最近の作業場はもっぱらマクドナルドでしたが、本日はミスタードーナツで作業中。
コーヒーおかわりできるのは嬉しいですね。
どうも、カフェイン中毒オトコ、ctrainerです。
本日は、
天皇杯2019-2020 準決勝 滋賀レイクスターズ×サンロッカーズ渋谷
の試合を見た感想を書いていきたいと思います。
そもそも、天皇杯とは?
オールジャパンとも呼ばれるこの大会は、1月に行われる決勝戦を目指して各都道府県代表、高校、大学、プロなど、あらゆるカテゴリーのチームが栄冠を目指して争われる、いわゆる1発勝負のトーナメントとなる。
各競技団体から定められたチーム数が出場することができ、地方予選を勝ち抜くことでアマチュアのチームも参戦が可能。
Bリーグからは、B1チーム全てと、B2のトップ5が2次ラウンドから出場。
その前の1次ラウンドに出場しているB3のチームや、高校、大学などは都道府県代表として出場し、今回も2次ラウンドに進んできています。
2次ラウンドを勝ち抜いたチーム8チームでのトーナメントの2試合目となります。
詳細はこちらから。
ゲームハイライト
https://basketball.mb.softbank.jp/videos/5771?utm_source=bleague&utm_medium=jba&utm_campaign=053
バスケットライブHP内でのハイライトとなります。
試合前情報
初の天皇杯ベスト4の舞台に立つ滋賀。
今季ここまで12勝16敗、これからさらにリーグでも順位を上げていきたいというところ。
2次ラウンドで琉球、準々決勝で三河を破っての出場となっています。
注目は、外国籍の登録、今季途中加入したジェフ・エアーズが登録から外れ、クレイグ・ブラッキンズとヘンリー・ウォーカーで臨みます。
対する渋谷。
リーグでは19勝9敗と好調を維持。
準々決勝は北海道を破り、チーム2回目の優勝を狙っているところです。
渋谷も外国籍登録はチャールズ・ジャクソンを外して、セバスチャン・サイズ、ライアン・ケリーの布陣。
このあたりの両チームのマッチアップ、ポイントです。
スターター
<滋賀>
#2斎藤 拓実
#11佐藤 卓磨
#12ヘンリー・ウォーカー
#32狩野 祐介
#33クレイグ・ブラッキンズ
<渋谷>
#1関野 剛平
#2セバスチャン・サイズ
#9ベンドラメ 礼生
#24広瀬 健太
#34ライアン・ケリー
ポイントその1:NBAドラフト48位指名
滋賀のウォーカーは、2008年にワシントン・ウィザーズに2巡目48位で指名され、直後にボストン・セルティックスにトレード。
この時の登録名は、ビル・ウォーカーでした。
その後、NBA下部組織のGリーグに在籍したり、ニューヨーク・ニックスやマイアミ・ヒートなど渡り歩いた苦労人です。
渋谷のケリーも、2013年に、こちらも奇しくも同じ指名順位、2巡目48位でロサンゼルス・レイカーズにドラフトされ、その後アトランタ・ホークスやスペインのチームなどを渡り、渋谷にきました。
このキャリアのスタートが同じ境遇だった2名がここでどのようにチームを引っ張るか、注目です。
試合開始!!
