Bリーグ観戦レポートその25:B2第8節 GAME1 香川×仙台

鍋の美味しい季節になってきました。

キムチ鍋派でしたが、最近は坦々鍋にはまってきている男、ctrainerです。

本日は

B2第8節 GAME1 香川ファイブアローズ×仙台89ers

の試合をレポートしていきたいと思います。

試合前情報

香川ファイブアローズは昨シーズン19勝41敗、西地区6位、全体でも16位と低迷してしまいました。

そして8月には前HCのパワハラ報道などもあり、明るい話題が決して多くないオフシーズンになっていたかと思います。

今季は前シーズンを含めた悪い流れを振り払うシーズンとすることができるか、注目です。

対する仙台、今シーズンのゲームレポートはこちらから。

スターター

<香川>

#7筑波 拓朗

#14高比良 寛治

#30テレンス・ウッドベリー

#34兒玉 貴通

#42ケビン・コッツァー

<仙台>

#5ダニエル・ミラー

#6新号 健

#11白戸 大聖

#33ジェロウム・ティルマン

#91片岡 大晴

試合開始!!

最初のボールは仙台ボール。

ウッドベリーが早速スティールからポゼッション奪います。

そしてそのまま本人のミドルで初得点。

仙台もティルマンがミドルを決めて応戦。

続けてティルマンはスリーもヒットし連続得点。

負けじとウッドベリーもスリーを決めて応戦。

仙台は白戸がミドルを決めてリードを奪います。

再び、香川のコッツァーがゴール下を決めてリードを奪い返します。

両チームともオフェンスが好調というよりも、ディフェンスがまだまだソフトな立ち上がりです。

残り7分半で8-7で香川がリード。

仙台が片岡のスリーで再度リードを奪います。

対する香川は高比良がミドル。

両チームシュートを落としません。

片岡が連続でスリーを決め、高比良がドライブで決め返す。

残り5分前後でようやくシュートが落ち始め、ディフェンスやリバウンドでどちらが主導権を握るかという展開になってきました。

数分お互いにスコアができない中、均衡を破ったのが仙台、白戸。

ミドルを決めて仙台3点リード。

その後のオフェンスでも白戸が3ポイントを決めたところで香川がタイムアウト。

残り4分を切って、18-12、6点アウェイの仙台がリードです。

タイムアウト明け、香川は矢代を投入。

しかし、その矢代が早速ターンオーバー、速攻から片岡が得点をします。

続いて仙台が香川のガード陣にプレッシャーをかけて再びターンオーバー誘発。

ディフェンスでリズムを作り始めています。

そしてオフェンスも好調を維持、片岡がコーナースリーを沈めて、これで11点差。

そして、再び仙台がターンオーバー誘発からの速攻、白戸が得点。

残り2分弱で、両チーム選手交代、香川は、藤岡、安部を投入。

仙台も臼井、澤邊を入れてきます。

スコアは25-12で仙台がリード。

残り1分半で仙台は阿部を投入、ミラーを一度下げます。

オンザコート1になった仙台、速攻でウッドベリーに決められるシーンはありましたが、ミスマッチを極端に攻められることもなく、最終、25-14で仙台11点リードで第1クオーターを終了します。

第2クオーター開始!!

