朝晩、肌寒くなってまいりました。
冬はテンション下がり気味、どちらかと言うと暑い方がまだ好き、ctrainerです。
この記事では、
NBA playoffs 2020 Eastern conference semi final:ミルウォーキー・バックス×マイアミ・ヒート
のシリーズをレポートしていきたいと思います。
記事作成開始:9/21~10/1執筆完了
各チームの紹介記事はこちらから!!
プレイオフレビュー:ミルウォーキー・バックス(イースト・1位)
バックスの1st roundのレビューはこちらから。
マジックを相手に初戦を落としてしまったものの、その後見事盛り返して4連勝で1stラウンドを突破したバックス。
ボイコットの渦中にあった中で、メンタル的な動揺はあるかもしれませんが、実力的には優勝候補筆頭のこのチームが、4連勝と勢いに乗るヒート相手にどのような試合をみせるのか注目です。
プレイオフレビュー:マイアミ・ヒート(イースト・5位)
ヒートの1st roundのレビューはこちらから。
こちらは、勝率は同じではありますが、上位シードをスウィープで破って急上昇中のヒート。
若い選手とベテランのバランスの取れたこのチームがシーズン1位のバックスに対して主導権を握ることができるか。
ヒートの全員バスケットがバックスの固いディフェンスを打ち崩すことができるかどうか注目したいと思います。
注目のマッチアップ
バックス:クリス・ミドルトン
ヒート:ジミー・バトラー
直接マッチアップが予想されるこの2人。
ミドルトンはマジックとのシリーズで、あまり調子が上がってこなかった試合もありましたが、アデトクンボに対してディフェンスが寄って行ったり、ベンチに下がっている時間にミドルトンのシュートがあるとないとでは、全く違う結果になると思います。
バトラーの方は、ヒートのエースとして始めからガンガン行くというよりは、第4Qの大事なクロージングの時間に本領を発揮する選手。
接戦になれば、バトラーがアタックする時間も増えてくると思います。
この二人がチームに求められている働きを出すことができるか、またそれを封じることができれば互いに勝利のチャンスが近づくと思います。
GAME1(9/1)
GAME1:ハイライト
GAME1レポート
エリック・ブレッドソーが右腿の張りによって欠場となり、ジョージ・ヒルがスターターに。
序盤はイーブンな展開、どちらも外のシュートをしっかり決めてきます。
まず先に動いたのがバックス、パット・カナートンを投入し選手をローテーションさせ始めます。
リードを5点取っているバックスに対して、ヒートもケリー・オリニクを投入し流れを変える。
バックスはさらに選手を入れ替え、スモールラインナップに、ロペスも、アデトクンボを居ない中でゲームを進める。
その間ミドルトンが連続得点で8点までリードを広げる。
再び交代でヤニスが入りますが、2つ目のファウルを取られてしまいます。
しかしそれも意に介さず、ヤニスは速攻からのダンクやアシストで牽引。
残り2分で9点のリード。
最後はブルック・ロペスのブザービーターのスリーが決まり、バックスなんと第1Qで40点到達。
素晴らしいオフェンスでまずは11点のリードを持って2ndクオーターへ。
先程ブザービーターを決めたロペスが第2Qの頭にファウルでベンチへ。
このフリースロー3本をゴラン・ドラギッチが決めて、さらにフローターも連続で決め6点差。
バックスもすぐさま、ミドルトンがスリーをヒット、ここまで3/3でチームトップの13点をあげる。
ヒートはバム・アデバヨがヤニスを吹っ飛ばしてのダンクを試みますが、ここは惜しくも失敗。
さらにケンドリック・ナンのフローター、ベテラン、アンドレ・イグダーラのスティールからのダンクで連続得点。
たまらずバックスのマイク・ブーデンホルツァーHCがタイムアウト。
残り8分で43-38、5点差までヒートが詰めてきました。
タイムアウト明け、しっかり流れを切って修正してくるバックス、ウェスリー・マシューズのコーナースリーが決まる。
ヒートもアデバヨのアリウープをルーキーのタイラー・ヒーローが演出。
ヒートがさらにターンオーバー誘発からアデバヨのダンク、バトラーのフリースローで3点差まで詰め寄る。
この間にヤニスがフリースローを得てますがここまで2/6の不調。
それを埋めてるのがスリーポイントの確率、ロペスもここまで3/4で決めてリードを保ちます。
ここ数分、バックスは最大でも3点差まで近寄らせなかったんですが、ターンオーバーから何度も危ない瞬間を作ってしまいます。
残り2分半のとこでドラギッチにスリーを決められて2点差。
さらにバックスは波に乗れていないヤニスがオフェンスファウルをコールされ個人3つ目。
前半の終わり際、ベンチに下がらざるを得ません。
しかしエースを支えるのがミドルトン、追いつかれそうなタイミングでレイアップを決めて同点を許さない。
そしてペネトレイトからロペスへのアシスト、自らスティールからの速攻と連続得点。
ヒートも最後はオリニクがスリーを沈め、63-60、バックスが3点リードで後半に入ります。
バックスはヤニスがまだエンジンかかってない中でミドルトン、ロペスが得点面でサポート。
ターンオーバーは多いですがリードを保っている状態。