渋谷ボールでスタート。
ベンドラメがスクリーンをもらってすぐさまプルアップスリー。
ファーストシュートは外れます。
渋谷はもう一度オフェンス立て直し、ホーンズセットから最後はサイズのゴール下、しっかりと決めて先制点。
対する滋賀は斎藤からのアシストでウォーカーがミドルを沈める。
すぐさまお返ししたのが渋谷のベンドラメ。
鋭いドライブでレイアップを決めます。
滋賀も負けじと佐藤のペネトレイトからのキックアウト、狩野がコーナースリーをヒット。
渋谷はケリーがスリーを放ったところでウォーカーがファウル。
フリースロー3本のうち、2本を成功。
両チームとも、リズムの良い試合の入りを見せています。
約2分経過し、6-5で渋谷がリード。
イーブンな展開が続いていましたが、まずは一本、渋谷の広瀬が斎藤のドリブルを突っかけてターンオーバー誘発。
対する滋賀もサイズのアタックをノーファウルで守り切る。
次の渋谷のオフェンスでは渋谷は再びホーンズセットから今度はベンドラメ自らレイアップを沈めて得点。
今日のベンドラメ、キレが良さそうな感じあります。
滋賀の斎藤も関野を交わしミドルラインを突破、キックアウトからボールムーブし、最後はウォーカーがシュートを放ちますがこれは惜しくも外れる。
次のオフェンスでも斎藤がディフェンスを切り裂いて、パスアウト、最後はぶらっキンズがノーマークでスリーを放ち、これが決まる。
残り6分半、8-8の同点。
渋谷はサイズのローポストから展開、サイズに渡ってスリーをヒット。
すると滋賀は今度は狩野が2本目のスリーをヒット。
互いにギアの高いオフェンスを見せ合います。
残り5分半で両チーム選手交代、滋賀は狩俣、高橋を投入。
渋谷は山内、杉浦、石井を投入。
ポイント2:個人4連覇のかかる男の登場
今季、千葉ジェッツから移籍してきた渋谷の石井 講祐。
ジェッツでの天皇杯3連覇を経験し、その優勝までの道のりを知っている選手がチームにいるというのは、渋谷にとって大きなアドバンテージになるかと思います。
変わって入ってきた滋賀、狩俣のファーストスリーは外れる。
渋谷は山内がターンオーバー。
両チームともスターターが素晴らしいゲームの入りをしているため、2ndユニットの出来次第で試合の流れが変わってきそうな気配。
11-11の均衡を先に破ったのは渋谷。
石井のスティールから速攻、最後はサイズが決めて2点を追加。
さらに石井がドライブからレイアップ、さらにファウルももらってバスケットカウント。
この間に滋賀は佐藤を戻し、さらにシェーファーも投入。
ウォーカーが一度下がり、サイズとシェーファーがマッチアップします。
渋谷は杉浦とサイズのツーメンゲームでサイズのゴール下が決まり、ここで滋賀がタイムアウト。
残り3分弱で18-11、渋谷が7点リードです。
タイムアウト明け、5分過ぎから得点が止まっている滋賀に対して渋谷はオールコートのマンツーマンでプレッシャーかけます。
ハイプレッシャーではありませんが、気持ちよくオフェンスにエントリーをさせない意図が見えます。
最後は狩俣がスリーを放ちますが、これが決まらず渋谷ボール。
逆に渋谷はトランジションからケリーがスリーを放ち2本目を沈める。
さらにファウルがあって渋谷ボール。
10点差になったところで渋谷は野口を投入。
ブラッキンズとウォーカーを交代した滋賀はこのタイミングでゾーンディフェンスにチェンジします。
ここは一本ストップすることに成功。
しかし渋谷もターンオーバーを誘発。
滋賀はゾーンディフェンス継続です。
ポイント3:滋賀のゾーンディフェンス
オフェンスが終わってディフェンスに戻っているときに狩俣の動きを見ているとチームメイトに何かしらの指示。
それを受けて佐藤がトップのエリアにポジション取って、狩俣はコーナーにいきます。
通常、ガードの選手が上、フロントコート陣がゴールした側を守るのが一般的な配置になりますが、違う意図を感じます。
このポゼッションでは最終的にスイッチしながらウォーカーがトップに残ったので、マンツーとゾーンを織り交ぜたようなシステムになっているかもしれません。
要観察します。
残り1分半で渋谷は選手交代、休んでいたベンドラメと共に、渡辺、そして特別指定の盛實が入ってきます。
滋賀は高橋がミドルジャンパーを沈めて久々の得点。21-13。
そしてここではゾーンディフェンス(1-3-1、もしくは3-2がベースっぽい動きに見えます)で渋谷のオフェンスをストップ、そこからウォーカーのスリーにつないでこれが見事に決まり連続得点。
滋賀がじわじわ詰めてきました。
渋谷も第1クオーター最後のオフェンスでケリーのポストアップに野口が上手く合わせてダイブ、レイアップを決めます。
これが最後の得点となり、最終、23-16、渋谷が7点リードをして第2クオーターに突入します。
第2クオーター開始!!
