無線のイヤホンの片耳が聞こえなくなりました。
すぐにamazonで購入したんですが、1日置いたら聞こえるようになりました。
どうも、無線イヤホン2ペア持ちの男、ctrainerです。
本日は、
NBA2019-2020シーズン:ボストン・セルティックス×トロント・ラプターズ
の試合をレポートしたいと思います。
試合前情報
昨シーズン49勝33敗でアトランティック3位、プレイオフには第4シードで望んだセルティックス。
残念ながら期待とは裏腹にカンファレンスセミファイナルにてミルウォーキー・バックスに4-1で敗退。
カイリー・アービングとの不仲説などコート外での話題も多く飛び出たシーズンで、本領をはっき仕切れなかったのかなという印象でした。
今期は、アービングはネッツに移籍、空いたポイントガードの枠にはシャーロット・ホーネッツからケンバ・ウォーカーが加入。
彼を含め、アメリカ代表メンバーが4名連ねるセルティックスは今シーズンの開幕はアウェイの76ers戦。
残念ながら負けてしまいましたが、ホームでの開幕戦、勝利を目指して奮起してもらえることを期待したいです。
対するラプターズ、プレシーズンで行われたジャパンゲームの記事はこちらから。
開幕戦はペリカンズとの試合でしたが、OTにもつれる激戦を制したラプターズ。
今シーズンからスターターで出場しているフレッド・ヴァンブリードの活躍もそうですが、カワイ・レナードがいなくなった今、新エースとして君臨するパスカル・シアカムの活躍にも注目したいと思います。
スターター
<セルティックス>
ケンバ・ウォーカー
ジェイレン・ブラウン
ゴードン・ヘイワード
ジェイソン・テイタム
ダニエル・タイス
セルティックスは新加入、エネス・カンターがスターターのセンターを務めるのがベストラインナップな感じがしますが、怪我で欠場のため、ドイツ代表でワールドカップにも出場したタイスがスターター。
<ラプターズ>
フレッド・ヴァンブリード
カイル・ラウリー
OG・アヌノビー
パスカル・シアカム
マルク・ガソル
試合開始!!
ラプターズボールでスタート。
最初のシアカムのシュートは落ちます。
その後、アヌノビーが切れ込んでレイアップで得点します。
セルティックスはタイスがシュート、自身でオフェンスリバウンドも確保しますが、これも落ちる。
セルティックスのファーストポイントはブラウンがゴール下で得点。
すぐさまラウリーがスリーで返します。
返しのオフェンスで今度はヘイワードがスリーをヒット。
ブラウンが続いてフローターを沈め、調子の良さをうかがわせます。
ラプターズはヴァンブリードがフリースローを2本決めて加点。
2分経過して、7-7の同点。
トランジションからさらにブラウンがレイアップを決めてオンファイア。
ラプターズは続いてガソルがフリースローで加点。
残り8分半でセルティックスは選手交代、タイスに変えてロバート・ウィリアム3世がコートに入ります。
変わって入ってきて、早速シュートのこぼれ玉をティップイン。
昨シーズンまではローテーションしていなかった2年目の若手が活躍できるかどうか。
残り6分半で、タイムアウト、11-10でセルティックスが1点リードしています。
タイムアウト明け、セルティックスはアメリカ代表として戦っていた、ケンバ、ブラウン、テイタムに続く4人目のディフェンダー、マーカス・スマートがコートに。
ゲームが進んで残り6分で両チーム選手交代。
セルティックスは、グラント・ウィリアムズ、ラプターズはノーマン・パウエルをコートに。
両チームタイムアウト明けのヘイワードのフリースローから得点ができないままに2分近く経過。
均衡を破ったのはアヌノビーのプットバックのダンク。
残り4分半で13-12と若干ロースコアな展開。
セルティックスはさっき出したロバート・ウィリアムに変えて、シェミ・オシェレイを送ります。
こちらも3年目の若手です。
ここでケンバが初得点、バックドアからのレイアップを決めます。
ラプターズも選手交代、ベテランビッグマンのサージ・イバカがコートに。
一緒にドラフト外から入団のルーキー、テレンス・デイビスが入ります。
残り3分でタイムアウト、17-15でセルティックス2点リードです。
タイムアウト明けにセルティックスはいったんベンチに下がっていたテイタムがコートに。
そのテイタムがフローターを決めて4点差。
ラプターズもアヌノビーがスリーを決めて1点差。
続けてテイタムがスリーをヒット。
そしたらアヌノビーが再びスリーを沈め食らいつきます。
残り2分でラプターズはスタンリー・ジョンソンが入ります。
そのまま試合は両チームともなかなか得点が伸びず、22-21でセルティックスが1点リードして第1クオーター終了です。
第2クオーター開始!!