仙台はミラーとティルマンを交代し、引き続きオンザコート1で挑みます。

臼井にマッチアップされているウッドベリーがスリーを決めて先制します。

続いて安部のコーナースリーが連続で決まり5点差に詰めます。

仙台はトランジションから澤邊が突破を図り、ファウルドローン。

フリースローを1本決めてこのクオーターの初得点となります。

香川は安部の2本目のコーナースリーが決まり3点差に詰めたところで仙台がタイムアウト。

残り8分で、26-23、仙台のリードは3点になります。

タイムアウト明け、香川は藤岡がスリーを決めて同点に追いつきます。

まだ澤邊のフリースロー以来得点ができていない仙台、白戸、ティルマンとコートに戻して立て直しを図ります。

そんな中、コッツァーがミドルを冷静に決めて逆転に成功。

仙台も新号のレイアップで加点し、同点にします。

香川はウッドベリーとコッツァーの2メンゲームで得点しますが、新号がコーナースリーを決めて逆転に成功。

ここでオフィシャルタイムアウト、残り5分で31-30、仙台が1点リードです。

タイムアウト明け、追いかける香川は2-3のゾーンディフェンスを見せます。

しかし、微妙にローテーションをミスったところで片岡にコーナースリーを決められます。

仙台4点リード、負けじとコッツァーがゴール下を決めて2点差に。

香川はここからは再びマンツーマン。

またインバウンズの際やフリースロー後などにゾーンやるかもしれません。

香川は兒玉がバスケットカウントをとりますが、ボーナススローは失敗し、34-34の同点。

仙台は白戸がスリー好調、再び決めて3点リードにします。

香川もコッツァーがトランジションから得点し1点差に。

香川はウッドベリーがプレッシャーディフェンスからスティール、そのルーズボールに合わせて安部が得点し逆転。

このタイミングで仙台がタイムアウトを獲得、残り2分で38-37、香川が1点リードです。

タイムアウト明け、コッツァーがゴール下で再び得点し、リードを3点に広げます。

仙台も白戸のジャンパーで2点を返す。

香川は兒玉のジャンパー、仙台はティルマンのベビーフックで両者得点。

ここで前半終了、香川が1点リード、42-41で後半に入ります。

第3クオーター開始!!

仙台ボールでスタート、両チームともスターターに戻しています。

仙台は早速、白戸のスリーで2点リードを奪います。

続けてトランジションから新号のスリーも決まり、5点差に広げる。

1本返したい香川、ここでフラストレーションが溜まったのか、ウッドベリーが審判に対しての抗議でテクニカルファウルをコールされます。

フリースローは入らなかったものの、嫌な流れに傾きかけているように見えます。

切り替えたい香川ですが、ここのオフェンスもターンオーバー。

1分半経過する後半、まだノーゴールです。

残り7分半頃にようやく兒玉の個人技で打開しジャンパーを決めて後半初得点。

残り7分弱で47-44、仙台3点リードです。

仙台はミラーのエルボーの合わせからのジャンパーで追加点、再び5点差。

香川も高比良がフローターでつなぎ、3点差。

続いて兒玉のレイアップで1点差、流れが出てきました。

仙台はミラーのゴール下で3点差に。

第1クオーターのような、点の取り合いのリズムが生まれてきました。

香川は兒玉がフリースローを獲得、1本決めて2点差。

次のオフェンスでも兒玉がペネトレイトからファウルドローン、香川オフェンスを牽引します。

ここではフリースローを2本キッチリと沈め、同点にします。

仙台も、手堅くミラーのゴール下の1on1から得点、2点差。

香川はトランジションからコッツァーがバスケットカウントを獲得。

このファウルを白戸が犯して個人3つ目。

ボーナススローを決めて香川、逆転に成功。

仙台は阿部、澤邊と交代してこの流れを断ち切りにかかります。

香川はトランジションの数が徐々に増えてきて、高比良のレイアップで3点リードに成功。

仙台は、ここでタイムアウト、残り3分弱で56-53、香川が3点リードです。

タイムアウト明け、仙台はセットオフェンスから片岡がトップからスリーをヒットし、同点に。

次のオフェンスではトランジションから澤邊がスリーを決め、3点リードされていたのを連続スリーで3点差にします。

香川はコッツァーのフリースローが1本、兒玉のペネトレイト、仙台はティルマンのゴール下、澤邊の速攻のレイアップで得点。

残り1分を切って、63-59で仙台が4点リード。

澤邊のフリースローが2本決まって6点差に。

香川はウッドベリーがトップからスリーをヒット、3点差にします。

これが最後の得点となり、第3クオーターは65-62、仙台3点リードで最終クオーターに入ります。

第4クオーター開始!!