滋賀ボールでスタート。
最初のオフェンスはウォーカーがゴールにアタックしますがここはファウル。
続いてブラッキンズがローポストからフックシュートをメイク。
第2クオーターの先制は滋賀。
すぐさま渋谷はサイズがミドルを沈めて2点を返す。
続いて滋賀はウォーカーが1on1。
渋谷はケリーがベンチにいて、サイズはブラッキンズとのマッチアップのため、野口が着きます。
ここは上手く守り渋谷ボール。
滋賀はディフェンスで第1クオーターの終わりに見せたゾーンっぽいチェンジングのディフェンスを継続しています。
残り8分半、渋谷はケリーを戻します。
そのケリーがオフェンスリバウンド確保からの冷静なアシストを通してサイズのバスケットカウントを演出。
さらにこのファウルでウォーカーがファウル2つ目。
ボーナススローは決まりませんでしたが、渋谷が9点リード。
ポイント4:斎藤にアクシデント
ゴール下で斎藤がディフェンスと交錯し、左膝周辺を負傷。
彼が第1クオーターに見せていたペネトレイトは効果的で、第2クオーターの頭もその兆候が見えていただけに離脱は痛いところ。
戻ってこれることを信じて、滋賀は離されるわけには行かない展開になってきます。
渋谷も第1クオーターのように小気味よくオフェンスが展開できているわけではない中で、ベンドラメがペネトレイトからのファウルドローン。
上手くつないで行っています。
リズムが生まれない滋賀は、前半最後のタイムアウトをここで取ります。
残り7分、27-18、渋谷が9点リードです。
タイムアウト明け、ベンドラメがフリースローを2本失敗しますが、オフェンスリバウンドを獲得。
サイズに渡ってゴール下を打ちますが、これは滋賀がしっかり守り切る。
滋賀は次のオフェンスでブラッキンズのポストアップ。
これをサイズがファウルで止めて次のオフェンス。
再びブラッキンズのポストアップ。
これに対してサイズ、連続でファウルを犯してしまい、個人2つ目。
ブラッキンズはフリースローを2本成功。
サイズは野口と交代します。
交代して入った野口が早速ミドルを決めて9点差に戻す。
滋賀は三度、ブラッキンズのポストアップをチョイス。
これが決まらず、渋谷はケリーがスリーを放ち、これが落ちますが、野口が飛び込みのオフェンスリバウンドでファウルドローン。
このタイミングで滋賀はウォーカー、ブラッキンズに加えて、シェーファーも投入しビッグラインナップ。
野口はフリースローを1本成功し10点差。
滋賀は4回連続でブラッキンズのポストアップを機転に攻めます。
今度のマッチアップはケリーですが、ここもなんとか止める。
渋谷は攻守の切り替えでターンオーバーを出してしまい、そこから高橋にスリーを決められます。
ここで渋谷がタイムアウト。
残り5分、30-23で渋谷が7点リード。
ポイント5:滋賀のゾーンディフェンス(ビッグマンバージョン)
タイムアウト明けのディフェンス、注目してみると、トップは先ほどまでと同様高橋。
狩俣が中途半端なところにいてビッグマン3人が1列にゴール下に並びます。
そこから渋谷の動きに合わせながらマンツーになったりダブルチームしたりスイッチングして守っています。
渋谷はこのディフェンスに対して山内がスリーを思い切りよく放ちヒット。
そして渋谷もここでゾーンディフェンスを披露します。
ポイント6:渋谷のゾーンディフェンス
こちらはシンプルな2-3の配置。
ディフェンスの付き方もエリアをケアしながら守っている感じなので、割とオーソドックスな物を採用しているように見受けます。
これを継続するか、また変えてくるか、要チェックです。