ヒートはドラギッチを中心に追い上げてきましたが、あと一歩が届かない。
ヤニスを止められている今のうちに追いつきたいところ。
それぞれの思惑が渦巻く中、後半がスタート。
最初のヒートの攻撃でアデバヨがロペスからファウルドローン、3つ目を記録させます。
さらに次のバックスのオフェンスではダンカン・ロビンソンがロペスからテイクチャージ。
一気に4つ目まで行きました。
当然アデバヨがロペスに対してアタック、ディフェンスが寄ったところでキックアウト、ジェイ・クラウダーのスリーが決まって同点。
ここで頼りになるベテラン、マシューズがコーナースリーを決めて追いつかせない。
さらにヤニスが離れて守っているアデバヨの前でスリーをヒット。
バックス底力を見せます。
残り7分半で73-70で再び3点差。
バックスからすると突き放せない、ヒートからすると追いつききれない我慢の時間帯。
ヒートが、ここでバトラーのスリーでまた同点まではきました。
しばらくお互いに得点できないポゼッションが続き、バックスは残り6分を切ってヤニスを下げる。
バックスはヒルのフリースロー2本、ヒートはバトラーのダンクと互いに得点。
さらにヒルのスリー、バトラーのペネトレイトでアンドワン。
この二人がやり合います。
締まった展開のこのGAME1、バトラーがフリースローを獲得し2本成功。
ついにヒートがリードを取りました。
バックスはここでベテランシューター、カイル・コーバーが連続でシュートを決めますが、ヒートも得点が止まらない。
最終、92-86、ヒートがこの試合の最大リード6点を握って最終クオーターへ。
両チームとも出だしに得点が出来ず、重い展開で始まる第4Q。
バックスはここでコーバーがスリーを決めてスコアを動かす。
ヒートはディフェンスでのミス、そしてターンオーバーとバタバタしてきました。
バックスもヤニスが攻めきれず、得点が伸びずに停滞気味。
ヒートは第4Q入ってから約4分間スコアが止まっていましたが、ここで決めてきたのがヒーロー。
スリーを沈め5点差、恐ろしいルーキーです。
バックスもここでさらにベテランのマービン・ウィリアムズがアンドワン獲得、
再び2点差に。
バックスはエースの不調をベテランも含めたサポートキャストで補いながら、残り7分半で2点差を追う。
バックスはジワジワと詰めて行って残り6分、ヤニスのアタックで得点し逆転に成功。
すぐさまバトラーが得点し再逆転。
第4Q残り5分の段階で両チームのスコアがバックス10-7ヒートの硬い展開になっているこの終盤。
ヒートはここでチーム1のクローザー、バトラーが連続で得点、残り3分半で101-98で3点リード。
さらにもう一本、バトラーがスリーを決めて6点差。
バックスはヤニスのフリースロー2本、ミドルトンのスリーが決まらず。
そしてバトラーがアイソレーションからのジャンパーで得点、8点差。
ロペスのスリーで3点を返したバックス、残り2分で5点差。
ヒートはバトラーのシュート落ちる、アデバヨがオフェンスリバウンド抑える、ヒーローがスリーを決めるという完璧な展開。
最後にもう一本、バトラーがプルアップジャンパー決めて残り1分弱でなんと二桁差。
さらにバトラーの最後の得点でプレイオフキャリアハイの40点。
ヒートが115-104、no.1シードのバックスを破りました。
勝利したヒートはバトラーが40得点と大活躍、ドラギッチも27点を取り、アデバヨは12点、そしてチームハイの17リバウンドと6アシスト。
ヒートらしい我慢しながら最後にバトラーで締めるという素晴らしい展開でGAME1をモノにしました。
一方惜しくも敗れてしまったバックスですが、チームハイはミドルトンの28点、それにロペスが24点で続く。
ヤニスは18点10リバウンド9アシストと、悪くない活躍ではありましたがヒートのディフェンスに苦戦し、エースの乱れがチームにも伝播してしまったような試合になりました。
またバックスはフィールドゴール、スリーポイントのシュート確率は上回ったものの、フリースローの確率が14/26と奮わず。
こういった点を修正してGAME2に臨めるかどうか、注目です。
GAME1 スタッツ
GAME2(9/3)
GAME2:ハイライト
GAME2レポート
バックスはGAME1を欠場したブレッドソーがスターターに復帰。
まず先行したのはヒートはドラギッチがフローター、スリーと立て続けに決める。
バックスはGAME1でも好調だったロペスのコーナースリーでスタート。
ここからロペスのフリースロー2本、さらに逆サイドのコーナースリーを沈め、これがバスケットカウント。
ヒートのエリック・スポルストラHCが序盤のこのタイミングでチャレンジを使います。
しかしチャレンジ失敗、ロペスにフリースローが与えられて成功、バックスがリードを奪い返します。
今度はミドルトンもプルアップジャンパーをファウル受けながらねじ込んでカウントワンスロー。
ヒートもファウルドローン成功からのフリースローを重ね、残り7分で15-14、ヒートが1点リード。
両チーム2ndユニット投入後、リードを広げたのはヒート、ターンオーバー誘発からの速攻で6点差に。
残り4分弱のところでヤニスが今日初得点、ここからペースを上げてくるか。
さらにカナートンも続いて2点差まで詰めます。
ヒートはアデバヨがアタック、ヤニスをファウルトラブルに陥れます。
