最近、眠気が凄いです。
朝の仕事に寝坊しないか、いつも心配で目が冷めます。
どうも、好物は二度寝、ctarinerです。
本日は、
天皇杯2019-2020 2次ラウンド 5回戦 宇都宮ブレックス×信州ブレイブウォリアーズ
の試合を見た感想を書いていきたいと思います。
そもそも、天皇杯とは?
オールジャパンとも呼ばれるこの大会は、1月に行われる決勝戦を目指して各都道府県代表、高校、大学、プロなど、あらゆるカテゴリーのチームが栄冠を目指して争われる、いわゆる1発勝負のトーナメントとなる。
各競技団体から定められたチーム数が出場することができ、地方予選を勝ち抜くことでアマチュアのチームも参戦が可能。
Bリーグからは、B1チーム全てと、B2のトップ5が2次ラウンドから出場。
その前の1次ラウンドに出場しているB3のチームや、高校、大学などは都道府県代表として出場し、今回も2次ラウンドに進んできています。
詳細はこちらから。
ゲームハイライト
(ハイライトというよりもゲームのフルムービーしかありませんでしたのでこちらに載せておきます)
試合前情報
宇都宮の4回戦のレポートはこちらから。
対する信州のゲームレポートはこちらから。
スターター
<宇都宮>
#4ジェフ・ギブス
#6比江島 慎
#13渡邊 裕規
#18鵤 誠司
#22ライアン・ロシター
宇都宮はランドルフに代えて、ギブスを登録し、スターター起用。
<信州>
#8西山 達哉
#19大崎 裕太
#31三ツ井 利也
#50ウェイン・マーシャル
#55アンソニー・マクヘンリー
信州も前のGAMEから栗原から大崎へスターター変更。
どのような展開になるか、要チェックです。
ポイント1:宇都宮の圧倒的ホーム感
この2次ラウンドは全国各地に散って会場ごとに試合が行われています。
基本的には、演出なども含めて中立的な開催になっていますが、栃木会場においては当然、宇都宮ファンが詰めかけています。
今年の他の天皇杯の試合を見ても、ブースターがチームごとに挙げてはいましたが、これだけの歓声はありませんでした。
信州はこの環境での戦いをどのように乗り越えていくか、注目です。
試合開始!!
信州ボールでスタート。
マーシャルのスクリーンがオフェンスファウルの判定で宇都宮ボール。
対する宇都宮は鵤のジャンパーが落ちて信州ボール。
信州はゴール下でマーシャルがファウルドローン、フリースローを1本成功させて先制点。
次の宇都宮のオフェンスでは、ゴール下でマクヘンリーがファウル。
両インサイド、ファウルトラブルに陥ると苦しくなってしまうため、ここは我慢したいところ。
宇都宮は鵤がドライブからのレイアップでこちらも初得点。
続いてギブスもゴール下で得点し、4-1で宇都宮がまずはリード。
信州はスリーを連続で放ちますが、どちらも決まらず。
それでも、開始2分半で、信州は大崎がレイアップを決めて初フィールドゴール。
流れに乗りたいところですが、三ツ井がディフェンスで1つ、次のオフェンスで1つと連続でファウル。
3分弱で、信州はチームファウルが4つと決して好ましくはない試合の序盤。
宇都宮はオフェンスリバウンドを積極的に獲得、ギブスの2ndチャンスが決まったところで信州タイムアウト。
残り6分弱、6-3で宇都宮が3点リード。
タイムアウト明け、宇都宮はオールコートのゾーンを敷き、ハイプレッシャーではないものの、気持ちよく信州のエントリーをさせない作戦。
しかしそこは信州の頼れる男、マクヘンリーがミドルジャンパーを決めて得点。
ゴール下で信州、マーシャルが2つ目のファウルを取られたところで、選手交代。
信州は佐藤、宇都宮は喜多川を投入。
チームファウルが5つを超えているため、ギブスがフリースロー、2本沈めて8-5。
第1クオーター残り5分、信州のオンザコート1に合わせてか、ローテーション的にかは分かりませんが、宇都宮はギブスを下げて竹内を投入。
しばらく互いにスコアが生まれない展開でしたが、信州は西山がスリーをヒットさせて同点にしたところで、今度は宇都宮がタイムアウト。
残り3分半、8-8の同点です。
タイムアウト明け、両チーム選手交代あり。
宇都宮は山崎、信州は飯田を投入しています。
宇都宮はエントリーオフェンスで、喜多川がスリーを決めてリードを広げる。
信州は大崎が美しいフローターのバンクショットで応戦。
続いて信州はマクヘンリーがスリーを決めて逆転。
さらにターンオーバー誘発からの速攻で飯田がレイアップ、4点リードに広げます。
宇都宮もロシターが確実にレイアップを決めて2点差。
信州は残り1分を切って武井、渡邊を入れてきます。
信州は飯田がコーナースリーを決めて5点リードに成功。
最終、第1クオーターは18-13、信州が5点リードで終了です。
第2クオーター開始!!
