+エリック・ゴードン |
| 2 | カペラ+ゴードン+2巡目指名権 |
| 3 | カペラ+ゴードン+保護付き1巡目 |
| 4 | カペラ+PJ・タッカー |
| 5 | カペラ+ゴードン+若手 |
| 6 | CLEがカペラを評価せず交渉停滞 |
観測結果、
「2」
クリーブランドは、カペラに加えてエリック・ゴードンと2巡目指名権を要求。
ハーデンやクリス・ポールとともに得点力を支えてきたゴードンも放出する必要が生まれた。
サイコロ⑤|HOUは条件を受け入れるのか
| 出目 | 選択肢 |
|---|---|
| 1 | そのまま受諾 |
| 2 | そのまま受諾 |
| 3 | 2巡目を外すよう再交渉 |
| 4 | ゴードンではなく別契約を組み込む |
| 5 | ラブの大型契約を重く見て撤退 |
| 6 | カペラを残す方向へ戻る |
観測結果、
「1」
ヒューストンはトレードを受諾。
HOU獲得
- ケビン・ラブ
CLE獲得
- クリント・カペラ
- エリック・ゴードン
- 2巡目指名権2本
ハーデンとクリス・ポールを残しながら、ケビン・ラブを獲得する大型補強が成立した。
ラブ加入で変わるヒューストン
カペラがゴールへ走ることでスペースを作っていたチームから、ラブが外へ広がることでスペースを作るチームへ。
ラブの加入によって、ハーデンはドライブするスペースを得られる。
クリス・ポールも、ラブとのピックアンドポップを攻撃に組み込めるようになった。
しかし、カペラの守備力とゴードンの得点力を失った穴は小さくない。
ヒューストンは、さらに補強を進めることとなる。
サイコロ⑥|次にどこを補強する?
| 出目 | 選択肢 |
|---|---|
| 1 | ベンチスコアラー |
| 2 | 3&Dウイング |
| 3 | 控えビッグマン |
| 4 | バックアップPG |
| 5 | 複数ポジションを守れるフォワード |
| 6 | 現有戦力で開幕 |
観測結果、
「2」
3&Dウイングの補強を優先。
ラブの守備負担を軽減し、ゴードン放出によって薄くなったウイング層を補う狙い。
サイコロ⑦|3&Dウイング候補
| 出目 | 選択肢 |
|---|---|
| 1 | ウェスリー・マシューズ |
| 2 | レジー・ブロック |
| 3 | ジェフ・グリーン |
| 4 | タボ・セフォローシャ |
| 5 | トレバー・アリーザ |
| 6 | ルック・ムバ・ア・ムーテ |
観測結果、
「1」
ウェスリー・マシューズを獲得。
外からのシュートとウイングディフェンスを担う選手。
ハーデン、クリス・ポール、ラブを攻撃の中心に置き、その周囲をマシューズとタッカーが支える構成となった。
新しいヒューストン・ロケッツ
新たなスターターは、次の5人。
スターター
| ポジション | 選手 |
|---|---|
| PG | クリス・ポール |
| SG | ジェームズ・ハーデン |
| SF | ウェスリー・マシューズ |
| PF | PJ・タッカー |
| C | ケビン・ラブ |
攻撃ではラブのアウトサイドシュートを活かし、守備ではマシューズとタッカーが中心となる。
史実とは大きく異なるヒューストンが完成した。
サイコロ⑧|レギュラーシーズン前半戦
| 出目 | 選択肢 |
|---|---|
| 1 | 西2〜3位争い |
| 2 | 西4位 |
| 3 | 西5位 |
| 4 | 西6位 |
| 5 | 西7位 |
| 6 | 西8位以下 |
観測結果、
「1」
ヒューストンは前半戦で西2〜3位を争う位置まで浮上。
ラブのアウトサイドシュートによってスペースが広がり、ハーデンとクリス・ポールの攻撃が機能。
マシューズとタッカーも守備面でチームを支えた。
ウェストブルックを獲得しなかったヒューストンは、史実とは違う形で西の上位に戻ってきた。
トレードデッドライン
前半戦では西の上位を争ったヒューストン。
しかし、ゴードン放出によってベンチの得点力が不足していた。
ハーデンやクリス・ポールがコートを離れた時間帯にも、攻撃を作れる選手が必要となる。
サイコロ⑨|トレード期限でどう動く?
