NBA観戦レポートその17:プレイオフ2019 ウェスト・セミファイナル デンバー・ナゲッツ×ポートランド・トレイルブレイザーズ GAME6

本日は1日家に引きこもれる作業日となっております。

取り急ぎ、ブログについてはもっとアップデートしたいことや、改善した方が良さそうなことは多かれ、少なかれあるんですがとにかく継続することが自分の課題なのでしっかり続けていこうと思います。

継続力の伸び代だらけの男、どうも、ctrainerです。

本日は、

デンバー・ナゲッツ×ポートランド・トレイルブレイザーズ GAME6@ポートランド

の試合を見た感想を書いていきたいと思います。

ハイライトをご覧になる前・なった後に読んで頂けるとより楽しんで頂けるかと思いますので良かったらご覧になっていって下さい。

<GAME6レポート 目次>

このゲームのハイライト映像

試合前情報

GAME5の記事はこちらから。

一つ前の記事でも書きましたが、もうリアルタイムではNBAファイナルが始まろうとしているので、もうネタバレ全開で記事を書いていくつもりです。

その視点でみると、どちらももう最後まで残らないというのはわかっている状態なので、GAME7に向けての見方と、来シーズンにどうなっていくかも踏まえながら書いていこうと思います。

GAME6スタート!!

両チームともこのシリーズスターターの変更はなし。

ホームのブレイザーズがモリス・ハークレスのダンクからスタート。

ナゲッツは、ニコラ・ヨキッチを中心にボールを展開し、各選手が気持ちよくシュートを打つナゲッツらしい展開。

ブレイザーズは両エース、デイミアン・リラード、CJ・マッカラムのシュートが決まらない。

16-7、第1クオーター半分過ぎたとこでブレイザーズタイムアウト。

タイムアウト明けにリラードらしいステップバック3PTをメイク。

その後にマッカラムも決めているのでエンジンがかかっていきそうな気配。

得点についてはナゲッツ好調を維持し、残り3分残して10点リード。

ブレイザーズはロドニー・フッドザック・コリンズとベンチメンバーを出してくる。

このシリーズで名を上げたフッドがポストからの得点。

その後も連続得点、3PTもありベンチから7得点をして援護射撃。

ブレイザーズはディフェンスでのファウルが多く、早くもボーナスを与えてしまいます。

34-26でナゲッツリードで第1クオーター終了。

ブレイザーズはシュート率はそこまで悪くないのでGAME5よりはよくついていっている状況。

どちらもディフェンスでのエナジー、プランをどのように作っていくかがポイントになりそうです。

第2クオーター開始!!

第2クオーターのはじめにまたフッドのバスケットカウント。

ナゲッツのガード陣に対して執拗にポストアップを仕掛けています。

対するナゲッツもGAME5と同様、ポール・ミルサップのポストアップを積極的に行っています。

どちらもインサイドのオフェンス、ディフェンスをこの時間は意識的に行っています。

ブレイザーズはここで、コリンズがブロックからの得点などからめて1点差に追いついたところでナゲッツタイムアウト。

タイムアウト明けてからどちらもオフェンスのリズムがよくなってきてシュートの決めあいになってきます。

第2クオーター残り5分、リラードの3PTでブレイザーズがリードを奪う。

ブレイザーズをオフェンスの分散が上手くいっていて、リラード、マッカラム、フッドが2桁得点し、つなぎのインサイドをエネス・カンターやコリンズが担っています。

ナゲッツも大事なポイントをヨキッチ、ミルサップが取りますが、最終的には追いつけず、58-54でブレイザーズのリードに変わって前半終了。

第2クオーターは32-20でリズムに乗った良いゲーム展開ができています。

前の試合と明らかに違うのは、フッドのオフェンス頻度。

ここが得点を取り続けてくれたことで、バックコートの2人も気持ちよく仕事をできている印象です。

対するナゲッツは、少しシュートが入らない展開の時にインサイドに機転を作っていてバックコート陣がまだまだゲームリズムに追いつけていないか?という印象。

後半戦の展開に期待です。

後半戦スタート!!

後半の始まりはナゲッツ、ギャリー・ハリスのドライブダンクからスタート。

続けてトランジションからのスリーを沈めて逆転。

その後すぐにリラードが3PTを決めて再度逆転。

リラードのプレイ内容がここ数試合の中でギアが上がってきている印象です。

第3クオーター半分のところでリードチェンジを繰り返しながら、競ったゲームになります。

ずっとスターター同士を出場させていた両チーム。この後のベンチワークが注目される中、まずはナゲッツがトーリー・クレッグのファウルトラブルに合わせてウィル・バートンを出してきます。

3PTの応酬で会場は一気に盛り上がっていきます。

残り4分でブレイザーズも2ndユニットが入ってきます。

そしてリラードのアウトサイドがこの試合は好調。

ディープスリーを難しいタイミングでどんどん沈めます。

第3クオーター残り3分ヨキッチが4ファウル目でベンチに下がる。

そのタイミングでブレイザーズがこの試合の最大リード8点差をとる。

踏ん張りどころのナゲッツ。

なんとか1桁差で第3クオーターを終えます。

第4クオーター開始!!

