FIBAワールドカップ2019 2次ラウンドグループJ 第1節:スペイン×イタリア

この記事をあげているタイミングで、アメリカVSセルビアの5〜8位順位決定戦が行われています。

が、繰り返しになりますが、DAZNの配信期限が迫っているカードから見ていかないとということで、2次ラウンドの試合をレポートしています。

どうも、ゆっくり追い込まれている男、ctrainerです。

本日は、

FIBAワールドカップ2019 2次ラウンドグループJ 第1節:スペイン×イタリア

の試合のレポートを書いていきたいと思います。

試合前情報

1次ラウンドの結果、

スペインは1次ラウンドを無敗で切り抜けてきました。

対するイタリアは、2勝1敗での2時ラウンド進出、1時ラウンドではセルビアに負けてしまいました。

両チームの注目選手は、

スペインは、トロント・ラプターズに所属し、昨年度のNBAチャンピオンにも輝いたマルク・ガソル。

そして、来シーズンはフェニックス・サンズに所属となってスペインの至宝、リッキー・ルビオ。

また、NBA選手は他にも数名、そして元NBAで北京、ロンドンオリンピックでも活躍をしていたルディ・フェルナンデスなど注目選手が多い国です。

イタリアは昨シーズンまでロサンゼルス・クリッパーズに所属、今シーズンからオクラホマシティ・サンダーに移籍したダニーロ・ガリナリ、昨シーズンフィラデルフィア・76ersに所属していたマルコ・ベリネリなどが注目選手になります。

スターターは、

イタリア

マルコ・ベリネリ

ポール・ヴィラガ

ダニーロ・ガリナリ

ダニエル・ハケット

ルイージ・ダトメ

対するスペインは

ルディフェルナンデス

リッキー・ルビオ

ビクター・クラベール

マルク・ガソル

フアンチョ・へルナンゴメス

試合開始!!

スペインは最初のオフェンスをターンオーバー。

対するイタリアはベリネリがレイアップを決めて初得点。

スペインの初得点はルビオのドリームシェイクからのレイアップがゴールテンディングに。

イタリアはエース、ガリナリが1本目のスリーを決めて良い入り。

スペインは数本連続でターンオーバーが出ています。

スペイン2本目のFGはルビオのスリーが6分弱で決まったもの。

オフェンスで若干苦労している印象です。

対するイタリアはスムーズな入りができていて、無理なくリードを広げることに成功しています。

残り5踏んで13-5、イタリアが8点リードです。

スペインは残り4分時点でターンオーバーが6つと異常なペース。

オフェンスの不調、イタリアディフェンスのプレッシャーなどあるかもしれませんが、この展開は苦しいため、どこかで挽回したいところ。

スペインはリズムが作れていない中でタイムアウト、残り3分半で15-5の10点リードをイタリアに許しています。

タイムアウト明け亮インはオールコートプレス。

イタリアのオフェンスを止め、トランジションからへルナンゴメスのダンク。

流れを変えるきっかけになるかどうか。

リュルのスリーも決まり、一気に5点差まで詰めます。

続けてヘルナンゴメスのプットバックダンクが決まりこの時間8-0のランを見せ2点差に。

たまらずイタリア、タイムアウトを取ります。

残り1分半です。

イタリアは数分スコアが止まっている中で、比較的ガリナリよりも、ベリネリがボールを長く持っているなという印象。

久しぶりの得点をしますが、その後のスペインオフェンスではリュルのアシストで弟のウィリーエルナンゴメスにアリウープダンクが生まれます。

最後はリュルがベリネリからスティールでレイアップが決まり同点で第1クオーター終了

ルビオがターンオーバーを重ねた中、リュルがうまくチームを繋げてくれたなという印象です。

第2クオーター開始!!

イタリアが先行して始まった第2クオーター。

スペインもスコア仕返しますが、イタリアが若干先行。

残り7分でイタリアはガリナリ、スペインはルビオを戻します。

リュルと代わって入ったルビオですが、早速ターンオーバー。

スペインはリバウンド争いの際にベンチが抗議したことでテクニカルファウルをコールされます。

ここまであまり思い通りに試合を展開させられないスペイン。

ここでフェルナンデスがスリーを決め、スペインを逆転に導きます。

このタイミングでイタリアにターンオーバーが出て、残り6分、ガソルがコートに戻ります。

ここでリードを広げたのは、スペイン、ベテランのリバス。

スリーを決めて4点差。

イタリアはこの数分スコアができず、両者ロースコアな展開でゲームが進みます。

イタリア、久々の得点は#5ジェンティーレのレイアップ。

タイムアウト後、スペインはクオーターの締めをリュルとルビオの二人に任せます。

残り2分、28-27でスペインリード。

ガリナリがチームファウルボーナスで2本フリースローを決めて逆転。

その後クラベールのダンクで逆転、ガリナリのジャンパーで逆転とリードチェンジを繰り返し、最後は31-30のイタリア1点リードで前半終了です。

第3クオーター開始!!