セルティックス、テイタムのドライブからのダンクでスタート。
ラプターズはジョンソンのスリーで応戦。
セルティックスは、在籍2年目、ヨーロッパでのプレイ経験の長いブラッド・ワナメイカーが入っています。
ラプターズ、イバカのフックシュートで逆転に成功。
セルティックスはワナメイカーのフリースロー2本で同点に追いつく。
すぐさまイバカのゴール下でリードを奪い返すラプターズ。
イバカが連続で得点、シアカムがベンチに下がっている間、インサイドからの得点をつなぎます。
ここでアクシデント、タイスが脚を押さえてコートで倒れます。
なんとか、立ち上がりますが、セルティックス一度タイムアウトをとります。
残り8分で30-29、ラプターズ1点リードです。
タイムアウト明け、ブラウンのバスケットカウントでリードを奪い返すセルティックス。
ラプターズは、シアカムをコートに戻します。
セルティックスがスティールからテイタムの速攻につなげれば、ラプターズはラウリーがスリーを決め、ここまで互角の展開。
想定外があるとすれば、ここまでシアカムが全く得点をしていないこと。
セルティックスはディフェンスでラプターズのターンオーバーを多く誘発、トランジションに持ち込んでブラウンのダンク。
点差を広げます。
ヘイワードからウィリアムへのアリウープが決まったところでラプターズタイムアウト。
残り5分半で38-33、セルティックスが5点リードです。
タイムアウト明けにラプターズはヴァンブリードがスリーを決めて2点差に。
そしてシアカムがトップからドライブを仕掛けてこの試合初得点。
これで同点に追いつきます。
続いてラウリーがスリーを決めて再び逆転。
続いてシアカムにもスリーが飛び出しラプターズが6点リード。
残り2分で46-40、ラプターズ6点リード。
スマートの得点、ケンバのフリースロー2本、ヘイワードのミドルで残り1分で同点に追いつきます。
そして残り40秒でウィリアムズがティップインでセルティックス逆転。
そのまま終わるかと思いきや、シアカムがスリーを決めて1点リード。
最後はテイタムがフリースローを2本決めて逆転に成功。
試合時間は1秒もない最後のシチュエーションで、ガソルがフェイクからコンタクト受けながら放ったスリーがオフェンスファウルじゃないかと、セルティックスのブラッド・スティーブンスがコーチチャレンジ。
このチャレンジが成功し、最終、50-49でセルティックス1点リードで前半終了です。
第3クオーター開始!!