渋谷のゾーンに対しても、滋賀は引き続き機転はブラッキンズのローポスト。
なかなか、スコアが生まれなくて苦しんでいる滋賀に対して、渋谷は杉浦がミドルを決めて12点差。
ポイント7:両チームのベンチワークが活発
流れが引き寄せられない滋賀はここでベテランの伊藤を投入。
狩俣もコートに残し、ツーガードの並びにします。
タイミング的にはおそらくそうだと思いますが、そのラインナップに変えたのを見て渋谷がタイムアウト。
この辺の意図や両チームのスカウティングなどコート上に形としては見えづらい部分をどちらがしっかりと準備してくることができたかが試される場面でもあると思います。
タイムアウト明け、渋谷はディフェンスをマンツーマンに戻す。
滋賀は杉浦にマッチアップされているウォーカーがポストアップし1on1。
ローポストから得点し、10点差に詰めます。
渋谷は石井がゾーンの間をくぐり抜けてきてスリーを放ちこれが見事に決まります。
数分ぶりに得点ができた滋賀からすると、重い一撃になります。
滋賀は再びウォーカーがアタック、ファウルドローンに成功。
フリースローを2本獲得し1本成功。
渋谷は、残り2分で野口を下げてこの試合初出場のファイ・サンバを投入。
合わせて盛實も入ってきます。
試合時間は残り2分、38-26、12点渋谷がリード。
渋谷はショットクロックギリギリで放った石井のシュートのこぼれ球をケリーが拾って得点。
14点差。
滋賀も綺麗にボールを回して佐藤がゴール下で得点、12点差。
続いて渋谷はターンオーバー誘発から速攻、盛實のアシストでサンバが得点。
もう一度14点差。
最後は両チームとも得点が生まれずに最終、42-28、渋谷が14点リードで後半に入っていきます。
ポイント8:前半の気になるスタッツ
滋賀はウォーカーが8得点、ブラッキンズが7点7リバウンド。
渋谷はサイズ、ケリー共に10点5リバウンド。
個人の成績で突出した物はあまりなく、チームスタッツでも差が出ているのはリバウンド数くらい。
滋賀の16本に対して、渋谷は23本。
逆に言えば、この差が巡り巡って12点差まで影響を及ぼしているとも考えられます。
滋賀は特に斎藤が抜けてから、外国籍選手にボールを預けてからの展開が多くなっているため、ブラッキンズ、ウォーカーのパフォーマンスに大きく依存する形になっています。
これを周りの選手が上手く絡んでいき得点を伸ばすことができれば良いのかなと思いました。
第3クオーター開始!!
途中で負傷したかと思われましたが、滋賀は斎藤が戻ってきていて、両チームともスターターに戻っています。
渋谷ボールで再開した後半は、ベンドラメのペネトレイトをブラッキンズがブロックしてスタート。
再度渋谷ボール、今度はベンドラメのペネトレイトからサイズが合わせてファウルドローン。
フリースロー獲得し、サイズが2本決めて後半先制。
16点差を追う滋賀、斎藤も素晴らしいドライブからのキックアウトを見せて佐藤がスリーをヒット。
第1クオーターの頭のような両チーム素晴らしい後半の入りを見せます。
両PGがバチバチ、今度はベンドラメがドライブインからのレイアップを決めて15点差。
すぐさま滋賀は佐藤とブラッキンズの2メンゲームでミドルを決めて13点差。
渋谷はケリーがアタックしボールがこぼれますが、ここもオフェンスリバウンドは渋谷。
次のオフェンス、ケリーのパスを奪った滋賀はトランジションから狩野がスリーを放ちますが決まらず。
しかし形は良い感じ。
渋谷は再びベンドラメがペネトレイト、ファウルをもらいフリースロー獲得。
後半に入ってさらにギアを上げてきた感があります。