さらにヒートはバトラーのスティールからのダンクが飛び出してディフェンスのハードさを見せつけます。
ここからベンチからの出場となるナン、アデバヨのオフェンスリバウンドからのダンク、ヒーローのスリーで突き放すヒート。
さらにオリニク2本目のスリーも決まってシュート確率の高いヒート、対するバックスも終了間際にヒルのレイアップが決まって第1Q終了。
38-29、ヒートが9点をリードして第2Qに入ります。
ヒートのバランスの良いオフェンスが決まった第1Q。
バックスは反撃したいところですが、最初のポゼッションでミドルトンがオフェンスファウルを取られる。
これが個人3つ目となり、痛い展開ですがヤニスが休んでいる間のファーストオプションとして、信じて起用を続けるバックス。
対するヒートはドラギッチ、ヒーローがペネトレイト、得点を重ねます。
ヤニスがフリースローを獲得し始めるバックス、GAME1では低確率に終わりましたが、ここまでは割と確率高く決めているヤニス。
バックスはさらにブレッドソーが積極的にペネトレイトしリズムを作ろうとする。
ヒートはファウルが多くなってきてバックスにフリースローを多く与えてしまいますが、バックスもフィールドゴールが中々生まれず点差を詰めきれない。
残り6分で53-42、段々とヤニスらしいブロックやダンクも出てきてエンジンかかりそうな気配。
しかし、バトラーのアタックに対してヤニスが3つ目のファウルを取られます。
第2Qの終盤、ヒートはベンチから戻ってきたドラギッチ、バックスも戻ってきたミドルトンが得点を重ねます。
第2Qの最後はブレッドソーがトップからのドライブでエンドワン獲得。
最終、66-60、ヒート6点リードで折り返しとなりました。
後半、ヒートはディフェンスからの速攻でクラウダーのスリーが決まり10点差に。
ヤニスもオフェンスリバウンドからのダンクで得点し追い上げる。
さらにローポストからの得点も決めて、点差を縮めにかかりますがヒートはスリーが良く決まる。
バックスもロペスのスリーで5点差に詰めた残り6分。
ここまでイーブンな展開の第3Q、ミドルトンのジャンパーでワンポゼッション差に近寄るバックス。
さらに速攻からミドルトンのロブパスにロペスが反応、ついに同点に追いつきます。
78-78で残り4分、ヒートはイグダーラのミドル、ヒーローのスリーで点差を話す。
バックスもヤニス、ヒルが連続得点で追いすがる。
ヒートはイグダーラがコーナースリーでファウル獲得、フリースロー2本決めますが、着地で足を捻って一時ロッカールームに下がります。
ヒートはここでさらにビッグプレイ、アデバヨのアリウープが決まって5点差。
ヒートはイグダーラのかわりにデリック・ジョーンズJrを起用、ヤニスにマッチアップしますがファウルで止めてしまいます。
ヒートは終盤にドラギッチが連続でファウルドローンによるボーナススロー沈めて得点を加算。
第3Qは90-86、ヒートが4点をリードして最終Qへ。
GAME1ではこの最終クオーターで引き離されてしまったバックス、この試合ではその経験を活かして勝利につなげたいところ。
まずミドルトンのフリースローで2点差、そしてコーバーのスリーですぐに逆転に成功するバックス。
しかしヒートもドラギッチのステップバックスリーで再逆転。
この試合、プレイタイムの伸びているデリックジョーンズのディフェンスでバックスの追撃をストップ。
クラウダー、ヒーローのフリースローで突き放すヒート。
さらにヒーロー、クラウダーが躊躇なくスリーを放ち連続で決まって10点差。
残り7分半で103-93、バックスはレギュラーシーズンと同様に一度この時間帯でもヤニスを下げてプレイタイムを抑えています。
その間ヒルのスリーやミドルトンのフリースローで5点差にするバックス、すぐに戻ってきたヤニスがオフェンスリバウンドからの得点で3点差に。
ヒートがここから得点はできずとも、バックスのオフェンスをターンオーバーを取って止めます。
このクオーター残り4分弱のところまでで、18-16の得点。
悪くない展開ですが、点差を詰め切れるかバックス。
ヒートも少しずつ得点を重ねて残り2分半で8点をリード。
残り1分半で7点差を追うバックス、ディフェンスからの速攻でヤニスがアタック、バスケットカウントを獲得。
フリースローも決めて4点差、残り1分弱でマイアミボール。
ここでヒートはアデバヨがプルアップでジャンパーを決めて6点差に。
次のポゼッション、ヤニスがペネトレイトしてアデバヨがファウルストップ。
これでアデバヨが気付けば6つ目のファウルで退場となります。
このフリースロー、ヤニスが2本外してしまい、残り41秒でヒートボール。
クラウダーのスリーが外れてバックスボール、6点差で残り19秒。
バックスのチョイスは時間をかけずに2点、ヤニスのゴール下にパスを通して2点をすぐ加点。
4点差でエンドのインバウンズに対してオールコートでダブルチームを仕掛けるバックス。
それにヒートがターンオーバーを犯してしまい、バックスボール、手に渡ったのはドラギッチに相対するロペス。
身長差でゴール下で押し込むことに成功したロペス、残り8.5秒で2点差。
たまらずタイムアウトを取り、残りの時間のマネジメントを整えるヒート。
サイドからのインバウンズ、バトラーがレシーブし、バックスはファウル。