両チームスターターに戻しています。
脚を押さえていたタイスも戻ってきています。
後半最初のポイントはヘイワードのスリーから。
ラウリーもスリーを決め返します。
続けてラウリーがタフショットを決めれば、ケンバが決め返す。
後半の入りはどちらもオフェンスのギアを上げてきています。
このクオーター、タイスがゴール下の番人としてブロックショットを連発。
リードチェンジが繰り返されるこのクオーター、残り7分半でウィリアムを投入するセルティックス。
残り6分弱でタイムアウト、63-61でラプターズ2点リード。
タイムアウト明け、セルティックスはスマートを投入。
前半とだいたい似たようなローテーションです。
シアカムのスリーが決まってラプターズ5点リード。
しかし、ブラウンがすぐにスリーを決めて2点差。
すぐさまアヌノビーがスリーをヒット。
残り5分でラプターズはイバカが入ります。
69-64でラプターズが5点リード。
この試合ここまで5~6点差以上開いていない拮抗したゲーム展開となっています。
このタイミングでラプターズのニック・ナースHCはゾーンディフェンスを展開。
トップにシアカムを置く1-3-1的な配置になっています。
しかしセルティックスはそれにもしっかり対応、テイタムのゴール下で点差を詰めます。
ラプターズはシアカムのバスケットカウントが決まって6点差。
シアカムのフリースロー後は通常のマンツーマンに戻しています。
セルティックスは若干スコアが止まっていたところをテイタムがスリー。
しかしすぐさまテイタムがスリーを決め返し、続いてケンバもスリーをヒット。
2点差まで詰めます。
ここでタイムアウト、残り2分半で75-72、ラプターズが3点リードです。
タイムアウト明け、テイタムのフリースロー1本で2点差。
そして交代してきたグラント・ウィリアムズがチャージングを奪ってマイボールにすると、オフェンスリバウンドもとって、テイタムにつなぎスリーが決まります。
セルティックス逆転、この数ポゼッションをルーキーが素晴らしい仕事でチームを勢い付けます。
しかしそこはディフェンディングチャンピオンのラプターズ。
リードを奪われたプレッシャーのかかる中でヴァンブリードがしっかりスリーを決めてリードを奪い返します。
最後はシアカムが大事なスリーを沈めて、最終、82-76でラプターズが6点リードして最終クオーターに入ります。
第4クオーター開始!!
セルティックスはスマートがスリーを決めて3点差に。
しかし、エースのシアカムがしっかりと1on1で得点。
その返しのオフェンスで再びスマートがスリーを沈めます。
ラプターズもイバカが落ち着いてミドルを決めます。
スマートが3連続スリー成功とはいかず、ラプターズはラウリーがスリーを決めたところでラプターズタイムアウト。
残り9分半で89-82、もしかしたら最大の7点リードでラプターズがリードします。
タイムアウト明け、大事なポゼッションはケンバがミドルを決めて5点差に。
続いてケンバがヴァンブリードからオフェンスチャージを引き出し、返しのオフェンスでスリーをヒット。
ケンバの活躍で再び2点差まで詰めます。
残り8分、ラプターズはシアカムが一度ベンチへ。
セルティックスは、新加入エースのケンバが躍動、レイアップを決めます。
スマートからウィリアムへのアリウープ、ラウリーのタフなレイアップ、ケンバが再びゴール下で得点、イバカがスリーを決めるという流れで両者一歩も譲らず。
残り6分半で98-95、ラプターズ3点リードです。
セルティックスはタフなグッドディフェンスでトランジション、ブラウンのレイアップはゴールテンディングの判定で1点差。
次のポゼッションもラプターズのシュートミスを誘い、ヘイワードがトランジションからレイアップを決めます。
ついに逆転、残り5分半。
ラプターズタイムアウトをとります、99-98でセルティックスが1点リード。
タイムアウト明け、ここでエースがしっかり仕事をします。
ベンチから戻ってきたシアカムがゴール下で得点、100-99で再逆転。
セルティックスはケンバとのピックアンドロールでウィリアムズが得点。
ルーキーが良い仕事を見せます。
次のディフェンスではガソルのオフェンスファウルを引き出し、ずる賢さも見せます。
スモールラインナップで望んでいるセルティックスはガソルに対して201cmのウィリアムズが良い仕事してます。
セルティックスは素晴らしいチームディフェンスでガソルをブロック、トランジションからテイタムがスリーを決めて4点リードへ。
会場は大盛り上がり。
