ピックアップホークス#1ホークスの選手を徹底リサーチ




この記事では今季のホークスのロスター選手達のスタッツを徹底リサーチしていきます。

*スタッツは全て、2019-2020のシーズンの成績で、1試合平均を出しています)

参考サイト

NBA.com

basketball-reference.com

トレイ・ヤング(185cm/82kg/22歳/3年目)

・平均出場時間:35.3分

・平均得点:29.6点(FG:9.1/20.8 43.7% 3P:3.4/9.5 36.1% FT:8/9.3 86%

・平均アシスト:9.3本(TOV:4.8本 AST/TO:1.94)

・平均リバウンド:4.3本(ORB:0.5本 DEB:3.7本)

・平均スティール:1.1本

・平均ブロック:0.1本

ルーキーシーズンから得点を10点伸ばし、1試合平均29.6はNBA全体で4位にランクイン。

オールスターにも選出され、リーグの顔となりつつあるヤングの課題はシュートの確率。

打っている本数、外している本数が非常に多く、ヤングへのマークがさらに強くなることが予想される今シーズンは、周りにシューターが揃うことでプレッシャーから解放されてシュートの精度やアシストが上がってくるかが注目。

すでにリーグ2位の1試合平均9.3アシストを記録してはいますが、チームとしてターンオーバーが多いのも現状。

本人のスコアリングとアシストの比率を意識し過ぎて、本来のヤングのプレイにブレーキがかかってしまうことにならないようにして欲しいところ。

ジョン・コリンズ(206cm/107kg/23歳/4年目)

・平均出場時間:33.2分

・平均得点:21.6点(FG:8.6/14.8 58.3% 3P:1.4/3.6 40.1% FT:2.9/3.7 80%

・平均アシスト:1.5本(TOV1.8本 AST/TO:0.8)

・平均リバウンド:10.1本(ORB:2.8本 DEB:7.3本)

・平均スティール:0.8本

・平均ブロック:1.6本

年々シュートパーセンテージを上げ昨季は3P40%に到達、リバウンドも2桁を記録するようになり、現代的なビッグマンとしての活躍を見せているコリンズ。

反ドーピング規約に違反してしまい出場停止が多かったのが悔やまれるところですが、怪我から復帰してくるカペラとともにフロントコートを支えられるか注目です。

クリント・カペラ(208cm/109kg/26歳/7年目)

https://twitter.com/fedemaxiperu/status/1334593496423002125

*ロケッツにて39試合出場し、ホークス移籍からは出場なし

・平均出場時間:32.8分

・平均得点:13.9点(FG:6.3/9.9 62.9% 3P:0/0 0% FT:1.4/2.7 52.9%

・平均アシスト:1.2本(TOV1.6本 AST/TO:0.76)

・平均リバウンド:13.8本(ORB:4.3本 DEB:9.5本)

・平均スティール:0.8本

・平均ブロック:1.8本

アリウープフィニッシャーとして活躍していたロケッツを離れ、怪我もあり移籍後出場できていなかったカペラがホークスにどのようにフィットするか。

ヤングとの相性はピック&ロールのダイバーとしては良さそうで、外のシュートがないものの他のビッグマン達は外にも広がれるため、局面によっては重宝される選手になるか、それとも限定的な活躍になるか、イーストのビッグマン達とどのようにしのぎを削るか楽しみです。

ボグダン・ボグダノビッチ(198cm/100kg/28歳/4年目)

*キングスにて61試合出場

・平均出場時間:28.9分

・平均得点:15.1点(FG:5.5/12.6 44% 3P:2.7/7.2 37.2% FT:1.4/1.9 74.1%

・平均アシスト:3.4本(TOV1.7本 AST/TO:2.03)

・平均リバウンド:3.4本(ORB:0.4本 DEB:3本)

・平均スティール:1本

・平均ブロック:0.2本

今オフを沸かせた一人、ボグダノビッチの加入はガリナーリとともにホークスに足りなかった部分をもたらしてくれそうです。

昨シーズン前半はシックスマンとして、後半はスターターとして出場しバブルでも得点をシーズン平均以上挙げて活躍していました。

若手のハーターとプレイタイムをどのように分けるのかも気になりますが、割とハンドルもできて身体も強く得点能力の高いこの選手の加入はホークスをステップアップさせることができる気がします。

ダニーロ・ガリナーリ(208cm/106kg/32歳/12年目)

*サンダーにて62試合出場

・平均出場時間:29.6分

・平均得点:18.7点(FG:5.8/13.2 43.8% 3P:2.9/7.1 40.5% FT:4.3/4.8 89.3%

・平均アシスト:1.9本(TOV1.2本 AST/TO:1.57)

・平均リバウンド:5.2本(ORB:0.5本 DEB:4.6本)

・平均スティール:0.7本

・平均ブロック:0.1本

キャリア12年目を迎えるベテランビッグマン、多くのチームを渡り歩いた経験がこのホークスで活きてくるか。

スモールラインナップの4/5番としての起用、もしくは3番のウイング辺りでの起用など考えられることは多くありますが、ベンチからの出場を受け入れているというような発言をすでにしています。

