NBA観戦レポートその15:プレイオフ2019 ウェスト・セミファイナル トロント・ラプターズ×フィラデルフィア・76ers GAME6

本日、トロント・ラプターズがフランチャイズ創設初めてのNBAファイナル進出を決定しました。

もう、その視点を外して見ることはできないので、もうもはやネタバレ覚悟で書いていきたいと思います。

ネタバレ大好き男、どうも、ctrainerです。

本日は、

トロント・ラプターズ×フィラデルフィア・76ers GAME6@フィラデルフィア

の試合を見た感想を書いていきたいと思います。

ハイライトをご覧になる前・なった後に読んで頂けるとより楽しんで頂けるかと思いますので良かったらご覧になっていって下さい。

<GAME6レポート 目次>

このゲームのハイライト映像

試合前情報

GAME5の記事はこちらから。

前回のGAME5はラプターズの圧倒的勝利。

そして、76ersの大黒柱、ジョエル・エンビードが上気道感染症にかかり、2日間ほど寝込んでいたということを自分が自らメディアに話したことが物議を醸しているそうです。

まあ、エンビードらしいといえばそうですがw

76ersは負けたらシーズン終了のゲーム。

そして、このシリーズの結果を知った上では、この試合の結果も知ってしまっていますが、その目線で試合の感想を書いていこうかと思います。

GAME6スタート!!

スターターは両チーム今までと変わらず。

76ersはトバイアス・ハリスのドライブダンクからスタート。

対するラプターズはカイル・ラウリーの3Pからスタート。

そこから76ersの、このシリーズチームを引っ張っている男、ジミー・バトラーが3本連続でFGをメイク。

そしてまたハリスが3PT2本目を決めたところでラプターズタイムアウト。

エンビードが本来の活躍がここまであまりできていないチームにとってこの二人の活躍は必要不可欠。

タイムアウト明けは、ラプターズは今シーズンのMIP候補、パスカル・シアカムが2本連続で決めて、3点差。

76ersは開始5分でエンビードを下げる。

直後、もう一人のオールスター、ベン・シモンズが2つ目のファウルを犯す。

このシリーズなかなか活躍ができていないシモンズ。

ラプターズのエース、カワイ・レナードとのマッチアップなので、当然負担はかかっていると思いますが、本来期待されているパフォーマンスそしてチームの勝利に貢献はできていません。

ここで2ファウルのシモンズから、バトラーにマッチアップが変わった途端、レナードが点を取り出します。

前回のゲームでは、得点は他の周りの選手が好調だったため、控えめでしたが大切なところではしっかりレナードが仕事をします。

そのレナードのFTでラプターズが逆転。

76ersのスコアが止まっています。

リズムが取れていない中でエンビードを戻します。

その後、ベンチから出てきたマイク・スコットの3PT、シモンズのノールックパスからイージースコア、ハリスがまた3PTをメイクし、8点のリードを奪い返します。

今日はシモンズが1クオーターですでに8得点。

今までのゲームよりも良い入りを見せています。

29-21で76ersリードで1クオーター終了。

第2クオーター開始!!