フリースローをバトラーが1本外してしまい、114-111で残り7秒。
バックスはミドルトンのスリーを選択、タフな形でのショットになりましたがそれに対してドラギッチのファウルがコールされる。
ミドルトンがフリースロー3本獲得、全てきっちり決めて同点に。
ヒートは残り4秒のこのオフェンスをバトラーに託し、ジャンパー。
リングに嫌われオーバータイムかと思いきや、ここでもファウルコール。
ゲームタイムが0秒の状況でのバトラーのフリースロー。
この2本をキッチリ沈めてヒートが連勝、厳しかった接戦をなんとかモノにしました。
大接戦となったGAME2を取ったヒート、ドラギッチの23点を筆頭に7人が二桁得点を記録、この試合もバランスの良いポイント配分となっています。
惜しくも敗れてしまったバックスは、29点14リバウンド、ミドルトンが23点8アシスト、ロペス、ブレッドソーが16点、ベンチからヒルが14点とこちらも、バックスのイメージ通りの得点になっているかと思います。
復帰したブレッドソーの役割も大きく、ヤニス以外のスラッシャーが存在することでバックスらしいリズムでオフェンスが展開できていたと思います。
オーバータイムまであと一歩のところまで追い詰めて、最後に交わされてしまい悔しい敗戦ではありますがまだ0-2、そしてしっかりアジャストはできていると思うので、GAME3まずは1勝を狙いたい。
GAME2 スタッツ
GAME3(9/5)
GAME3:ハイライト
GAME3レポート
両チームスターターに変更はなし。
ゲーム前にケリー・オリニクが膝の怪我での欠場が発表されています。
1-2、もしくは0-3ではかなり状況がかわってくるため、是が非でも勝ちたいバックス、過去シリーズでも好調だったミドルトンが序盤を引っ張る。
またGAME2から復帰したブレッドソーのペネトレイトも効いている。
ヒートはスリーポイントを多く試投する形で追随。
4分経過して12-8、バックス4点リード。
ヒートも徐々に得点していき、ワンポゼッション差でゲームは進みます。
ヒートはここでしばらく出場していなかったマイヤーズ・レナードが試合に途中出場、オリニクに代わってローテーション入りしています。
またGAME2で途中で負傷しその後出場しなかったイグダーラは通常通り出場。
しっかりコーナースリーを決めてヒート逆転に成功です。
バックスはヤニスが途中、右足首を軽く捻挫したような動きを見せて、その後出場をつづけますが、少し不安が残ります。
バックスはロペスが連続で得点しオフェンスを牽引。
終盤はヒートがファウルがかさんでいきますが、ヤニスは過去の2試合と同様、アデバヨが上手く止めているなという印象。
最後はバックス、ヒルのタフなジャンパーが決まって30-29、バックスが1点をリードして第1Q終了。
第2Q、バックスはこの日2本目のドンテ・ディビンチェンゾのスリーで先制。
ヒートもDJJの強烈なブロックで加点を阻止、点差を詰めにかかりますが、オフェンスが低調。
また、イグダーラも3つ目のファウルでベンチへ。
この間にブレッドソーのスリーが決まって7-0のランを見せるバックス。
DJJがスリーを決めてヒートにとってこのクオーターのファーストスコア。
しかしその後もヒートはなかなか点が伸びずバックスのディフェンスに苦しみます。
バックスもこの間得点が伸ばせずに残り7分半で37-34のリード。
ここからこの1~2ポゼッション差のままゲームは進んでいきます。
残り5分で46-41、この場面でマシューズがコーナースリーを沈めてこの試合最大リードの8点差。
更にヤニスのアシストでロペスが得点、バックスが12-2のランで残り4分、10点をリード。
過去の試合でも得点が伸びなくなる時間ができてしまうヒート、ここでアデバヨのプットバックダンク、ジャンパーで久々の得点。
更にアデバヨのアリウープが決まり、点差を縮めていく。
しかしここでヤニスがアデバヨからテイクチャージを取ってアデバヨに3つ目のファウルを記録させる。
終盤、第1Qと同じような流れでヒートのファウルがかさみ、ドラギッチも3つ目を取られる。
後半に向けて不安要素が増えていき、さらにフリースローでの加点を許してしまう。
最終、57-50でバックスが7点をリードして後半に入ります。
第2クオーターに奮わなかったオフェンスを改善したいヒート、また後半はファウルトラブルにも気を付けていかなければいけないので、少しつらい展開。
後半先制したのはヒート、クラウダーのスリーが決まり4点差。
しかしその後がなかなか続かず、外の確率が上がってきません。
過去のゲームに比べるとまだまだ大人しいドラギッチがスティールからの得点で7点差。
バックスはヤニスのアタックが数本は入りますが、リズム良くは決まらず、両チームにとって我慢の時間が続きます。
誰がこの膠着状態をブレイクスルーさせるか。
タイムアウト明けにヒートが2ポゼッション連続でミドルを成功させ4点差。
さらにバトラーがかなりオフバランスのスリーを沈めて1点差。
そしてフリースローを2本獲得し逆転に成功。
この時間帯、バトラーが集中力を上げてきています。
しかし、そう簡単にリードを奪わせないバックス、ロペス、ヒルが連続でスリーを決めてすぐさま5点差。