若いチームでどのような存在感を見せてくれるか、期待したいと思います。

ディアンドレ・ハンター(201cm/102kg/23歳/2年目)

・平均出場時間:32分

・平均得点:12.3点(FG:4.4/10.8 41% 3P:1.7/4.8 35.5% FT:1.7/2.3 76.4%

・平均アシスト:1.8本(TOV1.6本 AST/TO:1.09)

・平均リバウンド:4.5本(ORB:0.7本 DEB:3.8本)

・平均スティール:0.7本

・平均ブロック:0.3本

昨年のドラフト4位指名のルーキー、初年度ながら平均32分出場できたのは良い経験になったはず。

2年目はウイングの層も厚くなっているため、プレイタイムを確保するためにもスリーポイントの確率や何かインパクトの残る活躍を見たいなと感じています。

キャム・レディッシュ(203cm/99kg/21歳/2年目)

・平均出場時間:26.7分

・平均得点:10.5点(FG:3.7/9.6 38.4% 3P:1.4/4.3 33.2% FT:1.7/2.2 80.2%

・平均アシスト:1.5本(TOV1.7本 AST/TO:0.91)

・平均リバウンド:3.7本(ORB:0.6本 DEB:3.1本)

・平均スティール:1.1本

・平均ブロック:0.5本

ハンターと同様、ドラフト10位で指名されたルーキーシーズンは、26分の出場。

レディッシュはディフェンスからの速攻でのダンクなどハイライトの派手さでは上回っていたものの、シュート確率は若干ハンターを下回る結果に。

3&Dプレイヤーとして大成できるか、それともロールプレイヤーに甘んじるか、大事な2シーズン目になりそうです。

ケビン・ハーター(201cm/86kg/22歳/3年目)

・平均出場時間:31.4分

・平均得点:12.2点(FG:4.5/10.9 41.3% 3P:2.3/6 38% FT:0.9/1.1 82.8%

・平均アシスト:3.8本(TOV1.6本 AST/TO:2.45)

・平均リバウンド:4.1本(ORB:0.6本 DEB:3.4本)

・平均スティール:1.6本

・平均ブロック:0.9本

3年目のハーターは今季、ボグダノビッチという実力者の加入によってポジションを奪われてしまうのか、それとも切磋琢磨によるジャンプアップを果たすか。

昨季はSGポジションでの出場はチーム1位、プレイタイムを争っていたほとんどの選手はチームを去ったため、チャンスをつかめるかどうか。

ラジョン・ロンド(185cm/82kg/34歳/15年目)

https://twitter.com/ATLHawks/status/1332834013841661969

*レイカーズにて48試合出場

・平均出場時間:20.5分

・平均得点:7.1点(FG:2.9/6.8 41.8% 3P:0.9/2.6 32.8% FT:0.6/0.9 65.9%

・平均アシスト:5本(TOV1.9本 AST/TO:2.64)

・平均リバウンド:3本(ORB:0.5本 DEB:2.5本)

・平均スティール:0.8本

・平均ブロック:0本

ロンドの加入がヤングに与える影響は計り知れないものがあるかと思います。

セルティックス、レイカーズで優勝した経験を若いチームに注ぎ込み、プレイオフへ導くことができるか。

プレイ面でももちろんのこと、バスケットIQの高さ、ハングリーさみたいなものが伝染していったら良いなと思っています。

クリス・ダン(191cm/93kg/26歳/5年目)

*ブルズにて51試合出場

・平均出場時間:24.9分

・平均得点:7.3点(FG:3/6.7 44.4% 3P:0.6/2.2 25.9% FT:0.8/1.1 74.1%

・平均アシスト:3.4本(TOV1.3本 AST/TO:2.54)

・平均リバウンド:3.6本(ORB:0.5本 DEB:3.2本)

・平均スティール:2本

・平均ブロック:0.3本

短い出場時間ながら、1試合平均リーグ2位の2本のスティールを奪うダン。

ディフェンスの評価が高く、理解がまだできていませんが、DBPM(ディフェンシブボックスプラスマイナス)というアドバンスドスタッツがリーグで2位でした。

ディフェンシブストッパーの役目を果たすことができれば、ホークスにとって欠かせない存在になれる可能性を秘めています。

ブランドン・グッドウィン(183cm/82kg/25歳/3年目)

・平均出場時間:12.7分

・平均得点:6.1点(FG:2.2/5.6 40% 3P:0.8/2.6 29.9% FT:0.8/0.9 93.3%

・平均アシスト:1.5本(TOV0.9本 AST/TO:1.76)

・平均リバウンド:2.1本(ORB:0.3本 DEB:1.8本)

・平均スティール:0.4本

・平均ブロック:0.1本

10日間契約からリーグ入りし、2way契約を経て本契約を勝ち取ったグッドウィン。

1年目から2年目にほぼ全てのスタッツを倍増させることができているため、3シーズン目はこの注目されているホークスでメインローテーション入りなるか。

ブルーノ・フェルナンド(206cm/109kg/22歳/2年目)

