Bリーグ観戦レポートその11:B1第1節 GAME1 北海道×横浜

B1やNBAの日本人選手出場試合は実況がありますよね。

実況あると、試合の進行などが良く分かって良いなーと思います。

でも、会場音声が良く聞こえる実況なしもわりと好きです。

どうも、バスケ観戦力が上がってきた男、ctrainerです。

本日は、

B1第1節 GAME1 レバンガ北海道×横浜ビー・コルセアーズ

の試合を見た感想を書いていきたいと思います。

試合前情報

ホームの北海道、今シーズンのもっとも大きなトピックの一つとして、折茂武彦の今シーズンでの現役引退があるかと思います。

49歳、社長業も兼任し、北海道のチームの存続の危機に立ち上がったこの男の最後のシーズンを北海道がどのように送ることができるのか。

昨シーズンは10勝50敗で東地区6位に沈んでしまったチームに名古屋ドルフィンズで活躍していたカミングス、そして元日本代表選手、橋本竜馬を琉球から獲得。

その他新加入選手が上手くチームにフィットするかどうかも楽しみなところです。

対するアウェイの横浜。

こちらも昨シーズン14勝46敗と中地区6位。

エースの川村卓也が移籍し、その他選手の入れ替えという部分では北海道よりも多く、HCトーマス・ウィスマンの手腕が問われるシーズンになるかと思います。

毎年、入れ替え戦に進むも、大一番の試合に勝利して残留し続けてきた勝負強さを、開幕戦でも出せるかどうか。

スターター

<北海道>

#0橋本 竜馬

#2マーキース・カミングス

#6ファイ・パプ月瑠

#15マーク・トラソリーニ

#32松島 良豪

<横浜>

#2橋本 尚明

#7レジナルド・ベクトン

#10アキ・チェンバース

#14ジョルジー・ゴロマン

#21田渡 凌

試合開始!!

横浜ボールでスタート。

ベクトンのローポストのアタックはトラベリングをコールされます。

北海道はトラソリーニのフェイダウェイで得点。

横浜は再びベクトンのゴール下。

今度は得点に繋げます。

対する北海道、トラソリーニが連続でスリーを沈める。

横浜のゴロマンがフリースローを獲得しますが、2本落とす。

横浜は次のポゼッションをターンオーバー誘発させてトランジション空ゴロマンのダンク。

北海道はローポストに集めているボールを#0橋本がトラップに仕掛けたところ見事スティール。

得点につながりませんでしたが、良いディフェンスの形が出ています。

北海道カミングスの得点、横浜ベクトンの得点とお互いに決めます。

横浜は新加入、千葉から移籍してきたアキチェンバースがトランジションで得点。

北海道はトラソリーニが再び得点。

続いて松島がドリブルスティールから速攻、11-8と北海道がリードを広げます。

残り5分を切って両チームともディフェンスからの展開を意識していること、そして外国籍選手の活躍が目立つ展開です。

ここで選手交代、横浜は田渡から、こちらも三河から新加入、生原が入ります。

横浜#2橋本が2つ目のファウルをコールされます。

横浜はゴロマンがスリーを打ち、ファウルをもらってカウントワンスロー。

北海道は田嶋、市岡ショーンが交代で入ってきます。

横浜は帰化選手のエドワード・モリス、牧が入ります。

横浜はゴロマンも二つ目のファウルをコールされ、交代します。

生原がディフェンス・オフェンスファウルと2つ立て続けに取られ、交代。

横浜はファウルトラブルに苦しみおそらく通常想定していたローテーションができてない苦しいシチュエーション。

第1クオーターは徐々に北海道ペース。

激しいディフェンスからのトランジションがリズムを作り、最終21-14で北海道が7点リードです。

点差以上にファウルの差がこのあと響かないように横浜は注意していかなければなりません。

第2クオーター開始!!

北海道、交代して入った元日本代表、桜井からのアシストで田嶋がコーナースリーを決めてこのクオータースタート。

そして、ディフェンスはオールコートのマンツーマンでプレッシャーかけます。

横浜はベクトンのエルボージャンパーが決まって得点。

北海道、桜井のミドルで得点。

北海道は相変わらずディフェンスからのターンオーバー誘発などでこのクオーターの出だしも流れを引き寄せます。

横浜は点差を詰めていくためにも、どこか突破口を見出したいところ。

26-16の10点差で北海道リード、残り8分です。

田嶋がトップからのドライブで得点。

ディフェンスでも市岡のブロックショットなど良い動気を見せています。

桜井がオフェンスチャージを引き出し、生原が早くも3つ目のファウルを取られます。

横浜はゴロマンのロングツーで、単発ではありますが得点をつなぐ。

北海道は田嶋がキレキレ。

再び切り込んで得点を重ねます。

残り5分弱でオフィシャルタイムアウト、32-24で北海道8点リード。

ここで大切なポイント!!その1

ここまで横浜のオフェンスを引っ張っているジョルジー・ゴルマン。

アメリカの名門、UCLAという大学出身で、ドラフトされなかったようですがレイカーズのサマーリーグ、ニックスの下部組織チームでGリーグに出場などといった経験があるようです。

シュートが上手く、良い選手だなと感じました。

タイムアウト明け、トラソリーニのダンクで突き放す北海道。

横浜は引き続きゴロマンがアタック、フリースローを獲得し得点。

橋本のスティールからトラソリーニの速攻が出たところで、横浜タイムアウト。

38-25、北海道がリードを広げて横浜タイムアウト、残り2分半です。

タイムアウト明けも橋本のスティールからカミングスのダンクで点差を開く。

第2クオーター終盤にもトラソリーニがスリーを沈め、このクオーターだけで20点を稼ぎます。

クオーター終了間際にベクトンの得点が入り43-29で北海道14点リードで前半を折り返します。

第3クオーター開始!!