| 出目 | 選択肢 |
|---|---|
| 1 | 完全に現状維持 |
| 2 | 控えセンターを補強 |
| 3 | ベンチスコアラーを追加 |
| 4 | 3&Dウイングをもう1枚追加 |
| 5 | 大型補強を検討 |
| 6 | 市場は探るが成立せず |
観測結果、
「3」
ベンチスコアラーの補強へ動くこととなった。
サイコロ⑩|ベンチスコアラー候補
| 出目 | 選択肢 |
|---|---|
| 1 | アレック・バークス |
| 2 | デリック・ローズ |
| 3 | ラングストン・ギャロウェイ |
| 4 | イートワン・ムーア |
| 5 | ボグダン・ボグダノビッチ |
| 6 | 価格が合わず補強見送り |
観測結果、
「5」
ターゲットは、サクラメント・キングスのボグダン・ボグダノビッチ。
シュートだけでなく、自分でボールを持って得点やゲームメイクもできる選手。
ベンチスコアラーとしてだけでなく、試合終盤にも起用できる補強となる。
サイコロ⑪|ボグダノビッチのトレード条件
| 出目 | 選択肢 |
|---|---|
| 1 | ハウス+ハーテンシュタイン |
| 2 | ハウス+ハーテンシュタイン+2巡目 |
| 3 | ハウス+マクレモア+2巡目 |
| 4 | ハウス+ハーテンシュタイン+強い保護付き1巡目 |
| 5 | 若手+2巡目×2 |
| 6 | SACの要求が高くHOUが撤退 |
観測結果、
「2」
ヒューストンが提示する条件は、
- ダヌエル・ハウスJr.
- アイザイア・ハーテンシュタイン
- 2巡目指名権1本
このパッケージで、ボグダノビッチ獲得を目指す。
サイコロ⑫|SACの回答
| 出目 | 選択肢 |
|---|---|
| 1 | そのまま受諾 |
| 2 | そのまま受諾 |
| 3 | 2巡目をもう1本要求 |
| 4 | 別の若手への変更を要求 |
| 5 | 他球団のオファーを優先 |
| 6 | 拒否 |
観測結果、
「6」
サクラメントがトレードを拒否。
ヒューストンも、それ以上のドラフト資産を追加することはせず、交渉を終了した。
大きな追加補強はなく、後半戦へ進むこととなった。
後半戦に表面化した問題
前半戦では西2〜3位を争っていたヒューストン。
しかし、後半戦に入ると弱点が表面化していく。
カペラを失ったことによるゴール下の守備力低下。
ラブは攻撃を広げる一方で、守備では相手に狙われる場面が増えていった。
さらに、ゴードン放出によるベンチの得点力不足も解消できなかった。
サイコロ⑬|レギュラーシーズン最終順位
| 出目 | 選択肢 |
|---|---|
| 1 | 西5位 |
| 2 | 西5位 |
| 3 | 西6位 |
| 4 | 西6位 |
| 5 | 西7位 |
| 6 | 西8位 |
観測結果、
「6」
最終順位は西8位。
前半戦の好調から一転し、大きく順位を落とすこととなった。
ラブ獲得によって攻撃の形は変わったものの、守備とベンチの問題を解消できず。
ヒューストンは西8位でプレーオフへ進む。
プレーオフ1回戦|HOU対LAL
西8位ヒューストンの相手は、西1位ロサンゼルス・レイカーズ。
レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスを中心とした、西のトップシード。
ハーデンの得点力。
クリス・ポールのゲームメイク。
そしてラブのアウトサイドシュート。
ヒューストンにも勝つための武器はある。
しかし、ゴール下の守備に不安を抱えるロケッツにとって、レブロンとデイビスへの対応は大きな課題となる。
サイコロ⑭|LAL対HOU
| 出目 | 選択肢 |
|---|---|
| 1 | HOUが4勝2敗でアップセット |
| 2 | HOUが4勝3敗でアップセット |
| 3 | LALが4勝3敗で突破 |
| 4 | LALが4勝2敗で突破 |
| 5 | LALが4勝1敗で突破 |
| 6 | LALが4勝0敗で突破 |
観測結果、
「4」
ロサンゼルス・レイカーズが4勝2敗でシリーズを突破。