滋賀もスイッチでずれたところをウォーカーがゴール下にアタックしベンドラメのファウルを誘う。
フリースロー、1本成功して14点差。
渋谷はベンドラメのアタックからのキックアウトで関野がスリーをヒット。
滋賀も斎藤のドライブからのパスで佐藤がスリー。
このベンドラメと斎藤の見応えのあるやり合いが続きます。
残り7分弱で渋谷は杉浦、山内を投入。
シーズン同様、選手のローテーションを多くしてプレイのインテンシティを保つような運用をしてきています。
滋賀は佐藤が好調を維持、素晴らしいドライブからのリバースレイアップで12点差。
渋谷はサイズがゴール下で打ちますが、決まらず。
滋賀も斎藤がトランジションでレイアップを打ちますが決まらず。
このやりとりの中で狩野が3つ目のファウルをコールされ交代、高橋が入ります。
滋賀は前半に見せていたマンツーマンっぽいゾーンを継続。
第3クオーターの残り6分弱の時点では、前半よりも渋谷のインサイドに上手く対応できていましたが、ウォーカーも3つ目のファウルを取られたことで交代。
変って入ってきたシェーファーがこの流れを継続させられるか。
渋谷はこの動きに合わせてケリーを下げ、野口が入ってきます。
さらに石井がコートに貼ってくる渋谷。
残り5分半で滋賀は斎藤を下げて伊藤を投入。
石井がコート内を走り回ることでそれに釣られた滋賀ディフェンス、山内をノーマークにしてしまいスリーを決められます。
点差が再び17点差。
滋賀はボールムーブをローポスト経由でしっかりと回して、最終佐藤がスリーでファウルを獲得。
このフリースローを2本決めて佐藤は交代。
ここで滋賀は前半プレイしていなかった谷口を投入。
また違うパターンのローテーションをここで見せています。
渋谷は山内のドライブから杉浦が合わせてスリー、これが決まる。
点差が18点差。
踏ん張りたい滋賀、高橋のスリーが決まらず。
残り4分で渋谷名物メンバーチェンジ、ここで5人を全員変えます。
石井がフリースローを2本決めて20点差。
滋賀は谷口のスリーがブロックされ渋谷ボール。
サンバからのケリーへのハイロープレイで高橋がファウル。
滋賀はすでにチームファウルが4つを超えているため、ケリーがボーナススロー。
1本成功で21点差。
ジワジワと離されてしまっている滋賀は、ここで後半1回目のタイムアウト。
残り3分半で、62-41、21点渋谷がリード。
タイムアウト明け、渋谷はオールコートのゾーンプレス。
滋賀のオフェンスを少し遅らせることに成功。
伊藤のフローターが決まらず、速攻でベンドラメのレイアップが外れる。
ポイント9:サンバ、間違える
オフェンスリバウンドを抑えたサンバ、コーナーに待つ石井にパス。
と思いきや、タオルを持ってコートの外にいる石井。
そう、たまにあるベンチメンバーに間違えて出しちゃうやつ、やっちゃいました。
このタイミングで滋賀はウォーカーをコートに戻してきました。
滋賀は高橋のシェーファーのコンビプレイでシェーファーがレイアップ。
久々の得点で19点差。
渋谷はベンドラメのアシストでサンバがミドルを決め、21点差に戻す。
滋賀は谷口のコーナースリーのこぼれ球をシェーファーがティップイン。
連続得点で再び19点差。
残り1分半で64-45、滋賀はシェーファーに変えてこちらも初出場の荒尾が入ってきます。
ベンドラメがフリースローを1本決めて20点差。
滋賀は伊藤のプルアップジャンパーで18点差。
その後、最後にサイズがフリースローを2本沈め、谷口がゴール下を決めて第3クオーター終了、67-49で最終クオーターに入ります。
第4クオーター開始!!
