NBA観戦レポートその51:2019-2020シーズン ワシントン・ウィザーズ×ダラス・マーベリックス

NBAにおける日本の歴史的瞬間がことごとく更新されて行くこの頃。

後に続く選手も楽しみですが、こういった出来事をリアルタイムで見れるのは本当に嬉しいことです。

どうも、八村塁のルーキーシーズンの生き証人になる男、ctrainerです。

本日は、

NBA2019-2020シーズン:ワシントン・ウィザーズ×ダラス・マーベリックス

の試合をレポートしたいと思います。

試合前情報

ウィザーズのプレシーズンゲームはこちらから。

マーベリックスのプレシーズンゲームはこちらから。

マブズのプレシーズンゲームは、ドンチッチ、ポルジンギスが出場していなかった試合しか見れていないため、今日のこの試合でどんなパフォーマンスを見せるか楽しみです。

スターター

<ウィザーズ>

ブラッドリー・ビール

イシュ・スミス

アイザック・ボンガ

八村塁

トーマス・ブライアント

<マーベリックス>

ルカ・ドンチッチ

クリスタプス・ポルジンギス

マキシ・クレバー

デロン・ライト

コートニー・リー

試合開始!!

マブズボールでスタート。

八村が早速ファウルをコールされます。

相手はエース、ポルジンギス。

ファーストポイントはドンチッチのレイアップ。

続いてライトのフリースローで加点。

ウィザーズはスミスのドライブで初得点。

続いてボンガのスリーでリードを奪います。

トランジションで八村にパスが通り、初得点。

マブズもライトがスリーを決めて同点。

マブズはポルジンギスが積極的に打ってますが、まだゴールならず。

トップからの八村のスリーは落ちますが、オフェンスリバウンドが繋がって再び八村、すかさずミドルを決めて4点目。

素晴らしいゲームの入りをしています八村とウィザーズ。

このシュートが決まったところでマブズがタイムアウト、残り7分半で11-7、ウィザーズリードです。

タイムアウト明け、両チームともメンバーチェンジはなく臨みます。

マブズのシュートが落ち、八村がリバウンド、自身でボールをプッシュしてミドルジャンパー。

これをしっかり決めて、6点目。

次のポゼッションでもコーナーの八村にボールが渡りスリーを放ちますが、これは落ちる。

残り6分でマブスは選手交代、ティム・ハーダウェイJr、ドリアン・フィニースミスが入ります。

ウィザーズも選手交代、ダービス・ベルタンスが入ります。

ウィザーズはスミスからブラッドリー・ビールの素晴らしいアリウープが決まり7点差。

八村はフィニースミスへのシュートファウルをしてしまい、このクオーター2つ目のファウルでベンチに下がります。

変わって、アドミラル・スコフィールドが入ります。

試合は残り5分半。

ドンチッチが独特の、スピードではなくリズムを変えながらのドライブでレイアップを決めます。

ここでウィザーズタイムアウト、残り4分半で17-14、ウィザーズ3点リードです。

ウィザーズは選手交代、クリス・チオーザ、モリッツ・ワグナー、ジョーダン・マクレーと入り、スターター全て入れ替わります。

ここで大切なポイント!!その1

トーマス・ブライアント、ワグナー、ジェイレン・ブランソンと連続でトラベリングをコールされます。

今年はトラベリングを厳しくコールするという声明がすでに出されており、プレシーズンでもいくつか見かけましたが、シーズンに入ってもしばらくは続きそうな感じします。

ターンオーバーの平均が今年は増えるかもしれません。

ウィザーズはベルタンスのスリーが決まって5点差。

残り2分半でマブスはポルジンギスがコートに戻ります。

そのポルジンギスがポストアップからシュート、この試合初得点です。

さらにこのタイミングでマブスはブレイザーズから移籍してきたセス・カリーがコートに。

ウィザーズは、八村、ボンガ、ワグナーと2つファウルをしているのが3名。

少しファウルトラブル気味です。

先ほどのトラベリングコールにポルジンギスが2回連続でかかってしまいます。

このコールへのアジャストは各チームどのようにしていくか注目です。

ウィザーズは終わり際にチオーザが3ポイントを決めて加点。

ポルジンギスもキャッチ&シュートでスリーをヒット。

最終、25-24でウィザーズ1点リードで第1クオーター終了です。

第2クオーター開始!!