第2クオーターは、前の試合で1本しか3PTを決められなかったJJ・レディックの3PTからスタート。

エンビードも直後に3PTをメイクし、この試合初得点。

ホームコートで76ersらしいノリノリの勢いあるゲームを展開しています。

9-2のランを開始早々見せて、15点差をつけます。

ポイントその1

タイムアウト中にちらっと映った76ersのアシスタントコーチ、モンティ・ウイリアムズ

来シーズンのフェニックス・サンズのヘッドコーチとしてのオファーが届いているとメディアからニュースが出ているそうです。

プレイオフ中にそういったニュースが出るのもNBAらしいビジネス感があるなと思います。

モンティ・ウイリアムズについては、選手として確かマジックや76ersにいたのを記憶しています。

そこから、すぐに引退したあとにポートランド・トレイルブレイザーズでアシスタントを経験してから、シャーロット・ホーネッツのヘッドコーチ就任。

この時のホーネッツはクリス・ポールの第1期全盛期という感じで、よく覚えています。

長くNBAを見ているとプレイヤーとしてのキャリアからコーチ職として活躍する人も出てくるのでこれも一つの楽しみであります。

と、そんな文章を書いているうちにジワジワとラプターズが点差を詰めています。

1桁差で76ersタイムアウトを取り、流れを切りにかかります。

その後はシーソーゲームの展開。

シモンズのアリウープもあれば、ラプターズ、ダニー・グリーンの3PTも飛び出しています。

両チームとも激しいルーズボールダイブもあって勝利への執念を伺える熱いゲームになっています。

終盤はバトラーがものすごい活躍。

バスケットカウントをもぎ取ったり、残り数秒でスティールからのレイアップを決めて第2クオーターを締めます。

58-43で76ersが13点差リードで前半終了。

76ersはシモンズ、バトラーがそれぞれ役割分担しながらチームを引っ張り、エンビードの不調をカバー。

チーム全体の勢い、ホームコートアドバンテージも相まって今のところ良い流れを維持しています。

ラプターズも小さなランを途中で見せていて点差以上のゲーム内容をしているように感じます。

後半この流れがどのように移り変わっていくのか注目です。

後半戦スタート!!

お互いにスコアをペース良くしていきます。

76ersはシモンズ、エンビード。ラプターズはレナード、シアカムで攻めます。

ポイントその2

この先のシリーズの試合をすでに何本か見ているので気付けたことですが、ラプターズはここまでの試合をレナードやシアカムが引っ張っている状態です。

この先の試合でラウリー、マルク・ガソルサージ・イバカなどベンチメンバー含めて、やはりチーム全体での活躍が出始めていったことでラプターズの快進撃が起こったのではないかと思います。

気が早いですが、ファイナル、楽しみですw

第3クオーターは、76ersも悪いわけではないですが、勢いが徐々に沈静化していき、逆にラプターズが欲しいシュートをきっちり決めていき半分過ぎて8点差まで詰め寄ります。

しかし、76ersも絶対負けられない試合、ベンチにいたシモンズをすぐに戻し、そのシモンズがえげつないプットバックダンク。

エンビードのバスケットカウントも出て、もう一回突き放しにかかります。

エンビードのレナードをブロックしたボールをシモンズがワンマン速攻、シモンズの再三のアタックからメイクなど再度流れをつかみ20点差をついにつける。

87-67。第4クオーターへ。

第4クオーター開始!!

点差があるため、どうしてもラプターズは3PTに頼ってしまい、確率はそこまで良くなく詰め寄りきれない。

点差が縮まらないためガベージタイムに入ってもおかしくはないですが、どちらもメンバーを落としません。

次戦を踏まえての動きかと思われます。

残り3分で両チームとも2nd、3rdユニットを出してきてそのまま試合終了。

GAME7に向けて

結果は知っていますがw

76ersはこのゲーム内容をアウェイに持ち込めるかどうか、今日のような

ベン・シモンズのアタックを有効的に行えるかどうか

が重要になりそうです。

エンビード、バトラーの活躍もそうですが、より注目しようと思います。

ラプターズは最後のクラッチタイムまでどんな試合でどのように

くらいついたのか、引き離せなかったのか

その視点で見てみようと思います。

のちのカンファレンスファイナルでのゲームにも影響を及ぼす要素だと思うので純粋に楽しむというよりは次のシリーズに向けての勉強のつもりで試合をみようと思います。

こぼれ話

残念ながら、これが76ersの最後の勝利試合となってしまうわけですが、解説の中原さんが途中でも言っていましたように76ersのノリノリの状態の試合は単純に面白いです。

特にシモンズ、エンビードあたりの若い選手のクリエイティブな動き、バトラーの渋いジャンパー、ハリス、レディックが連続でアウトサイドを固め打ちするなど勢いに乗った時のエンターテイメント性の高さを知りました。

ちょっとファンになりそうですw

来シーズンがどんなロスターになり、オフシーズンどのようにチーム作りをしていくかにも注目していきたいです。

今日はこの辺で。ではまた。

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