両チームともスターターに戻して望む後半戦。

横浜、ゴロマンのローポストからの得点で開始。

北海道はパプのローポストで得点。

続けて横浜ベクトン、#2橋本が連続で得点。

このクオーターはまだ流れがイーブンなように見えるため、どちらが主導権を握るか。

北海道カミングスがスリー、トラソリーニで得点。

続いてトラソリーニが再びスリー、ターンオーバーから#0橋本のレイアップで20点離れます。

横浜、タイムアウトをとります。

残り6分弱、55-35。

横浜タイムアウト明け、2-3もしくはマッチアップ気味のゾーンを見せます。

北海道は若干オフェンスが停滞し始め、横浜にディフェンスからのトランジションでの得点が決まります。

得点したのは、ベテラン竹田、現在41歳のこの場面でのプレイで流れを引き寄せようとします。

北海道は早めにタイムアウト、残り3分半で56-39で北海道17点リード。

タイムアウト明けはこの試合好調のトラソリーニ、ゴロマンが互いに得点。

橋本のファウルで個人3つ目、田嶋と交代します。

その田嶋、しっかりノーマークのスリーを沈めます。

横浜はオフェンスをしっかりとつないでいきながら、ディフェンスからの流れを引き寄せ、最終61-51で終了。

横浜が10点差まで追い上げて、最終クオーターに入ります。

第4クオーター開始!!

横浜は効果的だったゾーンを継続。

最初のスコアはトラソリーニ。

24秒ギリギリで得点します。

横浜も良いボールムーブからアキチェンバースの得点。

続けて生原がシュートファウルを引き出し、フリースローを1本沈めてついに1桁差に。

田渡のシュートも決まって7点差に。

ゴロマンがベンチにいる間に横浜は点差を縮めることに成功、モリスの合わせのレイアップが決まって5点差になったところで、北海道タイムアウト。

残り7分、63-58で5点差。

タイムアウトあけ、北海道のオフェンスは失敗、そして#0橋本が4つ目のファウルをコールされます。

残り6分で横浜はゴロマンを戻します。

市岡も気がつけば4つ目の個人ファウルで、パプと交代させます。

ベクトンはファウルでもらったフリースローを1本成功。

残り5分半で4点差です。

ベクトンのドライブをパプがテイクチャージ。

身体を張ったディフェンスでポゼッションを奪ったところでオフィシャルタイムアウト。

タイムアウト明け両チームともよりディフェンスが厳しくなりスコアが伸びません。

そんな中、ベクトンがフリースローを獲得。

1本目、外れる。

2本目外れる。

点差はそのまま。

横浜のトランジションになりますが、北海道も維持のディフェンスでターンオーバーを誘発。

北海道、このポゼッションで久しぶりに得点、決めたのはトラソリーニ。

やられたゴロマン、返しのオフェンスでバスケットカウントをもぎ取ります。

しかし、ボーナススローを落とし、2得点を重ねるに止まる。

続いてのオフェンスでベクトンがオフェンスリバウンドからの得点で2点差に詰めます。

65-63、残り2分です。

そしてベクトンと田渡のピック&ロールからベクトンのダンクで同点に追いつく。

北海道もカミングスが1on1で得点をし維持を見せます。

続いてカミングスのアタックにトラソリーニがティップイン。

横浜、タイムアウトとります。

残り1分。69-65。

横浜はアキチェンバースのスリーが落ちて北海道ボール。

北海道は時間を使ってのオフェンス。

これをアキがスティール。

そこからゴール下まで持って行ってカウント。

残り27秒で2点差。

再びボールキープする北海道。

残り11秒。

田嶋がキープしていたボールに対して、ベクトンのファウルのジャッジはアンスポーツマンライクファウル。

このフリースローを田嶋は1本落としてしまいます。

横浜はこのタイミングで特別指定のホール・百音アレックス、竹田、秋山を入れてファウルゲームの準備。

フリースローが1本決まって、70-67、北海道ボール。

ファウルを受けた橋本、フリースローを2本決め72-67。

横浜は最後にタイムアウトを取得。

タイムアウト明け、横浜の洗濯はゴロマンのスリー。

これが外れて万事休す。

最終、72-67で北海道が開幕戦勝利を飾りました。

試合を振り返って

北海道の20点差をつけるまでの展開は素晴らしいものがありました。

横浜はゾーンを敷いてそれが効いてからの追い上げは素晴らしいものでした。

しかし、最後に勝利に繋げられたのは北海道の選手たちの維持があったのかと思われます。

次節、間違いなく横浜はゾーンディフェンスを使ってくることと思われますので、それに対して北海道がどう対抗するのか、注目です。

この試合で33得点を稼いだトラソリーニ、1on1の得意なカミングス、効率的にベンチから得点を重ねた田嶋など、北海道オフェンスへの横浜の対応もゾーンディフェンスだけでなく、試合を通じて注目したいと思います。

ここで大切なポイント!!その2

レバンガ北海道はこの開幕戦勝利が創部以来初の出来事で、実に13年目にして初。

これまでのシーズンと違うということを北海道ブースターにしっかり見せることができたのではないかと思います。

こういったスタートがシーズンを通じてどんな結果に繋がるのか、シーズンを通して見ていきたいと思います。

こぼれ話

この試合を見ようと思ったきっかけの一つ、ダブドリ。

そして二つめは、ポッドキャストのExtra pass。

こういった事前情報知った上で試合見るとやはり楽しいものですね。

引き続き両メディアチェックしていきたいと思います。

今日はこの辺で。ではまた。

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