ラプターズもアヌノビーがゴール下を決めて2点差に。
そして、トランジションでラウリー→シアカムのホットラインでのアリウープが炸裂。
セルティックス、タイムアウトをとります。
残り3分半で104-104の同点です。
タイムアウト明け、おそらくデザインオフェンスで望んだセルティックスはヘイワードがスリーを決めます。
ラプターズもシアカムがしっかりシュートファウルを引き出し、フリースローへ。
残り3分を切った大事な場面で、しっかり2本成功。
107-106、セルティックス1点リード。
セルティックスはテイタムからのアシストでブラウンがスリーを決める。
4点リード。
シアカムのバックダウンをサイズで下回るブラウンが守りきり、セルティックスボール。
ボールが回ってケンバのスリーは外れます。
ラプターズもラウリーがスリーを外して点差は4点のまま残り2分を切ります。
ここで大切なポイント!!その1
残り2分を切った大切な場面でセルティックス、スティーブンスHCはここまで悪くなかったウィリアムズを下げてスマートを投入。
なんとマッチアップはシアカム。
さらにアンダーサイズの人間をマッチアップさせて超スモールラインナップにします。
スティーブンス、勝負に出たな!!と面白い展開を作ってくれます。
それが功を奏したかどうかは測りかねますが、ケンバがアヌノビーからテイクチャージでポゼッションを奪います。
残り1分半、110-106でセルティックス4点リード。
ここでニックナースもコーチチャレンジを使って今のコールを取り消しにかかります。
しかしこのチャレンジは失敗、コールは変わりません。
スモールラインナップでオフェンスをするセルティックスはファイブアウトでドライブからのキックアウトを数本。
最後はスマートのスリーが外れますが、ロングリバウンドをケンバが収める。
点差は変わらないまま1分を切ります。
結局ショットクロックバイオレーションにはなりますが、残りの時間は52秒。
あとがなくなってきたラプターズはラウリーがターンオーバー。
時間を使うセルティックス、ショットクロックギリギリでシュートを放ちますが、奇しくもスモールラインナップで挑んでいるセルティックスがオフェンスリバウンドを抑える。
ラプターズは時間がない中でファウルゲームを仕掛けるしかなく、テイタムにファウル、テイタムは2本しっかり決めます。
タイムアウト、ラプターズ。
残り14秒、112-106でセルティックス6点リード。
大事なインバウンズでラプターズはイバカがオフェンスファウルをコールされてしまいます。
ここでゲームは終了、セルティックスがホームでの開幕戦を勝利で収めました。
BALLGAME! #CelticsWin pic.twitter.com/OQR9nm40w0
— Boston Celtics (@celtics) October 26, 2019
試合を振り返って
リードチェンジが多く、最大リードも6、7点程度の競った内容となった試合でした。
セルティックスは、ケンバやテイタムなどエース級の選手たちの活躍もそうですが、チームでのディフェンスの質の高さが目立ちました。
特に最後のスモールラインナップはスマートのディフェンス能力を信じていなければなかなかできないシアカムとのマッチアップを、しっかりと守り切ったのは素晴らしい出来だったと思います。
新加入選手や、昨シーズンはプレイタイムが貰えていなかった選手たちが短い出場時間で自分の役割をしっかりとこなしていたところも好印象です。
敗れたラプターズはシアカムがしっかりと活躍はしたものの、シーソーゲームを取り切ることが出来ず。
少し気になったのは、9〜10人程度をローテーションさせてたセルティックスに対して、ほぼ6〜7人で回していたラプターズ。
怪我人の影響などもあるかもしれませんがこれは、シーズンを戦っていく上でもう少しベンチからのサポートが欲しいところです。
もともと、昨シーズンからもプレイオフやファイナルを見ていると若手がプレイタイムをなかなか貰えずにいたのが優勝こそしたものの、かなりスターター選手たちの負担をあげることにも繋がってしまうため、この後のシーズンをどうナースHCが切り抜けていくのか、そこにも注目していこうと思います。
こぼれ話
セルティックスのグラント・ウィリアムズ。
良い活躍でした。
早速ファンタジーNBAでチェックつけておこうと思います。
今日はこの辺で。ではまた。
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