・平均出場時間:12.7分

・平均得点:4.3点(FG:1.8/3.6 51.8% 3P:0.1/0.7 13.5% FT:0.5/0.9 56.9%

・平均アシスト:0.9本(TOV0.8本 AST/TO:1.17)

・平均リバウンド:3.5本(ORB:1.2本 DEB:2.3本)

・平均スティール:0.3本

・平均ブロック:0.3本

アンゴラ出身のルーキーが2年目にどのような活躍を見せるか。

ガベージタイムが含まれているとは思いますが、割と短い出場時間で2桁得点を残したりしているため、まずはローテーションに入れるかがポイントになりそう。

ソロモン・ヒル(198cm/103kg/29歳/8年目)

*グリズリーズ/ヒートにて59試合出場

・平均出場時間:18.4分

・平均得点:5.5点(FG:1.9/4.7 39.6% 3P:1.1/2.9 36.8% FT:0.7/0.9 74.1%

・平均アシスト:1.8本(TOV0.9本 AST/TO:2.04)

・平均リバウンド:2.8本(ORB:0.5本 DEB:2.3本)

・平均スティール:0.7本

・平均ブロック:0.2本

昨季はグリズリーズ→ヒートと渡り歩き、ファイナルでもプレイ経験のあるベテランに分類される選手。

ホークスがプレイオフに出場できた際には、ベンチから頼り甲斐のある存在になる可能性あり。

トニー・スネル(198cm/97kg/29歳/8年目)

*ピストンズにて59試合出場

・平均出場時間:27.8分

・平均得点:8点(FG:2.9/6.5 44.5% 3P:1.7/4.3 40.2% FT:0.5/0.5 100%

・平均アシスト:2.2本(TOV0.5本 AST/TO:4.1)

・平均リバウンド:1.9本(ORB:0.2本 DEB:1.7本)

・平均スティール:0.5本

・平均ブロック:0.3本

 編集してて気づいたのが、身長、年齢、キャリアがソロモン・ヒルと一緒。

ブルズ、バックス在籍時にローテーション入りし、プレイオフでのプレイ経験のあるベテラン枠としては、ヒルと同様、重宝される選手になるかもしれません。

オニエカ・オコング(206cm/107kg/19歳/1年目)

*ルーキーのため、大学時代のスタッツを参照

・平均出場時間:30.6分

・平均得点:16.2点(FG:6.3/10.1 61.6% 3P:0/0.1 25% FT:3.7/5.1 72%

・平均アシスト:1.1本(TOV2本)

・平均リバウンド:8.6本(ORB:3.3本 DEB:5.4本)

・平均スティール:1.1本

・平均ブロック:2.7本

ホークスが望んでいたリムプロテクター候補のルーキーを獲得。

少し身長が低めのセンターのため、NBAで自分の役割を果たしホークス浮上のキーマンになれるか。

スカイラー・メイズ(193cm/93kg/23歳/1年目)

*ルーキーのため、大学時代のスタッツを参照

・平均出場時間:34.4分

・平均得点:16.7点(FG:3.8/7 54.8% 3P:1.6/4.1 39.4% FT:4.2/4.9 85.4%

・平均アシスト:3.2本(TOV1.7本)

・平均リバウンド:5本(ORB:0.5本 DEB:4.5本)

・平均スティール:1.8本

・平均ブロック:0.2本

2巡目50位指名ながら、スタッツ上はオコングに引けを取らない得点を残している。

大学で4年プレイしているため年齢は高め、今季は2way契約からのスタート。

ネイサン・ナイト(208cm/115kg/23歳/1年目)

*ルーキーのため、大学時代のスタッツを参照

・平均出場時間:29.6分

・平均得点:20.7点(FG:6.2/10.6 58.6% 3P:0.9/3 30.5% FT:5.6/7.3 77.3%

・平均アシスト:1.8本(TOV2.6本)

・平均リバウンド:10.5本(ORB:2.7本 DEB:7.8本)

・平均スティール:0.8本

・平均ブロック:1.5本

こちらも4年間大学でプレイし、最終学年には平均ダブルダブル、3PT%も徐々に向上させている。

しかしウィリアム&メリー大学はディビジョンⅠ所属ながらNCAAトーナメントには出場したことのないチーム。

高いカテゴリーで通用するかどうか、2way契約からのスタートで力試し。

最後に

一人一人経歴やキャリアを確認すると、ヒルやスネルの補強というのも、プレイオフ出場を睨んだ場合には、良い選手をチョイスしたなと改めて気づかされました。

7フッターがいないというのも、一つホークスの特徴になるかもしれません。

アンダーサイズのままチームを構成していくのか、そして数年先を見据えた場合には、ポジションが被り気味、役割被り気味な選手たちの誰を残すのか、トレードアセットにしていくのかも大事になりそうです。

注目度の高いチームだからこそ、競争も激しくなることが予想されるので、そこもしっかりと追いかけて行こうと思います。

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