このクオーターも両チームオンザコート1。
信州はマクヘンリー、宇都宮はギブスが入っています。
両チームとも最初のオフェンスは失敗。
宇都宮は開始1分で、選手交代、橋本、比江島と入れてきます。
ようやくファーストスコアが生まれたのはギブスのフリースローから。
2本決めて3点差に詰めます。
続いて竹内がアーリーポストからの得点で1点差。
信州も佐藤がエルボーからのジャンパーで3点差に引き離す。
2分半経過したところで、信州は井上を投入、さらにマーシャルを戻します。
佐藤、マクヘンリーとインサイドのペアをそのまま交代。
宇都宮は比江島のフローターが決まって再び1点差。
続いて橋本がコンタクトを受けながらもジャンパーを沈めて逆転に成功。
信州、ここで2回目のタイムアウトをとります。
残り6分半、21-20で宇都宮が1点リードです。
タイムアウト明け、第1クオーター同様、宇都宮はオールコートのゾーン。
ピックプレイに対してのトラップも見せて積極的にプレッシャーをかけています。
信州は飯田がコーナースリーを決めて再びリードを奪います。
ポイント2:信州、コーナースリーが多い
数を数えたわけではありませんが、トップからのドライブや、トランジションでコーナーに飛ばしてスリーを打つシーンが妙に多い気がします。
これはスカウティングから、そうしているのか、それとも信州がそういうスタイルなのか。
知っている人、いらっしゃったら教えてくださいw
宇都宮は比江島がミドルを決めてすぐに同点にすることに成功。
さらに宇都宮、渡邊がステップバックからのスリーを決めて連続得点、3点リードします。
残り5分を切って、信州は西山、マクヘンリーと戻してきます。
宇都宮もギブスを戻しスターターに戻ります。
早速そのマクヘンリーがドライブからレイアップを決めて2点差に縮める。
さらに西山がヘジテーションからレイアップを決めて同点に。
信州は外国籍2人にさらに佐藤を並べてビッグラインナップに。
信州は西山が徐々にギアアップ、プルアップからのスリーを決めて逆転。
しかし信州は、マーシャルがイリーガルスクリーンを取られてファウル3つ目。
交代を余儀なくされ、井上が入ります。
その井上がトランジションからのオフェンスリバウンドを確保、西山につないで迷わずスリーを打ち、これが決まる。
宇都宮、ここで2回目のタイムアウトをとります。
残り時間2分を切って33-27、信州が6点をリードしています。
タイムアウト明け、宇都宮はロシターにボールを託し、バックダウン。
カバーに現れた佐藤とのコンタクトでボールロスト。
信州はマクヘンリーがトランジションからレイアップを決めて8点差、ここまでのこの試合の最大リードをとります。
宇都宮はギブスのファウルドローンからのフリースロー1本で7点差。
さらに宇都宮、渡邊がタフなディフェンスからスティールに成功、そのままレイアップに持ち込み5点差。
信州は終了間際に佐藤のゴール下が決まって前半終了。
37-30、信州が7点をリードして、後半に入ります。
ポイント3:前半の主要なスタッツ
宇都宮はギブスが9点6リバウンド。
その他は満遍なく得点をしていますが、シュート確率が若干上がらない状態。
信州は西山が11点、マクヘンリーが9点6リバウンド。
シュート確率は宇都宮よりも高い状態ではありますが、全体的にファウルがちょっと多く、マーシャル3つ、佐藤2つ、三ツ井2つ。
後半に入って、どのようにゲームが動いていくか、注目です。
第3クオーター開始!!