ヒューストンも2勝を挙げたが、レイカーズのサイズとレブロン、デイビスの攻撃を止め切ることはできなかった。
新しいロスターで優勝を目指したロケッツは、プレーオフ1回戦でシーズンを終えることとなった。
サイコロ⑮|2020年オフのヒューストン
大きくチームを変えても、優勝には届かなかったヒューストン。
2020年のオフには、どのような決断が待っているのか。
| 出目 | 選択肢 |
|---|---|
| 1 | 現体制をもう1年継続 |
| 2 | 周辺戦力のみ再編 |
| 3 | クリス・ポールのトレードを再検討 |
| 4 | ケビン・ラブをトレード市場へ |
| 5 | ハーデン以外は全員トレード対象 |
| 6 | ハーデン本人がチームの将来に疑問を持つ |
観測結果、
「6」
ジェームズ・ハーデン自身が、チームの将来に疑問を持ち始めることとなった。
クリス・ポールを残し、ケビン・ラブとウェスリー・マシューズを獲得。
前半戦には西上位まで浮上した。
しかし、最終順位は西8位。
プレーオフでも1回戦敗退。
このチームで本当に優勝を目指し続けられるのか。
その疑問が生まれたところで、今回のヒューストンの観測は一区切りとなる。
なお、この時点でハーデンのトレード要求や移籍までは確定していない。
完成動画で観測された世界線
今回の観測によって、次の歴史が確定した。
- ラッセル・ウェストブルックのHOU移籍が消滅
- クリス・ポールのトレード不成立、残留
- センターのアップグレードを選択
- ケビン・ラブを獲得
- カペラ、ゴードン、2巡目指名権2本をCLEへ放出
- ウェスリー・マシューズを獲得
- 前半戦は西2〜3位争い
- ボグダン・ボグダノビッチ獲得交渉が決裂
- 最終順位は西8位
- プレーオフ1回戦でLALと対戦
- LALが4勝2敗で突破
- ハーデンがチームの将来に疑問を持ち始める
史実とは違う方法で優勝を目指したヒューストン。
しかし、最終的にはプレーオフ1回戦でシーズンを終える結果となった。
ヒューストンまで届いたドミノ
今回の結果によって、Universe 002ではさらに選手たちの未来が変わった。
カワイ・レナードがトロントに残留。
ポール・ジョージがOKCに残り、ウェストブルックも残留した。
そしてヒューストンでは、クリス・ポールとの大型トレードが消滅。
代わりにカペラとゴードンがクリーブランドへ移り、ケビン・ラブがヒューストンへ加入した。
一つの移籍が変わることで、別の移籍が消滅する。
そして新たなトレードが生まれていく。
この変化は、まだ観測していないチームにも広がっている。
まとめ
Universe 002-5では、ラッセル・ウェストブルックがヒューストンへ移籍しなかった世界を観測した。
クリス・ポールを残し、ケビン・ラブを獲得したヒューストン。
前半戦には西上位まで浮上したものの、後半戦に失速。
最終順位は西8位。
プレーオフでもレイカーズに敗れ、優勝には届かなかった。
そして2020年のオフには、ハーデン自身がチームの将来に疑問を持ち始めることとなった。
しかし、Universe 002はここで終わらない。
TOR。
LAC。
OKC。
BOS。
そしてHOU。
一つの変化によって動き始めたドミノは、まだリーグ全体へ広がっている。
次に観測するチームでは、どのような変化が見えてくるのか。
Universe 002の観測は、まだ続く。
おまけ|もう一つの世界線「Prototype 002-5」
完成版を制作する前には、同じスタート地点から別のシミュレーションも行っていた。
それが「Prototype 002-5」。
ラッセル・ウェストブルックがヒューストンへ移籍せず、クリス・ポールが残った世界。
しかし、最初のサイコロから完成版とは違うルートへ進んだ。
Prototype|大型ウイング獲得へ
最初のサイコロは、
出目:6
クリス・ポールを残し、保有資産を積極的に使って補強を狙うこととなった。
続く補強方針は、
出目:1|大型ウイング
ターゲットを決めるサイコロでは、
出目:4|オットー・ポーターJr.
