NBA観戦レポートその35:プレイオフ2019 イースト・カンファレンスファイナル トロント・ラプターズ×ミルウォーキー・バックス GAME6

早朝ブログ投稿という新しいパターンでこの記事を書いています。

悪くないですね。

まだまだ成長過程の男、どうも、ctrainerです。

本日は、

トロント・ラプターズ×ミルウォーキー・バックス GAME6@トロント

の試合を見た感想を書いていきたいと思います。

ハイライトをご覧になる前・なった後に読んで頂けるとより楽しんで頂けるかと思いますので良かったらご覧になっていって下さい。

<GAME6レポート 目次>

ハイライト

試合前情報

GAME5の記事はこちらから。

2-2のタイでお互いホームで2勝ずつして迎えたGAME5。

先に王手をかけることができたラプターズですが、球団史上初のファイナル出場へのプレッシャーのかかるGAME6にどのようなパフォーマンスを見せるか。

また、もう負けられないバックスは、エースのヤニス・アテトクンボのパフォーマンスはもちろん、周りのサポートメンバーの活躍にも期待です。

比較的ラプターズはニック・ナースHCの戦略・戦術はそこまで大きな変更はなく、カワイ・レナードのクロージングまでをフレッド・ヴァンブリードが前の試合は繋いでくれた理想的な展開をできたGAME5のような流れを期待していることだと思います。

バックスは、マイク・ブーデンホルツァーHCはスタメンやローテーションを変えてきていたためこの試合ではどのように流れになるか注目です。

GAME6スタート!!

ラプターズはカイル・ラウリーのフローターから。

バックスはクリス・ミドルトンの3PTからスタートです。

バックスの方が序盤は3PTが好調で3/4の高確率で決めていきます。

またどちらもターンオーバーが多い展開になっているため、少し硬くなっている可能性があります。

早めにバックスがタイムアウトをとります。

タイムアウト明けは、バックスは早速ジョージ・ヒルを投入します。

続いてアーサン・イリヤソバも投入。

勝負のGAME6でもここまでは通常通りの選手起用を見せています。

ラプターズもこのシリーズ好調のノーマン・パウエルを投入し、ここからローテーションでのベンチワークも両チームの腕の見せ所になっていきます。

比較される部分としては、レナードが今までのシリーズよりは早めにベンチへ一度下がったこと、対するバックスはアテトクンボが一度はいつも通りのタイミングで下がりましたが、早々に戻ってきました。

2ndユニットのイリヤソバ、ジョージヒルが外からのシュートを高確率で沈め第1クオーターはバックスがリード。

31-18でバックスが13点リードで第2クオーターに入ります。

第2クオーター開始!!

第2クオーターの入りは両チームともディフェンスがしっかりと機能し始め、シュートは互いに単発になりペースは落ちます。

バックスはイリヤソバがテイクチャージ、高確率で3PTを決めるなど、ベテランらしい活躍を大切なゲームで見せています。

しかし、徐々にバックスオフェンスの失敗が目立ち始め、ラプターズのパスカル・シアカムが得点をつなぎ始めます。

残り4分を残してバックスはこのクオーターまだ8得点しかできず、9点差に詰められたところでタイムアウト。

まだ点差はあることにはありますが、アウェイゲームを戦うバックスからすると少し嫌な流れになってきているため踏ん張りたいところ。

第2クオーター3分半を残し、マルク・ガソルが3つ目のファウル。

GAME5では良い活躍を見せていましたが、この試合ではまだあまり存在感を見せれていません。

変わって入ってきたサージ・イバカも3つ目を吹かれて、ビッグマンにファウルトラブルが立て続けにおきます。

ラプターズはディフェンスでファウルが多くなってきていますが、フリースローをバックスは高確率で決めれずそれがじわじわと点差を詰める要因になってきています。

このクオーターに3本の3PTを決めているヴァンブリードが終盤の大事な場面で消えていき、最終50-44の6点差でバックスリードで前半終了。

後半戦スタート!!