両チームどちらかが飛び出すわけでもなく、重たい展開になっている第3Qの中盤。
イグダーラのスリーで再び1点差に詰めるヒート、すぐにヒルのフローターで点差を広げるバックス。
更にそこにロペスのバスケットカウントも加わり、リードを保つバックス。
これでロペスが20点に到達。
この活躍に触発されたか、ヤニスがトランジションからのダンク、さらに次はアシストを通し残り2分半で10点差。
バックスらしい展開が終盤になって出てきました。
決して得意ではないフリースローもこのクオーターは確率高く決めているヤニス、ルーズボールやリバウンドでも存在感を示しています。
最終的にはこのクオーター、最後に得点を重ねることができたバックスが点差を広げ、87-75、12点差に広げて最終クオーターに入ります。
点差を広げられてしまったヒート、まずはこのプレイオフでブレイクしているルーキー、ヒーローがスリーを決めて先制。
更にもう一人のルーキー、ナンもブロックにフローターに活躍。
そしてドラギッチのスリーで一気に点差を縮めてきたヒート。
バックスは流れを早めに切るべくタイムアウトを取り、残り8分半91-87、4点差で中盤に入っていく。
タイムアウト明け、ヤニスが一度ベンチに下がる時間帯、ヒートのディフェンスが一段と強度を増しイージューシュートを許さない。
そしてオフェンスではバトラーが身体を張ってファウルドローンを連続で成功、フリースローで点差を詰めていく。
そしてバトラーのスティールからのダンクで1点差。
バックスもう一度タイムアウト、残り7分を残し93-92の1点差。
タイムアウト明けにヤニスが戻ってくるバックスですが、バトラーが再びファウルを引き出しフリースロー2本成功、逆転します。
次のポゼッションではバトラーとイグダーラの素晴らしい連携でのアリウープでさらに加点。
ここ4分半で16-2と猛チャージを見せるヒート、ヒルに連続でペネトレイトを許し、ヤニスにもトランジションで決められますが勢い止まらず。
アデバヨの2点、バトラーのフリースローで2点、さらにはバトラーのフローターで連続得点し残り3分にはヒートが5点をリード。
この終盤、残り2分半でブレッドソーが決めたフリースロー1本で104-100。
ヒートはさらに得点を広げるようにクラウダーのスリーで7点差。
試合時間が残り2分を切り、クラッチタイムに入ってきたため、ヒートはバトラーにボールを預け時間を使いながらオフェンス。
7点差のまま残り1分を切り、追い掛ける形になったバックスはファウルゲームに入ります。
ここのフリースローをしっかり決めてくるヒート、そしてバックスは自分達のオフェンスを成功させられずに万事休す。
最終、115-100、第4Qを40-13と圧倒したヒートが3連勝、シリーズ勝ち抜けにあと1勝となりました。
王手をかけたヒート、バトラーが第4Qを引っ張り30点7リバウンド76アシスト、アデバヨが20点16リバウンドと続きます。
過去2戦高得点を記録していたドラギッチは15点でしたが、それでもドラギッチ含め3人が2桁得点をマーク。
敗れたバックスは、ロペスがチームハイの22点、ヤニスが21点16リバウンド9アシスト、ミドルトンが18点。
ベンチ出場のヒル、ディビンチェンゾの2桁得点も良い活躍ではありますが、第4Qの手詰まり感をGAME4では払拭したいところ。
追い詰められたシーズンNo.1チームがどのような反撃を見せてくれるか期待したいと思います。
GAME3 スタッツ
GAME4(9/7)
GAME4:ハイライト
GAME4レポート
後がなくなったバックスが臨むGAME4、過去3試合と同様のスターターです。
お互いにシュートが入らずに進む立ち上がり。
先制したのはヒート、バトラーのジャンパーで加点。
そこからヒートが得点を伸ばし、まずは10-2、残り9分の段階でヒートが8点を先行する。
序盤シュート確率に苦戦するバックスですが、残り8分のところでミドルトンが加点。
さらにヤニスの強烈なダンク、フラストレーションがたまっていることが伺える荒々しいダンクを見せます。
ここからさらにもう一本アタック、得点を重ね過去のゲームに比べて立ち上がり順調に得点を重ねていきます。
残り6分弱、逆にこの間得点が止まってしまったヒートですがアデバヨがフリースローで得点し久々のスコア。
ヒートはアデバヨがペイントからのジャンパーなどもからめてペイントから得点を伸ばします。
残り4分半で20-11、ヒートが9点をリード。
タイムアウト明けにヒートはディフェンスからの速攻でバトラーがダンク。
ヒートはGAME3を怪我で欠場していたオリニクが戻ってきています。
リードを徐々に広げていくヒート。
対するバックスは一度ベンチに下がってから戻ってきたヤニスの得点、さらにディビンチェンゾのスティールからの速攻で連続得点。
更にヤニスがスリーをヒット、対抗するヒートはアデバヨのダンクでこの二人がチームハイの2桁得点を上げます。
最終的には31-22、ヒートが9点をリードして第2Qに入ります。
ヤニスが14点、アデバヨが10点と奮起した両インサイド、このGAME4では外のシュートはまだどちらもそこまで当たっていない状態。
第2Q、ここも先制はヤニスのペネトレイトが連続で決まる。
そして速攻からコーバーのスリーが決まり、すぐに2点差に詰めるバックス。
