NBA観戦レポートその12:プレイオフ2019 ウェスト・セミファイナル デンバー・ナゲッツ×ポートランド・トレイルブレイザーズ GAME5

今日更新2本目。

いつもなら1本で満足していたところですが、自分の目標更新数を達成するためにもう一本書くことにしました。

よく夏休み最終日に宿題をためていた男、どうも、ctrainerです。

計画的に今後はやって行きたいもんです。

本日は、

デンバー・ナゲッツ×ポートランド・トレイルブレイザーズ GAME5@デンバー

の試合を見た感想を書いていきたいと思います。

ハイライトをご覧になる前・なった後に読んで頂けるとより楽しんで頂けるかと思いますので良かったらご覧になっていって下さい。

<GAME5レポート 目次>

このゲームのハイライト映像

試合前情報

GAME4の記事はこちらから。

今回のプレイオフではどのカードも2-2になっているシリーズが多く接戦が予想されます。

お互いに手の内もわかってきている中で、どれだけ相手のリズムを狂わせることが出来て、相手の戦術にアジャストできるかが重要になってくると思われます。

また、疲労度や怪我も含めて健康状態の維持というのはどちらのチームも課題になると思います。

ベンチプレイヤーの活躍にも期待したいと思います。

ポイントその1

ブレイザーズのエネス・カンターは現在、ラマダンに入っているそうで食事は朝ほんの少しヨーグルトなどをちょっと食べるだけで空腹は水を飲んでお腹を膨らませているそうですw

GAME5スタート!!

出だしはナゲッツが9-2のリード。

ホームで上々の滑り出しを見せます。

ナゲッツのベテラン、ポール・ミルサップが積極的に攻めてオフェンスを牽引します。

ブレイザーズはデイミアン・リラードがロングスリー、ミドルと順調に決めていきます。

しかし、ここはナゲッツのホーム。

ニコラ・ヨキッチが多くボールを触り、上手くアシストをし、リバウンドも取るという一番良い形が始めから展開出来ています。

見ているイメージだと、ホームコートでヨキッチの周りのプレイヤーが気持ちよく動けているため、コースがしっかり空くことでパスが供給できているという印象。

しかし、ブレイザーズもそんな状況を見て一度下げたカンターをすぐに戻し、それが功を奏してヨキッチがファウル2つ目をコールされる。

ブレイザーズも終盤にグッドディフェンスを見せ、31-25でナゲッツのリードは6点で第1クオーター終了。

第2クオーター開始!!

第2クオーター始め、ナゲッツのベンチから出てきた、ウィル・バートンが3PTを2/2で沈めチームに勢いをもたらす。

ブレイザーズは引き続きリラードが好調。

これまでの試合ではもう一人のオールスター、CJ・マッカラムが引っ張るシーンも多かったですが、今日は大切なGAME5、少しこれまでの試合より積極的に見えます。

逆にマッカラムは相手のディフェンスがかなりタイトにきているためここまで4得点しか取れていない状態。

第2クオーター中盤頃から、ナゲッツの若きエース、ジャマール・マレーがステップイン、ドライブを立て続けに成功し、ホームの観客を沸かせます。

この辺りからナゲッツにさらにエンジンがかかりだします。

点差が17点まで開いたところでブレイザーズタイムアウト。

しかし流れは途切れず。

オフェンスのリズムはディフェンスにも良い影響を与え、ブレイザーズのシュートを9本連続で落とさせることに成功。

高ぶった勢いでマレーがテクニカルファウルを吹かれちゃうあたりは、まだ若いかなという印象w

そして終了間際にはミルサップの4PTプレイ炸裂で前半は完全にナゲッツのゲーム。

最終的には65-47でナゲッツの大量リードで前半終了。

後半戦スタート!!

後半はお互いにスコアをし、良いディフェンスもあり、点差はなかなか付かず離れずで試合が進みます。

ここからリラード、マッカラムのスコアが伸びず、ブレイザーズが攻めあぐねます。

その間、マレーのえっぐいプットバックスラムが決まります。

ポイントその2

NBAの過去の歴史でシリーズ2-2からのGAME5を取ったチームのシリーズ勝率が82.6%というNBAのデータがあるそうです。

当然それを覆したチームも過去にはありますがそれだけのデータがあるということは当然両チームとも分かっているはずなのでそれがGAME6を有利に進めるためのプレッシャーにもなると言えます。

この試合の重要性をナゲッツの方が理解しているような感じがします。

第3クオーター残り3分・25点差あるシチュエーションでのタイムアウト明け、リラード意外ベンチメンバーで揃えたブレイザーズに対して、ナゲッツはスターターを変えずに臨んできています。

ブレイザーズは第3クオーターに3Pが全くと言っていいほど入らず、93-65の大量リードをナゲッツが取って最終クオーターに入ります。

第4クオーター開始!!

第4クオーターの始めはブレイザーズはリラード、マッカラムどちらもベンチ。

もうこの試合の勝敗よりもシリーズ全体を見通してのゲームプランに入っているかもしれません。

ブレイザーズはこのシリーズであまり出場機会のなかった、マイヤーズ・レナードザック・コリンズがチームにオフェンスでのリズムを与えている、良い兆候はあります。

ポイントその3

ザック・コリンズは大学時代、ゴンザガ大学であの日本代表選手、八村塁とチームメイトだったそうで、日本のメディアがコリンズに八村塁について聞いているインタビューなどが見つかりました。

大学時代のつながりはNBAの中でも当然活きてくるもので、過去にも大学時代のチームメイトとのエピソードやつながりを大切にしている選手も多いです。

今年のドラフトで八村がピックされ、コート上で共演するのを期待したいですね!!

結果的にベンチメンバー主体でゲームを進めた時に点差を詰めたことでナゲッツのスターターを改めて引きずり出すことができたため、次のGAME6以降にローテーションやゲームプランに変化が生まれるかもしれません。

試合は124-98でナゲッツの勝利。カンファレンスファイナルに王手をかけました。

GAME6に向けて

敵地に入るナゲッツからすると、今日のようなゲーム展開は理想的な形になるため今日のキーポイントになった

ポール・ミルサップの活躍

は間違いなく次につなげるために必要になると思われます。

そして今日のような

若さをまとった勢い

を敵地でも披露できるかどうかが勝つために欲しい要素になります。

ブレイザーズについては、この試合マッカラムが12得点と本来の活躍をできていなかったため、

リラード&マッカラムのバックコートコンビの出来

は残りの2試合もう落とせない状況ではマストになります。

ブレイザーズ側のフロントコート陣や今日良い流れを作っていた

サポートメンバーの起用方法

も、もしかしたら次の試合のファクターになるかもしれません。

こぼれ話

以前にも書いたんですが、今日のガベージタイムでもアイザイア・トーマスは出てきませんでした。

来シーズンも同じ状況になってしまうようならまた、別のチームでの活躍を模索しても良いんじゃないかなとも思ってしまいます。

しかし、チャンピオンリングをキャリアの中で勝ち取るということは是が非でも達成したいことでしょうし、自身の年齢や怪我のことなどを考えるとナゲッツでの道を模索するのも大切なのかもしれません。

近年のNBAはビッグネームのトレードは本当に多くなり、来年も大きくFAやドラフトなど含め勢力図が変わることでしょう。

オフシーズンには、そういったサマーリーグや、トレード情報のことなども書いてみたいなと思いました。

今日はこの辺で。ではまた。

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