注目のメンバー構成。
宇都宮は、スターターのまま。
信州はマーシャルと三ツ井から井上、佐藤というラインナップに。
ファウルトラブルを気にして、もしくは効果的だったラインナップを継続してなどいろいろ考えられます。
そんなこと気にしているうちに信州の後半のファーストショットは失敗。
宇都宮はロシターがゴール下で得点し先制します。
信州は西山が鋭いペネトレイトでレイアップを成功。
宇都宮はギブスがゴール下にアタック、佐藤のファウルを引き出すことに成功し、佐藤が3つ目。
フリースローを1本沈めて6点差。
信州は、ギブスとのポジション争いで佐藤が4つ目のファウルを取られてしまったことで交代。
マーシャル、そして一緒に三ツ井も入れてスターターに戻します。
得点は信州が以前リードしていますが、選手のローテーションが思い通りに行かなくなってくると信州苦しくなってくるかもしれません。
宇都宮は比江島がペネトレイトから得点し4点差。
じわじわ詰めてきています。
ここで信州は頼れる男、マクヘンリーのミドルジャンパーで得点、6点差。
信州は西山がファウルを取られて残り7分時点ですでにチームファウルが4つ。
宇都宮はロシターがオフェンスリバウンドからの得点で4点差。
宇都宮は鵤のコーナースリーが良いところで決まって1点差。
流れの悪い信州はタイムアウトを取得。
残り6分弱、41-40で信州が1点リード。
タイムアウト明け、信州のセットオフェンスはうまく決まらず。
対する宇都宮は渡邊がファウルドローンに成功。
フリースロー2本決めて逆転に成功。
残り5分。
マクヘンリーがトップから1on1を仕掛けますが、これは流れが悪くシュートはリングに嫌われます。
信州も前半のスコアリーダー、西山がコーナースリーを決めて再び逆転。
宇都宮は鵤がミドルを沈めて同点。
信州は続いて、ゴール下でマーシャルがファウルドローン。
このタイミングでギブスが3つ目のファウルを取られて、竹内と交代。
一緒に喜多川も入ってきます。
マーシャルがフリースローを2本決めて信州2点リード。
信州はここで前半プレイタイムを制限されてしまったマーシャルが奮闘。
ゴール下で身体を張ったプレイでファウルドローンに再び成功。
比江島が3つ目を取られて山崎と交代。
そしてフリースローも2本しっかり決めて4点差。
宇都宮はエンドラインからのインバウンズで喜多川が得点し2点差。
信州は次はマクヘンリーがファウルドローン。
フリースローで得点を繋ぎ、しっかり我慢の展開を作れています。
2本決まって再び4点差。
宇都宮は竹内がゴール下で得点、2点差。
信州は西山がファウルをして3つ目をコールされ、交代。
宇都宮はボーナススローをロシターが2本決めて、残り2分で再び同点。
信州はマーシャルがゴール下で得点して2点リード。
宇都宮は竹内のオフェンスリバウンドでセカンドチャンス、ギブスがファウルドローン。
フリースロー1本成功して1点差。
信州は良いオフェンスの崩しから飯田のオープンスリーを作れましたが、これが決まらず。
宇都宮も竹内がオフェンスリバウンドからのシュートを放ちますが、惜しくも決まらず。
第3クオーターは最終、51-50で信州1点をリードして第4クオーターに入ります。
ポイント4:宇都宮がギア上げてきた
第3クオーターのスタッツを見ると、軒並み宇都宮の各項目が信州を上回ってきました。
シュート確率、リバウンド数、そして得点は1点差まで詰めてきていよいよ第4クオーターでまくろうというところでしょうか。
第4クオーター開始!!
宇都宮ボールでスタート。ファーストオフェンスで喜多川が素晴らしいディフェンスの外しの動きからスリーをヒット。
いきなり逆転に成功です。
お互いにシュート確率が上がってこない中、竹内がオフェンスリバウンドからのバスケットカウントを獲得。
ここで大きな3点プレーが飛び出したか、と思ったらフリースロー外れます。
しかし比江島がオフェンスリバウンド確保。
このセカンドチャンス最終的に再び竹内に回ってきてマーシャルがファウルを犯してしまいます。
マーシャル4つ目、交代しますが、変わって入ってきた佐藤もファウル4つ。
ファウルトラブルが重くのしかかってきます。
竹内はフリースローを2本成功、宇都宮6点リード。
残り7分半、58-52。
信州は停滞していたオフェンスを西山がレイアップで得点し4点差にします。
宇都宮はこのクオーター、徹底してペイントエリアにボールを集めますが、信州が決死のディフェンスでなんとかノーファウルで守ります。
そのボールを西山につないでコーナースリー。
これが見事に決まって信州が1点差まで詰めてきました。
宇都宮は早めにタイムアウトを取得。
残り6分半、58-57で宇都宮1点リード。
タイムアウト明け、宇都宮のオフェンスは比江島がスリーをトップから放ち、しっかり決めてきます。
これで4点差。
信州はスリーが外れるものの、佐藤がルーズボールにダイブしてマイボールに。