7-0のランで一気に振り出しに戻したバックス、しかしここでアクシデント。
ペネトレイト時のコンタクトでヤニスが負傷、足首の怪我のようで一度ロッカーに下がります。
自分では歩けていますが、明らかに引きずっていて、試合に戻ってこれるかどうか。
試合の方はヒートが得点を重ねる中、バックスもしっかりと追いついていって接戦に。
1ポゼッション差で追いかけるバックス、ヒートにイージーシュートを打たせずにともにオフェンスがスローダウン。
残り5分半で38-38の同点。
ヒートは頼れるクローザー、バトラーがファウルドローンで繋いでいきます。
残り4分、ヒートが2点リード、ここでバックスはヒルがスリー。
返しのオフェンスでヒートはドラギッチがスリー。
リードチェンジが始まります。
外のシュートが徐々に調子で始めた両チーム、残り2分で46-46の同点。
バックスはディビンチェンゾのドライブで得点し、さらにブレッドソーのアタックでバスケットカウントを獲得。
ヒートも最後にドラギッチのフリースローで得点を加えて前半終了。
50-48、バックスが2点をリードし後半に入ります。
後半、バックスはヤニスの代わりにディヴィンチェンゾがコートに入ってきています。
恐らくヤニスはこの試合戻ってこないのではという感じです。
先制したのがバックスのミドルトン、トップからのスリーを沈めます。
ヒートはアデバヨとドラギッチのツーメンゲームで得点、さらにクラウダーのスリーも入り同点に。
さらにミドルトンがバスケットカウントからのワンスローまでをしっかり決めて、この試合でのファーストオプションとしての働きを全うします。
しかしクラウダーが躊躇なく打つスリーも良く決まり、58-58の同点で残り9分。
この後立て続けに決めたのはバックス、ヒートはアデバヨのアリウープで反撃。
オフェンシブな展開になってきた第3Qの中盤、残り7分で65-62、バックス3点リード。
ドラギッチのレイアップ、バトラーの速攻でリードを奪い返すヒート。
さらにバトラーがフリースローで加点し3点リード、バックスはここ数ポゼッション得点に結びつけられず。
残り4分半の場面ではオリニクのエンドワンもあり点差を広げようとするヒート。
しかしバックスも離されず、ミドルトンのスリーで同点。
ミドルトンがここまで21点、このクオーターだけで15点を挙げチームを牽引。
ドラギッチのフリースロー2本、そしてダンカン・ロビンソンのスリーで5点のリードを取るヒート、終盤は互いにフリースローでの加点をし最後はミドルトンのスリーで2点差にして第3Q終了。
ヤニスが不在というアクシデントを、第3Qまでに28点を取ったミドルトンの活躍でなんとか食い下がっているバックス。
88-86で始まる第4Q、まずはロビンソンのスリーで5点差にらするところからスタート。
ロペスもベンチに下げている間、マービン・ウィリアムズが一番大きいというスモールラインナップで臨んでいるバックスに対して、アデバヨが得点を重ねていくヒート。
残り9分半でロペスを戻し、4点差を追いかけるバックス。
ドラギッチが連続で得点を重ね8点までリードを広げるヒート。
しかし粘り強く付いていくバックス、ヒルのダンク、ロペスのコーナースリーで3点差に。
さらにミスマッチになっているところをすかさずロブパス出して、ロペスが得点し1点差。
ヒートたまらずタイムアウト、残り6分半で100-99。
ここから見応えあるディフェンス合戦が続き、どちらが先にスコアを伸ばせるか。
残り5分を切るところまで均衡は崩れませんでしたが、ブレッドソーのミドルでバックスが逆転。
さらにそこにロペスのスリーも重なってバックスが4点リード。
巻き返してきたバックスに対してスコアが止まるヒート。
ヒートはタイムアウト明けにバトラーがミドル^_^決めて2点差。
次のポゼッションではバトラーが引き付けてアデバヨが得点し同点に追いつく。
残り2分、104-104の同点。
この状況からまずはロペスのフックで2点を加点。
残り1分にヒーローがスリーを決めてヒートが逆転、1点リード。
バックスはミドルトンがトップからペネトレイトしますが、シュートはリングに収まらずヒートボール。
ヒートはバトラーがシュートを打ちますが、ファウルを取られずバックスボール。
タイムアウトを取ってオフェンスをデザインさるバックス、残り時間半で21秒。
当然、バックスはミドルトンに攻めさせようとしますが、ヒートのダブルチームに合い、もう一度タイムアウト。
残り時間は8.9秒。
タイムアウト明けてバックスひミドルトンがドライブからキックアウト。
ディビンチェンゾがアタックしファウルドローン成功。
この大事なフリースロー、1本目を失敗し、2本目成功で同点に。
時間の残りはわずか1.9秒。
ヒートは最後ドラギッチのコーナースリーを打ちますが決まらずにオーバータイムに入ります。
107-107、このシリーズ初の延長は、バトラーのダンクからスタート。
返しのオフェンス、ミドルトンがターンオーバーしヒートボール。
なんとか返しのオフェンスをジャンプボールに持ち込んで耐えるバックス、最後はヒルのスティールでマイボールに。
そのポゼッションでミドルトンがジャンパーをメイク、再び同点。
バトラーのスリーが落ちて残り時間は3分。
バックスはミドルトンのステップバックジャンパーが決まらず。