開始早々、マクレーのレイアップで加点するウィザーズ。

そのマッチアップだったハーダウェイが着地で足首を負傷。

歩けてはいますが、一度ベンチ裏に下がります。

マブスはジャスティン・ジャクソン、交代して入って早速得点します。

続いてトランジションからのロールターンからレイアップで連続得点。

これでマブス逆転します。

その後もブランソンがレイアップを決めて加点、そのあとさらに連続得点。

ウィザーズは2ndユニットで点差を離されてしまいます。

流れが悪いこのタイミングでウィザーズタイムアウト。

残り10分、32-27でマブス5点リードです。

タイムアウト明け、セスカリーのスリーが決まります。

マブスはしっかりとボールが回っていて得点できていますが、ウィザーズは単発の外のシュートが多くなりリズムが生まれていません。

残り8分半でウィザーズはスミス、ビール、八村とコートに戻ります。

逆にマブスがこの時間、クリバー以外は2ndユニットというラインナップになります。

ウィザーズは開始早々のマクレーのレイアップ以来、得点がなかったのを打開したのが、八村。

トランジションでゴール下を決め個人8点目。

残り7分でドンチッチもコートに戻ってきます。

ウィザーズはビールとブライアントのピックアンドロールでブライアント得点。

マブスはドンチッチがスリーを決める。

そして、カリーが短い出場時間でのインスタントオフェンスを見せ、ここまでで9点すでに上げています。

流れが戻りきらないウィザーズ、再びタイムアウト。

残り6分で44-31の13点マブスがリードです。

タイムアウト明け、ウィザーズのエース、ビールが強さを見せゴール下でアンドワン獲得。

一度ベンチ裏に下がったハーダウェイがコートに戻ります。

マブスはクリバーが3つ目のファウルをコールされてベンチへ。

ポルジンギスが交代で入ってきます。

ウィザーズはビールがぐっとギアを上げて得点を取りに来ています。

スリー、ミドル、レイアップと立て続けに得点。

しかし、ウィザーズはディフェンスでの頑張りが釣り合わず、点差はなかなかつまりません。

残り2分を切って、52-44、ウィザーズ8点差までは詰めることに成功。

マブスここでタイムアウトをとります。

タイムアウト明けにドンチッチがオフェンスリバウンドをティップイン、10点差。

そして1分を切って再びドンチッチ。

今度はディフェンダー2人をポンプフェイクで交わして得点。

こういった大事な時間にスコアを延ばせるというのは素晴らしいと思います。

終了間際にドンチッチがバスケットカウントを誘発。

最終62-48で14点マブスがリードして前半終了です。

3クオーター開始!!

両チームスターターに戻しての後半戦。

後半最初の八村のシュートはクリバーにブロックされます。

後半最初の得点はドンチッチがスリーを決めます。

この段階ですでに23点決めています。

ウィザーズもスミスのプッシュからボンガがバスケットカウント。

今日のハイライトプレーになるであろう、ドンチッチの素晴らしいドリブルワークからのレイアップ。

再びマブスに走られてしまったウィザーズは開始2分弱でタイムアウト。

69-50で19点マブスがリードします。

タイムアウト明け、八村は再びブロックに合いますが、ちゃんとリカバー。

それがビールに渡りリバースレイアップでのバスケットカウント。

その後も、ブライアントがオフェンスリバウンドからのプットバックで加点。

八村も流れに乗って行きたかったところですが、トランジションからのジャンパーは落ちる。

しかし、ただでは終わらない八村。

ビールのスリーのオフェンウリバウンドからの得点を決め、10点目。

開幕戦で2桁得点、期待を裏切らない活躍を見せます。

八村は、その後もミスマッチをついてルーポストにアタックしますが、ポルジンギスにブロックを食らいます。

残り7分でタイムアウト、71-57で14点マブスがリードです。

このタイムアウトはどうやらコーチチャレンジで、トランジションでのファウルを覆せず。

ウィザーズはオフェンスで全員が動き、ボールを動かしますが、シュートの思い切りのところで躊躇してしまい打っても入らないと言うシーンが数本。

マブスはポルジンギスがトップから軽々とスリーをヒット。

ドンチッチもシンプルな1on1で外から沈めます。

残り4分を残したところですでに30点に載せます。

八村も、しっかりトランジションでリバウンドに詰めて、プットバックで加点。

12点に載せます。

マブスがここでタイムアウト。

81-66で以前、マブスが15点と大きくリードします。

タイムアウト明け、八村はベンチに下がります。

そしてマブスはドンチッチが綺麗なダブルクラッチで得点。

華もあるスター性を見せつけます。

会場は大盛り上がり、さながらドンチッチ劇場と化したこのゲーム。

ウィザーズは2ndユニットになってからオフェンスが停滞してしまい、スコアが生まれません。

残り1分半でドンチッチはベンチへ。

ジョーダンマクレーがなんとか1on1で久々の得点をあげるウィザーズ。

ウィザーズはスコフィールドがフレグラントファウルを取られ、ワグナーは個人5つ目のファウルを取られるなど、ディフェンスが崩壊。

最終、91-68で23点の大差がついた第3クオーター。

第4クオーター開始!!