後半最初のアクションはブーデンホルツァーHCのテクニカルファウルから。

引き続き両チームともディフェンスをしっかり行ってオフェンスの失敗の方が目立つ立ち上がりです。

ホームのラプターズは1本スリーが決まると大盛り上がり。

アウェイのバックスはリードを奪っている状態でも、少し流れが悪くなってきた時に一気に相手に追いつかれてはいけないので流れを切ろうとしてタイムアウトをとっている印象です。

残り8分、57-52でバックス5点リードでバックスタイムアウトです。

バックスはオフェンスが停滞する中このクオーターはアテトクンボが奮起。

ラプターズもシュートが入らず、オフェンスが停滞し残り5分弱で13点のリードを許してしまいます。

タイムアウト明けてラウリーが2本連続で3PTを沈めます。

良い流れが生まれかけますが、ここでガソルが4つ目のファウルコール。

ラプターズは苦しい局面が続きますが、欲しいところでレナードがバスケットカウントの獲得、2PTシュートと決めていきます。

3PTのファウルももぎ取り、フリースロー3本を得ます。

3本目を落としたところを自らオフェンスリバウンドをとりさらにフリースローを獲得するなどまさに獅子奮迅の活躍。

第3クオーター離されかけたのをなんとかラプターズが食らいついて行っている状況です。

76-71、バックス5点リードで最終クオーターに入っていきます。

第4クオーター開始!!

残り10分弱でイバカのダンクで同点に追いつきます。

開始早々7-2のランを見せて一気に追い上げムードが高まっていきます。

第3クオーターの終わりから数えると17-2のランということでスコア以上にバックスはプレッシャーを感じているかもしれません。

バックスのタイムアウト明け、アテトクンボのアイソレーションを止め、シアカムのフローターで逆転。

レナードがいない時間帯でチームとして最高の結果を生み出します。

そして満を持してレナード投入。

ヴァンブリードがここでも大切な3PTを決めて5点リードに引き離します。

トランジションからのレナードのダンクが飛び出したところでバックスは再度タイムアウト。

ここまでのプレイオフで見せてきていたラプターズらしい試合の締め方をこの大切な試合でもしっかりプラン通り実行していきます。

対するバックスはフリースローにしても、オフェンスの好調さを維持仕切れない中でディフェンスで流れを掴んでいたため、ここでも相手のギアを上げたオフェンスをしっかり止め切れるようにしていかないと点差が詰まっていかなくなります。

タイムアウト明けは、バックス維持のオフェンスを見せ、ブルック・ロペスのバスケットカウント、アテトクンボのレイアップなどで再度1点差まで詰め寄ります。

ここからロペスが連続得点、対するガソルも3PTを沈めるなどオフェンスのギアが一気に上がっていきます。

残り3分弱、ラプターズタイムアウト、92-90でラプターズリードです。

レナード、今日初めての3PTを決めて5点差。

ジョージヒルのリバウンドティップインで再び3点差。

レナードのダンクをアテトクンボがクリアブロックで止めたかと思いきや、シアカムがオフェンスリバウンドを拾って得点、5点差。

残り1分14秒、5点差、バックスボール。

ここでバックス痛恨のターンオーバー。

残り30秒を切って点差は5点差のまま、ロペスのダイブにガソルがファウルしてフリースロー。

2本しっかり決めて、3点差。

ラプターズボール。

ショットクロック間際にシアカムにゴール下でシュートして、オフェンスリバウンドを自分で確保することに成功。

時間が進んで残り8秒。

バックスファウルゲームに入ります。

ビデオリプレイが何度も入る展開の中、シアカムがファウルを受けます。

1本目、成功し、2本目を落とします。

ここでオフェンスリバウンドをレナードが確保。

ここで再度受けたファウルのフリースローはレナードきっちり2本決めます。

100-94。

ラプターズが球団創設初めてのファイナル進出を決めました。

シリーズを振り返って

バックスが2連勝した時にはやはりレギュラーシーズン最高勝率を上げたチームだなという強さを見せつけてくれました。

そこからの4連敗というのは、チームにとってもショックの大きい出来事だと思います。

しかし、ラプターズの個の強さには敵わなかったバックスのディフェンスはチームディフェンスとしての精度の高さをこの最終戦でも見せてくれました。

アテトクンボ対ラプターズディフェンスのシチュエーションで決めきれなかったこと。

逆に、レナード対バックスディフェンスのシチュエーションではスコアにつなげられていたこと。

このエースの差が生んだ勝利だったかと思います。

バックスの来シーズンは経験をより積んだ選手たちがプレイオフでのこの悔しさをシーズンそして次回のプレイオフでどのようにパフォーマンスとして発揮してくれるかが見ものです。

こぼれ話

残念ながらカンファレンスファイナルで敗退したバックスとアテトクンボ。

しかし、シーズンで残した成績、インパクトは大きく、アテトクンボはMVP、ブーデンホルツァーは最優秀HC賞に輝きます。

これからリーグを席巻するスーパースターの敗退ではありますが、リーグを代表する選手になることで周りのチームからの対策、プレッシャーを跳ね返すことができるかどうか。

レジェンドになり得る素晴らしいプレイヤーの活躍に期待です。

来年も間違いなく優勝候補に上げられるバックスにも注目していきましょう。

今日はこの辺で。ではまた。

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