ヒューストンはエリック・ゴードン、PJ・タッカー、2巡目指名権を提示。
しかし、シカゴ・ブルズの回答は、
出目:5|交渉保留
ポーターの獲得はまとまらなかった。
ここで方針を変更するサイコロを振った結果、
出目:5|複数補強へ切り替え
大型ウイング一人への集中をやめ、ローテーションの強化へ進むこととなった。
Prototype|マーキーフ・モリス加入
次の補強方針は、
出目:3|ストレッチ4
獲得候補を決めるサイコロは、
出目:5|マーキーフ・モリス
完成版ではカペラとゴードンを放出してラブを獲得したが、Prototypeでは2人を残したままモリスを加えた。
前半戦の結果は、
出目:1|西2〜3位争い
ここは完成版と同じ結果。
異なる補強を行った2つのヒューストンが、どちらも西の上位を争うこととなった。
Prototype|デッドラインでクラウダーを狙う
前半戦の好調を受け、ヒューストンは追加補強へ動く。
デッドラインの方針は、
出目:5|さらに勝負をかける
補強ポジションは、
出目:3|守備型フォワード
そしてターゲットは、
出目:4|ジェイ・クラウダー
ネネ、ジェラルド・グリーン、オースティン・リバース、2巡目指名権2本を提示した。
しかし、メンフィス・グリズリーズの回答は、
出目:6|拒否
完成版と同様、デッドラインでの補強は成立しなかった。
Prototype|ラスのOKC対クリポのHOU
レギュラーシーズン最終順位は、
出目:6|西5位
これにより、西4位OKCとのプレーオフ1回戦が実現。
この世界ではウェストブルックがOKCに残留し、クリス・ポールもHOUに残っている。
史実ではトレードされた2人が、それぞれ元のチームで直接対決することとなった。
プレーオフの結果は、
出目:4|OKCが4勝3敗で勝利
第7戦までもつれたシリーズはOKCが勝利。
ヒューストンは1回戦で敗退した。
Prototype|2020年オフは大幅再編へ
敗退後の方針を決める最後のサイコロは、
出目:5|大幅再編へ
ヒューストンは「ハーデン以外は聖域にしない」という方針に進むこととなった。
完成版ではハーデン自身が将来に疑問を持ち始めたが、Prototypeではフロント主導による大幅再編を検討する展開となった。
完成版とPrototypeの比較
| 項目 | 完成版 | Prototype |
|---|---|---|
| クリス・ポール | トレード不成立で残留 | 積極補強を前提に残留 |
| 主な獲得選手 | ケビン・ラブ、マシューズ | マーキーフ・モリス |
| 主な放出選手 | カペラ、ゴードン | 大型放出なし |
| 前半戦 | 西2〜3位争い | 西2〜3位争い |
| デッドライン | ボグダノビッチ獲得失敗 | クラウダー獲得失敗 |
| 最終順位 | 西8位 | 西5位 |
| PO1回戦 | LAL | OKC |
| PO結果 | 2勝4敗 | 3勝4敗 |
| 2020年オフ | ハーデンが将来に疑問 | 大幅再編へ |
スタート地点は同じ。
しかし、補強方針によってまったく違うチームが完成した。
完成版ではケビン・ラブを中心としたスペーシング重視のロスター。
Prototypeではカペラとゴードンを残し、ローテーションを強化したチーム。
それでも、どちらもプレーオフ1回戦で敗退している。
異なる道を進んでも、似た結末にたどり着くことがある。
これも、結果を先に決めずに世界線を観測する「NBAマルチバース」の面白さの一つとなった。
最後に
002の世界線の5つ目のエピソードはHOUとなりました。
クリポに関するエピソードは、実はLALにトレードされる予定だったのをキャンセルされたものを軸に作ろうと考えたこともありましたが、流れの関係上一旦ペンディングになっています。
もしご興味ある方いらっしゃいましたらご連絡ください、すぐ作りますw
最後までご覧いただきありがとうございました。
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