2ndユニット中心の両チーム。

最初のスリーのアテンプトをワグナーが決めてまずは20点差。

マブスもこのクオーターの立ち上がりはいまいち。

ワグナーが続けてもう一本決めたところで、マブスタイムアウト。

91-74、残り10分半です。

タイムアウト明けも良いディフェンスからベルタンスがスリーをヒット。

やりたかった形がで始めたウィザーズ。

マブスはハーダウェイがレイアップを決めてこのクオーター初得点。

マブスもディフェンスをもう一度頑張ってトランジションをだし、ジャスティン・ジャクソンが連続得点。

残り8分、20点差の場面でポルジンギスがコートに戻ります。

早速シュートを決めて行きます。

怪我からの長期離脱で戦線に復帰したポルジンギスは、ディフェンスでは戻るのが遅かったり、横の動きについていけない場面もありましたが、オフェンスではやはり能力の高さを見せます。

ウィザーズもワグナーが3本目のスリーを決め、持ち味を見せています。

残り6分で両チームとも徐々にスターターのメンバーをコートに。

ウィザーズは少しずつ点差を詰めていき、14点差にしたところでビールが戻ります。

逆にマブスはポルジンギスはあまり無理をさせず、ドンチッチと交代させます。

ビールがドライブで得点、12点差。

マブスはブランソンがスリーを決め、15点差。

ウィザーズも離されないよう、マクレーがスリーをヒット。

再び12点差。

残り3分半。

両チームとも、特にマブスは接触の部分で納得のいかないファウルが多く、それに対して会場もブーイング交じりにヒートアップ。

残り3分切ってワグナーが6つ目のファウルで退場。

ここでタイムアウト、残り3分を切って104-92の12点差。

タイムアウト明け、代わって入ったのは八村。

マブスもポルジンギスを戻します。

ウィザーズはビールのスリーが決まって、9点差、一桁差まで詰めてきます。

続けて放つビールのスリー、ここに飛び込んだ八村がリバウンドをとって10本目。

開幕のゲームでダブルダブルを記録します。

タイムアウト明け、インバウンズのデザインからビールがスリーを打ちますがこれは落ちます。

オフェンスリバウンドに絡んでいたブライアントが審判に文句を行ってテクニカル。

テクニカルのボーナススローは、ポルジンギス落とします。

残り2分を切って9点差。

ウィザーズのボールはスリーの外で待っていた八村に。

思い切ってスリー打ちますが、これは外れます。

しかし次のポゼッションでは合わせからゴール下で得点。

個人14点目、点差も7点差まで詰めます。

ウィザーズはビールが入ってきてから8-0のラン。

オフェンスでも存在感をだし、ディフェンスではドンチッチにマッチアップしベテランらしく苦しめていました。

しかし残り1分弱で、ドンチッチ、ビールがダブルテクニカル、そのコールに対しての文句でもう一つテクニカル。

ビール、大事な場面でまさかの退場です。

マブスはその後のオフェンスは攻めあぐんでいましたが、最後のとどめはポルジンギスのアリウープ。

ウィザーズはスミスのスリーが落ち、ドンチッチがシュートファウルをもらいます。

その後は両チームとも、出場していなかったメンバーを入れ、ゲームはそのまま終了。

108-100でマブスがホーム開幕戦で勝利を飾ります。

試合を振り返って

ドンチッチが前年新人王の名に恥じない、2年目のジンクスなどなんのその、34点9リバウンドの素晴らしい活躍。

ポルジンギスも23点4リバウンドと、この二人の化学反応が楽しみになる試合でした。

ウィザーズは、退場してしまいましたがビールのエースらしい、数字に残らない部分も見えて怪我で欠場しているジョン・ウォールに代わって本当にチームを引っ張る存在になっているんだなと感じました。

退場は頂けませんが、こちらもビールを中心にどんなチームになるのか注目です。

2ndユニット出場時のパフォーマンスがより課題となってくるかと思います。

そして、八村塁は14点10リバウンドのダブルダブル。

贔屓目なしに見てもルーキーとして、開幕戦でのこの活躍はドラフト9位選手として見たら充分、及第点であると思います。

贔屓して見たら、もう最高のスタートだと思います。

スリーは決まりませんでしたが、トランジションの参加、オフェンスリバウンドなど良い部分も多く見れました。

とにかくこの後の試合も楽しみで仕方ありません。

こぼれ話

この試合の同時通訳は我らが、MarkTonight NTRでもおなじみw

大西玲央さんでした。

NBA Rakutenでもダブドリ編集長、大柴壮平さんのコラムなどもあり、またpodcastが楽しみな今シーズンになりました。

今日はこの辺で。ではまた。

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