滋賀は第3クオーターは出番のなかった狩俣、またこちらもこの試合初出場の中村を投入。
滋賀ボールで再開したこのクオーター、まずはウォーカーがペネトレイトを仕掛けてケリーからファウルを取ります。
フリースローを1本成功し17点差。
滋賀はオールコートで当たってきています。
何かプランとは違うことが起きたのか、滋賀は30秒経過時点で2つ目のタイムアウトを取得。
67-50、渋谷の17点リードです。
タイムアウト明け、滋賀のオフェンスは決まらず。
渋谷は山内がペネトレイトしファウル獲得。
フリースロー2本決まって19点差。
リードを広げている渋谷も決して油断することなく、オールコートで引き続きプレッシャーをかけてきています。
滋賀はウォーカーがジャンパーを決めて17点差。
滋賀はしばし下がっていたブラッキンズを戻して、そのタイミングで渋谷がタイムアウト。
残り8分半で69-52、渋谷が17点リードです。
タイムアウト明け、渋谷はローポストでサイズが1on1。
ブラッキンズが上手く守って滋賀ボール。
そしてブラッキンズがスリーをヒット、14点差。
渋谷はサイズにボールをつないでゴール下でファウルドローンに成功。
サイズが1本フリースローを成功させて15点差。
ここで滋賀はターンオーバー。
点差を詰めるために、もう一本何か流れが欲しいところですが、滋賀はチームファウルが5つに達しボーナススローに入ります。
渡辺が1本成功して16点差。
滋賀は狩俣が早いタイミングでペネトレイト、14点差。
渋谷はケリーがスリーをヒット、17点差。
残り7分で滋賀は斎藤を戻してきます。
しかしターンオーバーから渋谷が速攻、盛實がレイアップを決めて19点差。
また少しずつ点差が離れてきました。
滋賀はウォーカーが1on1、決められず、リバウンド争いで佐藤がファウル。
個人4つ目、さらにフリースローを与えてしまいます。
佐藤はベンチに下がって狩野と交代。
ボーナススローをもらったサイズ、1本成功で20点差。
滋賀はエンドラインからのインバウンズをターンオーバー。
選手、HC、ストレスが溜まっている様子が伺えます。
ここで渋谷は盛實がレイアップ、さらに滋賀はターンオーバー。
22点差になったところで滋賀は斎藤がジャンパーをメイク、20点差。
ウォーカーがファウルを獲得し、渋谷もチームファウルが5つを超えてボーナスに入ります。
2本沈めて18点差。
渋谷は杉浦がスリーを決めて21点差。
ポイント10:ポイントガード盛實
この得点が離れてきた数分でメインハンドラーが盛實に。
ベンドラメとはまた違い、視野の広さを見せつけます。
特に、エクストラパスを一個飛ばしてコーナーに投げたり、コートを横断するようなパスを見せたりと、また違うリズムを見せてくれてて、一つ見所となっています。
滋賀は残り4分半で斎藤を下げて、伊藤を投入。
盛實がゴール下に鋭いパスを出してサイズのゴールを演出、点差が23点差。
そして滋賀はもったいないターンオーバーを出してボールロスト。
滋賀は谷口、中村、シェーファーと入れてブラッキンズを下げてきたあたりですでにガベージタイムの様相。
勝負ありとなってしまったこの試合、盛實がバスケットカウントを獲得、ボーナスも決めて26点差。
そのまま試合は大きな見所もなく、最終、96-69、渋谷は決勝にコマを進めました。
天皇杯
試合終了
SR渋谷96-69滋賀
サンロッカーズWIN‼️‼️‼️
前半の勢いのまま、ディフェンスで流れを作る。レオのドライブ、サイズがミドルを決めリードを保つ。杉浦の3P、盛實がダメ押しのバスカンを決めるなどリードを広げて勝利‼️サンロッカーズ渋谷として初の決勝進出が決定🙌✨#結 #fightasone pic.twitter.com/7bGVrT2qaO— サンロッカーズ渋谷 (@we_r_sunrockers) January 11, 2020
試合を振り返って
渋谷の快勝となったこの試合、サイズが20点8リバウンド。
ケリーが14点7リバウンド、第4クオーターに得点を稼いだ盛實が13点といった活躍でした。
渋谷のゲーム運び、特に要所を締めたベンドラメのゲームコントロールは見事。
また個人的には石井がしっかりと仕事をしたなと感じた次第です。
田渡の欠場が続いてしまっている中、石井の復帰は天皇杯のタイトルに向けて心強い要素になるかと思います。
滋賀はスタッツ的にはブラッキンズが12点10リバウンドのダブルダブル。
ウォーカーが16点7リバウンド、佐藤が12点5アシスト。
斎藤の光る活躍もありましたが、何となくゲームプランとして14点差くらいまで詰めた時にもう一歩ギアが上げきれなかったことが追いつききれなかった要素かと感じました。
正直、ジェフ・エアーズが出ていれば…と感じる部分はありますが、滋賀としてはこの天皇杯ベスト4まで進んできたということを自信に変えてシーズン頑張って欲しいなと思いました。
こぼれ話
この後は決勝の川崎対渋谷を見ます。
その後、天皇杯を遡る形で見ていく予定です。
シーズンの試合を追いきれていませんが、情報だけはしっかりと集めて行こうと思います。
今日はこの辺で。ではまた。
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