ヒートはここでアデバヨがターンオーバー。
残り2分でミドルトンのプルアップジャンパーが決まりバックスがリードを奪う。
ヒートはドラギッチのスリーが決まらず。
ここの数ポゼッションは全てミドルトンスタートで始まるバックス、ヒートをそれを読んで厳しいチェックに行きシュートは決まらず。
残り1分20秒で2点を追いかけるヒートのポゼッション、クラウダーのスリーに繋げますがこれも決まらず。
1分を切ってバックスがタイムアウト、111-109でリードしている中、残りの試合時間のプランを共有します。
バックスはオフェンスで攻めあぐんでしまいますが、最後ロペスのシュートに対してアデバヨのファウルコール。
残り43秒、大事なフリースロー2本をロペスが2本しっかり決めて4点差。
ヒートはドラギッチがスリーをトップから放ちますが決まらず。
ルーズボールはクラウダーが確保してファウルで1度止まります。
仕切り直しのヒートのオフェンス、ここでヒーローが手渡しパスからのスリーを決めて1点差。
残り30秒、113-112、1点をリードするバックスボール。
ショットクロックギリギリで放ったミドルトンのプルアップスリーはリングに吸い込まれ3点を加点。4点差となり、残り6.3秒。
タイムアウトからヒートのサイドからのインバウンズ。
デザインされたオフェンスはすぐにヒーローがスリーを打ち、これが決まる。
時間は残り3秒、1点をリードするバックスボール。
お互いにタイムアウトは残っていない状態でバックスはミドルトンにボールを入れヒートはすぐにファウルゲームに。
大事なフリースローをキッチリ2本沈めたミドルトン。
ヒートはエンドラインから残り2.2秒、ロングスローで入れたボールはバックスにスティールされて試合終了。
延長までもつれたこのGAME4は118-115、バックスが辛勝し望みをGAME5に持ち越しました。
首の皮1枚でつながったバックス、ヤニス不在の中、ミドルトンがOT含めて48分の出場で36点8リバウンド8アシスト。
ロペスとブレッドソーもそれぞれ14点で援護し、チームバスケットでの勝利をつかみました。
一方敗れたヒート、アデバヨが26点12リバウンド8アシストと縦横無尽。
徐々にこのシリーズでも頭角を現してきましたが、勝利にはつながらず。
その他5人の2桁得点者がいましたが、エースを欠き、勝つために一つギアを上げてきたバックスのエナジーにこの試合は及ばず。
バックスがNo.1シードのプライドをかけてもう一勝してくるか、それともヒートが次のラウンド進出を決めるか、GAME5注目です。
GAME4 スタッツ
GAME5(9/9)
GAME5:ハイライト
GAME5レポート
ヤニスが欠場となってしまったGAME5。
スターターにはディビンチェンゾが入っています。
今日の試合でカンファレンスファイナル進出を決めたいヒート、バトラーのペネトレイトからのキックアウトで、クラウダーがファーストスリーを決める。
バックスはマシューズのフリースロー、ミドルトンのジャンパーで連続得点。
ディフェンスからのトランジションで得点を重ねるバックス。
序盤は11-7でバックスがリード。
ディビンチェンゾがコーナースリーを2/2で決め集中力の高さを見せる中、ヒートはターンオーバーが多くなっている展開。
残り6分で両チーム選手交代。
ヒートが第1Qの半分経過したところですでに6つのターンオーバーを犯し、今まで以上に出だしでつつまづく。
バックスは逆にハイエナジーなプレイでオフェンスのボールがよく周り、ノーマークを作り出しています。
残り4分、ミドルトンのスリーが決まって21-11。
流れが中々向上してこないヒートはバトラーがスティールからのダンクでまずは2点をお返し。
残り1分にはコーバーのハンドオフからのスリーが決まり、13点差。
最後はドラギッチがプルアップのジャンパーを決めますが28-17とバックスが9点をリードして第2Qに入ります。
ドラギッチ、ヒーローが連続でスリーを決めて、さらにナンがミドルジャンパーを沈め勢いを生み出す。
さらにオリニクのスリー、ファストブレイクからオリニクのレイアップで32-32と同点に追いつくヒート。
12-2のランを見せて追い上げてきたヒートに対し、バックスはペイントのロペスをターゲットにボールを集める。
しかし、ヒートの勢いが止まらず、ベンチから戻ってきたバトラーのキャッチ&スリーで2点差。
さらにヒーローのスリー、ナンのレイアップとルーキーコンビが躍動します。
残り4分半で8点をリードするヒート。
バックスもマシューズのフリースロー、ウィリアムズのスリーで応戦。
しかしフリースローの2本ミスや、レイアップのミスなどパッとしないバックス。
そこから前半の終わり際に再度奮起、マシューズのポストからのの得点やヒートにオフェンスリバウンドからのスリーの波状攻撃を凌いで、最後はロペスのダンクで加点。
最終、52-46でヒートが6点をリードして後半に入ります。
後半の開始は、ディビンチェンゾのフリースロー、そしてスリーと連続で決めて追い上げるところからスタート。
さらにミドルトンのレイアップのこぼれ球をプットバックで叩き込み、この試合のスターター起用の期待に答えます。
ヒートの方は後半の出だしはスローペースになっているため、ここで捉えたいバックス。