勝負の第4クオーター。

ラインナップは、どちらも2ndユニット中心のメンバー。

リラード、ヨキッチは休んでいますが、ナゲッツはミルサップ、ブレイザーズはマッカラムが引っ張ります。

しかしこの試合、2ndユニットの中ではフッドのが爆発。

トランジションからの3PTを沈めたところでナゲッツタイムアウト。

この時点でリラード、マッカラム、フッドが全員20得点以上とバランスの良さを見せます。

9点差を追いかけるナゲッツはタイムアウト明け、ヨキッチを戻してきて流れをなんとか引き寄せようとします。

フッドのアタックにナゲッツのクレッグがファウル5つ目。

そして10点差。

ここで出てくるブレイザーズのセス・カリー

13点差、最大リードが開き、再度、ナゲッツタイムアウト。

ナゲッツ苦しい展開。

この試合では、ジャマール・マレー、ハリスと決して悪くない活躍をしてはいますが、チームに勢いを与えるショットメイクができていないため流れが引き寄せられず我慢の時間帯が長くなってしまっています。

残り6分、バートンとカリーがヒートアップし、もみ合いに。

今年のプレイオフはそこまで大きな乱闘騒ぎなどはないですが、これは一つのプレイオフの見所の一つでもあります。

ポイントその1

NBAのレフェリーは背番号付きで名前も公表されている中での試合のレフェリングをしています。

ベテランだったり、このレフェリーはコールが軽い、テクニカルをすぐ吹くなどそういった情報も選手、チームには大切なポイントになります。

過去に、ブレイザーズには、ラシード・ウォーレスというテクニカルを歴代で1番吹かれている選手がいて、その選手の衝撃的なテクニカルコールをご覧くださいw

試合の方は11得点差で残り3分弱。

点差を詰めれるようなきっかけを作りきれないナゲッツは、なんとか残り1分半で1桁に追いつく。

が、やはりそこから詰めきれずにブレイザーズが負けられない状況の中で勝ちをもぎ取り、3-3のタイに戻す。

ポイントその2

解説の塚原さんが話していて納得したエピソードがあります。

この前の試合、GAME5は点差が大きく離れ、最終クオーターはどちらも2nd、3rdユニットが出ていましたが、その時間にブレイザーズのザックコリンズが積極的にプレイをし、キャリアハイの得点を残しました。

ここでの良い感触をつかんだことがこの試合の活躍につながっていると。

ブレイザーズはユセフ・ヌルキッチが怪我で出れないため、ベンチメンバーのステップアップは重要で、負けてしまう試合をただ流すのではなくそこでの選手起用を次の試合につなぐことがブレイザーズは今日の勝因につながっているとのこと。

結果的にはブレイザーズが勝ち抜くこのシリーズ。

ラプターズ×76ersのシリーズもGAME7の最後の時間のプレイレベル確保のためにチーム全体でエースを支えられたかどうかが、最後の勝敗につながっています。

改めて、チームスポーツのチーム一丸となってのプレイというのが大切なことなんだと気付かされました。

GAME7に向けて

ブレイザーズはバックコート陣が期待通りの活躍、そしてベンチプレイヤーの活躍でもぎ取った勝利。

アウェイでこのクオリティを保てるかどうか

が重要となります。

ナゲッツについては、ブレイザーズがやったことをホームで自分たちが実践したいところだと思います。

ヨキッチについては、期待通りの試合を展開したため、

ジャマール・マレーのステップアップ、そしてベンチメンバーの活躍

が重要となりそうです。

こぼれ話

このあと、続けてGAME7も見たいと思います。

そして、思うことはここまでの熱戦を繰り広げたこのシリーズの勝者、ブレイザーズを4タテで下したウォリアーズの恐ろしさを、まだカンファレンスファイナルの試合を見ていないのに感じていますw

このシリーズを書き終わったら、残すはウォリアーズ×ロケッツのGAME6。

それが終わればやっとカンファレンスファイナルに入れます。

繰り返し書きますが、やっぱりNBAは結果が分かってみても面白いもんです。

今日はこの辺で。ではまた。

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