両チームとも1本ずつジャンパーを決めて、オフェンスのエントリーは悪くなさそうな空気。

スペインのフェルナンでのスリーで逆転し、リードを奪います。

後半はヘルナンゴメスが連続得点を見せ、4点リード。

スペインは前半のベンチテクニカルに続き、HCがテクニカルファウルをコールされます。

両チームとも得点が多く決まらず、我慢の多いフラストレーションのたまる試合展開なので気持ちは分かりますが、ここは抑えなければいけません。

スペインの方が全体的にレフェリーのコールに苛立っているように見えます。

イタリアはここでタイムアウト、リードを4点奪われた残り6分です。

残り4分、5点差のところでやっとルビオが得点、バスケットカウントも取って8点リードまで広げます。

イタリアもなかなかスコアできていないガリナリがバスケットカウントでお返し。

続けてイタリアのファストブレイクが出て2点差まで詰めたところでスペインタイムアウト。

46-44、スペインリードは2点、残り2分です。

スペインはタイムアウト明け、頼れるベテラン、リバスが得点、そしてリュルがレイアップを決め点差を6点に広げます。

対するイタリア、ハケットの3Pで3点差にします。

イタリアは第3クオーター終了間際にフリースローを獲得。

これを1本沈めて50-48で第3クオーター終了。

第4クオーター開始!!

両チームスコアが生まれないまま1分経過。

最初のスコアは2分経とうとしたところでベリネリがタフなレイアップを沈めて同点にします。

イタリア、ジェンティーレのフリースローが1本決まり逆転。

スペインはヘルナンゴメスがフリースローを2本沈めて再逆転。

試合時間は残り6分半です。

ベリネリのアシストでヴィラガの得点、再逆転します。

スペインは再びヘルナンゴメスがフリースロー。

しかしここは2本落としてしまいます。

残り5分を切って53-52でイタリア1点リード。

イタリアはここでエースガリナリのスリーが決まって4点リードに広げる。

スペインはここでタイムアウト。

タイムアウト明け、ルビオのアタックは、この試合チームハイの得点をあげているダトメが会心のクリアブロック。

しかしその後はリュルがベリネリからフリースロー獲得、2本決めて2点差に詰め寄ります。

そしてガソルのローポストから良いパスが出てクラベールのダンクが決まり同点に追いつきます。

残り3分、速攻で走ってたルビオにパスが回り、イージーレイアップ。

スペイン逆転に成功、イタリアたまらずタイムアウトです。

残り時間は2:48、58-56でスペインリードです。

タイムアウト明け、イタリア、ダトメのアタックは痛恨のターンオーバー。

ガリなりのショットクロックギリギリのショットは落ち、ダトメがルビオにファウルをしてしまいます。

すでにチームファウルがたまっているため、ボーナスのフリースロー。

ルビオ、ここは2本しっかり決め、残り1分半。

返しのオフェンスはヘルドボールに持ち込まれ、スペインボール。

残り1分を切る手前、ここでこの試合初めてくらいのガソルのポストアップからジャンパーで得点。

6点差に広げます。

残り30秒切って、イタリアはファウルをもらいフリースロー。

2本を決めてここからファウルゲームに入ります。

ファウルを受けたルビオ、しっかりフリースローを決めて6点差に広げる。

イタリアはインバウンズから早いタイミングでスリーを放ちますがこれがリングに嫌われる。

このままファウルゲームをしっかり対応したスペインが、ロースコアな我慢の展開のいるギリギリの戦いを67-60で切り抜けます。

試合を振り返って

両チーム、ロールプレイヤーがスコアリーダーとなり、NBAのスターたちはパッとしない内容でした。

正直、ルビオやガソル、ガリナリやベリネリがもっと活躍するかなーと思いましたが、ヨーロッパの強豪同士らしいしまった内容でした。

しかし、個人の活躍をフィーチャーするだけでなく、チームとして機能したシステムで戦うチームの強さをこのワールドカップで改めて感じています。

果たして優勝はどこになるのか。

今日はこの辺で。ではまた。

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