しかしセカンドチャンスは決められず。
互いにゴールが決まらないポゼッションが続きますが、ここで仕事をしたのが再び比江島。
トップからのペネトレイト、ターンからのレイアップでバスケットカウント。
さらにこのファウルで佐藤が5つ目をコールされてファウルアウト。
信州はマーシャルが戻ってきます。
比江島はボーナススローも決めて7点差。
宇都宮は比江島が当たっているため、良いターゲットとなり引きつけてのオフェンスでボールが俄然スムーズに回っていっています。
信州はファイブアウト気味な配置からどうしても個人での1on1からの合わせばかりになってしまい脚が止まりがちです。
そんな中、宇都宮はもう一人、大事な場面で仕事をする男、渡邊がスリーを突き刺してついに10点差。
信州、2つ目のタイムアウトをとります。
おそらくこれが最後のタイムアウトだと思われますが、残りの時間は3分半。
67-57、宇都宮10点リード。
タイムアウト明け、宇都宮のディフェンスがよりプレッシャーをかけてきて、信州はなんとかボールを繋ぎながら、シュートまで持ち込むが決まらず。
信州はマクヘンリーがゴール下で得点に成功し8点差にします。
宇都宮もロシターがゴール下で得点、10点差。
信州も西山のレイアップで連続得点に成功。8点差。
試合時間は残り2分をきり、69-61で宇都宮8点リード。
ここで鵤のコーナースリーも決まって11点差。
信州最後のタイムアウトをとります。
残り1分半、72-61、宇都宮11点リードです。
タイムアウト明け、信州はデザインオフェンスで西山にスリーを打たせます。
これが決まりませんでしたが、オフェンスリバウンドを取り、最後はマーシャルがゴール下でファウルドローン。
このファウルで比江島がファウルアウトとなってしまいますが、第4クオーターの起爆剤として素晴らしい活躍でした。
信州はマーシャルがフリースローを2本決めて9点差。
その後トップからのダブルチームを仕掛けるオールコートのディフェンスを見せますが、ボールは奪えず時間が経過。
信州はマクヘンリーが2点を追加し、7点差。
残り40秒でファウルゲームに入ります。
宇都宮は渡邊が2本しっかり決めて9点差。
そのまま試合は流れていって最終、54-65、宇都宮がファイナルラウンドへの切符を手に入れました。
三遠を撃破し勢いに乗る信州に苦戦を強いられた宇都宮ですが、最終クォーターの勝負強さはさすがでした。安齋コーチ曰く、激戦区の戦いで培った経験が最終クォーターに生きたとのことでした!#天皇杯 #宇都宮ブレックス #信州ブレイブウォリアーズhttps://t.co/QAdAdUJba3
— バスケット・カウント (@basket_count) December 1, 2019
試合を振り返って
勝った宇都宮はギブスとロシターがそれぞれダブルダブル。
比江島13点、渡邊12点、鵤10点と最終的にはバランスの良い得点を見せています。
何よりも、後半から各選手がグッとギアを上げてシュートの確率を上げてきたところが見事でした。
ホームの声援も相まって、天皇杯というよりも、レギュラーシーズンのホーム戦のような感覚で見ていました。
負けてしまった信州ですが、西山が23点、マクヘンリーが15点10リバウンドのダブルダブル、マーシャルが11点という活躍でした。
ファウルトラブル、アウェイ感溢れる会場、そういった要素を含めて見ても、後半のしっかりフリースローを決めて粘っているところなど見ている限り、B2のチームのポテンシャルではないなと素直に感じました。
ポイント5:信州のポテンシャル
三遠戦も見て感じましたが、西山は十分B1でも力が発揮できそうな突破力とシュート力を持っています。
マクヘンリーは元々、トップリーグで活躍をしてきた実績のある選手ですし、それはマーシャルも同様かと思います。
B2からB1に上がっていくためには、戦力だけではなく経営やアリーナ問題など数々クリアしなければならないこともあります。
信州はまだB1ライセンス取得に至らず、最後の課題は売り上げとのこと。
詳細がHPに乗っていましたのでこちらでも紹介させて頂きます。
https://www.b-warriors.net/news/454203338/
ライセンスを勝ち取ることができたとしても、B2プレイオフ、入れ替え戦などなど、勝たなければいけない試合があることも事実です。
が、単純に、見ていて面白いチームなので、B1のチームとどんな試合をするのかを見て見たい!という気持ちがあるので、陰ながら、信州応援していきたいと思います。
こぼれ話
最近はIKEAでの作業にハマっております。
電源があったら本当は最高なんですが、そこはしっかりと充電して持ち込んで、パキッと短時間で効率よく作業ができるようにしていきたいと思います。
今日はこの辺で。ではまた。
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