集中力の高いディフェンスでヒートに思い通りにさせません。
しかしバックスも一時停滞、互いにシュートを決められないまま残り7分半。
均衡を破ったのがヒーローのフローター。
バックスはミドルトンにシュートを頻繁打たせますがネットを揺らせず。
その間にドラギッチのスリー、オリニクのシュートと点差を広げるヒート。
ヒートが4分間得点ができなかったのちに、今度はバックスが4分間得点ができないという展開。
バックスは後半の頭に活躍を見せたディビンチェンゾが4つ目のファウルでベンチ。
そしてクラウダーにスリー決められて12点差と苦しい展開。
このタイミングで6分ぶりにバックスはカナートンがスリーを決めて加点。
さらにウィリアムズのポストからの得点で連続スコア。
そしてミドルトンの速攻からのレイアップでバスケットカウント。
一気に点差を詰めたいところですが、ボーナススローを落としてしまう。
フリースローの確率が少し低いバックス、残り2分で5点差ではありますがしっかり決めていかないといけない場面。
第3Qの終わり際にヒートはヒーローがトランジションのスリーをヒット、これが最後のスコアとなり73-65、ヒートが8点をリードして最終クオーターに入ります。
第4Q、バックスのスティールからロペスのダンクで始まったこのクオーター。
バックスは引き続き、ロペスのペイントエリアを強調、ヒートはオリニクがファウルを使いながら必死に守る。
バックスもドラギッチのドライブをチーム全員で守り、第3Q同様、ディフェンシブな展開で進んでいます。
残り8分で77-71、ヒートのリードは6点。
バックスは第2Qが18点、第3Qが19点とオフェンスで苦戦している傾向があるため、ディフェンスで相手を抑え込まないと苦しくなる展開ですが、ヒーローのアシストでイグダーラにイージーダンクを決められ8点差。
タイムアウトを取り、気を引き締め直すバックス、開けて1本目のオフェンスはブレッドソーのコーナースリー。
5点差、しかしヒーローがアデバヨのアリウープを演出。
さらにヒーローがペネトレイトからバスケットカウント獲得。
ボーナスも決めて10点差。
ここ3ポゼッション全てヒーローが絡んで得点に結び付けています。
残り半分、87-76で11点差。
ディフェンスでは狙われやすいヒーローですが、オフェンスで充分に取り返しています。
バックス再びタイムアウトから立て直し、ヒーローからスティールをするとミドルトンがロブパス、ロペスがコンタクトされながらも右手1本でダンクを叩き込む。
さらにミドルトンのステップバックジャンパーで加点し5点差で残り5分。
ドラギッチが落ち着いて2点を決めますが、すぐさまミドルトンがスリーをヒット。
残り3分4点差、バトラーのフリースロー、ロペスのダンクで2分で4点差。
バトラーが再びファウルを受けてフリースロー、2本成功し、6点差で残り1分半。
バックスもロペスがフリースロー獲得しますが、成功は1本。
ヒートはバトラーがペネトレイトからキックアウト、ドラギッチがミドルを決めて7点差に。
バックスはミドルトンにスリーを打たせますが、タフショットとなり、沈められず。
バックスはファウルゲームに入りますが、追いつききれず、最終、103-94。
ヒートが4勝1敗で1位シードのバックスを破り、カンファレンスファイナルに進出です。
アップセットを披露したヒート、GAME5では6人が2桁得点と変わらずバランスの良いオフェンス。
リバウンドはバトラーが10本、アシストはバトラーそしてヒーローが6本と結果を出しました。
ヤニス不在の中、検討したバックスは、ミドルトンが23点7リバウンド6アシスト、ロペスが15点14リバウンド、ディビンチェンゾがプレイオフキャリアハイの17点で一矢報いようとしましたがあと一歩及ばず。
第1Q以降のオフェンスでの失速が最後追い付ききれなかった部分につながったと思うと、やはりヤニス抜きでの試合はあともう一人位、得点を決められる選手がいればなと思いました。
GAME5 スタッツ
シリーズを振り返って
終わってみれば4-1の結果ということで、ヒートの強さが良く分かったシリーズとなりました。
特に、バトラーがクロージングをしっかりし、それまでのクオーターはドラギッチが要所をしめながらシューター陣が躊躇なくスリーを打ち、その展開の橋渡しになるのがアデバヨ。
バランスの良い構築をしているエリック・スポルストラHCの手腕も見事と言わざるを得ません。
一方、敗れたバックスはヤニスが思い通りに試合に入れなかったところが痛かったところ。
ヒートのディフェンスに苦しめられ、フラストレーションが溜まっているように見えるシーンがかなり多かったです。
むしろヤニス対策をしっかりと敷いているヒートに取っては、ヤニスがいない時間帯の方がミドルトンやロペスを止めるのに苦労していたようにも見えるくらいです。
このプレイオフでのミドルトン、ロペスのパフォーマンスを見ると、来シーズン補強が必要と思われがちなバックスですが戦術次第ではまだまだ伸び代があるように感じました。
ブレッドソーの突破力は魅力ですが、そういったオフェンスのバランスを指揮できるプレイヤーの加入なんかがあると面白いかなと思います。
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