仙台は前半でも見せていたオンザコート1のラインナップ。

ここではミラーが一度ベンチに下がります。

香川は開始早々に矢代のレイアップで得点、1点差に。

仙台は臼井がファウルをもらいフリースロー、1本成功させて2点差に。

残り9分でミラーが戻り、ティルマンと交代、オンザコート1継続。

対する香川はウッドベリー、コッツァーはここまで交代なし。

ウッドベリーがフリースローを2本決めて同点に追いつきます。

仙台も片岡がファウルを獲得、2本決めて再び2点差に。

香川は矢代のドライブにコッツァーが合わせて得点、再び同点。

仙台は交代して入ってきたばかりの白戸が4つ目のファウルをコールされます。

ベンチに下げざるを得ない状況で、新号と変わります。

これがどのように影響するか。

香川はウッドベリーがオンファイア。

ゴール下での1on1で再び得点、4点差にします。

仙台はオフェンスのリズムが悪くなってしまい、スコアができない時間が続く中で、残り6分にティルマン、片岡と戻してきます。

香川も矢代に変えて、第3クオーターを引っ張った兒玉を戻します。

お互いに第3クオーターには点の取り合いになっていたのが一転、ディフェンス合戦の様相を呈してきました。

ここで残り5分を切ってオフィシャルタイムアウト、72-68で香川が4点リードです。

タイムアウト明け、仙台は頼れる6thマン、澤邊がバスケットカウントを獲得、ボーナスは決まりませんでしたが2点差にします。

香川はウッドベリーが好調を維持、ゴール下で得点を重ねて4点差に。

仙台は澤邊のペネトレイトに合わせてティルマンが得点。

2点差にしたところで、香川がタイムアウト、残り3分半で74-72、香川が2点リードです。

タイムアウト明け、香川は兒玉がジャンパーを沈めて4点差に。

仙台もティルマンのミドルで応戦、2点差。

残り2分半、香川ウッドベリーのスリーは落ちますが、コッツァーがオフェンスリバウンド。

この1本、大きいです。

時間をかけて攻める香川、最後のシュートは落ちますが、仙台に時間的なプレッシャーがじわじわかかってきます。

そして仙台は新号がもったいないターンオーバー。

仙台も、兒玉のペネトレイトを防ぎ、シュートミスを誘ってオフェンスに入ります。

これを澤邊がペネトレイトで得点、同点に追いつきます。

香川もすかさず、ウッドベリーが得点し、2点リードに戻します。

仙台はここで再びパスミスが発生。

残り1分弱、78-76で香川2点リード。

仙台はウッドベリーのドライブを新号がスティール&ファウルドローン。

チームファウルが5つを超え、フリースローを獲得しますが、1本目を失敗。

2本目成功で1点差。

残り約45秒、78-77で香川1点リード。

大事なこの局面、ウッドベリーがジャンパーを決めて3点リードに。

仙台タイムアウトをとります。

80-77で香川リード、残り40秒です。

仙台はサイドラインからのインバウンズで素早くミラーにつないで得点。

残り37秒で80-79、仙台はすぐにタイムアウトをとって戦術を整え直します。

香川はこの試合のリードスコアラー、ウッドベリーにボールを託し、その期待に応え、1on1からミドルジャンパーを沈めます。

再び3点差、残りは15秒。

仙台はタイムアウト取得、最後のオフェンスを確認しコートへ。

サイドラインからのインバウンズ。

まずは澤邊がボールを受け、外にいるティルマンに。

ティルマンのスリーをウッドベリーがしっかりとカバーし、一度澤邊に戻させます。

澤邊から新号に渡り、45°から放った新号のスリーは惜しくも外れる。

リバウンドはウッドベリーが抑え、残り4秒。

ここから仙台はファウルゲームに入ります。

タイムアウト明けの香川のインバウンズを澤邊がスティール。

香川の兒玉がすぐにファウルで止めて、ボーナススロー。

澤邊、このボーナスを1本目成功。

残り2.6秒で2点差。

決めてもう一度ファウルゲームはあまり現実的ではないので、おそらくわざと外してリバウンド勝負。

香川もそれを読んで、この試合まだ出場していなかった日本人ビッグマン、嶋田をリバウンド要因で投入。

わざと外したショットは選手たちの頭上で誰も確保せず、ティップを数回した後に澤邊に渡り、そのままシュートを放ちますが、これが外れて香川が逃げ切り勝利に成功です。

試合を振り返って

リードチェンジが多く、同点の時間も多かった接戦を香川が何とかものにしました。

仙台は、一時2桁リードを奪った時間もありましたが、そのリードを維持し続けることはできませんでした。

接戦を落としたのは悔しい1敗になったとは思いますが、仙台は以前のゲームでも見せていたプレイタイムのシェアでオンザコート1の時間も使いながら試合を進めていたのに対して、香川は両外国籍が40分のフル出場。

ともに外国籍登録が2名のチームのこの起用法が長い目で見て、どのような影響を及ぼすか注目していきたいと思います。

香川は、第3クオーターのオフェンスの流れが悪くなった時に兒玉の活躍が目を見張るものがありました。

アウトサイドが落ち始めた時に積極的にゴールにアタックしたのが、めぐりめぐって白戸のファウルトラブル、ウッドベリーの第4クオーターでのパフォーマンスに繋がったかと思います。

こぼれ話

本当は第7節に香川の試合を見ようとしていましたが、バスケットライブの見逃し期間終了により、この第8節に変わりましたが、おかげさまで良い試合見れました。

全節レポートはかないませんでしたが、まあ良しということでw

今日はこの辺で。ではまた。

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